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人狼物語 三日月国


69 【R18RP】乾いた風の向こうへ

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視点:


【人】 祓魔師 ダンテ

[ >>2:143数日のことだとあたりをつけていたからのこの宿の予約だった。あまりに長期になるなら、そもそも自国に連絡を取って、救出してもらえるよう手続きを踏むとか煩雑なことになりかねなかったのかもしれない。

 >>23幸いそんなことにはならず、ある日の朝、新聞に出国制限の解除の文字を目にできた。]

 もう宿の延長は必要なさそうだね

[ 二泊までは確定で取っていたのだが、三泊目からは手持ちと相談しつつ延泊を交渉するか宿を変えるか。そのどちらも必要なさそうだった。

 昨晩は昼からルームサービスでワインなど頼み、日暮れを待つ間、時刻表を眺めて予定変更を余儀なくされてしまったルートを考え直していたところだったから、ちょうどよかったかもしれない。

 予約していたホテルにも状況説明の上ドタキャンの連絡を通信機器などでおこなっていたが、幸いハイシーズンからはずれているため数日ずらすことは可能だったようだ。渋られはしたが。]
(26) 2021/04/25(Sun) 0:30:32

【人】 祓魔師 ダンテ



 最初は渋々だったのに発つとなると少し寂しいな

[ 日が暮れてから見に行った、灯りを灯された宮殿の荘厳さを思い出す。明け方白んで窓から見える王宮は火が消えて、自分の勝手な感傷で寂しげに見えた。
 とはいえ今から1日がはじまるのだと、別の人から見ればまた違って見えるんだろう。]

 えっと、7時と9時と、18時発が今の所候補なんだけど、荷造りは間に合いそう?

[ 6時前に目が覚めた自分はドア外にかけられていた朝刊を取り込み目を通してそんなことを尋ね。
 列車の時間が開いているのは昼時間を避けたせいだが、そのことは黙っている。

 ヴィはきっと自分よりも早く目覚めていたことだろう。昨晩は彼も昼頃起きて自分に付き合ってくれていたと思うから、少しは夜眠ってくれただろうか。

 代わりに自分が昼間のワインのせいで少し眠っていたのだが、だから彼に酒が弱いと思われている気がする。*]
(27) 2021/04/25(Sun) 0:31:45

【人】 祓魔師 ダンテ



 だよね、7時は厳しいね

[ 入り口から部屋に戻りながら新聞を立ち読みして、列車の発車時刻を問えば9時が無難だろうとの答え。予想していた通りの返事で追従しておいた。]

 なるほど、思い出にもなるよね
 こんなこと忘れはしない気もするけど…いや過信してるとすぐ忘れちゃうし、落ち着いたら見出しと記事を貼り付けておこう

[ ヴィは手渡された新聞をすぐに走り読みしたあと、大きく国が変わる頃の新聞は貴重だから取っておくと良いと言う。自分も確かにと思い同意を返した。本当なら全部を取っておく方が良いのかもしれないが、見返さないままゴミにするよりはましかと。]

 うん、またこう言う強制的な足止めじゃなく
 自分たちで遊びに来たいね

 ああ、と、服は新月の時に着てもいいはずだよ
 楽しみにしてるね

[ 自分はちょっとイタズラが成功した時のような嬉しげな顔をしていた気がする。数日の滞在だといわれていたのに、少し買いすぎてしまったのは後々も使える時があるかと自分は考えていたせいだ。
 気持ちの良い手触りの涼しげな服は室内着としても着苦しいことはないだろう。
 ヴィの暮らす国はそもそも旅人であふれていて衣服に統一感はないのだから大丈夫かなとか楽観的なことを考えていたのもある。]
(46) 2021/04/26(Mon) 3:44:18

【人】 祓魔師 ダンテ

[ しばらくは手荷物の整理をしていて>>41買った衣服や、火酒もうまいこと詰め込み嵩張らずに運ぶことができそうだ。]

