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人狼物語 三日月国


187 『Ambivalence』

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視点:


到着: 浅見 律

【人】 浅見 律




    私に居場所なんてなかった。
    生まれたときから、ずっと。



  
(7) 2022/12/09(Fri) 2:28:34

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  私には価値がなかった。
  生まれる前から、価値を認められなかった。


  
女だったから。ただ、それだけの理由で。


  
(-0) 2022/12/09(Fri) 2:29:06

【人】 浅見 律



    家にも学校にも、
    何処にだって居場所はなかった。
    そう、
なかった


  
(8) 2022/12/09(Fri) 2:29:41

【人】 浅見 律


  
  来週のテストの告知に、文句の声が上がる教室。
  二色の文字しかないノートを閉じて、
  私は目線を窓の外へと移す。

  
(9) 2022/12/09(Fri) 2:30:12

【人】 浅見 律



  暗記しかない日本史なんて、
  少し勉強すれば満点取れるのに
  周りの子が文句を言う理由が微塵も分からない。

  どうせ家に帰っても勉強しかすることがないから
  暗記科目くらい満点取れて当たり前。
  地頭がいいわけじゃない私ですらできる科目が
  暗記ばかりの科目だと思ってる。

  多分、そんな思考から澄ましたように見えるせいで。
  嫌われるのだろうけど。


  
(10) 2022/12/09(Fri) 2:30:45

【人】 浅見 律



  嫌われても仕方ない。
  私には価値なんてないんだから。
  仮に友達ができたとしてその子が不幸になる。
  だって、私と話しても
  何も楽しくなんてないはず。
  流行りの歌も、服も、漫画も。
  同い年の子たちが興味を示しそうなもの。
  その全ての話に、私はついていけないから。

  つまり、私に話しかける時間が無駄だ。
  だから、周りが私を気にかけないのも
  私に友達がいないのも、仕方ないこと。


  
(11) 2022/12/09(Fri) 2:34:20

【人】 浅見 律



  同い年の子が興味を示す娯楽が
  一切与えられてない私に、
  与えられてる数少ないものは、
  生きるために必要な最低限のもの。

  外に出たときに外聞の悪くならない服と
  栄養失調にならない程度の食事と、
  温かさなんてどこにもない住む場所。

  その環境が異常だってことくらい
  流石に分かってる、普通じゃない。


  
(12) 2022/12/09(Fri) 2:34:44

【人】 浅見 律



  でも、生かされているだけまだマシ。
  こんな価値のない私が生きてていいって
  言われてる間はまだ、マシだと思う。


  
(13) 2022/12/09(Fri) 2:35:19

【人】 浅見 律


  
   「わかりました、入江先生。」


  窓の外に目をやっていたら
  呼ばれたから、簡素な返事を返して。>>4

  なんで呼び出されたのか聞かれるほど
  私の周りに人がいるわけではないし
  話しかけるような人なんて一人もいない。

  
(14) 2022/12/09(Fri) 2:35:45

【秘】 浅見 律 → 入江 修

 

   あなただって知ってるくせに。
   なんで呼び出されたか
   言う相手すらいないことくらい。

  
(-1) 2022/12/09(Fri) 2:36:12

【人】 浅見 律



  呼び出しは何度もされてるから
  普通なら周りからはいい加減不良生徒だと
  疑われててもおかしくないけど、
  そこは、先生の人柄なんだろうか、
  そこまでの疑いはかけられてないから
  ひそひそ話の対象になることもなく。

  
……人柄というより周りが私に興味ないだけ、か。


  
(15) 2022/12/09(Fri) 2:37:01

【人】 浅見 律



  たとえ、良くないことを言われたとして。
  私は先生のところに行くことをやめたりはしない。
 
  どうしてかって?
それは―――――。


  
(16) 2022/12/09(Fri) 2:37:22

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  
あなたしか居場所をくれる人がいないから。


  
(-2) 2022/12/09(Fri) 2:37:37

【人】 浅見 律

 

  
入江先生が


     
私にとって
いい先生、だから。


  
(17) 2022/12/09(Fri) 2:38:03

【人】 浅見 律



  「それで……。
   手伝い、って何ですか?」


  呼び出された資料室で聞いた質問。
  
あなたにとっても私にとっても、白々しかった?


  それでも、いつもそう聞いていたし。
  私は、あなたに言われることを言われるままに。

  あなたのW手伝いWをしようと。**

  
(18) 2022/12/09(Fri) 2:38:41

【独】 浅見 律

/*
可愛げis何処……?
(-3) 2022/12/09(Fri) 2:39:28

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    なにせ一番扱いやすい女だろうと

            そう勘が言っていたから。*



(-4) 2022/12/09(Fri) 3:50:32

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   まぁそんなもんは全部建前だ。

   俺としちゃ浅見が独りなら
   その方が都合がいい。

   俺しか居場所を見い出せないうちは
   浅見は俺から逃げ出すことは出来ないのだから。



(-5) 2022/12/09(Fri) 3:52:53

【秘】 入江 修 → 浅見 律



     「おいで。──────律。」



(-6) 2022/12/09(Fri) 3:57:14

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   鍵を閉めて誰も入ってこない資料室。
   まだ部活動に勤しむ声が響く中、
   俺は自分の膝をとんとんと叩いて

   俺の膝の上に座れと浅見を呼んだ。*


(-7) 2022/12/09(Fri) 3:59:02

【独】 浅見 律

/*
この二人、背景の色が緑と黄色だから並んでるといいな……ってなりますね(?)
(-8) 2022/12/09(Fri) 12:08:11

【独】 浅見 律

/*
>>9
これ、色とりどりのノートじゃない→そんなにペン持ってないってことなんですけどなんかもっとうまい書き方あったのでは……?まあいいか……
この子筆箱に入ってるのシャーペンと赤ペンと消しゴムしかないから……()
(-9) 2022/12/09(Fri) 12:11:05

