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【秘】 エウロパ → 教師 モモイ 問題児は何処までいっても問題児。 もし先生に手を差し伸べて貰っても、 私はその手を取らない。 こんな態度の私を知っていれば。 私が大失敗からすべてを失うことを 無意識に望んでいることに。 気づいたって不思議はないと思う。 (-40) 2023/10/02(Mon) 0:45:01 |
【墓】 エウロパ勘違いさせてしまったら断る、って聞いて。 安心してしまったんだ。 そうだよね、ユスティならそうするよね。 ……仮に勘違いされたって相手は選ぶよね。 どんな子を選ぶのかは…… その先は考えたく、ない。 (+33) 2023/10/02(Mon) 0:45:53 |
【墓】 エウロパ 友達はほとんどいないし 先生には多分あまりよく思われてない。 同級生には基本関わりあいになりたくないと そう思われている私だけれど。 購買にいる店員さんは優しい。 私の境遇を知ってか知らずか。 時々これもどうぞ、ってサービスしてくれる。 その言葉に甘えて、よく買い食いしてるんだ。 むしろ人望なんてない方なんだけどな。 嫉妬されてるとも知らずに 無邪気に差し出したホットサンドの意図は ちゃんと伝わったのか、受け取ってもらえて。 受け取るまで私は引かないけどね? (+35) 2023/10/02(Mon) 0:48:14 |
【墓】 エウロパ「コロッケも貰っちゃったし、 宿題はユスティのおかげでばっちりだし! ここのホットサンド美味しいんだよー!」 にこにこしながらユスティが食べるのを見つつ 自分も一口二口と食べて。 あっという間になくなった。 (+36) 2023/10/02(Mon) 0:49:23 |
【墓】 エウロパユスティが食べ終わるのを見ていよう、 そんなつもりでいたら。 宙に浮く紙とペン。 何を書いてるのかな、って首をかしげていれば 答えをすぐに教えてくれた。 (+37) 2023/10/02(Mon) 0:49:42 |
【墓】 エウロパユスティの想像は起こりうることだと思う。 普段の私は、宿題も遅延提出が多い問題児。 誰かの宿題を写させてもらった、程度なら まだいいけれど、盗んで写したんじゃないかとか。 それくらい言われても不思議じゃないと思ってる。 私の努力かと言われると かなり手伝ってもらったから ちょっと自信はないんだけど。 ズルを疑われないように、という ユスティの優しさが嬉しかったんだ。 (+39) 2023/10/02(Mon) 0:51:10 |
【秘】 エウロパ → ユスティ 教室から出たものの、 私が引き起こした問題で、私が悪いのは明らか。 怒られて当然だとも思っていたから 教室を出てすぐの廊下でじっとしていたんだ。 盗み聞きしようと思ったわけじゃないんだけど。 今いる場所だとどうしても話が聞こえてくる。 泣きながら話を聞いていれば、 ユスティがしてくれようとしたことが 少しずつ、みえてくる。 (-41) 2023/10/02(Mon) 23:47:48 |
【秘】 エウロパ → ユスティ そっか、庇われたんだ、私。 助けられただけじゃなくて。 私は退学処分にすらなりかねないと思ってた。 ユスティが来てくれなければそうなってたと思う。 (-42) 2023/10/02(Mon) 23:48:28 |
【秘】 エウロパ → ユスティ………すごく迷惑をかけちゃったな。 ユスティは大丈夫、なのかな。 手までは見れていなかったけれど 私が魔法で出した水なんだから かなりの魔力を含んでいたはずで……。 問題が全くないとは言えなさそうだけど 詳しく聞く暇もなく教室を出てしまったから ユスティがどうなったか分からない。 (-43) 2023/10/02(Mon) 23:49:02 |
【秘】 エウロパ → ユスティ次に会ったらお礼を言いたいし 何か不調がないか聞かなきゃ、とか 思うことはいろいろあるけれど。 ユスティが教室を出る前に ここを離れなきゃ、って立ち上がったら まだ二人の話は終わりじゃないらしい。 (-44) 2023/10/02(Mon) 23:49:22 |
【秘】 エウロパ → ユスティ ……モモイ先生にはお見通しなんだ。 私がユスティのことを信じてるってこと。 ユスティにはそれが伝わってないのかな さっきの態度で自信がなくなってた。 優しくなければ助けないよね、 そう思ったのは私だけじゃなかった。 (-45) 2023/10/02(Mon) 23:49:56 |
【秘】 エウロパ → ユスティ「手…………?怪我、したのかな。」 それを目にしたのなら 私はきっと冷静じゃいられなかっただろうね。 わかってて、私の目に触れないようにしたのかな。 (-46) 2023/10/02(Mon) 23:50:20 |
【秘】 エウロパ → ユスティユスティの言葉はまだ続く。 W力を正しく使わないことは罪W 私の事、だ。 ユスティの言う事が正しいだけに 苦しくなってきてしまう。 全部私の不注意で起きた事。 努力をどこか避けているのも含めて。 全部私が悪い。私なんていなければ………。 (-47) 2023/10/02(Mon) 23:51:08 |
【秘】 エウロパ → ユスティ教室から離れた私は よくわからないまま走って。 中庭で息を切らして転んでしまうんだ。 ………怪我こそしなかったけれど 上手くいかないな、色々と。 もし君に会えたなら。 手、大丈夫?ってまっさきに聞くんだ。* (-49) 2023/10/02(Mon) 23:52:21 |
【墓】 ユスティいつか聞いてみてもいいかもしれない。 なにか魔法を扱うことに抵抗があるのか それともなにか心残りがあるのか。 やや踏み込んだことかもしれないけれど エウロパのために必要かもしれないから。 (+42) 2023/10/03(Tue) 1:03:54 |
【墓】 ユスティ飛んでいく鳥を眺めながら ユスティはエウロパに答える。 意図して彼女に優しくするなど とうの昔に過去の氷花として砕け散った。 エウロパにとっては今も優しさに見えるのだろうか 自分の信条に従っただけで自分の為でしかないが 解釈の違いを正すことに意味などない事は知っている。 「ただボクは正しくあろうと 努力した人は報われるべきだと思う。 それだけのことだ。」 ユスティはホットサンドを食べる傍ら 汚すまいホットサンドを持っていなかった手を エウロパへと伸ばすと、優しく頭を撫でた。 (+45) 2023/10/03(Tue) 1:06:50 |
【秘】 ユスティ → エウロパ誰もいなくなった食堂で 少しだけ心の距離を縮める。 寮に戻るまでの間 この時だけはまるであの頃のようだった。** (-51) 2023/10/03(Tue) 1:12:11 |
【秘】 教師 モモイ → エウロパいつの日か明確に私に向けられた エウロパからの反抗はまるで悲鳴のようだ。 偉大な魔法使いになって欲しいなどと それは結局彼女の本意でもなんでもなく 学園側の、大人たちの、押し付けでしかない。 それでも正しく扱う意味を 彼女は知らなくてはならない。 (-53) 2023/10/03(Tue) 1:14:00 |
【秘】 教師 モモイ → エウロパ誰の邪魔も入らない秘密の部屋で モモイは己の掌をエウロパに向ける。 その課外授業は人知れず行われることになった。* (-55) 2023/10/03(Tue) 1:17:26 |
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