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【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「…………まあ、堂本くんもいるしね」 言わないと伝わらないやつだな!! と思った。言うしかないのだ。 「ゆっくり食べないと太るんだよー。 別に私は太るのとか気にしてるわけじゃないけどさ」 なんだかんだと礼儀とか、 『然るべき場』での所作も教えられてはいるわけで。 早食いは時と場合による―― 今は、楽しんで食べる時なので普通に食べている。 (-3) 2022/02/04(Fri) 21:57:56 |
【人】 ダンサー 堂本 棗「おーい、お前ら! 花火しようぜ花火ー!! 」職員から貰った花火と、適当に買い足した花火を持ってくる男。 「雪の中で花火ってのも面白くねぇ?」 (18) 2022/02/04(Fri) 22:25:59 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「え、俺?」 んん? と考え首を傾げ。 「俺と同じ大学って意味? 俺、体育大学とかに行くけどそっち方面でもいいのか?」 よく分かってないが、大丈夫ならいいやと思っている。 「俺太ったことないなー。 まぁ食った分消費してるからだと思うけど」 食べる量の多さも、運動量に比例しているんだろう。 大人になれば多分、落ち着くはず。 (-6) 2022/02/04(Fri) 22:41:22 |
【人】 ダンサー 堂本 棗「そーだな、寒いだろうからあったかいもの用意しようぜ」 花火やるやつ外に集合! と言いながら、さすがの騒がしい男も上着を着込む。 (24) 2022/02/04(Fri) 22:46:03 |
【人】 ダンサー 堂本 棗「ちゃんとバケツは準備した!! 雪でも火は消えるだろうけどな」 手持ち花火がたくさん。 線香花火もたくさん。 家庭用の置型花火なんかも勿論買ってきました。 雪の中でやる色とりどりの花火はとても綺麗なはず。 (28) 2022/02/04(Fri) 22:57:28 |
堂本 棗は、花火両手3本ずつ持ちでいぇーい(危険です) (a10) 2022/02/04(Fri) 23:02:33 |
【人】 ダンサー 堂本 棗「でも纏めて持ったら綺麗じゃねぇ?」 人に向けてるつもりはなかったが、誰かに向いてたならごめんと謝る。 雪にきらきら反射する光がなんともいえない綺麗さだ。 (34) 2022/02/04(Fri) 23:15:02 |
【人】 ダンサー 堂本 棗「それはまー……うん。 帰ったらまた突然変なこと喋りださないようにしないとだなぁ、俺も」 何も気にせず喋れたのはとても楽だった。 (46) 2022/02/04(Fri) 23:40:36 |
堂本 棗は、戸森 夢彩の袖を引いた。 (a17) 2022/02/04(Fri) 23:47:29 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 不安 戸森 夢彩 (-13) 2022/02/05(Sat) 0:13:09 |
【秘】 不安 戸森 夢彩 → ダンサー 堂本 棗「……ん。いーよ」 なんだか、もう鼓動が早まっている。 最後に2人で話したときのことを思い出して、息が出来なくなりそうだ。 だけれど、心配を掛けたくないから。 あくまで平静を装って答える。 君の手を握る彼女の手のひらは、寒さもあいまってさらに冷たくなっている。 (-14) 2022/02/05(Sat) 0:18:00 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 不安 戸森 夢彩「手ぇ冷た!」 動きまくる男の手は温かい。 その温度差に少しだけびっくりした様子を見せはするが手は離さず。 座ったりできそうな所まで離れた。 「不安……だったと思うのに、待たせてごめんな」 互いの息が白く広がっていく。 やるべきことはやってきたから、後は気持ちを伝えるだけだけど。 こんなに緊張するものだったっけ? 心臓の早鐘が止まらない。 (-16) 2022/02/05(Sat) 0:42:48 |
堂本 棗は、夜川 鷗助の光輪と翼を二度見した。 (a19) 2022/02/05(Sat) 0:43:53 |
【秘】 不安 戸森 夢彩 → ダンサー 堂本 棗「しょう、がないじゃん……寒い、し。 ……緊張、してる、し。あたし、だって 」目を伏せて、細く白い息を吐きながら。 お互いの息が交じり合う。 腰かけて、手を握ったまま。落ち着かなげに、何度か握ったり緩めたり。 動悸が凄いし、顔を上げるのも怖い。 何となく、ずっとその手を見つめている。 「大丈夫……だし。 あたしが、あんなこと言うのが、おかしくて……」 (-17) 2022/02/05(Sat) 0:48:22 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 不安 戸森 夢彩「――……おかしいなんて、思わなかった、よ」 あの日のことを思い出すと、流石に気恥ずかしさが勝って、顔に熱が集まった気がする。 なんて言おうか迷って、ふと。 あの招待状のことを思い出した。 色々ありすぎて最後の方は、どこに行けば良いのかなんて考える余裕もなくなってたけど。 だけど今、誰かを招待状通りに迎えに行くとしたら。 それは。 ▼ (-18) 2022/02/05(Sat) 1:12:42 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 不安 戸森 夢彩「――……おかしいなんて、思わなかった、よ」 あの日のことを思い出すと、流石に気恥ずかしさが勝って、顔に熱が集まった気がする。 