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【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ「──は?バツイチ?」 「同じくらいの年のガキ? ……形見ってまさかそいつらの」 食べていたつまみが思わず口からポロっと落ちた。 いや、年上とは思っていたが、想像以上に“大人”をしていた。 当然だ。一児の父だったのなら、自分と人間性が違って当然だ。 少なくともそんな職で、むしろその職で好きな女ができて、子供を作ってる時点で、格と重みが違う。 「ガキってあの緑のかよ。 いやあいつどう見ても6歳前後だろうが。俺を何だと思ってんだ? つーか逆に言うとお前、自分の子供に重ねるような相手を抱くのか?ヤバくね?」 ──ああ、そうか。んじゃ、このよくわからない感情は。 彼に見た事のない“父性”を重ねて見ていたか。 逆に、向こうは逆を見ていたのか? わからない。あと不本意すぎる。って言うか目ついてんのか?俺32つってんだろ。 「……。まあ、別に俺は全力で脱出したいほどでもないが、 好きにさせるのは腹立つだろ。偉そうだし」 一応女性のラサルハグに対して酷い言いようである。 なおこの後偶然出会って僅かの僅かに緩和されるのだが、それはまた後の話。▽ (-14) 2022/01/19(Wed) 23:56:36 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ「冗談だったなら止めてくれてもいいし…… 何で素直に殺しを受けねーかな……形見、取り返したいんじゃねえのかよ……」 少しでも足しにすりゃいいのに、とブツクサ呟いている。 呟いている時点で、恐らく聞かないのも暗に理解している。 「────。いらねえって。」 貴方の言葉に目を逸らして、それだけ返した。 それだけしか返せなかった。 “守る”と言う単語を、人生で使われた事がなかったから。 こういう時になんて返せばいいのか、拗らせ切った男が年の近い男に返す気の利いた言葉が浮かばなかった。 ──結果的に、後にこの時のやり取りを後悔する羽目になるのだって、今は知る訳もない。 「ま、面倒だから契約でも何でもいいわ」 「……浮気にならないんですか?おとーさん?」 半目で唇に弧を描きながら、煽るようにそう言った。 (-15) 2022/01/19(Wed) 23:58:03 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ/* hai!!毎度ご利用ありがとうございますミズガネPLです!! この後、暗転でもヤッた事後でも本番やっちまうのでも全部できますが、この男普通に抱く側は出来ないし受け身なのは性格的に許して下せえ!!どれでも好きな時空で返してくださればと!! (-16) 2022/01/19(Wed) 23:59:56 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「そういう言い方するっつー事は、本音は違うんだろうが」 あなたの様子を覗いながら酒を勧める。 眠られたり気分を悪くしてしまっては意味がない。 これはいい気分に、本音を吐き出しやすくするためのものなのだ。 「そうだろ? 女でも酒の強い奴はいるが、こういうものの方が大体好むだろ。 お前サンの旦那は相当見栄を張るタイプだなぁそりゃ」 少しずつ、少しずつ。 「おん? ……そうか? 俺ァ全く大丈夫だぜ、あぁでも、気分が悪くなるようならやめておけ」 お酒という海に溺れて、日常を忘れてみると良い。 (-20) 2022/01/20(Thu) 1:23:06 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → こどもの アルレシャ「俺にとっては良いやつだったぞ」 「俺がわるいやつかどうかは、チビが決めな」 良い人か悪い人かは、受け取り方によって違う。 あなたが自分を悪い人だと思うのなら、事実悪い人なのだろう。 だから俺は、自分のことをどっちかは定めない。 「けど、な。 俺ァ根っからのわるーい人は早々いねぇと思うがね。 こんな俺でも、俺の女になってくれるやつはいたし…… 生きてりゃチビくらいのガキもいたんだがなぁ……」 (-21) 2022/01/20(Thu) 1:38:20 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ「離婚したわけじゃねぇっつーか……正確に言えば結婚をしたわけじゃねぇけどな」 事実婚、というのが一番適当だろう。 