【人】 浅見 律


─── 半年前 ───

  
  授業参観とか運動会とか。
  両親が学校に来るような行事は
  不参加って相場が決まっていた。

  理由付けなんて簡単。
  仕事が忙しいから。
  このご時世、共働きなんて珍しくもないから
  そう言われて、疑う人はほとんどいない。

  
  
本当は、母親は専業主婦なのにね。

 
  
(28) 2022/12/09(Fri) 13:04:48

【人】 浅見 律

 

  でも、そんな我が家でも
  面談だけは避けられなかったようで。

  世間体を何より気にするくせに
  娘を蔑ろにし続ける、矛盾だらけの親の演技なんて
  多くの保護者を見てきた人なら、
  看破するのは難しくなかったのかもしれない。

  たとえ、上辺だけはいい親に見えたとしても。

  
(29) 2022/12/09(Fri) 13:05:23

【人】 浅見 律


 
  
『あの子は、学校で迷惑をかけたりしてませんか?』



  多分、この一言で分かるんじゃないだろうか。
  信用も何もない、この一言で。

  
(30) 2022/12/09(Fri) 13:05:51

【人】 浅見 律



  ただ、今までは、
  私に両親のことを聞く人はいなかった。
  それを聞いてきたのは、あなたが初めて。


  
(31) 2022/12/09(Fri) 13:06:15

【人】 浅見 律



  「……どうして、そう思うんですか?」

  
(32) 2022/12/09(Fri) 13:06:30

【人】 浅見 律


  
  他の人に聞かれないタイミング。>>21
  それでも、質問に質問で返したのは>>22
  今まで言われたことがなくて戸惑ったから。

  でも、違うなら違うって言って終わりの話。
  それを、否定しなかったのは、
  何よりの答えだろうから、隠しても無駄だと思って。

 
(33) 2022/12/09(Fri) 13:06:55

【人】 浅見 律



  「仲の良い悪いで済ませられる話なら。 
   もっと簡単だったでしょうけど。

   一般的に見るなら、悪いんじゃないですか。」

  
(34) 2022/12/09(Fri) 13:07:14

【人】 浅見 律



  にこりともせず返す。
  別にこの時は、あなたを信用したわけじゃない。
  そのつもりだったけど。

  思いのほか、あなたの言葉が嬉しかったのだ、と。
  気づくことになるのは、少し先の話。*


  
(35) 2022/12/09(Fri) 13:07:39

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  この程度で嬉しいと思うような女なんて
  さぞかし、扱いやすかったでしょうね。*


  
(-10) 2022/12/09(Fri) 13:08:09

【人】 浅見 律


  
  馴染めと言われたところで馴染む術もないし
  先生にひいきされてると悪目立ちして
  いじめられるくらいなら、今のままでよかった。

  どうせこの世界には
  無価値な存在の居場所なんてないから。


  
(36) 2022/12/09(Fri) 13:08:39

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  居場所なんてなくて当たり前。
  そんな私に居場所を与えた人がいたのなら。

  私はその人の元を離れられなくなる。
  逃げられなくなってしまう。



      どんな形であれ、居場所があるって事実は
           私に少しの安らぎをくれるから。


  
(-11) 2022/12/09(Fri) 13:09:39

【人】 浅見 律



  「何回目かなんて数えてませんけど。

   ……言われないと、分かりませんね。
   何度も呼び出される不良生徒なので。」

  
(37) 2022/12/09(Fri) 13:09:55

【人】 浅見 律



  分からないわけじゃない、見当はつく。
  でも、言われるまで自分から動かないのは
  許可なく何かをすることは
  私の家では許されないことだから。


  ソファーに腰掛けるあなたを目で追いかけて。
  本題を聞けば、ようやく私は自ら動く。*

  
(38) 2022/12/09(Fri) 13:10:16

【秘】 浅見 律 → 入江 修

  

  
「分かりました。……修先生。」



  ふ、と小さく笑って、あなたの方へと近づく。

 
(-12) 2022/12/09(Fri) 13:11:06

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  言われるままに、膝の上へ横向きに座った。
  初めての時よりもずっと手馴れたように。

  何も言わずに、ぎゅう、とあなたに抱きついて
  ほんの少しの間、冷え切った心を温めようとした後。


  
(-13) 2022/12/09(Fri) 13:11:31

【秘】 浅見 律 → 入江 修



    
「お好きにどうぞ?」



  ゆるく笑って、続きを促した。
  あなたの思惑通り、都合のいい女として。*  

  
(-14) 2022/12/09(Fri) 13:11:54

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    「もし寂しいんなら
     明日の放課後、資料室においで。」



(-15) 2022/12/09(Fri) 16:28:15

【秘】 入江 修 → 浅見 律



     その提案がどんなに黒いものかは
     今となっては語るにも及ばない話。*


(-16) 2022/12/09(Fri) 16:30:09

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    今にも飛べなくなりそうな雛が鳴く声は、
    いつ聴いたって、いいもんだろ?



