情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【秘】 陽炎 アベラルド → 家族愛 サルヴァトーレ「そうかな……」 またいつもの返事だ。 その返事を聞く度に、少し貴方を案じるような気持ちになる。 ……何を案じればいいかもわからないけれど。 そして結局、貴方がそう在るのであればいいか、と落ち着くのだ。 これも、いつもの思考。 なんで褒められるんだ、と言いたげな顔をした。 こうも撫で擦られていると犬にでもなったような気分になる。 今日はあまりやり返すことも無い。 ▼ (-309) 2022/08/22(Mon) 21:32:17 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 家族愛 サルヴァトーレ手首に込める力は緩めない。 ただ、遠くにあった視線は貴方へと再び戻って。 「お前」 「なんでこの世界に来た?」 ようやっと口から出た言葉は、唐突ともとれる問だった。 「………勿体ないな。つくづく思うよ。 俺の周りの奴らがこんな所に居なければ、こうやって神経擦り減らして命の無事を、毎日祈ることも無い」 「自分からこんな所に来ておいて言う事じゃあないけどさ」 「向こうのボスが死んでから、薄々気付き始めたんだ。 俺って恨みがましいんだって。」 「思うんだ。何もかも、なんだか憎たらしいよ」 滔々と小さく溢れる言葉の最後は、ほとんど吐き捨てるようだった。 何もかも後手に回り、手を伸ばしても届かず、 掬おうとしては指の間から零れ落ち。 そんな気分をずっと味わっているような気がする。 今この状況が自分の精いっぱいだった。 それが今崩れそうなことが、何よりも嫌で。 『家族』が向けられる銃口や刃に脅かされずに、 普通に暮らしてくれればどんなにいいだろう? (-310) 2022/08/22(Mon) 21:33:09 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルドいくら触れ合っても傍にいても信頼しあっていても、心の中の全てを知りあうことは出来ないのだ。 だから、必要以上に詮索しない君の姿勢はきっと賢い。そうしていればきっと、不要な疑いや争いが生まれることもなかった。 男は君を真っ直ぐに愛している。 結局、それだけはどう足掻いても真実なのだ。 彼の瞳に淀みはない。 彼の言葉に影はない。 彼の表情に澱はない。 彼の行為に毒はない。 男は君の目を真っ直ぐ見ている。 男は君の声を真摯に聞いている。 「……」 「どう」 「だった かな……」 それが、 初めて、乱れた。 それでも。 彼の瞳に淀みはない。 彼の言葉に影はない。 彼の表情に澱はない。 彼の行為に毒はない。 ▼ (-348) 2022/08/22(Mon) 23:44:16 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルドほんの、束の間。 束の間の、空白。 すぐに、消える。 消えて。 「どうしたの、ドニ。……怖いことがあったのかな」 「聞かせて御覧。僕に教えて?」 いつも通りの元通りだ。 彼の瞳に淀みはない。 彼の言葉に影はない。 彼の表情に澱はない。 彼の行為に毒はない。 男は君の目を真っ直ぐ見ている。 男は君の声を真摯に聞いている。 (-349) 2022/08/22(Mon) 23:44:57 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 家族愛 サルヴァトーレ「本当にわからないのか?こんな所に来た理由が?」 貴方の瞳を見つめたまま。 その瞳は揺れていて。 貴方の腕を掴んだまま。 その手は少し震えていて。 「怖い事なんか今まで沢山あった。 『家族』が死ぬのも脅かされるのも誰かの勝手にされるのも 俺は全部怖い。怖かった」 「だから殺して回ってた。俺たちの邪魔になる奴ら、 消す必要のある人間、俺は必要なら全員、」 堰を切ったように早口で話し始める。 その声すら少し震えている。 殺しが一番楽だった。引き金を引けばすぐ終わる。 相手は必ず自分たちの敵で、容赦をする必要もないと言われた者たちばかり。 後腐れも無い。気に病む必要も感じなかった。 アベラルドが選んだ、一番『面倒臭くない』仕事だった。 「俺が藻掻いてもお前らが俺の知らない所で死ぬのが怖い」 「奪われんのがもう嫌だから、俺は奪う側に居るのに、」 「……なあ。俺、おかしいこと言ってるか?」 これだって結局は愛の一言に帰結するのに、 なんでこんなに貴方と違うのだろう。 ▼ (-364) 2022/08/23(Tue) 1:03:44 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 家族愛 サルヴァトーレ「お前が知らねぇ奴に奪われるんなら俺が先に奪ってもいい」 「…………」 「いや」 そこでやっと手を離した。 (-365) 2022/08/23(Tue) 1:05:36 |
