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【秘】 永遠の夢見人 ロッシ → 無風 マウロ/* 報告ありがとうございます、確認しました! 投票先・襲撃先共にそのままで日付変更をお待ちくださいませ〜! (-72) 2022/08/20(Sat) 22:44:23 |
【秘】 名もなき医者 リカルド → 無風 マウロ『 Caro マウロ お前が今この手紙を読んでいるのなら、きっと俺はこの世にはもう居ないのだろう。 入れ違いになってしまい、すまない。 ちゃんとアイツと話が出来たかはわからないが、これ以上の被害が出ないよう努力はしたつもりだから許せ。 こんな手紙を遺す事自体、お前は怒っていそうだが必要なことだからちゃんと読め。 俺は、あのクソみたいな家に養子に迎えられてから、医術の知識を叩き込まれた。 何かのためにとノッテに拾われてからも腕は磨いていたが……こんな所で使うことになろうとは思ってもいなかった。 お前の手術は無事に成功したが、絶対に無理はするな。 お前は今極度の貧血状態であるし、痛み止めと点滴がないと起き上がるのも苦しいだろう。 無理して動けば死にかけが本当に死んでしまうからな、絶対に守れ。 それから……自惚れではなく、俺は組織の幹部候補であり、上納金の金額はトップクラスの男だ。 それは巨大な密輸組織を有しているから、それに他ならないが……、 俺が死んだとあっては、組織が瓦解する。 それだけは絶対に防がなければならないし、乗っ取ろうとする腐ったやつもいるだろう。 だから、この組織はマウロ、お前にくれてやる。 地下の医療施設だけは、上司に託してあるから心配しなくて良いが、壊さないように頼むぞ。 精々上手く使って、上に、メイドマンにのし上がれ。 そうして俺と、ツィオが見ていた景色をお前も手に入れてくれ。 俺の、永遠の友よ。 俺はちゃんと、いつでも見ている。 da リカルド 追伸:ラウラと上手くやれ、もう泣かせるなよ。』 (-84) 2022/08/20(Sat) 23:23:00 |
マウロは、リカルドからの手紙に、会議から戻るまで気が付いていなかった。 (a7) 2022/08/21(Sun) 0:30:39 |
【秘】 無風 マウロ → 花で語るは ソニー煙草に火を点けて、ぼんやりとした風にゆっくりと煙を吸って。吐いて。 それを2度繰り返したら。 口の中にビールを流し込んで、火照る感覚に身を任せる。 いつもよりもずっと、酔いが回るのが早い気がした。 「……さあな。 ただ、胸に穴があいたような気持ちだ。何も返せないまま、あの人は死んだ」 「癒すために、ひとりの時間を増やしてはいたんだがな。……お前も?」 そうは見えなかった、と意外そうに視線を向ける。 君は楽しそうで、すごく明るく見えたから。 楽しいことで紛らわそうとしていたんだろうか。 もう一度、口の中に瓶を傾け。 中身が半分ほどなくなってきたところに、君の足音。 人とこんなに近くで接するのも、滅多にないことだ。普段なら、すぐさま距離を取っていただろうけれど。 きっと君の言う通り。自分は弱っているんだろう、と思う。 「………」 泣いたりはしないだろうけれど、それでも。 君の手を振り払う事はなくて。ただ無言で、受け入れていた。 何となく、そうしたい気分だった。 (-100) 2022/08/21(Sun) 1:11:16 |
マウロは、反論をしなかった。黙って、会議場の言葉を聞いている。 (a9) 2022/08/21(Sun) 1:16:39 |
【秘】 Niente ラウラ → 無風 マウロラウラは死の瞬間、貴方のことが気がかりでした。 連れ戻してくださると、リカルド様が仰っておりましたから。 きっと、きっともうすぐ会えるのだろうと 待って……。 待って、いようとしたんです。 でも駄目でした。最期まで運のない自分だと、思いました。 マウロ様、貴方にお会いしたかった。 役に立ちたかった。見ていたかった。 欠落したものも少しずつ拾い上げて。 貴方の"右腕"として、もっと お傍にいられたのなら。 ──夢物語。また 願い事は、叶わない。 それでもまた、願い事ひとつ。 ──貴方の生を、未来を。幸せを……心から願っています。 (-129) 2022/08/21(Sun) 10:10:29 |
