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【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 傷入りのネイル ダニエラあなたは今か、後ほどか。 花束の中にメッセージカードが入っていることがわかるかもしれない。 それは丁寧に書かれた読みやすい文字だ。 『もし俺が逮捕されることがあったなら。 一番最後に会っていた奴はリヴィオ・アリオストだ』 そこに含まれている全ての意味を知る事は難しいだろう。 ただ電子文で送られた最後という言葉にも、 このインクで綴られた最後という言葉にも、 誰かを信じて裏切られるつもりがない男の意思が籠もっていた。 男は今でも 貴方 を。自分の信じたいと思った者達 を信じている。 (-522) 2023/09/23(Sat) 3:14:48 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 無敵の リヴィオ「たとえだよ、たとえ。 ――だが漸く得心いった。それがお前の源流か。 ……ああすまん、手の怪我は適当に言った。 お前もしかして怪我をこじらせたな? ちゃんと今のうちに行けよ、病院」 ほの暗い過去を持ち隠す人間はごまんといる。 それの一つが、自分と同じような仮面を作る人間だ。 その点においては圧倒的にお前の方がエキスパートだったのだろう。 だが一体俺が何人の厄介な事情を抱えた女を見てきたと思っている。 お前のお墨付きだぞ、子猫ちゃんを見る目に関しては。 あと、まあ。俺は都合のいい仲良しがいるんでね。 ▼ (-533) 2023/09/23(Sat) 5:32:01 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 無敵の リヴィオ「俺を捕まえる利点? そんなの簡単だ。 俺が捕まったらお前に 視線 が行くように仕組んである」「すると遠くない未来でお前達を狙っていた一人の女、 ダニエラ・エコーが動き出す」 正直者は漸く此処で初めて一人の女の名前を出した。 もう隠す必要もない、そしてあなた達は会う必要がある。そう判断して。 「これまでもニコロ、上手くいけばアリーチェ・チェステが連れて行かれる。 摘発チームは3人編成らしいなあ」 「あとひとり。後にリヴィオは何らかの罪状で検挙される。 これで執行は終わって、つかの間の平穏が訪れる。 お前と俺には罰が食らって大変な事になる」 「ついでにダニエラも連れて行かれちまえばいいんだ。頼めんか? 何人もムショにぶち込んでよお、休みたいだろあいつも。 お嬢さん一人でずっと戦ってたんだ、なにか自棄を起こす前に座らせてやりたい」 そうしたらこの町の執行役が全員いなくなれば、平和だと思わないか。 綺麗事のように掌にある情報を告げる男はそう笑った。 ▼ (-534) 2023/09/23(Sat) 5:32:44 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 無敵の リヴィオ「……と、ここまではただの俺の想像で」 全て上手くいって欲しいだなんて思わない。 けれどもう俺が用意した舞台はほぼ整っている。 常に周りを疑ってばかりの男が信用した人間達の物語。 「そんなのがどうでも良いほど。 俺はお前が好きだからだよ、リヴィオ」 男はただの正直者で、貴方にとっては猫のエキスパートだ。 「 物好き らしいな。お揃い じゃないか。お好みの地獄に落としてやってもいいが、俺はタダでは落としてやらん。 それを管理するのも、好きに引っ張り出すのもこの俺だ。 まあー牢に居る期間はしらんけどな、此処が長いと次のデートが遠そうだ」 (-535) 2023/09/23(Sat) 5:41:57 |
【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 口に金貨を ルチアーノそのケーキ屋で、女はすぐにそのカードに気付いた。 身に染み込んだ技術がそれを一切表沙汰にしなかった。 ほんの一瞥でそのメッセージを読んだ女は顔色ひとつ変えない。 まるで、最初から、そう。 そういう仕事をしていたみたい 。――このカードの送り主がこの場にいたのなら、そんな些細な様子にだって気付くことはあったのだろうが。 きっと、目の前の店員は気付けない。気付かない。 …ありがとお、お兄さん。 あたしもお兄さんを 信じて ますからねえ。 (-541) 2023/09/23(Sat) 6:47:13 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ「碌でもないが理性があるんでね。 なんだ、俺が居なくなったら寂しいか? 