【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ どうしてここに、と問われるならば はてさてどうしてでしょう、と首を傾げたでしょう。 けれど腕の中に収まってくれたので そっと抱きしめながら、うたをうたいます。 どうやら人の形であることは変わりないようです。 けれど人とは違うもの? 時折口の中に含まされる、 人の皮膚の塊のようなものとはまた違った弾力を 腕の中で感じていました。ふにふに。 ……羽根?と、尾? もしや、神の御使いでしょうか。 ] (-10) 2022/05/22(Sun) 20:31:19 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音ふふ。連れ出して下さるという方は沢山いましたが きみならきっと本当に叶えてくれる気がします。 [ だから ] (-11) 2022/05/22(Sun) 20:32:32 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ どんな姿になろうと ずっとまっていましたよ。 それが死であることを 許してほしい。 ……ありがとう、だいすき。 ねえ、あなたのなまえは? *] (-12) 2022/05/22(Sun) 20:34:39 |
【独】 乙守 流歌[ かみさまにひきさかれた 数多のわたしが たったひとりだけのものになりたい、とねがう。 とっくに魂は なによりも欲深く、悪魔に魅入られている *] (-13) 2022/05/22(Sun) 20:36:44 |
【人】 乙守 流歌……ごめんね。 つぎからは、そうする、というか そのような事態にならないよう努めます [ 反省しながらも 繋がる手にとっても安心する私がいる。 潮音の手には何か幸せのなにかが溢れてるのかな。 それからバイト辞めたってきいたらびっくりはするよ。 ……あれ、そういえばどしてバイトしてたのかな? そうして相変わらずほわほわしながら、 潮音と付き合って、三ヶ月めと。 私の誕生日を迎えるんだよ * ] (7) 2022/05/22(Sun) 20:37:32 |
【妖】 乙守 流歌[ だから、こんな夢を見るのかな。 私はきちんと正しく、今を夢だと理解してる。 夢だって理解してるから逃げないのかな? もっと奥深く牙を突き立てられたのならば 私は潮音のものにしてもらえる? 痛みに耐える吐息はそんな無意識を、孕んでる。] ($3) 2022/05/22(Sun) 20:55:02 |
【妖】 乙守 流歌[ 潮音の言葉遣いが普段と違う。 夢は私の願望が反映されるって聞く。 私はこんな潮音を望んでるのかな、 そんなはずはない、だって潮音はいつも優しい。 望んでない?ほんとに? ……わかんない。 だってちょっとだけ怖いのは、本当。 ] そんなこと言わないで、 おかしいよ、……どうしたの、潮音、 夢だから……? 私がそうして欲しいって思ってるの? [ 違う、違わない?違う、 自答は頭を駆け巡って、気づけば声にもでてる。] ($4) 2022/05/22(Sun) 20:56:30 |
【妖】 乙守 流歌[ 抱きしめられた体制のまんま、 緩くなった腕のなか、 死にそうな心臓の音をならしながら、そっと 体操服を胸の上まで捲り上げる。 今日は白のレースのブラだった。 すっごく大きくもないけれど、 抱きしめられた体制でも 膨らんでるのはわかると思う。 ($6) 2022/05/22(Sun) 20:58:06 |
【念】 酒屋の息子 ヤスヒサ[彼女の躰を穢す白を喜ぶ姿に息が上がる。 おいしい、と綴る声に目を見開いてそれから年上の女性に翻弄されている自分をしる。責任を取ると自分は言った。だが、果たして彼女は取らせてくれるだろうか。深い思いは濃厚で、自分の感情に自分で振り回されている。 自分と彼女の見ている世界は違う。 だからこそ、息をあげ 濡れ染まった彼女を見て 染みついた熱を感じた] ……そうですね。 [それから、苦笑いをする姿を視線でとらえ それから横を見、小さく首を振った。一緒にという申し出に対して自分の理性が効かないのではと思うのあるけど。] (!0) 2022/05/22(Sun) 21:08:39 |
【念】 酒屋の息子 ヤスヒサ先にナナミさんが入ってください。 俺、その間に此処片付けておくっすよ。 [旦那さんが帰ってくるまでになんとかしなくちゃ。と真面目な顏をみせ、それから、官能的な姿を思い出せば、染みたシーツを撫で。彼女の頬にと手を添えた。 旦那さんが帰ってくるかも、というスリルもいい。けど彼女を困らせたいわけではないのだ。 先ほど、ねばついた精液であそび。 自らを彩った姿を思い出して 前のやり取りを蘇らせれば] そういや、おっぱいまんこなんて ……あまり言わないと思うんっすけど。 ナナミさん、今まであまり言わなかったんっすか? もちろん俺としては興奮するんで良いんですが。 [翻弄してくる彼女のどこか幼い部分 知識と行動、それらのずれを問いかけつつも、体を軽く拭い。彼女がシャワーに向かうのなら、体を気遣いエスコートしよう。もっとも場所はしらないので案内してもらうことになるのだが、彼女が自分で洗えるようなら、此方は軽くふき、汚れを落として、その間に寝室を整えるつもりで] (!1) 2022/05/22(Sun) 21:09:41 |
【念】 酒屋の息子 ヤスヒサあ、あとこれから口説いて 好きになってもらうつもりなんで 改めてよろしくっす。 [今後も頑張ります。と真剣な顏で。 シャワーを浴びて汚れを落とす彼女を見ていたい。のだけど、其処はきちんとしたところを見せないといけない。のだと、周回遅れで追いかける男は思うのだ。*] (!2) 2022/05/22(Sun) 21:11:05 |
乙守 流歌は、メモを貼った。 (a1) 2022/05/22(Sun) 21:34:03 |
【墓】 魔導騎士 テンガン・カルシャック痕をつけて、誤魔化しのような冗談を彼女に告げると 彼女にさえ理解してもらえず、苦笑いが浮かぶ。 悪い虫と言われると、たしかにそれはそう、と 強くは否定はできずにいた。 寧ろ肯定して、けれどももっと悪い虫もいると やけに冷静な彼女に言ってみるが、 どう言う反応を得られただろうか。 「黒の靴下持ってなかったっけ。 それで隠れそうだよ?」 赤く染めた痕を優しく撫でながら、 余裕そうに提案をしてみたが、 彼女の衣服を全て覚えているわけでもなく 冒険者として旅を続けている以上、 荷物を少なくするなら替えが少ない。 故に、持っていたような気がすると提案しただけ。>>+0 (+3) 2022/05/22(Sun) 21:56:41 |
【墓】 魔導騎士 テンガン・カルシャック基本的には、というより彼女が痛がるのなら やめてしまおうかと思うほど、 彼女のことを壊れやすい宝石のように扱う。 だからこそ、一緒に気持ちよくなっているのなら それでいいけれど、痛いといわれてしまえば 動くのをすぐやめて、痛くなくなるよう気をつける。 「っ、……もうちょっとだから、力抜いて?」 唇を重ねると流れるように深くなっていく。>>+1 舌を絡め合わせて、それと同じく 腰をぐっと深くまで持っていくと、 彼女の体が少し強張ったように感じられ、 唇を離して声を詰まらせる彼女を宥める。 ほぼ奥まで来ていたから、 よしよし、と彼女の頭を撫でてあげて。 (+4) 2022/05/22(Sun) 21:57:21 |
【墓】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「ん、………奥まできちゃった。 ミンの中、すっごい気持ちいいよ。 もっと動くね、気持ちよくなろ………」 奥まで到達すると額がくっつき、 彼女の腕は背中に回ってきて、頬を撫でられると その状態から少し動かずに中の様子を 身をもって体感してみれば、 ゆっくりと前後に腰を動かし始める。 可愛い彼女に口づけを何度も落としては、 可愛いね、と呟き、囁き。>>+2 (+5) 2022/05/22(Sun) 21:58:01 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「こんな大雨だし、道もぬかるむだろうから 大人しくここで晴れるまで待機兼ねて休もう。 そのほうが、風邪をひく心配もないし、 安心できると思わない?」 ソファなどの家具が殆ど残っていたことを 考慮すると、寝具もきちんと残っているとみた。>>3 それに、この濡れた服では移動もままならない。 乾かしてしまえば、晴れも呼び込みそうだと あまり分からない理論を頭の中で広げているが 彼女の手を握るとそれはすぐに止まった。 柔らかい。艶があるというか、触って飽きない。 住人がいた場合怒られた時はその時で。 (8) 2022/05/22(Sun) 21:59:21 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャックランタンを渡されたなら、ありがとうと告げて 彼女の行先を照らす役目を買って出る。 やけに何かに怖がっている彼女が 可愛いと思ってしまったのは何か彼の瞳に フィルターがあるのだろうかと考えてしまう。 「おばけは………どうだろうね?」 腕にぴたっとくっつく濡れた彼女の服、と それ越しに伝わる彼女の体つき。>>4 おばけはいないとしても、人ならざるものはいる。 それは2人の背後に、距離を置いて。 いくつか部屋を回ると広い部屋を見つけた。 寝具もあったので、この屋敷の主人の部屋のよう。 暗いままだと何かと大変かと、 魔法でつけられないかと部屋の灯りをつけることに挑戦。 うまくいったなら、良かったね、と離れようとし、 うまくいかなかったらランタンを渡して、 後でまた、と告げて離れていこうとする。 それは彼の中で最後のセーブだった。 部屋の外には、うにょ、っと何かを待つものが。* (9) 2022/05/22(Sun) 22:00:36 |
【独】 乙守 流歌/*あさきのいまのでんち 5% そういえばるかの流はながれんからとりました! などと今おもえばかなり気持ち悪い宣言をした開始時であります ほんとは違う名前でした。 ながれんのながれが流れるだと誰が言ったよ! 潮音のあさはあさ……朝がいますかもしや…… あさきは朝祈さんなんですよ……? そんなこといってたら電池が3%?どうして? (-16) 2022/05/22(Sun) 22:27:03 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[彼の言うもっと悪い虫というのは何を指すのか。 理解できないまま、瞬いてまた首を捻った。] テンガン以上にもっと、悪い虫? 居るのかなぁ……。 [うぅん、と考えてみる限りは思いつかない。 ただその悪い虫には、望んでつけられているので、 一様に悪い虫というわけではないのだけれど。 彼の手が肌を撫でれば、その擽ったさに膝を曲げる。 提案には自身も似たようなことを考えていたから、] うん、ストッキングがあるから大丈夫。 ふくらはぎどころか、太腿まで隠せるよ。 [くすりと、笑って頷いた。] (+6) 2022/05/22(Sun) 22:57:15 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ……ぁ、ん、……うんッ……、 [挿入される時に思わず力が入っていたのか、 窘められてこくこくと何度も頷きながら、息を吐き出した。 狭い膣を彼のものが時間を掛けてゆっくりと埋められていく。 言われた通りに何度も、細く息を吐き出しながら 受け入れるように意識的に力を抜いていれば、 ぐっ、と一気に彼のものが突き入れられて、 思わず、ビクンッと腰が跳ねた。] ……あぁッ、……ンッ……! はッ、……ぁうッ……、 [撫でる彼の手が優しい。頭を撫でる手に、 圧迫感に滲んだ瞳を上げて、縋るように彼に抱きついて。] (+7) 2022/05/22(Sun) 22:57:34 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[奥まで入ったという彼の言葉を聞いたら、 ふ、と身体の力が抜け落ちた。 気持ちいいと彼が言う。 そうさせているのが自身だと思えば、嬉しくて。 目尻に溜まった涙を散らしながら、緩く微笑みを返した。 中を堪能するように彼が身じろがずにじっとしていれば、 身体の奥がじわじわとうねりを見せる。 そのタイミングを見計らうかのように、彼が動き出す。] ……んぁ、ッ、ぁッ、ぁッ…… あッ、だめッ……、ゆっくり、…… ふぁッ、ぁんッ、……ぁ、ぁぅッ…… [彼の腰の動きに合わせるように次第に、上擦った声が洩れる。 リズムに合わせるように甘ったるい声が跳ねて、 降り落ちる口付けに溺れていく。] (+8) 2022/05/22(Sun) 22:57:47 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[テンガンは既にここを宿に決めた様子で。 確かに、雨は一向に止む気配はなかったし、 先を急ぐような旅路でもないので、雨の中走り抜ける必要もない。] ……そ、そっか。 じゃあ、仕方ない、のかな……。 なんか薄暗いから、私は、ちょっと怖いんだけど……、 テンガンくんは、お、おばけとか平気な方……? [ここを宿にすることは了承したものの、 無駄に広い館に二人きりというのは、妙に不安でもある。 だって、なんか出そうじゃないですか?ここ。 思わずテンガンの手を握り込むにも力が入ってしまう。] (10) 2022/05/22(Sun) 22:58:05 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[言葉を濁されてしまえば、余計存在するのではないかと想像してしまう。 ぶるっと身体を震わせて、思わずぎゅっと彼にくっついた。] ……や、やめてよっ……。 本当に出てきたら、どうするのっ……!? 話題にしてたら出るっていうし、 やっぱり、この話やめよ、ねっ……!? な、なにか明るい話とかしないっ? そうだ、今日の晩ごはんとか、どうしよっか? テンガンくんは、食べたいものとかある? [慌てて話題を変えながら、努めて明るくなりそうな会話を向ける。 背後に何かが存在するとは気づかない。 というか、振り向きたくなくて必死に彼に視線を向けた。] (11) 2022/05/22(Sun) 22:58:15 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[寝室はゆったりと広いスペースに大きなベッドが置いてあって、 彼が魔法で灯りを試してみれば、精霊が上手く反応を示して ぽう……と、薄暗い部屋に灯りが着く。 灯りがついたことで一瞬、安堵を覚えて腕の力が緩んだが、 離れていこうとする彼を見ると、 つい追い縋るように、ぐっと腕を取って引き止めた。] ……えっ、どこ行くのテンガンくんっ!? どっか行っちゃうの……!? [こんな場所に一人で置き去りにされたくなくて。 不安を隠せずに見つめてしまう。*] (12) 2022/05/22(Sun) 22:58:26 |
【人】 インタリオ[ 人に落とされることを許されなかった翠の星が、 悪魔の導きで闇の中へ堕ちていく、沈んでいく。 深く、深く、最奥 へと。 人の世で朽ちる権利を手放したのは魔術師本人の意思だ。 ] (13) 2022/05/22(Sun) 23:00:12 |
【人】 インタリオ[ 意識を取り戻した魔術師は、星一つ無い宵闇の空の下にいる。 視界の殆どが黒で構成されていた。 古びた作りの館の玄関に灯る翠色のランプだけが、 彼の視覚を保証する灯りとして存在している。 倒れていたのは敷地の中、振り返れば門は既に閉じられている。 その向こう側は魔術師の視界では何も見出すことは出来ない。 ――――暗黒の裂け目が口を開くばかりである。 庭園に植えられた葡萄の木の群れはどれも葉一つ付けず、 幹の形すらねじ曲がり歪んでいるというのに。 血のような鮮やかな色彩を持った鈴成りの実りを誇っていた。 遠くから見ればそれは、 巨大な赤蛇が木々を取り巻いているようでもある。 ] (14) 2022/05/22(Sun) 23:00:28 |
【人】 インタリオ[ それがかの悪魔の領域。地獄の最下層ゲヘナ。 魔術師がかつて過ごした館を取り巻く風景。 重厚な作りの両開きの扉は解き放たれたまま、 仔が自身の意思で踏み込む時を待っている。 何もかも、かつてと同じだ。 誘われるままに行動したのなら、背後でそれは重く閉まり、 外観よりも更に広い館の玄関ホールが迎えてくれる。 高い天井も壁も床も、全てが材質不明の黒色で 点々とあの灯りが吊るされている。 外と違うのは、数多の芸術品が彩りとなっていることである。 ] (15) 2022/05/22(Sun) 23:00:42 |
【人】 インタリオ[ 艷やかな黒のコンソールテーブルに置かれた壺は、 海のような碧を金の装飾で縁取られている。 時折不規則に波打ち、紋様は一定に留まらない。 壁に掛けられ翠色に照らされ、妖しげな雰囲気に見せる絵画たちは 薔薇園、雪原、何処かの都の風景、描かれたものは様々。 まるで額縁が世界の覗き窓かのように、 花弁が、雪煙が、行き交う人々の髪が風に乱され常に動きがある。 天井を見上げたのならそこにあるのは、 貴婦人のドレスのように優雅な広がりを持ったシャンデリア。 決して落ちはしないまま、踊る如く緩やかに回り続けている。 両階段の合間に置かれた振り子時計は、時を刻んでいない。 しかし、白蝶貝のような光沢を持った振り子が揺れている。 それすらこの館に飾られた美術品のごく一部でしかない。 ] (16) 2022/05/22(Sun) 23:00:56 |
【人】 インタリオ「全部オレが作ったんだ」 [ ゲヘナへと少年を連れ去って以降、 人が変わったように“態とらしいほど”優しく振る舞い始めた悪魔は 使用人など存在しない為に館の主でありながら自ら動き あちこちの品を説明しながら案内し、そう楽しげに語った。 ] 「お前はね、もう美品にはなれなくなってしまったんだよ」 [ 全ては不幸な人間の魂を地上から連れ去り、加工したものであると そう愉しげに嗤い、耳元で囁いた。 天には昇れず、意識無きただの物にもなれない。 それがお前の選んだ道であると、教えるかのように。 ]* (17) 2022/05/22(Sun) 23:01:13 |
【鳴】 インタリオ[ 実のところ、悪魔は少年に大した期待をしているわけも無かった。 駄々をこねたり帰りたいと泣き出したのならば、 適当に遊んで飽きた後、相応の使い道に回すつもりだった。 それでも時間を掛けることにしたのは、 間違えてもあの拙い誘惑に揺かされたからではない。 空腹に任せて悪魔すら喰らおうと思い至り、 敵わぬと思いながら他害行動をやめられなかった。 少しも悪びれることも無く、更に交渉まで仕掛けてきた。 そして何よりも、あの日々の中彼は―――― もう既にこちら側なのは確かだったから。 ]* (=0) 2022/05/22(Sun) 23:01:36 |
【人】 落星 クロウリー[かつての少年も、魔術師も 気づけば冷たく黒い石畳の上で光亡しの空を見上げていた。 立ち上がり、辺りを見渡してみる。 暗色の世界を彩るのは、不気味な葡萄の樹の紅と灯る翠のみ 風一つ無い箱庭は、何一つあの頃と変わっていない。 神に呪われ墜とされた楽園の成れの果てのようだ。 館に背を向けて、門構えの方へと向かうことはしない 見通せない闇が広がり、奈落の大口が開いているだけと知っているから。 ──誘われるがままに中へと踏み込んでも、同じことかもしれないが 自ら捕食者の口に飛び込む餌たる弱者である点においては。 しかし、他の選択は赦されていなかった。 他ならぬ過去の私自身が、望んだことなのだから。] (18) 2022/05/22(Sun) 23:12:51 |
【人】 落星 クロウリー[故郷の跡地で語った身分不相応で背伸びをした口説き文句は、 失敗したと言うのが正しいのだろうが、私は確かに彼の地へ招かれた。 夜を骨組みに建てたかのような館の異様さに緊張した。 そして、幼子の見せた歪みを一笑し、 視覚と聴覚から立場の差を伝えた悪魔の変化に惑いながら。 一方、農村育ちが見たことがあるわけもない数々の芸術品に目を丸くし その美しさと不可思議さに惹き付けられ、 ありもしない時間を忘れて夢中になっていた。 その心を我に返らせたのは、忘れかけた現実を再び認識させたのは 黒い館を飾る眩い数々の品に纏る、思いも寄らない真実と。] (19) 2022/05/22(Sun) 23:13:08 |
【人】 落星 クロウリー「なれなくていいです。だって、僕は生きますから」 「その為に貴方は、僕をゾラですらなくしたのでしょう?」 [驚きに見開いていた目をふっと細め、嗤った。 そんな様子には僅かに顔色を窺うような様子が見て取れるが、 本質的にはあの時見せた笑みと変わりない。 貴方が厭い、奪った名前。名無しであれと定義されたことを受け入れた。 黄金の夜明けは、地獄には訪れないのだから。] 「でも、貴方のことはなんと呼べばいいの?」 [ろくな教育も受けていない子供、拙い敬語は崩れて これからの生活を思い、必要であろう問いをする。 首を傾げる仕草にばかり、健全な幼さの名残が乗った。 御主人様、悪魔様? 執事になるわけではないし、後者は少し滑稽な気もする。] (20) 2022/05/22(Sun) 23:14:48 |
【人】 落星 クロウリー[かつて信仰した神の子供達の真実の姿に失望し、 そんな者達の為に、彼らの同胞として死ぬことを止め 道理の外の存在に傅いて、地獄に落ちても生きることを選んだ子供。 強欲で傲慢で、暴食的に生存本能を満たそうとしていた。 全てを失った後残った欲求こそが、全てだった。 だからこそ悪魔は、美しさを宿さない魂を拾い上げた。 しかし、永きに渡り歴史を渡り続けた今かつての自分を思うと その選択はあまりにも── 永久の踊りを強いられる貴婦人を見上げ、少しの間思考が巡った。*] (21) 2022/05/22(Sun) 23:15:34 |
落星 クロウリーは、メモを貼った。 (a2) 2022/05/22(Sun) 23:19:30 |
【人】 インタリオ[ かつて貴婦人の下で仔を出迎えた悪魔は、 その時の様子と、案内の途中の対話から>>20 彼の変化に目敏く気づき、それを快いものと認識した。 思ったよりは賢かったらしい。そうでなくては、と。 何度教えても立場も理解出来ない莫迦な仔共は要らない、 しかし、萎縮し自我も欲も失った唯の奴隷はつまらない。 無論、人間の倫理に基づき芸術品について語るなどは論外だ。 ] 「いいよ、君が過ごしやすいように教えてあげる」 [ 一先ず、何も教えられず切り捨てられる可能性は無くなった。 そして少しばかり、悪魔の機嫌は良くもなっていた。 召喚儀式を行ったわけでもない、今も何の力も無い仔 気に入られるように振る舞うことは大切だ。 弱者は強者を愉しませることでしか生き長らえられない。>>1:32 望むものを与えられることもまた、同じく。 ] (22) 2022/05/22(Sun) 23:41:46 |
【人】 インタリオ[ かの装身具の原型を此世に生んだのは人間。 悪魔信仰に傾倒した貴族に召喚された悪魔は、 思うがまま国を動かす手伝いを陰から行っていた結果 どうにも契約関係を越えて傾倒されることとなり。 貴族は抱えの芸術家に悪魔の姿を写し取らせようとしたが、 見えぬ者、見えても狂う者が多く。 最後に残り上手く働いたのは若き彫刻師であった。 ゲヘナと悪魔自身を取り巻く事情により 正しく召喚を行った上でも行動制限が多く、 人間に智慧を与えることを主軸とせねばならなかった。 しかし、 装身具と自己を定義で繋ぎ、魔術を志す信仰者らに与えることで 体現は容易に変わっていく。 そうして、より多く材料調達が可能となり 代わりに増えた期待に応えない魂は、 悪魔の姿を沈み彫られた幾つもの装身具へと化すようになった。 それはさながら神僕が十字架に縛られる様を揶揄するように。 ] (24) 2022/05/22(Sun) 23:43:50 |