(-17) 2022/12/09(Fri) 16:33:14

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   賢い、本当に賢い。

   大人の狡猾さも汚さも知っているような
   それでいて隷属することに対する抵抗も失い
   与えられる仮初の安息の中に快楽を見い出す。


   膝の上で俺に抱きついてくる姿は
   本当に哀れで、可愛らしいものだった。



(-18) 2022/12/09(Fri) 16:33:56

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    こんな事で本当に冷えた心が暖まるなら
    お前はこんな男に捕まることも無いだろうに。



(-19) 2022/12/09(Fri) 16:34:20

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    「じゃあ、お言葉に甘えまして。」



(-20) 2022/12/09(Fri) 16:35:55

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   浅見のお言葉に甘えた俺は
   浅見の首に手を回すとその顔を胸板に埋めさせる。
   本当にして欲しい相手は、
   俺じゃなくて両親かもしれないのに。


   くすぐるように耳を指先で撫でると
   そのまま華奢な身体を伝って
   太ももに手を這わせていく。

   最初こそ壊れ物のガラスみたいに
   大事に大事に触れていたのに、
   今はもうペットを可愛がるのと同じく手つきだ。


   だが浅見は犬や猫とは違う。
   言葉も交わせば感情も豊かで。

   なによりその心が欲した言葉が
   そのまま首輪になることもあるかもしれない。


(-21) 2022/12/09(Fri) 16:36:39

【秘】 入江 修 → 浅見 律



       「寂しかったよな。
        居場所がなくて。」


(-22) 2022/12/09(Fri) 16:37:33

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   ここはお前の居場所だと
   遠回しにその意を孕んだ言葉を
   首輪のように浅見に差し出して。

   制服の中に手を忍ばせると、
   そのまま膨らみを揉みほぐす。
   布越しじゃ我慢できずに
   こうしてすぐ直に触ろうとするのは
   もう互いに慣れ切ったと俺が思っていたからだ。



(-23) 2022/12/09(Fri) 16:39:24

【秘】 入江 修 → 浅見 律



     「律はいつだって可愛いなぁ。」



(-24) 2022/12/09(Fri) 16:40:17

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   しばらく浅見の胸のふくらみをいじめながら
   俺はいたって平凡な褒め言葉を投げつける。
   安っぽいだろうか。
   この関係なら仕方ねぇだろうよ。



    「最初こそ全然だったのに
     今はこんな色っぽくなっちまって。」



   浅見の耳を甘噛みしながら
   執拗に虐めていた膨らみから手を離して
   今度はその手を下の方へと伸ばしていく。

   俺もだんだんその気になってきたせいで
   身体が熱を持つのも早くなっていた。*


(-25) 2022/12/09(Fri) 16:42:07

【独】 浅見 律

/*
一つミスったなって思うんですけどこれ三者面談では……?
えーんすみません二者面談だと思ってた……()
(-27) 2022/12/09(Fri) 17:31:11

【独】 浅見 律

/*
この先生タバコ吸いそうだなって思ってたけどやっぱそうなんだなってロル見て思いました(作文)
(-28) 2022/12/09(Fri) 17:45:56

【人】 浅見 律



  歪な空気に、信用も何もない言葉。
  そして、それに返されるのは、
  何の意味も持たない見かけだけは綺麗な言葉。

  
(49) 2022/12/09(Fri) 19:02:41

【人】 浅見 律



  
噓つき。

  教室では孤立し、ペアやグループを作るのに
  難儀しかしないような私が、  
  生徒の模範になれるわけもないし。>>40

  成績にしたって、もっと優秀な子はいるわけで。

  
  
(50) 2022/12/09(Fri) 19:03:29

【人】 浅見 律



  でも余計なことをこの人は言わない。
  その確信を私に持たせてしまったからこそ。

  この家庭環境を変える気などない、と
  私は直感で悟ってしまったから。


  
だからこそ、私はあなたに話してしまったし……


  
(51) 2022/12/09(Fri) 19:04:14

【秘】 浅見 律 → 入江 修




    
あなたに捕まってしまった。



  
(-29) 2022/12/09(Fri) 19:04:48

【人】 浅見 律



  勘だけでここまで明け透けな質問なんてしない。
  私がそのシンプルな答えに納得するはずもなく。
  咎めるような視線が言葉よりはっきりと
  それを物語っていたと思う。


   「……そう、ですね。
    仲の良し悪しって、
    関係を構築した後の話ですし。」


  
つまり、構築すらされていない、と。

  そこまで言えばあなたは納得したのか。
  タバコを吸おうとしてたことへは
  何も言わない。
というか言えない。


  
(52) 2022/12/09(Fri) 19:05:27

【人】 浅見 律



  特に視線を合わせることもなく、
  おもむろに語られる話を聞いていた。

  あなたが私の断片的な話で
  どこまで察したのか知らないけれど
  少なくとも、私を気にかける理由なのだ、と
  その程度は理解できた。*

  
(53) 2022/12/09(Fri) 19:06:19

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  
……その表情がたとえ演技だったとしても。

  私には、あなたが少し寂しそうに見えたから。>>46

  そして何より、
  私の内心を見透かされてしまったから。

  
(-30) 2022/12/09(Fri) 19:07:01

【秘】 浅見 律 → 入江 修



     
「気が向いたら。」



  そんな答えを返して。
  あなたに背を向けて、俯くと
  小さく言葉を零してから、その時は立ち去った。

  
(-31) 2022/12/09(Fri) 19:07:26

【秘】 浅見 律 → 入江 修



   「価値がないんですよ、私には。
    生きている価値が、ない。」


  
(-32) 2022/12/09(Fri) 19:07:48

【秘】 浅見 律 → 入江 修

  

  そんな言葉を吐いてしまえば、
  嫌でもわかるはず。

  私は一番頼れるはずの親に頼れない、
  私がどうなろうと親は気にかけない、と。


 
(-33) 2022/12/09(Fri) 19:08:22

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  翌日の放課後。
  私は迷いもせずあなたが待つ資料室へと行って。