 海からの帰りは寄り道できなさそうだけど
 一番の目的は果たせそうでよかったよ

[ 仕方ないねというヴィにそう返し。行きも帰りもどうせだからと割合のんびりした行程を計画していたのが幸いだった。

 その後しばらく着替えをするからと姿を消したヴィが現れた時にはいつもの彼に戻っていて>>42]

 あんまり華奢で若い子に見えてたから
 少し安心した

[ 普段の背丈で見慣れた姿を確認したならそんな言葉を。女性姿になってた時と同じく自分はやっぱり彼をまぶしげに見ていたかもしれない。]
(47) 2021/04/26(Mon) 3:45:34

【人】 祓魔師 ダンテ



 うん、そうしてくれた方が嬉しいよ
 
[ その後、駅には早めに移動して、諸々の手続きを済ませたが、その間ヴィはどこか体調が優れない様に見え、体の変化による負担のせいかと。
 眠ってしまうかもとの言葉にはそう答えを返す。

 早い事列車に乗り込み腰掛けてしまいたいところだ。
 日差しについては、日よけのベールを買っておいてよかった。これは他所でも本当に役立ちそうだ。
 美しい銀の刺繍に旅のご加護のおまじない。

 良いものを吟味して選んでよかったなと密かに考える。]

 あ、しまった。似合いそうなアクセサリーとか
 昨日もっと見とけばよかった

[ ベールの下は割合派手な色合いのものを着てもよかったり、装飾品をつけたりしてお洒落を楽しむものらしい?なんてマニュアル知識。
 ヴィのシンプルな装いにネックレスでもあればよかったのにとずっと考えていたが果たせないままだった。

 まあ良いかと、海についたら考えよう。それから、何か一つ小さな宝物を選んでおかなければ。*]
(48) 2021/04/26(Mon) 3:52:35

【人】 祓魔師 ダンテ

[ 席に着くことができてからは自然と二人の移動中に定まった暗黙の了解。自分が昼の間は窓際に座り、カーテンの隙間から外を眺めたりしている。

 ヴィは自分に寄りかかって寝息を立てていた。]

 国境を過ぎたそうだよ

[ 出発から何刻か、隣国の領内に入ったことを知らせるアナウンスが流れた。ヴィは眠っていて気づかなかったかもしれない。

 車内は足止めされていた客で最初は混雑していたのだが、次第に降りる客が増えて車内は落ち着いた様子に。

 自分が途中席を立つ時は、ヴィに少しだけ自分だけで座っててねと、囁けば寝ぼけ半分従ってくれただろうか。その様子が自分には可愛くてまた笑っていた気もする。*]
(49) 2021/04/26(Mon) 3:53:40

【人】 祓魔師 ダンテ


 ん?ああ、それはもちろん
 通りで違和感はあったんだけど ふふ

[ 一次資料と言われてようやく得心がいくというか、自分もそのつもりでいた。今日のことはどのみち手書きで書き込んでいたと思うのだが、新聞があればもっと強固な資料になるだろうとのヴィの心遣いだったようだ。

 ヴィが価値のあるものとしてとっておくようにというのは不思議だと少しは思ったのだが。未だ意思疎通にはいろいろ難があるようだ。だから言葉にしなければならないんだろう。]

 まあ、そうなんだけど
 君が今までその姿で生きてきたんだから
 君には意味があるんじゃないの 

[ だから自分もその姿を一番好んでいるよと、何も変わらないという彼に自分は律儀に今の気持ちを明かしておく。
 外見だけの好みで言えば女性の姿をしているときが自分は一番好ましいと思うんだろう。
 だけど、ヴィ自身が一番生きやすい形でいてほしい。
 たとえ自分(ダンテ)の為だとしても他人のために変わるのは嫌だった。]
(67) 2021/04/27(Tue) 4:50:47

【人】 祓魔師 ダンテ

[ 
 ーー
 どうもヴィの容姿が優れていることに重きを置いていると思われているようだが、外見が意味を持ったのは自分が彼を好きだからに決まっている。
 
 客と、宿の主人という関係で始まって、彼の誰に対しても静かに尽くすような献身が不思議で、逆に甘やかしてやりたいと思ったのかもしれない。(逆に甘やかされてる時も多いのだが!)