なんて言おうか迷って、ふと。 あの招待状のことを思い出した。 色々ありすぎて最後の方は、どこに行けば良いのかなんて考える余裕もなくなってたけど。 だけど今、誰かを招待状通りに迎えに行くとしたら。 それは。 ▼ (-19) 2022/02/05(Sat) 1:12:42 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 不安 戸森 夢彩「だから、迎えに来た」 「泣かせてごめん」 「―――……」 「俺は、俺自身の意思で…… 戸森と一緒にいたいって思ってる、から」 殿下を好きなのはエリーゼであって、俺じゃない。 センパイを好きだと思うけどそれは、純粋な気持ちであって、恋だとかそういうものじゃないんだ。 だからちゃんと、伝えなきゃいけない。 戸森だけに頑張らせるのは、格好悪すぎる。 「 戸森がサキュバスだってなんだって、構わない。 ……好きだから 「だから戸森も、俺を好きになってよ」 (-20) 2022/02/05(Sat) 1:17:06 |
【秘】 あたしは 戸森 夢彩 → ダンサー 堂本 棗「――――」 君の言葉を耳にして、顔を上げた。 それは、驚いたように目を瞬かせて でも、困ったように眉を下げる。 「あ、たし」 「秘密を、知ってるからってだけで どーもとの、こと 利用してた―――つもり、で」 けれど、終わりが近付いて。 どんどん離れたくないって思うようになっていて。 都合のいい存在、だけでは言い表せない気持ちがずっと胸を締め付けていた。 サキュバスの本能が掻き立てる気持ちだと思っていたから、抱いた気持ちを告げるわけにはいかなくて。 それでも、君が離れるのを考えたら。 「そんな資格、ないって……思ってた」 「でも、あんたがいなくなるって思ったら 寂しくて」 また、視界が歪む。 ちゃんと、伝えないと。 ▽ (-21) 2022/02/05(Sat) 1:30:23 |
【秘】 ずっと一緒が良い 戸森 夢彩 → ダンサー 堂本 棗「ずっと、どーもとのこと 好きだった」 「誰かのものになったら、嫌だって、思ってた」 嬉しいのに、苦しくて。頬を伝う涙が止まらない。 これからずっと苦労させることになるってわかってる。 それでも、その言葉を信じたいと思ったから。 「あたしも、一緒にいてほしいよ……」 「もう、一人で抱えるの、辛くて…苦しいから……っ」 しゃくりあげる声も止まらない。 ずっとお母さんのことだけ考えて生きてきたから、自分のことなんて、もう期待してなかった。 奇跡みたいだ。 「どーもと……」 「だいすき」 「選んでくれて、ありがと……っ」 ぐちゃぐちゃだけど、ちゃんと笑えてるかな。 笑ってほしい、元気になってほしいって言ってたもんね。 泣いてばっかりで、ごめんね。 (-22) 2022/02/05(Sat) 1:37:11 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → ずっと一緒が良い 戸森 夢彩「うん……うん。 ……あーあ、もう顔、ぐちゃぐちゃじゃん 」でも可愛いな。 これは悲しい涙じゃないから、ずっと良い。ずっと綺麗だ。 涙をすくって、目尻に触れるだけのキスをして、ぎゅっと抱きしめた。 強く。 絶対離さないという気持ちを込めて。 「戸森が泣き止むまでずっとこうしてるから、 涙止まったら、一緒に花火しよーな」 大丈夫だよ。 泣きたい時は泣いて。 でも、そういう時は一人で泣かないでくれよな。 (-23) 2022/02/05(Sat) 1:56:47 |
【秘】 ずっと一緒が良い 戸森 夢彩 → ダンサー 堂本 棗「っ………」 早く泣き止まないと、と思うのだけど。 君の体温に安心して、そのまま胸を借りて暫く 気の済むまで泣いていた。 泣き止んでも、鼻も目も赤くて、とても綺麗とは言えない顔なのだけども。 「っ…も、だいじょぶ……花火、 …か、彼氏と 2人でっていうの ちょっと、憧れてたから」実のところ、誰かと付き合うなんてことも、初めてなのだ。 だから、はにかむように笑ってそう言って。 そして ふと、何かを言おうとしては口を閉じる。 何度かそれを繰り返してから。 「 …………棗。 ……花火、やろっか」 (-24) 2022/02/05(Sat) 2:28:42 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → ずっと一緒が良い 戸森 夢彩「……!!」 自分で好きなように呼べとか、棗って呼んでとか言ってたのに。 いざ好きな子に名を呼ばれるのはこんなに恥ずかしくて、嬉しい気持ちになるんだな、と言うことを知る。 「うん、折角、持ってきたから。ここで花火やってから戻ろうぜ」 あ、なんかタイミング逃した気がする。 いや、そうじゃないでしょ!? 「えっと」 「夢彩」 女の子の名前を呼び捨てするのは、これがはじめて。 大事に大事にそう呼んだ。 (-29) 2022/02/05(Sat) 8:45:18 |
【秘】 ずっと一緒が良い 戸森 夢彩 → ダンサー 堂本 棗「……あは。なんか、くすぐったいかも。 うん、線香花火がいいな」 ここに来て、一番の笑顔。 年相応にあどけなさすら感じる笑みを見せた。 花火も、きっと今までで1番綺麗で。 思い出になるはずだ。 これは終わりじゃなくて、始まりだから。 これから先にもっと素敵な出来事はあるだろうけれど。 今はただこの時間を、大事に思う。 (-32) 2022/02/05(Sat) 13:45:52 |
