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【秘】 ガラクタ モノオキ → 包帯 タンジー「うん。」 頷く。そしてバケツの似顔絵の口に自分の人差し指を持ってくる。 秘密ね。 多分、まだ他の人には教えたら怖がるから。 「んー……んふふ。ううん……」 あなたがまだ笑顔でないなとは思った。 上手くかけなかったのかな。いや、伝わっているはず。自分の似顔絵を自分でも見返してみた。伝わっていそう……。 じゃあ、やっぱり怖いのかな。やっぱり教えるのは駄目だったかななんて。 だから代わりに似顔絵を丸めて捨てた。自分が隠した虫の形をした小石などと共にゴミ袋へと入れた。 「んふふ」 〔でも大丈夫だよ。石は笑顔のままだから、腐るよりはいいと思うよ〕 なんてあなたの声に出さない疑問に子供が答えることはない。その代わりにあなたの言葉へのお礼の笑い声を出した。 (-1) 2022/07/20(Wed) 22:02:09 |
【人】 包帯 タンジー出て行った二人を待っている間。 突然のノルの行動に。何をしたか認識したのは、大広間に鈍い音が響いてから。 驚きに目を見開いて、目を逸らして。すぐにまた見て。 それから座り込んでいたけれど、ふらりと立ち上がり、リーディエの後を追うようにして二人の元へと足を進める。 「ごめん……」 もしもリーディエがノルの邪魔をするのなら、それを阻むように立つだろう。 呟く謝罪の言葉は誰に対するものか。 クローディオを見る瞳は、それはもう様々な気持ちが入り混じっている。 (4) 2022/07/20(Wed) 23:20:41 |
【人】 包帯 タンジー床に転がる赤い結晶に目を奪われる。 色は違うけど、似てるそれ。 だけど、今はそんなことを気に掛けている場合ではない。 「リディこそ、邪魔しないで。」 叫ぶリーディエに(>>5)そんなに大きな声ではなかったけれど、ハッキリと告げる。 何をされようとも、近付けさせまいという意思がある。 クローディオはまだ、生きているだろうか。 いや、二回くらいでは死にはしない筈だ。だって、主人も何発も殴られていた。 真っ直ぐに二人の元に来たから、凶器に出来そうなものは何も持っていない。 三回目が花瓶が振り下ろされようとするならば、それを止めて自分がやるつもりだ。 ノルだけに、手を汚させるつもりはない。 (7) 2022/07/20(Wed) 23:41:27 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 包帯 タンジーリディが触れる間、癒しの効果が流れ込むかもしれない。 それは気力や体力。怪我等も治すもの。 布越しでさえも、上手く制御は出来なくて。 少しの接触でさえ、送り込んでしまうから。 だから誰にも触れないように。 触れたくても、触れられない。 だってそれは。………………それは、 (-24) 2022/07/21(Thu) 0:13:19 |
【人】 包帯 タンジー自分を掴んだリディの手首を、包帯を巻いた手で掴み返す。 煌めきの効果がタンジーにも表れるのだとしたら、気付くのはもっともっと後だろう。 「何も、知らないわけじゃない。」 ユングフラウのあの手紙を信じるというのか。 何かを見て、誰かを庇ってると思わないのか。 「僕は、許されなくていい。」 リーディエからの瞳から溢れる涙を真っすぐ見て、ますます表情は苦しみに歪む。 だからといって近付けさせるでもなく、阻んだまま。 辛そうな表情で乱暴にリーディエの腕を払い除け、突き飛ばして。振り払った拍子に解けかけた包帯も無視して、ノルの持つ花瓶を手にしようとする。 それからはほんの僅かに躊躇ってから、先程見たのと同じように振り下ろす。 何事もなければ、花瓶はクローディオの頭部目掛けて落ちていくだろう。 (9) 2022/07/21(Thu) 0:31:10 |
【秘】 包帯 タンジー → 命灯癒光 リーディエ癒しの力は、何処までの効果を表すのだろうか。 貴方のことを振り払うために思い切り掴んで、更には突き飛ばしてまったから。間違いなく、体には影響が現れる。 服の下に隠れている、自分で作った傷を治す程度のものであれば良いのだが。 予想できぬ効果が出るのなら、この場で解ってしまうのだろう。 (-36) 2022/07/21(Thu) 0:46:41 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 包帯 タンジー制御不可能な力であるからこそ、その効果に振れ幅は存在する。 小さな力であれば気力を回復し。 もう少しともなれば体力を。 更に行けば怪我を。その次は病を和らげ。 もっと、もっと。リディが倒れてしまうほどに強い力であれば。 ──死の間際であろうとも、上手くいけば。 ただ、今貴方に送られた効果は傷を治す程度のものだろう。 白い肌は更に白く……を気づけたかどうか。 だから気づくのは後になるかもしれない。 貴方の思うままに、効果を得たっていい。 (-42) 2022/07/21(Thu) 1:00:45 |
