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【人】 規律 ユス 裁判所へ向かう。 これもまた見慣れない景色だなと思いながら。いくつか見たものの時のように、感情はさして動かなかったが。 歩きながら、何故海が見たかったのか思い返していた。 6歳の時だっただろうか。体調を崩していて結局海が見れなかった後、さらに下の妹や弟が海に遊びにいったという。 大はしゃぎで語っていた。キラキラしていて、楽しかったそうだ。家とは大違いの場所であったと。 だから、引っかかっていたのかもしれない。 だから、見たかったのかもしれない。 あの時はまだ羨ましさがあったのだろう。 こうして今紛い物を見ても、何も思わなかったのだが。 (0) 2022/02/23(Wed) 21:10:45 |
【神】 規律 ユス 出廷する。 「これか」 紙切れを手にした。重みはなかった。 ただ、それだけ。 手帳を確認して、閉じて。 所定の位置についた。何の感慨もなく。 (G1) 2022/02/23(Wed) 21:13:22 |
【神】 規律 ユス「……」 清掃員を観察するように見つめた。 「……俺も、命を返そうと思って最初はカミクズさんのようにすぐ立候補するつもりでしたが」 「……時間が欲しくなりました。 ただ、エノさんの言う死んでほしいと思う人は分かりません」 (G14) 2022/02/23(Wed) 21:38:19 |
【秘】 あの日の ツルギ → 規律 ユス「すー…ごい恥ずかしいこと言えるんだなぁ………」 言葉だけ聞けば、まるで愛の告白みたいで。 その実、愛なんてちっともないんだ。 その視線に愛が込められているなら、すぐわかる。その目付きだけは、よく知ってるから。 「でも、さ。悪いことじゃん。世間的には、さ。」 学校で習う政経、道徳、全てで否定されているからそうなのだ。 何度も深呼吸をして、ようやく口元から手を離す。まだ完全に元通りとはいかないけど、もうこれぐらいでいいや。 ほんの少し上がった口角で、悪巧み。 「……だから、お前さえ、良ければなんだけど。」 「俺たちが二人揃って、生きて帰れるか。 ───賭けてみないか? 」そんなはずはないと頭では理解しているのに、確率なのだから裏切られることもあるとわかっているのに、 勝てる%qけだと心が判断する。 頭がバカになっちゃったんだな、きっと。 (-27) 2022/02/23(Wed) 23:05:44 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス (-30) 2022/02/23(Wed) 23:17:45 |
【神】 規律 ユス「今回はカミクズさんが自ら立候補してくださったから、投票に関してはもう話が収束したかのように見えているが」 清掃員に声をかけようとして、結局まとまらず静観に徹して各々の様子を見ていたのだが。 「随分、他人事のように振る舞ったり、身勝手に言う奴がいるんだな」 「二回目の者が選ぶのは、全員候補に入るのに。問答無用で選ばれるのに」 何の感慨もなく、ただ思ったことを呟いた。 (G45) 2022/02/23(Wed) 23:44:36 |
ユスは、静かに手帳を開き、何かを見た。 (a11) 2022/02/23(Wed) 23:47:06 |
【神】 規律 ユス 少し考えて、アクタに視線を向ける。 「確かに、誰が何を発言したところで自由だ。 ただ、お前が一回目か二回目か、実際のところは知らないが。 それは置いておいて、Wお前が二回目の人間だったらWと仮定の元、今から話す俺の言葉を考えてほしい」 両手で何かを持つような動作。 それを他所に置くような動作。 勿論、これはアクタが二回目の人間であるなんて誘導をしているわけではないと前置きをきちんとおいてから。 「Wまた同じように、僕以外の中から決めてくれよ。 そこのそいつみたいに、死んでも良いって言う奴からさ。W お前が今言ったこと、お前が二回目の奴だったらどう思う? 残しておきたいか? こういう自分だけ助かればいいという意見は、一般的にいい顔をされない。身勝手だとよく言われる。 恨みを買って選ばれても、仕方がないのでは? と思ったんだ」 (G51) 2022/02/24(Thu) 0:13:51 |
【神】 規律 ユス 収束というコメントに対するフカワの言葉に関しては。 「確かに、終わってもいないのに決めつけていましたね。すみません」 そう口にして、カミクズの話に対しても耳を傾ける。 ……最後に、アクタの様子を見守る。 「……ああ、そういう見方もあるのか。 アクタのあの様子は、抑圧してしまった結果だろうか。 俺の話もまた言論を縛ってしまうものであるということを失念していました。 アクタ。堂々と、いつものように主張するといい。可能性は示した。それだけだ、俺は止めない」 (G57) 2022/02/24(Thu) 0:35:30 |
【神】 規律 ユス「生きたいと主張することに問題はないかと思います。それは恐らく、たいていの人は思うものです。 俺が問題だと感じたのは、自分さえよければ周りはどうなってもいいと他人を軽視した点ですよ、ハナサキさん」 慣れていないのか、時折考えるように口を閉じながら話をまとめていく。 「一人だけ利益を得たい、害を被りたくないと言う人に対し良い顔をする者はあまり多くないと俺は印象を持っています。 そういう者は、他人を顧みない者は、他人から除け者にされやすい……自分を大切にしてくれない人間を、何故大切にしなければならないのか。そう言って。少なくとも俺の周りではそうでした」 「おかしいと思うとか、気持ち悪いと思うとか、感覚の話は個人によるので俺からは何も言えませんが」 (G62) 2022/02/24(Thu) 0:58:04 |
【神】 規律 ユス「……一度、俺も個人として生きる理由を話すか」 背を丸めたアクタをまじまじと見やり、また考えるように口元に指を添えて思考を巡らせる。 「最初に言った通り、時間が欲しくなった。詳しく言うなら見たい景色が出来たからだな。死ぬ前に、それを見てみたい。 勿論提供者候補として選ばれたのなら受け入れる。元々はそのつもりで来ていたから、異論はない」 (G65) 2022/02/24(Thu) 1:10:14 |
ユスは、静かに手帳を開いた。ボールペンを走らせる。 (a15) 2022/02/24(Thu) 1:14:00 |
【秘】 ユス → 剣道 ツルギ「俺は恥ずかしくないから言える」 貴方の言う通りそこに愛はない。愛だと言われて今まで受け取ってきたものは、無責任な言葉だったから。それはすり抜けて、薄れて、青年のどこかに追いやられた。 同じものも、別のものも、分からないから与えられない。 「そうだな。世間的には悪い事だ。法律で縛られる。 ──その上で俺は見たいと言ったんだ。これは無責任な発言で終わらせない。 その時が来たら、俺も共犯者になろう」 自分に与えられた規律は理解している。 ほんの少しだけ上がった口角を見て、ぱちぱちと間の抜けた瞬きをする。 それから僅か、ほんの僅かだけ目を細めた。 「賭けか。やった事がないな、それは」 ▼ (-45) 2022/02/24(Thu) 1:29:33 |
【秘】 ユス → 剣道 ツルギ 「……ああ。 乗った」 裏切られる可能性があるのはこちらも同じ。ただ、そうだとしても。 元より死ぬ事なんて怖くないから、何一つ問題はなかった。貴方のその表情が、その景色が見れただけで、心はほんの少しだけ埋まったから。 空のグラスの中で、溶けて小さくなった氷がからんと高く鳴いた。 俺はきっと、初めから頭がどうかしているから。何も気にならない。 (-46) 2022/02/24(Thu) 1:29:51 |
【秘】 演劇 アクタ → 規律 ユスポケットの中のスマホ端末が震えて、 君からのメッセージに目を向ける。 少し時間を置いてから、 君の元へ返事が届けられた。 『おまえきらい』 男も、心の底からそう思ってはいない。 ただ、今は、虫の居所が悪いだけ。これは八つ当たりに近い。 君はこれを無視しても良いだろう。──17歳の、精一杯の強がりなのだから。 (-48) 2022/02/24(Thu) 1:34:47 |
【秘】 規律 ユス → 演劇 アクタ メッセージを確認する。 なんと答えたものか、悩みに悩んで。 『そうか』 短いメッセージのあと、続けて貴方の端末にさらに通知が増える。 『俺は好きでも嫌いでもない』 馬鹿正直に、そう素直に答えた。 (-49) 2022/02/24(Thu) 1:41:18 |
【秘】 演劇 アクタ → 規律 ユス『なに』 『へんなやつ』 議論の最中。 男の方を一瞥でもするならば、 顰めっ面が目に入るだろう。 そうしてまた、心にも無い強がりが君へ届く。 『へんなばか!』 (-51) 2022/02/24(Thu) 1:54:36 |
【秘】 規律 ユス → 演劇 アクタ 視線を上げて、確認し。 調子が戻ったなどとは特に口にせず。 『そうか。よく言われる』 それだけを送って、手帳を閉じた。 (-52) 2022/02/24(Thu) 1:58:17 |
ユスは、手帳を閉じた。 (a17) 2022/02/24(Thu) 1:58:33 |
【人】 規律 ユス>>10 アクタ 「昔は体が丈夫ではなかったから、健康に気を遣っていてな。良くなって問題がなくなった今も変えられなくなってしまった。 お菓子は……すすんでは食べないな。疲れた時だとか、妹達や同級生から貰った時は口にするが」 続けて見せられた反応に関しては「大きなリアクションだな」と呑気にコメントした。 「はあ。分かった。それなら一切を任せる。 ちなみに当然俺は演技など一度もした事がないから、演技指導など俺に出来ないその他諸々は全部お前に押し付ける。任せた。 ……俺の話か?特別面白いものでもないが、それでいいなら話そう」 断る理由が無かったのでこれもまた頷いた。「指をさすのは行儀が悪いと言われているぞ」なんて付け足して。 (11) 2022/02/24(Thu) 2:33:37 |