【人】 芸術の悪魔 インタリオ[ さて、それから生活は始まった。 永久に闇に閉ざされ季節も時間も近づけない館の中、 誰が作ったかも分からないパンと温められたワインを与えられ、 少年は様々な学びを館の主から授かることとなる。 神の手の外にある術の取り扱い方、同胞との接触方法 人の世で生きる為の様々な教養に、教会を否定する新たな教え 他者に好ましく受け取られる振る舞いと、己を偽る演技 自分に火の粉が掛からぬよう潜むやり方も、駒を動かす方法すらも。 いかに人外が世界の歴史に干渉していたのかも。 全て悪魔が授けたものであった。 そうして過ごす日々の中、 少年の肌は滑らかに健やかさを取り戻す代わり、白く変わっていき 短い髪に宿していた万緑の色は 冬を目指すように枯れ色に近づいて、瞳に残るのみとなった。 ] (26) 2022/05/22(Sun) 23:45:06 |
【人】 芸術の悪魔 インタリオ[ 立ち竦む彼を迎える姿は無く、館は静けさを保っている。>>21 どれ程思い出に浸っても、美術品を眺めても変わらない。 もしあの頃の生活を覚えているのならば、 こんな時どうすればいいのか魔術師には分かるだろう。 灯る翠を辿った先にある食堂から、食料庫へ。 幾つも保管されたラベルの無い赤ワインの瓶の一番奥の品。 グラスと共に抱え左側の階段を上がり、 首と左手薬指が欠けた花嫁の彫刻の前で曲がり 最奥のその部屋――――彼の書斎で悪魔は待っている。 さて、その道筋で魔術師は気づくだろうか? 美しい品になる魂を求め、幾度も人の世へ体現する悪魔の館。 かつて無かった美術品が増えている一方、 存在していた筈のものが消えてもいるということを。 ]** (27) 2022/05/22(Sun) 23:45:28 |
芸術の悪魔 インタリオは、メモを貼った。 (a3) 2022/05/22(Sun) 23:46:27 |
【妖】 甲矢 潮音[自らの願望だけ伝える。] ……それは、どうだろうね。 でもね、僕の方は、そうしたいと思っているよ。 [きみは自分で決めて良い。 それが僕と同じじゃなくたって、 僕の欲望すべてを受け止めてくれなくたって、 僕はきみをすきじゃなくなったりしない。 僕もきみに嫌われるのが怖くて。 夢の中じゃなきゃこんな風に触れられない。 離してあげることなんか絶対に出来ない。 僕はきみが、きみだけが、すきだから。] ($9) 2022/05/23(Mon) 0:12:38 |
【妖】 甲矢 潮音[ゾクゾクゾク、って、背筋に痺れが走る。 嗚呼もう、なにその顔。その声。 ……かわいすぎるにも、程があるでしょぉ?] 〜〜っ、 はァ …………ごめんね、恥ずかしい? 嫌だった? [昂りを抑え込み、努めて優しく問いかけつつ 右手で頬に触れて、こっち向かせて。 目許に唇を寄せて涙を吸い取っていった。 なんてきれいな涙だろう。白い肌も。 もっと見たい。 ] ($12) 2022/05/23(Mon) 0:14:45 |
【妖】 甲矢 潮音[僕って本当に、駄目な彼氏だ。 大事な彼女を泣かせて、悦んでるんだから。 嫌われたくない。好き。大好き。 でも、もう少しくらいなら────……、 と、次のお願いをしかけたとき。] ($13) 2022/05/23(Mon) 0:15:19 |
【人】 甲矢 潮音── 現実 ── (もう、良いところで……ッ) [マンションの前を通り過ぎていく音に 僕は慌てて夢の中から出た。 流歌の目が覚めちゃうじゃないか! 幾ら互いの部屋を出入りする仲でも 深夜の入眠中の不法侵入は、流石に。] (28) 2022/05/23(Mon) 0:15:40 |
【人】 甲矢 潮音[ベッドの上の流歌がもぞりと動いた気がして、 開けたままにしてた窓から飛び出す。 窓を閉める余裕も振り返る余裕もなく 漆黒で羽搏いて自分の部屋のベランダへ。] (29) 2022/05/23(Mon) 0:15:49 |
【人】 甲矢 潮音はーー…… [自分の部屋の中で深く息を吐いた。 ……見られた? どうだろう。 寝返りを打っただけかも知れない。 もう一度吐いた。 ちょっと、熱くなりすぎた。 幾ら夢の中でも、余りやりすぎたら 嫌われてしまうかもしれない。 それは困る。死んじゃう。死ねないけど。] (30) 2022/05/23(Mon) 0:19:05 |
【人】 甲矢 潮音[────反省。 夢の中に入るのは、暫く控えよう。 顔を合わせた時は何事もなかったように振る舞おう。 ……そう決めたけど。 流歌の方は、どうだったかな……。*] (31) 2022/05/23(Mon) 0:21:40 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[体の相性も合うけれど、好きだとか愛してるの延長線上にある盲目気味の自分を、彼の虜だと表現したつもりでいた。誤解を招きかねない文脈だったと思い至らないが、嘘偽りない本心とはいえ、陳腐にも聞こえる台詞を紡いだ自覚はあった。 それを笑う訳でもなく、彼が黙ったまま動きを止める。 一体何を考えているのか、……そもそも聞こえていなくて呆けているだけなのか、考え得る可能性が浮かんでは消えていく。話したいから口を動かすのに、頭を働かせた彼の思考がどこに転ぶのか予想出来ない。 頭の中を覗くことも、思考回路を手繰ることも。 誰にも出来ないと分かってはいる] ふ、……はあっ、はは……駄目なのか。 でも君も、自分で……っ動いてる、だろ? 馬鹿になってる瑠威も可愛いから……、 ……もっと馬鹿になってくれよ。 [少し腰を揺する度に、途切れ途切れの甘ったるい嬌声が彼の唇から溢れた。素直に快感を得ようとして子供のようにぐずる姿が、可愛くて愛おしくて、同時に安堵を覚える。彼につられて馬鹿になった素振りで、弾む息に機嫌良さげな笑い声が混じった。 実際はセックスを始める前──そもそも転院する以前から。とっくの昔に、自分はある意味馬鹿になっているのだが] (*0) 2022/05/23(Mon) 0:33:16 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[ぐずる彼が可愛いとは言っても、意地悪く与えずにいられるほど歪んでいなければ、もっと奥まで繋がりたいのは私も同じで。涙声を口付けで塞ぎながら侵犯を深めて腹の奥を抉り、欲望に従って彼の言葉に応えた。 彼の痴態でどろどろに頭が溶ける。 自制心や理性が削ぎ落とされた後に残ったのは、彼の胎内の最奥で果てたいという原始的な欲求で。男だから孕みはしないのに中に注ぐことしか考えられず、思考の破綻を自覚出来る余裕もない] っは、…………あぁ、 私も────、 [ほとんど意味のある音を発せないで、嗚咽の断片めいた声を殺す。絶頂への階段を駆け上がるように律動を早め、震える背中を抱き締めた。どくりと脈打った熱が吐き出す白濁を、一滴残らず絞り取るような容赦無い収縮の余韻が続き、堪らず呻く] (*1) 2022/05/23(Mon) 0:33:41 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[びくびくと打ち震える脈動を埋めたまま、荒い呼吸を繰り返す。満ち足りた感覚と、どっと押し寄せてきた疲労感が心地良い怠さを運んで来る。重い腕を彼に巻き付けて、寄り添ったまま暫くは呼吸を整える] はあ、…………っは、ぁ……、っ …………だいじょうぶ、か? [あまり大丈夫だとは思えないけれど、働かない頭で言えるのはそれぐらいで。口付けようとするが、ぐったりと項垂れているなら首筋あたりに唇を押し当てて。 細い身体を支えながら、ゆっくりとシーツに横たわらせようとする] (*2) 2022/05/23(Mon) 0:34:00 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[身体は疲れているのに神経は昂っていて、思い出したように睡魔が凭れかかって来るのに、頭は冴えているような妙な感覚。長年片想いしていた相手と結ばれたのだから、興奮が落ち着かないのも無理はないのか。 と、そこまで考えて何か引っ掛かる。 ……私達は結ばれたのか? 彼の「好き」を疑う気持ちはないのだけれどまだ実感がない。 掴み所のない幸福感を抱いたまま、ぼんやりと彼の顔を眺める。こういう時、世の中の人達はどんな会話をするんだ。そもそも会話より休ませた方が良いんじゃないか……、そういえば左手は? 今までずっと意識の外だった怪我を、今更思い出す。 彼の左手を掬い、腕の傷を目視で確認して] ……無理させたな。君は休んだ方が良い [何か話し掛けられれば答えるけれど、ぐったりした様子なら そう声を掛ける。頭を撫でようとした色々な体液塗れの手が宙を彷徨い、やがて下す。代わりにキスをして薄ら口角を持ち上げる。 結局歯止めが効かなくて加減出来なかったし、腹の中には精液が入ったままだ。かなり負担をかけてしまった。彼が眠るまで横にいるつもりで隣に並ぶ*] (*3) 2022/05/23(Mon) 0:34:16 |
【独】 乙守 流歌/*個人的なことをいいます それはとても……、魅力的。 ↑いいかたがいちいちえっちですき 嫌われたくなくて……嫌いにならないよ んー、 これは実は決めていますが 続きする (-20) 2022/05/23(Mon) 0:47:50 |
【独】 芸術の悪魔 インタリオ/* 村名はこんなに爽やかなのに、悪魔と闇の精霊と正体不明の黒い翼の持ち主がいる 地獄で皆でオフ会しよ。オレの館でパーティーしよ! [※冗談です] (-21) 2022/05/23(Mon) 1:01:04 |
【独】 眼科医 紫川 誠丞/* みなさま芸が細かくて、あと趣向が違って面白い。 あとメモ貼るの忘れた……すみません…… そして読み返して、 るいるいかわゆ……ってなった(語彙力の敗北) (-23) 2022/05/23(Mon) 1:15:49 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 可愛いなんて母以外に久々に言われた。 母に一瞬意識が向きかけて一気に萎みそうになる気持ちを 可愛いの言葉だけに向けて引き戻す。 今この人に俺は可愛く見えてるのか。 昔の印象のまま固定されているにしても 昔だってそう幼くはなかった筈なのに。 如何して大の大人の男が可愛く見えるやら なんともおかしな話だと思うのに 何故だか悪い気はしなかった。 嫌な気分ではなかった。 どんな評価であれどんな見解であれ 彼に与えられるものなら、なんだって。 あの頃も今も変わらず彼が好きな証明なんて それだけで足りるだろう。 あと男に抱かれてるのも。 こんなに気持ちいいって知ってたとしても 彼以外になんて、考えるのも嫌なのだから。 ] (*4) 2022/05/23(Mon) 2:17:34 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 興奮の滲む彼の荒く艶やかな呼吸の音。 潤いも足さずに交わる結合に女を抱く時のような水音はなく 汗に湿る肌同士が当たる音と軋むベッドの音が耳についた。 馴染みのある分かり易い快感を以て 欲望の弾ける瞬間へと向け急速に駆け上がりながら 覚えたばかりのまだ不慣れで、 それなのに強烈な心地よさを同時に味わわされて 頭が、混乱する。 男として生きてきた自分の体を作り替えられるような おかしな錯覚に酔い痴れて。 あとを追うように限界を訴える彼の声にぞくぞくと 絶頂の余韻とは違う法悦が駆け抜けて 熱いものを吐き出すさなかの体を休む間もなく 断続的に攻められ、声にならず吐息の音だけで喘いだ。 気遣いや手加減を取り払ったような力強い抽挿に 彼が彼だけの快感を求めて動いているんだと理解して 彼の欲をこの身にぶつけられ受け止めているんだと思えば 訳のわからない感情が込み上げてきて堪らなくなった。 愛おしさと呼ぶには如何にも狂暴で酷く淫らな。 言い表す言葉は見つけられる気がしない。 過去に抱いた女が興奮を煽る為紡いだ言葉が頭に浮かんで 「なかにだして」と強請った気がする。 彼を悦ばせるためではなく純粋に自分がそうされたくて。 きちんと言葉になった自信はない。 ] (*5) 2022/05/23(Mon) 2:20:14 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 元より入口の皮膚以外殆どが感覚を持たない内臓での交わりだ 中で震える感触も、吐き出された実感もまるでない。 けれど抱きしめられ重なる身体の震えと 生々しい呻き声に彼の絶頂を知る。 体はすっかり疲弊しきって重力が倍に感じるし ぜぇぜぇと繰り返す呼吸の音は耳障りで息苦しく もう指一本動かしたくないのに、興奮が醒めない。 熱くて、暑くて。 張り付く重たい身体が苦痛なのに心地よくて 離れがたくて背中の後ろに体重を預けようとすれば 未だ繋がったままのものが角度を変えて小さく呻いた。 え?萎えてないの?何故? いや、俺もだな?俺もだったわ。何故。 もうなにを考えるのもだるくて 疑問は浮かぶ傍から投げ出した。 重力倍増しに感じるクソ程重たい腕を死ぬ気で持ち上げて 首筋にじゃれついてくる頭をベタつく手で構わず撫でた。 何も考えない頭で、理由もなくそうしたかったから。 ] (*6) 2022/05/23(Mon) 2:20:53 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 気遣いの戻ったやり方で、すっかり弛緩した体を シーツの上に横たえられる。 死ぬほど疲れていたので逆らわず手伝わず体を預けた。 気遣うならまず抜けとは思ったが言わなかった。 離れたくなくて、言いたくなかったので。 予告通りに汗だくになった身体に 乾いたシーツの感触が心地よくて もぞもぞと蠢き湿っていない場所を探す ] ────、…───……、……っ、…… ……しにそ、……むちゃくちゃ、きもちよかった。 [ 遅れた返事を漸く紡げば、緩みきった口から涎が垂れかけて 垂らしてももう今更どうでもよかったけど 死ぬほど喉が渇いていたので無理やり飲み下す。 みずほしい。けど、いいたくない。 動きたくも離れたくもなかった。 ] (*7) 2022/05/23(Mon) 2:22:40 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 動きたくも離れたくもない、けれど 顔を見るためのろのろ体を捻れば 彼が出した分だけ多少の滑りを取り戻した中から ずるりと半端に彼が腹圧で押し出されて 強制的に味わわされる排泄と殆どおんなじ原始的な快感に ぞわぞわして戦慄きながら、ぅ゙あ゙とか色気の欠片もない なかなかにひどい悲鳴をか細く溢れた。 ぜんぶ抜けてないから まだこれを味わう事になるのがわかってしまう。 離れたくない以上の嫌を突きつけられて はふはふ喘ぎながらも 当初の目的を成し遂げるべく彼の顔を見る。 ひどく疲弊しきった顔はそのままに目だけギラギラしてる。 これは徹夜が過ぎて疲弊し過ぎたが為に分泌された 脳内麻薬でおかしなテンションになってる顔だ。 ] せんせぇも……誠丞さんも、きもちよかった? 満足したならねなよ。 ひっどいかおしてる。 (*8) 2022/05/23(Mon) 2:25:05 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 抜いて離れるのも、抜ける感覚も嫌だけど 半端な今の状況が、なかなかやばいとこを押してることに ばきばきに勃起しだす自身でもって察して、 意を決してずるりと完全に引き抜いた。 ずるりと内臓を道連れにするみたいに出ていくのが 気持ち悪くて気持ちよくて え゙だかあ゙だかわからない音で呻いて 謎の情けなさに泣き出しそうになりながらも 重い体を引きずって完全に向き直る。 どろっと産み出された直腸温度にほかほかになった 彼のやつを、そのままでは気持ち悪かろうと その辺のシーツを手繰ってかなり適当に拭いてやった。 自分の尻も気持ちわるいけどこっちは シーツで拭くのが流石に躊躇われてそのままに。 布団でもかけてやるべきだけど これ以上一切動きたくないし暑いので 寄り添うだけにしておいた。 いろいろ考えなきゃいけない面倒なことが かなり、だいぶ、残っている気がする けれど、眠って起きたあとの自分に ぜんぶ押し付けることにして。 ねなよ、おやすみ、を繰り返し 彼が目を閉じるのを見守ってから、自分も目を閉じて 泥のような眠りにずぶずぶと沈んでいった。* ] (*9) 2022/05/23(Mon) 2:27:27 |
【人】 転生者 アウローラ―― 数日後/学園内にて ―― [ それから数日後。 体調のほうはすっかり良くなった。 彼にも言われたけれど、 自分でも気づかないうちに無理をしていたみたい。 彼が部屋から消えた後、寮母さんが呼んでくれた お医者様からは結構なお叱りを受けた。 それから二日ほど休養を取ってから 授業に出てみれば、早々に積み上がっていた 課題の山を頂くことになった。 それをなんとか ――だけど無理のないペースでこなして―― たった今、最後の課題を提出し終わった。 ] (32) 2022/05/23(Mon) 5:17:05 |
【人】 転生者 アウローラ[ 失礼します、と 教授室の扉の前で一礼してから 足早にその場を離れていく。 ] アルカード、いますか? [ 人気のない廊下まで出たところで 小さな声で、彼の名前を呼ぶ。 姿は見えなくても、彼はいつだって傍にいる。 とはいえ彼がどこから姿を現すかは いつだって全く予測がつかないのだけど。 時に部屋の隅に横たわる影から、 ある時は至極普通に部屋の扉の向こうから 或いはわたしの影そのものから。 最後のは以前実演されたときに 流石に心臓に悪かったから、 正直、多用はしないでほしいのだけど。 ]* (33) 2022/05/23(Mon) 5:21:22 |
【人】 闇の精霊 アルカード呼んだか、曙の子。 [ 呼ぶ声に応じて姿を現す。 直近、娘の影から直に姿を現したときに 頬を打たれこそしなかったが涙目で抗議された故、 今回は普通に背後の中空からすぅと姿を現した。 ]* (34) 2022/05/23(Mon) 5:29:06 |
【人】 転生者 アウローラ[ 人の背後へふわふわ浮かびながら現れるのは どう考えても普通じゃないです。 ] …もう! その呼び方はやめてくださいって 言ってるじゃないですか。 [ わたしの名前は、 どうやら女神様の名前から取られたみたい。 「夜明け」を意味するその名前は あのゲームのタイトルにも通じていて、 我ながら可愛らしいと思う。 でも日本人としてはやっぱりその呼び方は お相撲さんみたいであまり好きじゃない。 (その人に非があるわけではもちろんないけど) ] (35) 2022/05/23(Mon) 5:35:24 |
【人】 闇の精霊 アルカード[無論、覚えている。>>36] お前こそ、あのとき我がなんといったか 覚えていないのではないか? 我は確かに、約束したぞ? [中空に浮かんでいた身体を、音もなく床へと降り立つ。 ついでに軽く、娘の額を指先で軽く小突いてみせてから、 此方を見上げる娘の瞳を、頭一つ上から見下ろして笑った] そもそも、娘よ。 我はお前の望みを叶えるためにここにいるのだ。 [無論、忘れたわけではあるまい?] (37) 2022/05/23(Mon) 5:39:12 |
【人】 転生者 アウローラつめた…っ。 [ 堪らず額に手を添えて。 面白いものを見た、と言わんばかりの すっと細められた眼差しに ほんの少しだけ、恨みがましい視線を送る。 あと、曙じゃなくて名前で呼んでほしいって言ったら ちゃんということ聞いてくれるのかしら、この精霊さんは] (38) 2022/05/23(Mon) 5:40:50 |
【人】 転生者 アウローラもう…。 でも、よかったです。 じゃあ、一度部屋に戻って着替えてきますから。 あとであの図書館で落ちあいましょう。 [ 頬の温かさと緩んだ表情はきっと隠し切れないまま 彼の返事を待つより先に寮のほうへと歩を進めた。 誰かと一緒にどこかに出かけるなんて まるで夢みたい。 この学園に入学して以来、今までずっと、 誰かと仲良くなることなんてできなかったから。 ] (39) 2022/05/23(Mon) 5:42:20 |
【人】 転生者 アウローラ[ この学園に入学してから、 攻略対象ではない、他の人たちとも、 自分なりに仲良くなろうと努めてきた。 でも、いつも上手くいかなかった。 どうしてかはわからないけど、 誰かと少し仲良くなるたび、 どこからか噂が聞こえてきては 周りの人たちから距離を取られる。 攻略対象ではない人たちですら そういう状態だったから。 ―――…だから、気がつくといつもひとりだった。 わたしは、不器用な人間だから。 気がつかないあいだに、他の人たちが嫌がることを してしまってたのかな、って。 そう思うと、とても怖くて、 同時に今その場にいることが申し訳なくて、 とても悲しかった。 ] (40) 2022/05/23(Mon) 5:44:52 |
【人】 転生者 アウローラ[ でも、今は違う。 わたしは今、ひとりじゃない。 たとえ、彼が人間じゃないとしても。 いつか世界を滅ぼす存在だったとしても。 わたしは、彼の友達でいたい。 それは、ただ、わたしの傍に居てほしいとか そういうことだけではなくて。 …彼にも、知ってほしいと思った。 この世界が、嘗ての「私」が愛した世界が、 とても美しいものだということを。 学園の背景も、イベント毎に変わる街並みも。 この世界でわたしが見て、聞いて、触れてきた、 いろいろなものを、彼に見せたい。 彼と一緒に、思い出を共有したい。 今のわたしには、そんな夢がある。 ] (41) 2022/05/23(Mon) 5:46:20 |
【人】 転生者 アウローラ[ そうして、部屋に戻って私服に着替えて 準備を終えたところで そのひとの姿が遠くに見えた。 ] ……あ。 [ ちょうど午後の授業に出るところだったのか。 友人(取り巻きなのかもしれない)に囲まれながら 廊下を歩いてくるマティルダ。 その友人たちのなかには、 以前わたしから距離を置いた人たちもちらほら。 ] …………。 (42) 2022/05/23(Mon) 5:47:09 |
【人】 転生者 アウローラ[ その親しげな様子に、少し、胸が痛んだけれど。 それでも、彼らと廊下をすれ違ったときは 廊下の端へ寄せて、彼らにカーテシーをする。 わたしと彼女たちの身分を考えればそれが正しい。 ] ……。 [ 頭を下げようとした一瞬、 此方に気づいたらしいマティルダが 目を見開くのが見えた。 まるで、なにかに驚いたように。 わたしの傍を通り過ぎるそのとき、 「どうしました?」なんて、彼女の友人たちが 声をかけているのが聞こえたから …たぶん、気のせいではないのではないかしら。 「なんでもない」とマティルダが友人たちに応える、 そんな遣り取りが少しずつ 遠ざかっていくのを確認してから顔をあげる。 さっきのマティルダの反応も 気になるところではあったけど。 今はそれより彼の待っているであろう、 図書館へ向かうことを優先しよう。 ]* (43) 2022/05/23(Mon) 5:49:47 |
【妖】 乙守 流歌[ 少し怖かった潮音の口調が ちょっとだけ いつものに近づいた。 相変わらずシチュエーションは なんというか、そう、 日常の舞台なのになんだかそう、 ……えっちなかんじにみえちゃう。 夢の潮音は願望なの?って聞いても そうだよ、って言わなかった。 否定も肯定もないところが 妙に現実的で、……だから余計に混乱する。 ] ($15) 2022/05/23(Mon) 7:45:14 |
【妖】 乙守 流歌[ 潮音が願ってくれてるの? ……ねえ、ほんと? 恥ずかしい。死んじゃいそう。 夢の中だからきっと、こんなことしちゃうんだ。 怖い。 ……こわい、潮音が、 ……こわい、わたしが どうして泣いてるかわかんない。 ううん、恥ずかしすぎて死にそうなことはわかる。 くちびるが涙を拐ってく。 だから私、目をとじたの、―― ($16) 2022/05/23(Mon) 7:45:53 |