堂本 棗は、山田ちゃんが絶好調だなと思って見てる。 (a30) 2022/02/05(Sat) 15:47:47 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → ずっと一緒が良い 戸森 夢彩「よし、じゃあ線香花火するかぁ。 どっちが長く保つか勝負する?」 まだ涙で目元が赤いけど、飾らない素のままの笑顔が可愛いと思った。 学校は違っても同じ東京に住んでるのだから、放課後とかも会ったりできるなぁ、なんて思ったりして。 はい、と線香花火を手渡した。 「今度東京に帰ったら……どっか遊びに行こうな」 学生の身分だから豪遊はできないけど、やりようは色々あるだろう。 (-34) 2022/02/05(Sat) 16:49:13 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「 無理じゃん。 そりゃそうだわ。普通の大学じゃないよなー」 無理らしい。運動できないクチではないが、 そっちの方面に行くのは厳しそう。 「あれだね、太らないっていうの、 他の女の子の前で言うと、嫉妬されるかもだよ」 氷室は大丈夫。ちょうどいいフォルムをしています。 (-37) 2022/02/05(Sat) 17:56:54 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃「頭の出来じゃ逆に氷室ちゃんの大学に行くの厳しすぎるけどな!」 文武両道になるのは難しいおつむの出来なのである。 まぁでも、関東近辺ならいつでも遊べるよ、東京でと笑う。 「体質っていうより、俺の場合は運動量の問題だしさー。 ダンスだって持久力も体力も必要だし。 ズルいって言われるなら、じゃあ同じだけ運動してみるー? って言っちゃうな」 「氷室ちゃんは運動あんまり得意じゃない?」 (-38) 2022/02/05(Sat) 18:05:28 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗確かに、と納得した。 そういえば、ここに集まった人たちの出身とか、 全然聞いてないな…… 出身とかこういう垣根を飛び越えてる人たちもいるけど……。 「運動ね……普通?みたいな。 体育とかは別に嫌いじゃないし、 アウトドアも誘われたら行くけど、 自分一人で選ぶのはインドア系みたいなね」 ゲームのプレイ時間を見れば明らかで、 部活動中にもチャットとかしてるものだから きっと相当な時間が表示されていた。 (-43) 2022/02/05(Sat) 21:37:26 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃「あぁ、だよなー。 いつ繋いでも”あ、ヤマグチいるやん”ってなるしさ。 部活中も時間撮れるならそりゃそーだ」 最後のピザをもぐもぐと食べ、手を合わせた。 美味しかったし腹も満たされたようで満足な顔をしている。 「ダンスの遠征でちょこちょこ関西とかには行くけど、九州は数えるほどしか行ってないんだよなぁ。 博多食べ物美味しいしまた行きてぇけど。 水炊きと焼鳥は最高だったな!」 (-44) 2022/02/05(Sat) 22:17:05 |
堂本 棗は、ワルツは男女逆でもちゃんと踊った。 (a43) 2022/02/05(Sat) 23:27:54 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「堂本くんがこっちに来るなら、 一家総出で歓迎するけどねー、なんて。 メジャーな名物から、 マイナーなものまで色々さ」 まあ、その気になれば色々歓迎できるはずだ。 何しろ地元での影響力はピカイチ。 ……半ば冗談だが。 「はい、ごちそうさまでした。 美味しかったね。満足満足」 あなたに少し遅れて、こちらも手を合わせる。 量の差があるのでそう遅れなかっただろう。 (-48) 2022/02/06(Sun) 1:01:46 |
【秘】 これからはずっと 戸森 夢彩 → ダンサー 堂本 棗「あたし、結構自信あるよ。棗に勝てるかな」 楽しそうに笑って、君と一緒に線香花火に火をつける。 パチパチと弾けるそれは、47秒ほど保っていた。 花火を楽しむ君の横顔を見ては、目を細めて。 幸せだなあと思う。近くで見ていても、いいんだ。 「そうだね…いろんなダンスイベント見に行ったりしてもいいし、普通に食べ歩きとか。 そういうことも、したいかも」 遊園地だとか。旅行だとか。そんなところじゃなくても、君となら楽しめる自信があった。 (-49) 2022/02/06(Sun) 1:34:57 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃「ダンスの試合で行くことはあるだろうからその時は連絡する! けど一家総出は流石に緊張するなそれ?」 色んな意味ですごい光景になりそう。 「ってか一家総出より……人呼ぶなら友達紹介してくれたほうが嬉しいな。 同年代同士のほうが気楽じゃん?」 あなたが食べ終えるとゆっくりと食後の飲み物を飲み、そろそろかと注文表を手にとる。 どうやらここのお金は自分が持つよう。 食べる量の差もあったし、払わせられないというのもあるが、多分これもエスコートの一環と思ってるのだろう。 「じゃーそろそろ行く? 土産物なにがあるかなぁ」 (-50) 2022/02/06(Sun) 2:30:42 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → これからはずっと 戸森 夢彩「線香花火ってのは動かなきゃいいんだろ? よし、負けねぇー!」 こういう勝負なら有利も不利もなく平等だ。 勝負好きの男は意気揚々と線香花火に火をつけた。 真剣に火を見つめる様は子供のようだが、さて。―――30 秒ほど保っていただろう。 ふいに視線を感じて振り向けば目があって、口元に弧を描いた。 ずっと一緒にいられるのが、嬉しい。 「夏になったら夏祭りとか、プールとかもあるなぁ。 っていっても来年は受験生にもなるけど……」 自分の場合は声のかかっている大学を選ぶことになるだろうけれど。 あなたはどうだろうか。 一緒には無理でも、せめて近くに居れる場所なら良いなぁと思うのだ。 (-52) 2022/02/06(Sun) 2:40:55 |
