【人】 杓谷 薫「ああ、野菜買わないと…。」 また、こうして一緒に朝を迎えられるなら、野菜も食べてほしい。 そんな事を思いながら、彼女を待った。* (7) 2023/06/19(Mon) 21:23:54 |
【人】 杓谷 薫シャワーを浴びて、そう言えば髪を乾かさないでいた。 外に出る用事は今すぐにはないし、それより先に朝ごはんと考えていたから。 だから、ドライヤーを使いたいなら貸し出すし、ヘアブラシももちろんのこと。 私は軽くタオルドライした後は軽くすいて、種々で軽くまとめて料理していた。 「アイスコーヒー、牛乳ならありますけど入れます? シロップもありますけど。」 質問を重ねてから指定通りにアイスコーヒーを入れて、彼女に差し出す。 そして彼女に隣り合わせで座って、えへ、と照れ臭くて笑った。 (9) 2023/06/19(Mon) 22:30:58 |
【人】 杓谷 薫「同じような朝ごはんならよかった。 今度はサラダや果物も増やしておきます。 また遊びに来てくださいね。 それじゃ、いただきます。」 誰かと一緒の朝食は久しぶりだ。 熱々のトーストを齧り、スープを口に運んでお腹の奥から温める。 アイスコーヒーで目を覚まして、そんな普段の朝食も華蓮さんが隣にいると色鮮やかだ。 でも、ちらっと見て…ふいと視線を逸らしたのは。 矢張り好きな人の飲食する姿は、艶めいて見えるから。 況してや夜の出来事の直後なのだから。 「今日は、どうします? 明日は仕事…ですか?」 穏やかな朝を過ごしながら、またこれから先のことを少し考える。 今晩は仕事はない。けれど、華蓮さんは仕事だろう。あまり疲れさせてはいけない。 それにきっとまたバーに飲みに来てくれる。 その時を待てば、きっと大丈夫…とは思うけど。 (10) 2023/06/19(Mon) 22:31:15 |
【人】 杓谷 薫「また、バーに飲みに来てくれる…他にも。 会いたい、って言っても、大丈夫ですか…?」 仕事の忙しさはどうだろう。 プライベートでも、とは言っても、時間を合わせられるだろうか。 「ほら、夕飯一緒にするとか…どうです?」** (11) 2023/06/19(Mon) 22:31:31 |