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人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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視点:


【人】 蜉蝣 アベラルド

【街中】

「眩し」

低い声でぽつりと漏れた太陽への文句は、
こんな人通りじゃ誰の耳にも届かなかったかもしれない。
建物の隙間の暗い方から出てきた男は、一度立ち止まってぐるりと辺りを見回してからのたのたと歩き始めた。
よく磨かれた靴を鳴らして、一つ気の抜けた欠伸をする。
報告面倒臭えとか、眠いなあとか、そんなことをぶつくさと言いながら腕時計を見て。

「……ジェラテリアにでも寄るか」

暑いし、時間あるし、とやはり独り言ちながらふらりと足取りは脇道に逸れていった。
暢気なものだ、とは自覚している。
(2) 2022/08/08(Mon) 22:06:18
アベラルドは、通りすがりに自分の横を飛んで行く風船の紐を掴んだ。追ってきた少女に差し出し、背を見送る。 【街中】
(a1) 2022/08/08(Mon) 22:13:00