【秘】 共犯者 ツルギ → 規律 ユス(口説かれてる気分だ) 君の言葉を聞きながら、恋する少女のような心持ちになって。 しかしこの気持ちは、決して恋などという甘く美しく脆いものではなくて。 何と言うべきなのか、わからない。 「…、………、一人でやるつもりだったのに。 でもユスがその気なら、一緒にやろうかな。 どんなカオするのか見てみたいし。」 氷の冷たい鳴き声なんかじゃ、頭を冷やせない。それよりも早く、君が沸かせるものだから。 グラスの表面に残った水滴を指でなぞる。 自分の顔が、歪んで映り込んでいた。 (-57) 2022/02/24(Thu) 2:44:35 |
【秘】 共犯者 ツルギ → 規律 ユス「俺は勝率、いや、確率を弄りたくない。プラスにもマイナスにもだ。」 青年は、幸運のことを不特定多数に肯定されるための要素だと思っている。 というより、青年が得た幸運≠ヘただそれ一つだったから。それ以外を知らなかった。 「だから、誰に対しても──勿論お前に対しても──俺に投票しないで≠セなんて言わない。 たとえ選ばれたって、気にしない。何もしない。」 「他の合議で頭数が足りてる、って可能性に賭けるよ。」 青年が君と交わす賭け事は二つ。 二人が生き残ることと、君が裏切らないこと。 「これでさ、もし帰れたら奇跡じゃないか。 幸運だよ、瓦礫の隙間みたいな幸運だ。 偶然でも、その結果は俺たちに与えられた、 俺たちだけのものだろ? 」もう表情は元通り。けど弾む声色だけは隠せない。 (-58) 2022/02/24(Thu) 2:46:20 |
【秘】 共犯者 ユス → 剣道 ツルギ 愛も知らなければ恋も知らない。朴念仁という言葉が良く似合うような青年は、たいていの人間に関して『好きでも嫌いでもない』と答える。 事実、ツルギ青年に関しても現状なんと答えればいいのか判断がつかない。 ……ただ、共犯者としてこの参加者の誰よりも一つ特別な存在である事は確かだった。 「邪魔をするなと言われれば大人しくしているが、人を始末するのに一人では大変だろう。二人であればやれる事が格段に広がる。 ……俺の顔か? ……変わるんだろうか……。 …………ああ、それも見たことがないな」 汚れに塗れたグラスには、殆ど表情を変えない自分が歪んで映り込んでいた。 目元だけは、細められていたが。 ▼ (-66) 2022/02/24(Thu) 3:31:11 |
【秘】 共犯者 ユス → 剣道 ツルギ幸運に関して今まで思うところが特に何も無かった青年は、黙って話を聞いていた。 臓器の移植後十年以上生きる確率が七割程度と言われており、その可能性を掴んだ今でさえも。 『先生の腕が良かったんだ、感謝しなくてはな』と言われては、そう思うしかなかった。自分に降りかかってきたものは他人から与えられた必然なのだと。 「……。そうか。お前が望むなら、俺の票を渡すでも他の根回しをするでも考えていたのだがな」 たった今生まれた死んで欲しくない存在一人を除いて、あとは皆平等に死んで構わない位置付けになっている。 「……分かった。では俺も同じ条件で乗ろう」 賭けの内容に応じる。規律を守り続けてきた少年は、初めて、道を外す約束を交わす。 「……ツルギ。俺はな、自分の身に起きた幸運による事象ですら他人のお陰でなるべくしてなった必然だと思い込んできた。 けれど……そうだな。その条件でいえば、俺たちが手を加えないのならば、それは幸運と呼ぶべき偶然なのだろう。 そしてそれは、間違いなく俺達のものだ」 こちらも表情は完全に普段見かけるものだ。けれど声だけは、普段より僅かに力強い。 きっとそれは、空っぽの言葉などではなく。 期待という見えないものが、確かに乗せられた証だ。 (-68) 2022/02/24(Thu) 3:31:29 |
【独】 規律 ユス嫌だー!!これでツルギ死ぬようなことあれば私が泣く!!いやだツルギ死ぬな!!俺と一緒に生きるんだ!!!アァアーーーーーッッッ!!!!! (-69) 2022/02/24(Thu) 3:33:16 |
【独】 規律 ユスでもこれ俺超不利じゃん……俺、@に丸つけし者だが……なんで@にしたんだよ……死ににきたからです………………(ここでおしまい音頭を踊る) (-70) 2022/02/24(Thu) 3:38:37 |
【独】 規律 ユスしかしツルギが正々堂々賭けをするって言ったからなあ 殺すの、やめとこっか ツルギに殺人教唆して殺してるとこ見たーい♡ってするのもやりたかったんだけどね 俺は共犯者ファーストにたった今変身したのでね (-71) 2022/02/24(Thu) 3:42:41 |
【独】 規律 ユス思考する。 何故、ツルギという青年の手を取ったのか。共犯者になったのか。 彼の隠した顔が見たかったから。 あの愉しげに笑う笑顔が見たかったから。 誰かがたのしそうにしているのは、惹かれるものがあった。 だから、弟や妹がはしゃいでいた海も見たがったのだろう。 では何故、他の者の笑う顔では満たされなかったのか。 きっと今の俺にとってあまりに遠い存在になってしまったからだ。俺があらゆるものを取り上げられてなお生きろと言われていたのに、その横で皆が笑っていたからかもしれない。 考えることをやめて、諦めて、惹かれるという心も死んでいたからかもしれない。 ツルギという青年は他の者より近い場所にいた。 本音を晒した。本音を晒しても、怒られなかった。奇妙な目で見られなかった。俺から何かを取り上げなかった。 俺という個人が、尊重された。 あの時からきっと、死んでいた心が息を吹き返したのかもしれない。 だから、俺もあいつの個性を尊重して、その先にある笑顔が見たかったのだろう。 (-72) 2022/02/24(Thu) 4:44:39 |
【秘】 共犯者 ツルギ → 規律 ユスあれ、見間違いじゃなければ、今。 君は笑っていただろうか。 そう思い至った頃には、すっかり君の顔は元通りになっている。余裕がなかったから、気付かなかった。 ………次は見逃さないようにしよう。 「根回しか、そういやもう取引しちゃったんだよな。 使うかはわからないけど、取引できそうだから持ちかけたやつが一人いる。 ……まあ、使うにしても俺たちに関わる内容は避けるよ。 誰かにこの場で恩を売れば、外に出れたとき、何か使えるかもしれないしさ。」 青年にはただ一人、いや、二人、嫌いな人間がいる。 いた=Aではなく、いる=B 青年は、人を好きになるという気持ちを知らない。 だから君のことを好きかと問われれば、違うと答える。 嫌いかと問われれば、やはりそれもまた、違うと答える。 しかし、君を参加者の誰よりも特別と捉えていることだけは確かだった。 作り出せそうな可能性を、誰にも渡したくないのだ。 この気持ちはきっと何もおかしいものじゃない。手段と内容が法に触れるだけ。 (-79) 2022/02/24(Thu) 12:47:18 |
【秘】 共犯者 ツルギ → 規律 ユスパンパン、と手を二回叩く。汚れたグラスが二つ消去された。 立ち上がれば、座る君の横を青年が通り過ぎる。 その瞬間、横顔を盗み見た。君は気付いたとしても、言及しないだろうけど。 「俺たちに、どうか幸運がありますように。」 別れ際、背を向けたまま青年は笑った。 (-80) 2022/02/24(Thu) 12:48:26 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ『鯨か。 まだやった事は無いが出せると思うぞ』 送信し終えた後、淡白な返事すぎただろうかと考えて付け足されたように追加でメッセージが貴方の元に届く。 『必要なら手を貸そう。どこに出せばいい?』 (-84) 2022/02/24(Thu) 13:02:50 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス『柚須お兄さんが出した海にいても良いくらいのやつ。 ……って思っていたんだが』 『そう聞かれると空とリクエストしたくなるな、空クジラ』 『海ならついでで他も考えていたんだけど、 空なら俺は鯨だけでいいや』 (-87) 2022/02/24(Thu) 13:21:09 |
【秘】 共犯者 ユス → 剣道 ツルギ 元通りになった顔で話を聞き続ける。 「そうか。立ち回るのが上手いな、ツルギは。 外に出てから使えるものがあるなら、多いに越したことはない。俺たちがやろうとしていることは世間的に拒まれることだから、尚更」 共犯者になることを決めた青年は酷く曖昧で、希薄で、がらんどうだ。 善悪を知識として覚えていながら、こうして外れると決めたらあっさりと外れる。罰を受ける罪悪感も恐怖も、どこかにいってしまったから。 確実に貴方の望む形になるか分からないが、可能性と、その余地はある。 無色透明な氷が濁った海に沈んで、溶けて混ざり合えるかどうかは、自分達次第。 それもまた、貴方にとっては賭けになり得るのかもしれない。 ▼ (-88) 2022/02/24(Thu) 13:32:41 |
【秘】 共犯者 ユス → 剣道 ツルギ 手を二回叩く様子に、なんだか神社でお参りをするようだと場違いな感想を抱いた。 青年は座ったままだ。手帳を開いて、これからどうするか考えているようで。 だから貴方が横目で盗み見たことにも気付かない。気付いたとしても、何か言うことでもない。 貴方の視界には、普段通りの、けれどほんの少しだけ無機質さが溶けた青年の顔が映ったことだろう。 「……ああ。幸運がありますように」 気の利いた言葉が浮かばなかったから、真似るように口にして、そうして貴方を見送った。 (-89) 2022/02/24(Thu) 13:32:47 |