マウロは、何も言わない。何も言えなかったのかもしれない。資料を握ったまま、壁に体を預けている。 (a17) 2022/08/21(Sun) 20:07:12 |
【秘】 狡兎 ツィオ → 無風 マウロ/* 趣向変えて、 アジトの廊下で白で話しかけていいですか? 挑発的な話するので終わりまでにはスンと収まる程度の ケンカになると思います(最悪提案) まだ言い争いする元気とかありますか? (-175) 2022/08/21(Sun) 21:25:50 |
【秘】 無風 マウロ → 狡兎 ツィオ/* どんとこいですわ〜! マウロくんはいつでも発火出来る便利な体をしております。 友とは、一度ぶつかり合うことも……必要……ッ! よろしくお願いいたします…!! (-176) 2022/08/21(Sun) 21:28:09 |
【秘】 狡兎 ツィオ → 無風 マウロ/* ぶつかることで――深く結びつく友情……! 多分自分はエピ前ラストバトルになりますので胸をお借りします。 (-177) 2022/08/21(Sun) 21:32:29 |
【秘】 花で語るは ソニー → 無風 マウロ「目標があって。……ずっと追いかけてたんだけど、それが失くなった。 また別のものを追いかけていけばいいんだろうけれどさ、 気持ちの切り替えはできても、これからどうしていけばいいのかわからないんだよね。 ……普段どおりのことをしてると、特にそう思う」 同じ、とは言わない。深く傷ついている心に安易に共感するわけじゃない。 程度の差はあれどそれでも、重なるところがある。そう言うように言葉を重ねる。 本質的には嘘を吐いているわけではない。 その全てが心よりの計算でないものかはわからない。 見上げるように覗き込んだ目は、月の光が映り込んだ。透き通った、ジェイドの瞳。 柔く頬の輪郭を撫で、指を添えて。酒気で熱を帯びた顔を、自分のほうを見るように引き寄せる。 ほんの少しだけ、許可を求めるようにまばたきをするだけの間があった。 背筋を伸ばして、唇に触れる。少し酒のせいで乾き始めてきた唇を濡らして、重ねて。 まだいくらでも引き返せる内に、柔く食み合わせた熱を手放す。 見上げる目は甘えるように丸められて、僅かな潤みに包まれている。 「……マウロはこういうの、初めて?」 (-178) 2022/08/21(Sun) 21:49:05 |
【人】 無風 マウロ【アジト廊下】 「……、アァ?」 壁に手をついて、睨むように前に現れた君の顔を見る。 痛みは治まるどころか、酷くなる一方で。 更には貧血による頭痛まで加わったものだから、眉間には皺が寄りっぱなし。冷や汗すら額に浮かんでいて、息も荒い。 至って平常の君とは、対照的な様相だ。 「……何も」 「生きている、以上」 「やるべきことを、する……だから、会議に出た」 当然のことだ。 片足が吹き飛んでいたとしても、この男は同じように会議に姿を見せたのだろう。 頼ることも下手だから、誰の力も借りることなく。 「閉じ込めてた、つもりだったのか?ハッ……鍵もかけないで、甘いこと考えてんじゃねえよ」 リカルドならそんなヘマしてないだろうよ、なんて口元を歪めて。 (6) 2022/08/21(Sun) 21:50:52 |