手を握ってくれてもいいぞ」 誤魔化し方が上手いのは向こうだ。態とらしい程に。 警察の方がよっぽど猫をかぶってるなと、最近であった彼らをみてひとりごち。 「うーん、かわいらしいなあ。 馬鹿にしてないぞ、そこにある想いは感心するが……。 そんな心中を目論んでたカップルを見たことある」 片方が先に死んで結局物理的にバラバラになった。 「……何が何でも……。 何が、なんでも……頭が痛くなる単語だ。 執着なんてするもんじゃない。 はあぁあ〜〜……酒飲み仲間がみんな居なくなるんだが……」 どうしてなんだ、と項垂れ始めた男は少し酔っている。 特に後半は苦々しい表情と一緒に告げられ、そのあとガンと机に脚をぶつけた。 追加で酒を頼もうとしてぎりぎりで水を頼んだ。まだ理性があったらしい。 (-543) 2023/09/23(Sat) 8:21:21 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ「手を握っても良いが、お前まで持つと重いからやだね。 つか、かわいらしい言うな。」 何が悲しくて貴方に言われなければならないのか、と 僅かに眉を寄せるのは、貴方にしか見せない表情だ。 「お前に言われると違和感すげえし。 あー、心中ねぇ。似たような事にはなるかもな。 別に死なねえけど。」 零しながら、此方はまだワイン。 水を頼んで唸る貴方を見て笑うだろう。 「悪いな、ルチアーノ。 でも俺ももう退けなくなっちまってるからさ。 こっちで死なせるような事はしねえ。 それは約束するよ。」 (-545) 2023/09/23(Sat) 8:34:12 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 花浅葱 エルヴィーノその日、貴方が居たバーに男は来なかった。 いくら待てど姿を見せることはなく、 不在の日と変わらぬ時間がすぎていく。 ふと、頼んでもない酒とお皿が貴方の元に運ばれてくる。 それは一本のロゼワインとサーモンのカルパッチョ。 添えられたメッセージカードには 『これ食ったら早く帰って寝ろ』とだけ。 渡した店主は苦笑して、お代は頂きますと伝票に数行を追加した。 (-546) 2023/09/23(Sat) 8:45:10 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ「旦那ならできるかもしれないすね。 オレじゃ腕の力が足りない」 「やってくれるかどうかは別か。ハハ」 自分の膝に貴方の頭がされるがままに落ちた。人の重み。 そのまま視線を下ろせば顔を合わせる形になる。 長い髪がカーテンみたいに揺れている。 しばし見つめて、そっと頭を撫でた。 ゆっくり、ゆっくり貴方の頭の上を滑る大きな手。 大事なものを扱うかのような、穏やかな手だった。 「心配だから来ました」 「部下の方から最近の様子を聞いて。……ああ、白猫は家に。 餌食べたらスヤスヤ寝ちまってね」 「甘やかしに来ました」 「来てよかったですよ。そのまま放っとけない……」 疲れましたね、とまた言葉を落とした。 (-547) 2023/09/23(Sat) 8:48:18 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 口に金貨を ルチアーノ君に語ったのは、"今更"だったから。 本当は、君が提案せずとも"君だった"んだから。 理由?…そんなの決まってる。 "仲間"が名を挙げた一人。それが君だった。 俺は、誰でも良かったんだ、命令さえあれば。 誰でも良かったんだ。……だけど。 俺がそうする相手は知らない誰かじゃなくて、 こうして語れる君で安心したのは誰にも教えてやらない。 勿論、同時に苦しくなったこともね。 誰でも良かった、というのは少しの嘘。 それは自分を納得させるための、嘘だ。 誰でもいい訳がない。 でも、そうするしかなかったんだ。 もう後戻り出来ない先で、そうせざるを得なかった。 ただ、それだけの話だ。 だって断れば俺の可愛い後輩に声をかけるだなんてさ、 そんなこと、言われてしまったら俺は、 選ばざるを得ないだろう? その上で丁度いい機会だと考えたんだ。 仲間にも言わなかった、内緒の話。 ▼ (-548) 2023/09/23(Sat) 8:50:50 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 口に金貨を ルチアーノ「…はは、生憎本当に仕事が忙しいんだ。 今穴を開けるのは難しい、せめて来週かな」 リヴィオ・アリオストは署内で可笑しな人間。 そんな評価を受けてはいるだろうが、 昇進の話が渡されるほど、真面目な一面もあった。 勿論、これ以上上になんてお断りだけどね。 