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人狼物語 三日月国


267 冬暁、待宵の月を結ぶ

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宮崎暁 惜別ハツナ

【雲】 宮崎暁



 [ たったひとつの結月の甘言が
   僕達の自傷行為の引き金を引いた。>>D2

   時間と人目の制約を受けない獣は
   甘く静かにその牙を覗かせる。>>D3

   冬の寒さがまだ目立つのに
   こんな場所で耽けるなんて
   気遣いとは真反対ことなのに。

   僕の手はいつもいつも
   正解とは反対のことばかりする。 ]



(D7) 2024/06/26(Wed) 23:41:11

【雲】 宮崎暁



 [ 扉を挟んだ向こう側で
   子どものはしゃぎ声がする。

   穢れを知らない世界の裏側で
   僕達は密かにお互いを穢し合う
   この場所は、泥沼に肩まで浸かる
   そんな危うさと似た甘い匂いがして。

   ダッフルコートの紐に手をかけて
   いつもより余裕がなかったのかと思わせる
   それでも可愛らしい私服を晒すと
   スカートの裾を掴んで結月の口に運ぶ。

   感情の赴くまま、
   結月に晒させた太腿の奥に指を這わせて
   お互いの顔を近づけると
   結月にそうさせたように僕も裾を口に咥えた。 ]


(D8) 2024/06/26(Wed) 23:42:22

【雲】 宮崎暁



 [ お互いの息遣いが惜しみなく伝わる距離。
   ミツバチが花の蜜を欲しがるのと同じ、

   冬なのに暑くなるぐらいの
   ただの前菜が堪らないくらい心地よくて。
   身を寄せられただけでも気分の昂揚を隠せない。

   焦れていくと知りながら
   それすらも利用するつもりで

   僕はこの時間を止められなかった。   ]

(D9) 2024/06/26(Wed) 23:43:21

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



      ……行こっか。


(-3) 2024/06/26(Wed) 23:43:43

【雲】 宮崎暁



 [ 僕が刷り込ませる時間は
   結月をその気にさせるのには
   十分すぎたみたいで。

   目で訴える結月に応えるように
   僕はその手を引いて部屋へとむかう。>>D6

   入った瞬間、胸が締め付けられるのは
   結月の部屋が以前来たと気と少し違うからだ。


   部屋につくと後ろから
   君の華奢な背を抱きしめて。

   その痛みのせいで手が震えてしまう。     ]


(D10) 2024/06/26(Wed) 23:44:37

【雲】 宮崎暁



   結月はいつも、いい匂いする。


 [ うなじに鼻先を沈めるようにくっつけて
   見渡せば部屋を彩るのは思い出の数々。

   嫌というほど見せつけられるんだ。
   彼女にとっての僕という存在の大きさを。

   思い知らされるんだ。
   僕が君に対して重ねてきた罪の重さを。  ]


(D11) 2024/06/26(Wed) 23:45:56

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



   僕の思い出は結月でいっぱいだ。

   僕が一緒にカフェに入ったのも
   プラネタリウムに行ったのも
   ゲーセンも、ボウリングも、全部…

   「初めての誰か」は、全部結月だった。



(-4) 2024/06/26(Wed) 23:46:18

【雲】 宮崎暁



 [ 背を抱きながら手を前に回すと
   結月との思い出を言葉でなぞりながら
   先程の続きと言わんばかりに手を忍ばせる。

   着ていたダッフルコートをはだけると
   結月を守る布を
   一枚、また一枚と無くしながら奪う。

   愛情が足りなくならないように
   合間に口付けを挟むと
   ベッドに座って膝の上に結月を乗せて
   結月の身体に僕の指の感触を刻んでいく。   ]


(D12) 2024/06/26(Wed) 23:47:08

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



   好きな女の子に触りたくなるのも
   我慢できなくなったのも、結月が…初めて。



 [ 布一枚残さずに
   結月をあられもない姿にしてしまうと
   あの日のように結月の身体に触れて
   甘い甘い快感の波を呼ぶ。

   それは空っぽの器に水を注ぐのと同じ
   器から溢れてしまうくらい
   僕という存在で君を満たしてしまいたくなる。]
   