【人】 無風 マウロ「治療は、済んでるんだ」 「動けるようになったら、動く……ただでさえ今は、人員も減っ―――ッ、ぐ」 壁に体がぶつけられて、傷口が酷く痛みを訴える。 じわり、シャツに滲み出る鮮血。 ぐらりと揺れる視界。映る君の顔は、冷たい目をしていた。 掴んだ手は、いつもよりずっと力が入らなくて。 けれど、君の気持ちに呼応するように 返す言葉に力がこもる。 「っ、なわけ、ないだろ……!!」 「まだ、死んでないなら―――生かされたん、なら……やらなきゃいけねえことが、あるだろうが…ッ!」 短絡的な思考。いつも通り。 義務感と、焦りに突き動かされたもの。 2人が、幾度となく気にしてくれていたもの。 その果てに得たものが、大切な物が喪われたという情報だけであったのは。 彼の不運が為すものだったのだろうか。 締まる襟首に、苦し気な咳をした。 (8) 2022/08/22(Mon) 0:06:18 |
【人】 無風 マウロ>>9 >>10 ツィオ 【アジト廊下】 視界が酷く歪む。 もはや貧血のせいなのか、首元を締め上げられているせいなのかも分からない。 揺れた視界に、鮮血の伝う君の顔が見える。 「……、…ツィ、オ」 そして、耳に入る言葉に 時が止まったような感覚。 君がそんな風に、弱音を吐いた事なんてなかったから。 誰よりも自分の本心を隠してしまう君だったから、そこでやっと。 君も、自分と同じくらい限界が来ているんだと分かった。 「……っ、かった、から」 「はなせ、よ……苦しい、だろうが」 自分では振りほどけないから、手負いの猫は 図々しくもそう言ってのけるのだ。 (11) 2022/08/22(Mon) 3:21:18 |
【秘】 無風 マウロ → 花で語るは ソニー「それが生きがいで、日常になってた。 ……俺の場合は、他の目標もある。けど、やっぱ失ったもんは返ってこないと分かると、しんどいもんだ」 「もうこれまでとは違うんだ。嫌でも気付かされる」 計算であろうが、なかろうが。 青年は、素直にその言葉を今日は受け取って。 心を許してしまう。酒が回っているせいも、あるのだろう。 君も自分も、寂しい者同士なのだ。今は。 唇に触れる感触は、全く経験がなかったわけじゃない。 何か感じるものがあったかと言えば、それもYesとは言わないのだが。 少なくとも、驚いた様子は見せるものの 強く拒絶したりはしなかった。 君を抱き締めるでもなく、突き飛ばすでもなく。ただ、迷ったように手が空をかくだけ。 何を、といった顔だ。しかしそれもいずれ、勢いに飲まれていくのだろう。 「……いや。親しくないような女にされたことはある。 誰かを抱く時には、したことなんてない…けどな」 (-217) 2022/08/22(Mon) 3:39:31 |
【秘】 狡兎 ツィオ → 無風 マウロ悪辣 少年は――だからヴィツィオと名付けられた。 他人の声が聞こえすぎるから何も信じられず、 最初は孤児院の端で膝を抱えているような子供だった。 だが、あの時。 監視塔から三人で見た孤児院の外の世界の景色が。 それを眺めるお前ら二人の横顔が――。 悪童のにやりとした笑みが、神童の誇らしげな瞳が。 俺には輝いて見えたから。 闇に落ちるときに未練がましく、掴んでしまった。 愚かしくも、自分の約束された墜落に巻き込んでしまった。 ――そしてその罰を受けるのは自分だと思っていた。 マウロ。リック。 俺はどれだけ謝っても、お前たちには謝り切れない。 これから先もずっと失い続ける喪失の一つ一つが、 臆病にも手を離せなかった罰なのだとしたら、 それらすべてを甘んじて受け入れるしかないのかもしれない。 ▽ (-244) 2022/08/22(Mon) 12:45:43 |
【秘】 狡兎 ツィオ → 無風 マウロそれでも。 僅かだけでも。 それが償いになるのだとするなら。 俺も、お前と同じ気持ちだよ。 リック。 ――この地獄には、 最後まで、付き合わせてくれ。 ただ、俺は、お前とは違うんだ。 リック。 ――死ぬなら/生きるなら。 お前たちと一緒がいい。 (-245) 2022/08/22(Mon) 12:46:24 |
【秘】 花で語るは ソニー → 無風 マウロ/* 取り急ぎ連絡です。 2日目夜の襲撃の際に ・親友が偶然取引現場に居合わせてしまい、アウグストに殺された話 をすると思います。 エピローグ時空まで襲撃者を黙っていただくことについての理由づけになるかと思い共有いたしました。 (-256) 2022/08/22(Mon) 14:08:43 |