どこかに夫婦の届け出をしたわけでも、神の前で認められたわけでもない。 「おー、そうだ。 何せ当時は金がなかったからなァ。 アイツは良い所のお嬢だったンだが、自分を拐えと依頼してきたヤツでな。 引き受けてまぁ逃げた逃げた。 まさか自分の持ち物を借金の方にするとは思わなかったンだよ」 生まれた子供も奪われかけ、二人共誤って殺された。 自分には何も残らなかったのだ。 好きになった女も、子供も、その忘れ形見も。 「オイオイ、言葉の綾だろうがよ。 流石の俺でも6歳にゃ欲情しねぇっつうの」 ただただ。 こういう行き場のない思いを抱いてもがいてる人間には、弱い。 どうにかしたくなってしまう。 アイツも、そうだったのだ。 「お前サンはあのラサルハグとは相当合わねぇみてーだなぁ。 ま、わからないでもないが……ま、”なんでも屋”が軟禁されっぱなしでいるわけにはいかねーからなぁ?」 (-24) 2022/01/20(Thu) 1:58:39 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ「”なんでも屋”は信用第一だっつってるだろーがよ。 いくら積まれようと、先に受けた依頼は折らねぇ。 俺はそうしてきたんだよ、昔も……今もな?」 すぅっと手を伸ばし、あなたの頭をぐしゃぐしゃと撫でた。 迷子のあなたを、導こう。 「―――…………。 俺がこういう男なのは、アイツはよーく知ってるよ」 薄く笑った様を見て、傍へと歩み出る。 身を任せてくれればいい、すべて。 迷った先に出口がみつかるように。 もしかするとその先には、良い音色が響くかもしれない。 ―――そうだろう? 天国に昇れるかのような、そんな奏でを抱こう。 (-25) 2022/01/20(Thu) 1:59:23 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ/* こちら攻める気まんまんなので無問題です! 受けになる気がしません! 描写は……どうしましょう、がっつり……やる!? (-26) 2022/01/20(Thu) 2:01:06 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「む。貴方が大丈夫なように、私だって大丈夫よ。これくらいなんともないわよ」 ぐいーっ。 そう言ってグラスを呷る。 甘く、熱い。とろとろとした熱が体を巡っていくのを感じる。それと同じくらい、頭がふわふわと軽くなっていく。 「でも……そうね、見栄を張っているのかもしれないわね。周りに舐められるといけないと思っているのでしょう。 領主として得られる税には限りがあるのに、それを自分の価値を示すことにばかり使えと言うのよ。主人は殆ど屋敷を離れてどこかに行くことが多いから、実質的な切り盛りは私が行っているけど……やりくりが厳しいわ」 ぽつぽつ。 少しずつ、熱を帯びた息と共に吐き出していく。 「自由に生きているように見えても、主人と貴方は大違いね」 (-27) 2022/01/20(Thu) 4:03:30 |
【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ「ふぅん……?」 アルレシャは考えます。もしも悪い人なら、こうして一緒に寝てくれなかったでしょう。 子供にとっての『良い人』とは、自身にとって『都合の良い人』に等しい響きを持ちます。世間に『悪い人』と扱われていようと、自分に優しければ『良い人』なのです。 その判断基準は、ひょっとすると、アマノのそれと似ているかもしれません。 「……じゃあ、いいひと」 話を聞きながら、アマノの手元を見つめました。何かを探しているようですが、その目は少しウトウトしていました。 「あれ、けっこんしてたの? こども……いなくなった?」 (-29) 2022/01/20(Thu) 10:23:02 |