【人】 乙守 流歌[ 何かを思い出したように起き上がって 机にむかった。 寝てるあいだに壊しちゃやだから 普段は外してるお揃いのブレスレットを身につけて。 窓はあけたまま、 再びベッドに横たわる。 外から見えてるものは、きっとない。 ……よ、ね? ] (46) 2022/05/23(Mon) 7:49:24 |
【妖】 乙守 流歌[ 眠る時にパジャマの下にはブラ付けない派だから 少し捲れば簡単に肌は露出してしまう。 夢でみたもののように、 夢の続きのように、パジャマをゆっくり捲り上げた。 夜風に晒された胸の先はつんと上を向いてる。 お風呂に入ったり着替えたりするし 自分の裸なんて見慣れてるし、……何もない。 筈なのに。 どうしよう、すごくイケない事してる気がする。 壁を隔てた隣の部屋は潮音が居る。 ……よね、さっき見たのは潮音、じゃないよね。 ブレスレットを身につけた手で、 自ら露出させた場所を隠すように触れた。 ] ($18) 2022/05/23(Mon) 7:50:49 |
【妖】 乙守 流歌潮音……っ [ 窓開けて、浚いに来てくれないかな、 ……動かしたつもりなかったのに、少し指が動いたら 変な気持ちになってきちゃった。 ……潮音、私と、えっちなことしたい、って ほんとに思ってくれるのかな? ブレスレットの無い方の手で、ぱんつ越し 少し濡れてる場所に、触れる。 ] ($19) 2022/05/23(Mon) 7:52:09 |
【人】 乙守 流歌……はわーー ……なにやってるんだろう…… [ とたんに凄く恥ずかしくなってしまって もうそれ以上はしなかったけど!!! 窓はちゃんと閉めて、おやすみ。って ブレスレットにちゅってして机に戻した。 いけない格好は戻した。 寝よ寝よ、…………はわー、……ねむれない。 ] (47) 2022/05/23(Mon) 7:52:43 |
【人】 乙守 流歌[ 次の日、……結局ねむれなくて。 ママに具合悪いって言った。 熱はないんだけど普段はふつーに行ってるからか ちょっと心配してくれて 行けるようになったら行きなさいねって 学校にも連絡いれてくれたみたい。 お仕事にいくママをベッドから送り出して 潮音にも先に学校いっててねって連絡をいれる。 あいたいけど、あいたくなかった。 どんな顔したらいいのかわかんない。 潮音のせいじゃないけど、潮音のせいだよ! *] (48) 2022/05/23(Mon) 7:53:21 |
【独】 甲矢 潮音/* >ω・)すき…… かわいい だいすき もう一つだけ誕生日前に事件を起こしたいんだけど 潮音セコムが頑強すぎて隙が作れんな(げんどう) (-28) 2022/05/23(Mon) 8:42:15 |
乙守 流歌は、メモを貼った。 (a4) 2022/05/23(Mon) 9:22:05 |
【墓】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「俺が悪い虫になってもっと悪い虫が ミンにくっつかないようにしてるから、 知らないままで十分なんだけど。 でも…、存在だけは知っておいて。 もし俺がそばにいないときがあれば、 そういう虫は近づいてくるから……」 賊というのは甘い香りに飛びつく害虫よりも>>+6 粗悪だと思っているほどに彼の中では敵になっている。 一般市民が彼女に視線を送るのは、 手を出してくる心配が賊に比べればないので まだ、許容できる部分がある。 けれども、賊はそうでもない。 彼女のように綺麗で可愛い女性が1人で歩いていれば 瞬く間に狙われてしまう。 彼女が1人で出歩くことがあっても、 できるだけ人通りが少ないところは避けるようにと バディを組んだ頃から教えていたような気がする。 (+9) 2022/05/23(Mon) 13:14:07 |
【墓】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「なら、沢山つけても問題ないね?」 彼女の膝が曲がれば、ちゅ、っと唇を寄せ。 もうたくさんつけたと思っているので、 冗談ではあるのだが、太ももにまた軽く何度か 唇を寄せて、時には舌を這わせてみたことだろう。 「そう、いい子。……すごく敏感になったね。 よくできました、辛くはない?」 今にも泣き出してしまいそうな彼女の瞳。 どんな宝石よりも煌めいて視線を奪われる。 呼吸を整えるその姿も素敵だと感じて。 ゆるりと動かす腰に合わせて吐き出される声。 中も蠢いて、彼の熱に絡み付く。 彼女の全身で彼を受け入れられているような気分に、 ゆっくり、とせがまれれば仰せのままにと 言わんばかりに、ゆっくりと彼女の奥を突き上げた。 (+10) 2022/05/23(Mon) 13:15:23 |
【墓】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「は、……もしかしたら、1回先に出てしまうかも。 っ、…ふ………ぅ…きもちいい?」 彼女の腰を抱えて少し浮かせれば、 突き上げる場所が変わったことだろう。 溜まっていた分があるからか、 すぐにでも出してしまいそうな気分になる。 堪えるように彼女に口づけを落として注意を逸らした。 (+11) 2022/05/23(Mon) 13:16:04 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック急ぐ旅ではないというところと、 この雨の中しっかりとした館を見つけられるとは 思えないところが相まって、 強行突破気味ではあったがここを借りることに。>>10 もしかしたら、夜逃げということもありうる。 出ていく時には宿代をどこかにおいておけば 管理人か誰かが拾ってくれると思って。 「そういうのは怖くない。 ほら、1番怖いものは人間だっていうだろ。」 彼の手を握る彼女の力が強くなって、 本当に怖いのかと申し訳なくも笑ってしまった。 本人からしてみれば真面目な話だと言われそうだが おどかしたら言い反応が来そうだと思わざるを得ない。 そう思っていると、本当に怖がった彼女が体を寄せて、 彼に我慢を強いる時間がやってきた。 (49) 2022/05/23(Mon) 13:16:58 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「ちょ、……晩御飯……肉?」 もっとまともに考えろと言われそうだが 今の彼にそれは不可能に近い。 肉といったのも、本当は違うかもしれない。 彼女の肌を感じたいという欲なのかもしれない。 そんな考えを捨てようと、視線は感じても合わせないし ふるっと頭を振って落ち着こうとした。 まだ、まだ、と彼女を傷つけないように、 落ち着けと自制を促すために心で呟いて。 (50) 2022/05/23(Mon) 13:19:20 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「いや、…………ミン、………無意識は良くない」 彼女を大切に思うからこそ、離れようとしたけれど それが逆効果になったのか、彼女が引き寄せるように 腕を掴んで、見つめてきて、彼を足止めする。>>12 何かが、割れていく音がする。 彼女を宥めるような声で呟けば、次の瞬間。 彼の腕ではない何かがぬるりと彼女の腹部、両腕、 更には両脚に絡み付いて彼女を拘束する。 「俺、好きって言ったよね。 つまりはミンのこと異性としてみてるってこと、 理解した上で……抱きついたってことは? 意識してくれてるなら、 手を握るまでならまだ我慢できても、 雨に濡れた君のことを我慢できるほど、 胆力はもうないってこと、わかってくれる?」 彼女から離れられるなら、 優しい声で教えるように彼女の顔を見て、 視線を合わせるために腰を下げ、 困ったような眉を見せながら囁いた。 嫌われてもおかしくないな、と 思いながらももうこれは止められない。* (51) 2022/05/23(Mon) 13:24:34 |
【念】 団地妻 ナナミ そんなこと、しなくていいわよ! [彼の気遣いっぷりに驚きながら、慌てて首を振る。 風呂と一緒にシーツを洗い、片付けようと思っていたのだけれど。 彼がしてくれようと思っていること自体に驚いたのだ。 きっとそれは自分のためなのだろう。 彼は夫が浮気していることを知らない……はず。 自分と彼の仲はあくまでも不倫で、 自分が浮気をしていることがばれたら立場が悪くなる私のことを思い、体力が尽きてしまった私を思いやって、提案してくれてるんだと思えば、彼の気持ちに心が温かくなった。 でも、彼がどこか引け目のようなものを感じているかのようにも思えて、じゃあ、シーツの汚れだけお願いしていいかしら? とお願いすることにした] (!3) 2022/05/23(Mon) 18:49:32 |
【念】 団地妻 ナナミえっと、風呂場はこっちよ。 覚えておいてね。 [この先、何度も来るかもしれないから。 そう暗に伝えるかのように。 脚が震えてうまく立ちあがれなかったことを、心配になったのか彼が自分をエスコートしてくれる。 一度立ち上がってしまったらもう大丈夫なのだけど、彼に甘えたくて、彼に抱き寄せられたままになったまま、風呂場に到着したのだけれど。 寝室に戻る際に置き去りにされた言葉に、心がわしづかみにされた] 好きになってもらうって……。 [浴室のドアの向こうに消えた彼に、一人で動揺してしまう。 もう、十分に彼のことを好きになっているのに。 伝わってないのだろうか。 そう思えば、ちゃんと言葉にして言ってなかったような気がする。 彼は思いを口にして言ってくれているのに。 でも、真剣な顔をしていた彼に言っても信じてもらえるかどうか。 周回遅れどころか、ぶっちぎりトップの好感度を稼いでいる男だというのに。 そのわかっていない感が彼らしくて………愛しい] (!4) 2022/05/23(Mon) 18:52:43 |
【念】 団地妻 ナナミああ、もう……。 [シャワーの雨の中に頭を突っ込む。 頭は先ほど洗ったから洗わなくていいというのに。 ただ、もどかしくて。年下の彼に翻弄されているの自分が歯がゆくて。 ただただ、顔が熱い] ヤスヒサくん、ありがとう。 よかったら浴びてきて? [バスローブを持ってくるのを忘れてて、バスタオルを巻きつけながら部屋に戻る。 彼が風呂に入ったなら、その間に食事の準備をすればいいだろうか*] (!5) 2022/05/23(Mon) 18:53:09 |
【独】 団地妻 ナナミ/* お待たせしてすみませんでしたぁ<(_ _)> たったこれだけのシーンなのに、時系列入れ替えてみたり、消した量が残った量の倍くらいあるという……。 なぜこんなのが難産だったんだ、自分。 ほんと申し訳ない。 (-30) 2022/05/23(Mon) 18:55:32 |
【人】 甲矢 潮音[窓閉め忘れたことを思い出す。僕のせい? でも、暖かくなってきてるから それだけで風邪ひいたりはしないはず。 ボタン開けっぱで出歩いてたから? いやいや、もっと暖かい時刻だったし。 ぐるぐる。 ────────────── 何かあれば連絡して。 ノートやプリントは任せて。 しっかり休んでね。お大事に。 ────────────── そう送って、(渋々)一人で学校に向かった。 その日はずっと心配してた。 前の席と胸の中がぽっかり空いてて 物憂げに溜め息を吐いたりなんかして。] (53) 2022/05/23(Mon) 19:58:45 |
【人】 甲矢 潮音[流歌が来ることがなければ、 下校までそんな時間が続いたのだろう。 面接がてら寄ったコンビニでは 口当たりの良いプリンをふたつ買って、 お見舞いを口実に部屋に行こうと考えるも。 かわいい娘が心配で早めに帰ってきたのか おば様とマンションの入り口で遭遇し 挨拶しつつエレベーターをご一緒して 様子を聞けば熱はなかったから大丈夫よ、と 肩を叩かれ、漸くホッとして。 今後ともよろしくね、と改まって言われれば首を傾げ。 となれば母娘の時間を邪魔するのも悪いような。 ……めちゃくちゃ会いたいけど。 何かあれば呼んでくれるはず……、だよな。 流歌さんお大事に、これはお二人でどうぞ、と コンビニの袋はおば様に託して。 流歌に見せるためだけに珍しく真面目に取った ノートの写メと、くどいようだけど、 お大事にってメッセージをまた送った。] (54) 2022/05/23(Mon) 19:59:48 |
【独】 魔導騎士 テンガン・カルシャック/* ミンちゃんが可愛いと前々から言っておりますが、 テンガンくんって変態ですよね。 いや、なんていうの、ミンちゃんはとても天使の如く 純真無垢で可愛いんだよ。 で、テンガンくんはただのイケメンでもなく にゅるにゅるくんを使えたり、 ミンちゃんの悪い虫になったり。 やっぱり変態だわ。(確信) (-31) 2022/05/23(Mon) 20:08:04 |
【独】 魔導騎士 テンガン・カルシャック/* 時間があるので、1つ1つ好きなところを 書いてみてもいいでしょうか (誰に聞いてるとか聞かないで) (-32) 2022/05/23(Mon) 20:11:44 |
【独】 乙守 流歌/*日程がだめという意味ではない(心配になった) 三日過ぎたら二日目がはじまるんだよー そして三日目がきてエピが来て終わったら潮音にあえないよー? (-34) 2022/05/23(Mon) 21:39:26 |
【人】 甲矢 潮音[月が一巡りし、衣替えが済んだ。 校内を半袖の生徒達が歩いている。 熱中症になったら困るから 二の腕が覗いてしまうことは許そう。 厭らしい目で見た奴は殺す。 ] (56) 2022/05/23(Mon) 21:42:02 |
【人】 甲矢 潮音[あれから夢に入るのをぴたりとやめた僕はいま ジャケットとネクタイを外したかわりに 黒のノースリーブのベストを着ていて。 ついた黒板の粉をハンカチで叩くと スクールバッグを肩に掛けた。 日誌はもう出したしさあ、流花と帰ろう。] やっと明日だね、覚えてた? [昇降口に向かいながら訊ねたのは もちろん二つのお祝いをする日のこと。 暑くても手は当たり前のように繋いでて、 ブレスレット同士はたまにカチンとぶつかる。 流歌がわざと当てようとしたときは かわいいなぁと思いつつ、ス、と避けちゃう時もある。 反応が見たくて、つい。] (57) 2022/05/23(Mon) 21:43:38 |
【人】 甲矢 潮音[自分の靴箱の蓋を開ければ……、止まる。 中に入れられてた紙をぐしゃりと握って 靴は出さずに踵を返した。] ……ごめん、流歌 ちょっとだけ待っててくれる? すぐ済ませるから 一人では帰らないでね [詳しい説明もなしに駆け出してしまう。 人の出入りが激しい時間だし ここはグラウンドで部活やってる生徒や 顧問の教師からは丸見えだ。 流歌もノコノコ怪しい奴について行ったりしないし。 ……大丈夫なんて軽く考えてた。] (58) 2022/05/23(Mon) 21:45:25 |
【人】 甲矢 潮音[流歌が一人になってすぐ。 大人しげな女の子が話しかけてくるだろう。 前髪が長めで、眼鏡をかけてて、 モジモジした動きで、如何にも隠キャな感じの。 特別仲良かったことはないが、 クラスが一緒になったことがあるのを覚えているか。] (59) 2022/05/23(Mon) 21:45:51 |
【人】 甲矢 潮音[少女は今にも泣きそうな顔で助けを求める。] 「た、助けて下さい、乙守さん……!」 [自分は生物部で、 借りてきた動物の子供が逃げ出してしまったと。 緊急で人手がいるのだと。 ……兎に角来て欲しい、と。 裏庭に向けて腕を引く手はよく見れば震えていた。*] (60) 2022/05/23(Mon) 21:46:28 |
甲矢 潮音は、メモを貼った。 (a5) 2022/05/23(Mon) 21:50:03 |
【独】 魔導騎士 テンガン・カルシャック/* 日課を終わらせたので次から好きポイントを ここに落としていきます。 みゆさんには内緒にしてます。(えっ) なんで2日目からって言われたら、 「一気にたくさん書きたかったからです」 と答えるほかないんだな……。 (-36) 2022/05/23(Mon) 21:56:20 |
【独】 魔導騎士 テンガン・カルシャック/* まず言いたいこと。 ミンナちゃんがとても可愛くてハゲそう。 テンガンくんがハゲても好きでいてください (違うそうじゃない) テンガンくん側から苦情が来ても聞き流しの方向で…… (-37) 2022/05/23(Mon) 21:59:46 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ……ふ、ふふっ……、あははっ、 悪い虫って……認めちゃうの…… [あまりに真剣に心配されたけれど、 自身を悪い虫だと認めてしまうテンガンが、 可笑しくてついつい笑ってしまう。 窘められたなら、ごめんなさい、と謝りつつも、 まだ笑いを抑えきれないまま頷いて。] ……うん、わかった。気をつけるね。 [と、大して本気にせずに頷いた。 だって、いつも隣にはテンガンが居るし、 傍に居ない時だなんて考えられない。 一人で出歩く時は彼に断りを入れているし、 断りを入れたら入れたで、一緒に来るのだこの人は。] (+12) 2022/05/23(Mon) 22:14:27 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[今はそんな悪い虫のやりとりよりも、 深く繋がった場所が彼の存在を大きく知らせる。 もう付ける場所もないくらいなのにの痕の上から、 再びキスが降り落ちれば擽ったさに身を捩り、小さく啼いた。 つらくはないかと問う声に、こくこくと頷いて、 背に回した腕をきゅうと強くする。 ゆっくりと動き出す彼に揺さぶらされて、 感じ入るように瞳を閉じれば、ふるりと睫毛が涙を浚う。] ぁ……あッ、ンン……、 は、ぁ……ン、……い、い……、 きもち……いい、よぉッ…… [感じている時は声に出して欲しいと彼に言われてから、 羞恥を覚えながらも、拙く声にするようになって。] (+13) 2022/05/23(Mon) 22:14:43 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェんぁッ……ぁぁあッ……! ……ぁッ、ンン……、ん、ぅんッ…… ……きもち、いいッ……からぁ……ッ… [腰を抱き寄せられて、彼のものが弱い箇所に当たる。 思わず悲鳴のような声を上げて、びくんっと背を撓らせた。 うねるように中が蠢いて、彼のものを締め付ける。 濡れた視界の端で彼を捉えたら、再び唇を奪われて、 突き上げられながら口内を蹂躙されて思考が鈍くなっていく。] (+14) 2022/05/23(Mon) 22:14:56 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[怖くないと、断言されれば思わず 尊敬する面持ちで見返してしまった。] ……確かに人間も怖いけど……、 私はおばけのほうがこわいよ……。 ……って、笑わないでよ! こっちは真剣なんですからね!? [だって、人ならざるものじゃない? 会話だって通じるか分からないし、 戦ってもすり抜けちゃうかもしれないし。 子供だましと言えばそうなのかもしれないけれど、 本気で怖いのだから仕方がない。 笑うテンガンには、ぺちぺちと背中を叩いて反抗した。] (61) 2022/05/23(Mon) 22:15:11 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[それから晩御飯への相談に話題は移る。] んー……お肉かぁ……。 兎の干し肉なら少し残っていたっけ? さすがに雨の中は取りに行けないし、 簡単なものになっちゃうけれど……、 それでもいい……? [旅に出ている手前、いくらか持ち合わせの食料はあるけれど、 毎日豪勢な食卓にはありつけない。 今日も、できるだけ質素にと考えながらも、 食べたいものは優先しつつ献立めいたものを考えてれいれば、 不意に、トーンの落ちた声が聞こえてきた。>>51] ん? 無意識って……、ひゃ、わわっ……?! なに……っ?!!?! [ぐいっと腰元をあらぬ力で引き寄せられ、両腕が拘束される。] (62) 2022/05/23(Mon) 22:15:37 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[両腕では飽き足らず、ぐるぐると身体に まとわりつく何かが気持ち悪い。] ……えっ!なに、なに、これっ!? 気持ち悪い……ッ!!!!! テ、テンガンッ……!!! [思わず助けを求めるように彼の名を呼んだ。 だが、こんな状態になっても 彼は冷えたように冷静な声で言葉を紡ぐ。] ……たんり、え……っ!? あ、っ……ごめんなさいっ、 そこまで考えてはいなくて……っ…… わざとじゃなんだけど……、っていうか、 これ何!??????? [離れる以前にもう彼からは離されている。 得体のしれない何かに寄って両腕を拘束されているのだから。 それよりどうして彼は落ち着いているの?!*] (63) 2022/05/23(Mon) 22:15:53 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[そろそろお互い体力的に問題だろうし、自分が勃たなくなるのでは……と思っていたが。まだ臨戦体勢のままでいる事実に驚きながら、引き抜いてしまうのが惜しくて後回しにする。今日初めて抱き合ったのに、元々私の一部だったかのように馴染んでいるのが心地良くて。物理的な相性というより、精神的な充足が大きいのかもしれない。 彼の返事が無くても、疲労や喉の酷使の所為で声が出ないのだろうと思った。重いだけの腕を回し、背後にくっついて人肌を享受していると、時間差で返事を貰う。 「良かった」と溢すと同時に、比喩表現に小さく笑う。死にそう、なんて。彼が言うとどうしても悪い冗談に聞こえ、軽い拒絶反応を覚えてしまいそうな単語だが。 ……今は不思議と笑える。 感想を言葉にしようとして、彼が身体を捩った拍子に頭から抜け落ちた。少し腕を浮かせて待てば、今の動作で疲弊したらしい彼と目が合う。重い瞼が繰り返し瞬く] 気持ち良かった。性欲だけじゃなくて、 ……満たされた、と言えばいいのか。 大丈夫、寝る。 ただ今は目が冴えてるだけ…………、うん。 (*10) 2022/05/23(Mon) 22:25:06 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[セックスがこんなに気持ち良いのだと、私は知らなかった。今までの行為は目的でしかなく、短絡的な欲望を発散する以外の意味を持たなかったから。 埋めた一部を引き抜こうとして呻く様子に、腰を引いて手伝おうとするが、思った程身体が動かなかった。ずるりと粘膜に擦られる感覚に身構え、栓の外れた入り口から滴る残滓を視線で追う] ありがとう……、? [外気に晒された熱を拭う面倒見の良さに、若干の疑問系を含んだお礼を言って] そういえば君に名前を呼ばれると、不思議な感じだ。 先生って呼ばれ慣れてるからかな。 [昔の知り合いの名前まで覚えていないだろう、という勝手な推測が生んだ驚きだ。おそらくは。 半ば独り言のように呟いた後、「る い」と意味もなく彼の名前を呼んだ。 さっきまで何を話したら良いのか、と考えていたのが嘘みたいに] (*11) 2022/05/23(Mon) 22:25:38 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[一度は彼の言いつけ通り瞼を閉じた。けれど眉間に皺を寄せ、いまいち眠気に身を委ねられずに時々目を開ける。何かをやりっ放しで放置したまま睡眠を優先する、……という状況が少し落ち着かないだけだ。きっと。 そっと目の前を窺うと、寝たと思っていた彼が此方を見ていて視線を泳がせる] 寝る、……寝るよ、おやすみ。 [わしゃりと長い前髪を乱し、緩やかに撫でる。ベタついた手だからと先程は躊躇したけれど、……まあいいだろう。 そのうち指先すら重いような睡魔に引き摺られ、大人しく眠りに沈んだ] (*12) 2022/05/23(Mon) 22:25:49 |