【秘】 墓場鳥 ビアンカ → 家族愛 サルヴァトーレ「ヤ」 一言だけ、微笑って。 赤い舌が、悪戯気にまた揺れて。 「ちゃんと送りだして、カタギに戻してやらないと気持ち悪いったら、ないでしょう」 ビアンカは、寂しい、なんてめったに言わなかった。 あなたが口にするならば、それを慰めるように抱擁するし。 ――商売中は、寂しい、会いたかった、と何度も言ったけれど。 本当の意味での寂しさを、口に出すことはなかった。 それが多分、彼女がここで生きていくために必要なことだったのだ。 ↓[1/2] (-377) 2022/08/23(Tue) 4:23:09 |
【秘】 墓場鳥 ビアンカ → 家族愛 サルヴァトーレ↓ 「そうして。 ……ん、……うん。 まあまあ楽しかったよ」 靴音が止まる。 彼女は微笑う。 楽しい時間は、早く過ぎる。 たとえそれがまぼろしでも、それを確かめるすべなどない。 ――だから、やっぱり。ビアンカは、そのくだらないまぼろしが、 「はあい、よろしく。 ──……愛してまあす」 わりと。自分自身ほどには、きらいじゃなかった。 わざとらしくそう言って、手を振った。 ――あなたが去るまでは、そうしている。ここは、店の前だから。 彼女は娼婦だ。 望まなくても、苦しくても、寂しくても辛くても──……そう生きてきたことを否定できるほど、器用な女ではなかった。 [2/2] (-378) 2022/08/23(Tue) 4:23:51 |
【秘】 花で語るは ソニー → 家族愛 サルヴァトーレ思えば、どうしてこんなことをしたのかなんて。 先走った愚か者、背信に狂った裏切り者が誰かなんて。 言葉にしてもよかったのかもしれない。あの会議の場でも。どこでも、なんでも。 "マウロ"と呼ばれた男が誰に殺されたのか。組織の益にならないとわかっていて、なぜ。 誰のせいでもない。男は己自身の我意と傲慢によって、地獄の底まで落ちるのだ。 本当は誰かが止めてくれることを望んでいたのかもしれない。 本当は誰かに裁かれることを望んでいたのかもしれない。 けれどももう、たらればでは意味がない。 友人も、追う背中も、連れ立つ小さな手も、見守る瞳も、全部一度に失って。 見据えるべき明の金星さえ失った男はいずれ、自分自身さえ手放してしまうだろうから。 みなが貴方という傘の下に身を丸めて体を寄せ合う、その中に在れたなら。 ひょっとしたら、誰のことも失わずに済んだのだろうか? 「……うん」 寄せられる唇の柔さ、体温の暖かさ。優しさの帳の中に隠れるようにして、口を閉ざす。 丸まってあやされる子供のようだ。抗うこともなく、腕の中で目を閉じて。 己が組織の中で用立てる為に、その体はしっかり鍛えられたものだったけど。 それでも、どこかで立ち止まってしまったままのような面立ちはあどけないままだ。 「ドライブがいいかな……車の中でするの好きだから。 ……ね。もうちょっとだけ甘えてても、いい?」 首筋に頭を擦り寄せながら、煙草を手にしていた手は火口を灰皿に押し付けて手放される。 ほんのすこし、最後のひととき。貴方が居なくなってしまうその前までは。 短い安寧に身を委ね、失われるものがないようにと願い続けているのだろう。 全部手遅れだ。 (-381) 2022/08/23(Tue) 7:20:59 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルド揺れる瞳も、震える腕も、男は静かに受け止めていた。 濁流のような言葉も、それでもまだ震える声も、男は静かに受け止めていた。 いて。居て。 君の言葉が途切れた頃、ようやくその頬に手を伸ばす。それから。 色の薄い唇を、君のそれに重ねた。 時が止まったように感じたかもしれないし、与えられる人の体温が不快だったかもしれない。 或いは、それとも。 離れたのは君が拒んだからかもしれないし、男が自分からその身を離したからかもしれない。 或いは、それとも。 どうあれ男は君に口付け、それから微笑った。 「随分と熱烈な告白をするじゃないか。誰に教わったの?」 「妬けるな、少し」 笑っている。 それは、少し。あまりにも。 「僕は死なないよ、ドニ」 ────滑稽だった。 人はいつか死ぬ。いずれ死ぬ。必ず死ぬ。誰だってわかっている。ここじゃ子どもだってそれを知っている。 それなのに男は、心から信じているように言うのだ。当たり前のように言うのだ。まるで陳腐な映画の主人公のような朗らかさで。 「君たちを愛しているから」 男の言葉はいつも甘い。 ────甘い。 ▼ (-386) 2022/08/23(Tue) 10:41:55 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルド「だからね、ドニ」 咲う。 「欲しいならいつでも言えばいい。いくらでもあげる」 酷く滑稽で、愚昧だ。 思えば男には欲があまりなかった。 食欲だとか、性欲とか、そういったものは人並みにある。辛いものは苦手で甘いものが好き、なんて選り好みはするし、ワインだって赤よりは白が好き、だと零すけれど。何かを欲しいだとか、足りないだとかと、強請ることはなかった。 ただいつも与えた。際限なく与えた。 与えられるものをいつも探していた。 欲しいものなんてなかったのかもしれない。 彼の瞳に淀みはない。 彼の言葉に影はない。 彼の表情に澱はない。 彼の行為に毒はない。 ただ、愛だけがある。 (-387) 2022/08/23(Tue) 10:44:15 |