【秘】 共犯者 ユス → 剣道 ツルギ 二人の邂逅は終わった。だからこれは、蛇足のお話。 貴方の部屋の扉の隙間、『ツルギへ』と書かれた紙切れが挟まっている。 端末と同じ手帳を作り出して、それに書き込んで破いたものだった。よく見ると二枚重なっている。 貴方がもしその紙を見るなら、固い印象の文字が並んでいるのが分かるだろう。 『柚須 義徳(ユス ヨシノリ) 連絡先 xxx-xxxx-xxxx この空間の物は当然持ち帰れないだろうから、覚えて帰ってくれ。 気が早いと言われそうだが、願掛けのようなものだ』 『あの時伝え忘れたが クリームソーダは殆ど飲んだことが無かった。 喫茶店で誰かと力を抜いて語らうことも。 あまり見たことがない景色だった。 悪くなかった。 ありがとう』 (-90) 2022/02/24(Thu) 13:32:54 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ『空クジラ』 『空クジラ?』 それから数秒、空白。 『分かった。調べてくるから少し待っていてほしい』 空を泳ぐ鯨が想像つかなかったらしい。 ちなみに、もしどこでもいいと答えられた場合は何の考えもなく陸地に呼び出して打ち上がった鯨をお出ししていた。 (-93) 2022/02/24(Thu) 13:38:20 |
ユスは、議論の後、アクタと合流する前に一人で図書館に向かった。 (a26) 2022/02/24(Thu) 13:41:29 |
ユスは、調べ物をした。探していたものを見つけると、それからすぐに外に出る。 (a27) 2022/02/24(Thu) 13:42:16 |
ユスは、見た通りに空に『空を泳ぐ鯨』を出した。大きな大きな、堂々とした白い鯨。 (a28) 2022/02/24(Thu) 13:44:30 |
ユスは、連絡を入れた。 (a29) 2022/02/24(Thu) 13:45:34 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス (-100) 2022/02/24(Thu) 14:01:36 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス『え〜? わざわざありがとう?? お伽噺だし、そんな深く考えないでよかったのにな。 俺の方もほとんど考えなしに空って言ったし』 彼は陸地に打ち上げられている図は全く想像していなかったし、この後も思い浮かべやしないだろう。鯨は普通、海を泳いでいるもの。 『OKもOKの大満足。ありがとう柚須お兄さん。 見たいものが見られてハッピーになりました』 『フカワお兄さんもそうだけど、何か作るのに はまってたりする? 別にそうでもない? なんか見かけるから頼む先に浮かんだんだよね』 16分のあれそれやら、センスに関しては横に置いた。 (-105) 2022/02/24(Thu) 14:16:19 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ『そういうお伽噺を読んだことがなかったから、想像がつかなくてな。頼まれたからにはきちんと行おうと思って』 『そうか。ハッピーになったなら何よりだ』 黙々淡々と返事を返していく。 『いや、特にハマってはいない』 『が、ここでは好きなように物を出せるから、見たことのない珍しい景色を見ようと思って色々と触っていた』 センスはなかったようだが。 (-109) 2022/02/24(Thu) 14:23:39 |
【秘】 演劇 アクタ → 規律 ユス2日目の、議論の後。暫くしてから。 君の端末にメッセージが届く。 『カフェ』 男はそこに居て、君を呼び付けている。 ……何とも伝わりにくいメッセージだ。 いつ来ても、来なくても、特に男が咎める事はないだろう。 (-112) 2022/02/24(Thu) 14:32:38 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス『へぇ、海も珍しい景色だったりした? それとも馴染みがあるから作りやすかったやつ?』 『即興で知らなかったものまで作れるし、 応用力があんまりないだけで、 想像力は案外豊かなのかもな柚須お兄さん』 『俺が参加者で、作れていても絶対あんなのになんない。 素直にすごいなと思うよ』 (-115) 2022/02/24(Thu) 14:44:16 |
【秘】 共犯者 ツルギ → 規律 ユス「………なんつーか…」 一枚目、続けて二枚目を読んで。 床に視線を落としてから、もう一度読んだ。 ……多分これ、少女漫画にありそう。 場違いな感想を抱いて、次会った時に自分も連絡先を渡そうと思った。 俺が女だったら、とっくに勘違いして惚れてるだろうな。 ……………男で良かった。お互いに。 数字の羅列を読み込んで。 行けそうなら、どこかで待ち合わせをした方が確実かもしれないな、なんて考えて。 バイトしてて良かったなあ、と思った。 貯まる一方だった貯金に、初めて消費の目処が立った。 (-119) 2022/02/24(Thu) 15:41:03 |
【秘】 規律 ユス → 哀しげ ユメスケ『そうだな。珍しい景色であり、心残りだったから見たかったものでもあった』 『想像力か。自分では殆ど無いものだと思っていたんだがな。 調べて、目にして、自分の知っている動きや何かに当て嵌めて作り出しているだけであって』 『褒め言葉か。無下にするのもよくないから有難く受け取っておこう。感謝する。 コタは何故鯨を見たがったんだ?』 (-121) 2022/02/24(Thu) 15:50:10 |
【秘】 規律 ユス → 演劇 アクタ 誰かに頼まれて空飛ぶ鯨を出した後のこと。 『今行く』 それだけを打ったメッセージを送り、その後確かにカフェに姿を現した。 「アクタ。待たせたか」 相変わらずの無愛想。それは出会った当初も、誰かの生き死にを決める裁判場でも、そしてここでも、変わらず。 (-123) 2022/02/24(Thu) 15:52:24 |
ユスは、頼まれていた鯨を出した後誰かとの待ち合わせ先に向かった。鯨はほったらかしだ。 (a34) 2022/02/24(Thu) 15:54:00 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス『海を見たから。水族館の話をしたから。 思い入れがあるとかじゃなくて、連想ゲーム。 いろんな海の生き物を思い浮かべて、 柚須お兄さんに頼むからとりあえずひとつにした』 『そしたらひとつでよくなった。違う話になったから』 『柚須お兄さんはどんな空クジラの話を見たかなぁ。 知ってる? 空から降りられないでひとりぼっちの鯨が、 死んでようやく海に落ちて仲間の鯨に見てもらえる話』 『心残りって、海に友達でもいたりしたんだろうか?』 (-126) 2022/02/24(Thu) 16:09:56 |
【秘】 規律 ユス → 哀しげ ユメスケ『そうか』 たいして大きなリアクションをすることもなく理由を静かに受け止めた。 『調べてまず見たのは教科書に出てきた鯨だな。 それから、人が描いた空飛ぶ鯨のイラストを見て、次に海を泳ぐ映像を見で動く様子を覚えた』 『ひとりぼっちの鯨か。教科書に載っているものとは反対だな。死んでから仲間と元へ向かっても、そのひとりぼっちの鯨は何も感じることができないだろう』 思ったことをそのまま入力する。 『俺の心残りか? 昔一度海に行ったが、体調を崩していてまともに見れなくてな。後日弟や妹が海に遊びに行ったらしく、興奮のままに語っていた。 それからだ、どんなものだろうと引っかかっていた。そんなにも海は楽しいものなのかと』 (-131) 2022/02/24(Thu) 16:42:59 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス『さいごに仲間に囲まれてハッピーだね〜って感じの終わりだったなぁ、その話。全くもって柚須お兄さんの言う通りだと思うわ。死んだ後に何があったって、死んだ人がどう思っているかだなんて聞けない。全部生きてる人が好きなようにこうだっただろうって言う』 入力中の表示。 『お兄さんも遺書の類を書くなら、一緒に海に行けなくてごめんねくらい書いたら? そんなにたのしかったを柚須お兄さんに伝えてたんなら、下の子たちも多分お兄さんと一緒に行きたかっただろうし』 入力中の表示。 『今となっては生きてる人のことも知らないことだから、そんなこと書き出したらきっとキリがないだろうな。空クジラの仲間の鯨となんにも変わんない』 間。入力中の表示。消失。 間。入力中の表示。 『何書いてるかわかんなくなってきたな、ちょっと待ってね』 (-134) 2022/02/24(Thu) 17:44:41 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス『海、行けなかった? 行こうとしなかった? 機会がなかったからの惰性? 合わせ技〜?』 彼は待ってねと置いたが、結局それほど時間を置かずそう送られてきた。入力中は表示されない。 (-135) 2022/02/24(Thu) 17:50:17 |
【秘】 演劇 アクタ → 規律 ユス卓上には、飲みかけのカップや食後の皿がある。 VR空間故何でも好きに出せるのだが、 こういう雰囲気を楽しみたかったらしい。 「別に待ってない。」 散歩がてらの休憩──なので、言葉の通りだ。 何か飲み食いするなら好きにしろ、と言わんばかりに 皿を脇に寄せれば、紙とペンを取り出して 早速、と君のことを書き始めた。 「えー、昔体弱かったんだっけ。 そんで好き嫌いは特になし。変なモン出す、変な奴。 ずけずけ言う癖に、後から謝ってくる。」 何度か君と会話して、抱いた感想を綴る。 そうして、ふ、と紙から視線を上げ、君を見た。 「……お前、ずっとそんな仏頂ヅラなの? 楽しい事とか、嬉しい事があってもそんな感じ?」 (-142) 2022/02/24(Thu) 18:47:20 |
【神】 規律 ユス「俺の見たい景色は作るのが難しくて、珍しいものです」 「ここでは見られません」 淡々と馬鹿正直に答える。土足で踏み込んできた人間を静かに見つめ、不躾な刃を受け止めた。 「エノさんは」 「理解者が欲しいと言っていましたが」 「具体的には何を理解されたいのですか? 心からの定義とは? 価値観? 思想? 絵に力を入れたポイント?」 同じように土足で荒らして、返す刀で切り込んだ。 別に理解したいと思わないし、理解されたいとも思わない。 ただ、知れたら情報が増えて、人に紛れて生きるのが少し楽だろうと。 ただそれだけ。 (G78) 2022/02/24(Thu) 20:20:48 |