   
「……気が向いたので、来ました。」

      
寂しかったので


  
  あなたに向かって、そう言ってしまう。
  
その日が、私達の始まり。


  
(-34) 2022/12/09(Fri) 19:09:24

【秘】 浅見 律 → 入江 修




    
浅いのに抜け出せない、深い関係の始まり。*



  
(-35) 2022/12/09(Fri) 19:10:38

【人】 浅見 律



  「怒られればいいじゃないですか。>>47

   それとも、私の事、
   改心させてくれる気でもあるんですか?」

  
  信用はしてる。
  口が軽そうに見えてそうでもない、とか。
  私の事をよくわかってる、って意味では。

  
(54) 2022/12/09(Fri) 19:11:27

【人】 浅見 律



  
そう、私にとってあなたはいい先生だ。


  
(55) 2022/12/09(Fri) 19:11:50

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  いい先生であり、私が好きな人。
  
好きだよ、修先生。

  あなたは私の居場所をくれたから。

  
それが仮初だと、わかってるのに。


  
(-36) 2022/12/09(Fri) 19:12:22

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  わかっているのに。
  こんなことで心を温められないから
  私は今ここに居るってことくらい。


  
(-37) 2022/12/09(Fri) 19:12:45

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  年下の、生徒の言葉に甘える先生が
  いい先生なわけがない。


  
本当に、最低だと思う。

  それでも、私は隷属したまま。
  胸板に顔を埋めて、甘えるように擦りつけて。
  こんなこと、されたことなかった。
  膝の上に乗るのだってそう。
  本当にしてほしいと願う人ほどしてくれない。


  耳を撫でられて、微かに身じろぎしながら
  あなたの背に手を回して、
  触りやすい程度に密着して、温もりを得ようと。
  
  最初の頃と手つきが違う事なんて
  気づかないわけもない、でも。
  その手さえ心地いいのだから救えない。
  熱っぽくなっていく吐息のせいで
  私が嫌がらないことがあなたに分かってしまう。


  
(-38) 2022/12/09(Fri) 19:13:54

【秘】 浅見 律 → 入江 修



    
「……よく、ご存じで。」



  私に絡んでいく言葉の糸は
  回数を重ねることにきつくきつく私を縛る。
  この人は、本当に私をよくわかってる。

  私がどんな言葉を求めるのかも。
  こう言われれば逃げられないことも。

  
その首輪、もう何度も受け取りましたよ、先生。


  
(-39) 2022/12/09(Fri) 19:15:27

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  布越しで触れられるのなんて
  お互いにもどかしいだけだから。
  酷く合理的だし、
  私達がこの行為に慣れ切ったからこそ。
  恋人同士の行為なら、
  初めにキスくらいするでしょうに。


  
(-40) 2022/12/09(Fri) 19:16:20

【秘】 浅見 律 → 入江 修



   
「調子のいい、ことを……っ。」


  
(-41) 2022/12/09(Fri) 19:16:46

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  可愛いなんてあなた以外の人から
  言われたことなかった。
  
あなたはそれを分かってて言っているんでしょう?


  説得力のない言葉なのに、
  
欲しかった言葉だから。

  違うんだと分かっていても身体は昂るし、
  頬は微かに赤くなりもする。

 
(-42) 2022/12/09(Fri) 19:17:44

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  出来るだけ声を殺していても、
  執拗にいじめられていれば我慢も出来なくなる。
  耳を甘嚙みされる感覚にぞくり、として
  抗議するようにあなたの方を見てしまう。
  この抗議には何の説得力もないけど。



   「修先生のおかげ、ですね。」


  最初は上手く快感を拾えなかった身体も
  快楽に慣らされた今ではすっかり熟して。
  あなたが触ろうとしているその場所は
  蜜が溢れてきてしまっているし、
  触って欲しそうに震えているはず。*


  
(-43) 2022/12/09(Fri) 19:19:16

【独】 浅見 律

/*
可愛げis何処とか言ってるけど、今回は可愛さを割と意図的に排除はしてるつもり……(できてるかは知らない
(-44) 2022/12/09(Fri) 19:46:49

【独】 浅見 律

/*
西さんキャラ幅が……とか言ってる時あるけどちゃんと年齢幅広いんですよね……入江先生はしっかり大人……いやクズだけど(褒め言葉)
(-46) 2022/12/09(Fri) 22:05:11

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    それにしても。

    気が向いたら。


    随分と上手く逃げられたもんだ。
    そう言えば角も立たなないし
    了承したことにもならない。

    これじゃまるで俺がフラれたみたいで
    その語り口に思わず笑ってしまう。
    こりゃまいった、と。


(-47) 2022/12/09(Fri) 23:37:56

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    「生きている価値がない?
     親にそう言われでもしたか?」



(-48) 2022/12/09(Fri) 23:39:05

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    澱んだ言葉を吐き出す浅見に俺は尋ねる。
    そんな言葉、誰かに刷り込まれたか、
    誰かのせいでそう思えてならなくなったか、
    そのどっちかが濃厚だろうと思っていたからだ

    そして同時にその言葉は
    俺が浅見を相手に選ぶ、決め手となった。



(-49) 2022/12/09(Fri) 23:39:49

【秘】 入江 修 → 浅見 律




       「待ってたよ、浅見。」


(-50) 2022/12/09(Fri) 23:40:33

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    だから俺は言ったのさ。
    次の日、素直に俺の元へ来た浅見を快く迎えて

    「お前の価値は俺が教えてやる。」
と。

    底の見えない泥沼に引きずり込むように
    浅見の唇を奪おうと顔を近づけて。


    それが叶ったのなら
    浅見が余韻に浸れるくらいの長い口付けの後、
    逃がさないように抱き上げ
    哀れなガラス姫を、ソファーへ寝かせて……*


    
(-51) 2022/12/09(Fri) 23:41:27

【秘】 入江 修 → 浅見 律



       そう、Wイイ子Wなのだ。


(-52) 2022/12/09(Fri) 23:44:16

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    浅見なら気づいているのだろう。
    自分の身体をまさぐるこの男が
    最低な男であることくらい。