【秘】 花で語るは ソニー → 無風 マウロ嫌がるような素振りが無かったことに、安堵したように肩の力が抜けた。それも半分くらいは演技だ。 まるでそれこそ、見た目通りのハイティーンの子供みたいな素振りだ。あどけなく、辿々しく。 見上げる表情さえ稚気を残して見える、これから相手を引き込もうとしているのはもう少し色情的なものなのに。 嫌じゃない、と目線で問いかけて、もう少しだけ唇が触れ合った。伸ばした片手は相手の顔を引き寄せた。 もう片方の手で、迷うような手を指を組み合わせるように引き受ける。大したことでもないと言うように。 一歩踏み出して相手との距離をピッタリと寄せる。街路からの光は一層に届かなくなってしまった。 浅く触れ合わせた粘膜は段々と噛み合わせを大きくして、水音が大きくなる。誘うように舌先が唇をつついた。 じ、と見上げる瞳の色が交差する。 「そう、……少し堅い感じする。もうちょっと力抜いたほうが、気持ちいいよ」 瞳は逸らさず、触れ合う唇は離れないまま、時折、鼻筋や顎をすりあわせて。 口元に意識を集中させるようにしながら、相手の手を巻き込んだ手は腰の方に。 ぼんやりと熱のこもったままの手は、相手の裾をたくし上げて指を這わせていく。 アルコールで感覚の平時と違う肌に、するりとやけにくすぐったように指の腹を添える。 触れ合う面積が増えるごとに、体に逃れようのない感覚が溜まっていくように。 (-289) 2022/08/22(Mon) 19:57:12 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 無風 マウロ「おい、怪我人」 突然、ファミリーの女が声を掛けてくる。 それがアジトか、街中かは分からないが。 さして親しい訳でもないが、 武器整備人としての腕は悪くないようで、 あなたの幼馴染も武器の調整を頼んでいるのを 何度か見た事があるかもしれない。 それが、どこか不機嫌そうな顔であなたに寄ってきた。 「あんたに伝言がある。ただし他言無用。聞くか? 聞かないんならあたいはさっさと帰る」 なんとも、一方的で、情報の少ない言葉。 眠たげに擦る目の下には隈が出来ている。 (-369) 2022/08/23(Tue) 1:52:49 |
【人】 無風 マウロ>>12 悪友 【アジト廊下】 「……そもそも、お前ら」 「俺が、勝手にアルバの連中片っ端から、手出してるように言うけどな…… この抗争に、関係のない―――羽虫みたいなやつらの排除だって、裏でやってたんだぞ」 「俺たちのシマで、好き勝手やろうとしてるチンピラども、とかな」 要はまあ。気に入らない物を苛立ちのままに排除していただけなのだけれど。 役に立っているならいいだろうと、子供の頃のようなぶすくれた顔。 「証拠がないうちは、そういうバカ共を潰す仕事が待ってる。 証拠探しの、役にくらいは立ってくれるだろ。そういうどこにでも顔出してる、連中は」 「……ハ、あいつのしかめっ面が目に見えるな」 饒舌に喋っていたかと思えば、君の言葉にもう一人の悪童は笑って。 ふいに壁から一歩離れ、君の方に倒れ掛かる。 傷口も開いているだろうから、体力の限界を迎えていた。 「あー……じゃあ、まずは」 「身体を休ませるところから、だな……肩、貸せよ…ツィオ」 (13) 2022/08/23(Tue) 2:06:37 |
【秘】 無風 マウロ → 冷たい炸薬 ストレガ重傷の人間だ。あの会議の後は、暫く自室で大人しくさせられていたのだろう。 空気を吸うくらいならとアジトの廊下を歩いていた時にでも、あなたとばったり出会ったのかも。 普段よりそれほど愛想の良いやり取りをしない間柄であるからこそ、あなたのその様子に何かを言う事もなく。 「伝言なら伝えろよ。 頼まれた相手にどやされても知らねえぞ…他言無用ってんならそれは構わねえ」 内容は?とあなたの答えを待った。 寝不足そうな様子を見れば、この組織も不調の人間が増えたものだなと思うけれど。口には出さない。 (-370) 2022/08/23(Tue) 2:17:24 |