サルヴァトーレは、家族を愛している。 (c30) 2022/08/23(Tue) 10:45:48 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 家族愛 サルヴァトーレ放した手が自分の頬に触れて。 少し下がった顔が貴方に向いた時唇に伝わる感触で、口付けられたと分かった。 やっぱりそれは跳ねのけられずに受け入れられて、唇が離れていくまではそのままだ。 唇が離れた時の、「死なない」と言われた時の、 「いくらでもあげる」と言われた時の、その笑顔を見た時の、 自分の顔は。 一体どんなに情けない顔をしていたか。 「お前はそうやっていつも」 「俺の欲しいものをくれるよな」 小さい声。 「お前は? 奪われてもいいって言ってんのか?」 「嫌じゃないのかよ。お前、他にも大切な事とか、あるだろ」 「大切な人も、ものも」「あるだろ」 今までだってそうだ。与えられるだけそれに甘えてきた。 自分が貴方に与えられたものは、貴方がくれたもののどれだけを返せただろうか。 昔から、大事なものを大事にするのが苦手だ。 ただ揺らがずにそこに在って、愛を配る貴方の姿が酷く眩しい。 「……俺もサヴィみたいになれたら」 「こうはならずに済んだかな」 真似して笑ってみたって、やっぱりそれも、滑稽だろうか。 (-402) 2022/08/23(Tue) 12:24:38 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルド/* こんにちは。 続きを送る前に、時系列の確認だけしてよろしいでしょうか。 こちらが話しかけたのは一日目ですから、現在の時間軸は 【一日目:夜】 であると認識しております。死亡は 【三日目:夜】 ですから、少し時間が空くと思っていて(この晩はひとまず平和に終わって)よろしかったでしょうか。もうこのまま殺すという感じなら、話し始めたのも三日目だということにしてもいいかと思います。 (-408) 2022/08/23(Tue) 13:30:36 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 家族愛 サルヴァトーレ/* こんにちは!私もその認識でいます! この場は一度閉じて、後日迎えに行って殺しましょうという事にしようと思っています。 なのでこの場ではとりあえず何も起こしはしませんね! (-409) 2022/08/23(Tue) 13:38:23 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 花で語るは ソニー男は家族を愛している。 愛する家族を、この世全ての残酷さから守りたかった。 降りかかる痛みを一つ残らず取り除いてやりたかった。 そうするにはきっと愛するだけではきっと足りなかったのに、 こんなところに繋ぎ止めておくのは一番の間違いだったのに、 男はそれでも愛だけを与えて、与えて、与え続けた。 それしか知らないように。 それだけが呼吸のように。 祭りの活気が地上から立ち上る。熱となって空気を揺らめかす。陽光が周囲に金色を振り撒く中、柵の極近くで隙間なく身を寄せ合う二人の姿は、どこか接吻にも似ていた。 「もちろん、僕のソニー」 いつだって、彼は君を愛おしんでいる。 「あそこは少し、僕には狭いんだけど────」 「いいよ。少ししたら車を回そうか。それとも、今日もお仕事?」 我儘にも満たないそれに少し笑った。首筋に空気が通って震える。長い指が髪を撫ぜる。愛してる、囁きが降る。 この温度を、君はいつまで覚えていられるだろうか。 いつまでも、彼は君を愛おしんでいる。 (-413) 2022/08/23(Tue) 15:13:36 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルド「奪うだなんて、面白いことを言うんだね、君は。僕の心はもう君のものだって言うのに!」 「……奪わなくたってあげるさ。君になら、なんだって」 甘い。 甘い。 酷く、甘い。 言葉を吐く口元は、柔和に弧を描いている。 「僕はね、ドニ。君たちを愛してる」 「だから大切な人も、ものも、全部あるのさ。ここにね」 わかるかい、と瞳が問いかける。言い聞かせるように覗き込む。