【人】 ダンサー 堂本 棗「どう考えても体格差ありすぎて変じゃない?」 176cmと142cmという34cm差の男女逆転ワルツである。 『任せてくださいまし、完璧ですわ』 「そうじゃない」 (91) 2022/02/06(Sun) 12:43:14 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「友達総出で歓迎か〜。それもいいね。 しかし堂本くん、誰相手でも仲良くなれそうだあなあ……」 コミュ力お化けすぎるのだこの男は。 誰にでも手を出しそうとも言うが……。 「あ、ちょ……まあいいか。 ありがたくごちになります。 お土産どうしようね?なんか名物とかあるのかな」 自然に出るそういう所作がなあ、こう…… かっこいいんだよな……なんて思う。 (-53) 2022/02/06(Sun) 15:49:28 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃「総出は確定なの!? までも大抵のヤツとは仲良くできるぜ」 人見知りと言う単語が脳内にないんだろう、多分。 氷室ちゃんの友達ってどんなヤツなのと興味津々だ。 「どーいたしまして! 俺のほうが沢山食べてるから気にしなくていーし。 あ、流石に家族と部の奴らにくらいはお菓子でも買っていくべきかー?」 土産屋に入れば、きっとその地域限定のお菓子とか、色々あるはず。 本当に日本刀のミニチュア版みたいなのが置いてあって、マジで剣あるな!とバカウケしている。 (-54) 2022/02/06(Sun) 17:21:45 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「まあ、この私をエスコートした初めての男ということでね」 おめでとうございます。 極道の娘へのファーストアタックです。 一緒に土産物屋を眺める。 「そうだね〜。 家族と部活には、こういうカリキュラムで出かけるって、 伝えてあるだろうしお土産持っていかないと多分怒られるよ」 氷室は適当に、当たり障りのないお菓子をいくつか見繕う。 刀剣類は、まあいいや。 何しろ本物が何本もあるのだ。 (-55) 2022/02/06(Sun) 19:30:57 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃「氷室ちゃんエスコートすると一目置かれちゃう感じ? わはは、一緒にスキーしてパスタとピザ食べましたって言わなきゃ」 値踏みされても何も出やしねぇけどなー、と笑う。 実際運動方面にステータスが尖ってるだけの普通の一般市民だ。 こうして話していると自分たちはただの高校生だし、ネットで会えばゲームして遊んでるだけの友人だ。 その住む場所が違うだなんて、秘密を聞いてもあまりピンときていない。 あなたと付き合うべき友人や知人がどんな人間であれば良いだとか、考える気がなければ、 住む場所がどうであれ、自分たちが友人であるということは何一つ変える気がないのだから。 「ま、結局は氷室ちゃんがどう生きていきたいかだよね。 流石に将来本来生まれた家で立場を全うするっていうなら、その時は俺もどうしようもないかもだけどさ」 「今の氷室ちゃんは氷室であって浪川じゃないでしょ。 俺にはそういう世界のことはよくわかんないし、今見えてるものだけでいいと思うんだよね。 氷室ちゃんは一緒にゲームしたり、スキーして笑ってくれる普通の女の子だよ」 (-58) 2022/02/06(Sun) 21:30:20 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「どう生きたい、かぁ……。 そうだねえ。しがらみを完全に捨てたいとまでは思わないし、 かといってあんまりそっちの道に関わる気もないし……」 結局のところ、まだ若い氷室には生き方がまだ定まらない。 今はただの高校生として、あなたと付き合えているし、 住む場所の違いがあったとしても、 二人の関係にはそれは、まだ些細な問題だ。 得難い友人、それでいい。 「まあ、氷室凛乃としてしばらくは生きたいかな。 こうして遊んでるのが楽しいわけだし」 なんて言いながら、面白みのないお土産…… と、なんだかよくわからない干物を買った。 (-59) 2022/02/07(Mon) 0:24:02 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃「そりゃそーだ、俺らまだ高校生だもんな。 氷室ちゃんの住む世界やしがらみってのは俺に理解するのは難しいけどさ……」 しがらみなんてひとつもない世界で育ってきたけど。 それなりにこの言動のせいで変な目で見られたことはある。 ダンスを始める前は、保育園でひとりぼっちなんてことも多かったらしい。 それでも前世含め得意だったダンスを始めてみれば世界は変わった。 前世だけに縛られず、友を得るのも大事だと知ったのだ。 「理解しないからこそ、何にも考えずに仲良くできるってこと!」 「理解する頭があっても理解する気ないとも言うね。 俺には今ここに居て笑ってる氷室ちゃんが居れば良いと思ってるもん」 だからこれからもヨロシクねと笑って、俺達はお土産を無事購入した。 ついでにミニチュア刀も買っておいた。記念だ。 (-60) 2022/02/07(Mon) 1:23:28 |