(-5) 2024/06/26(Wed) 23:48:18

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



      結月………


            結月………


(-6) 2024/06/26(Wed) 23:49:41

【雲】 宮崎暁



 [ 膝の上のお姫様に献上した甘い刺激は
   素肌の上から直に感じられるもので
   僕の心に酷い乾きを覚えさせる。

   たまらず僕は君をベッドに寝せると
   その足を掴んで
   ずっとされていた君の花園に口付けを捧げると
   僕はこれから染める秘境を
   舌の先で味わっていくのだった。      ]*


(D13) 2024/06/26(Wed) 23:52:04

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



   ご、ごめん……気にしないで……。


 [ 言っといてなんだけど
   相手のレベルの話って失礼な気が
   今更ながらしてきてしまって。

   上から目線みたいになっちゃったかなと
   心の中でこっそり猛省する。

   遊びのはずなのに
   どうして僕はこんなに本気で考えるのだろうか。


(-16) 2024/06/29(Sat) 20:32:03

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



   僕もいつか
   幸阪にそう思ってもらいたいなぁ…


 [ この時はまだ自信がなかったんだ。
   僕は君のことを大切に思っていても
   逆はそうできるとは限らないから。

   人の心を貰えるってことは
   それだけ大きくて、重くて、嬉しいことだから。

   それだけ責任も重い事なんだって
   この時は少しは分かっているつもりだった。  ]


(-17) 2024/06/29(Sat) 20:33:29

【雲】 宮崎暁



 [ 分かっていたつもりなのに。

      僕は君の心を、今も奪い取って……   ]



(D25) 2024/06/29(Sat) 20:35:35

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



 [ 初めて誰かと見たプラネタリウム
   隣にいる君の顔が星の光に照らされて
   いつも以上に綺麗に見えた。

   帰り際に一緒に買ったおそろいのストラップは
   汚れてしまうのが嫌でずっと部屋に飾っていて。

   当たり前のことのはずなのに
   僕は幸阪からなにか提案をしてくれるのが
   嬉しくて仕方なかったみたいだ。

   きっとこの気持ちはずっと変わらない。
  ]


(-18) 2024/06/29(Sat) 20:43:30

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



 [ 目の前の小さな幸せが僕にとっては宝物。
   思い出だって数えたら指が足りない。

   下手ながらに練習したUFOキャッチャーは
   なんとか結月の前で格好いい所を見せられて。

   僕の家の近くのゲームセンターの
   バスケゲームのベストスコアは
   未だに僕達のスコアが記録されている。

   ボウリングでは僕が勝って
   子どもみたいによろこんだけど
   スコアは結月の五点差で五十歩百歩だったり

   夏には死んでしまうくらい
   ドキドキさせられてしまって
   たじたじに、可愛い、と一言添えるだけで
   いつもみたいな青いことさえ言えなくて。

   紡がれた青春の日記帳は
   今も僕の心の中をいっぱいに満たしている。   ]


(-19) 2024/06/29(Sat) 20:44:42

【雲】 宮崎暁



 [ 僕は、結月のことが好きだ。

   自覚しているからこそ
   今は甘く嬉しくて、苦しい。

   僕の心を満たす思い出達は
   シルクのような君の肌に息を飲み

   布が剥がれていくほどに

            音も立てずに枯れていく。
  



(D26) 2024/06/29(Sat) 20:48:17

【独】 宮崎暁



    苦しい。


        胸が張り裂けそう。


           でも、止められない。


(-20) 2024/06/29(Sat) 20:48:53

【独】 宮崎暁




   君はここに居てくれる。
   僕はここにはいられないのに。


          君に大好きと言ってもらえる。
          僕は君を傷つけてばっかりなのに。  


(-21) 2024/06/29(Sat) 20:50:38

【雲】 宮崎暁



 [ 僕が履いていたズボンの
   太ももに付いた痕はきっと……。

   甘い悲鳴で訴える結月に
   こんな時でさえ悪戯心が顔を出す。

   君の想像していないようなことをして
   君を掻き乱してしまえばいいと
   少年心にも似た愛情が舌先に乗ってしまうんだ。 ]

 
(D27) 2024/06/29(Sat) 20:56:18

【雲】 宮崎暁



         結月…?