【墓】 なんでも屋 アマノ「俺ぁここに居るんだが……」 ッチ、と舌打ちする。 誰も彼もが素通りする、誰も彼もを触れることが敵わない。 どうやら、これは。 「持っていかれたか、俺が……」 (+0) 2022/01/20(Thu) 11:33:09 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「薄々そんな気ィはしてたが……、 お前サンの旦那は領主じゃねぇな 」義務を投げ出して権利だけを主張するのはもはや貴族ではない。 特権を得る代わりに、領地の民のため、国のために義務を果たすのが貴族のはずだからだ。 きっとこの女は。 その領主にとっては都合のいい女なんだろう。 「お前サン、旦那はどこかに行くことが多いとは言うが……本当はわかってんじゃねぇのかイ。 まず間違いなく仕事なんざしてねぇし、遊んでる。 もっと言えば…… ソイツは外に女が居るぞ 」確かに、自分とその男は比べるまでもないだろう。 (-32) 2022/01/20(Thu) 13:04:32 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → こどもの アルレシャ「おー、俺ぁいいやつか。そいつは良かった」 ハハ!と小さく声を上げて笑い、よしよしとまた胸元を撫でる。 手元を見ても、そこには指輪なんてものはありません。 「おう、結婚……まではしてなかったがね。 事実婚……って言ってもちびにゃわからんわな。 ただ、ガキはいたぞ。生きてりゃお前サンと同じか少し上くらいの娘がなぁ。 守るはずが、守れなかったんだ。俺ぁな……」 (-33) 2022/01/20(Thu) 13:47:30 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「……ッ」 グラスを握る両手に力が込められる。 ひといきに残りを飲み干して、近くにあった酒瓶を荒っぽく掴んでグラスに注いだ。中身が何かすらさえ確認しない。 「……それが、どうしたっていうのよ。私の知ったことでは無いわ。 私は私の役割を果たすだけ、私は己に与えられたレールを真っ直ぐ進むだけ!それが私と言う人間に許された生き方なのよ!」 「どれだけ頑張っても私は後継ぎが出来ない役立たずなのだから、それ以外の責務を果たすしかないでしょう……」 (-34) 2022/01/20(Thu) 14:17:50 |
【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ「そうなんだぁ……」 守れるのに、守れなかった。 再びやってきた、『甘くて苦いお菓子』のような言い回しを眠い頭で考えます。守りたい気持ちがあったということだけは、わかりました。 ママだって、アルレシャを守ってくれます。大人とは、そういうものだと思っています。 「そのこ…… なまえは……? 」とうとう声も眠そうになってしまいました。すっかり寝てしまうまで、あと僅かでしょう。 (-36) 2022/01/20(Thu) 14:32:50 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「 あ”ぁ? …………お前サン、それをソイツに言われたのかい」 子供ができないのは何も女のせいではない。 男に原因がある場合だってあるはずなのに、どうして。 むしろ、外で遊びまくってる割に私生児がいないのであれば、男の方に原因がある可能性のほうがたかいのではないだろうか。 「あ、おい。 その酒はあんまガバガバ飲むものじゃ…… あー……聞いてねェな…… 」「俺が聞きたいのはそういうことじゃねぇなぁ……。 お前サンは本当は……どうしたい? 一度義務やレールの事は忘れて考えてみな」 俺は”なんでも屋”だ。 何でも叶えてやる力は……ある。 (-37) 2022/01/20(Thu) 14:35:59 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → こどもの アルレシャ決して、認められることがなかった契りだ。 愛した人も、生まれた娘も、愛した人を取り戻そうとする追手によって殺されてしまった。 向こうも殺すつもりではなかっただろう。 俺だけを、殺す手はずだったはずだ。 だけどこうなってしまった過去は最早変えられるものではない。 「……シルヴィア。 お前サンみたいに元気で無邪気なガキだったぞ」 さぁ、もう眠りなと。もうひとつ、そっとひと無で。 (-38) 2022/01/20(Thu) 14:42:50 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「何も気にするのは主人だけじゃないわよ。家系、血筋を絶やさないようにと考える主人の血族達もよ」 ぐいと更に酒を飲み干す。 喉が焼ける。思考が溶ける。でも今はそれでいい。 今はただ、もう楽になってしまいたかった。 「どうしたい?」 