タンジーは、四度目の花瓶が落ちて行くのを、ただ見ていた。 (a15) 2022/07/21(Thu) 2:40:08 |
【人】 包帯 タンジー『ひとごろしは、許されない。』 許されたくない。 許さないで。 事切れたクローディオのすぐそばに、力無くしゃがみ込むと今になって目から涙が溢れてきた。 足元にも結晶は散らばっていただろうから、誰にも見つからぬように一つ、手の中に握り込む。 そんな資格、あるわけないのに。 ノルは何処かに行ってしまったから、いま、ひとごろしはここに自分ひとりだけ。 モノオキが結晶を掃除し終わってからも、暫くはそこで動かずにいるだろう。 (24) 2022/07/21(Thu) 3:09:55 |
【人】 包帯 タンジー「……僕、部屋にかえる。から」 ゆっくりと立ち上がり、誰に言うでもなく呟く。 間違えたことなんてしていない。はずだ。 そうじゃなかったら? 手を握り締めたまま扉を出て、一階の自室のある方へ。 これでクローディオへ直に、危害を加えた者は大広間から居なくなった。 (25) 2022/07/21(Thu) 7:19:06 |
【独】 包帯 タンジー「ノルは、クロを見たって……だから、」 だから、やったのはクロだって だから、ノルは殴ったはずで だから、邪魔されたら困るって だから、僕もクロを殴って ──だけど、本当に犯人はクロだったの? ひとごろしと言いながら、最後まで笑っていたクロの顔がずっと離れない。 それは頭を殴られ横たわっていた、主人の姿と時折重なって。 『許されなくていい』 あの時はそう思ったはずなのに、手の震えが止まらない。 リディの様に『許さない』と声を上げて 憎しみの目を向けて貰えていたら、ここまで苦しくならなかったのだろうか。 「ノル……どうしてる、かな……」 赤い欠片はずっと握ったままベッドで蹲る。 その夜も、ろくに眠ることが出来なかった。 (-94) 2022/07/21(Thu) 20:53:30 |
【秘】 包帯 タンジー → 命灯癒光 リーディエ「……僕も。みんなと一緒で、楽しかった。 ずっと、そうだったら……良かったな。 」全て過去形、もう戻れない。 だって、ここに居る子たちの中に、『許せない事』をした子が居ると思ってしまっているから。 「リディ……、 話し掛けてくれて、ありがとう。」 このまま此処で別れたなら、きっと次に会うのはあの大広間だ。 /* 秘話返信、飛びましてすみません。こちらスルーOKです! (-97) 2022/07/21(Thu) 21:25:32 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 包帯 タンジー過去の話として語る姿に、何も言えなかった。 僅かながらでも、リディもそれを理解していたから。 貴方を否定することなど、出来るはずもなかった。 首を横に振り、寂しげに笑みを浮かべる。 「時間を下さりありがとうございます、タンジー。 ……どうか、無理はなさらないで」 心から笑うことはきっと難しい。 それでもまたいつか、貴方の笑顔を見ることが出来ると。 信じていたかった……もう叶うことのない夢を。 その夢が見続けることが出来たなら、どれほど幸せだったか。 壊れたものはもう、戻らないのだと。そう知るのは少し後のお話。 /* お気になさらず 〆で大丈夫ですわ〜 (-101) 2022/07/21(Thu) 22:20:38 |
【秘】 包帯 タンジー → ガラクタ モノオキ「ヒミツ、だね。わかった。」 此方も、人差し指を口の前に当てて、内緒の仕草をする。貴方の描いた似顔絵に向かって。 「……モノのことは、怖くないよ。」 石になるのが怖いだけ。 もしも勘違いしていたら嫌だったから、口に出して伝える。 人を石にする貴方にとっては、自分が怖がられているのと同義かもしれないが。 「僕ばかり、教えてもらったから──」 手や腕と違い、髪の下でまず見えることのないだろう、頭の包帯を外していく。 殆どの人に見せたことの顔の片側。 目とその周辺はすっかり石化してしまっていて、眼球の代わりには灰色の丸い石がおさまっていた。 内緒だよ、と。 もう一度、薄く微笑む口元に人差し指を持っていき、見えぬ瞳で貴方を見る。 そのあと貴方が掃除を終えたなら、部屋を出ていくのを見送るだろう。 /* 秘話返信、時間軸すっ飛ばし申し訳ありません! (-123) 2022/07/22(Fri) 1:37:50 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 包帯 タンジー子供にとっては石になるのが怖いのは、自分の気持ちの拒絶と同義ではあった。 