【人】 眼科医 紫川 誠丞「そのうち結婚なさるんでしょう? 先生も」 [曖昧に返事をして、ペンを走らせる。 余白がほとんどない色紙に書く言葉を探し、ありきたり過ぎないかと頭を悩ませる時間。見慣れた外来の診察室で、隣には看護師……いや受付の事務員か、ぼんやりとした外郭の人間が暇そうに立っていて、私が書き終えるのを待っている。 書き上げた一枚を手渡す。機嫌良さげな、それでいて得意ではない類の好奇心の色を隠さず、相手が笑いかけてくる。その唇が動き、何かを言った。 ……こんな時は、無難なことを言っておくに限る] いや、結婚は…………どうでしょうね。 昔からずっと、好きな人がいるんです。 [口から出た言葉に、自分でぎくりとする。 身を乗り出してきた彼女が連ねる質問に、洗いざらい答えてしまう。そんなプライベートな話は職場の人間に聞かせるべきじゃないのに、自分の身体を制御出来ない。どうして。 笑顔を浮かべていた彼女が首を傾げる。 すっと表情が消えた双眸が、白衣の男を捉えた] 「先生は、……その人のどこが好きなんですか?」 (64) 2022/05/23(Mon) 22:26:50 |
【人】 眼科医 紫川 誠丞[彼女──だと思っていた輪郭が、声が。 次第に変質していき、気付けば目の前に「阿出川くん」が立っていた。 その空間の異常さに私は何の疑問も抱かず、咄嗟に腕を掴もうとした手が空を切る。 「会いたかった」と再会を喜んだが、何かがおかしい] 「……せんせぇー、なんで俺のこと好きなの?」 [時間の流れを置き去りにした、昔のままの彼が。 私に問い掛けてくる] (65) 2022/05/23(Mon) 22:27:08 |
【人】 眼科医 紫川 誠丞[「好き」な理由──なかなか難しい質問だ。 学生時代は特に 希薄な人間関係ばかり築いていたから 憧憬や親愛を拗らせただけだ、 彼の顔が男にしては綺麗で可愛かったからだ、とか。 そう考えて、彼に似ている要素がある人なら 好きになれるんじゃないかとも思ったが駄目だった。 性格、立ち振る舞い、外見。 言葉にすると淡白で説得力に欠けるように思えて 記憶を遡り、好きだと思った瞬間を順に思い起こせば、 あり過ぎて話し始めたらキリがないと気がついた。 そして、無数に候補は挙げられるが…… 例えば変わってしまったら冷めてしまうような、 決定的な「何か」は見つけられそうもない。 要素が欠けたら興味が無くなるかと聞かれれば、違う。 かといって「馬鹿」になりきった、 彼の見た目をした人形を可愛がりたい訳でもない。 ……好きでいることが当たり前過ぎて 今までずっと、理由を考えたことも無かった] (66) 2022/05/23(Mon) 22:27:40 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[──近くの体温に擦り寄り、眠りの浅瀬を揺蕩う。 やけにリアルに感じる人肌。はっと目を覚ます] ────……、 [寝ぼけ眼に、見慣れない景色が広がっている。 そういえば此処は孤島病院で、眠る前の出来事を朧げに思い出す。意識がはっきりして一番最初に気になるのは彼の居場所だ。それから今は何時なのかと部屋を見回すが時計が無い。左手にも当然腕時計はない] (*13) 2022/05/23(Mon) 22:28:47 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[隣の彼の様子を窺う。 まだ眠っているなら、そのまま寝かせておく。 あちこちベタついた身体を起こし、病室を見渡す。 ……喉が渇いた。 そういえば患者の世話も担当医の仕事なのだから、ここでじっとしていたら干からびてしまう。ベットの端で半分ずり落ちているシーツを彼の素肌に掛け、外を出歩けない格好のまま水を探しに行くだろう。 色々話さなきゃならない事もあるのだけれど*] (*14) 2022/05/23(Mon) 22:30:00 |
眼科医 紫川 誠丞は、メモを貼った。 (a6) 2022/05/23(Mon) 22:36:02 |
【人】 乙守 流歌[ 結局あの日は、 学校をサボるという結果になっちゃった。 罪悪感がすごい。 潮音からも返信が来て、 わーうー唸っておりました。 潮音には会いたい、でも 私がやっちゃったこと考えると 潮音にどんな顔をすれば!のくりかえし。 友達からもいっぱい連絡きてたし、 心配したのか早めの帰宅のママは 途中で潮音に会ったよってニヤニヤしてる。 ……あ、私の好きなプリン。 ] (67) 2022/05/23(Mon) 23:04:33 |
【人】 乙守 流歌――― えーん、ごめんね だいぶ具合良くなったから 心配しないでね。 ――― [ 罪悪感!! えーん。 学校をはじめてサボっちゃったのと 潮音に心配かけたのと 会えないのがつらつらで "どんな顔したらいーのモード"は1日で終わったの、 ……たぶん。 それでも2〜3日は、ちょっぴりもぞもぞしてたかも。*] (68) 2022/05/23(Mon) 23:05:07 |
【人】 乙守 流歌[ それから、日々はすぎて 長袖は半袖に。 夏服はかわいいんだよ、色が。 初夏を思わせる水色のチェックのスカート。 潮音と行ける学校に行きたかったのは勿論なんだけど この制服が着たかったのもあったりする。 涼しげな潮音の夏服もまた ……好きだな。 ] (69) 2022/05/23(Mon) 23:06:38 |
【人】 乙守 流歌[ ……あのゆめは暫く見なくなった。 罪悪感に負けたのかな、 見たばっかりのときはわーわー騒いでたけど 暫く見なくなった私はちょっぴり忘れてた。 近頃の潮音は少し意地悪を覚えたようで ささやかな幸せを妨害して笑うんだよー。 ] なんで逃げるのー、 もー [ 運動はそんなに得意ではないとはいえ そんな!何度も捕まえられないものかな? ブレスレットの腕がスカッで逃げられる そんな光景はなかなかに滑稽とも言う。 流歌だからだよ、と言われたらそれまでだけど。 ] (70) 2022/05/23(Mon) 23:10:01 |
【人】 乙守 流歌[ 初めの頃の心配はだいぶ影を潜めてきた。 ……大好きが重なる幸せ。 潮音もそうだといいな。 ] もう忘れないよ! 手帳にもカレンダーにも スマホにも登録したもん。 潮音がお祝いしてくれるの凄く嬉しいし 楽しみにしてる。 [ 偶然にも誕生日と記念日が一緒なんて すっごくいい日になる予感しかしないね。 ……と、そんな変わりない、 今日の一日を終えるべく靴箱へ来たときのこと。] (71) 2022/05/23(Mon) 23:11:26 |
【墓】 魔導騎士 テンガン・カルシャック彼女が笑っているのを見るのは幸せになる。 けれども、彼の真剣さとは少しいろんな意味で 彼女の真剣さは差があるようで、 やきもきしてしまいそうなこともある。>>+12 「笑いすぎ。こんなに痕つけてるんだから 悪い虫でいいんだよ、わかった?」 彼女につられて笑いながらも、 納得させるようにもう1度告げて。 彼女がここまで真剣に受け入れないのは 1人でどこかにいくと告げられると、 こっそりだったり、堂々とだったり、 彼女の安全を見守っているからか。 それはそれで、全信頼を置いてくれていると テンガン自身嬉しいので構わないのだが。 (+15) 2022/05/23(Mon) 23:24:39 |
【墓】 魔導騎士 テンガン・カルシャック悪い虫のやりとりをやったいたときは 睦み合う時間というよりも、じゃれあっている時間。 けれども今は、それよりももっと深く交わって。 腰の動きに合わせて聞かせてくれる声が 彼の熱を更に熱くしていく。>>+13 角度が変われば彼女の体が震え、 中を締め付けられてしまうと、少し危なくなってきた。 (+16) 2022/05/23(Mon) 23:25:17 |
【墓】 魔導騎士 テンガン・カルシャック泣かないでと言わんばかりに、 口づけを交わしながら彼女の瞳を優しく親指で撫で、 濡れたまつ毛についた涙を取ろうとする。>>+14 ゆっくり動こうと思っていたけれど、 彼女が可愛く、反応が敏感になっていくと、 間に合わなくなってきて、 彼女の腰に手を添えたまま、徐々にその動きは 速さを増していく。 「あ、……ミン、ダメだ、……! 出る、中に出すから、っ…… は、ッ………….!!!」 彼女の中の締め付けを大いに感じ、1度目の溜まった熱が 奥を目掛けて吐き出されてしまうことだろう。 出してしまった後は暫くの間その熱を抜かずに、 乱れた呼吸を少し整えるように 彼女を抱きしめて、頬にちゅ、っと 何度も何度も口づけを落とすのだが、 彼女の様子はどういったものだったろうか。 (+17) 2022/05/23(Mon) 23:26:17 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「ごめんごめん、そんなに真剣だとは思ってなかった。 どうにかなるって、俺がいる。 だから離れないようにしてて。」 彼女が本気で怖がっている様子に、 やはり笑いが込み上げてきてしまう。 背中を何度か叩かれても、 笑いを誘発されてしまうので、 テンガンは笑いながらこの館を散策する。>>61 (74) 2022/05/23(Mon) 23:26:52 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「ミンが作ってくれるものは何でも美味しいから どんなものでも大丈夫。 こういうところだがら、台所もあるだろう。 後で探すことにしようか。」 本当に肉を食べたかったかと聞かれると、 どうかわからない、と後々答えると思う。>>62 けれども彼女が作ってくれるものは 本当に、心の底からどれも好き。 家事は苦手ではないが得意でもないため 少ないながらも良いものを作ってくれる彼女に とても尊敬の念をいつも抱いている。 (75) 2022/05/23(Mon) 23:27:17 |
【人】 乙守 流歌はわ、それは大変だ。 少し待っててくれたら甲矢君も来……、 って、ちょっとー? [ あれ、聞いてない? 引っ張られちゃった。 なんだかふるふる震える感触。 すごく責任感じてるのかな、 もし逃げちゃったのが赤ちゃんだったら 確かに心配だよね。 多分友達だったら流歌を頭数に入れるなんて よっぽど緊急なんだねって笑う気がする。 失礼だよね、むう。 ] (76) 2022/05/23(Mon) 23:28:39 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「気持ち悪い?もうちょっと我慢して。 これ?俺の触手。いや、なんか言い方おかしいな。 俺の意思に従順な使役魔? 別に5本だけじゃなくてもっと出せるけど、 とりあえずはこうでいいかな……。」 気持ち悪いという言葉を彼女から聞くとは 想定していなかったわけではないのだが、 少し口元が緩んでしまった。>>63 彼女と物理的に距離を作れたので、 彼女の体にまとわりつくそれを冷静に教えながら、 自身は部屋の中にあった1人がけソファに腰掛けて、 彼女の体を拘束したままベッドに動かし膝をつかせれば、 さてどうしたものか、と考える。 (77) 2022/05/23(Mon) 23:30:08 |
【独】 甲矢 潮音/* > 多分友達だったら流歌を頭数に入れるなんて > よっぽど緊急なんだねって笑う気がする。 > 失礼だよね、むう。 一言一句かわいすぎてしぬwwww(不死 (-39) 2022/05/23(Mon) 23:32:30 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「ミン、俺結構我慢したんだ。 勝手なこと言うなって言われそうだけど もう我慢の限界が来てしまったんだ。 許してなんて言わない。言えるわけない。 ………そうそう、その触手、凄いんだ。 2種類の粘膜が使い分けられてさ、 1つは服を溶かす粘膜、もう1つは……媚薬みたいな 思考をおかしくしていく粘膜があるんだ。」 どうしてそれを知ってしまったかは、 人間相手ではなかったので割愛。 敵に使ったらまさか仕留め損なって、媚薬効果のせいで 追いかけられそうになったなんて笑い話はできない。 そんなことより、彼女の腹部に絡みついていた触手は 彼女の胸をにゅるりと撫でるように動いていく。 主人の思考と意思がそれの動きに反映されるから。* (78) 2022/05/23(Mon) 23:33:01 |
【人】 乙守 流歌[ 下駄箱に鞄置いたままだから帰ってないの、 潮音だってわかるよね。 時間がいりそうなら後でちゃんと連絡しよう。 私は彼女に連れられるまま、裏庭の方。 普段は生徒もあんまり近づかない。 日当たり悪いし、物陰になってるからか なんだか悪っぽい人も時々いるし。 近づかないに越したことはない場所なんだけど 草木がぼーぼーしてたりするし ここから体育館の裏までいっちゃったりしたら それこそ逃げた動物を捕まえるの、いよいよ大変そう。 ] (79) 2022/05/23(Mon) 23:34:47 |
【人】 乙守 流歌ええと、……何が逃げちゃったんだっけ? 大丈夫。一緒に探すよ! [ 彼女に確認のため、も一度声をかける。 なんだか随分奥の方来ちゃったけど ……大丈夫かな? *] (80) 2022/05/23(Mon) 23:37:51 |
【独】 魔導騎士 テンガン・カルシャック/* 【プロローグ編】 >>0:5 「小さく声を漏らして、ようやく細く目を開けた。」 撫でられて、目開けられないよーってなってて、 子供みたいにちょっと声あげて(大人でも普通に声出す) ようやっと目を開けて、この後テンガンくんの顔見て 笑みを見せてくれてるんですよ可愛すぎでは???? >>0:6 「寝起きの掠れた声で彼の名前を呼ぶ。」 ぐっすり眠ってたのがよくわかりますね!!! あと、これが掠れた声っていうのが最高です。 だって狸寝入りしてたなら声整ってそうじゃん? だからテンガンくんが起きた時はしっかり寝たいたわけで。 すごい歩いておつかれだったんだろうなぁ……。 (-42) 2022/05/24(Tue) 0:00:06 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[深く口付けを交わして、キスに酔いしれながらも 浅く、深く腰を突き入れられて、 合わさった唇の隙間から声が溢れて落ちていく。] ……ふぁ、……ぁ、んッ…… あっ、……いいッ…… ぁッ、あッ……ンンッ……!! [指の腹で目尻を撫でられれば、雫が彼の指に吸い付く。 強くなっていく刺激に、縋る手が追いつかずに ずるりと滑り落ちて、シーツを掴んだ。 苦しげな彼の声を聞きながら、 彼が果てると共に、びくんッと下肢がひくつく。 中に吹き出すような熱さは感じない。 代わりにぎゅうっと抱きしめられて、 同じ温度で抱き返すようにように、しがみついた。] (+18) 2022/05/24(Tue) 0:17:16 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[彼は達したものの、中途半端に熱の点った身体は まだじくじくと疼いていてる。 抱きしめられて、また慈しむようにキスを落とされては、 じわりと達していない奥が、疼く。] ……気持ち、よかった……? [おずおずとそう尋ねながら、萎んだ彼のものを、 きゅう、と再び甘く締め付けて誘えば、どんな顔をするだろうか。] (+19) 2022/05/24(Tue) 0:17:28 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ本当? だったら、嬉しいけど。 ……うん、久しぶりにキッチンが使えるのは嬉しいかも。 そうだ、水は出るのかなぁ……。 [何でも美味しいは作り手としては嬉しい答えだ。 何が食べたいと聞いて何でもいいと言われるのとはまた違う。 ならば、腕によりをかけて作らねばと思う反面で、 キッチンの心配などする辺り、まだ余裕はありました。 …………その時は。] (81) 2022/05/24(Tue) 0:17:45 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[触手?使役魔? 理解の出来ないキーワードが飛び交う。 だって、そんなの一緒に旅をしながら一度も見せたことなかった。] ……使役魔って……、 じゃあテンガンがこれをさせてるってこと!? なにそれ、離してっ……!! 離させてよ……!! [ぐっと腕に力を込めて引き抜こうとしても、 ぬるりと滑って再び捉えられるだけで意味がない。 腕と両足を拘束されたまま、成すすべもなく ベッドに運ばれてギリ、と唇を噛んだ。] (82) 2022/05/24(Tue) 0:17:57 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[膝をついたまま睨めあげるようにテンガンを見据える。 高みの見物のようにソファに腰を落ち着けながら、 こちらを見下ろす様子に思わず怯えてしまう。 何を考えているのか、何をされるのか分からずに。 ただ震えていた。] 限界ってそんなの……、 だからって、こんなやりかた許されるわけないでしょう? ……お願いだから、外して…… って、ひゃっ……あ、うそうそっ……、 ……やだっ、うごかないでっ……!! [ぬるりと触手が衣服の上から胸を撫で回す。 まだ衣服は溶けてはいないけれど、彼の言う通り、 本当に服を溶かす粘膜というのがあるのなら、時間の問題だ。 焦りに声が上ずって、ベッドの上でじたばたと腕をもがかせた。*] (83) 2022/05/24(Tue) 0:18:12 |
【人】 闇の精霊 アルカード―― 図書館 ―― [この学園には『図書館』或いは『資料館』と呼ばれる建物が幾つか存在している。 あの夜、我とあの娘が出逢ったこの建物もその一つらしい。 元はある貴族が趣味で蒐集した稀覯本をまとめた私設図書館で、 その貴族の死後、建物は蔵書ともども学園内に寄贈され、 学園内の敷地内に移築された。と、建物内に置かれていた資料には記されている。 そしてその貴族が集めた稀覯本の中に 我の欠片が変じた書物>>0:178が入り込んでいたようだ。 昼間でもほんのりと薄暗く、 古い書物の匂いが心地良いこの場所は我にとっては心地良く (娘からは「お気に入りの場所なんですね」と言われた) 特に娘から呼び出されることがなければ、 我は日がな一日此処で書を読んで過ごすことが多かった。] (84) 2022/05/24(Tue) 0:22:03 |
【人】 闇の精霊 アルカード[今、我が読んでいるのはこの世界の成り立ち。 『神話』とか『おとぎ話』と呼ぶほうがより正確か。 あの娘が前の世で「乙女ゲーム」と呼んでいた物語にも、 ]同じ『神話』という名の設定が存在することを我は知らない はじめに、虚無が在った。 星がひとつ、虚無の海に落ちて世界が生まれた。 神々のうち、ひとりの娘が言の葉を紡いだ。 「光あれ」と。 その一声で、万象は光に照らされて そして世界は産声を上げた。 そうして、ただただ闇ばかりであった世界は 光に照らされ、世界には数多の精霊と命が生まれた。 闇に満ちた虚無の海より、 言の葉から万物を生み出した娘は 光の女神として、今も世界を見守っている――…。 (85) 2022/05/24(Tue) 0:25:30 |
【人】 闇の精霊 アルカード[なるほど。 今の世ではこのように伝えられているのか] ―――…くだらんな。 [呟きながらぱたりと書を閉じたのと、 娘がこの建物の扉を開く音が聞こえたのはほぼ同時だった。] 遅いぞ、もう既に(2)1d6冊目を読み終えてしまった。 [此方へ近づいてくる"光"に此方の位置がわかるよう、声をかける。 それなりに長く生きたが、あの娘ほどわかりやすい魔力を放つ者も珍しい。 特に最近は初めてまみえたときのような翳りが消えて、 我にはよりいっそう眩しく"視える"。 それはさながら、地上で輝く星のようで、 ―――…同時に、はじめて娘に触れたときの、 ]ひりつくような、灼けるような感覚もなお強くなる>>0:184 (86) 2022/05/24(Tue) 0:26:33 |
【人】 闇の精霊 アルカード…ああ、これか? 珍しいな、お前が我が読んでいる本を気にするとは。 [此処に在る書物の中では、比較的平易な部類というのもあるか。 或いは、娘自身にも馴染みのある話ゆえか。 いずれにせよ、我らの成り立ちについてあの女から人の子らにどのように伝わっていたかというのは興味深い。 腹立たしさが全くないとは言わないが] (87) 2022/05/24(Tue) 0:29:30 |
【人】 闇の精霊 アルカードそれよりも、だ。 ほら、行きたいところがあるのだろう? 案内せよ。 [言いかけて手を差し出したところで、ふと気づいて。 ――両の手の甲を交互に撫でれば、 次の瞬間、我が手にそれぞれ白い手袋が嵌められているのが 娘からも見えただろう。 手袋を嵌めた手で娘の手を恭しくとってみせれば。 先程のような冷たさを、感じることはないはずだ。>>38] (88) 2022/05/24(Tue) 0:31:13 |
【人】 闇の精霊 アルカードせっかくだ。 後に時間を取りたいからな。 ……我の手をしっかり握っていろよ? 決して離れるな。 [図書館を出るのと同時、 娘の手を取ったまま――タンッ、と軽く地面を蹴り上げる。 それと同時にふわりと、娘と共に空中へとその身を浮き上がらせた。] 馬車に乗るより此方のほうが早いからな。 [言いながら高度を上げていく。 鳥が飛ぶのと同じか、それよりもやや高い位置まで辿り着けば] (89) 2022/05/24(Tue) 0:32:32 |
【人】 闇の精霊 アルカードああ、案ずるな。 只人の目からは我らの姿は見えぬ。 我らは今、風と同じものへ変じているゆえ。 ……要は魔法だ。 細かいことは気にするな。 [理屈としては色々あるが正直説明が面倒になったので、 早々に魔法の一言と笑顔で片づけることにした。 実際のところ、肝心なことは。 この空中散歩がどのような原理で実現されているかではなく。 我らがこれからの半日を如何に楽しむかだ。 そうだろう?]* (90) 2022/05/24(Tue) 0:36:37 |
【独】 魔導騎士 テンガン・カルシャック/* >>0:7 まだまだ新米ちゃんだった3年前……。 まさか、こんなことになるとは思ってなかった 純粋なミンちゃんがここにいます……。 新米だからなかなかそれなりのパーティーに 入りにくい世界か…………。 テンガンくんは特殊な補給方法が故に、 きちんと説明してるし、大丈夫かどうか 確認とってくださいってお願いしてたはずなんですよ。 3年前も今も変わらずかわいいとか…… 許されない、もっと好きになっていくやん……。 >>0:8 そしてこれぞ???ミンちゃん騙されてしまったね(?) でも可愛いから許してください……… (-44) 2022/05/24(Tue) 0:38:39 |
【人】 落星 クロウリー[望みは叶えられた。彼に、許されたからだ。 奥底の意図を考えずいられないような優しさの中に 本物の機嫌の良さがあった、のだろうか。 今やその手に縋る以外の選択肢を失った幼い私が、 欲するままに命を続ける為には 悪魔の感情の在り方こそが第一となる予感がこの時既にしていた。 それは父と二人で生活した日々よりも、ずっと重大な意味を持って。] 「……インタリオ様」 [命じられたままに口にし、数度瞬きを早めた。 人の名前としては慣れない響きを持っている。 何もかもから見捨てられた夜闇で、彼と出会ってからの 一生分の人生の動きを激流として受け止めたような時間の中。 己の身体を蝕んでいたもののことも、既に頭にない子供では 悪魔なのだから当然なのかもしれない、と。この時は思うばかりで。] (91) 2022/05/24(Tue) 2:32:07 |