思案する。 ぼんやりとした目がら貴方を見つめる。 胸の奥底に沈んだ本音。それは―― ▽ (-41) 2022/01/20(Thu) 16:04:57 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「――どうしたい、のかしら。 アマノ、私、わたしは…… …………からっぽだわ」 すぐに出せる願いすらも無かった。 役割に殉じ続けてきた女は、正しく領主に嫁ぐ嫁として作られたのだ。 (-42) 2022/01/20(Thu) 16:05:12 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「―――私生児は。 お前サンの子じゃねぇ子供はいるのかい、お前サンの旦那には」 確認するように問う。 貴族というのは血筋を絶やさないように気を配っているのは知ってることだが。 何もそれだけが人の価値ではない。 ぼんやりとした、蒸気を帯びた顔が、瞳がこちらを向く。 「……何も考えられない……か。 しかしなァ、からっぽってンなら……これから満たす事は出来ンだぞ」 満たしてやろうか、と。 薄く笑う。 (-43) 2022/01/20(Thu) 16:16:00 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ「駆け落ちってやつじゃねーかそれ……よくやる……両方死ぬリスクもあんのに、……それを引き受ける図太さが信じられねーよ。 ……やっぱ違うわ、お前とは」 悪態をついてる。 が、実際に否定している、もとい信じられないのはその『度胸』、あるいは『勇気』。 自分なら、絶対に相手を救い切れる自信がない。結果がどうこうじゃない。現に相手も失敗している。そうじゃなくて、 その相手の願いと覚悟を背負ってでも、 そう踏み切れる強さを、自分は信じられない。 ──持てるとは、永遠に思えないから。 「まあ最初に文句言われたのが男女だったから逆恨みだわな。 どういう人間かも知らねえし…… うおっ!?なんだよ!?32をお前ら12とかと間違えてねえか!?」 ▽ (-44) 2022/01/20(Thu) 16:22:02 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ別にこうして話題に出た回数ほどには、自分が32に拘ってるわけではないが、流石に頭を撫でられる歳ではない。 飲んでた酒を今度は落としかけた。こんなのばかりだ。どうしてここまでされるのかわからない。いや、 「……あー。でもそれ、なんかわかるわ。お前の嫁も、多分似たようなお人好しバカか、許容タイプだったんだろーなー……」 酒も回り出してやや投げやりで間伸びした口調で、ぼんやり想像して思った。 「……期待すんなよ。喉奥でも尻でも好きに使えやいいが、別に慣れちゃいねえからうまくもねえからな」 サラリとそれらが上がる時点で未経験ではないのだろうが、ろくな経験とも思えない言い方だ。 ただまあ、少なくともマグロにはならないで置いてやるか、と言う意志は見える。 望むなり頼むなり命令するなりすればそのように努力はするだろう。 おずおずと、可愛くもない歳の男の挙動だとため息をつきながら──『わかんねえからパス』と身を委ねるように、グラスを置いて手を差し出した。 (-45) 2022/01/20(Thu) 16:23:57 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ/* はい!一からですと大変なのでなんかいいとこまでは進んでる事にしてサクッとエッチなとこだけ書いちゃうとかにしましょうか! あとは呪殺と護衛の件ですが、流石にアマノの死体の有無(メモなど書く必要あると思いますし)や、こちらも白で呪殺した場合暴れ出すので、事後の後の話になりますがそちらも確定させておきたいなと。 こちらの案ですと、もし「弾いてみてほしい」と言われれば、本来は少し弾くくらいなら苦しいくらいで死にはしなかった為に承諾したら、キエ城の魔力か何かで意図せず殺してしまった──みたいな感じの呪殺でどうでしょうか! 事後とは言え弾いてるので、まあ服は着てると思いますが、この男完全に気が動転して扉開けたままどっかに行くと思いますし、隠蔽して死体をアマノ氏の部屋に運ぶとも思えないので、もし死体出したい場合は、 ・ミズガネの部屋で死体がある ・別段外傷があるわけではない(呪いの類に近いです) (これは書かなくていい気もしますが・ベッド(ソファになるのかなこれ?