【神】 規律 ユス 俯いたまま痛みではなく言葉を紡いだハナサキを静かに見据えていた。 「そうですね。俺は可能性を示しただけです。だから、気にしないのなら変わらずに主張を続ければいい」 「ハナサキさんも味方をしてくれるらしいので。 敵が何なのか、どうやって戦うのかは、分かりませんが」 口は減らない。止める理由がないから。滔々と言葉を流していく。 (G79) 2022/02/24(Thu) 20:23:21 |
【秘】 規律 ユス → 演劇 アクタ「そうか」 簡潔に答えて向いに座る。話をするとのことだったので、水に満ちたグラスを出した。 お茶会の雰囲気をまるで気にしないと言わんばかりにグラスをごとんと置く。 「おおむねお前の認識で問題ない。 謝ったのはお前の態度が急変したからだ。気を悪くさせたなら謝れと言われているのでな」 ただじぃと紙の上を走るペンを見つめていたが、それが止まると青年もまた顔を上げて貴方を見つめる。 「楽しいこと嬉しいこと……そう感じるようなことはもう暫く経験していないな。あったとしても、覚えていない」 (-153) 2022/02/24(Thu) 20:28:33 |
【神】 規律 ユス「そうですね。見るために生きて帰りたくなりました」 「ただ、候補に選ばれたのなら受け入れます。元々はそのつもりで来たので」 何度か話した言葉を同じように繰り返す姿は機械にも見えるだろうか。 「そうですか」 平坦な声でまずはそう返した。それから悩むように暫し口を閉じる。 「一つ一つ」 「はあ、成る程」 「俺には途方もないもののように聞こえます」 全て。全てときた。 「…………」 思考する。 「……この合議の期間では、大変そうですね」 「今に至るまでの貴方を作った時間は、この合議にかかる期間の何倍もあるでしょうから」 淡々とそう答えた。 (G81) 2022/02/24(Thu) 20:44:25 |
【秘】 演劇 アクタ → 規律 ユス「謝れってW言われてるWから、謝ったの。 ……そんな薄っぺらい謝罪いらない。 お前が悪いと思ったら謝れよ。」 ペンを置けば返品、と告げながら 両手で何かを持つ動作。 君の方へ置く動作。 「覚えてない……って、 学校の行事とか、家族旅行とか、そういうのも ひとっつも無いし……何も感じないってこと?」 責めるような口調ではなく、 未知の、不思議なものを突くように。 軽い口調で問い掛ける。 「じゃ、聞かせてよ。 普段何して過ごしてるとか、そういうこと。 お前の事ちゃんと知らなきゃ、何も書けないから。」 (-160) 2022/02/24(Thu) 21:11:12 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス『こんにちは』 『今、お話大丈夫ですか?』 空にくじらの浮かぶ昼下がり。 あなたの元に、見学者からのメッセージが届く。 /* 突然失礼します 無理そうでしたら断っといていただければ…… (-232) 2022/02/25(Fri) 10:31:56 |
【秘】 医者の息子 カイ → 規律 ユス「……そうだな。そういうやつもいるか。 だからって僕が偉いことにはなんないけど」 強情だった。 けどそういう事実もあるかといった風には肯定する。 「よく言われた、まあそうだろうな。 親なんてそんなもんだ。 無駄死にするわけじゃないから。いいんじゃないか それ以上にやりたいことがないほうが不思議だけど」 それは@の人だから肯定しているだけかもしれなかった。 自分ならそういう選択はしないけど、と付け足して。 救われた側も人の犠牲の上で生きている 1人で背負うには重たい荷物だなと思った。 (-234) 2022/02/25(Fri) 10:33:32 |
【秘】 規律 ユス → 哀しげ ユメスケ『仲間に囲まれてハッピー? それはコタの言う通り読み手の自己満足じゃないか? 孤独な鯨は孤独を感じ続けたまま死んだのだから、ハッピーとは言い難いだろう』 淡々と入力していく。 『遺書か。書こうと思ったことすら考えなかったな。 ……それは俺が謝ることなのか。いやそうか、元はと言えばこちらに原因があったわけだしな。覚えておく』 特に何か思ったわけではなく、知らなかったものを新たに知識として吸収するようにその言葉を頭に刻んだ。 『遺書というのはやり残したことや未練があるものが書くものだろう? 俺はやはり書かなくていいな。特に伝えたいこともない。仲間の鯨がどう思おうと、死ぬ鯨には関係ない』 ▼ (-247) 2022/02/25(Fri) 14:20:16 |
【秘】 規律 ユス → 哀しげ ユメスケ『コタ、疲れているんじゃないのか』 『無理はするな、休みたい時は休め』 続けて送られてきた話の返事が来る前にこんな短いメッセージが送られてくるだろう。 『合わせ技だな。 しばらくは海へ行けなかった。どうしても体調が万全でない時が多かったから。 徐々に行こうとしなかったになっていった。機会がなかったからはただの言い訳に過ぎない。どうしても行きたいと思ったなら自分から機会を作るはずだろうから』 暫く入力中が続く。 『……周りがどう言ったところで、結局最後に何をするか行動の選択を決めるのは自分自身だ』 『俺は、周りを言い訳にして怠惰に身を置き続けていた』 (-248) 2022/02/25(Fri) 14:20:42 |
【秘】 規律 ユス → 演劇 アクタ「そうか。悪いとは思わないから、それなら言わない。 本当に悪いと思った時に言うとしよう」 水を一口飲み込み、貴方が置いた何かの位置にグラスをごとんと置いた。気持ちのような、何かはきっと潰れた。 「もう随分と前から殆ど感じないことが増えていったな。楽しいことなど、最後に心から思ったのはいつだったか……真面目に考えて思い出そうとすれば少しくらいは……」 口を閉じたままグラスを触る手が忙しなく動く。思考を巡らせている。 「……やはり思い出せるとしたら7歳から8歳ごろまでだな。その時まではまだ知らない国の写真を見てはしゃいだり、ささやかでも行事ごとに胸を躍らせていた。 それ以降はもう遠いものに感じたり、色褪せたり、疎外感を抱いたりするようになっていったが」 この数日で錆びついた頭をいきなり働かせ続けていたが、まだどうにも鈍い。 「……普段か。公務員試験の勉強をしながらバイトをしている。大学に行くつもりだったが家の都合で変えざるを得なくてな」 (-249) 2022/02/25(Fri) 14:22:19 |
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ『こんにちは』 『ああ、大丈夫だ。 俺もお前に聞きたいことがあったから、後で話をしにいくつもりだった。ちょうどよかった』 空飛ぶくじらを出した張本人はもはや欠片もくじらに興味を持っていない。 雲と共に泳ぐくじらに目を向けず、淡々と手帳に書き込んでいく。 『このままテキストでやりとりしたほうがいいだろうか。それともどこかで実際に会うか? 俺はどちらも不都合はないので、メイサイに任せる』 /* いらっしゃいませ。いつかメイサイさんと話そうと思っていたらご本人から秘話が来て嬉しくなりました。ありがとうございます、まったりペースですがよろしくお願いします。 (-250) 2022/02/25(Fri) 14:27:02 |
【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ「ああ、そうだろう。無駄にならずに済む。 やりたいと思う気持ちが薄れてしまってな。ああ、ただ……」 思い出したかのように言葉を続ける。 「昨日の夜、最初の顔合わせの後か。寝る前に人と会話をして少し考えが変わった。 見たいものが出来たから、死ぬのはもう少し後にしてほしいと次の合議で言うつもりではある」 その結果実際に二度目の話し合いで述べることになるのだが、それはまた別の話。 「カイは医者になりたいのだったか。やりたい事があっていいことだと今も思うし、初めての合議でもそう言ったのだが。怒っていたな、あの時。 心からやりたい事ではないのか?」 (-253) 2022/02/25(Fri) 14:37:52 |
【独】 規律 ユスツルギの限界オタクになりそうなので寝てるツルギに差し入れにし行きたいんだけど後方訳知り共犯者顔してたら流石に距離感近すぎるがしてきた クッ (-254) 2022/02/25(Fri) 14:39:06 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス『良かったです』 『あれ、僕に聞きたい事ですか』 何だろう。何かしたっけ? 首を捻った。 『テキストだと時間かかるし、そっちに行きますね。 今どこですか?』 空中に浮かぶ半透明な画面にメッセージを打ち込む。近未来的な端末だ。 テキストでも良いけど、慣れてないから打ちにくいんだよね、これ。 /* ワイワイ ありがとうございます よろしくお願いいたします。 (-256) 2022/02/25(Fri) 14:58:02 |
【神】 規律 ユス>>G82 「……」 あくまで希望かどうか、その程度かどうかについては言及せず。 そもそも、言及しようとしたところで続けて飛んできた言葉に意識が攫われてしまった。 「充実?」 青年にとって一つ、の単位が分からなかった。 身長、体重、好きなもの、嫌いなもの、気に入っている作品、利き手、よく使う絵の具、苦手な人……細かく挙げ始めればなかなか終わらない。 だからW途方もないWと述べたのだが、こちらが充実していると言われるなんて思わなかった。 「…………」 "貴方は作文を書くのに困らなくていいわね" 「…………」 "君は人より珍しい経験してるんだね。" 「…………」 "無駄なことをする暇はお前にはない" こう言う時なんて言えばいいのだろう。 「はあ、そうですか」 結局、今までよく口にしてきた言葉を出しておいた。 (G89) 2022/02/25(Fri) 14:59:12 |