「全く、上の人使いの荒さには困ったものだよ。 無敵ってのは完璧とは違うんだからね。 俺が何でも出来る訳がないだろう」 だけど、帰ってくる人間のためにも。 その可能性を残したい、 一人の人間 としても。すべきことを。 いや……出来ることを。 ──最後まで、成したかった。 ▼ (-549) 2023/09/23(Sat) 8:51:46 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 口に金貨を ルチアーノすっかり冷えきった 牛のステーキが挟み込まれたロゼッタを一瞥する。 ここ最近ずっと、腹が減らなかったせいか、 まともな食事を取っていなかったんだが、 やはり食べる気にはなれないな。 君に押し付けるように渡してから、 仲が良い友人のように、肩を組もうとする。 その体が異様に熱いのは多分、君にも伝わる。 右手にだけ嵌めた黒手袋は、傷を隠すためだった。 「……いいよ、分かった。君の提案に乗ってやる。 彼女、様子がおかしいから気になっていたんだ。 俺の目に狂いはないようで安心したよ」 「罰が欲しいって訳じゃあないが、 彼女が動かざるを得ない状況になる方が 話がしやすくて、良さそうだしね」 座らせてやりたいってのは同意だ。 あの小さな体に背負う物を、 俺はきっと理解しきれないんだろうが、それでも。 囁くように潜めた声で君に告げながら、 男は、翠眼を細めて笑い返した。 リヴィオ・アリオストは嘘吐きだが、 その言葉たちに本音がない訳じゃあなかった。 ▼ (-550) 2023/09/23(Sat) 8:52:30 |
【秘】 無敵の リヴィオ → 口に金貨を ルチアーノ「…あぁ、しかしニコロはともかく、 アリーチェ君の名前が出た理由が分からないがまぁいいか」 彼女にも何か隠されているのか。 暴くには、どうにも時間も体も足りなさそうだ。 それに、ニコが彼女を白だと言った以上、 手を出そうとは、思わない。 君が肩を組むことを受け入れて、 その身を寄せられていたのなら、そっと離れて。 「…はは、君も 物好き だったか。俺を好きなんて変わっているよ、本当にね」 好きだとか、嫌いだとか。愛だとか、恋だとか。 真っ当な愛情を受けられなかった男には理解し難いものだ。 だけど悪くないなって思うのは多分、 未来を惜しいと感じてしまったからなんだろうな。 俺にはもう、今更だというのに。 「……全部終わったら、酒が飲みたい気分だ」 そう口にする男の表情は、リヴィオ・アリオストではなく、 君と友人になりたかった "リヴィオ"としての柔らかな笑顔が浮かんでいた。 (-551) 2023/09/23(Sat) 8:53:52 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ「お前が持つんじゃない。 縋ってきたのを俺が引きずってやるんだ、間違えるな」 助けを求めるのはお前だ、と言わんばかりに。 「なんだ……可愛がられ慣れてないのか? もっと褒めて欲しかったのならたくさん言い聞かせてやろう。 ん〜……」 「阿呆に見えて、可愛らしい、それでも真っすぐな色男。 限界を勝手に決めて抱え込んで、潰れちまう前によお。 こうやってまた俺を捕まえるか、連絡して来い。 大体助けてやる。 俺はお前らの敵じゃない。味方とも言えんが。 ――俺はなあ、ちゃあんとお前のことも好きだぞニコロ」 疑っている、信じてもいない、それでもそこに好意はある。 だから助けてやるし、ただでさえ託された仲だ。 お前から消そうとしても何処までも追いかけてやる、と。 此方も貴方とはまた違う感情で簡単に逃がさないつもりでいた。 (-553) 2023/09/23(Sat) 9:04:02 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ「はいはい、そりゃ失礼しましたよ、っと。」 両手を上げて降参のポーズ。 確かに求めたのは自分だ。だからそこは否定しない。 けれど、続く言葉に表情が強張るのだった。 「助けてくれるのは凄く助かるし 敵じゃないってのも、ありがたいんだけどさ。 お前にべた褒めされたり好きって言われるとなんか なんかビビるんだけど。」 いつも女性を口説いているイメージが強いせいで どうにも貴方の誉め言葉は素直に受け取りづらいようだ。 けれど、その厚意はありがたくて。 礼を零しながらも、割と失礼な事を言うのは気を許しているから。 (-555) 2023/09/23(Sat) 9:12:48 |
