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【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ「さあ? だがなあ。 ……似た者同士ってことは知ってたよ」 何がとは言ってやらない。 本当は正反対で、かつ同じところがあっただけ。 波長が合ったともいえるのだろうが。 「多分聞いてもあいつは何も吐かんだろうな。 なんだ、でもお前みたいな奴話す機会があったならよかった」 「まあ、……じゃあ。 この町から出られないぐらいにはしておくかあ……? 姿くらまされたら嫌だろ」 (-341) 2023/09/22(Fri) 11:00:05 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ「…お前も大概碌でもない事考えてたか?」 リヴィオという人間を知っていれば 貴方が似た者同士というならば。 けれど、多くは言うまい。 「なんつうか。吐かせたし、手ぇ握らせた。 今この間だけは、何処にも行かせねえし 辿る末路は一緒だからな。運命共同体って奴で。」 貴方が思うよりも、関係性は複雑で。 いわば期間限定で、縛り合ったというところ。 「そうだな…ほとぼりが冷めるような事があれば、その時は。 あいつが遠くまで逃げないようにして貰えると助かるよ。」 「何が何でも離してやらねえって言ったんでな。」 先程までの雰囲気が嘘のように和らいで にんまりと笑う。 (-342) 2023/09/22(Fri) 11:05:23 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 月桂樹の花 ニコロ「ええ?それ、聞いちゃいますう?」 からからと、それでも控えめな笑い声。 まるで歌でも歌うように、明るい声音が嘯いた。 「あたしの目的はあ」 「 あなたたち にいなくなってもらうこと、ですよお。」これは、本当。 「だってえ。そうでもしないとお」 「いつかあたしが、逮捕されちゃうかもしれないじゃないですかあ。」 これも、本当。 「ニコロさんが逮捕した、カンターミネ・ヴォーフル。」 「あたしの、幼馴染なんですよお。」 これも、本当。 「――たったそれだけの理由でえ」 「無実のあたしが逮捕されるなんて、おかしいじゃないですかあ。」 これが、嘘。 虚実を織り交ぜ、女はいう。 曰く、正当防衛である、と。 そんな身勝手な女である、と。 …そのために、あなたたち摘発チームを解体するのが目的だった、と。 (-354) 2023/09/22(Fri) 12:47:13 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ「ノッテだからな。」 「身内を売るくらいわけもない。そういう生き物でしょう。」 貴方はこの男と如何ほどの関わりがあっただろう。 この男のこういった偏見をどれくらい知っているだろう。 ずっとこういう話し方をする男だった。ずっと悪人に対してはこうだった。静かに、確かな侮蔑の籠った呪詛を吐く男だった。 それを今、貴方にもしている。これまでの関係を匂わせる言葉遣いを滲ませながら。 ペンの先が紙面を撫でて黒いインクで書きつけていく。“ノッテファミリーに所属する女性との交際関係は事実。” 「それをどうして証明できる?」 「今ここで貴方を信じる人はいませんよ。さっさと吐いたらどうですか。」 「俺だって疲れているんです。」 こんこん。硬いペン先が紙面を叩く。 疲れている、と言った男のかんばせに、疲労は見えなかった。 ただガラスの向こうの金色は、反射やらで感情を読みにくい。 (-362) 2023/09/22(Fri) 14:03:32 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ「悲しいね。 やってもないことをやりましたって自白すんのは 何の得にもならねぇって事くらい分かるだろ。」 ふん、と鼻を鳴らした。 普段貴方の前でこんな態度を この男が取ったことがあっただろうか。 「そっちこそ俺の自白以外とそのテディベア以外に 証拠なんてないんだろ?馬鹿馬鹿しいにも程がある。」 「俺は何もしてない。 民を脅かすようなことは断じてやっていない。」 