お任せ)に事後の形跡がある) を誰かに見つかった体で書いていてもらっても構いません! もちろん別の呪殺ロール提案がありましたらそちらでも全く大丈夫です。いずれにせよ、殺した時のロールも同時並行するか、結構忙しくなるので「そういう結果になった」と共通認識で、各々殺した・殺された以降のロールをするのも良いかな?ともおまいまふ。 この辺りの判断もお任せします!よしなに。 (-47) 2022/01/20(Thu) 16:47:17 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「分からないわよ……教えてくれないもの……。私は気持ちを汲むのが上手くないから、返ってきたのは癇癪と拳だけよ」 ゆるゆると首を振る。ああ、だからダメなのだろうか。役割に殉じる為に他のものを捨ててしまったのがいけないのだろうか。 「満たす……?」 ぼんやりとした頭で言葉を繰り返す。 「どうしたらいいか、教えてくれるの? 貴方なら答えを知っているの?」 本音がこぼれ落ちる。 役割ではなく、女の意思で―― 「教えてよ、アマノ」 ――貴方にそう問うた。 (-48) 2022/01/20(Thu) 16:53:14 |
【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ何故死んでしまったの、とは尋ねませんでした。過去は変えられないことを知っているからです。 理由を解き明かした所で、帰ってくるわけでもないのですから。 悲しいことは思い出さない方が良いと、アルレシャは思っています。 「……、 まだ ねないぃ…… 」睡魔に抗ったものの、結局は規則的な寝息が聞こえて来ます。 ……穏やかな、年相応の寝顔でした。 (-51) 2022/01/20(Thu) 17:38:46 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ「最初はただの依頼人だったんだがなァ。 ある程度安全確保するまで守ってたら情が移っちまってよ。 そりゃま、人間誰でも違うわな? だからこそ情も移るってモンだ」 いつの間にか共に生きたいと、そう思うようになっていた。 子供も産まれひっそりと暮らしたかったが、自分の悪名高さが災いしてしまって後の祭りだったのだ。 身重の身を、子連れを、遠くまでずっと移動させるのは無理だと、1箇所に長く留まったのも原因だったかもしれない。 「あ? 撫でてほしそうに見えたからなァ」 「ハハ! これから寝ようってンのに他の女の話は無粋だな。 まぁ任せな。使えるものは使わせてもらうが、 天国……見せてやんよ 」差し出された手を取り、ベッドへ誘う。 手取り足取り、慣れた手付きであなたを責め立てれば、ぐずぐずになったあなたが仕上がるだろうか。 痛みを植え付けることはなく、本来男を受け入れる場所ではないそこを最上のものにしてしまえば、 指よりももっと太く圧迫感をもったそれも、柔らかく甘く受け入れることができるだろう。 (-52) 2022/01/20(Thu) 18:44:56 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ/* では描写はやんわりと、エッチなふうにしてみました……! この城での死は神隠しになるものだと思っていたんですが よく考えればそれは狼による襲撃のみなのかもしれませんね。 呪殺の扱いはどう……どうなるんだろう。 いつのまにか死体は消えてそうですが、ばたりと倒れる様はしっかりとミズガネは見ている。 そして煙のように消えた……そんな気がしましたが、いかがでしょうか! (-53) 2022/01/20(Thu) 18:48:40 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「暴力まで受けたのか、女相手に…… とんだクソ野郎だなソイツは」 レールに沿って、役割に殉じるだけの生活。 それではただの人形と同じだ。 昔のことを思い出して頭を振る。 「俺が相手でいいのかい?」 やっと本音がこぼれたかと。 あなたの頬に手を伸ばし、ゆるりと撫で。 「心のやり場がわからねェってんなら……教えてやんよ」 ――そうして重ねた唇からは、甘い酒の味がした。 (-55) 2022/01/20(Thu) 20:19:40 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → こどもの アルレシャ「寝たか……」 規則的な寝息が聞こえてくれば、胸元をなでるのをやめ 幸せそうに眠る顔をじっと眺めた。 