【念】 口に金貨を ルチアーノ自分の予想は大体合っていて間違っていた。 それでも、 どちらでもいいだろう 、とした部分が結局丁度良くはまったので、都合よく利用させてもらった。 果たして 無実の人間 を牢に入れた事実を友人達は許してくれるだろうか。「――なるほどなあ。あの馬鹿が結局……。 やはり体が足りん……手回しも足りん。後で部下に書き直した送らんと」 誰かの背を追いながら男は一人ではない夜道を歩く。 「結局お嬢さんには会えんかったか」 「すまんな。本当の 裏切り者 はこの俺だ」 (!11) 2023/09/23(Sat) 9:30:57 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 口に金貨を ルチアーノ「勝手なこと言って」 頼んでもないワインとカルパッチョを見て、深々と息をつく。 朝はともかく夜は食べようと思えば食べれないことはない。 カルパッチョくらいの量なら、まぁ、なんとか。 ただ、寝るために深酒をしているだけなものだから。 「……はぁ、今夜は薬を飲むしかないかな……」 薬はあんまり好きではない。 力ずくで強制的に意識が途切れてしまうから。 それでも明日にはやらねばならない仕事もあるなら、鋭気は確かに養っておくべきなのは本当で。 男は、眉を下げてぱくり、とカルパッチョを一枚口に放り込んだ。 その日はいつもよりも随分少なめに酒を終わらせて、静かに帰路についたことだろう。 (-564) 2023/09/23(Sat) 9:43:37 |
【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ「ハハハ、悪い悪い。 喧嘩の時は周りが見えなくなる性質でな」 結局改善されなかった悪癖を、未だに恥じるそぶりもない。 自分が"そう"なのだから致し方ないと、 アレッサンドロは悔やんでもしょうがないことは悔やまない。 むしろ、そのことを誇りに思っているフシすらあった。 「おめー、ヴィトとそんな仲良かったっけ?」 きょとんとした顔。 「マ、罪がどうだろうがあいつはもうダメだろうな。 部下には命令しといたが、サテ何人聞くことか。 ったく、仕事増やしやがって」 ──ぼやくようだけど、なんとも楽しそうな顔にしかそれは見えない。 罪の内容だとかに興味を示す様子が一切ないのは、 彼の中ではもう"どうするか"が決まっているからだろう。 (1/2) (-571) 2023/09/23(Sat) 10:20:24 |
【秘】 黒眼鏡 → 口に金貨を ルチアーノ「いつも世話になるな」 溜息をつくあなたを見て。 こうして誰かに"頼る"時、 アレッサンドロは一番、嬉しそうに笑う。 「今回の喧嘩は、いっとう相手がデカいからな。 迷惑も文句も出るだろう。 なあルチアーノ」 今から忙しいぞ〜、なんて。 ──鼻歌すら歌いそうな調子で。 「楽しみだなあ」 ――ただそれは、昔ほどには楽しそうではない。 ──どこか、寂しそうな顔だった。 (2/2) (-572) 2023/09/23(Sat) 10:22:48 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 渡りに船 ロメオ「……、っ……」 やけに、わざとらしいな。本当に"あいつ"みたいじゃないか。 幻のように付き纏う幻影をよりくっきりさせたような、否、違う熱で上書きするその手に背筋が震えた。 大人しく撫でられていた男は思わず貴方の腕をつかんで、そのまま動きを止める。 「……人を甘やかす天才だなあ、お前。 何が目的だ、俺を放っておけないのは俺が病人だからか。 さっさと食うものを食って、治ったらもう構わんな?」 流されそうになる、この体に染みついた"教え"がその手に媚びることを覚えている。 表に出すまいと隠し通していた失態をあんなふうに晒すとは思わなかった。 その上で何の反応も示さないどころか、願い通りに甘やかしてくるこいつはいったい何なんだ。 もっと、と次を求めるような乾きがのどまで出かかった。 まるで大事にされていると錯覚しそうになって。 どうせ置いていくくせにと、いつかの己が心の中で叫んでいた。 まったく女々しいったらありゃしない、そんな他人行儀と不信を隣人に抱え理性は保っている。 (-583) 2023/09/23(Sat) 10:59:07 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ/* 突然、PL連絡にて失礼いたします。 四日目時空にてロールを送りたいのですが、三日目の秘話はあちらで〆になってよろしいでしょうか? 返し忘れかはたまた終わりかを見極められず連絡させていただきました。お忙しい所すみません! (-589) 2023/09/23(Sat) 11:19:46 |