    それでも分かっているから
    俺は浅見が思う以上に最低だ。

    嘘でも心地がいいだろうと。
    役割を与えられて出来た居場所でも
    慰めの場としては悪くないだろうと。

    重ねる度に、浅見の心に傷をつけていく。


    浅見の身体が上気していく度に
    浅見がここを逃げないという事実が
    より強固なものへと仕上がっていく。


(-53) 2022/12/09(Fri) 23:44:59

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    「知ってるよ。
     だからいつも此処に呼ぶんだろ?」



    首輪をはめすぎれば窒息しかねない。
    それは言葉も同じことで。
    浅見が首輪をしっかり手に持っていたのなら

    依存という首輪を持たせ
    安心という褒美を与えて


    俺はまた、浅見を女に仕上げるんだ。



(-54) 2022/12/09(Fri) 23:47:19

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    俺の腕の中で浅見の抗議が聞こえる。
    礼節としての口付けさえしない、
    この先にある快楽というゴールまでの
    最短経路を手を繋いで歩こうとする俺が
    褒めたところで説得力は無いらしい。


    それでも言われ慣れてないのか
    聞き流しきれず頬を染めて
    こちらを見つめてくるの浅見が
    どうしようもなく俺の劣情を駆り立てるから。



    「でもイイ子なのは事実だ。違うか?」


    ご褒美と言わんばかりに
    浅見の唇に触れるだけの軽いキスをすると
    濡れそぼる足の間に指の腹を押し当て………


    
(-55) 2022/12/09(Fri) 23:49:41

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    「お前にもイイ女の素質があったんだろうよ。
     何度お前に悦ばされたと思ってんだ。
     俺に仕込まれた味、忘れちゃったか?」



    俺のおかげだと言う浅見に言い返し。

    そのまま下着を下ろして露わにすると
    指先に浅見の中から溢れた蜜を塗って。

    浅見の顔を胸板に埋めさせると
    俺の匂いを嗅がせながら、秘部に触れる。
    ほぐすように入口を撫でたあとには中へ指を入れ
    浅見の期待に応えるままに色付けしていった。*



(-56) 2022/12/10(Sat) 0:00:47

【独】 浅見 律

/*
西さんなんでも出来るじゃん……は……???
いやこれ左立つとか無謀……スライムがダークドレアム倒すくらい無謀……
(-57) 2022/12/10(Sat) 0:07:07

【人】 浅見 律



  大人の作る世界に
  期待できるほどの育ち方はしてない。
  あなたにだって別に期待してなかったけど。
  あまりに白々しい言葉を言うものだから。
 
  地雷ってほどではないけど
  聞いてて気分が良くなる言葉ではなかったのは事実。


  
(61) 2022/12/10(Sat) 1:27:40

【人】 浅見 律



  私の視線が先生を反省させてるとは知る由もない。
  別に見くびられてたところで
  それに対して言葉で何か言ったりはしない。
  歳の差も立場の差もあるし、
  何より私自身が大した人じゃないことくらい
  自分が一番よく知ってるから。


 
(62) 2022/12/10(Sat) 1:28:01

【人】 浅見 律

  

  「あの人たちは私が事故死でもしたほうが
   喜ぶ人たちなので。

   後腐れなく家を追い出せますから。」


  
  過干渉でも不干渉でもない。>>57
  明確に育児という名の親の責任を放棄する行為。
  
……ネグレクト。


  
(63) 2022/12/10(Sat) 1:28:28

【人】 浅見 律



  料理を作ってもらったことも
  衣服を洗濯してもらったことも
  部屋の掃除だって。

  私が何も出来ない本当に幼子の頃は
  違ったのかもしれないけれど。
  物心ついた頃から、身の回りの世話は
  全て自分でするものだった。


  私が家で何してるのか、少しでも聞いたなら
  不干渉じゃないことなど
  すぐに知られてしまったはず。


  
(64) 2022/12/10(Sat) 1:28:54

【人】 浅見 律



  ここ、学校ですよ、とか
  この時は言えるほどの仲でもないし。
  残念なことにスマホなんて便利なものを
  私は持たされてもいない。

  
触れたところで無駄、ってこと。

  
  あなたが使った、人と仲良くなる鉄則。
  少なくとも私には効果があった。>>58

  自発的に話すなんて、私が出来るわけもなく。
  あなたが話しかけて、話をしたから。
  私が話すきっかけを作ったのはあなただ。**


  
(65) 2022/12/10(Sat) 1:29:30

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  親にそう言われたのか、と。
  その言葉に直接答えはしなかったけど
  一瞬足を止めて振り返って。

  そうですよ、と言わんばかりに嗤ってみせた。
  
それが、あなたの質問への答え。


  
(-59) 2022/12/10(Sat) 1:29:50

【秘】 浅見 律 → 入江 修


  
  密室に二人きり。
  招かれた資料室で、快く迎えられたわけだけど、
  流石にこの時は何をされるのかなんて
  見当はついてなかった。

  だからそう、私は無防備そのものだったし。


  
(-60) 2022/12/10(Sat) 1:30:12

【秘】 浅見 律 → 入江 修

  

   
「あるんですか?私には価値なんて……。」



  戸惑いながらも、
  
私は泥沼に足を踏み入れてしまう。


 
(-61) 2022/12/10(Sat) 1:31:09

【秘】 浅見 律 → 入江 修


  
  最低限の礼節さえ知らない私は
  口付けされてからようやく目を閉じて受け入れる。
  誰ともしたこともなかったのに、
  頭がぼうっとするくらいの長い口づけは
  私から判断力も何もかも奪うには充分だった。