(D28) 2024/06/29(Sat) 20:56:38

【雲】 宮崎暁



 [ 君を掻き乱すことに夢中になれば
   せっかく君が何か訴えようとしてくれたのも
   はじめは聞きのがしてしまう。

   声色から溶けでる理性を絡めとって
   蕩けた声が限界を示す。

   呑まれた君が不安にならないようにと
   力強く掴んだ指先が小さな痕を作ると
   そこでようやく僕は、君の声に気づいて。   ]


(D29) 2024/06/29(Sat) 20:56:49

【雲】 宮崎暁



      結月も触って、みる?


(D30) 2024/06/29(Sat) 20:57:17

【雲】 宮崎暁



 [ 僕は蜜を吸うのを止めると、
   指先を濡らしたまま結月の手を握る。

   この先のことへ大きな期待を膨らませた
   僕の身体はまだ触られていないのに熱くて

   結月がどうするか
   しばらくは彼女に任せるつもりはあるけれど
   戸惑うようならきっと僕は
   綺麗なその指を手に取り誘導したことだろう。
 ]*


(D31) 2024/06/29(Sat) 20:58:04

【雲】 宮崎暁



 [ 既に繋がりを求めて疼く身体を抑えて
   ねだる待宵、誘う冬暁。

   結月に全てを委ねた僕は彼女の手を
   目でそっと追いかける。

   最低限鍛えてはいるものの
   筋肉質とまでは言い難い身体を
   結月の細い指が撫でていき、
   太ももに触れられれば
   もどかしさに身体が震える。

   手を誘導したら
   僕がこの続きを求めていることも
   結月は気づいくれたみたいだから。  ]


(D39) 2024/06/30(Sun) 0:42:18

【雲】 宮崎暁



   結月になら

      なにされたって、いいよ。



(D40) 2024/06/30(Sun) 0:42:55

【雲】 宮崎暁



     結月は、特別だから。


(D41) 2024/06/30(Sun) 0:43:16

【雲】 宮崎暁



 [ 本当は、結月に言わせたかった言葉なのに。
   結月が愛おしいあまりに
   僕が先にその言葉を口にしてしまう。

   どこまでしていいのかって
   僕が逆の立場で感じていた戸惑いを
   慣れない結月が感じなくていいように。

   言葉にすれば、自分も熱くなるんだって
   初めて体感することになった僕はというと
   結月の目の前に晒すことになるもっと前に
   既に大きくしてしまっていたのだけれど。
  ]


(D42) 2024/06/30(Sun) 0:43:46

【独】 宮崎暁



 [ 君のことを本当に好きになってしまってから
   僕にはずっと戸惑いがあった。

   前みたいな甘いやり取りを繰り返す時も
   こうして地獄の釜に足を浸している時も

   僕にとって君はお姫様で
   守りたい、大切にしたい、そんな存在だった。

   だから僕はずっと自分が守るんだって
   結月の前では気を張ってばかりだった。

   それが僕にとって、幸せだったから。   ]


(-31) 2024/06/30(Sun) 0:44:07

【雲】 宮崎暁



 [ たどたどしい手つきが
   敏感な熱にはかえって鋭利な快感になる。

   気を遣ってくれているのだろう
   僕がじれったさに耐えきれず
   切なげな吐息を零してしまったら

   今度は柔らかな手に包まれて
   だんだんと加減を覚えた手つきに
   僕は身も心も籠絡されていく。

   君の手で昂る僕はきっと君の瞳の中で
   誰も知らないような甘い顔をしていたはず。  ]


(D43) 2024/06/30(Sun) 0:44:43

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



   ────っあ、────結、月…!


(-33) 2024/06/30(Sun) 0:45:08

【独】 宮崎暁



 [ 僕は覚えてる。

      僕が初めて君に見惚れたのは
      あの時の無邪気で、悪戯な笑顔だ。>>57 ]

(-32) 2024/06/30(Sun) 0:45:30

【独】 宮崎暁



 [ 悪友のようなやり取りが、好きだった。
   何気なく訪れる悪戯な笑みの応酬。
   対等に、自然に、悪意も、他意もなく。

   僕が普通になれて
   受け入れてもらえた気がしたから。

   結月とは友達になれるとも思っていて、
   その頃から僕は結月に惹かれて
   初めて君に目を奪われたから。

   悪戯をされることも
   からかわれたりすることも

   他でもない君だったから
   生まれて初めて、嬉しいと思えたんだ。  ]