生きていれば、これくらい。 こうして寝かしつける日もいくらでもあったんだろう。 だけどそんな日はもう来ることはない。 今日だけは何故か、そうした温もりを思い出させてくれた気がして あなたにただありがとうと呟く。 そうして暫くすると静かにベッドを離れ、何処かへ向かう。 これがまさかあなたとの別れになるなど思いもせずに――――― (-56) 2022/01/20(Thu) 20:24:18 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「仕方がないのかもしれないわ。領主の気持ちなんて、私が知るはずないもの。もしかしたら本当は主人も辛い思いをしていたかもしれないし……」 眼前に迫る男をぼんやりと見上げる。頬に手を添えられてもそのままだ。 唇に何かが触れる。 甘い何かが体を満たす。 「アマノ」 手のやり場がなくて思わず拳をわずかに握れば、指輪をした左手の薬指が圧迫感を訴える。 それを……見て見ぬふりをするように、そっと瞼を下ろした。 「貴方しか、いないわよ。 ……こんな、物好きな女に何かを教えてくれる人なんて」 (-60) 2022/01/20(Thu) 21:34:48 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「まぁ、……そういうのもあるかもしれないが…… ったく。こういう時にまで相手を立てなくてもいーだろうが」 頬に触れても、唇を奪っても、抵抗はない。 「ハハ、教えるさぁ…… お前サンの旦那が教えてくれなかった事を、俺が全部埋めてやる」 貪るように熱く唇を重ね、酸素を奪う。 あなたの力が抜けてしまえば、優しく腕に抱き、己のベッドにあなたの身を横たえるだろう。 その先は―――、言わずもがなだ。 (-61) 2022/01/20(Thu) 23:39:14 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「……ぁ…………ぅ……」 そんな情熱的な口付けを知らない。 そんな労るような手つきを知らない。 そんな優しい感情を、私は知らない。 知らないものがいっぺんに与えられて、どこか胸が苦しくなって。たまらず、目の端からほろりと涙が一雫こぼれて落ちてシーツに飲み込まれていった。 本当は拒まなければならないのに。 一人の夫を尽くす役割を持つなら、これはよくないと分かっているのに。 体が、動かない。 「忘れさせて、今だけ」 全て全て、酒のせいにしてしまおう。 (-70) 2022/01/21(Fri) 9:57:38 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「……任せな」 涙の滲む目尻に唇を落とし、優しく髪をなでた。 自分とて、既婚者の女に手を出すのはいけないというのはちゃんとわかっている。 わかっているが、それでも。 放っておけないのだ。 何も教えられず、与えられず。 鎖に縛られて身動きすらできないあなたが。 そんなあなたの姿が、かつて愛した女の影に重なって目をそらせない。 「忘れられなくしてやるよ……俺を」 乱れた衣服の隙間から手を滑らせ、その白い肌を暴いていく。 その細い首筋、胸元に赤い花弁を散らし、双丘の頂きを優しく刺激した。 だんだん下がっていく男の手が、あなたの一番敏感な場所へたどり着くまで、 ――ゆっくりゆっくりと優しく、時間をかけて…… (-76) 2022/01/21(Fri) 12:34:10 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ夫と肌を重ねる時はひたすら冷えた思いで自分から動いていた筈なのに、今は思考さえも溶かす熱でうまく体が動かない。 されるがままに暴かれれば、悩ましげに吐息が溢れる。 知らない。こんな熱さ、初めてだ。 何度も事に及んだことがあるのに、まるで生娘のように戸惑い続ける。 「……怖い、わ。こんな感覚……、っぁ……知ら……ない…………っ」 優しさから逃げるように時折身を捩り、助けを求めるように「アマノ」と呼んだ。 「ねえ、どうして、よくしてくれるの……?これの、この依頼の対価は、何……?」 (-84) 2022/01/21(Fri) 17:09:31 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 灯された星 スピカ「気持ちいいと……っ、、思ったことがなかったか?」 