認めるものか、という強い意志をもって。 貴方の瞳を、千草色の瞳が見返す。 (-365) 2023/09/22(Fri) 14:34:07 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ「民を脅かすようなことは断じてやっていない。」 怪訝そうに顔を顰めて男は貴方の言葉を繰り返した。 手を組み、それで顎を支える。視線が左、右と動いて、貴方に留まった。留まって、笑った。 「はは。」 「お前よくそんなことが言えるな。」 「あの音声が」 「お前の逮捕が」 「どれだけの市民を不安にさせたと思う?」 嘲りの笑いだ。 侮りの笑いだ。 「それも想像できないことがお前の罪の証拠だよ。」 「お前は裏切った。」 「お前を信じた市民たちと警察を裏切った。」 「悪人は裁かれるべきだ。」 「正しい裁きを得たいだろう?」 「なら、全て吐くんだよ。ここで。」 「これは慈悲なんだ。わかるでしょう。」 見つめている。 探している。 罪のありかを探している。 ────貴方を痛めつける隙を探している。 (-380) 2023/09/22(Fri) 16:12:32 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 法の下に イレネオ「不安にさせてるのは そうやって威圧的に取り締まる奴らのせいだろう。 嘘でもそれが真実だと上塗り出来るようにした。 そんな奴らのせいだ。履き違えるなよ。」 ブレない。まだ。 「ないものをあると断じて捌くのがお前の正義か? だったら随分と独善的だな。それこそ何も見えちゃいない。」 ただ一つ、この男が揺れるとしたら。 貴方を摘発した罪悪感かもしれない。 「お前を摘発して牢にぶち込んだのは誰だ。 そんな役回りを押し付けたのは、誰だ。 本当にそれがお前の信じた正義なのか、イレネオ。」 貴方の苛烈な一面を見たことはなかったから。 何かの間違いであって欲しいと思う。 パンを抱えて困っていた貴方を 仲間と語らっていた貴方を知っているから。 (-420) 2023/09/22(Fri) 20:29:32 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 傷入りのネイル ダニエラ「………。」 貴方の言葉を最後まで、静かに聞いた。 時折思うように目を伏せて、それでも。 「言い分は分かった。 だが、やってることはお前も同じなんだぞ。 罪もない人間を罪がある様にでっち上げ 場を混乱させて、良いように利用する。」 「それで良いのか? 正当防衛だから咎められないなんて そんな甘い事はないって、分からない訳ねえよな。」 貴方が分かってないとは思わない。 けれどこれは、同じ仲間のよしみとしての忠告。 (-449) 2023/09/22(Fri) 22:11:21 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 月桂樹の花 ニコロミントブルーの瞳を細め。 女は乱視だったから、それでもあなたの顔はぼやけていた。 「――もちろん」 にっこりと笑う。 まるでピザを奢られた時と同じように。 「あたしは、やられる前にやっている…」 「ただ、それだけですからあ」 「同じだってことは、もちろん承知の上ですよお。」 分かっていて、己のためにそれを行い、振り翳す。 それを人々は 悪人 そう呼ばれ思われ恨まれることを女は望む。 中途半端に信じたままより、そっちの方が絶対に幸福だと信じているから。 「まあ…それじゃあ。」 「ご理解頂けたよおですし、そろそろ行きましょおかあ」 「…ニコロさん?」 そういう女の手の平の中には、鈍い銀色の手錠が煌めいていた。 (-452) 2023/09/22(Fri) 22:27:25 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 傷入りのネイル ダニエラ「お前、半分嘘だな? まあ、今此処で暴いたところでどうにもならねえけどよ。」 本当に自分が可愛い人間は、此処まで割り切れない。 自分も同じように裁かれると分かれば躊躇も生まれよう。 だから、貴方に別の何かがある事だけは、察せられた。 それが何かなんて、分かる訳もないけれど。 「後悔すんなよ。」 