(-34) 2024/06/30(Sun) 0:47:18

【雲】 宮崎暁



 [ 結月の言葉に従うまま閉じた瞼の裏には
   あの微笑みが魔法のように絡みついていて
   
   指だけでも気持ちがいいのに
   口に含まれてしまうと初めての暖かな感触に
   腰を浮かすくらい反応を示してしまう。

   見えないだけで、敏感さが増すんだと
   僕はこの時に初めて思い知ることになる。

   条件反射で薄目を開くと
   その時に見えた光景にしばらく釘付けになって

   それでもまた目を閉じるのは
   僕を虐めようと夢中になっている君が好きだから。



(D44) 2024/06/30(Sun) 0:49:05

【独】 宮崎暁



 [ 僕だっていっぱしの男子だ。

   自分の好きな女の子とのことを
   想像したことがないわけがない。

   でもいつも、想像の中の結月は
   悪戯をしながら笑う女の子だった。

   こんな想像をしてしまうのは
   君に失礼だと思って
   墓場まで持っていくつもりだったのに。

   目の前で微笑む君は
   想像をはるかに超えて、僕を困らせる。  ]



(-35) 2024/06/30(Sun) 0:50:05

【雲】 宮崎暁



   うぁ───結月の口の中、あっつ…!



 [ 自分のコントロール化から外れた身体は
   与えられた快感の量を推し量れなくなる。

   快感に脳が支配されて
   身体が敏感になればなるほど

   自分の身体なのに抑えが効かなくて…………。  ]
   

(D45) 2024/06/30(Sun) 0:51:04

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



 [ 僕は奉仕されているうちに

   結月の許可も取らずに、何も言えずに
   口の中に大量の熱い欲望を吐き出してしまう。  ]


(-36) 2024/06/30(Sun) 0:52:35

【雲】 宮崎暁



 [ 頭の中が酸素を無くしたみたいに
   ただでさえ熱に浮かされた思考が更にぼやけて。

   荒い吐息を吐いて呼吸を整えているうち
   僕は気づいたように慌てて結月の様子を伺った。 ]


   っ────!
   結月ごめん…!僕、勝手に…!



 [ 近くにティッシュはあっただろうかと
   探す僕はきっとみっともないかもしれない。

   悪戯な君の前ではいつもそうだけど
   今回ばかりはそれ以上に狼狽えて

   それでも熱がおさまらず
   まだ大きさを保っていることに気づいたのは
   僕と君、どっちが先だったのかな。     ]*


(D46) 2024/06/30(Sun) 0:54:21

【雲】 宮崎暁



 [ 咳き込む結月が心配になって
   思わず顔を覗き込もうとすると

   笑う声にゾクリと背筋が震える。
   指先を舐める何気ない仕草が
   こちらを獲物に狙うかのようで

   上に乗られてしまえば
   捕食を待つ獣のように
   抵抗することは出来なくなる。  ]


(D63) 2024/06/30(Sun) 22:32:08

【雲】 宮崎暁



 [ 言葉は妖狐の呪いのように
   一言一句が喉の奥に絡みつく。

   蜜に濡れていけばもどかしくて
   焦らされているように
   絡め取られているみたいな、

   光景にも、感触にも、身体が反応を示す。

   耳元まで近づけば息が当たり
   その吐息が結月の我慢の限界を教えてくれた。 ]

   
(D64) 2024/06/30(Sun) 22:32:34

【雲】 宮崎暁



 [ 好きに選んでいい。
   結月の言葉を頭の中で復唱すれば
   脳の奥まで痺れる。

   神話の神様みたいに
   魅了されて堕ちていく感覚は

   きっと今僕が感じている
   この危機感を孕んだ高揚に近いはずだ。 ]



(D65) 2024/06/30(Sun) 22:33:11

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



      このままがいい。

      でも本当は、どっちも欲しい。



(-41) 2024/06/30(Sun) 22:34:17

【雲】 宮崎暁



 [ 絶え絶えに君に答える僕はもう
   これ以上、言葉を紡ぐ余裕がなく

   君の唇を塞ぐと、
   背に手を回して、甘美な地獄へ、誘った。  ]*


(D66) 2024/06/30(Sun) 22:34:45

【雲】 宮崎暁



 [ 行き過ぎた快楽は身を滅ぼす。
   そんな当たり前のことを
   今になって強く感じる。


   煮え滾るほどの興奮は
   僕の支配下を外れて
   結月に心臓を掴まれるように支配される。

   必死に刻もうとして動けない結月を支えて
   それでも続きを自分からは促さないのは

   これが結月にとって大切な時間
   お互いを刻むための時間だと知っているから。

   動いて、今すぐにでも乱したい、
   そんな男として当たり前の思想を
   吐くわけにはいかないと必死におさえつける。  ]