  
なにより、心地よかったから。

  余韻に浸って、逃げる力も抜けきって。
  抱き上げられて、ソファーに寝かされると
  私はあなたの方を見上げて、聞いた。


   
「……このまま、教えてくれるんですか?」*


  
(-62) 2022/12/10(Sat) 1:31:48

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  嘘でも心地いいのは事実。
  与えられて出来た居場所でもないよりマシ。

  
そもそも、私に選ぶ権利なんてない。


  一時の快楽と引き換えに
  私だけが傷ついていく火遊び。
  傷つくのに、ここを離れないのは。


  偽りの温もりが私を安心させるから。
  一時の快楽に依存してしまうから。


  
知ってるよ、と返す相手がどんなに最低でも。

  
それを知っていてもなお、私は離れられない。


  
(-63) 2022/12/10(Sat) 1:32:50

【秘】 浅見 律 → 入江 修

 

  どうせあなたにとっての可愛い、なんて
  快楽を得るための興奮材料でしかない。
  説得力なんて、あるわけもなく。

  私は私に価値を見出してないから、
  あなたが言葉にしない限りは
  ただ見つめただけで
  あなたの劣情を煽るなんて、知ることはない。



   「都合のいい子、の間違いじゃないですか?」


  可愛げのないセリフを吐き捨てて。
  それ以上を言わないのは
  触れるだけの優しいキスに心を奪われてしまうから。
  
こうすれば黙るって、知っているみたいなキス。


  
(-64) 2022/12/10(Sat) 1:33:57

【秘】 浅見 律 → 入江 修



   「……何度も、ですかね。
    言ったじゃないですか、数えてません。

    修先生の味?それはもちろん……。」

  
(-65) 2022/12/10(Sat) 1:34:22

【秘】 浅見 律 → 入江 修



    
「覚えてますよ。」



           
嫌というほど、ね。


  言い返された言葉に微笑みながら返して。 

  
(-66) 2022/12/10(Sat) 1:35:11

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  下着で遮られなくなった秘部は
  期待するようにひくついて、あなたを誘う。
  胸板に顔を埋めて、胸いっぱいに
  あなたの匂いを吸い込んで、感じて。



   
「あっ……、んんっ……。」 
  


  撫でられるだけでも反応を示していたけど
  中に入れられたなら、びくり、と身体を震わせて。
  あなたに拓かれた身体だから。
  私のいいところなんて全部知られてるはず。
  言葉にこそ出さないけれど、
  はしたなく指を締め付ける中は、
  喜んでる、って、簡単に分かっただろうし。
  色付けされればされるほど、
  蜜を零して、あなたのことが欲しくなっていく。*


  
(-67) 2022/12/10(Sat) 1:36:48

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    明確にネグレクトという確信を得れば
    浅見が度々口にする呪詛のような言葉の
    発信元もおおよその見当がつく。


    しかもそれが当たりだと
    しっかり答え合わせまでもらう始末だ。



(-69) 2022/12/10(Sat) 8:23:44

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   どうせ俺が浅見に何をしようとも
   親は何も言ってきやしない。

   俺に与えられた安全に欲を満たすという
   蛮族極まりない選択肢が脳裏にチラつけば
   その歪な現実を生む浅見に哀れみすら感じて。

   その哀れみが全てのきっかけになった。



(-70) 2022/12/10(Sat) 8:25:02

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   無理矢理ヤっちまえばいい。
   そんな低俗な話とは違う。

   俺がそうしなかったのは
   世界から見捨てられた少女を
   自分の好きに育ててしまおうという
   もっと低俗な発想によるもので。

   そんな低俗な遊びに使われる浅見は
   本当に哀れ、可哀想な子だ。



(-71) 2022/12/10(Sat) 8:26:13

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    口付けは拒まれることなく
    俺は浅見の口腔を味わう権利を得る。

    だからってすぐにつついたりはしない。
    最初はただ、唇と唇を合わせるだけのキス。


    泥沼には突き落とさずに
    その手前に立たせた後に自分が泥沼に入り
    一緒に入ろうと手招きをする。

    それでいて足を踏み入れてしまった浅見を
    もう決して、逃がしはしない。



(-72) 2022/12/10(Sat) 8:28:39

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   ソファーの上。
   艶めかしくこっちを見上げる浅見の顔は
   さっきまでとは少し違う。


   役割にも似た、自分が自分であるという価値を
   欲しがっているような顔。
   お前が生まれてきてくれてよかったと。
   そう言ってやればどれだけいいだろうか。

   その顔は一歩間違えれば生徒ではなく
   女の顔にすら見えてしまうほど甘くて。
   その一歩を踏み外させたくなる。


   
(-73) 2022/12/10(Sat) 8:31:03

【秘】 入江 修 → 浅見 律



    「あぁ。そのつもりだよ。」



   そう言って俺はソファーに寝る
   浅見の唇を再び奪う。

   初めて浅見を抱くこの時は
   今では考えられないほど、
   優しくエスコートしたと未だに思う。

   不安がなるべく残らないように
   浅見がこの淫らな空気に慣れるように
   何度も小刻みに続けた口付けをさらに深く。
   互いの唾液の音が聞こえてしまうくらい深く。

   恋人同士の初夜にひけをとらないほど
   俺は浅見のことを大事に可愛がっていた。



(-74) 2022/12/10(Sat) 8:32:13

【秘】 入江 修 → 浅見 律



      「浅見は、こういうの初めて?」


(-75) 2022/12/10(Sat) 8:32:50

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   初めてなら尚更優しくしてやらないと、と。
   俺はそう浅見に尋ねると返事を待った。