【秘】 これからはずっと 戸森 夢彩 → ダンサー 堂本 棗「ざんねーん、戸森の勝ちだね〜。 まだまだ燃えてるぞ〜」 なんて、得意げに笑ってからも10秒以上長く燃えている線香花火を眺めていた。 君は悔しそうにしているのかな。 どんな顔をしていても、愛おしく感じてしまうな。 「実は、あたし勉強何でもできるんだよね〜。 怖いものなくなったし、成績上げていいとこ受けようかな。 棗のサポート出来るような進路目指してもいいし。 戸森は余裕あるから、夏休みはいっぱい遊ぼうね」 かなり調子が戻ってきたようで、軽口も叩けるようになってきた。 将来はかなり自由で安泰だ。君を追っていくのも悪くないかもしれないね。 (-61) 2022/02/07(Mon) 3:22:24 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → これからはずっと 戸森 夢彩「あっ、負けた〜! 悔しいな」 先に火が落ちてしまえば悔しそうな顔をするものの、楽しいのでそんな顔が長続きすることはなく。 素直に長く保ってるのをみつめて、すごいなと笑っている。 「え、夢彩頭いいの? すげー、勉強教えてもらおーかな、俺。 大学はまぁ……ダンス強いとこから声かけてもらってるから、推薦貰ったりすると思うけど……」 「あんまりバカだと恥ずかしいもんな」 勉強をあまり頑張ったことはなかったけど、やりたい事を前にしたら頑張る他の選択肢はないだろう。 やると決めたら頑張る事はできる男なので、いくらか成績は伸びる……のかもしれない。 「同じ大学とまでは言わねぇけど……すぐ会える距離が良いんだ。 だから俺も頑張るし……夏休みすげー楽しみ!」 あなたの身体の事を考えて言ってるは勿論だ。 仕方のないことだとわかっていても、他の誰かを頼ってほしくない。 だけどそういう事情は置いておいても、第一に自分自身が一緒に居たいと、そう思っている。 火の消えた線香花火を雪で改めて鎮火させて、こつんと頭と頭をくっつけた。 二人の間に距離はなくていい。 (-65) 2022/02/07(Mon) 13:05:53 |
【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗「ね、棗君。ちょっと、話があるんだけど。」 ぽん。そっと肩を叩く。 「あっちの、広い所で待ってるね。 時間が、空いた時にでも来てくれると、いいかな。」 (-66) 2022/02/07(Mon) 15:01:00 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要「センパイ? うん、どしたの?」 話があると言われれば頷いて返事を一つ。 遊ぶ手を止めてあなたの後をついていく。 場所を変えるということは、何か、大事な話があるのだろう。 (-67) 2022/02/07(Mon) 17:30:13 |
【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗さく、さくと雪を踏みしめ歩きこの辺かな。 「うん。…ええと。」 あまり身体が冷えないような木に座って一息。 「まず、安心した。棗くんの意思と気持ち。尊重してくれて、良かった。有難う、ね。」 ぼんやりとしつつ少しずつ言葉にしていく。 幸せそうに過ごす二人を見る事は嬉しいしあったかい。 どうしたのか。纏めるには少しずつ言葉を選びながら紡ぐ。 「ええ、と。 聞いても、答えるの。辛いなら、無理強いしない。 エリーゼちゃんは、過去に、どんな事をされて どんな事、言われたのかな、って。 それだけじゃ、ないけど。そこ、しっかり聞いておきたかった。」 今の自分は記憶もない。 関係ないと言われてしまえばそれまでだが 出来る限り拾い集めた上で決心したい。 (-68) 2022/02/07(Mon) 17:47:36 |
堂本 棗は、俺も勿論良いよ!とサムズアップ (a52) 2022/02/07(Mon) 19:26:29 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要「あっ、あー……それは、うん」 エリーゼと俺は同じ魂を持っているけれど、違う人間であり今を生きるのは自分だと。 そう気づいて納得したのはほかでもない自分。 少し離れた場所だとはいえ十分誰からも見えるような場所で女の子を泣かしてれば、そりゃ見られてるだろうなと、あなたの言葉で気づいて少しだけ気恥ずかしくなってしまった。 「エリーゼは……ちょっと世間知らずで我儘なとこはあったけど普通の女の子だったんだ。 公爵令嬢でめちゃくちゃお嬢様だったからそりゃそうかって話だけど……。 その国の王子とだいぶ小さい時から婚約してて、仲も良かったみたいだけど……妹の方がなんていうか、スペックがやたら高かったんだよな。 大きくなってみれば、姉より妹のほうが良かったんじゃないかとかそんな風に周りに言われて……。 妹も王子が好きだったから、その気になって姉を蹴落としたって話」 「まぁ……ただ奪い取るだけならまだ良かったんだろうけど…… 噂流して評判を落として、王子の気を自分に向けるために姉にいじめられてる妹の図を作り上げて? 最終的に婚約破棄を受けて、犯罪の濡れ衣着せられて処刑された。 そんな漫画や小説みたいな話が、昔は本当によくある話だったみたいだ」 勿論これはただの前世の話。 あなたや久瀬センパイにはなんの所縁もない話だ。 (-69) 2022/02/07(Mon) 19:47:02 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗生まれにとらわれず、今を、自分を見られれば苦労はしない。 ……だが、ここでの生活を経て、 少しはそれができそうな気がしている。 まだ、ありのまま生きるのは難しいけれど。 