(D77) 2024/07/01(Mon) 23:37:18

【雲】 宮崎暁



 [ 感情で始まり、感情で終わる誰かの青春。
   打算で始まり、打算で終わる僕らの青い春。

   紡がれた感情を置き去りに
   引き剥がされるのは極寒の前触れ

   もう二度と忘れられない甘い快感は
   手首を切る感覚にとても似ていて、

   零れた涙を拭う手を持ち合わせない僕は
   目を塞ぐように重なる唇を啄んでいく。   ]



(D78) 2024/07/01(Mon) 23:37:46

【雲】 宮崎暁



 [ 心を焦がすような痛々しい波紋が
   身体中を駆け巡り鳩尾を穿つ。

   一緒にいたい、と
   血のにじむような願い。

   僕も同じと、吐きたくてしかたないのに
   結月と僕じゃ同じ言葉でも意味が違う。

   自分の罪の赦しを乞うような
   自分だけを癒す言葉なんて
   僕は吐き出すことはできなくて…………  ]



(D79) 2024/07/01(Mon) 23:38:28

【雲】 宮崎暁



 [ 僕は君の言葉に何も答えず

         静かに、君の顔を胸に埋めさせた。 ]


(D80) 2024/07/01(Mon) 23:38:58

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



      結月……

         ……………っ!



(-47) 2024/07/01(Mon) 23:40:15

【雲】 宮崎暁



 [ 泣きながら微笑む顔を
   まるで魂に刻み込むように

   心臓に君の涙を飲ませて、
   君の脈動に呼応するように

   お互いの胸に刺さるナイフを引き抜いて。
   結月の囁きに応えるように
   募る我欲を打ち付け、満たしていく。   ]



(D81) 2024/07/01(Mon) 23:42:24

【雲】 宮崎暁



   っ…………はぁ…。



 [ 互いの汗も蜜も混ざり合い
   肩で息をする結月を支えながら
   吐き出した精に引きずられるように
   脱力感が吐息となって溢れ出る。

   君に僕の顔が見られないように
   なるべく距離を近づけて。


   結月の髪を撫でながら
   手離したくないという気持ちに従うまま
   痛いほど、強く、抱きしめる。      ]


(D82) 2024/07/01(Mon) 23:45:04

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



   結月…

      僕は、結月のこと、一生…忘れないから。


(-49) 2024/07/01(Mon) 23:46:35

【独】 宮崎暁




 [ いつかまた、会えるとしたら

   君はこんな僕をまだ好きだと
   言ってくれるのだろうか。



   いつかまた、僕の隣にいてくれたら

   君はこんな僕のことを
   赦してくれるのだろうか。      ]



(-48) 2024/07/01(Mon) 23:49:01

【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月



 [ 心に楔を巻き付けて
   君に消えない傷痕を残して。

      いつの日か、僕は君の前から姿を消した。 ]


(-50) 2024/07/01(Mon) 23:50:19

【人】 宮崎暁



 [ 春が眠る冬の空
   飛行機の中、独り、空を眺める。

   両親は僕に気を遣っているのか
   声をかけてきたりはしない。

   大きなキャリーバッグは思い出の宝箱で
   鞄につけていたストラップを指で撫でながら


   映る僕の窓は

               微かに滲んでいた。  ]


(1) 2024/07/01(Mon) 23:52:27

【独】 宮崎暁



     ──────────。


(-51) 2024/07/01(Mon) 23:52:52

【人】 宮崎暁



      ………………



(2) 2024/07/01(Mon) 23:53:11

【人】 宮崎暁



 [ 僕は心の底から君が好きだったんだと
   新しい門の前で、独り、涙を流す。


       今日は2月4日


          冬のように冷たい、立春だ。]**


(3) 2024/07/01(Mon) 23:54:19
 




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