何がとは言わない。 男は既に覚悟は決めていた。 遅かれ早かれ、この法の片棒を担いだ罰は来る。 それが、今になっただけのことだから。 それだから、抵抗はしない。 貴方に両の手首を差し出した。 (-453) 2023/09/22(Fri) 22:37:54 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 月桂樹の花 ニコロ「……さあ、どおでしょお。」 「あたしは、嘘つきですからあ。」 …笑顔だけは、崩さずそのまま。 罵倒される心づもりまでは、できていたのに。 あなたに近寄り、手が伸びる。 マリーゴールドの色をしたエナメルが、この日も両手の小指に咲いていた。 そこに握られた、手錠が、 ―――かしゃん。 いつかあなたにリクエストした『子守歌』。 あれはカンターミネ・ヴォーフルが、眠る女に歌って聴かせた曲だった。 …女の胸にはあの歌声も、あの日のハーモニカの音色も未だに残り響いている。 そのどちらもをこの日同時に失ったわけだが。 嘆く資格なんて、当然女に残っているはずもないのであった。 そうして、女はあなたを逮捕した。 「後悔するなよ」、その言葉には、何も返事を返せなかった。 (-468) 2023/09/22(Fri) 23:34:54 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 傷入りのネイル ダニエラ男は貴方を罵倒するでもなく 嘆くでもなく、ただ静かにそれを受け入れた。 鉄の重みが腕に伝わる。 マリーゴールドに捕まえられたそこには たった1本、右手の薬指にだけある、ネイビーの空。 そこをちらりと見て、男は笑っただろう。 だって男には罵倒する資格なんてありはしない。 既にその手で、同僚を摘発して。 此度は貴方の幼馴染を…そして。 またその次も、考えられていたのだから。 「じゃあな、ダニエラ。 他人に嘘を吐く分には構わんが 自分にまで嘘を吐くんじゃねえぞ。」 まるで仕事上がりに挨拶するような声音で 最後のお節介を焼いて。 男はそれ以上は何も言わず、連行されていくのだろう。 (-471) 2023/09/22(Fri) 23:48:12 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ「こうしなかったことで、これまで俺たちは後手に回り続けた。」 「疑わしきは罰せずなんてぬるい。」 「ノッテって奴らは」 「逃げ隠れすることだけは異様に得意だからな。」 その通り、実に独善的な発言。 偏見に満ちた狂言。一人芝居。 貴方の言葉を受けて、忠犬は。 「俺にこの役割を下さったのは」 「署長代理ですよ。」 宛ら舞台役者のように笑った。 「俺が牢にぶち込まれたのはそのためだ。」 「ノッテファミリーをこの国から排除する。」 「それ以上の正義がありますか?」 「ニコロ・カナール。」 「だから、お前と答弁している暇はないんだよ。」 「俺には役目があるんだ。この後も。」 「ここにあるのは、お前がダフネという女マフィアを殺した記録だけ。」 「それを事実だとお前が認めたということだけ。」 「お前の無実を証明するものは一つもない。」 (-478) 2023/09/23(Sat) 0:10:03 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 法の下に イレネオ男は、初めてその表情を歪めた。 貴方の在り様、考え方、それが今曝け出されて。 これが本当の貴方なのか、と。 「お前の役目なんざ、知った事じゃないな。」 吐き捨てるように言う。 気を遣った俺が、馬鹿だったのかもしれない。 「大体、俺の無実を証明するものもなけりゃ 有罪を証明するものもない 貴方をじっと見据えて笑う。 実に滑稽じゃないか。 「俺はダフネを殺したなんて一言も言ってねえし これ以上時間を掛けたって答えは同じだ。 さっさと諦めて次のお役目とやらに向かったらどうだ。」 だったら自分に無駄に時間を費やせばいい。 この愚かな法に鉄槌が下るまでの、時間稼ぎにはなるだろう。 (-484) 2023/09/23(Sat) 0:32:35 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ言葉を聞いて、男は片眉を持ち上げる。 