【神】 規律 ユス「生きたいからとか、立候補してほしいからとか、そういうは抜きにして」 「理解、されるといいですね」 「応援しています」 かける言葉の内容とは裏腹に淡々とした声で言った。興味を持つとは、どうすればいいのだったか。 ああ、つい最近、死ぬのを後回しにするほどのものがあったけれど、あの時は確か──。 それから暫く青年は、何か考え込むように口を閉じていた。 (G90) 2022/02/25(Fri) 15:00:02 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス『いいじゃん、柚須お兄さんは怠惰を選べていたんだから』 『楽な道とちょっと大変な道と苦しい道と〜って、 いくつか道があって、そこから選んだ枝分かれの先にいる』 『無理はするな、休みたい時は休め』 『お兄さんからのこれすっごく嫌だった。おやすみ』 話は飛び飛びにぶつ切りになった。君の言葉を嫌とはいったが、彼はおやすみはするらしい。休んだ後に遡って触れられるかもしれないし、触れられないかもしれない。どうでしょうね。 (-261) 2022/02/25(Fri) 15:30:22 |
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ『ああ。コタにも聞いたが、メイサイにはまだ聞いていないと思ってな』 どうやら見学者であることに関係があるようだ。 『そうだな。俺も字を書いて入力し続けると手がそのうち攣るかもしれん。助かる』 青年は普段使っていた手帳がそのまま端末の形になったらしい。近未来的な端末を使う者は近未来的だなーという目で見ている。 『広場の噴水付近を歩いていた。近くにベンチがあるから、その辺りでどうだろうか』 (-264) 2022/02/25(Fri) 15:51:18 |
【秘】 規律 ユス → 哀しげ ユメスケ『嫌か。では次から言わないようにしよう。すまなかった』 嫌だと思うことはするなと教わっているので素直に謝った。 『ああ。おやすみ』 それだけを返した。もし遡るように話題を振られても気にせず応えるだろう。嫌と言われたところで、何も思うところはないので。 (-265) 2022/02/25(Fri) 15:57:19 |
【独】 規律 ユスいやーーー、カミクズ許さんマジでいいですね これ和崎めちゃくちゃ好きでしょ 本当に許さん推薦してマジでよかったと思います ありがとう母さん乗ってくれて (※これはカミクズが許さんという前提で話をしています) (※違ったらメロンパン入れにユスがしまわれます) (-266) 2022/02/25(Fri) 16:00:55 |
【神】 規律 ユス しばらく思考の海に浸り続けていたが、新たな話題に顔をあげる。 「……そうだな。今日はこの辺りで終わることに賛成しよう」 「現状、カミクズさん以外すぐに立候補する者はいないという認識で合っているだろうか。 そうなると次回からはすぐに提供者になりたくない者たちで話し合うのか。 何を話したいかなど、考えておいたほうがいいかもしれないな」 (G94) 2022/02/25(Fri) 16:08:31 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス『広場ですね、了解しました』 返信し、端末を閉じて言われた通りの場所へ向かう。 時系列的に言うと、ナツメさんとカフェで出くわした後くらいだ。 (-267) 2022/02/25(Fri) 16:10:31 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス ざばざばと水が噴き出ている広場の噴水の周りをぐるりと一周。 ユスさんの姿を見つけた。 「どうも。お待たせしましたあ」 と言いつつ、特に走ったりする事もなくのんびりと歩いて行く。 (-268) 2022/02/25(Fri) 16:11:31 |
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ ざばざばと水が噴き出る噴水からすぐ近いベンチに腰掛け、手帳を眺めていた。 貴方の姿を視界に入れると気にするなと言った様子で首を振る。 「問題ない。いくらでも待てる」 少し位置をずらし、貴方が隣に座れる分のスペースを空けた。 (-270) 2022/02/25(Fri) 16:33:39 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ 議論が終わった直後のこと。各自様々な想いを抱えながら裁判場を後にしてすぐ、貴方に一件通知が届く。 『これは用件でもなんでもない、俺個人が思ったことだから返信はしなくてもいい。 それなら送るなと言われてしまえばそれまでなのだが』 本人の印象そっくりの固い前置きのあと。 『人に興味を持つとは思ったより難しいな。理解する以前の問題だ。 話を聞いて事情を知っても、その殆どはWそうかWと思うだけでそこで終わってしまう。俺だけかもしれないが。 エノさんが理解者に巡り会えず苦労しているのも、僅かだが納得したような気がする』 『同時に、お前が理解者を得られず諦めそうになるのも』 『話はそれだけだ』 同情や憐憫といった情はなく、ただの感想だった。親に報告する子供のように特に意味もなく報告しにきただけ。 理解してほしい部分を詳しく聞いていなかったからか、美大生と似たようなものかという認識のまま話をした。 もっとも、貴方と彼とで決定的に違うのは相手に興味を持っているかそうでないかだったが。 (-274) 2022/02/25(Fri) 16:53:47 |
【独】 規律 ユスなんか匿名箱ユスで助からない人いるっぽいんだけどユス何もしていないが……?どうした……? 睦月さんかな……好みそうだもんな、第一印象「睦月さんが好きそう」だったし……私も好きよ、この顔 (-275) 2022/02/25(Fri) 16:56:08 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス「幾らでもっすか。 本当に……? 」なんて言ってみる。 いや、翌日とかに行っても普通に待ってそうだなこの人。 失礼します、と一言断ってから隣に腰掛けた。 「ところで聞きたい事っていうのは」 僕のは至急の用事という程ではないので、先に話を促した。気になるしね。 (-276) 2022/02/25(Fri) 16:58:48 |
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ 「すまん言い過ぎた。流石に合議が始まればそっちに行く」 「それ以外であれば、待つ努力はするが」 馬鹿正直に答えた。義務なので……。 「ああ、聞きたいことか。メイサイは何故見学を希望したのだろうかと思ってな。好奇心なのか、或いは臓器提供を受ける予定でもあるのか」 (-277) 2022/02/25(Fri) 17:06:19 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス 見学理由か。 ここへ来てから3回目の質問だった。 やっぱり見学理由って皆気になるのだろうか。でも、この人は勘が良いね。 「そうですね」 「皆さんが人を殺すところを見に来ました。 近々人殺しをするつもりなので、色々学びたいと思っています」 あはは。僕は笑う。わざと露悪的に笑う。 (-278) 2022/02/25(Fri) 17:22:00 |
【秘】 医者の息子 カイ → 規律 ユス考えが変わったという言葉に、あからさまに「はあ?」 と声を上げた。生きたいという人が増えるのは カイにはただ不都合極まりないことだからだ。 けれど続いた問いにはひとつ、ため息。 「……心からやりたいことに決まってるだろ」 覇気があるというよりは忌々し気に。 ただひたすら、鮭の切り身を分解しながら。 「医学部に入って、父さんよりも優秀な医者になって功績を残す。 中学から受験して、ひたすら勉強に時間を費やしてきたんだ」 だから、やらなければならない。 カイの前後にはただひたすらまっすぐなレールが敷かれている。 「君の見たいものって、ここじゃ見れないのか。 ……作りものじゃ、意味ないってか」 (-288) 2022/02/25(Fri) 19:36:04 |
【秘】 演劇 アクタ → 規律 ユス「ふゥん、」 飲み物のグラスへ口を付ける。 傾けて、一口含んで、飲み下す。 「自分の経験したことなのに、 そんなに他人事みたいに思うんだ。 ……面白いじゃん、書き甲斐あるよ。」 7、8、片手の指を曲げ伸ばしして数えてみて 途中で飽きたのか、ぱ、と止める。 「何か……そうなるようになった きっかけが思い出せたら、 色々分かるんだろうけど……」 はしゃいだり、心躍らせる君を想像してみて あまりに現在の君とかけ離れていて、我ながら、は、と鼻で笑ってしまった。 「……家の都合って? あ、これ気軽に聞いて良いやつ? もう聞いちゃったけどさ。」 (-289) 2022/02/25(Fri) 19:47:54 |
【独】 規律 ユスツルギが可愛すぎて気が狂いそうだしメイサイお前どういうことやねんだしカイも心配だしアクタの今後どうなるかオロオロしてる のにこの男は無気力マンなのでキレています バカ!!!!!!!!!!!! (-290) 2022/02/25(Fri) 19:54:57 |
【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ 上がった声も気にせずヨーグルトを咀嚼している。そんな反応をするだろうなと予想はしていたが、予想しただけで特に何も思わなかったので気にならなかった。 「……俺の周囲の、一般的な反応の話なのだが。 WやらなければならないWではなくWやりたいWことを持つ者はため息をつくこともそんな風に話すこともないと思うんだがな。お前は違ったということか」 何の感慨もなく呟く。 「しかし医者になるどころか他人を超える功績を残すとまできた。医者になるだけでは駄目なのか。何か目指すことになったきっかけでもあるんだろうか」 青年の脳裏に浮かぶのは、はるか彼方まで上り坂になっている貴方の真っ直ぐなレールだった。昇るのが大変そうだとぼんやり思う。 「俺の見たいものはそうだな、ここでは見れない。外でしか作れないものだから」 (-307) 2022/02/25(Fri) 21:37:50 |