【秘】 渡りに船 ロメオ → 口に金貨を ルチアーノ「、ん?」 腕を止められた。抗議の意か。やはり気に食わなかったろうか。 貴方の心中を察する術はない。 それでも表情は変えずに、あなたを見下ろしている。 「あんたを放っておけないのは……なんででしょうね。 あんたにどっか行ってほしくないからかな……」 「食うもん食って元気になるならそれがいいです。 体調もきっと悪いでしょう。回復してくれないと」 貴方に抱いている仲間としての深い情。 「オレの目的はオレに無いですから。 あんたの望みがオレの目的。 オレはあんたのいいようにしたい」 それから、道具としての本能。 「ここにはオレとあんたしかいませんよ」 「別に、見栄張らないでいいんです」 ゆっくりと、緩慢に首を傾げた。 「ね」 だから求められれば求められるだけ与える。 こちらに際限は元より無い。度外視されている。 掴まれた腕も従順に、そのまま動きを止めたまま。 (-591) 2023/09/23(Sat) 11:30:58 |
【秘】 路地の花 フィオレ → 口に金貨を ルチアーノ/*あ!すみませんご連絡ありがとうございます…! 返したつもりでおりましたが確認したら返せていなかったので、後ほど〆の秘話送らせていただきます!申し訳ないです…! 夜まであまり動けないのですが、並行で4日目時空送っていただいて大丈夫です。 お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします…! (-592) 2023/09/23(Sat) 11:31:19 |
【秘】 Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ → 口に金貨を ルチアーノ「なんだ」 拍子抜けしたような声がソファに落ちた。 僅かばかりの期待があったのかもしれない。わかりやすい終りのある事への。 組んだ手が腹の上に置かれ、虚脱したようにソファの背もたれに体を預ける。 とても貴方の期待に値する価値のあるような人間とは思えない。 貴方が男の顔を視たならば、貴方を見上げるスカイブルーには薄く冬の雲が掛かっている。 今、ではない。会ったときから。おそらくはずっと何年もそうなのだろう。 「お前にできることなど何もないさ。 失われたものを探し出すのは途方もない時間が掛かる。 ようやく見つけたところで、そこには手遅れって名前の裏切りが横たわっているだけだ」 淡々と物語を口にするように、切り捨てる言葉が向けられる。 貴方の"光"に照らし出されるものなどない。無いものは照らせない。 そしてその結果を告げる意図は、今しがたの会話による影響さえもない。 貴方のことをどう思っているか、どういう期待や勘定を向けているか、 それとは無関係にただそこには閉じられた扉があるだけだった。 扉は、壁は、ふと。流れた風で木の葉が動いたのをみるような気まぐれに口を開く。 「憂さ晴らしがしたいのなら手を貸してやろうか。 頼み事があるんだ、ルチアーノ」 (-642) 2023/09/23(Sat) 16:07:12 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 路地の花 フィオレ多くを震撼させたニュースが出回った日。 姿が見えなくなった上司は貴方に連絡をしていた。 その登録されていないメッセージはやけに遅れて届いてしまっただろうか。 『明日日が昇ったら、何があってもこの俺に会いに来い』 『愛しの上司より』 姿をくらました彼への会い方は少し厄介かもしれない。 情報の少ないその電子文にまだ書かれていたのは一つの店だ、そこに行けば会えるのだろうか。 (-676) 2023/09/23(Sat) 19:33:25 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ「手遅れかどうか決めるのはこっちだ。 直接被害を被ってるのは他人だからな……!」 やけっぱちだった。 偽善の面もマフィアの面も保つのが難しくなってきてしまって。 貴方の前で見せられるのは、大人の真似ができてしまう少年だ。 口調や態度がもう崩れかけているのを自覚しつつ、自らを落ち着けるように深呼吸を繰り返す。 貴方への畏怖や敬意の念が薄れたわけではない、ただ近くで見続けた慣れ親しんだものに近く見えてしまったのだ。 どうしょうもなく救えない、救わせてくれようともしない敬愛しているあの背中に。 もしかして本当に貴方達は似た者同士で、遠い昔に全てを置いてきねしまっているような人間なのではないか。 結局は他人、ただでさえ初対面。それでもこれは。 貴方と昔から縁があればあるほど今この瞬間動けなかっただろう。 段々と現実が身に沁みてくるように冷たくなる身体に新しく吸った息を取り込んでまだ真っ直ぐ見続けている。 貴方は本当に一体どれほどの月日をその空っぽの心で過ごしていたのだろう。 事件以外、出生にも関わることだろうか。気になり始めたら何もかも知りたくなってしまう。 