   すぐにでも脱がせてしまいたい欲求は
   まだもう少しだけ我慢することにして。*



(-76) 2022/12/10(Sat) 8:33:11

【秘】 入江 修 → 浅見 律


***

   初めての日から今に至るまで
   俺は浅見に色々なことを教え、仕込んだ。

   最初の方は浅見の華奢な身体をただ愛でて
   浅見はどこがイイのか、じっくりと探って。
   けれど当然それだけで終わるわけもなく。


   何度か回数を重ねた後には
   男のものの扱い方だって教えただろう。

   そしてそれにも慣れた頃には
   俺の上に乗ってどう動けばいいかまで
   これでもかというくらいに教え込んだんだ。


(-78) 2022/12/10(Sat) 8:38:17

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   こちらを悦ばせるための触り方や咥え方。
   両手で包むようにとか、舌先で舐めろとか。
   咥えた後にどう動かせばいいかとか。

   何度も教え、実際にさせて。
   浅見が上手くできた時には頭を撫でながら


    「浅見は覚えがいいな。
     ちゃんと出来て、いい子だ。」



   と、浅見の存在を肯定して。

   そして口先だけではなくご褒美として
   浅見の身体を快楽で満たし。
   満足いくまで絶頂へ導くこともあった。

   失敗したところでなんの罰もない。
   ただ上手くなればなるほど、
   その存在価値を惜しみなく説いてやる。
   そんな洗脳にも近い意識を植え付けるために。
   


(-79) 2022/12/10(Sat) 8:43:04

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   そりゃ可愛いに決まってるだろうさ。
   こんな何も知らない子なんだから。


   だから浅見がなにか要望を口にしたなら
   叶えられるものなら叶えてあげようとしただろう。
   それぐらいの価値が浅見にはあると今も思っている。**



(-80) 2022/12/10(Sat) 8:44:08

【秘】 入江 修 → 浅見 律


***

   だというのに俺の日頃の行いが悪いのか
   浅見は俺の言葉を素直に受け止められないらしい。

   キスで言葉の続きを塞いだとはいえ
   都合のいい女の間違いだなんて。
   やや聞き捨てならない言葉だったのは間違いない。
   実際正解な辺り、浅見の鋭さが窺える。

  
   覚えてると微笑む姿は
   少しだけ毛羽立つようなピリッとした感じがしたが
   積み重ねた甘い快楽に支配されてしまったんじゃ
   それもスパイスにしかならないみたいだ。


(-81) 2022/12/10(Sat) 8:46:18

【秘】 入江 修 → 浅見 律



  浅見が、俺の胸の中でくぐもった吐息を漏らすと
  指先で触れていた秘部が熱くなっていくのを感じて。

  中に入れると同時に震えた身体を腕で支えると
  二本の指で中をかき混ぜながら浅見の耳元で囁いた。



(-82) 2022/12/10(Sat) 8:46:59

【秘】 入江 修 → 浅見 律



     「何回も言うけど律はイイ子だ。
      もちろん都合が、じゃなくて。」


(-83) 2022/12/10(Sat) 8:47:55

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   「普段可愛げなく振る舞うくせに
    こういう時にはここを濡らしてくれるし
    ちゃんと俺の指で感じてくれてる。

    それにいつも俺のをきゅんと締め付けて
    俺の事を悦ばせてくれるだろ?
    ほら、今も、熱くてとろけてる。

    律の膣内なかであと何回イけば、
    律がイイ女だって分かってくれっかな。」



(-84) 2022/12/10(Sat) 8:51:05

【秘】 入江 修 → 浅見 律



   浅見の秘部をいじめながら紡ぐ言葉は
   本音と誇張が入り交じったもの。
   たとえば浅見が果てそうになっても
   今は止めずにしつこく続けるだろう。
   口で説明するより、その方がいいのだから。


   浅見への指奉仕をひとしきり続けたあと。
   俺は浅見をソファーへと寝せると


    「どうしてほしいか。
     ちゃんと律の口から言って?」



   スーツのチャックから顔を覗かせたものを
   浅見の手を引いて触らせながら問いかけた。*


(-85) 2022/12/10(Sat) 9:02:27

【人】 浅見 律



  「……別に、先生が思い悩むことなんて
   何もないじゃないですか。>>68


   どうしてかって?
   私がどうなっても世界は回るし。
   誰も、困らない。
   むしろ、いない方がいいとさえ思う。


  
(70) 2022/12/10(Sat) 19:18:00

【人】 浅見 律

 

  何か考え込んでいる様子のあなたに>>69
  私はまるで他人事のような言葉を吐く。

  どうしたいか、なんて私に聞くだけ無駄。
  私に与えられてる選択肢は
  どうしてもいいか、でしかないから。**


 
(71) 2022/12/10(Sat) 19:18:16

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  いっそのこと、無理やりされていたのなら。
  長く続く関係にはならなかったのに。


  初めて異性を知ったあの日、
  あなたは恋人同然の優しさで私に接していて。
  その接し方に好意を抱くなという方が無理な話。


  どんな形であれ、
  価値を認めて優しくしてくれたのは
  あなただけだったから。

  
  回数を重ねれば嫌でも遊びなんだと気づくけど
  最初の一回だけは。
  愚かなことに微かに期待してしまっていた。


  期待してたことなんて、起こるはずもないのに。


  
(-87) 2022/12/10(Sat) 19:19:27

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  最初の唇を合わせるだけの口づけから
  少しずつ私が慣れるのを促すように。
  小刻みに続けられてたものが
  徐々に深くなっていくと
  どう呼吸していいのか最初は分からなくなって。
  くぐもった、苦しそうな声は
  あなたに届いたのかどうか。