「…………」 「……確かにね。 表層、って表すと聞こえは悪いけど…… 今見えている私が全てって言われるのも、 それはそれで悪い気はしないわねえ」 なーにほんとに刀買ったの?なんてからかったりしながら、 学校へ向かっていくだろう……。 (-73) 2022/02/07(Mon) 20:49:41 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃「でしょ? 生まれがどうこうって聞いても、なーんにも変わらないよ。 友達である事にそんなの関係ないしね」 帰り道。 お土産を片手に歩いて帰る。 こんな風に雪道を歩いて帰ることはもうないかもしれない。 「氷室ちゃんはここに来て何かみつかった? 俺はいっぱいみつけた。 まぁ第一に前世の関係者が居たなんてびっくりだったし…… 世の中秘密を抱えた人間なんてのは自分だけじゃないんだなぁって。 知っても変人扱いしないでこうやってエスコートさせてくれる子がいるものなんだなってさ」 「だから、ありがとな」 にしし、と。 人懐っこい笑みを浮かべた。 (-74) 2022/02/08(Tue) 2:27:24 |
堂本 棗は、え、俺主人公枠なの? それ面白くなる? (a59) 2022/02/08(Tue) 2:27:59 |
【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗「相談とか、あったら聞くから。」 気恥ずかしそうにする貴方を見て微笑む。 「…そ、か。うん…予想は、してたけど。 それは、すごく寒いね。」 話を聞いていく内、涙が凍って落ちていく。 「…エリーゼちゃん、凄い子だったんだね。 僕なら、濡れ衣って、受け入れられたかわからないし…王子?の人が僕だったら……ううん。これは、今更…かな。」 恐らく自分だったら、処刑されてでも彼女を守っていたのだろう。 当時は政権や難しい背景もあったかもしれない。 王子とされる人物が見ているだけだったのなら 許せそうにない。 それでも想い続けている子がいるのに。 そう思わずにはいられない。 「…うん、まだふわっとだけど…エリーゼちゃんが凄く、寒そうだった理由、わかった、かな。」 (-75) 2022/02/08(Tue) 4:19:28 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「……わたしも、いろいろなもの見つかったよ」 それは何も得難い友人だけではない。 まあ、ともかく、カリキュラムの目的通り、 実りある生活だったのは間違いないだろう。 「わたしが堂本くんのお気に召しているなら何より。 エスコートしたい、と思ってくれたなら……」 人懐っこい笑みを向けられれば、 どういたしまして、とふにゃっと笑った。 (-76) 2022/02/08(Tue) 7:19:27 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要「受け入れてなんてなかったよ。 けど……足掻いてもどうしようもなかった、誰も信じてくれなかったんだ。 家族も、友人も、……王子にもね」 無念の魂が、愛した人への強い想いが旅をしてこうして後世に生まれた自分に記憶を残したのだと、今ではわかる。 だから、その無念や気持ちが薄まったり浄化したりしたなら、自分に残るこの記憶もなくなっていくのかもしれない。 でも自分にとって前世の記憶は悪いものばかりではなかったから。 良い記憶もたくさんあったし、記憶があったからこそセンパイ達をみつけることが出来た。 だからどうしたって俺は、記憶はなくしたいとは思わない。 『要さま? 私は人生をやり直したいとは願っても、妹達をいくら恨んでも、要さまや……ましてや久瀬……さまをお恨みはしておりません。 あなた方も今を生きる方。どうか……あなたさま自身の意思を大事にしてくださいませ』 (-77) 2022/02/08(Tue) 16:46:02 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 娘 氷室 凛乃「そりゃー勿論。 可愛い女の子をエスコート出来て楽しかったよ。 っていうか、なにせ俺は中世貴族世界の記憶持ち。 エスコート、完璧だったっしょ?」 あなたもいろいろなものを見つけた。 それを聞けば満足そうに頷く。 自分が関われた部分はあまりにも少ないけれど、手の届いた人たちが色んなものが見つかったなら、それは本当に良かったことだと思っている。 とはいえここはまだゲーム終盤のいち場面。 この後このゲームが全て終わりを迎えて、最後に残した課題が自分には残ってはいるのだが。 それはまた別のお話だ。 (-78) 2022/02/08(Tue) 16:53:35 |
【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗「ん……。そ、か。そうだよね…。 うん……そうか。」 ゆっくりと呟き、瞼を閉じる。 受け入れられる事ではない。 考えを纏める事に時間がかかってしまう 薬の副作用とはいえ申し訳なくなる事は数多い。 頭の中に浮かぶのはいつも音の記号や旋律。 瞼をゆっくり開き、貴方を見た。 「うん、今を。生きる。 僕は、エリーゼちゃんの王子様でも、ない。」 きっとこの言葉は、傷付けてしまうかもしれないが 最後まで聞いて欲しい。 「……偉い人、とかよくわからない、けど 僕は、ここで会った子達に、あったかくなってほしい。 そこには、エリーゼちゃんもいて…」 うーん、難しいな。 雪に手を添え、考える。 「…率直に、真っ直ぐに、言ってもいい?」 (-79) 2022/02/08(Tue) 17:12:53 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要『……はい、勿論構いませんわ。 