それはそうだろう。 まともに愛されてもいない交わりで高みに昇ったことなどあるまい。 戸惑い震える様子に目を細めて顔を埋め、一番敏感な場所に舌を這わせた。 甘さを含んだ声が耳をくすぐる。 必死に名を呼ばれるのが、嬉しいとさえ思えるほど自分も久しぶりの熱に酔っている。 「対価……? 対価はそうだな……お前サンが幸せになることだよ」 「――もう後戻りはできねぇぞ。イイな?」 NOの言葉はもう聞いてあげられない。 己の高ぶりをぐずぐずに溶けきったそこに充てがえば、熱く、深く突き立てていくだろう。 (-87) 2022/01/21(Fri) 20:42:25 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ「何でも屋、がそんな簡単に情が移っていいのかよ……そんなんじゃお前ここの館ですら──いやどんな顔だよ」 それが自分にも少し向けられていると、気づいてないわけではないけれど。自分がせめて20代ならまだしももう33も近い32。そう簡単に甘えられるか、といえばまた別だ。最も──素面での話かもしれないが。 「俺の男でもないんだから構やしねーよ。そんなセンチメンタルな男に見えるか?……ま、その手の女がいたら救ってやれよ」 ──俺にはお前みたいに何もしてやれないからな。 天国、なんて。 自分が行けるとも入れるとも欠片も思えないけれど、そう彼が言うのなら少しは乗ってやるかと、その手を掴んだままベッドに転がった。 「あ、あ…んッぁ、く──ふ…! ぁ、なに……ッは…、あ……しらな、俺、…は、あぁ!」 揺さぶられながら、視界が薄暗く時に弾けてぼんやりする。自分の声が遠い。そもそも、これ、俺のなのか。善がる体と心と裏腹に、意識だけ少しふわりとしている。 快楽、と言う存在をろくに貰ったことがないから、そもそもが挿入されて痛みしか、どころか、快楽しか感じないのが、初めてで。 ああ、でも、温かいのは、初めてだな。天国に行く気も行ける気もなかったけど、彼が用意してくれたなら、このままずっと、浸っていたいなとも思った。 当然だが終わりは来るもので、最後あたり何かねだっていた気もするけど、思い出せない。思い出さないのではなく。 ただ最後に、確かにあなたの名前を呼んだ。 (-88) 2022/01/21(Fri) 22:16:49 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ /* えっちがわからないですわ!?久し振りなのでこう、照れますわ! さておき対戦ありがとうございます。呪殺時の死体も把握ですわ〜! 何を主張しても、自分が殺した証拠は出てこないの、狂いそうになりますわね……おお…… (-89) 2022/01/21(Fri) 22:19:39 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ「いやぁ……まぁ、確かにそうなんだけどな」 情に弱いのは弱点だと、言われたことがないわけではないが。 それでも全くの無関心になってしまえばただの暗殺者だった。 自分はそう育った。 だから、俺は俺の信じた最善を尽くすのだ。 契約したからにはあなたを殺させない。 その上で、愛される事を知ってほしいと思ったのだ。 「ほっとけねぇんだ、そういう……人生諦めきったようなやつがよ」 「だから今は……素直になりな。 なーんにも……考えなくていいからよ……っ」 あなたを最後まで揺さぶって、愛し尽くせば白濁が弾けてあなたを満たしただろうか。 名を呼ぶ声が甘みを帯びていたこと。 それに満足して、俺は。 ゆるい微睡みに浸りながら 何も知らないまま、あなたにこう強請るのだ。 「なぁ、実際曲を聞いてみたいんだ……少しだけでいいから、聴かせてくれないか?」 どんなにひどくても構わない。 そのままの音を、請うた。 (-100) 2022/01/22(Sat) 3:47:32 |
【墓】 なんでも屋 アマノ―――庭に響く何かが壊れる音。 男はそれを聞いていた。 「やめろよ……ミズガネ。 原因はそれだったかもしれねぇが、俺はここにちゃんといるぞ」 「俺は、ここに居るんだぞ」 肩をつかもうとしても、手を抑えようとしても、 触れることは敵わず。 声も届かず。 ただただ、響く破壊音を聞きながら、止められない事に苦い顔をした。 (+1) 2022/01/22(Sat) 3:50:56 |