  
でも、息苦しいのに。

  
求められているって
錯覚
が、心地よさを生んでいく。

  
やめて欲しいわけじゃなかった。


  
(-88) 2022/12/10(Sat) 19:21:57

【秘】 浅見 律 → 入江 修




   
「初めて、です……。」



  この時は、今じゃ考えられないくらい素直だった。
  あなたの質問に正直に答えて。

  脱がされるのだろうと思って、
  恥ずかしさから、目をそらしてしまった。*

 
  
(-89) 2022/12/10(Sat) 19:22:25

【秘】 浅見 律 → 入江 修


***


  初めての日からしばらくの間は
  ただ、愛でられて、弱い場所を探られて。
  慣れてない私は悉く素直に反応を繰り返し。

  そんなだったから
  弱い場所なんて知られて当たり前だし、
  例えば、耳元で囁かれながら触られると
  いつもより反応がいいとか
  触れるだけの口付けや頭をなでられるような
  疑似的な愛情を感じる行為が好きだとか。

  知ろうとしたなら簡単に知ることができたはず。

  
(-90) 2022/12/10(Sat) 19:23:04

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  慣れた頃に教えられた、相手の悦ばせ方。
  最初はたどたどしかったそれも
  何度も教えられて、少しずつコツを掴んで。

  上手にできたら褒められて
  ご褒美に、と快楽で満たされる。

  嬉しくないわけがない。
  仮にも、好意を抱いた相手が悦んでくれて
  私だって快楽で身体は悦ぶわけで。

  
思い返せば、必死になって、馬鹿みたい。


  それを繰り返せば、あなたを喜ばせる手管を
  増やすことが価値なのだ、と刷り込まれていく。
  私はあなたの好みのままに、女にされた。


  
(-91) 2022/12/10(Sat) 19:25:42

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  何も知らなかった花を
  自分好みの色に染め上げて咲かせた
  あなたの気持ちなんて私には推し量れない。


  だから、要望なんて私からは言わなかった。
  言ったところで私には叶えてもらえない。
  そんな歪んた環境で育った私が要望なんて
  言えるはずがない。価値がない、から。


  
(-92) 2022/12/10(Sat) 19:26:12

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  それでも、何度も絶頂に導かれたり
  逆に限界まで我慢させられて
  思考力を完全に奪われてしまった時だけは例外で。


  
  抱きしめて欲しい、キスしてほしい。

  そんな、
哀れな
要望を口にしたりもしてた。**

  
(-93) 2022/12/10(Sat) 19:27:10

【秘】 浅見 律 → 入江 修


***


  日頃の行い?悪いに決まってる。
  あなたのことを知らなかった時なら
  何の裏もない言葉でいい先生だ、と言えたけど
  今はそうじゃない。
  生徒にこんなことをしておいて
  心から日頃の行いがいいと思ってるなら
  相当おめでたい頭をしてると思う。
  ……どうせ自分でもわかってるんだろうけど。


  覚えてる、の言葉の裏の感情を
  読み取られて突っ込まれていたら
  私は誤魔化しきれなかったと思うし。
  何も言われないならそのほうがいい。


  
(-94) 2022/12/10(Sat) 19:27:45

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  
「……っ、分かりませんよ。

   
修先生がこんなことしてる、うちは……。」


  
(-95) 2022/12/10(Sat) 19:28:42

【秘】 浅見 律 → 入江 修



  囁かれる言葉にどうしても身体は反応して
  それを拒むように、あなたを睨もうと。
  ……快楽に蕩けた顔で見たところで
  きっと意図なんて伝わりはしないのに。


  あなたへの抗議もそう長くは続かない。
  抑えようとしていた声が抑えきれず
  限界が近くなって無意識に深い快感から
  逃げようとする動きは、あなたもよく知ってるもの。

  止めてもらえない、と果てる前に悟った私は
  慌てたように口を塞いで声を殺そうとしたけど。
  もしそれすら読まれて阻止されたなら
  部屋には甲高い嬌声が響くことになる。


  
(-96) 2022/12/10(Sat) 19:29:19

【秘】 浅見 律 → 入江 修

  

  絶頂の余韻に浸って力が抜けた私は
  寝かされてもされるまま。
  あなたから、要望を言われたなら応えるのに
  あなただってそれをわかってるくせに

  わざわざ私に聞いて、言わせようとするその姿勢が
  腹立たしくなってしまった私は、望みと裏腹に、



   「言いませんよ。
    我慢できないなら私が言う前に
    すればいいじゃないですか。

    どうせ我慢、出来ないでしょう?」



  
あなたのものを触りながら、煽るように微笑った。*


  
(-97) 2022/12/10(Sat) 19:30:37
 




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桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
absolventi by ぶんちゃん
歳時抄 by 小由流
文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
Friends by 真知
城下町の酒場 / 大神学園 by じっぷ
エッグ by 朧恩
ぐれすけ・ぷらす by 純
ニューホライズン by youden
バーバチカ / プトロレ by たべ
ユメツナギ by 天瀬春日
StarGazer / LittleStar by CONBE
御常紀学園 by HS_29
オハナシノクニ by オハナシノクニ制作委員会
Fragment of Jewels by 粉海月
花園女学院 / 他種族孤児院 by はこみ
xxxx組 by サイコ瓦
おりふし学園 by めんるい
Fairytale Syndrome by hTuT
Salute by むくっこ
Le parterre by イヌバラ
Troopers by 人類管理連合
お野菜キャラセット画像 by 無料素材倶楽部
Siuil a Run by 匈歌ハトリ
紫煙をくゆらせ by 空砂
RocketPencil by 山本羅刹
エトリエ / エトリエ・戦国 by とり
ボワボンボン by あとらそふと
古の迷宮 by とり夫
JEX Online by katarazu
煌夜の決闘 by ジュエルセイバーFREE
こだわりアイコン by fatcow
トランプ画像 by しろま空間
リンソン by moonpupa