楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。 (a18) 2020/09/24(Thu) 19:38:44 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ[ その後は ゆっくりと静かに語る>>20 彼の声音を聴きながら 弓の毛を替えていく。 繊細な作業だ。 弓のスティックの強さ、反りの深さ、 材質を確認し、 毛量と長さを1寸の狂いなく調整する。 それだけでなく、一つ一つの工程で 弓を全く傷めないように注意を払う。 毛替えの精度は音に直接影響する。 ティグレは自身の感情を込めない。 技術の癖は演奏者の引っ掛かりになりえる。 彼の声音を 彼の想いを そのままに受け入れて 丁寧に作業に行う。 スタカッートもダイナミクスも 思いのままに演奏できるように……。 ] (78) 2020/09/24(Thu) 22:21:16 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ[ >>20 「この素晴らしき出会いに感謝を」 その言葉を聞いた時 ティグレの作業は終わり 顔を上げた。 彼は優しく微笑んでいた。 改めて彼とヴァイオリンを見る。 彼はこのヴァイオリンとともに 常に自分で行き先を決め、歩んできたのだろう。 多くの感謝とともに。 ] ねぇ、自分の歩いてきた道に 後悔したことはない? (79) 2020/09/24(Thu) 22:34:16 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ[ その後だろうか、 彼からこの街一番の 音楽の溢れる酒場で演奏をすると聞いて。>>21 2日目はコンペ会場に行こうと思っていたけれど、 その前後で行くと返事をする。 ] このヴァイオリンの音を聴けるのを 楽しみにしてる。 [ 彼にそう告げた。 ]* (80) 2020/09/24(Thu) 22:38:35 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ ―― 宿『グランソ・シュトランド』 ―― 待ってない。 [ >>16 ティグレはそう言うと、 エリクソンにものとお釣りを手渡す。 彼はバネを見ていた。 彼に聞かれたなら ロビーにあるソファに腰掛けて ティグレは話を始めるだろう。 1年ほど前に この国の第三王子であるリジィが店に来たこと。 >>1:182 それからいくつかの部品を取り寄せたこと。 >>1:183 電子六弦は留学先で触ったことがあること。 >>1:137 ] (84) 2020/09/24(Thu) 23:17:35 |
【人】 楽器リペアマン ティグレアタシ、ずっと幼い頃から 楽器を作る職人に憧れてたんだよね。 じいさんなんかさ、 普段なんにも話さないのに 人の仕事は決めてしまうんだから。 勝手に決められた留学だったけど 驚くほどにたくさんの音と出会えた。 自由に羽ばたくような気持ち。 楽しかったよ。 その時を思い出すかな。 電子六弦とか見ると。 (85) 2020/09/24(Thu) 23:21:17 |
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。 (a19) 2020/09/24(Thu) 23:28:34 |
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。 (a20) 2020/09/24(Thu) 23:35:01 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ ―― 小さな楽器工房にて ―― [ 決められた道を歩き 選べなかった道がある。 常に自分で歩いてきた 彼にふと問いかけた言葉。>>79 その反響は 予想外の静寂。>>111 弓の毛替えの最中に語られた 暖かな包み込まれるような 旋律のような声音。>>20 ずっと聴いていたいと思うような 心地よい調和。 唐突に訪れた沈黙は 周りの空気をシンと引き締め 次の音が溢れ出しそうになるのを 待つように。 ] (130) 2020/09/25(Fri) 15:37:42 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ[ 彼から次に出た言葉は ヴァイオリンを演奏する話だったろうか。 >>21 彼は出会った時からずっとそうだったように 丁重に優しく微笑み、お礼を述べる。 少し目深に帽子を被り それからカタリとドアを開け、工房を出て行った >>112 ]* (131) 2020/09/25(Fri) 15:46:19 |
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。 (a32) 2020/09/25(Fri) 15:54:35 |