【人】 落星 クロウリー[人類が与えた名の数々に纏る逸話は 何処までが創作で何処までが真実か、はたまた全てが虚空なのか? 考えるだけで壮大な話であった。 彼が我々の歴史にどれ程昔から関わっていたのかも、また。 悪魔が「インタリオ」となる迄の話を聞くことを許されてからも 更に永き時間が経った今すらも、知ってはいないだろう。 人間は同胞の正体すら容易に見失う 私は、大いなる存在を自己の狭小な視野を持って決めつけはしない。 かつては見捨てられぬよう教えられるもの全て理解する為に、 館を出てからは人間達を誘い役目を全うする為に、 そして、多くの魔術を探究する為に。 思考の使い道は他に幾らでもあったのだ。 そうあらなければいけない、でなければ生きられない。] (92) 2022/05/24(Tue) 2:32:30 |
【鳴】 落星 クロウリー[だが、そうしてまで生きた先に何があるのだろうか。 思い至るには実に三百年以上の時を必要とした私は、 確かに嫌悪し嘲笑った愚かな人間の一人であった。 しかもそれが、 魔女の子から悪魔の仔となっても尚 世界の歴史の波打ちに在り方を乱されつつも、 悍ましき羽音に怯えながら駒遊びをする日々に対し、 疲れ果てたからこそだったとすれば、真に救えない話であろう。] (=1) 2022/05/24(Tue) 2:32:48 |
【人】 落星 クロウリー[教会の教えでは神の血と肉とされた日々の糧も、 生きていることを忘れてしまいそうな悪魔の箱庭で与えられては ただただ得体の知れなさを感じるばかり。 その感覚すら大した時間は掛からず忘れていき、 夢中で貪るだけとなった子供の頭に祈りの言葉はもう無かった。 今までの日々を否定する言葉を、唯一の庇護者に教え込まれ いかに人間が操りやすく騙されやすい生き物なのかを知り、 世界の法の外にある術を身に着けていけば、当然だろう。 透明な水が黒く穢されるように 無学な農奴の子供は、容易に悪魔の与える思想に染まっていった。 変わっていく見目を主の寵愛の証であるとし 己の白い肌に恍惚と触れ、感謝して見せたこともある。 名を授かる光栄に悦び忠誠を誓った時には、 跪く動きも手を取り口づける様も かつての少年の面影無く、仕える者のそれとして優雅に。] (93) 2022/05/24(Tue) 2:33:08 |
【鳴】 落星 クロウリー[そんな私だからこそ、分かっている。 裏切りを受け入れ、教会の走狗に敢えて身を委ね 与えられる死に期待を持っていたことを ──貴方はお気づきになられたのでしょう? 意識を失う前に聞こえた声が、今も耳に残り羽音を鳴らしている。 まるで呪いのようだった。] (=2) 2022/05/24(Tue) 2:33:31 |
【人】 落星 クロウリー[私は確かに教え仔として優秀であった筈だ。 彼を真似るように歴史の陰に潜み人々を動かしていた時も、 ある男を誑かして、翠の星の元となった団体を立ち上げさせた時も 主宰となってからだって──沢山の魂を貴方に贈った筈だ。 今だって分かっている。 下僕の目には全知の存在として映る悪魔が、 己の箱庭でこちらを放っておく時には意味があると、覚えている。 食堂へ向かい、貯蔵庫に足を運んで一番奥のワインを、 主が気に入っている美しいワイングラスを。 一刻の無駄も無いよう、両階段は必ず近い左側から。 見えてくるのは、風があれば繊細に揺れそうな大理石の婚礼衣装 首無しの哀れな花嫁を前に曲がり、その書斎へと。 道中──少しの違和に眉を顰めたが 主と改めて対面した時には微笑みを形作り、感情を悟らせない。*] (94) 2022/05/24(Tue) 2:33:50 |
【人】 芸術の悪魔 インタリオ[ 書斎の扉は下僕が訪れれば音も無く開かれる。>>94 中は闇に包まれ、背の高い本棚が所狭しと並ぶ 世界中の、既に過去のものとされた言語の書物が揃っている。 人類が使用したことのない言葉で綴られたものも含み、 時代により材質に差があるが全て劣化などは無い。 それらの全てが、 魔術、悪魔、邪教、人ならざる存在たち、あらゆる邪悪に関する本 中には――――……館の主の信仰者達が綴ったものも存在した。 教育に使用した、人類との接触に必要な術に関するものは>>93 かつて魔術師が使用した部屋に保管されている。 合間を縫って灯りが漏れる奥へと進んだ先に、 L字を象るような形でダークブラウンの机が置かれていた。 大きな窓からは枯れ木に実る紅色の連なりを見下ろせる 向こう側に、奈落の裂け目も確かに存在するのが分かるだろう。 ] (95) 2022/05/24(Tue) 2:43:59 |
【人】 芸術の悪魔 インタリオ[ 胸像に掛けられた大粒の真珠のネックレスを覚えているだろうか。 少年が館に来た頃、 今一番のお気に入りであると悪魔が語ったものだ。 近くで祈りの形に手を組むと、 滲むように黒が沸き出て、見る見る内に黒真珠へと変わる。 戯けながら悪魔自ら神僕の真似事をしてみせた。 やってみるように、と言えば彼はどう思っただろうか するしか無かっただろう、主が命じたのだから。 お前はそれに縋る以外の選択肢を捨てたのだから。>>91 よく言うことを聞き、教えられたことを吸収していき 貪欲に糧を取り込んだ少年を、 悪魔は触れ合いで言葉で、さも可愛いとばかりに振る舞った。 その演技に絆されただの子供に戻ることはなく 与えられる役目の為に成長していく姿を、確かに見ていた。>>92 ] (96) 2022/05/24(Tue) 2:44:25 |
【鳴】 芸術の悪魔 インタリオ[ 哀れなものだとせせら笑っていた。 いつ気づくだろうかと愉しみにしていた。 魔女裁判を騙る残虐な略奪を繰り返した教会が民衆が、 火炙りにされた女達同様人間でしかないように どれ程歪みを得ようとも、少年の心も人のもの。 本能とは、朽ち果てる前に種を未来に繋ぐ為に存在する。 その楔から解き放たれて尚欲求だけを持ち続けるなど、 人の身で“こちら側”となるなど、 いつか限界が来るに決まっていたのだ。 ] (=3) 2022/05/24(Tue) 2:44:43 |
【人】 芸術の悪魔 インタリオ「 アレイズ=クローリー 」[ “Arrays-Crawly“ 過去と現在が重なるように、その名を呼ぶ。 人間の頭では追い切れない過去を語らない悪魔は、 その名の意味も語ることはしなかった。 だが、無知な少年の面影を殺した魔術師には伝わった筈だ。 例え館に揃うコレクションとなるには相応しくない魂であっても、 主の所有物であることに変わりはないのだと。 そう定義されても尚、 地を這い見下される立場たるお前は、悦ぶしかないのだと。 悪魔は祝福など授けない。 これは手を離れることとなる魔術師の心を縛り付けた枷である。 忠誠を誓う従者の喉を、黄色の爪が擽った日が遠く過ぎ去れども その錠前は今も外されていない。 ] (97) 2022/05/24(Tue) 2:45:20 |
【人】 芸術の悪魔 インタリオ莫迦な仔。 人間に虐げられてきた君に、飲み物一つやらない主だと思った? [ 共に杯を傾けたこともあっただろう、と。 悪魔はおかしいとばかりに小さく笑って見せた。 掌が宙を仰ぐように片手を傾けると、 もう一つ、従者が持って来たものと同じグラスが現れた。 その手が再び降ろされると、 机の端、空いたまま佇んでいた椅子が勝手に引かれる。 二つに注いだ後、座すことを許そう。 ] (98) 2022/05/24(Tue) 2:45:50 |
【鳴】 芸術の悪魔 インタリオ[ 形ばかりの笑いの向こう、 冷えた猛禽の瞳が下僕の所作の一つ一つを じっと射抜くように見つめ続けていた。 犯した失敗も、至った感情のまま人に堕とされようとしたことも 許していないのは明らかであった。 ] (=4) 2022/05/24(Tue) 2:47:24 |
【人】 芸術の悪魔 インタリオ[ 過ぎ去りし華美の王朝時代を思わせる意匠のグラスは、 血液めいた酒を注がれる程に、それそのものが真紅へと変わる。 赤き水面を揺らし、白い喉が飲み干してゆく。 その合間にぽつりぽつりと、悪魔は思い出話を始めた。 ] 覚えていないのかな ほら、君が随分活躍してしまって、 血相変えたオレが連れ戻しに来たこともあっただろう あれは中々逸材も揃っていたんだけどね 質の悪い魂も、それ以上に多かったな…… [ アレイズとなった魔術師を地上に戻したのは、 その生きるべき年月が過ぎ去り、魔女狩りが最盛期を迎えた頃。 短い期間に多くの争いが起きた時代であり、 彼にとっては忠誠心を示せる良いタイミングであった。 だが、あまりに多く魂を送ってきた時は 剪定の助けをしろと彼の傍らに体現したこともある。 ] (99) 2022/05/24(Tue) 2:47:51 |
【人】 芸術の悪魔 インタリオああ、そうだ これは返しておかないといけないね [ 二杯目も半ばに減らした頃だろうか。 話が途切れた沈黙に、思い出したように机の上の装身具を取る。 冷たい手が彼のそれに重なり、しっかりと握らせた。 ブローチが置いてあったそこには、 シェードの中で蝶が羽撃き続けるランプの他に、 魔術師が訪れるまで開いていたらしい本がある。 これは人の世で、数十年以内に記されたものである。 アレイズはよく、知っている筈だ。 ]** (100) 2022/05/24(Tue) 2:48:13 |
【人】 甲矢 潮音[わざとぶつけようとしてる時 視線が下に向いてるからすぐわかる。 色素の薄い睫毛が生え際までよく見えて綺麗なんだ。 手は繋いだまま器用に手首の角度で避けて ふふ、って微笑って] 流歌がかわいいからだよ [そう言ってこちらからコツンとするまでが1セット。 これくらいの意地悪なら、 許されるんじゃないかって甘えてる。] (101) 2022/05/24(Tue) 8:34:02 |
【人】 甲矢 潮音[おでこにおやすみのキスする以上はしない関係でも 幸せな毎日を過ごしてた。 流歌は誓いの通り夜一人で出歩いたりしなくなり 学校に忘れ物も、たぶん、減ってたし。 平和が続いて気が抜けていたのは否めない。] (102) 2022/05/24(Tue) 8:34:07 |
【人】 甲矢 潮音[靴箱にはお粗末なコラ写真を 印刷したものが入れられてた。 AVのパッケージか何かの裸体写真の顔だけ 流歌のかわいい顔に変えられてる奴。 思わず真顔で(顔以外のとこを)くしゃっと。 こんな修正入りまくった奇形より 流歌の絶妙なバランスの身体の方がよほどえっち ……じゃ、なくて。 趣味の悪過ぎる悪戯だ。 紙の端に屋上に来てとあった。 使われてたのが誰でも手に入る 体育祭の時の写真で。 綺麗なただひとつの魂だけ見つめ続けてた僕は 所詮両手で数えられるガキのすること、と 甘く見ていたんだと思う。*] (104) 2022/05/24(Tue) 8:36:44 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[腕をグイグイと引きながら どうしよう、ああ、とぶつぶつ呟く少女の姿は やはり実際には逃げてもいない動物の仔を 心配しているようにしか見えなかっただろう。 流歌が振り返った時>>80 少女は「ごめんなさいっ」と泣き叫び 走り去る背中を見せていた。] (-47) 2022/05/24(Tue) 9:24:31 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[次の瞬間、視界の両端から伸びる太い腕が 流歌の口許や手足を押さえ 近くの使われていない倉庫の中に 引き摺り込んでしまう。 埃っぽい床に流歌の小さな身体を転がして 出口を数で塞ぎニタニタと下卑た顔で見下ろすのは 水色チェックの制服ではないものを着た人間たち。 内部の人間なのか、外部の人間なのか。 確実に言えるのは如何にも不良、といった出立ちで 全員、男だった。] 「へー、結構かわいいじゃん。 脱がしてそれっぽい写真撮れって話だったけど 実際ヤるなとは言われてねぇよなァ」 [何かを言った、もしくは言おうとすれば、 黙らせようと平手が頬を打つだろう。 顔は萎えるからやめとけ、と身勝手な理由で それ以上の暴力はないだろうが。] (-48) 2022/05/24(Tue) 9:25:02 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌「さァお嬢ちゃん。服を脱ぎな。 破いてやっても良いが替えがないだろ」 [ほぼ全員がスマホのカメラを向ける中で指示を出しつつ。 その中の一人が着信音の鳴ったスマートフォンを確認し お、とさも今撮られ送られてきたかのように 画像を開いて、流歌に見える位置に持っていく。 そこには後ろ手を縛られた夏服の潮音が写っていて。 ……こっちの合成写真は割と精巧なものだった。] (-49) 2022/05/24(Tue) 9:28:36 |
【墓】 魔導騎士 テンガン・カルシャック彼女の中はいろんな箇所が性感帯のようで 前後に動くだけでも何度も反応がある。>>+18 それは彼とて同じで、彼女の膣肉に締め付けられると 小さく声を何度も漏らしては抽送を続けて 奥で果てたなら、擬皮の中に吐き出されていく熱。 シーツを掴んで感じてしまう彼女の姿に、 気持ちだけは先行してまた元気になっていくのだが、 それと同時に、彼女の中で体積を減らした自身に気付き、 中には出していなかった、と雰囲気的に言ってしまった 一言を思い出して少しだけ苦笑いを見せた。 (+20) 2022/05/24(Tue) 10:33:54 |
【墓】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「ん、凄く気持ちよかった。……… ちょっと待ってね、新しいやつに……… 今度はちゃんと奥に出したい。 ………許してくれる?」 彼女の声、おねだり、中の動き。>>+19 いろんな要因のおかげで硬さを取り戻しはじめ、 1度その繋がりを解消すると使用済みになった 擬皮の処理をしていった。 新しいものをつけるか、と思ってみたが、 未開封のものを手にしたままベッドに戻り 彼女に覆い被さって彼の方からもねだってみた。 (+21) 2022/05/24(Tue) 10:34:32 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「あかりがつけば、希望はあるかもしれない。 つかなかったら風呂も危うくなるし、 運がいい方向に考えておこう。」 彼女のどうにか会話を合わせているものの、 半分は上の空に近かったので、 うまく会話が繋がっていたのか自信はない。>>81 (105) 2022/05/24(Tue) 10:35:06 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「離すのは無理だって。 言っただろ、我慢の限界が来たって。 こんな形で触ることは俺も考えてなかったけど 」ここまで短慮で浅はかだと己のことに気づくのが 遅くなってしまったことは一生の悔いでしかない。>>82 けれど、幾度となく彼女がいないところで 溜まった欲を抜いてきたことも相まってか、 もう理性が効かなくなっていたこともまた事実。 「大丈夫、痛いことはしない。 ………いや、今日は少し痛みがあるかも。 ミン初めてだよね、こういうの」 じたばたともがく彼女をみて、 どうしてか冷静になるとともに込み上げてくるのは 愛おしいという感情。>>83 壊したいわけでもなく、ただとどめられなくなった 恋情を押し付けてしまっていることに 追々反省をするつもりではある。* (106) 2022/05/24(Tue) 10:36:14 |
【墓】 魔導騎士 テンガン・カルシャック──── パチンッ 彼が指を鳴らせば、彼女の胸を這うそれだけが 甘く、少し酸味のあるような果実の香りを放ち じゅわっと彼女の衣服に染みていく。 そして衣服が緩やかに溶かされていくような。 「触るのを待つとは、言わなかった気がするんだ」 実際、補給のたびに腰を撫でたり髪を触ったりと 触ってきたはずなので、彼女もそれには気づいているはず。 だからこれもその延長線上にある。 そう言っても過言ではないかもしれない。* (+22) 2022/05/24(Tue) 10:36:39 |
【人】 乙守 流歌[ いつからばれてたのかな、 ま、まさか最初から? ブレスレットこつん、は、 時折こんないじわるも されちゃうんだけど潮音からもしてくれる私達の合図になった。 幸せぼけっていうのかな、 そうかもしれない。 ] (107) 2022/05/24(Tue) 15:04:43 |
【人】 乙守 流歌[ 流歌はもともと 気を抜きすぎだよ、とかは言っちゃだめ。 うん、でも、でもね。 明日という日がやってくることに浮かれてた ……のは、ちっとも否定できなかったよ。 ] (108) 2022/05/24(Tue) 15:05:13 |
【人】 乙守 流歌[ 思えばちゃんとあったはずの変化、 例えば手紙を握りつぶした潮音の表情が 少し怒ってるようにも見えたの ……あれ?って思ったはずなのに。 微かに燻った煙に気づくことが出来なかったから。 ] (109) 2022/05/24(Tue) 15:05:33 |
【人】 乙守 流歌……む、……? あれ、ちょっとどこいく [ 繰り返し不安を口にするあの子が向けたのは 居なくなった動物に対してではなく ] ひゃ、 [ 私に対しての謝罪であったこと ] (110) 2022/05/24(Tue) 15:05:54 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音や、っ [ 捕まれて、口を塞がれたときは 何が起きてるかちっともわかってなかった。 投げつけられるにも近い形で床に転がされて、 その拍子に制服のスカートのポケットに入れてた スマホが飛び出した。 何かあったらすぐに潮音に連絡できるようにと潜めてたもの。 拾おうと手を伸ばしたら 男の人の足が手帳型のケースの、スマホを踏みつけた。] やめて!返してくださ、 ……ひっ!! (-55) 2022/05/24(Tue) 15:10:17 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ やだったの。 手帳ケースの中には、体育祭の潮音の写真がはいってた。 スマホ踏まれただけならわぁ、 って見てただけかもしれなかった。 声あげたのが気に入らなかったのか、違うのか。 顔をぶたれてまた床に伏せた拍子、 唇の端の方が切れて血が滲む。 ] ……は、……ふ、 [ 思えば悪意をを向けられることなんて殆どなかった。 ママやパパが怖いことだってあるし 怒られたことはあるけど、けど、こんなのじゃない。 潮音が好きな子に嫌われそうになったことも 全く無かったなんてことはないけど 潮音がきちんと話してくれてたから なにもなかった。 この 怖い はそう、 幼い頃のあの日に近くて、でも遠い。>>0:37 怖いは今日のほうがもっともっとつよい ] (-56) 2022/05/24(Tue) 15:11:27 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ 怖かったけど、潮音の名前を呼ぶのだけは 懸命に堪えた。 もし、なにかの拍子で潮音のことが知られたら? 潮音になにかされたら? その方がもっとこわい。 スマホ踏んで叩いてきた人以外にも、 何人かいたみたいだけど 怖くてその、目の前のその人だけを 涙目で見るしか出来なかった。 まるで煽るみたいに。 ]……や、やだ……服、 ゆるしてくださ、 いやぁ! [ 怒鳴り声と、手を挙げる人が見えた。 顔にはするなって声がしたからなのか、 お腹を蹴られてごほごほ、咳き込んだ。 こわい、こわい、 潮音、こわいよ ] (-57) 2022/05/24(Tue) 15:13:14 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ その願いは虚しく潰えたといえるかもしれない。 怒鳴り声、煽る声、 その中で見せられた画像が、 フェイクだなんて正常に判断できるわけない。 ] …… 潮音! ……ぁ[ 堪えて、懸命に隠してたその名前の音が漏れて 思わず口を塞ぐ。 気づかれてませんように、 聞き流してくれますように、 忘れてくれますように。 よろよろと、近づいた。 潮音の画像を見せてきた人の方へ。 ] (-59) 2022/05/24(Tue) 15:24:54 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音……お願いしますっ、 かれしには何もしないでっ わたしになら、なにしてもいいから…… お願い、お願いしま…… っ、ううう! ……っ、く、ぅ…… [ だったらさっさと脱げ! って胸元掴まれて、また床に突き飛ばされた。 尻餅ついて下着が丸見えなのをみて 男の人達はゲラゲラ笑う。 いたいし、怖いし、 でも潮音になにかされるほうがもっともっと怖い、 ] (-60) 2022/05/24(Tue) 15:34:20 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ 指先を震わせながら 憧れてた水色スカートのホックに手をかける。 ひっかかりもしないまんま、 ストンと床の上に広がった。 黒ベースの小さな白いドット柄の下着 色気とは程遠いかもしれないのが、 やはり子供ぽくて あしはふるふると指以上に震えてたとおもう ] (-61) 2022/05/24(Tue) 15:44:12 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ アイボリーのサマーニット、 どう?って潮音に見せてくるんと回ったね。 埃だらけで土気もまじる床の上、ぽとり。 学年ごとに色の違う棒タイが 首元からするりするり解けてく。 その音だけが妙にリアルに耳元に残って、 、床の上。 ] (-62) 2022/05/24(Tue) 15:51:30 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ もう残ってるのは白い制服のシャツだけ。 撮影音と何いってるかわかんない声が だんだん近づいてきてるのはわかった。 震える手がうまく動かせなくて ボタンがなかなか外せないのに痺れを切らしたのか ひとりがすごくすごく、ちかい場所。 顔が私のほんとにすぐ目の前でニヤリとわらえば 声だけは優しそうに。 でも頬をぐにゅりともちあげる動作はやさしくない。 みえねーだろ、と背後が騒いでる、こえがした ] (-63) 2022/05/24(Tue) 16:12:30 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音「 うまくできないなら脱がせてあげよっか 」 [ いやだっていうまえに シャツはむりやり引っ張られて 白いキャミとちらりと覗くブラが晒された *] (-64) 2022/05/24(Tue) 16:20:23 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音……うう、 っ、ひっく、 ……許してください [ はじめてのキスもまだなんだよ、 ……これ以上はどうか許してください、 許してください。 けらけら笑うこえ。 手でかすことくらい ゆるされたか ……ゆるされる? **] (-65) 2022/05/24(Tue) 16:44:52 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[ ドゴォッ 倉庫のドアが吹き飛ぶ。 数人下敷きにしたそれを革靴で踏み締め、 流歌と流歌に触れる男の姿を確認すれば カッと頭に血が昇るのを感じ 地を這うような声で一言。] ────汚い手で流歌に触るな [双眼は炎のように揺らめいていた。 反面、その場の男達の瞳からは光が失われる。 ゴキャリ、 流歌に触れていた男の腕は自罰するかのように反対側の手によって 在らぬ方向へ曲げられ。 少し置いて、醜い悲鳴が上がった。 彼らは最早自発行動を取ることが出来ぬ 傀儡と化していた。……恐怖と痛みだけ正常に残して。] (-67) 2022/05/24(Tue) 20:01:14 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[スッと歩み寄れば 男達は左右に捌けて道を作り 流歌の身体から目を背ける。 彼らはみっともなく震えていた。] 流歌、もう大丈夫 ……っ ……これは、……酷い…… [そっと抱き締めて顔を近づけると 頬が軽く腫れていることに気づく。 他にも怪我があるかも知れない。 屋上に隠れていた女の頭の中を少々覗いて そのまま担いで飛び降りてきたから それほど時間は経っていない筈だが どれほどの暴行を加えられたか定かではなかった。] (-68) 2022/05/24(Tue) 20:02:27 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[よしよしと腕の中の流歌の 背中や頭を優しく撫でながら。] 流歌を傷つけたのはだぁれ? [発すれば、 頬を叩いた男は既に曲がった腕をまた別方向へ曲げ。 腹を蹴った男は自らの脚を折り。 怒鳴り声を上げた男ども……は全員、なのか、 自らの喉を両手にてぎりぎりと締め上げ始める。] (-69) 2022/05/24(Tue) 20:02:47 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[あらあら。 クソガキのかわいい悪戯なら記憶を消して 頭をパーにするだけで許してやってもよかった。 だけど、流歌をこんなに傷つけたお前らに 生きる権利はもうないよね。] (-70) 2022/05/24(Tue) 20:03:21 |