【秘】 冷たい炸薬 ストレガ → 無風 マウロはあー、とため息ひとつ、面倒臭そうに。 「どやす元気もないだろうよ…… むしろあたいがどやしたいくらいだ」 その前置きの後、辺りを見て 誰もいないのを確認して。 「あんたの"兄弟分"からの伝言だ。 『無理をするなよ』。以上」 手短にそう伝えた。 「ツィオにもあたいから言っとく。 ……これを『資料が出た今』、 あたいが言ってる意味、わかるだろ?」 確かに伝えたよ。 ごつごつと、ブーツの音を響かせて。 ストレガは、去っていくだろう。 (-371) 2022/08/23(Tue) 2:29:54 |
【秘】 無風 マウロ → 花で語るは ソニーマウロ自身、経験が全くないわけではない。 但し、それは追い詰める手段として。攻撃的なものでしかない。 恋だの何だのとは無縁の生活であったし、興味もなかった。 誰かと触れ合うことも、殆どなかったわけで。 だからこそ、今。 年下に見える君に、全く接点のなかったからこそ、素直に甘えてしまっているのだろう。 慣れていない同性との触れ合いに、口付けに。 であったとして、されるがままというのは性に合わないものだから。 舌先が唇をつつくのなら口を開き、絡めるように君の舌を追いかける。 お互いの吐息が混ざり合うのが、どうにも昂りを煽っていく。 「、……っおい……お前、外で」 外気に晒された肌に、生暖かい空気がまとわりついて。 酔っている頭にも、ここがそういった行為に適していない事は分かる。 誰も通らないのであるなら、それは気にすることではないのだろうけれど。 だから、気にしないで行為を進めていくことは出来る。 クソ、と悪態のようなものをつき 青年も空いている手を君の頭へ伸ばす。 指先で耳の後ろを、くすぐったさから扇情をあおるように撫でている。 (-379) 2022/08/23(Tue) 4:56:37 |
【秘】 無風 マウロ → 冷たい炸薬 ストレガ「………は?」 兄弟分と聞いて、ツィオのことがよぎる。彼があなたを通じてそんな言葉を掛けるものかと思っていたが。 しかし、続く言葉に 青年は目が点になったような顔をして。 上の言葉が漏れたのはその後だ。 そして少し置いてから。 「はは……ははは。何だそれ」 「どうなってんだよ、俺たちは」 もし奇跡というものがあるのなら。 それを信じてみてもいいのかもなと思ったのだ。 「ありがとな、ストレガ」 去っていくあなたの背中に、言葉を投げかけて。 青年も暫くすれば、その場を離れていったことだろう。 (-380) 2022/08/23(Tue) 5:05:02 |
マウロは、おまえらときっと同じ気持ちだ。 (a27) 2022/08/23(Tue) 5:05:37 |
【秘】 無風 マウロ → Niente ラウラ運び込まれた君の元に、近付いてくる男が一人。 未だ顔色は良くないものの、無理しないのならと出歩く許可を貰って。 その顔を見ておきたくて、足を運んだのだ。 アウトローなマフィア、特にノッテのような個人主義の集団でも、ファミリーであったものの亡骸を綺麗にしてくれる人はいるものだ。 眠る君の傍に腰かけて、暫くその顔を見ていたことだろう。 いつものような不機嫌そうな表情ではなく、どこか寂しそうに眉をひそめて。 「……わざわざ死に戻ったっていうのに」 「お前は何でこうなってんだろうな。ヴェネリオも、リカルドもそうだ」 「いや……先にやられた俺の言えることじゃないな」 「伝えるべきことがあったんだ。上司として、俺が死ぬ前に」 ラウラ、と 初めて君の名前を呼んで。 その前髪に優しく触れた。 らしくないとは分かっていても、それを止める事は出来なかった。 (-411) 2022/08/23(Tue) 14:07:56 |