「先程。」 「ダフネのことは事実だ、と。」 言ったはずだが、と反芻。ことん、と首を倒した。 これはこんな演技じみた仕草をする男だったろうか。 「聞き間違いですかね。」 「それとも。」 「出した言葉を飲み込めるつもりでいる阿呆なのか。」 「二枚舌か。 やっぱり悪人じゃないか。」 ────奇妙なことに、男の声はどんどん小さくなった。 どころか、視線すら落ちていった。これは貴方を見ていない。 かと思うと、あろうことか被疑者である貴方から顔を逸らしすらした。 そうして身体を捻る先は後ろの棚。先程テディベアが置かれていた場所、その下段から、なにか小さな箱を取り出した。 蓋を開け中身を取り出しながら男は言葉を紡いでいく。 「狂人の相手をするのは疲れるんですよ。」 「でもそれも一理ある。時間をかけるのは得策じゃなさそうだ。」 視線はやはり落ちたまま、自身の手元に注がれていた。 (-500) 2023/09/23(Sat) 1:21:30 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ「ダフネがマフィアであり 警察官によって射殺されたのは事実だ。 だが、撃ったのは俺じゃない。 俺が殺したってのは一言も言ってないんだよ。」 単なる情報の錯綜なのだろう。 けれどそれは、貴方に疑念を抱かせるには十分だったかも。 「二枚舌も何も、情報を挿げ替えてんのはそっちだろうが。 …お前、何をする気だ。」 違和感がある。 普通は被疑者から顔を反らすなんてあり得ない。 その隙に脱走や痕跡の抹消を狙う事がある為だ。 余裕か、はたまた。 そんな事を気に掛けないほどに 正義の執行に気を向けているのか。 妙な不気味さを感じながらも 貴方の様子を伺っていただろう。 (-502) 2023/09/23(Sat) 1:31:59 |
ニコロは、嫌な予感がした。 (c18) 2023/09/23(Sat) 1:43:18 |
ニコロは、取り調べを受けている。 (c20) 2023/09/23(Sat) 1:57:01 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロさて。 遂に男は何も答えなくなった。 それは貴方と会話を行うことを拒絶する態度であって、 やはり尋問官としてあるまじき態度だ。 それでも貴方が動かないのは好都合だった。 男の手は大きく、手元の箱は小さく。 故にきっと、そこで何をしているのかはよく見えない。 貴方はこれの様子を伺っていた。 正しく何かされると予期していた。 ならば注視したのは手元であったろう。 下を向いた貴方を、今度は男が見つめていた。 ▽ (-511) 2023/09/23(Sat) 2:16:29 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロかたん。 音。 貴方が顔を上げた時には遅い。 この男は机の向こうで立ち上がっていて。 その机に膝で乗り上げるように距離を詰めて。 そうして片方の腕は貴方の腕を掴んで引き寄せ、 もう片方の手を貴方の口元に押し当てた。 「何をする気だと思います?」 貴方が驚いて口を開いていたのならば、答えはすぐにわかるはずだ。 口腔内に小さな塊。先程までは当然なかったものが、そこにあって。 (-512) 2023/09/23(Sat) 2:16:48 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ「碌でもないが理性があるんでね。 なんだ、俺が居なくなったら寂しいか? 手を握ってくれてもいいぞ」 誤魔化し方が上手いのは向こうだ。態とらしい程に。 警察の方がよっぽど猫をかぶってるなと、最近であった彼らをみてひとりごち。 「うーん、かわいらしいなあ。 馬鹿にしてないぞ、そこにある想いは感心するが……。 そんな心中を目論んでたカップルを見たことある」 片方が先に死んで結局物理的にバラバラになった。 「……何が何でも……。 何が、なんでも……頭が痛くなる単語だ。 執着なんてするもんじゃない。 はあぁあ〜〜……酒飲み仲間がみんな居なくなるんだが……」 どうしてなんだ、と項垂れ始めた男は少し酔っている。 特に後半は苦々しい表情と一緒に告げられ、そのあとガンと机に脚をぶつけた。 