【独】 団地妻 ナナミ/* すだちさん、大丈夫かな。 忙しそうな中に睡眠時間削ってただろうし、体調戻っていればいいけれど。 なんか申し訳ないorz (-73) 2022/05/24(Tue) 20:19:53 |
【独】 甲矢 潮音/* やりにくかったらごめんね.°(ಗдಗ。)°. 流歌がすきすぎてこうなっちゃうんだ 他の人間マジでどうでもいい人外だから…… (-76) 2022/05/24(Tue) 20:30:38 |
【独】 甲矢 潮音/* そういえば何も考えずにCの赴くままに動かしてたけど 人外バラす予定特段なかったのにこれはバレるね……? >はわ…… どういう感情かなーー><困らせてたらごめんね、、 はやくしっかり慰めたいな………… (-77) 2022/05/24(Tue) 20:43:54 |
【念】 酒屋の息子 ヤスヒサ[彼女の言葉に肯き。 シーツを洗う。本当はもっと何かできればよかったのだけど、生憎自分にできることは限られていて、風呂場の場所を教えてもらえば、きちんと覚えますと頷いた。彼女は、この先も自分との関係を持つ事を望んでくれている。 その事が嬉しかった。 風呂場に入った彼女を見送り、 シーツを剥がせば、洗う準備をはじめ、汚れを落とそう。乱れた其れを見返せば、先ほどの交わりを思い出してしまう。自ら此方の逸物を良くしようとする姿は、妖艶というのにふさわしく。 思い出すだけで欲望がせりあがる。 若いなと自らを自嘲し 声を賭けられるまで 悶々と部屋で待ち] (!6) 2022/05/24(Tue) 21:15:06 |
【念】 酒屋の息子 ヤスヒサああ、ありがとうござ…い、 ……その、服は [彼女の姿に思わずと目を逸らしたのは 自分の中の欲望に勝てる自信がなかったため、先ほどの恰好だって此方を刺激してきたのだ。バスタオル一枚なんて、余計にくる。その姿が改めて彼女との交わりを意識させ、体を火照らせるのだから。 彼女の前をそくさと通り過ぎ シャワーを借りれば、冷水を浴び 頭をひやしただろう] (!7) 2022/05/24(Tue) 21:15:29 |
【念】 酒屋の息子 ヤスヒサ[これで好きになってもらうって まだまだ青い自分で、果たしてどこまで食い付けるか。道は長いと考え、滝に打たれ修行する事を真剣に悩むほど、冷水に浸り。それから、冷えた身体では彼女を心配させるかも。と気づき、慌てて温水で洗えば、戻った頃に食事の準備は出来ているか。 ――服、向こうにおきっぱなしだった。と 彼女と同様バスタオルで現れることになったのは、お茶目。というより、うっかりで] すみません、ナナミさん。 服そっちに置き忘れちゃって [見苦しい姿を見せました。と 反省の顏で現れただろう*] (!8) 2022/05/24(Tue) 21:18:17 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ 泣きじゃくるのを面白がって 制服で隠すのすら許されなかった。 それ以上やめとけよwって どう考えても思ってない声がして、 両腕が、掴まれて ブラは後ろを外されて、 もう肩に紐がひっかかってるだけ。 ] ( 潮音っ、) [ やだ、っ、て、目を閉じたときだった ] (-78) 2022/05/24(Tue) 21:40:31 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ とびらが開かれた、っていうよりこわされた。 ……壊された?なに? ] しお、ん [ 潮音が無事だったことの安堵と、 でも何がおきてるのかわからない困惑と 自分のあげた悲鳴より恐ろしい声がする。 私の腕をつかんでたひとが、 人形より酷いむきにまがって ほかにも、ほかにも、……ほかにも だれがこんなこと、 ……潮音? ] (-79) 2022/05/24(Tue) 21:42:02 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音……しお、ん、しおん! ふぁ、……ょか、っ、無事、 怖かっ、 ……っく、 [ 酷い格好してる。 もうほとんど裸みたいな格好で 潮音のうでのなか、埋まった。 ……でも、おわんない、 潮音の目が、……わたしをみてない。 多分見えないように腕の中かくしながら 私の背後でじごくみたいな声がたくさん、 たくさん、あがって 潮音が、 嗤ってる ] (-80) 2022/05/24(Tue) 21:42:42 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ 怖い。……わかんないけど こわい。 潮音がどこかへいっちゃいそうで ] だめ、しおん もうしなくていい、もうしなくていいから! お願いもう やめて 私もうへーきだからっ [ お願い、お願いだから。 ねえ、わたしのことみて? 必死で潮音の顔をこっちにむけた。 潮音は私が何してるかわかんないかもしれない。 でもやだよ、やだ、 ……潮音、潮音、潮音 ] (-81) 2022/05/24(Tue) 21:43:51 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ あした、誕生日の日 潮音のお部屋でケーキをいっしょにたべて そのときに、おめでとって 1番だいじなその日にね、 私はあなたと口づけを交わせたら。 どんなに幸せかなって、おもってたの。 ] (-82) 2022/05/24(Tue) 21:47:25 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 「満たされた」って性欲以外の何が。 思ったけど声に出さなかったのは 何となくその感覚がわかる気がしたからだ。 「何が」と逆に尋ねられても答えられないけれど 何かが漸く満たされた気がして 満たされた気がすることで足りなかったことを知る。 何かが。いやわかんないけど。 普段なら終わった後は暫くもう放っておいて欲しくなるのに わけのわからない多幸感に満ちていて アナルセックスがすごいのか 好きな人との結ばれることがすごいのか 後者だったら美談なんだろうと思うから 後者と思っておくのがよさそうだ。 この充足感が新たな性癖の扉を開いた所為じゃ ないと思いたいなんて考えて、ふと もしそうだったとしても許すのは彼だけなのだから 結局美談と思っておいても大差はないと気付、 ……いたあたりでアナルセックスに思いを馳せていた なかなかに酷い思考を引き戻される。 いやいや尻のことばっか考えても仕方ないじゃん? そのくらいの衝撃だったわけですし。 ] (*15) 2022/05/24(Tue) 21:50:51 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[気持ちよかったと吐き出される声に微笑んで、 懐くように肌を擦り寄せる。 先に彼が口にしたように中にと告げたのは、 時折、避妊魔法を掛けてそれを受け入れるからだろう。 そう、今も。 耳朶に甘く囁かれれば、蜜壺が期待にひくりと蠢いてしまう。] ……う、ん…… [求められることを気恥ずかしくも受け入れて、 一度、彼のものが身体から抜け落ちていく。 薄皮一枚と言えど、熱さの感覚は違うもので、 擬皮がなければ、より彼の熱さを直接感じることになる。] (+23) 2022/05/24(Tue) 21:51:11 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 先に名前で呼んだのは自分のくせに 俺が呼ぶのは引っかかるらしい。 なんとなく浮かんだ不満のまま なんでだよって突っかかろうとした出鼻は 噛み締めるみたいに名を呼ぶ声にへし折られた。 そんな声で呼ばれてしまえば 些細なことはどうでも良くなってしまった。 ] やだったら……、せんせぇって呼び続けるけど。 けど……でも、……いいじゃんべつに ふたりきりのときくらいは、誠丞さんて呼んでも。 ずっと、『先生』以外の関係になって欲しかったんだ。 こんなことまでしたんだし、 なってくれるんでしょ?せぇーんせ。 [ 見返りを寄越せだなんてなかなか性格の悪い台詞を どうせ叶えてくれるだろうと信じきった甘えた態度で吐く。 何に、とははっきりと名言しなかった。 何になって欲しいのか自分でもよくわからなくて。 ] (*16) 2022/05/24(Tue) 21:51:12 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[彼が引くのを見て、自身も身体を起こし、 己の下腹部に掌を当てる。 すう、と息を吸い込んでから、小さく囁いた。] Magia contraceptiva [呪文を唱えれば、ぽうと白い光が掌から膨らんでいき、 下腹部を照らして身体の中へ入り込んでいく。 家を出る時に母に教えられた避妊の魔法。 これを行ったからといって確実に避妊できるわけではないが、 防衛魔法の強化のようなものでパーセンテージは上がる。] ……これで、いい? [光が消え去って体内に入っていくと、 未開封のものを手にしたままの彼が目に映って、上目遣いにそう尋ねる。] (+24) 2022/05/24(Tue) 21:52:36 |
【人】 入院中 阿出川 瑠威[ 彼は俺の家庭教師で俺はその生徒だった。 それだけだったから、それ以外も欲しかった。 それ以外の時間の彼を知りたかった。 その手始めに欲しかったのが性的な接触で 体さえ交われば彼の特別な存在になれるんだと夢見てた。 彼は主治医で俺は患者だった。 それ以外を欲しがってまた彼が 俺の前からいなくなってしまうのが怖かった。 それでも欲しがる気持ちは消えることなく 変わらないどころかより強い執着として 俺の心の中に燻り続け 欲しがる事すら許されない窮屈さに腐敗していった。 病院から飛び降りようとしたのは、多分故意だった。 母がいないうちに、そう思った気持ちも嘘じゃない けれど それ以上に、あの時強く思ったことは……… ] (112) 2022/05/24(Tue) 21:52:43 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[無理にでも振りほどこうとすれば、触手がうねうねと動く。 ぬるり滑る液体が肌を這って気持ち悪さが増す。 それでも抗おうと、ぎし、と力強く引っ張りながら、 テンガンの方を睨み据えた。] ……だから、我慢の限界って何!? 無理じゃないでしょう、君の言うこと聞くんだから! ……やだ、っ、ちょっと、離して、ってば……! あっちいって!! [うようよと動く触手にも眼光を光らせて、大きな声を張り上げる。何故、彼がこんな暴挙に出たのかも分からない。 会話を交わせるということは、いくらか理性は残っているのだろう。冷静に痛みがどうこうと言い始める彼が怖くて、表情はどんどんと青ざめていく。] ……ちょっと、冗談だよね……? はじめてもなにも……、この、ぬるぬるしたやつ、 なんとかしてほしいんだけど……!? [悲痛な叫びは、彼の耳に届こうともすり抜けていくのだろうか。**] (113) 2022/05/24(Tue) 21:52:55 |
【秘】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ → 魔導騎士 テンガン・カルシャック[なんとか抵抗しようともがいていれば、テンガンが静かに動く。 指先一つ鳴らしただけなのに、触手はするりと反応するように 身体に巻き付いて、甘い香りを吐き出した。] ……うっ、……なに、このかおり……っ、 …………ッ、!! まって、……まってまってっ! やだやだっ、服が……うそっ、……やだっ……! ちょっとぉぉぉ……!? [胸の周りの服が消化音と共に湯気を立てて溶け始める。 大きく目を瞠り、更に暴れるように身体をもがかせた。 いや、溶かされるのは衣服だけなのだろうか? 肌まで溶けたら?? そう考えると怖くなってぴたりと動きを止める。] (-83) 2022/05/24(Tue) 21:53:29 |
【秘】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ → 魔導騎士 テンガン・カルシャック[じゅわりと消化する音は激しくなり、 胸から腰元にかけての衣服をどろりと溶かしていけば、 大きなジャケットの下から薄手のキャミソールが覗いた。 キャミソールもかろうじてあるようなもので、 溶け落ちた部分からはへそが覗いている。] ……触る……にしても、こんなの使うなんて…… 聞いてないよぉっ…… [恐怖に思わずじわりと涙が溜まる。 服を溶かされるだけで済むのだろうか。 きっとそんなはずはなくて。 何をされるか分からない不安に、唇を震わせた。*] (-84) 2022/05/24(Tue) 21:53:43 |
【人】 入院中 阿出川 瑠威[ 彼の一番になりたかった。 彼の唯一になりたかった。 彼を自分だけのものにしたかった。 心も体も時間も全て、この先の未来さえも 彼を俺に縛り付けてやりたかった。 彼に俺を刻みつけてやりたかった。 彼に俺を縛り付けて欲しかった。 心も体も時間も全て、この先の未来さえも 俺を彼だけのものにして欲しかった。 俺の唯一は彼以外いない。 俺の一番はずっと彼だった。 そう自覚して初めて 母の気持ちが少しだけわかった気がした。 きっと俺は母に似ているのだと思う。 或いは俺のほうがもっと酷いかもしれない。 愛し方と、歪み方が。 ] (114) 2022/05/24(Tue) 21:54:52 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 途中で一度手洗いに起きた。 その時に彼をベッドに縛り付けてやろうかと思った。 転院させられたとは聞いたが 現状どういう状況なのかわからないなりに 彼をあの病院に戻れるよう何か手伝えないかと 思っていた気持ちに嘘はない。 けれど。それ以上に。 気付いてしまった。自分の気持ちに。 彼をここから一歩たりとも外に出したくない。 一番になりたかった。けれどそれだけじゃ満足できなくて 二番以下も誰にも譲りたくなかった。 このまま一緒に死んで今を永遠にできたらどんなに良いかと 一瞬過ぎった甘美な妄想に囚われ 彼の無防備な首筋に指が絡むより前に もっと強欲な自分が顔を出したから、何もしなかった。 俺しかいないから俺が唯一なんじゃなく 他にもいるのに俺を選ぶくらいじゃないと きっと俺は満足できそうにない、と。 ] (*17) 2022/05/24(Tue) 21:55:34 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ となりで身じろぐ気配で覚醒したふりをして むずがるような音で小さく唸って寝ぼけたふりをして 隣の彼に寄り添って、擦り寄った。 が、特に効果はなかった。 可愛いって言ったから自分なりに めいっぱい媚びてみたつもりなんだが? 満足するための方向性がわからない。 シーツを掛けられ離れて行くから 仕方なく離れて行く背を見送る。 綺麗なままの背中を見つめて 背中に爪あとでも付けてやれば良かったと思った。 ] ………どこいくの? [ そんな無防備な格好のままどこかに出かけやしないだろう。 けれどそのままシャワーを浴びて着替えた後なら? どこかへ行ってしまうのだろうか。俺を置いて。 俺の知らない時間にどこで誰と過ごすのかと 考えただけで頭がどうにかなりそうだ。 不安に駆られ咄嗟に飛び起き声をかければ 置いていかないでと嘆く子供みたいな怯えた声になった。 けれど、最中に散々騒いでいたおかげで 久々に発した声は少々ざらついてしまっていて 不自然さは、掠れた声に霞んでしまったかもしれない。* ] (*18) 2022/05/24(Tue) 21:59:58 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[撫でる手が触れるのはほぼ生身の肌。 ……であれば全員の目を潰すのが先だったな。 頭に血が昇っていたのは一瞬で。 色を失っていく顔を見ながら 醜く愉しい悲鳴を聴きながら 冷静にそんなことを考えていた。 苦しみ悶える人間どもの感情は 僕にとって馳走でしかない。 普段触れないようにしている分 甘く染み渡るようだった。 こちらこそが僕の本質なのだから。] (-89) 2022/05/24(Tue) 22:55:54 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[もっともっと見ていたかったけれど 必死に僕を呼ぶ人の手が顔に触れるから 仕方なしにそちらを向いた。 きみの意見は何でも応援したいけど 何でも肯定できるわけじゃない。] ……何で? きみがやめてと言ったら あいつらは止まってくれたの? ……っ 求めてくれたら、誰でもいいわけ……っ? [歌うことをやめなかったきみへの不満が漏れた。 だから僕だけのきみになってくれる日は来ないんだと。 ずっと待ってくれていたことも知らない僕は。] (-91) 2022/05/24(Tue) 22:56:27 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌[流歌の顔がこれまでより一番近くにあって。 柔らかくて。 流れてくる感情なんかより ずぅぅ……っと美味しい味がして。 ぱちぱち、と瞬きを二つ。] (-93) 2022/05/24(Tue) 22:56:58 |
【秘】 甲矢 潮音 → 乙守 流歌流、歌……? [瞳の妖しい輝きが鳴りを潜め 彼女を見つめれば 正しく目が合っただろうか。 ばたばたと男達が床に崩れ落ちる。 彼らには弱いが、確かに息があった。*] (-94) 2022/05/24(Tue) 23:03:28 |
【念】 団地妻 ナナミ 綺麗に落としてくれてありがとね。 [彼が洗ったシーツ渡してくれたので、それを受け取って。 バスタオル一枚の自分を気遣ったのか、彼の目が自分を避けていく。 そのまま彼を浴室に見送れば、今度は髪を軽くドライヤーで乾かし、バスタオルから女性らしくも清楚なワンピースに着替え、エプロンを上に着ける。 フルメイクする余裕も時間もないから、軽く目元と唇だけメイクして。 急いで身支度を済ませたから、まだ彼はシャワーを浴びているようだ。 サンドイッチ用のパンをホットサンドメーカーに挟んで焼いている間に、ビーフシチューを温めなおす。 タルタルステーキにはサワークリームを添えて配膳し、二人分のカトラリーを置いておいて。 アップルパイは後でアイスクリームをのせてもってこようか。 結構すんなりと用意が済んでほっとした。 ついでに洗濯機に彼が洗ってくれたシーツを放り込んだり、新しいシーツを敷いたりしてして、情事の痕跡が部屋に残らないようにもできただろう。 彼が持ってきてくれたワインの栓をもう開けようかどうか悩んでいたら、彼が風呂から出てきたのに気づいた] (!9) 2022/05/24(Tue) 23:29:13 |
【墓】 魔導騎士 テンガン・カルシャック彼女へのおねだりは快く受け入れられ、 避妊魔法を目の前でかけてくれたので、 未開封の擬皮はそのまま使用せずにいられそうだった。>>+24 「そうだね、大丈夫だと思う。 もし子供ができても一緒に可愛がっていくつもりだから」 上目遣いがとても可愛らしく、 ありがとうと呟きながら髪をそっと撫でる。>>+23 何度か緩やかに唇を重ねてから、 彼女の腰に手を添え、熱を更に滾らせるために すり、っと秘裂に戻ってきた熱を添え当てた。 (+25) 2022/05/24(Tue) 23:29:29 |
【墓】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「急ぐ旅でもないから、沢山可愛がる。 ミンのことすごく好きだって、 もっと知ってほしいんだ。 知ってくれてると思うけどさ」 ふっと笑みが溢れて、大好きだよ、と言葉が漏れる。 腰を動かし秘裂でその質量を増していく熱は 時折先端だけ中に入って出てを繰り返して。 準備ができたと思えば、彼女の様子を見てから、 今度は何もつけずに彼女の魔法に甘える形で くちゅ、っとまた中にその熱を埋めていこうとする。 (+26) 2022/05/24(Tue) 23:30:00 |
【念】 団地妻 ナナミおかえ……ふぁっ!? [思わず漏れる奇声。 バスタオル一枚に濡れ髪の彼が出てきたのに行き会ってしまった。 腰の周りだけをタオルで隠し、その肉体美を顕わにして。 思わず見とれてしまった。 こんなの眼福でしかない。 肉体労働に近いことをしているせいか、彼の躰はやはりたくましくて鍛えられてて。 肩に盛り上がった筋肉とか、しっかりとした脛などを見ないようでいながらばっちりしっかり見てしまった。 これではまるで痴女である。 自分はあの躰に抱かれたんだ―――。 そう思うと、ぶわっと顔から火をふいてしまう] は、はやく食べましょっ 服、そこだから。 [先頬部屋の片づけと一緒に彼の服もたたんでおいたのを指さして。 声が上ずってしまっているが、変に思われてないだろうか。 そう思うが、言い訳もできない。 彼に椅子をすすめ、それから今日のメインのワインの栓を開けようか] (!10) 2022/05/24(Tue) 23:30:14 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック触手を振り払おうとするけれども、 そんな彼女の体をぎゅっと縛り付ける触手。 策士策に溺れるに近いのか、 ミイラ取りがミイラになっているのか。 いずれにせよそういう感じで寧ろ墓穴を掘っている。 「本当にいうこと聞いてくれる? いや、ミン。そういうこと簡単に言っちゃダメだよ。 俺が結婚してって言ったらいうこと聞かなきゃいけない。 それは流石に嫌でしょ、好きではない……っていうか それまでそんなに意識していなかった男に 嫁に行かなきゃ行けなくなるなんて。」 恋人の関係であればそう言ってもまだ冗談として 流すことができるだろうが、 今この状態では一番言ってはいけないような 言葉を彼女は口にしたように思えて、 彼は逃げ出したがっている彼女に 優しく諭すように伝えてあげるが伝わるだろうか。>>113 (115) 2022/05/24(Tue) 23:31:05 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「触手は俺の一部だからな……。 今のところミンを離すつもりない。 だって、俺もそういうのを味わってきたから。」 どうにかして、と言われてもソファに座ったまま どうすることもなく眺めている。 本当に嫌がっていることは分かる。 だから無理をさせたくないとも思った。 やめられるかというとやめることはできない。* (116) 2022/05/24(Tue) 23:31:39 |