なぜなら怖くなければ石になるとききっと笑顔のままでいてくれるから。そうしたらモノオキもみんなも笑顔でずっと生活できるんだ でも、それでも自分を怖がらないでくれるのは、とっても嬉しいことだとも知っている。 「あ、がとう」 怖くないでいてくれてありがとう。そう言いたかったが、うまく伝わったかわからなくて首を傾げた。 「おあ」 初めて見た肌の下の石をみて、わあと、少し嬉しそうな声をあげる。壊れてないままちゃんとあることが嬉しい。 「ふふ」 秘密ね。にはっと小声になって、頷いて。 その石になったところをそっと小さな手で触ろうと。その石はどんな表情をしているだろうか。笑顔でいてくれるかな。なんて モノオキが怖くないなら大丈夫だよ。死んで腐る前にモノオキが止めてあげるからね。 何れモノオキは掃除をし終わってこの部屋から出ていくだろう。見送られながら。 /*だいじょうぶですわ!こんな突撃ロールにお付き合いいただきありがとうでしたわ! (-143) 2022/07/22(Fri) 20:09:27 |
【独】 包帯 タンジーふと、目を覚まして薄らと瞼を開く。 いつの間にか眠ってしまっていたらしい。 それでもまだ睡眠が足りていないと、頭が痛みで訴えてくるが、それを無視して上体をゆっくりと起こす。 「……」 握ったままだった欠片に目を落としたあと視線はチェストの方へ。そしてベッドを出てよたよたと歩み寄ると、一番下の引き出しを開けて缶を取り出した。 蓋を開ければ中には、綺麗に並べられた色々なクッキーが。ふたりじめには多かったから、まだたくさん残っている。 そこからチョコレートのかかったものをひとつ、摘んで口に運んでみる。あの時はあんなに美味しかったのに、味がよく分からない。 パサパサのそれは無理矢理飲み込んで、並べられたクッキーの仕切りの更にその下に、隠すようにして赤い結晶の欠片を仕舞い込む。 クローディオの部屋に返そうかと思ったけど、この部屋に隠してとお願いされたものだから。元通りチェストの奥に入れておいた。 (-167) 2022/07/23(Sat) 1:47:42 |
タンジーは、部屋にこもりきりでいる。 (a37) 2022/07/23(Sat) 1:49:22 |
【独】 包帯 タンジーベッドの縁に腰を下ろして服の袖を捲り、ほぼ解けていた包帯を外していく。 ここで漸く、腕のかさぶたが無くなっていることに気がついた。 治ったと言うより綺麗さっぱり消えていて、『どうして?』と首を傾げるが、原因に考えが及ばない。 治ったからといって、喜ぶようなことでもないから。 どうせ、すぐにもとどおり。 肌に張り付いたように存在する小さな欠片を、引っ掻き、引き剥がして、ゴミ箱へ放り込む。 走る痛みに眉を顰めて息をのむが、繰り返し繰り返し剥がす事をやめはない。 こうしていると、おちつくから。 じわり溢れてくる血液で、指先が赤く染まる。 剥がせそうな欠片が見える箇所になくなって漸く、その行為を止め、ベッドに上半身を横たえるだろう。 「包帯、巻かなくちゃ…… でも。別に、もう。いいかな……」 (-175) 2022/07/23(Sat) 2:39:52 |
【人】 包帯 タンジー>>30 叫び声の後。少し遅れて出たから着いたのは、きっとノルが手紙を読み上げている頃。 開けっ放しだっただろう扉を覗けば、部屋に漂う鉄の臭い、突っ伏して動かないフィラメント、集まっている他の子たち。 「……あ、」 吐息のような微かな声を漏らし、既に良くなかった顔色を更に悪くして呆然と室内をみる。 そして覚束なくなる足元に体勢を崩し、ガタン!と扉に肩を打ち付けては、皆が此方を見たり声を掛けたりする前に廊下へと飛び出した。 この自分の行動がどう思われだろうとか、手紙を確認しようだとか、話を聞こうだとか。 全て何もかも考えずに、自分の部屋へ向かって行くだろう。 (40) 2022/07/23(Sat) 20:24:20 |
タンジーは、自室の扉を勢いよく閉めて、バン!と音が響いた。 (a43) 2022/07/23(Sat) 20:28:46 |
【独】 包帯 タンジー自室に飛び込み扉を背中で押さえて閉め、そのままずるずると座り込む。 「──どうして、どうして。やっぱり、違ったのなんで……?」 膝を抱え一人ぶつぶつと呟く。 主人を殺した人と、別の人がやったのかもなんて思うはずはなくて。クロはいなくなったから安全のはずで。 「誰、誰なの……また、殺されたら……」 ノルが読んでいた手紙の内容を思い出す。 ユングとモノは、違う。だったら。せめて、自分で出来ることを。 (-194) 2022/07/23(Sat) 20:51:55 |
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