「まぁ、時間の問題だったわよね」

ほぼ看板されていたということでは？

「……もう何が来ても驚かないわよ」

気持ちの上ではそうありたい。

「…………！」

続けて貼り出されていた告知を見て、
僅かに表情が揺らいだ。

「出し方を誤ると露骨な点数稼ぎになってしまうやつね」

#女子会

「時間が合わないのは仕方ないと思うわ」

一人で過ごそうと思えばいくらでも過ごせるタイプなので、あまり気にしていない。

#女子会

「私は…………無いわね。ええ、無いわ」

THE･陰。

「戸森さんは堂本さんとは何もないの？
　」

#女子会

「私に告白するような物好きがいたら、
　まずは正気を疑うわ」

自分を客観視した結果。

#女子会

「わくわくさせてくれるような相手ならね。
　私の学校にはそんな相手、見当たらないけれど」

彗からの問いかけには肩を竦めて。
恋愛なんて本の中でしか知らないような事で、
大抵の本では胸躍る出逢いが待っているため、
無意識に相手へ求めるハードルがぶち上がっている。

#女子会

「退屈はしなさそうだけれどね」

はいはい、といった感じで軽くあしらった。
ナンパされるのもこれで二度目だ。

「戸森さんの話、分からないでもないわ。
　私より相応しい相手、いるだろうって思うもの」

#女子会

「きっと運命ね。それも素敵だと思うわ」

#女子会

「……そういえば、ここで気になる人だったかしら。
　私は偉智さんが少し気になるというか、気がかりね」

露骨な話題逸らしだ！
しかも恋愛的な興味ではなく心配。