どうぞ要さまのお気持ちをお聞かせくださいませ』 どくん、と心臓がひとつ鳴った。 エリーゼの少しばかりの緊張が、伝わってくるかのようだ。 自分としてもちゃんと聞いておきたかったから、エリーゼの語りを止めることもなく、雪に触れて言葉を考えているあなたをじっと待った。 少しばかりの静寂も、決して嫌なものではない。 それは決して寒いものではなかった。 (-82) 2022/02/08(Tue) 20:21:15 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「まあ、私の中では一番のエスコートね」 何せまともにエスコートしてもらったことなどないのだから! ……ほんの少ししか手を握ってもらえなかったとしても、 その温もりが人を変えたり、救ったりすることもあるのだ。 ゲームが終わった後、そこはかとなく、 何かを察して、 ちょっとがっかりする氷室がいたとかいないとか……。 (-85) 2022/02/08(Tue) 23:07:34 |
【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗「ありがとう。…」 雪を弄り、考える。 少し緊張もするが、貴方の方がきっと緊張しているだろう。 「うーん。僕は、これから、夢を叶える。 限られた時間は、棗くんとエリーゼちゃんのおかげでのびた。 …今は、死んじゃう事より…夢を叶えられない事の方が、怖い。」 ここで過ごした時間はこれまでにない程 あったかい場所であったかい時間。 きっと、こんな恵まれた環境はもうないだろう。 「10年、生きられるか…わからないし 長いかもしれない、もっと、短いかも。 でも、必ず夢を叶えて…生きれる所まで…生きる。 だから、悲しまないで欲しいんだ。 ええ、と。それでね。 この貰った想い全部。 夢を叶えた先、最期まで…持っていこうって、思ってる。」 こういう時、上手くまとまらないのはもどかしい。 無駄に長くなってしまう。伝わっていればいいけど。 「…僕の、短い生涯。 棗くんを友達として慕って、 エリーゼちゃんを、愛し続けていいですか。」 (-87) 2022/02/09(Wed) 14:24:51 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要本当は治してあげたかった。 私と棗がやったことは、あなたの症状を軽くしただけ。 それであなたの寿命がいくら延びたかはわかるわけもない。 『……要さまは音楽がお好きなのでしたね。 殿下もとてもお好きでした。バイオリンと、ピアノの音色がとても……綺麗で』 まだ二人が仲睦まじかった頃、よく一緒に稽古をしていたのを思い出す。 不器用な私にいつも優しく微笑んで、丁寧に教えてくださったの。 やっぱりあなたは殿下ですね。 同じ魂の輝きが、そこに宿っているんだもの。 ▼ (-89) 2022/02/09(Wed) 15:24:35 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要けれどあなたのその問は。 1000年以上前から私が望んでいた言葉は。 あなたの病を今以上に治すつもりがないということになる。 だって。 私はもう過去の人間であり、この体は棗のもの。 私がどれだけ愛そうとも、過去の人間の想いではあなたを癒せない。 だからこれは。 拒絶するべきなのだ。 拒絶して、心から愛し合える人と出会って、病を完治させるべきだと。 わかっている。 わかっているのに、どうして。 『私に……あなたを拒絶できるわけがないじゃないですか』 『……愛しております。 あなたという魂すべて、ずっと』 (-90) 2022/02/09(Wed) 15:27:48 |
【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗全ては望まない。 だけど、諦めた訳ではない。 これはきっと、大切な温もり。 そして、正直な気持ち。 もう諦める事は止めて、足掻いてみようと決められたのは 他でもない此処で出会った子達 そして何より君達がくれた想いだ。 「音楽。うん…好き、よりもっと。 音楽…楽器、声。奏でる全部が、大好き。 諦めてたけど、勇気が貰えたから…もう、音から逃げない。 エリーゼちゃんの思い出の中の僕より、今の僕が音楽がどのぐらい好きか… 必ず、証明するよ。 1000年の気持ちより、もっと…。 1000年、寒かった思いを塗り潰せるぐらい…あったかくなってほしいから。」 長い長い旅をして、辿り着いても想いが遂げられない事は あまりにも寒いだろう。 想い続けてくれた女の子の気持ちを無視はできなかった。 ↓ (-91) 2022/02/09(Wed) 15:54:52 |
【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗「…ごめんね、でも…これが沢山考えた答え。 きっと、僕は先に逝って…また、少し時間が空いちゃうと思う。 棗くんには、幸せに…長生きしてほしいから。」 悲しまないでほしいが、きっと無理な願い。 でも、偽りない気持ち。 戸惑わないで、僕ならもう十分幸せなのだから。 「…エリーゼちゃんが1000年待ったなら、僕は永遠に待つよ。 悲しい思いをした分の何倍も…どこかの来世…あったかくしたい。 全部に応えて、エリーゼちゃんの全部を拾うつもり。 もう、悲しまないで?」 (-92) 2022/02/09(Wed) 15:55:10 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要『要さまの音を聴ける日を……楽しみにしております』 前世という身で散った想いが、ここでようやく受け取られるなんて思いもしなかった。 