追加で酒を頼もうとしてぎりぎりで水を頼んだ。まだ理性があったらしい。 (-543) 2023/09/23(Sat) 8:21:21 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ反射的に、分かった。 こんな状況で口に押し込まれるものなんて 予想は容易いから。 自白剤…もしくはもっと拙い類の、薬。 口元に押し当てられた腕を引き剥そうと掴んで 体を捩って、なんとか飲み込むまいと 抵抗を見せるだろう。 薬に耐性なんてある訳がないんだから。 飲んでしまったら最後、貴方の思うつぼだ。 けれどきっと、抵抗空しく飲んでしまうんだろう。 程なくして、喉が動く気配がする。 (-544) 2023/09/23(Sat) 8:22:41 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ「手を握っても良いが、お前まで持つと重いからやだね。 つか、かわいらしい言うな。」 何が悲しくて貴方に言われなければならないのか、と 僅かに眉を寄せるのは、貴方にしか見せない表情だ。 「お前に言われると違和感すげえし。 あー、心中ねぇ。似たような事にはなるかもな。 別に死なねえけど。」 零しながら、此方はまだワイン。 水を頼んで唸る貴方を見て笑うだろう。 「悪いな、ルチアーノ。 でも俺ももう退けなくなっちまってるからさ。 こっちで死なせるような事はしねえ。 それは約束するよ。」 (-545) 2023/09/23(Sat) 8:34:12 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ「お前が持つんじゃない。 縋ってきたのを俺が引きずってやるんだ、間違えるな」 助けを求めるのはお前だ、と言わんばかりに。 「なんだ……可愛がられ慣れてないのか? もっと褒めて欲しかったのならたくさん言い聞かせてやろう。 ん〜……」 「阿呆に見えて、可愛らしい、それでも真っすぐな色男。 限界を勝手に決めて抱え込んで、潰れちまう前によお。 こうやってまた俺を捕まえるか、連絡して来い。 大体助けてやる。 俺はお前らの敵じゃない。味方とも言えんが。 ――俺はなあ、ちゃあんとお前のことも好きだぞニコロ」 疑っている、信じてもいない、それでもそこに好意はある。 だから助けてやるし、ただでさえ託された仲だ。 お前から消そうとしても何処までも追いかけてやる、と。 此方も貴方とはまた違う感情で簡単に逃がさないつもりでいた。 (-553) 2023/09/23(Sat) 9:04:02 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ「はいはい、そりゃ失礼しましたよ、っと。」 両手を上げて降参のポーズ。 確かに求めたのは自分だ。だからそこは否定しない。 けれど、続く言葉に表情が強張るのだった。 「助けてくれるのは凄く助かるし 敵じゃないってのも、ありがたいんだけどさ。 お前にべた褒めされたり好きって言われるとなんか なんかビビるんだけど。」 いつも女性を口説いているイメージが強いせいで どうにも貴方の誉め言葉は素直に受け取りづらいようだ。 けれど、その厚意はありがたくて。 礼を零しながらも、割と失礼な事を言うのは気を許しているから。 (-555) 2023/09/23(Sat) 9:12:48 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ体力だけはある方だ。 執念だけは強い方だ。 突き止めると決めた物事を突き止めるまでとことんやる。 そういう男の性格は貴方も知ったところだろう。そして、 その性質は今この場においては、貴方に都合の悪いもの。 既に口には入っているのだ。 飲み込まないなら、溶けるまでこのまま待つだけのこと。 しかしそうはならなかった。素直に貴方が飲み込む気配で、男はぶらりと手を離す。 そうして身体の位置を戻すだろう。しかし席にはつかないまま、再びの無表情で貴方を見つめている。 実のところ、男自身もこれが何の薬なのかは知らない。 これは今朝、あるマフィアから押収されたものの一部。 内容物としては興奮剤、精力剤、自白剤、睡眠剤らしいが、 それを見分ける術を男は持たない。 