【秘】 ユス → 奇形 メイサイ「……ふむ」 浮き彫りになった歪な笑み。 真っ直ぐに、馬鹿正直にそれを見つめて幾ばくか口を閉じたまま動かない。どう言おうか考え中らしい。 「メイサイの『殺す』の定義が分からないな。 投票して行われるのは臓器提供者の選出だけで、間接的に殺すといえば確かにそうだが、自分の手で直接殺すわけではないのだからそれが見たいなら生憎……」 途中で言葉が途切れる。 「ああいや。ここでも関係なく人を殺そうと思えば殺せるな。殺せば自分に投票されることもないだろうしな、そういう可能性もあるのか。 見学者はステルス機能がついているし、学ぶのに都合がいい。 もし殺人が起きた時立ち会えるといいな。頑張ってくれ」 笑う貴方とはまるで反対。眉一つ変えず、そう述べた。 (-310) 2022/02/25(Fri) 21:49:18 |
【秘】 規律 ユス → 演劇 アクタ「思い出に何か思うところもないのでな。 ……うん? きっかけか? ああ、それは分かる。別に記憶喪失というわけではないのでな。楽しいと感じることが分からなくなったしどうでもいいから思い出せないだけで」 指折り数える貴方の様子を見守りながら言葉を続ける。 「11年前、7歳の頃に臓器移植を受けた。それ以降だな、考えるのをやめ始めたのは」 鼻で笑われた理由が分からないので、首を傾げるとまではいかずとも目をぱちりと瞬かせた。 「別に聞いても問題ない。2年前父が事故で死んでな。母はそれまで専業主婦だったし、大学行くどころじゃなくなったので働くことにした。それだけだ」 (-312) 2022/02/25(Fri) 21:55:16 |
【秘】 医者の息子 カイ → 規律 ユス「うるさいな」 頬杖をついて、不機嫌そうに吐き捨てる。 君は人をよく見ているなと思う。 「どっちも同じようなものだろ。 やりたいんだよ僕は。……誰にも期待されなくても」 誰にも期待されないから。 「医者になるだけなら他にも大勢── 代わりなんて、いくらでも……どこにでも、 "すぐ近く"にだって、いるんだ…… きっかけなんて……、ただ親が医者ってだけだよ 跡継ぎがいるんだ。」 ぼそぼそと呟きながら遠くを見ている。 自分よりできる人間なんてごまんといる。当たり前だ。 「そうかよ……君、何にも興味なさそうな印象だったけど そこまでしてみたいんだ。よっぽど珍しいのか」 (-322) 2022/02/25(Fri) 22:11:53 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス「どっちでも構いませんよ」 『殺す』の定義はね。 「ユスさんは、何と言うか。本当に正直ですね。 ありがとうございます。頑張ります」 こちらを見つめる彼の表情ときたら、何ひとつ変わらない。 何かが欠け落ちているみたいに不気味で。 ああ、でも。 僕は、僕の迂遠な言い回しと作為的な表現を真っ直ぐに受け止めてくれるあなたの事は結構好きだよ。 「そうだ。僕からも質問。 あの最初のアンケート? 1番にマル付けてたのはどうしてですか?」 私は、脳死の判定に従い、脳死後全ての臓器を提供します。ってやつ。 (-325) 2022/02/25(Fri) 22:27:21 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス青年は裁判場でログを見返しているところだった。 『これはエノさんには言わないでほしいんだけど。 それに上手く言えないし、伝わらないかもしれない。』 こちらも前置き。君は言いふらすタイプじゃないだろうから、あまり心配していない。 『俺の考える理解者と、エノさんの考える理解者は多分違う。 俺の考える理解者は、 同じ経験をした人 だ。』「………」 少なくとも君には話すべきかもしれない。 ……君は俺のやりたいことを一緒にやろうとしてくれたから。 迷いながらも決めた。だから続きが表示されるには時間がかかる。 『人の考え方って、過去で決まると俺は思う。 全く同じ人生を歩んできた人がいたら、その人は俺の理解者だし、俺はその人の理解者になれる。多分な。』 『例えば臓器提供を受けて生きてきた今のユスと、健康で臓器移植をせず生きてきたユスは違うことを考えてるはずだ。 違うことを考えてる人同士が理解できるなんて、俺は思わない。』 善人と悪人の基準は曖昧なのに、理解者という基準はとてもハッキリしていた。善悪について考えるよりも、長く考えてきたみたいに。 (-327) 2022/02/25(Fri) 22:35:31 |
【秘】 演劇 アクタ → 規律 ユス「───え、」 臓器移植。 父が事故死。 淡々と語られる内容は 恵まれた家庭で生きてきた男では、簡単に想像出来なくて。 暫くそのまま、目を開いて君を見つめていた。 「そ、れは……、 楽しい事が、分からなくなるくらいに……、」 臓器移植を受けるくらいの、 何か悲しい出来事があったのだろうか。 幼い君が傷付いて、 傷を見ぬふりする為に、感情を捨てて。───なんて、 勝手に想像して、勝手に考えて。 表情を歪めない君の代わりに、勝手にへにゃりと眉を下げた。 でも。 一度踏み込んだなら、最後まで。 君の事を、知りたい。 「……そっか。 何で……臓器移植を?」 (-329) 2022/02/25(Fri) 22:39:44 |
【秘】 規律 ユス → 演劇 アクタ 硝子のような目で貴方の反応を見る。貴方のような反応をする者も少なくなかった。何の感想も抱くことなく見つめ続ける。 自分と違って感情が顔に表れやすく、変化の幅も広いのだと。 淡々と印象を頭に留めながら。 「何で、と言われてもな。俺が患ったのは重く、有効な治療法がそれしかなかったからだ。 あの時は生きたいだとか死にたいだとか考える余裕がないほど苦しかったから、体調が良くなかった時はW楽になりたいWとばかり口にしていた気がする。 結果親の判断により臓器移植を受けて、無事拒絶反応も起こすことなく体が楽になって問題なく生きている。……今思うと死んで楽になるという道もあったのかもしれないがな」 自分の歩んだシナリオをかいつまんで説明し終えると、グラスを掴んでもう一度呷った。 (-352) 2022/02/26(Sat) 2:57:02 |
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ「定義としてはどちらでもいいのか。利がなかったと落胆することもなくなるな。いいことだ」 さて、貴方の真意はいったいなんなのか。それを問いただす者はここにはいなかった。 「別に嘘をつく理由が無いからな。取り繕わなければならないほど隠したいものも、そうしようとするやる気も、何もない」 世間的に悪だと断じられることを語る時に笑うことの出来る、何かが欠けた者を硝子のような瞳が捉える。 俺は、迂遠な言い回しと作為的な表現で接してくるお前のことは別に好きでも嫌いでもない。 「ああ、アレか。命を返しにきたからだ」 さらりと答えて、少し考えてから言葉を続けるために口を開く。既に二回ほど似た質問にこう答えたが、毎回詳細を説明することになったのを思い出した。 「俺は昔臓器移植を受けたことがあって、もうその時点で俺の命は俺だけのものではないらしいから。 無駄に消費しない為にここで提供者として死のうとしたというわけだ。予定が変わってしまったがな」 そういう関係もあって、もう一人の見学者や貴方に元々話しかけるつもりだったことも補足する。もし臓器移植予定者だった場合、かける言葉があったという。 (-357) 2022/02/26(Sat) 3:42:17 |
【秘】 規律 ユス → 医者の息子 カイ「俺は同じとは思わないな。WやらなければならないWと言われたところで、強いられ選びやすく誘導されたとしても結局己の行動を最終的に決めるのは自分自身だろう。 やらなければいけないを選ぶ人間にはそれを言い訳にして考えることを放棄する者だっている。強いてきた人間、環境に責任を押し付けて何も考えず楽になりたいから。俺がそうだ。 だから、能動的にWやりたい事Wとして選ぶお前のことを素晴らしいと言ったんだ。初めにな。それは今も変わらない」 誰にも期待されなかったとしても。 「Wすぐ近くW? ……ああ、もしかしてプロフィールにあったお前の弟のことか? ……ふむ。 要は──誰かに見てもらえて、揺らぐことのない自分だけの居場所が欲しいという感じなんだろうか」 一度手帳を取り出し、緑茶の入った湯呑みを二人分出して頬杖をつく貴方に片方差し出した。話をする時は飲み物があった方がいいという考えからだった。 なお、貴方が忘れずに飲み物を既に用意していてもしれっと置く。 「俺の見たいものに関してはそうだな。かなり珍しいと思う。 もうずっと真面目に考えて動くなんてしていなかったから、こんなに見てみたいと俺から思うなんて自分でも少し意外だった。まだ感情は死んでいないらしい」 (-358) 2022/02/26(Sat) 4:28:10 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ どれだけ時間がかかっても、共犯者はじぃっと待ち続けて全ての言葉を見つめた。 『同じ経験』 『そうか』 『それは確かに、理解者と出会うのが大変そうだな』 思考。そして入力。それなりに時間がかかった。自分では思いつかなかった考えだから。 『例えがわかりやすいな。確かに何の病もなく健康に生きた俺がいたのだとしたら、考え方はだいぶ違っていたことだろう。今まで経験したことが今に至るまでの俺を作り上げているから』 ややあって、更にメッセージが書き加えられる。ただの報告で済ませようと思ったが、知りたいことが出来た。 『ツルギ、二つ聞きたいことがある。 お前が欲するW理解Wとは、どこまでだ? どこまで他人に理解されたい?』 これは裁判場でエノに投げたものと同じだ。 