【秘】 魔導騎士 テンガン・カルシャック → 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ「なんだっけ……なんか、南国の果実だよね。」 こういう優しい香りを出すにも関わらず、 見てくれに合わないくらいに無常である。 服を溶かされていき、所々溶けている姿は何とも淫ら。 普通なら、服を脱がせて、と 彼女と愛情を確認する時間だろうに。 「安心して、どうしてか肌は溶けないし、 不思議なことに服を溶かし終われば ………普通通りに戻るよ。」 彼女の不安を汲み取って粘膜の話を少し。 肌が見えると少し前のめりに見てしまう。 彼女の肌はちらりと見えるせいか、 更にいやらしさを増してしまう。 そして、彼女の不安のこもった呟きに、 彼の残った良心がもがいていく感覚を覚える。 (-96) 2022/05/24(Tue) 23:32:56 |
【念】 団地妻 ナナミ[ワインの栓を開けるのは少し手間取ったかもしれないけれど、無事、二人のグラスに注ぐことはできて] お口に合えば嬉しいな。 [もちろん、料理のことである。 もう一つ食べられたものの方は、彼の口に合っていてほしかった。 思わず自分の唇に触る。 この唇でキスをして、舐めてしゃぶって飲んだもの……。 それはこの自分の口に合っていたのだから。 よく、男を落とすには胃袋と玉袋を握ればいいというが、まさか玉袋の方で彼を落とすことになるなんて思ってもみなかった。 胃袋の方はどうだろう。 なんとなく不安になって、彼の方をじっと見ていた*] (!11) 2022/05/24(Tue) 23:32:59 |
【秘】 魔導騎士 テンガン・カルシャック → 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ「………何をするというか、 まぁ…………ミンの初めてをもらいたい。 いや、……………本当は、俺のことを、 もっとただ知ってほしいだけなんだけど。 ほら、こういうところ触られたことないでしょ」 脚の付け根近くを撫でるように 触手を脚の間に通して前後に擦って反応を見る。 触手を使わずに彼がしてしまえば、 まだ彼女は怯えずに済んでいるのかもしれないが 触ってしまえば、壊してしまいそうな気がするという、 そんな彼のエゴの塊が触手である。* (-97) 2022/05/24(Tue) 23:35:25 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェうぅん、子供はまだ早いよぉ。 旅も続けたいし、もう少しだけ テンガンのことも、独り占めしていたいし……。 ……でも、そう言ってくれてありがと。 [ふふ、と小さく微笑んだ。 髪を撫でてくれる手が好きだと思う。 その手に甘えるように頭を手のひらに寄せて、 啄むだけのキスを何度か交わして、互いに笑い合う。 触れ合っていれば腰に熱い高ぶりが触れる。 こくりと物欲しそうに喉がなって、再び足を開いて、 彼のものを中心に充てがえば、一度解されたその場所は、 悦ぶように吸い付いて、ひくりと蠢いた。] (+27) 2022/05/25(Wed) 0:46:07 |
【墓】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[初めて熱を交わしたときから、彼は情熱的だった。 今も変わらず愛をささやく言葉は変わらず、 私だけを見つけて密やかに紡がれる。] ……うん、知ってるよ。 テンガンが私のこと、好きだってこと。 だから、 ……いっぱい、可愛がって。 [何度も重ねるように送られる言葉に目を細めて、 これ以上ないくらい蕩けた顔で彼を見上げた。 熱が再びゆっくりと中へと押し入ってくる。] ……ンっ、……はぁ、ぅ……ッ…… [先程よりも熱い雄芯が秘所へ埋まっていく。 奥へと進む度に、は、は、と細く息を吐き出して。 シーツを頼りなく握りしめれば、白い布地に皺が広がった。] (+28) 2022/05/25(Wed) 0:46:35 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[ぎしぎしと触手から逃れようとじたばたしていれば、 テンガンから諭すような声を落とされて、 会話の食い違いに、ぎょっと目を丸くした。] ……ちがーーーーーーうっ!! 私が君の言うことを聞くんじゃなくて!! この触手が君の言うことを聞くんでしょ!?って言ったの!! 誰がお嫁に行く話なんてしてるのよ! [時折こうして彼と会話がズレるのはどうしてか。 私もボケているかもしれないけれど彼も相当の天然だと思う。 とにかく勘違いを正さねばと慌てて言葉を紡ぎながら、 暴れる腕は遠慮がないまま、触手に抗おうとするけれど、 動く度に触手からぬるりとした液体が溢れてくるものだから、 ぞわぞわと怖気が走って、背筋を凍らせる。] (117) 2022/05/25(Wed) 0:47:14 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ君の一部なのは分かったから!! とにかく、この状態ではまともに話せないでしょ! ……話なら、ちゃんと聞くから…… …………もう、離してよぉ…… [そういうのを味わったとはどういうことだろう。 会話が噛み合ってるような、またピンとがずれているような。 最後は困り果てたように呟いてがくり、と肩を落とした。**] (118) 2022/05/25(Wed) 0:47:31 |
【秘】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ → 魔導騎士 テンガン・カルシャック[どうやら南国の果実らしい。 そんな香りが、どうして触手からするのかはともかく。 冷静に解説されて、はい、そうですかと肯くのも何か違う気がする。 どろどろと溶け始める服は、今や腕に纏わりついた袖口と、 肩口に残る切れ端が申し訳程度にかかっているぐらいで、 キャミソールも、溶けてしまえば下着が覗いてしまうだろう。 肌が溶けないという情報には多少安堵を覚えたが、 服を溶かされた状態で普通通りと言われても、 それはもう普通ではないわけで。] 肌が溶けないのは安心したけど…… ……裸にされて普通も何もないでしょ……!? [と、噛みつくように喚き立てた。 そう言っている間にも、はらりとまた一枚布が溶け落ちて、 キャミソールの下の下着が顕になっていく。] ……ひゃっ、……だめ、っ…… 見ちゃ、だめなんだからぁッ…… [対峙していれば、どうしても彼の視線が気になって。 手で胸元を抑えようとするが、拘束された手では隠しようもなく。 代わりに内腿を擦り合わせることでガードをする。] (-98) 2022/05/25(Wed) 0:48:20 |
【秘】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ → 魔導騎士 テンガン・カルシャック……んっ、はじめて……って……? テンガンくんのこと知るなら、 お話でも……、って、ひゃ、あッ……!! ぁんッ、どこッ、さわって……! [擦り合わせていたももを割り開くように触手が蠢けば、 足を左右に開かれて木の幹のようなものが股の間に入り込んでくる。 その異物感に、ひっ、と思わず声を上げたのもつかの間、 太い幹が脚の間を擦り上げるようにして動き出した。 ぞわぞわっと怖気とは違う妙な感覚が走り抜ける。] ……んぁっ、……や、っ…… だめっ、うごか、ないでぇ……ッ…ぁ、ぁッ…… [ぬるぬるとした液体を股の間に塗りつけられていく。 かろうじて残っている布の切れ端が、 まだ秘所を隠してはいるが、ずるずると擦り付けられていれば、 布が溶けていくのも時間の問題だろう。*] (-99) 2022/05/25(Wed) 0:48:49 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[彼が口にする、少し舌足らずで甘ったるい響きの「先生」も嫌いじゃない。むしろ好きだった。同意を求めるような言い回しに、時間差で返事をする。私の願望を彼から提案されると思っていなかったので] ……、……もちろん。私も同じことを考えてた。 君に先生と呼ばれるのも好きだけど。 名前だと、特別になった心地がして嬉しいよ。 ただ慣れないというか、擽ったいのかもな。 [別にふたりきりの時以外も、名前で呼んでくれても良い。付け加えようとした言葉を飲み込んで、緩く微笑むだけに留める。私以外の第三者が存在する時は、此処を出た時だろう。泥濘のような疲労を言い訳にし、想像するのを止める。 先生以外の関係と聞いて、恋人しか思い浮かばない程度には気持ちが浮ついていた。好意的な台詞の応酬が、リップサービスではないと思っていたからこそ。だから関係性について明言しなかった] (*19) 2022/05/25(Wed) 1:18:40 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[──彼の言葉を真に受けてはいけない。 病院で「夜風に当たっている」姿を見て、彼から目を離してはいけないと思った。本人にその気はなかったとしても、自然と自死に引き寄せられるなら自分が止めなければ。 その行動が正しいとか、間違ってるとか関係無く。 ……そう思い詰めていた癖に、彼の隣でまんまと惰眠を貪っていた。呑気に夢を見ていたのは気が緩んでいたからかもしれない。 狸寝入りとは気が付かず、擦り寄る寝顔を見つめて表情筋を緩ませた。もう一眠りしたい欲に駆られるが、世話役としての仕事があるので思い留まる。隣を抜け出して背を向けたが] ……、起こしたか?悪いな。 [掠れた声色に手繰られ、振り返って「おはよう」と挨拶をする。床に捨て置かれた冷たいバスタオルが視界に入り、全裸よりはまだ良いかと腰に巻いておく。此処に来てから、自分の中の許容範囲がどんどん広がっている気がする] (*20) 2022/05/25(Wed) 1:18:49 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[掠れてざらついた奥の色までは気取れないけれど。寝坊助が振り返ったら起き上がっている、その些細な違和感が無意識下で引っかかり、近くまで戻ってベッドの端に座る] 水を取りに行こうと思って。 この部屋か、……無ければ給湯室か自販機に行くよ。 まあこの格好のままじゃ外には行けないが。 ……──そういえば、説明してなかったと思うけど。 この病院の形態はちょっと特殊で、…… 専門的なことは勿論、患者の世話も担当医の仕事だ。 例えば食事や、風呂の準備もね。 (*21) 2022/05/25(Wed) 1:19:40 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞まあ、……表向きは公的な施設ではあるけれど、 実際は私達医者が、患者を選んでいる。 [この病室には、私以外の医師も看護師も来ない。 当然外部の人間も面会は許されていない。 まるで非現実的な業態だけれど、軽い説明をする] (*22) 2022/05/25(Wed) 1:19:50 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[彼の言う通り大人しく眠ったおかげで、それなりに頭がすっきりしている。「ひっどいかお」はある程度解消されている筈だけれど、彼はどうだろう。顔色を見て、観察に近い眼差しを向け] ……よく眠れた? 喉使い過ぎて、声枯れてるな。 [手を伸ばし、ぺたりと彼の頬に触れる*] (*23) 2022/05/25(Wed) 1:19:57 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 彼が振り向いただけでほっとして 戻ってきてくれるだけで肩の力が抜ける。 そばに腰掛けた彼の手を勝手に取って自分の頬に寄せ 撫でろと言わんばかりに擦り寄った。 目の前にいてもこれだ。 今頃母は発狂してるだろうなって簡単に想像がついた。 ] なに、ここ病院ってマジなの? 誠丞さんの強めの幻覚で俺が監禁されてるんじゃなく? ……まぁそうだったとしても別に俺は構わないけどさ。 [ 帰らなきゃってこれっぽっちも思わないのが自分で笑えて ちょっと笑い声が溢れる。 死ぬつもりで捨てたからじゃない。 なんとなくわかった。 母が俺に依存していたように、俺も母に依存していた。 今は新しい依存先ができたから、もうどうでもいいだけ。 母も俺が居なくなれば新しい何かを見つけて そしてどうでもよくなるのかな。そうなればいいのに。 だって俺はこんなにも薄情だ。 それがすこしだけ申し訳ない。 母も俺も同じように互いに依存していたけれど 同じ強さじゃないことが申し訳なくて、 だから縛られていただけなんだと今ならわかる。 ] (*24) 2022/05/25(Wed) 2:16:48 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 彼の言い分が真実ならば、いや真実なわけはないと思うが 例えばの話。もしそうならば…… 医者としての経歴に傷が付かないのか?なんて 考えてみてもよくわからなくて。 頬に感じる彼の体温に懐きながらじっと彼の顔を覗き込む。 正気に見えるけど。俺よりは余程。] ん。多分……良く眠れたんじゃないかなぁ。 ひさしぶりに、そんなに頭も痛くないし 耳鳴りもしない。それに…… そこまで死にたいとも思わない。 ……あー……でも、多少は熱っぽいのかな。 誠丞さんの手、きもちいい。 [ 全然そんな気はしないけれど。 ただ甘えたいから心配を誘う。 誘っているのが『心配』だけにしては 最中にでも聞かせるような 甘ったるい「きもちいい」だったが この仏頂面はそのくらいで動じやしないだろうし 冗談だと伝える意味でちょうどいいだろうと すこしだけ、悪戯な気持ちで悪ふざけを。 ] (*25) 2022/05/25(Wed) 2:17:29 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 水を取りに行くだけのことを先延ばしにさせたくて 彼の肩にもたれ掛かったりしながら彼の言葉を反芻する。 医者が、患者を選んでいる。 どうして俺を選んでくれたの?なんて しおらしい気持ちはもうどこにも残ってなくて 心地よい充足感だけが胸にあった。 彼が俺を選んでくれた。 その事が嬉しくて。嬉しくて。 夢なんじゃないかと疑う気持ちはなくはないけれど 夢なら終わりにしたらいいだけだと極端な考えが浮かぶ。 だって彼が俺を選ばない現実なんて 必要ないのだから仕方あるまい。 どうせ捨てるつもりだった。 捨てることに改めて躊躇が生まれることもない。 ] (*26) 2022/05/25(Wed) 2:18:24 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 引き止めるために言葉を探す。 どうせ水を取って戻るだけだ。 その言葉を疑っているわけじゃない。 それなのにそれだけのほんのわずかな間でも 連れて行ってくれないのなら行かせたくなくて。 けれど今までただの医者と患者の関係を貫いていたせいで 共通の話題なんてひとつしか思い浮かばなくて ] ……俺が入院してる理由は……一応『目』なんだっけ? 入院期間は……? ……────完治するまで? [ あれ?入院費どうなるんだろう? 本当に彼の言うとおりここが病院ならの話だけれど。 信じてはいないけれど嘘でもどうでもよかったから 話半分に受け取って、信じているていで尋ねた。 退院するつもりなんて、これっぽっちもないけれど。 彼の医者としての経歴に傷が付くのなら あの病院に返してやらなきゃとは思う。 思うのに、ここにいて欲しくて。 だからこそ、完治するまでかと尋ねた。 治らないと理解しているから。 実は治せるなんて夢みたいな言葉をもし今聴いても きっと悪夢にしか聞こえないんだろう。* ] (*27) 2022/05/25(Wed) 2:24:36 |
【人】 落星 クロウリー失礼致します [形無き招きを受け、闇の中へと踏み込んだ。 長年新書の佇まいを保ち続ける年代も疎らな書籍の並び、 常に埃一つ無く軋みや傷みを得ることも無い空間。 廃屋とはまた違う生活感の無さがそこにはある。 記されたものの多くが、悪魔やその同胞から人に与えた智慧ならば 彼自身がそれらをこうして収納し管理する意味とは何なのか 疑問に思い、その特殊な嗜好の一環かと結論付けた過去の記憶が蘇る。 書架の群れの合間から漏れ出る灯りを視線が辿り、 強張った身体を落ち着かせ、ゆっくりと歩みを進めた。] (119) 2022/05/25(Wed) 2:42:15 |
【人】 落星 クロウリー……はい、インタリオ様 [偽った身分で使用したものではなく、本物の響きで紡がれる名前 過去と現在が重なるようだった。 唯受け入れ、それが喜ばしいというように微笑みを崩さないだけ。 語られなかった意味は、彼を通して得た教養から答えを知れた そこに込められたものは、館に置かれた日々が悟らせた。 ──私は。 美しさの代わりに利用価値を獲得し、手を離れることを許されただけ。 この館の数々の作品と何も変わらない。夜闇を飾る配列達の一つ。 今尚、地を這う定めの生き物の一人として定義される。 契約の名の元に上位存在に生かされている、それだけのもの。] (120) 2022/05/25(Wed) 2:42:32 |
【人】 落星 クロウリー[漸く現れた彩りと共に、主はそこにいる。 暗色ながら闇には覆われない机、羽撃きを閉じこめるランプ 胸像に飾られるネックレスには特に、思い出がある。 教会の教えを否定し、忘れていく最中のことだったのだ 命令に従い両の手を組む際、少しの嫌悪感を抱いていた。 まるでそれを表すように、純白は見る見る内に黒に染まった。 この作品そのものが穢れであるのか、 穢れた祈りを見分けることが出来るとでも言うのか。 館の数々の芸術品の材料と性質を思うのならば、 こちらの意思が反映されるなど、馬鹿馬鹿しい思考だが。 悪魔と、悪魔に魂を売った人間が祈祷の真似事をした結果ならば 否定しきることは出来ない──と、私には思えてならなくて。] (121) 2022/05/25(Wed) 2:42:49 |
【人】 落星 クロウリーお許しをいただけるまでは 貴方の御慈悲に甘えることは出来ませんから [厚意に感謝を述べながらも、小さな笑みに眉を下げそう述べ 銀のトレーを置きワインボトルを手に取った。 注がれる視線を強く意識しながらも、手先には乱れは無く 真紅に染まるグラスは、より華美さを増すと共に毒々しさを手に入れる。 二つがそうして清らかな透明を失った後、空いた椅子へと腰を下ろす。 教え仔としての生活の中で数えることを忘れる程この場所に通って、 何度も窓から外を見下ろしては 此処から見える景色に恐れを抱いていた気がする。 主と共に在ることで病を退け、寿命を無意味なものとした私でも 昼行性生物として暗闇に危機感を抱く本能は変わらないらしかった。 或いは、幼き日々の記憶の影響もあっただろうか。 事実私は、主に認められ名前を与えられ人の世に帰されてからは 様々な手を使い、人間らしい生活を保ってきた。] (122) 2022/05/25(Wed) 2:43:10 |
【鳴】 落星 クロウリー「インタリオ様、ゲヘナにはこの館以外何もないんですか?」 「何故貴方はここに縛られているのですか?」 [肌がすっかりと彼の色に馴染み、変色した髪も見慣れた頃。 呼ばれたのだったか、それとも此処で学びを受けていたのだったか。 最初より伸びた背丈で、やはりこの椅子に腰掛けて 窓の向こうを一瞥した後、少しの躊躇いと共にそう聞いた記憶。 此の地が地獄の最下層に位置するとは知らされても、 それについては語られたことは、問いかける時までは無かった筈。 無限じみた拡がりを見せる神話の真実の全てを掴もうとするよりは、 細やかな存在たる下僕の頭でも理解出来る可能性があることだと ……此方は思っていたけれど、主はどう感じたか。] (=5) 2022/05/25(Wed) 2:43:29 |
【人】 落星 クロウリー血相を変えるだなどと、とんでもない 私の主は至って冷静でいらっしゃりました 外出好きの貴方が、世俗の様子を知らずにいたわけもないでしょう? [注ぐグラスも、口をつけるのも主が先。 当然の規律を守った後に、緩やかな速度の語らいが始まる。 何とも惚けた悪魔の言葉に、首を横に振り穏やかに否定を返す。 そうしながら、魔術師として独立した当時のことを思い起こした。 大凡人間二人分の人生以上の時が過ぎ去っていたというのに、 異端狩りが収まるどころか加速していたことには呆れたものだ。 幾多の人間が己の欲望の為に動き、その耳元に囁けばより陰謀は加速した 人間の尺度ではそれは短い期間に多くの争いが起きたのではなく、 長く争いが続きあらゆる被害が生まれた時代であった。 国を出て長く帰らなかった要因の多くを占めているといえよう。] (123) 2022/05/25(Wed) 2:43:45 |
【人】 落星 クロウリー[その頃の人の世の動き、争いにより確保した魂の剪定の難しさ ある悪魔の気が短すぎ、召喚させた人間を焼き殺した時の思い出。 性急さも無く味を楽しむ彼に合わせながら舌を躍らせたのなら、 話題は幾つか渡っていき。 水面が枯れ果てる前に確りと注ぎ直した主のグラスも、 再び半ばまで減り、私の手元のそれも水位が下がってきた頃。 ふと思いついたような切り出しと共に、温度無き手が触れる やはり、あの消失は彼の体現の為だったらしい。] ああ、…… [グラスを置き、礼を言おうとした声が──途切れた。 ブローチの置いてあった場所にある本に、 今更意識を向け、そして気づき目を見開き固まったからだ。 それは私がアレイズ=クロウリーとして書き上げた 魔術と思想を人々に伝道する著作物の内の一冊である。 他の信仰者の書籍も保管されていることを知っている。 決して、おかしな話ではないのだが。] (124) 2022/05/25(Wed) 2:44:02 |
【人】 落星 クロウリー……ありがとうございます 奪われていなくて、本当に良かった [再び浮かべた笑みはぎこちなくなっていた。 先程までと変わらぬ振る舞いを続けているようで、 黒混じりの黄を見る翠には、確かな怯えが滲んでいる。**] (125) 2022/05/25(Wed) 2:44:22 |
【鳴】 芸術の悪魔 インタリオ「かつてはあったとも言えるけれど、 今もある、と答えるほうが正しいだろうね?」 [ 白肌の下僕が傍らに馴染んだ頃、 魔術の教育の合間、悪魔は問いを投げられた。>>=5 含む躊躇い、どれ程前から疑問を抱きそして期を伺っていたのか。 少し意外そうに片眉を上げ、 笑って返すまでにはそう時間は掛からなかった。] 「ゲヘナが今の状態になったのは、争いによるもの 君が満足に視認し、立ち歩けるのは確かにこの館の範囲だけさ」 [ 語りながらも立ち上がり窓へ近寄る。 振り返り少年に目を向けるが、来なければそれでもいい。 ] (=6) 2022/05/25(Wed) 4:01:20 |