アメジストの双眸は君から目を離さない。君だけを見据えて逃がさない。 触れた頬から男の体温が伝わる。周囲の空気は冷えているわけではないのに、その手はなお熱い。肌の下には、確かにあたたかな血が巡っているのだろう。 「……なんて顔をするんだい」 眉を下げて目を細めるそれだって、一つの笑みの形ではあるのだ。 俯く君の顔を、さらりと流れた髪が少し隠した。それを丁寧に分ける男の手つきは、怒られて隠れてしまった子どもを探す親のそれに似ていた。 「まったく君は、僕を捕まえておくのが上手いね。今夜は少し話したら帰るつもりだったのに」 「君が君でいてくれて、僕がどんなに嬉しいか────」 (-418) 2022/08/23(Tue) 16:19:30 |
【独】 家族愛 サルヴァトーレ/* いい感じの紫の宝石調べようと思ったんですけど アメジストの石言葉、「誠実」「心の平和」「真実の愛」らしい ぴったり (-420) 2022/08/23(Tue) 16:28:03 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 家族愛 サルヴァトーレ自分には、それが本当にどこまでも、どこまでも甘く感じて。 本当に許された気になってしまう。いや、許しているのだろう。 自分は責めて欲しいのだろうか。受け入れて欲しいのだろうか。 それすら考えるのが怠惰になるほど、貴方に与えられるものが甘くて。 絡め取られている気分になる。 スノーホワイトの髪が貴方の手に分けられて揺れる。 なんだか少し恨めし気な視線が、その間から覗いた。 けれどその表情は、薄く笑んで。 「変われないのは得意だからな」 「……お前の心が俺のものなら」 「付いて来て貰うよ。……地獄まで」 一つ、深く息を吸い込んで。 「明後日。迎えに行く」 「いいかな」 そう伝えた。 あの路地に、夜に来てくれないかと。 そう伝えて、また、手を握る。 「サヴィ。……悪いなぁ」「よかった」 貴方にしてもらったように、手首にキスをする。 「お前の命を貰えたら、俺は何にも寂しくないよ」 「俺と一緒に居てくれるんだ」「よかった……」 (-421) 2022/08/23(Tue) 17:45:35 |
【秘】 どこにも行けない ヴェルデ → 家族愛 サルヴァトーレ少年は懸命に、あなたの隣を遅れないよう歩く。 それでも結局、守られていることも、わかって。 だから。 たとえ共にした時間が短かろうと。 生みの親よりずっと、あなたの方が家族だった。 「……なんだよ、それ」 くすぐったそうに少し、肩眉を上げる。 あなたを見上げて、吐息をひとつ。 「サルヴァトーレ」 「あんたホント、そんなことばっか言ってさ」 「人のことばっか見てて、自分のこともちゃんと見てんのか、……心配なんだよ」 それは、そうと自覚してのことではなかったけれど。 少年は確かに、あなたに『愛』を返そうとしていた。 (-450) 2022/08/23(Tue) 20:13:51 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → 陽炎 アベラルド「明後日ね。空いてるよ」 こちらは緊張した風でもなく、やっぱり笑っている。 場違いな程いつも通りに笑っている。 「……」 「ああ、非番はその次か……」 そんな、緊張感のないことすら口にしてみせるのだ。 「どこにも行かないよ、僕は」 「ここ以外のどこに行くって言うのさ」 君からのキスを享受する。 親鳥から飛び方を真似たような、親猫から獲物の取り方を習ったような、そんな君の愛し方。歳はひとつしか違わないのに男は君をよく可愛がったし、君は男によく甘えた。 二人でいる時々は逆転もしたけれど、概ねその関係は変わらなかった。 それから、君が満足する頃。 「ドニ」 男は、何度目かのその名を呼んで。 君に、今度は深く口付けるだろう。 (-451) 2022/08/23(Tue) 20:17:22 |
【秘】 陽炎 アベラルド → 家族愛 サルヴァトーレ「ああ。……はは。行けないかもなぁ、二人で」 それは残念だな、と合わせたように暢気に言う。 「分からないだろ。何があるか、どうなるかも」 「な」 貴方の事は信じている。 絶対に貴方は裏切らないし、どこにも行かないと。 でもそれでも、放しがたくて。 これが貴方の真似なのはそうだ。そして貴方よりも拙いものだろう。 それでも伝えようとするとき、愛したいと思う時、自分は貴方の真似をした。 身近にある、一番明確な愛の形だったから。 「ん? …………、あ」 名前を呼ばれればまた貴方の瞳を見て。 再び重ねられた唇と差し込まれる舌に、薄く口を開けて答えた。 貴方の気が済むか、こちらの気が済むまで、きっとそれは続く。 ……やっぱり、甘い。 (-457) 2022/08/23(Tue) 20:41:28 |
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新