『もう一つ。同じ経験のW同じWとは、どこまでを指す? 生まれた瞬間からか? それとも、限定的な範囲か?』 (-359) 2022/02/26(Sat) 5:22:06 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス『うん。だからユスは俺を理解できないし、俺はユスを理解できないと思ってる。』 ここが青年と色芽木絵乃の大きな違いかもしれない。 相互理解はできないものだと既に考えているから。 『…その質問にはまとめて答えられそう。ちょっと待って。』 カフェで抱いたあの気持ちは、間違いなく喜びだった。自分の中でメレンゲのようにフワフワとしたままだった感情を、少しずつ文章にしていく。 大丈夫、君になら言える。 『俺は、』 『自分と同じ景色を、一瞬でもいいから誰かに見てほしい。』 地面が崩れ落ちた真っ暗なトンネルの中で、 何かに追われ続けるあの感覚を。 (-364) 2022/02/26(Sat) 10:54:57 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス『俺の考える理解は、言い変えれば 共有すること なんだよ。………まあ、難しいことに変わりはないな。頭痛だって、相手が自分と同じくらいの痛みを感じているとは限らないわけだし。』 自分の考えていることが全てわかる理解者を見つけるよりも、現実的な気がする。 あくまで比べた時の話だけど。 共有だって難しいことに変わりはない。 『だからさ、』 (-365) 2022/02/26(Sat) 10:55:54 |
【秘】 あの日の ツルギ → 規律 ユス『 似たような状況 を用意すれば、』『 同じ が、』気持ち を体験する人『作れるんじゃないかって。』 そんなものを作ろうとすれば、前に話した通り法に触れることになる。 本当に同じ気持ちになってくれる保証だってない。徒労に終わる可能性だってある。 実らない結果の為に奪われた命は哀れだから。 『俺が言う諦めきれない≠チていうのはこういうこと。 どうかな、上手く言えてる?』 だからそれを受け入れて貰えたことが、 俺が作る景色を見たいと言ってくれたことが、 あんなに嬉しかった。 (-366) 2022/02/26(Sat) 10:57:30 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス「!」 至極当然のように、さらりと答えられる。 僕は少し目を見開いたかもしれない。 「移植から10年経ったら候補者の対象になるんですよね。え、まじでなるんだ。 容赦ねえ……。 はあ……なるほど。レシピエントか。 なら、まあそうなりますよね」 とても納得したと言う風に頷いた。 「臓器移植受けた時……、どうでした? 痛かったですか? 拒絶反応は苦しかったですか? あ、と言うかどこの臓器ですか? どんな気持ちで受けたんですか。後悔なんかはしました?」 それから、彼を質問攻めにする。 訊きたい事が沢山あったからだ。 「……予定が変わったって言うのは?」 (-368) 2022/02/26(Sat) 11:09:06 |
【秘】 演劇 アクタ → 規律 ユス「し、」 死んで楽になるなんて、と言いかけて ここはそんな綺麗事を吐く場ではない、と思い至る。 「……そっ、か」 でも。 「でもさ、親御さんはお前に生きて欲しかったから、手を尽くしたんだろ。 そんな人達が居るのに、W死んだら楽Wとかはさ……言うなよ。」 事実はどうだろう。 義務感からだったかもしれないし、自分の想像通り君を愛していたのかもしれない。 分からないけれど、分からないなりに、伝えたいと思った事を、君へ伝えた。 「はーあ! お前、何聞いてもつまんなさそう!」 がたん! 椅子の音を鳴らして立ち上がれば そうして君の目の前まで顔を近付けにっと笑って見せる。 「散歩しながら話そうぜ、 その方が僕は楽しいしさ。……お前もそうかもしれないじゃん?」 きっとそうだと良い、と。 君の返事を待たずに背を向けて、カフェを出て行く。 ……君が着いてくるかと時々心配そうに振り向きながら。 (-380) 2022/02/26(Sat) 12:55:55 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ『同じ景色を見ること、共有すること』 要点を繰り返す。貴方に知覚出来ることではないが、手帳型の端末を持っていた青年は届いたその文面を自分の指で何度もなぞった。 きちんと覚えるように。自分が投げ捨ててきたものと違い、頭の片隅に追いやることのないように。 『ありがとう。非常に分かりやすい説明だった。疑問が無くなりすっきりした』 回答への礼を述べ、暫く空白が続く。 『理解者の定義を聞いた時に色々考えが浮かんでな』 『エノさんの望む理解者は、相手が能動的に彼を見なければならないものだと思っている。 だが、お前の望む理解者は同じ経験をすること』 『この時点で思ったんだ。 生まれた時からまるきり同じものを経験する人間、完全な理解者は無理だったとしても。限定的な範囲でなら──』 ▼ (-381) 2022/02/26(Sat) 13:08:36 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ『人工のもので果たしてツルギは納得できるのかと危惧していたが、先程の回答を見て安心した』 貴方のやろうとしていることが世間一般に受け入れられないことも、そして手を貸せば己もまた法に触れるものだと、理解している。 けれど、理解していることは決して行動をやめる理由にならない。否、なれなかった。この青年にとっては。 『お前の言う通り、俺はお前を理解するのは困難だ。まず感情といった感情がなかなか動いてくれないから。 他の者なら、どういうものが楽しいとかどういうものが悲しいとか、手ずから教え込めるかもしれないが』 『ただ、理解できなかったとしても。俺は楽しそうな顔をするお前と、そんな顔をしたお前が作るものが見たくなった』 『だから手伝おう。諦めきれない限り、いくらでも付き合う。 元より俺は死ぬつもりで、他に生きたい理由などなかったから。いくらでも協力できる』 (-385) 2022/02/26(Sat) 13:11:09 |
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ「そうだな。あれから11年経過しているから選ばれたのだろう」 目を見開いた様子を見て驚いたのか或いは不思議に思ったのか、瞬きをぱちぱちと少しだけしてみせた。 「術後は色々と管が繋がってて痛かった。拒絶反応も今こそ安定しているが術後数ヶ月は熱が出るなどあったな。薬の関係で感染症にかかりやすい状態だったから、食事の管理だとかリハビリだとか気をつける事も多かった。 どんな気持ちで、か。とにかく楽になりたかった。後悔は特に。したところで何も変わるわけではないから。……メイサイは移植手術で後悔するようなイメージを抱いているのか?」 質問攻めには一つ一つ答えていく。眉一つ動かない。 「ああ、最初の合議のあと色々人と話をしてな、考えが変わって生きて帰りたくなった。見たい景色が出来た」 (-389) 2022/02/26(Sat) 14:22:21 |
【秘】 規律 ユス → 演劇 アクタ 伝えたいと思ったことを受け取る。この青年に拒絶は無い。拒絶すると言う考えが無い。 「…………」 思考。沈黙。 成る程、お前もか。 「そうだな。善処しよう」 静かにそう答えた。 青年の親が何を思っていたか、真実は分からないままだ。青年自身は親がどう思っていたかなどまるで興味がなかったから。 「つまらないと言われても、面白くないと最初に忠告したんだがな。 散歩か。たしかに座りっぱなしだと体に悪いしな。いいだろう」 花咲く笑顔を浮かべた貴方を、表情一つ変えずに追いかける。態度や雰囲気は滅多に変わらなくても、約束したからには貴方を捨てるなんてことはしなさそうだ。 (-390) 2022/02/26(Sat) 14:31:41 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス『ありがとう。伝わって良かった。案外価値観が近いのかもな。 楽しいとかは、俺もよくわからなくなったから………そういうのは多分、アクタの方が詳しいよ。』 悲しいとか、気持ち悪いとか、……怖いとか。青年が今もなお感じる気持ちはそんなものばかり。どうせ麻痺するなら、そっちも痺れてくれたら良かったのに。 しばらく目を離していたログを閉じて、受け取った文章を頭の中で読み返す。 『あのさ、さっき裁判場でカミクズさんが言ってただろ。この空間で死ぬと、現実でも死ぬことがあるって。 これは頼みじゃなくてお願い。だから別に守らなくたっていい。』 (-391) 2022/02/26(Sat) 14:39:07 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス『自分から死ぬようなことはしないでほしい。 殺されるとかは、しょうがないけど。 自殺みたいなことはやめt| …………入力が止まる。 冷や汗が手に滲んだ。自分から死にに行くな?何を言ってるんだ、俺は。 これは過干渉じゃないか。 君の周囲にいた人たちと、同じじゃないか。 君の命なんだから、君が好きに使うべきなのに。 『ごめん、今のなし。言いすぎた。見なかったことにして。ユスの好きにしてくれ。』 矢継ぎ早に続きを送って、深く溜め息を吐いた。 (-392) 2022/02/26(Sat) 14:40:20 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス「ええ〜……辛そう……」 訊いておいて僕は顔を顰めた。 直球な感想。 「11年前って事は……今18歳って書いてたから、7歳の時ですかね。 え? いや……何と言うか、割り切ってますね……」 「あ、もし見学者に臓器移植予定者がいたら何て言うつもりだったんですか?」 質問にひとつひとつ答えてくれるユスさんは、やはり無表情。