永く歩いた足跡は、きっと無駄なものはひとつもなくて。 それはこれからも、お互いにずっとそうで。 奏でる音色はきっと、涙が出るほど、綺麗。 『私は……要さまが考えて出した答えを否定したり致しませんわ』 本当は、既に死した魂に縛られずに生き抜いて欲しいと思っているのに。 それでも縛られているのではなく、それがあなたの本意であるというのであれば。 これが幸せだというのなら。 あなたはきっと、約束を違えることはないでしょう。 ずっとずっと昔から、あなたはそうだったから。 だから私には、これを否定することなど出来はしないの。 ▼ (-93) 2022/02/09(Wed) 16:48:09 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要『要さま。 私は、エリーゼは幸せです。 今度は……要さまが、私を探してくださるのですね』 普段の棗なら決してしない女性的な柔らかな笑みを浮かべ、頷く。 お待ちしております、ともに暖かくなれる未来を。 時を超え、海を超え、例え遠くの地であっても。 約束は果たされる。 あなたは私を忘れないから。 私達が再び出会うために。 (-94) 2022/02/09(Wed) 16:50:12 |
【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗「うん、必ず。絶対… どこにいても聴こえるぐらいの音を創り出して、奏でて歌うよ。」 段取りはもう頭にある。 上手くいくかはわからない。 それでも絶対叶えられるように、頑張る。 1000年という永い時を塗り替えられるぐらい 命をかけられる程、音と君を愛したという標を残すよ。 だから、どこかで見ているって信じて、尽きるまで奏で歌い続けよう。 もう、諦めも迷いもない。 歌と奏でる楽器達に想いを乗せていいのだから。 「過去の僕が想い続けなかった分 僕はここから想い続けるよ。 受け入れてくれて、ありがとう。 永遠に、ずっと…どこまでも… エリーゼ、君を愛し続ける事、誓います。 また悠久の時を彷徨っても、見つけるから。 悲しまないで。 (-95) 2022/02/09(Wed) 17:11:45 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 3年 偉智 要永く旅をした魂が癒やされているのを感じる。 それは途方も無い約束。 今出会えていることのほうが奇跡で、叶う可能性など0にも等しい。 ……はずだけど。 何故か不思議と信じられる。 また再び、出会える日が来るはずだと。 何処に居てもきっとその音色はこの耳に届くから。 そしたら、私は走り出すだけでいい。 ―――死が二人を分かつまでというけれど、 これでは死をもってしても分かつことはできませんね? 『エリーゼも誓います。 心から、あなたという魂をお慕い続けますわ』 (-96) 2022/02/09(Wed) 17:44:39 |
【秘】 3年 偉智 要 → ダンサー 堂本 棗やっと、彼女の音が和らいだ気がする。 過酷な人生でも、この為に生きてきたと思える事がどれほど幸せか。 かの音楽家は実らぬ恋の末タイトルに女性の名を綴った。 ならば僕は、遥か遠い未来まで続く愛を綴ろう。 この想いは 永遠 だ。「うん、ありがとう。 身体が朽ちても、ずっと。永遠に。」 伝えられただろうか。 それなら、本当にあとは頑張るだけ。 諦めず、どこまでも奏でる。 死は、想いを繋ぐ為に。 生は、夢を叶える為に。 「棗くん、エリーゼちゃん。 本当にありがとう。 見ててね、誰にも負けないから。」 今までにない程の笑顔を向ける。 あまりここに留める訳にもいかないだろう。 戻ろう?と呟き、ゆっくりと歩を進めた。 (-97) 2022/02/09(Wed) 18:15:16 |
【人】 ダンサー 堂本 棗「さて、帰るとするか」 大きなスポーツバックを肩に担ぎ、建物の外へ出る。 そんなに長くここに居たわけではないのに、なんだかとても長く過ごしたように思えて感慨深い。 この一面の銀世界も見納めかと思うと寂しいとさえ思えてくるほどだ。 『棗、本当にありがとう』 「お礼言われるようなことした覚えはねーけどなぁ」 めちゃくちゃ恥ずかしかったけども。 エリーゼが長年解消出来なかった想いが届いた事は、素直に良かったと思うから。 『これから大変なのはあなたの方だけど……見守っていますわ、ずっと』 ▼ (99) 2022/02/09(Wed) 20:55:24 |
【人】 ダンサー 堂本 棗帰ったら忙しい日々が戻ってくる。 ダンスバトルは近いし、4月になったら受験生だ。 きっと目まぐるしい日常の中で、この不思議な体験を思い出すことは少なくなるだろう。 だけど俺は、この場所を決して忘れない。 それはアルバムに仕舞った写真のように、時折そっと思い出す。 それは例えば 本屋で自分が体験したかのような小説を見つけた時とか。 神社で何かをお祈りしてる時とか。 ニチアサで魔法少女が活躍してるときとか。 京都から狐が走って買い物に来た時とか。 九州までダンスをしに行った時とか。 大好きなセンパイの発表会に行った時とか。 それから。 大切な恋人に触れている時とか。 ▼ (100) 2022/02/09(Wed) 20:55:59 |
【人】 ダンサー 堂本 棗ぱしゃり。 音を立てて沢山のものを写真に収めた。 いつでもこの思い出に触れることができますようにと。 「行こう、夢彩」 そっと大切な人の手を握る。 さよなら。 いつかまた、会えますように。 (101) 2022/02/09(Wed) 20:57:16 |
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