【秘】 無風 マウロ → Niente ラウラ当然、返事はないし。 手に伝わる温度も、生者のそれではない。 形を整えるようにしたのなら、前髪から手を離して。 ふと、少し離して置かれていた 遺留品のショルダーバッグに目を向ける。 赤黒いものがこびりついて、元の色を覆い隠してしまっているそれに手を伸ばす。 「……何が好きだとか、何を持ち歩いてるだとか」 「結局、一度も聞いたことなかったな」 中に手を入れて、布に包まれた何かに触れる。 引き出して、開いてみれば。それは、"自室に置いていた写真立て"。 やっぱりこいつが持っていたのか、と視線だけを一度ラウラに向けて。 リカルドの手紙と、部屋を見た時からなんとなくわかっていた。 それがどういった意図だったのか、それまでは分からなかったけれど。 後ろの留め金に違和感を覚えて、フレームを外してみる。 変わらず入ったままの、3人の写真と、 見覚えのないメモ。 青年は黙って、そのメモに1枚ずつ目を通していくだろう。 (-430) 2022/08/23(Tue) 18:48:03 |
【秘】 Niente ラウラ → 無風 マウロ近づく足音に振り返る──訳もなく。 そこにあるのはただの器だ。動くはずもない。 貴方の声を死体は聞かない。 貴方の言葉を死体は聞けない。 名を呼ぶ声に──声を、言葉を……返せない。 触れる手も、何もかも 知ることなど出来ない。 それが死ぬということだ。ここには、何もない。 ▽ (-459) 2022/08/23(Tue) 20:47:31 |
【秘】 Niente ラウラ → 無風 マウロ持ち歩いていたものは些細なものだ。 けれどここにあるのは、たったひとつ。 ならば他はどこに消えたのか。…死者は語らない。 ただ、そのたったひとつが守るべきものだった。 そのたったひとつを 届けたかった。 ……なんて、それさえも理解は出来ないだろう。 フレームは、簡単に外れた。 そこにあるのは2枚のメモだ。 ならばそれを隠したものは誰か。 貴方はきっと知っている。名前も、あるし。 その文字を、見たこともあるはずだから。 小さめで、主張の少ない文字。 それぞれに書かれた内容は……違うもの。 勿論宛先も。……1枚は、届かないものかもしれない。 ▽ (-461) 2022/08/23(Tue) 20:48:20 |
【秘】 Niente ラウラ → 無風 マウロ1つ目のメモは、貴方に向けて。 急いだようには見られない文字がそこに並んでいる。 そして、それをじっくりと書く時間はあまり無かったようにも。 ならばいつ書いたのか。……それも、語られることは無い。 ──────────────────────── マウロ様 ラウラをお傍に置いてくださり ありがとうございました ラウラはマウロ様の不器用な優しさが好きでした ずっと お慕いしております 貴方に栄光と勝利が訪れますように ──────────────────────── …………。 ……。 ▽ (-462) 2022/08/23(Tue) 20:48:48 |
【秘】 Niente ラウラ → 無風 マウロもう1枚も、宛名が記されている。 少しだけ 端がくしゃりと歪んで、折れていた。 ──────────────────────── ツィオ様 ラウラは ツィオ様が好きです あの日 貴方に触れたことに後悔はありません 幸せに なりたかった ──────────────────────── ………………。 …………。 貴方がこの2枚をどうするか。 それは自由だ。 破いても、隠しても。燃やしても。 何だっていい。 咎めるものは誰も──いないのだから。 (-463) 2022/08/23(Tue) 20:49:22 |
マウロは、手紙を読んだ。遺されたそれに、何とも言えない顔をして。 (a54) 2022/08/23(Tue) 20:55:31 |
マウロは、「それも、知らなかったな」と言って。寂しげに、薄く笑っていた。 (a55) 2022/08/23(Tue) 20:56:16 |
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