何考えてるんだろうね。 「……見たい景色ですかあ。 いいですね。ユス先輩がここから無事帰れるといいです。 応援してます」 (-395) 2022/02/26(Sat) 15:21:16 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ『そうだな。共感してくれる部分があり、それ故に本音を晒せたから価値観が近いのかもしれない。 ……楽しいとかは、か。残っているものもあるということか。お前にとってそれが良いことかは分からないが』 中途半端に残っているものと、完全に麻痺してしまったもの。いったいどちらが幸せなのだろう。青年には答えが出せなかった。 『』 入力中。それきり、文字が送信されてこない。 それからどれだけ時間が経ったのだろう。長かった気がするし、思ったより短い時間だったかもしれない。 『ツルギ』 まず、静かに名前が入力される。 『見なかったことにしろだけなら言わないつもりだったが、好きにしろと言われたので言うことにする』 ▼ (-399) 2022/02/26(Sat) 16:01:26 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ『命を大切にしろ。 人に感謝して生きろ。 救われたのを無駄にするな。 これらを言われ続け、何故俺が疲れたか分かるか? 何故俺自身が取り上げられ個人を尊重されないと感じたか分かるか?』 『 皆、俺の為と言っておきながら他人ばかり見ていたからだ 』これは貴方の為。 あの人に申し訳が立たないでしょう。 これはお前の為。 無駄にしたらお前の為に死んだ人はどうなる? これは義徳の為。 お前の命は、お前だけのものじゃない。 理解はできる。提供者がいなければ今の自分はいないのだから、勿論感謝している。それは当然だ。 ──俺のことよりも、命を他人の為に捧げた者の方が尊く、大事にしなければならないのだろう。 それなら、最初からそう言ってくれ。 俺の為だと言わないでくれ。 面倒だ。 ▼ (-400) 2022/02/26(Sat) 16:03:45 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ『お前が俺に死ぬなと言うのは、誰の為だ?』 ユスか、或いは他人か、または── ──ツルギ自身の為か。 『この答えは聞かない。ただ、もし、もしもお前の答えが俺が思っているのと同じだったのなら』 入力しながら考える。お前はもう少し我儘になってくれてもいいのにと。事情を知った今難しいことは分かっているが、せめて俺といる時くらいはと。 『俺は歓迎しよう。いきなり殺されるかもしれないからお願いをきちんと聞けるかはともかく、俺はその言葉を忘れない』 お前が、生きている限りは。 『……話が長くなってしまったな。時間をとらせてすまない。 これとは別に時間があればゆっくり聞きたいことがあったが、それはまた明日三回目の合議が終わった後にでもしよう。お前の都合が悪くなければな』 (-403) 2022/02/26(Sat) 16:06:16 |
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ「そうだな。辛いか辛くないかと言われたら辛かった。色々面倒事が多かったから」 直球な感想に頷いた。気持ちはわかる。 「割り切っている、か。そう言うと聞こえはいいな。 ……ああ、言う言葉か? 他人の臓器を貰って生きると周りからとやかく言われることが多いぞと。耐えられそうになかったら早急に環境を変えることを勧めると」 お前もコタも違ったがな、と呟いた。お前も表情が結構変わるタイプなのかとぼんやり思いながら。 「ありがとう。こればかりは天に祈るしかないな。生きる為の根回しも考えたが、色々事情があって何もしないことにしたから」 (-405) 2022/02/26(Sat) 16:12:54 |
ユスは、剣道って絵になるなと思った。 (a60) 2022/02/26(Sat) 16:14:21 |
【人】 規律 ユス 色んな者と話をしたり連絡をしたり。なんだかんだやる事は結構あった。一人の時間になってぼんやりと適当に散策する。 「……こんなに頭を使ったのは久しぶりだな」 自分で何か考えるなど、殆ど放棄して長かった。 広場でどんどん斬られていく巻藁を見たり、空をのんびり泳ぐ白い鯨を見たり。視線をゆったり動かしてから眉間を指で揉んだ。 最初の投票時間が来ると言うのに、相変わらずだった。 (43) 2022/02/26(Sat) 16:48:32 |
ユスは、そういえばぬいぐるみに詰め込まれた人はどうなったんだろうと思った。 (a61) 2022/02/26(Sat) 16:52:48 |
【秘】 モノノ怪 ユメスケ → 規律 ユス『休みたい時は休めって言葉自体は悪いものではないと思います。 柚須お兄さんから出てくるその言葉が嫌でした。 休みたい時に休める人の言葉です。 海に行こうとしなかった人の言葉です。 選べることが当然の人から出る言葉です。 行動の選択を決めるのは自分自身と言える人の言葉です。 お兄さんも遺書の類を書くなら〜と書いたのは 俺の嫌な気持ちを広げようとしただけです。 そんなこと遺書で謝られた方が下の子さん達いやだろ。 知らんけど。 だからそんなことは遺書には書かないでいいと思います。 生きて帰ることがあったら聞いてみたら?ってくらい。 仲間の鯨がどう思おうと死ぬ鯨には関係ないというのに、 とても納得しました。知らなければそこにないのと一緒ですね。 仮に、あくまで仮に。 お兄さんの家族がお兄さんがここで海を出したと聞いたなら、 お兄さんは家族と海に行きたかった人にされるんだ。 生きている時は何を考えているかわからなかったけど、 本当は家族のあたたかさがほしかった人にされて、 家族はもっとしっかり話していればよかったとかって思うんだ。 それも死んだ鯨には関係ないね。 読んでくれた? なら俺の自己満足に付き合ってくれてありがとう。終わり。』 空の色が変わっていく頃、そんな作文めいたメッセージが送られてきた。返答を求めているわけでもなさそうだが、返答をされても構わなさそうだ。 (-410) 2022/02/26(Sat) 17:15:05 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス「あ〜〜やっぱ色々言われますか……切実ですね……」 そうだろうな。 まだ生きられる筈だった他人の臓器だもの。 そして臓器移植予定の人的には普通にためになる情報だった。 「あはは、それはそうですけどね。天に祈りましょう。 誰に投票が集まるんでしょうねえ……。 まあ〜……無理だったら、ドンマイです」 軽い調子で言っておく。 ふざけるなって良く言われるけどさ。 でも、無駄に大きな期待をかけられて、実現できなかった時の不甲斐なさと言ったらないから。 だから僕はそう言って。 「色々聞かせてくれてありがとうございました。 次の合議も頑張ってください」 笑って、その場を去って行くのです。 (-411) 2022/02/26(Sat) 17:46:01 |
【秘】 演劇 アクタ → 規律 ユス「なっ、なんだよ…… お前は両親の事、嫌い? ほんとに……生きてる方が嫌だった?」 沈黙。善処との言葉。 家族を愛し愛されて育った男には、理解出来ない感情だけれども そういうW家庭環境Wがある事は、知識として頭にあった。 ───勿論これも、勝手な想像だ。 君が後に続くのを確認すれば、からん、とベルを鳴らしてカフェを後にして。 特に当てもなく、VR空間を歩き出す。 男は、散歩が好きだ。インスピレーションが湧きやすくて、楽しいから。 「お前がつまんなさそうって言ってんの。」 ぐっと背伸びして、 君の眉間にデコピンを食らわせようとする。 最高速度を100として、6ぐらいの速度だ。君は避けられるか? 「あ、バイト何してんの?」 しれっと次の話題を振った。 (-416) 2022/02/26(Sat) 19:32:15 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「…………」 口の中が乾いた気がした。 誰の為。 嫌と言うほどそれに対する答えがハッキリしていた。嫌だな、君に嫌われたくないのに。せっかく見つけた可能性なのに。 君に誰かを嫌うほどの感情がなくて良かった。良かったのかな。 『そっか、わかった。合議の後な。予定空けとく。』 入力の時間はとても長かったのに、結局青年からの返事はそれきり。 (-425) 2022/02/26(Sat) 20:39:18 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「……………俺のためだよ。」 ポツリと届かない答えを告げて。 しゃがみこんで、頭を抱えて。 くしゃり、と我儘な自分の髪を掴んだ。 重いな、悪い癖だ。自分がこんなに重い人間だなんて知りたくなかった。 俺にとっての君は唯一だけど、君にとっての俺は他人でしょう? (-427) 2022/02/26(Sat) 20:43:07 |
【秘】 医者の息子 カイ → 規律 ユス「……っ、だ、黙れ!」 「……素晴らしくなんかない……! 僕は、素晴らしくなんかない…… 素晴らしかったら、もっと結果を残せるはずだ…… あいつなんかより、……」 そこまでいってはっとする。余計なことを口走ってしまった。 すぐに、力なく俯いたままぎゅっと拳を握る。 「………………」 短く息を吐いて、君から目を逸らす。視界に入って来た緑茶を ひったくるように掴んで一気に飲み干そうとして 「あっつ!」という声を共に中断された。 君の言った事はきっと図星だった。 「はっ。そりゃあ、よかったな。感情が生きてて でも気づくのが今ってのが遅かったな」 皮肉を込めて呟いたけれど、そこに覇気は感じられない。 けれどどこか君のことをカイは羨ましいと思った。 (-433) 2022/02/26(Sat) 20:52:22 |
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