【秘】 灯された星 スピカ → なんでも屋 アマノ「思う余裕なんて……ッ、なかった、わよ……っ。 子供を作るための行為でしかなかったのだから、辛くて……っ、もうしたくないと、思って……は、ぁ、いた、のに……っ」 秘所に向かっている舌を捉えるや否や嬌声とは違う悲鳴をあげた。 そんなこと、夫は絶対にしなかった。己を気持ちよくすることなんて一度も考えてくれたことがなかったのだから。 「ッ、そんな、そんな対価……貴方に何の益があるって言うの…………?!ぁ、あぁ、あっ」 ひくりと痙攣する肉を無視できない質量と熱が触れた。 「初めから、私には……振り返る道なんてありはしないわ……」 割り込んでくる。侵してくる。 何も知らなかった女の中に。 怖いと思っていた事なのに、全然そうは思えなくて。 細い声をあげて、男の熱を受け入れた。 (-104) 2022/01/22(Sat) 5:44:08 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ「……にぁ、……んー…… ……起きて、覚えてたら、なー……」 ゆるりと少し緩んだ──お酒も回ってるのもあるが、いつもの眉間の皺もなく、穏やかな微睡のままに手をひらひら振って答える。 この眠気に誘われれば、きっと自分にとっては珍しい、目覚めの良い朝が来るはずだ。弾くのなら、万全の方がいいだろうし…… なんて考えて──さて、それが悪かったのか今ではもうわからないけれど──一度、意識を落とした。▽ (-111) 2022/01/22(Sat) 14:05:31 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ「……やっべ……んぁー…あー……」 起きたら覚えていた。あらゆる事を。 覚えてないと誤魔化せばいいのに、それができない不器用な男は、とりあえず顔を覆ってベッドに沈み、暫くしてノロノロと起き上がって身支度を整える。この間に貴方も起きるか、既に起きていたかもだが。 「────。」 着替えた後、楽器に手を掛け、一音、僅かに弾く。 やはり、死んだ音のままだった。同じ音階は出ているはずなのに、それに覆い被さるような気持ち悪さが音に張り付くのだ。 手は、動く。それでも真面目な男はサボりはしなかったから、譜面は覚え切っていたし、手は柔らかい。それを確認すれば、珈琲でも用意するだろう。 (-112) 2022/01/22(Sat) 14:07:43 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 灯された星 スピカ「そこに気持ちが入ってなければなぁ、こんなの、ヨくなるはずがねぇだろ?」 快楽とはこういうものだと教えこむように執拗に。 悦ぶという事を決して忘れられないように、求めることができるように刻んでいく。 花弁を残したのも、わざとだ。 あれば消えるまでの間、決して忘れることなんてできないだろうから。 「益は……あるねェ」 「俺が満足できる」 それだけで十分だ。 女の身体の中は温かくて、気を確かに持っておかないと自分が持っていかれそうになる。 そこをぐっと耐えて動けば、素直になったあなたは良い鳴き声を上げるだろうか。 それは一夜の過ちだと世間一般はそう話しても あなたにとって、自分にとってこれは、本当に過ちなのだろうか。 わからないが……ただ。 この夜を、どうにか残してしまいたいと思う心がそっと囁く。 「なぁ……、出来るかどうか、試してみるか?」 それはきっと、悪魔の誘いだ。 (-122) 2022/01/22(Sat) 19:49:46 |
【墓】 なんでも屋 アマノ「おいおいおいおい……」 男はずっと二人のやり取りを見ていた。 イクリールと呼ばれた女の言動が気になって着いてきてみれば、そんな。 俺を生き返らせようとするなど。 一度も顔を合わせたことも、話したことがない男を。 どうして。 「俺を戻すのになんでアンタが倒れなきゃなんねぇんだ、クソが……」 その理由は聞かなくてもわかるというのに、舌打ちをしてしまう。 それは喜ばしいことであるはず。 あの男を、少なくとも彼女は大事に思っているからこそとわかっていても……。 そしてそれが成功してもしなくても。 大きな借りだけを作ってしまうのは癪で仕方ないのでした。 (+2) 2022/01/22(Sat) 20:52:58 |
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