【鳴】 芸術の悪魔 インタリオ「オレと同じように沢山の名前を人類に与えられた強力な悪魔が かつて、地獄にはいたんだよ。 彼女は誰よりも美しい姿をしていたけれど、とても凶暴で 暴れ始めると化け物になり、手がつけられる者は他にいなかった」 [ 何しろ共に生まれた弟すらも殺してしまったくらいだと、 愉快そうに、同胞たる姉弟の結末を語る。 人の仔には見えぬ何かを見出すように、 窓の向こう、館の外まで遠くを見つめた黒黄は細まった。 ] 「死んでいないよ。あれは、今もゲヘナの更に奥底で眠っている それを抑え込む為にオレは動けないんだ」 [ 人間によって、共に 悪魔の王 とされた彼女その者を封印する鍵となって以降遥かなる時が過ぎる間、 悪魔は現在までゲヘナから移動したことはない。 信仰という定義で 魂により生み出された装身具と自己を繋ぎ、媒介とし。 一時の体現をかつてよりは自由に成しているのみである。 ] (=7) 2022/05/25(Wed) 4:01:40 |
【鳴】 芸術の悪魔 インタリオ「だから、魂が沢山必要なんだ 特に不幸な魂は一層に力となる……分かるね?」 [ 広がる永劫の暗黒から視線を外し、悪魔は翠の瞳を見つめた。 そう、芸術品として貯め込まれる魂はただの道楽ではない。 人間の言葉で表現するならばそれは非常食とでもいうだろうか。 拘りを持って選ばれ、加工されているのは事実だが その美しさはいずれ必要とする時にどれ程力になるかを示す。 向かう先は、剪定外となり装身具にもならなかった魂と同じ。] 「君がオレの期待に応え続け、契約を結ぶ時がいつか来ますように」 [ 大きな掌で、色褪せた緑を優しく撫で付け微笑んだ。 彼が数多の魂を悪魔に捧げる未来を願い、 最期には己自身を主の糧とする結末を思いながら。 ]* (=8) 2022/05/25(Wed) 4:02:06 |
【鳴】 落星 クロウリー「それは……?」 [ゲヘナに堕ちてからの少年の行動は 悪魔に教えられたこと、許しを得たこと、その二つが殆どだ。 幾つもの言葉や感情を押し潰し、言葉にせず留めて過ごした。 故に、それなりの勇気を持って聞いたつもりであった。 しかし、どうやら許されたらしいが返ったのは笑みと謎掛けめいた答え。 重なる疑問と共に惹き付けられ、自然と緊張が解かれる。 誘われるままに立ち上がり、窓に向き合うように彼の隣へ立つ。 自分には視認出来ないという何かは、やはり闇に包まれ見えぬまま。 そこには人ならざるもの達の争いの痕跡があるのだろうか?] (=9) 2022/05/25(Wed) 4:53:53 |
【鳴】 落星 クロウリー「私にはとても、壮大に感じる話です」 「貴方に相応する存在が他にいる……など」 [多大な功績を残した英雄王が、幾多の名で呼ばれるように。 神話に記される悪魔の名が人類による身勝手だとしても、 強大さをきっと示しているのだろう。 同胞殺しを、兄弟殺しを罪とも思わない様子の あの地獄を村に齎した悪魔と渡り合い、不自由を永い間強いて、 殺されきることもなく今も眠り続けている ゲヘナを荒廃させた化け物の女悪魔は、 どれ程の存在なのか、拾われ仔には想像もつかない。] 「奥底というのは、やはりあそこなのですか」 [夜に潜む獣の如く細まる瞳孔を横目に、 弱き生き物は真剣な面持ちと声で問い、裂け目のほうを指差した。 肯定が返れば思わずそこから目を逸らした。 何も知らぬまま門を挟む形で近くまで寄り、眺めたかつてを想って。] (=10) 2022/05/25(Wed) 4:54:16 |
【鳴】 落星 クロウリー[逸れた目は上を向き、主と視線を交じらせる。 少しの間まじまじと見つめた後、はっと翠が見開かれた。 彼が語った言葉の意味に気づいた。 悪魔が少年の私に施した教育には、彼の同胞との接触方法も含む。 その契約の対価は総じて────魂である。 芸術の悪魔などと謳う、変わり者であり更に強者たる主も 彼らと根本は同じなのだ。] 「はい、……インタリオ様」 [大きな掌を受け入れ、少し俯きながら微笑んだ。 今するべきことは、きっとそれなのだと分かったから。 未来を変える機会は二度は訪れないのならば私に出来るのは、 人間達の魂を捧げ続け自らの結末を出来る限り遠くに置くことだけ。 まるで家畜のようだと感じた。 **] (=11) 2022/05/25(Wed) 4:55:02 |
【独】 芸術の悪魔 インタリオ/* サタンと同一視される十三の悪魔の名前をインタリオと名乗る悪魔と「彼女」が六個づつ所有し そこから取り溢れた一つを「彼女の弟」が持っていたが彼女により殺害される、そして彼女も封印を受ける こうして奈落の王は不完全となり、ただ鍵が残るばかりのゲヘナは崩壊したまま永遠に修復されない う〜〜ん厨二病! (-100) 2022/05/25(Wed) 5:13:10 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[幻覚ではなく現実で事実だと、冷静な頭で理解しているが。「違う」とは即答出来なかった。どこか愉快げに見える彼を前に、冗談の軽さで笑い返せずに仏頂面のまま見つめる。手のひらに懐いた頬を慈しむように撫でながら。 さらりと暴露してから気付いたが、監禁と変わりない入院生活だと告げたようなものだ。飄々とした様子には少し面食らってしまう。 脱衣所で話した時、外に残してきた両親を気にしていた様子だったが。気掛かりな所はあれど、彼が構わないと言うならそれでいい。結局ここに留まる選択肢しか許可出来ないのに、あえて蒸し返して「駄目だ」と拒絶するのは……、避けたいことだった] ……私もこの話を知った時は、冗談だと思ったさ。 [彼にとっては此処が病院だろうが、そうでなかろうが、大差ないかもしれない。とはいえ彼の生活を制限する以上は、説明しておくべきだとも考える。 会員性SNSの存在を伝える代わりに、どうするか……] (*28) 2022/05/25(Wed) 6:01:16 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[彼の体調が心配で様子を窺ったが、近い距離で見つめ合うと少し心臓に悪い。私を映す瞳に惹きつけられる。「きもちいい」の甘やかな響きが情事の彼を連想させ、恋慕の色眼鏡が彼をそう見せるのか、それとも熱っぽさのせいなのか判断に困る] ……、……調子が良くてなにより。 でも熱っぽいのは心配だな。 平熱は低い方? そんなに昨日と変わりない気もするが、 あとで体温を測った方がいいね。 [「やけに可愛く言うんだな」という感想を零すよりも動揺が勝り、するりと視線が泳いだ。分かりにくい照れ方。 前髪を片手で引き浚うと、手のひらで額の温度を確かめる。正確性には欠けるので後で測りはするのだけど] (*29) 2022/05/25(Wed) 6:01:36 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[はじめは転院した体を貫く気でいたから、左眼のためだと話したが。入院理由の話をされ、ふと思い付く。 頬のまろみを辿っていた手指を解き、凭れ掛かる重みをベッドボードに託して、徐に立ち上がる。何か聞かれたら「見せたいものがある」だけで、部屋から出ないと答えるだろう。病室の隅に寄せ、布を掛けられた置物のひとつに近寄る。 背景に溶け込んでいたそのカバーを外して、] ……個人的な監禁で、ここまで用意するのは なかなか金が掛かり過ぎる話だと思わないか? これ一台で数百万はする。 [露出した検査機器を指し示す。何度も眼科に掛った彼なら見覚えがあるかもしれないが、興味が無ければ記憶にも残り難い置物だ。手続きの書類は手元にないので、幻覚を否定し得るものとして代わりに見せる] (*30) 2022/05/25(Wed) 6:04:10 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞この病院のスポンサーは相当の金持ちらしい。 文面だけのやりとりで直接会ったことはないが……、 私と似た目的の為に病院を設立した、と聞いた。 入院費の請求を私達が受けることはないし、 医者にも給料が支払われる契約……のはずだ。 …………まあ、信じ難い話だとは思う。 私ですら夢なんじゃないかと、時々過ぎるくらいだ。 いくら担保すると言われても初日じゃ判断出来ない。 [患者側にとっては監禁と変わらないだろうから、幻覚という認識でも構わないのだが。どこからか内情が漏れてしまい業務禁止処分……だとか。ある日唐突に終わる可能性があるなら、ほとんど幻のようなものだとも思い始める] (*31) 2022/05/25(Wed) 6:04:25 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞だから──……質問に話を戻すと、だ。 手続き的な転院理由は左眼だったとしても、 実際の入院期間は、担当医の匙加減で決まる。 もしくは、…………此処が閉院する時か? [彼の判断はどうであれ、説明材料に使えそうな物証は現状これくらいしかない。検査を始める訳じゃないので元通りに整えたら、彼の隣に戻るつもりだ*] (*32) 2022/05/25(Wed) 6:04:41 |
【独】 眼科医 紫川 誠丞/* 振り仮名が不穏可愛い(?)な。 紫川は知らんけどPLのSAN値は大丈夫なので なんとでもなれー(楽観) このターンで全て説明してしまおうという魂胆が見え隠れしている……てかもう3日目なのか。早いな…… (-101) 2022/05/25(Wed) 6:12:21 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ この騒ぎを聞いてる人はいないのか、 それほどに誰にも届かない場所なのか 呻き声や悲鳴が響いても誰も来ない。 あのひとたち大丈夫かな、死んじゃうのかな どうなっちゃうのかな、 わかんない、―――わかんないけど ] (-102) 2022/05/25(Wed) 8:07:16 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ 怒ってるのかな、 紛れ込んだ過去のことも、君の本質のことも。 なんにも理解してない真っ白は ただひたすら潮音の心をさがす。 わかんない、 やめてくれなかったかもしれないけどっ もとめるってなに? やだよぉ、……私、 潮音以外、やだ……っ、 [ 潮音が何かとか、そんなことより 私がどうなるかなんかより 潮音がいなくなるほうが やだ ] (-103) 2022/05/25(Wed) 8:07:49 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ 潮音が目をあわせてくれた。 うれしい。 キスしちゃった照れみたいなのがくるのは もう少し、……いまはそれどころじゃなかった。 ] (-104) 2022/05/25(Wed) 8:08:20 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ 今はあなたに聞いてもらえる歌はないけれど ふたつの目はしっかり貴方を見つめることができるから ] 潮音がいてくれたら他に何もいらないよ 潮音しかいらない。 だからも、……お願い。 私のことだけ見て? [今更、潮音は人じゃないのかなって思いはじめた。 じゃあ何なのか、いまはなんでもよかった。 天使っていわれても、悪魔っていわれても。 ……だっていま潮音は私のために怒ってくれてた。 それにかわりはない、よね。 人の痛み苦しみに甘きを得る君の事 なんにもわからないのに こわいことしないで、ってお願いするのは ひどいことだったかな (-105) 2022/05/25(Wed) 8:08:51 |
【秘】 乙守 流歌 → 甲矢 潮音[ ふえ、でもがんばれたの、たぶんここまで。 痛かったし怖かったし、 ……ほんとにいたかったから、 力がぬけちゃって、ふわふわ。 だめだ、がんばれわたし。 ……ぅう、 からだのじゆうは 潮音に預けるしかなくなって、 意識もぼんやりして、……でも 潮音のそばにいたいから ――そのうち、起きてるのかそうでないかも あんまりよく、わかんなくなっちゃった。 気絶っていうのかな。 わぁ、はじめて **] (-106) 2022/05/25(Wed) 8:19:51 |
【人】 転生者 アウローラ寧ろ、此方が珍しいと思いました。 もっと難しい本ばかり読んでいる印象があったから。 [ 世界の成り立ちに関するおとぎ話は>>84 わたしも、小さな頃によく先生やシスターに お話を強請ったことを覚えている。 何もなかったこの世界に、星が落ちて、 そこから闇が広がって。 そんな暗闇の世界に一柱の女神が降り立って 光と、そこから派生する精霊が生まれ、 女神の子である人間や動物たちが産まれた。 だから、この世界に生きる者たちは皆、 光の女神様の許に生まれた兄弟姉妹なのだという。 ただ、ひとりだけを除いて。 ] …。 [ 考えるほどに、わからなくなる。 彼は、闇の精霊とは一体なんなのだろう、って。 遠い昔、「私」だった頃には考えたことのない疑問。 ] (127) 2022/05/25(Wed) 8:20:50 |
【雲】 転生者 アウローラ[ ―――…同時に、思い出したこともあった。 まだ、前世の記憶がぼんやりとしていた幼い頃。 「真っ暗な夜の闇の中にも精霊がいる」と聞いて。 「おとうさんもおかあさんも おにいさんもおねえさんもいなくて、 さびしくないのかな? こわくないのかな?」って わたしにはお父さんもお母さんもいないけど 先生やシスター、他にもたくさん兄弟姉妹たちがいたから。 愛情を独占出来ないということはあっても、 さびしい、ということはなかった。 そういうひとがいなかったら、と。 一人ぼっちの「闇の精霊さん」を想って 泣いてしまったことを、思い出す。 ……目の前の本人(?)に、 話すのはちょっと気恥ずかしいけれど。 ]* (D0) 2022/05/25(Wed) 8:23:58 |
【人】 転生者 アウローラ……っ。 びっくり、させないでください…。 [ 高所恐怖症というわけではないけど これは予想外すぎて。 ぎゅ、と彼の手を握る手に自然と力がこもる。 足元に見えるのは、いつもの学園の景色。 だけどそこにいる誰も、わたしたちに気づかないし、 視線を向けることさえしない。 まるでわたしたちの姿が見えていないかのよう。 「風と同じものに変じている」という>>90 彼の言葉を受けて思い出すのは、 「私」が昔、観た映画の1シーン。 (状況だけで言うならば、猫の乗り物というより 動く城の冒頭に近いけれど) 紡ごうとした抗議の言葉は、 結局、彼の笑顔のせいで続かなかった。 ……あまりにもいい笑顔をされると、 なんというか、毒気を抜かれてしまう。 ] (130) 2022/05/25(Wed) 8:33:06 |
【人】 転生者 アウローラ[ それから数分後。 わたしたちは、王都の街並みに降り立っていた。 ] えっとですね、 確かこのあたりに…。 [ ひさしぶりの王都の人混みで逸れないよう、 握ったままの手を緩く引いて、此方へと促す。 彼はわたしの居場所がわかるらしいから>>86 いつものように呼べば来るなんて、 もしかしたら、言われるかもしれないけれど。 …わたしのほうは、彼がどこにいるかわからないから。 万が一、逸れてしまったときに怖い気持ちと …ほんの少しの名残惜しさで 握ったままの手を離さないでいる。 たとえ彼のその手が冷たいままでも ]わたしは手を離さなかったろうなと思う (131) 2022/05/25(Wed) 8:34:45 |
【人】 転生者 アウローラあ、ありました。 [ ここです、と 空いたほうの手で示したのは、王都でも比較的大きな書店。 複数の階にそれぞれ専門の売り場が設けられていて 一番下の階には筆記道具を扱う場所も併設されている。 ] アルカード、本がお好きみたいだったので。 此処にくればなにか気に入る本が 見つかるかもって思ったんです。 [ わたしが彼について知っていることは 本当に少ない。 それでも、彼について何かを知る切欠に なれたらいいなと思って、この場所を選んだ。 もし、彼が古書の類が好きだと言うのなら、 ここからもう少し離れた場所にある古書店街にも 足を運んでみようか。 彼方も古今東西さまざまな書籍が集まるらしいから その中には、彼の気に入る本もあるかもしれない。 ]* (132) 2022/05/25(Wed) 8:35:41 |
【人】 闇の精霊 アルカード―― 王都 ―― やはりというか人が多いな。 [娘に促されるまま、王都の街並みを歩く。] …案ずるな、娘よ。 たとえ街中で逸れたとしても、 我はお前がどこにいるかすぐにわかる。 [たとえ離れても、一言我が名を呼びさえすれば すぐに其方へ現れることもできる。 なんなら娘自身の影に紛れておけば目立つこともない。 そう言い聞かせるものの、その手が離れる気配はない。 なんなら「それでは一緒に来た意味がないじゃないですか」と 軽く叱られてしまうだろうか。 逸れることが不安なら、なおのこと影に潜んでおいたほうが良いと考えるが。 人の子の考えることは、時に酷く不合理だ。 理解はしているつもりだが。 結局、目的地である書店まで我らの手は繋がれたまま] (133) 2022/05/25(Wed) 8:48:21 |
【人】 闇の精霊 アルカードほう…? これはまた面白い場所だな。 [いつもの図書館とはまた違った趣に興味をそそられる。 ただ一つ、言っておくことがあるならば>>132] 確かに書を読むことは嫌いではないが。 我があの場所で本を読んでいるのは、 人の子について知りたいことがあるからだ。 [主に、目の前の娘について。 闇たる我を喚び寄せる資質がありながら、それでも、他の人の子たちのように世界が滅ぶことを望まない。 それがこの娘があの女の光を強く受け継いでいるからか、 それとも別の要因があるのか。 ならばこの娘の願いを叶えるにはどうすればよいのか。 そもこの娘の考える『友達』とは、どのようなものなのか。 我に求められているものはなんなのか。 何もかもが、わからない。 今までになかった、この状況への足掛かりを求めているのが、我の今の現状と言える] (134) 2022/05/25(Wed) 8:51:09 |
【人】 闇の精霊 アルカード[そこまで考えたところで、はたと思いつく] なぁ、娘よ。 逆に聞くが、お前はどのような本を好むのだ? 我はお前が好むものを読んでみたい。 [選べ、と。 ずいと娘の背を押して先を歩くよう示す。]* (135) 2022/05/25(Wed) 8:52:15 |
【人】 転生者 アウローラええ……? [ 唐突に前へ押し出されて>>135 つい困惑の声が出てしまう。 ] あの、いちおう言っておきますが。 わたし、平民なのでアルカードみたいに 難しい本なんて読めませんよ? [ 故郷の村にいたとき、先生やシスターが (わたしたちが暮らしていた地方の領主様の方針でもある) 大人になってから孤児院を出ても困らないよう 基本的な読み書きや計算、裁縫や家事、 礼儀作法を教えてくれていたけれど、 それでも、学園に通う貴族の子女たちには 到底敵わない。 だから、大好きな人たちと一緒にいられるためには 他の人たちの何倍も、努力しなければいけなかった。 ――それでも敵わないと理解したときの悲しさは ]今も少し、言葉にできないものがある。 (136) 2022/05/25(Wed) 8:59:24 |
【人】 転生者 アウローラんー……。 お気に召さなかったら、ごめんなさい。 [ 先に謝罪を口にしてから 彼に背を押されるまま 哲学書に歴史書、 美術書や数学等の参考書、 巷で流行りのロマンス小説や冒険小説。絵物語。 一通り、書店の中を見て回ってから。 立ち止まったのは、子供向けの本が置かれた一角。 ] ……。 (137) 2022/05/25(Wed) 8:59:59 |
【人】 転生者 アウローラやっぱりわたし、 こういう本のほうが好きです。 [ そういって手に取ったのは、 数十年前から出版されている古い絵本の物語。 ] この本ね、 わたしが育った孤児院にもあったんです。 (138) 2022/05/25(Wed) 9:00:29 |
【人】 転生者 アウローラわたし、小さい頃はこの本がとても好きで よく、シスターや兄さん姉さん…あ、 本当のきょうだいではないのですけど。 一緒に育った年長の人たちに、 よくこの本を読み聞かせてもらっていました。 大きくなって字が読めるようになってからは 今度はわたしが、弟や妹たちに読み聞かせてました。 それから、こっちの本は 故郷の村の本屋さんにあった本ですね。 本屋さんと言ってもここのような立派なお店ではなくて 村に一軒だけある小さな貸本屋さんでした。 村長の叔父さんが半分道楽でやってたお店なんですけど わたしもたまに本を借りにいってたんです。 [懐かしいなぁと、ついつい目を細めてしまうが。] あ、えっと。 面白くなかったら、すみません…。 (139) 2022/05/25(Wed) 9:08:06 |
【人】 闇の精霊 アルカード―――…いや。 なかなか興味深い話だった。 [思えば、この娘がここまで饒舌に 我に己のことを話したのは初めてではないだろうか。 実をいうとあまり期待はしていなかったが。 此方が思っていた以上の収穫に、ふ、と目を細める] (140) 2022/05/25(Wed) 9:47:06 |
【人】 闇の精霊 アルカードでは、その二冊を購入しよう。 我も其れに目を通しておきたい故。 [娘が手にしていた二冊の絵本を受け取る。 他に娘が他に欲しがるような本がなければ、そのまま会計を済ませよう。 幾度となく死を迎え、その度転生を繰り返した猫の話と、 己の名前を探す猫の話。 …猫が好きなのか? 人の子とは一般的にこういう生き物を好むのだろうか? 表紙を眺めながら、そんなことを思う。] (141) 2022/05/25(Wed) 9:48:17 |
【人】 闇の精霊 アルカードさて、娘よ。 其方はなにか、望むものはないのか? [己ばかりが何かを得るというのも、些か納まりが悪い。 此処は絵本の礼も兼ねて、と なにか欲しいものはないかと問うてみるものの、 あまり芳しい返事は期待できない。 あれがほしいこれがほしいと言ってくれた方が いっそ我としてはやりやすいのだが。 娘と話をしながら一番下の階まで戻る。 せっかくだからと筆記用具を扱う売り場にも 足を延ばしてみることにした。] これなどはどうだ? [万年筆に硝子ペン、色とりどりのインク。 水晶を削って花の形に仕上げたペーパーウェイト。 そのどれもに娘は首を横に振る。] (142) 2022/05/25(Wed) 9:49:21 |
【人】 闇の精霊 アルカードふむ……。 [どうしたものかな、と ふと何気なく店の中を見回したところで、 ある一点に目を惹かれた。 柔らかな品の良いクリーム色の紙に 五枚の花弁を持つ薄紅色の花が描かれた便箋と 同色同柄の封筒が納められたレターセット。] …杏の花か。珍しいな。 [言いながら、娘のほうへと視線を移す。 はじめて娘とまみえた夜。 小さく震える杏子茶色の髪の娘に、 此方が手を伸ばしたときのことを思い出して] (143) 2022/05/25(Wed) 9:50:22 |
【人】 闇の精霊 アルカード……娘よ。 我はこれを二セット買おう。 そのうち片方をお前が持っていてくれ。 [おそらく嫌だと言われても、なんだかんだと娘には 購入したレターセットの片方を押しつけるのだろう。 何故、と言われても恐らく答えることもない。 ……描かれた杏の花の愛らしさに、 初めて出逢ったときの面影を見てしまった等と 言えるはずも、ないのだから。] (144) 2022/05/25(Wed) 9:52:05 |
【人】 闇の精霊 アルカードさて、娘よ。 我はアプリコットティーを所望する。 良い店があれば案内せよ。 [なおこの後、街へいくたび 娘への贈り物について延々話を繰り返すことになるのだが。 ……それは今はまだ、誰も知らない話である]** (145) 2022/05/25(Wed) 9:53:02 |
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