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。 (a33) 2020/09/25(Fri) 16:00:01 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ ―― 宿『グランソ・シュトランド』 ―― [ >>16 コンペが終わった者、明日に控える者 たくさんの演奏家が溢れる 慌ただしいロビーの中で 現れた彼の声は平然としているようで どこか強ばっていた。 「一緒に吸おうか」>>138 と出された煙草。 重い沈黙に>>140 その煙をゆっくりと吐き出して。 ] (170) 2020/09/26(Sat) 7:44:46 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ[ >>154 静寂の後、彼から紡がれた言葉。 彼に何があったのかは 到底推し量ることはできない。 だけど電子六弦との出会いが このバネとの出会いが 彼を良い道に導くように願った。 人は何かをきっかけで 最悪の道を選んでしまうことが あるものだから。 煙草の煙はそっと寄り添うように 混じり合い 消えた。 ] (171) 2020/09/26(Sat) 7:49:29 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ[ 煙草の火を消して ああ煙草を吸うならいい場所があるよ、と >>1:313あの歌声を聴いた橋を思い出す。 コンペに来た彼に そんなところに行く時間があるかは 分からなかったけど。 >>155 変な話につきあわせて悪かったな、と 彼は席を立つ。 ] いいよ。 コンペ見に行く。 [ そう言って彼と別れた。 ]* (172) 2020/09/26(Sat) 7:51:53 |
楽器リペアマン ティグレは、メモを貼った。 (a47) 2020/09/26(Sat) 9:34:34 |
【独】 楽器リペアマン ティグレ/* 終わる〜〜〜〜! このそれぞれのストーリーが終焉に向けて絡み合ってく感じたまらないなぁ……。 えっと、終わる前に中の方予想を……。 (-147) 2020/09/26(Sat) 14:31:11 |
【独】 楽器リペアマン ティグレ/* 挟まりました……。ごめんなさい!!! まず最初に分かったのは、 エヴィさんのゆきちゃん、相変わらずの人気者。 地の文が敬語っていうのは初めて見たのですが、 エヴィに合っていてとても素敵でした。 あとはエリクソンさんのゆーまんかな。 語彙力がすごい!!! リペアマンがいなかったら、楽器が壊れることはなかったんじゃないかな。ティグレを活かしてくれて、本当に感謝。 (-148) 2020/09/26(Sat) 14:35:29 |
【独】 楽器リペアマン ティグレ/* メルーシュさんはまるさんかな。 何やっても、ほんわかあたたかいログで癒される〜〜〜。 ウェールズさんは杏ちゃんかな。 ダミーのオーランジュ懐かしすぎ!と思っていたので、登場して楽しかったです! アメリアさんはなべちゃんっていうのは見学だからわかって笑 強さと弱さのある可愛らしい女の方はなべちゃんのイメージ。 ナナシちゃんが全く分からなかったのだけど、ニコロさんかな? ニコロさんは相手を立てるのがお上手で、拙いティグレはとても救われました。 (-149) 2020/09/26(Sat) 14:40:46 |
【独】 楽器リペアマン ティグレ/* メイレンさんはただただすごい! コンペにいなくてはならない存在。リジィ王子の話はティグレも使わせてもらいましたが、あのエピソード好きでした。あと「最っっっ高だわ!!」好き。 ヨシュアさんもとてもお上手! 縁故大切にされてるところが素敵でした! リペアマン中々絡みにくかったなぁと思いつつ、こんなログでも楽器のこと数時間かけて調べてた、そんな日々が楽しかったです笑 (-150) 2020/09/26(Sat) 14:45:43 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ ―― 小さな楽器工房を出て ―― [ コンペ2日目。 朝から工房はお客さんが絶えない。 国民が 王妃の誕生日を祝うこの時期。 街は大道芸や露店で賑わい>>2 たくさんの音楽とともに 多くの人で溢れていた。 ティグレは 来客の要望に合わせ音色の調整する。 故障したものは いくつものリペアの方法から その楽器に合うものを選択する。 夕頃になり店も落ち着いたころ、 ティグレは部屋に戻った。 細身のスーツを着て正装する。 前に常連の奏者にもらった招待券を 忘れずに胸の内ポケットに入れて。 ちょっと出かけてくる、と 工房にいるじいさんと父さんに告げた。 ]* (227) 2020/09/26(Sat) 18:24:36 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ ―― 宮廷 コンペ会場 ―― [ ティグレが隅の方の観覧席に座ったのは、 『30分休憩のアナウンス』が流れた時だった。 >>166 ここは普段、舞踏会が行われるという。 広いホール中に高貴な絨毯が敷かれ 上を見上げると壮大な天井画と シャンデリアがある。>>0>>1 それだけで圧倒されてしまう空間だった。 その光景に固唾を飲んでいると 突然目の前が暗くなった。>>213 ] (263) 2020/09/26(Sat) 22:32:16 |
【人】 楽器リペアマン ティグレ[ 彼らの演奏が始まった。>>230 低いグロウルに重なる物悲しげな音。 ただ細部まで趣向が凝らされ 一瞬も聴き逃せない。 全身でその音を求めてしまう感覚。 音は激しさと勢いに乗り 1つのストーリーのように 起伏を伴いながら進む。 最後の曲>>234 彼の壊れたバネから想像した ローミッドの音>>1:137 彼の暗く重い沈黙>>140 それが重なる。 だけど その諧調はまるで羽ばたくようで飛ぶようで この大ホールに、ティグレの胸に響いた。 ティグレはそれを聴き、一筋の涙を流した。 ]* (268) 2020/09/26(Sat) 22:54:35 |
(a63) 2020/09/26(Sat) 23:55:36 |
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