だから効果を知るのは貴方が先。 盛られたのは、睡眠剤だった。 ▽ (-610) 2023/09/23(Sat) 13:12:49 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ程なくして。 貴方を、強い眠気が襲うだろう。ぐらりと視界が歪み、身体も傾ぐはず。 しかしそれに追従することを男の手が許さない。 彼は貴方の肩を掴んだ。起こす仕草で椅子の背に強かに打ち付けさせた。 「外れか。」 「まあいい。」 眠らせない拷問というものもこの世にはある。 自白剤を盛るつもりだったが、違うなら違うで手を変えるだけのこと。 (-611) 2023/09/23(Sat) 13:15:40 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ味わいなんて分からない。 ただ、飲み込んだものを吐き出そうと咽せるのが先で。 何を飲ませたのか。 そう聞く前に意識が揺らいだ。 睡眠剤……尋問には明らかに不向きな薬。 訝しむ暇も無く暗闇に意識が持って行かれる。 かと思えば、肩に走る鈍い痛み。 起こされ叩き付けられたのだと理解するには まだ飲まされた睡眠剤は抜けない。 「い゛っ……おまえ、何を……」 ぐらぐらする意識の中 椅子の背もたれに押さえ付けられて。 ただ、貴方の動きを追うのでやっとだ。 (-612) 2023/09/23(Sat) 13:29:36 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ「『何を』。」 ふん、と男は鼻を鳴らした。 歪む視界の真ん中で笑ったようだった。 「皆そう聞くな。やっぱり脳みそが足りないのか?」 「何も何故もない。法に則り、裁くための手続きだよ。」 「お前たちも従ってきたはずだ。どうしてわからない?」 ぐらり。ぐらり。眠気で頭が揺れる度。 男の声が反響する。判断力を失わせる。 瞼が重たく帳を降ろそうとする。 貴方が耐えられず首を振らすなら、 今度はその頬に男の拳が飛ぶ。 (-622) 2023/09/23(Sat) 14:03:10 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ揺れる、揺れる、ゆらゆらと。 飲まされたばかりの睡眠剤は意識を奪おうと誘って。 貴方の言葉すらも上手く聞けない。 「っ、う……こんな事、する訳ないだろ…」 頬を殴り飛ばされ、意識が戻される。 これは尋問と言うより、拷問。 許されるものではない、と。 貴方を、睨みつけようとする。 (-624) 2023/09/23(Sat) 14:08:02 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロその通り。するわけがない。 貴方に対する男の行いは、平静なら一発で逮捕だ。 つまり、男だってそう。尋問の経験はあれど拷問の経験は浅い。 「……。」 顔を歪める貴方を見、男は思案するように顎に手をやった。 貴方を実験材料にして、男は学習している。 「さすがに向きませんね。」 「もっと時間があればいいんですが。」 首を右に、左に倒し。呟いた男は、再び錠剤を手に取った。そうして貴方の方へ手を伸ばす。眠気から緩慢になった動作は好都合だ。きっと難なく捕まえることが出来る。 そうして男の思うようになったなら、 これは貴方の鼻を摘んだ。 そこは人体が空気を取り込む場所の一。 もう片方を開かせたいのなら、ほかの入口を塞ぐのが近道だ。 (-631) 2023/09/23(Sat) 14:46:15 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ「や、め……!」 殴り飛ばされ、意識は多少戻ったけれど。 薬に犯された体は言うことをまだ聞かない。 貴方の手が伸びた先。 新たな錠剤に、何をされるかなんて考えるまでもない。 脳が警鐘を鳴らすのに。 貴方の手は容易に男を捕らえて 男の体は生きる為に、息を取り込もうと口を開いた。 顔を逸らそうとするのが 精一杯の抵抗だ。 (-690) 2023/09/23(Sat) 20:42:05 |
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