それ程にルチアーノの知識欲というものは強く、時にその頭脳と本質はその身を滅ぼしていた。 血は争えない、知るだけで毒である情報もなんでも読み込んで欲してしまう。 それでも、どんな現実がそこにあろうとも、真実を知って後悔をしたことなど一度もない。 → (-681) 2023/09/23(Sat) 20:20:23 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Scorri, fiume eterno! ヴィンセンツィオ時に、たったこれだけの逢瀬でも分かってしまったこともある。 貴方を純粋に好いた人間が、必ず、確かに居たことだ。 そして彼らが今何を思っているかも痛いほど理解ができる。 「……気前が良いなあ、まだ仕込が残ってるのか。 聞かせてくれ……言ってくれよヴィンセンツィオ」 だから今貴方の言の葉に酷く引き寄せられた。 それがどんな内容でも、地獄のような場所にでも足は踏み入れると決めていたから。 (-683) 2023/09/23(Sat) 20:23:14 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 無敵の リヴィオさて昨日は美人か色男で選ばれたのは美人だったんだったか。 かなり前から知っていたんだぞ? 朝からそれを聞かされていた俺の気持ちを考えてみろ。 よくもまあマフィアの情報網を二人も抜こうとできたな。 なんて。俺はずっと気楽だ、何も気分が変わらん。 この程度、知ってしまったら嘘にも裏切りにもならないんだよ。 「だーから休ませてやるといってる。 警察の連中は好きだが、お前達の職場環境は今回の取締法で悪くなるばっかだろ」 そんな強引な罰などどんな物好きでもいらないだろうが。 「俺の幼馴染も寝不足でなあ……。 いやーあいつを牢屋にぶち込めばよかったか? そこまでお嬢さんにさせられんよなあ」 ▼ (-689) 2023/09/23(Sat) 20:40:04 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 無敵の リヴィオ「アリーチェはニコロが変な言い方したんでな。 白だよなあ、やっぱり。まあいいか……。 任されたが俺が世話できるのは牢の中でになるんだし。 それにしてもやっぱあのボヤ野郎。 あいつ……俺が立ち寄った直後に店を燃やしてよ、証拠全部消してやがったんだ……建て直すのに無駄な金がかかる。 経費で落ちると思ってんのか?」 声に出すと色々聞けるもんだな、と何かを正してくれる貴方に苦笑いをした。 そのまま渡されたロゼッタを咥えてあっという間に飲み込んでいく。 自分も食欲があるかと問われれば別であったが、貴方に与えられた食事を食べないわけにはいかないから。 口についたソースをぬぐいながらだったが、肩を組まれるのを拒むはずもなかった。 さっと手早く携帯を操作する、さてそろそろこの新品ともお別れの時間か。 たった一日で使えなくなるとはこいつも思わなかっただろうな。 ▼ (-691) 2023/09/23(Sat) 20:43:22 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 無敵の リヴィオ名残惜しいと感じているのは自分だけじゃないといい。 離れた熱を、その手を想いながら目を伏せた。 全て終わったらこの友達ごっこ一日ぐらいならやめてもいい。 その時の俺はお前より見るに耐えかねない自信がある。 牢屋に遊びに来てくれたら見せられるかもしれないが、 仕事は増やしてしまったから期待はしないで留守番をしよう。 「しばらく全貌は明かせなさそうだがー……まあ大方。 こうしてお前を引っ掛けられた時間が出来たと考えよう」 好きだとか嫌いだとか、愛だとか、恋だとか。 真っ当ではなくとも不器用で雑なものを受けてきてしまった分、妙にひねくれて理解をした。 それが永劫に続くことではないことを知っている。 自分も持てるわけではないことを知っている。 どんな感情もいつまで続くかなんて信じられない、いつだって信じられるのは己だけ。 「勿論一緒に行くぞ、三日月島に俺の好きな店がある」 だから何でもやりたいように好きなことをする。 不信も疑いも全て含め真実を知った上で、 信じていた時と振る舞いを変えないこの面が。 あなたの友人……になろうとしている、 ルチアーノ・ガッティ・マンチーニの本当の姿だ。 (-692) 2023/09/23(Sat) 20:53:17 |
ルチアーノは、猫は別に好きじゃない。 (a27) 2023/09/23(Sat) 20:59:28 |
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