 それから、割とムッとしたなら顔にでるとか、手を伸ばせば手をとってくれるとか、細かな仕草がすごく可愛らしくて。
 ーー

 列車にゆられながらそこまでメモに書いて、くしゃくしゃにして破りかけたが、そのままにしておいた。
 どうせメモ書きだし、ヴィに見られることもあるまい。外見だけが好きだと思われているのは心外だったが、少しは容姿も大事にしてほしい。
 そしたら昼間にあんまり無理をしなくなってくれるかもしれない。

 彼が自分と過ごす時間をなんとか捻出してくれようとしている事はよくわかる。お互いのことを思って衝突してしまうのはなんだかちょっと切ない気持ちになる。*]
(68) 2021/04/27(Tue) 4:52:52

【人】 祓魔師 ダンテ

[ 到着は夕方過ぎで、宿は海のすぐ近くにとっている。明るい時間の海をヴィと共に見たくてのこと。列車で眠った分疲れはとれたのか、宿についてすぐ彼が海を見に行こうと手招く。

 時間がもったいない、そう訴える様子に見え、自分だって同じだった。夜の時間も昼も短い。何方か眠る時間になる前に。]

 いいんだよ、僕があげたいだけなんだから
 一応は尋ねるけどね

[ アクセサリーに興味はないと一刀両断されてしまった。ドレープの豊かなワンピースに、繊細な首飾りがあればもっと素敵だっただろう。
 今の彼にだって似合うかもしれない。]

 そう、魔法のアイテムも見て見たかったね
 魔除けのもっと強いのがあるなら是非にでも

[ 魔法とは言うが一般人が使えるほどに技術が普及しているなら何らかの道理があるんだろう。自分やヴィの馴染みのある動力をつかった通信機器みたいに。魔除け云々はただの冗談だ。]
(69) 2021/04/27(Tue) 4:58:09

【人】 祓魔師 ダンテ

[ 夕日の沈む海辺を二人で歩く。何方かが手を伸ばせば自然と手を繋げていただろうか。
 時期外れのため人の数は少ない。自分たち以外の人影がいくつか見て取れるが黄昏時で顔の判別はつかない。]

 綺麗だね
 あ、ちっちゃい蟹がいる 

[ 足元を小さな生き物が驚いて避けて行くのが見える。波の音は静かで一定のリズムをいったりきたりしている。波の音を聞いたのも自分は初めてだったかもしれない。
 故郷の海は、風が強くて風の音ばかり聴いてたような印象が残っている。]

 うん、夜のピクニック?だね
 ランタンを借りよう

[ 食べるものと言われたら空腹を思い出した。昼間軽食をとったきりだし、ヴィも朝方食べたきりだろう。]

 本屋さん、ああ、本当だね

[ 本屋にも行きたかったとヴィが言うのを聞けば今更に惜しいと思えてしまう。土地のガイド本なんかでもお土産にできたのに。]

 代わりにこの国の本屋さんも見てみようよ
 とはいえ旅に出るたび君の住んでる国の便利さを思うよ
 夜だって図書館が開いているしね

[ 旅に出るのはやっぱり家が一番良いと思うためなんてたわごともある。]
(70) 2021/04/27(Tue) 5:05:39

【人】 祓魔師 ダンテ

 

 え?僕?

[ それから、ヴィが心底君に何もなくてよかったと言うから少し笑ってしまった。それは自分も同じことを考えていたよと思ったが黙っておく。
 目を離せば人さらいにでもあってしまうんじゃないかとか。

 お互いに守らなければならないものと思い込んでいる節がきっとある。]
(71) 2021/04/27(Tue) 5:06:29
ダンテは、 **
(a4) 2021/04/27(Tue) 5:09:45

【人】 祓魔師 ダンテ

[ 君には意味があったんじゃないの?と尋ねた言葉には返事はなかった>>99その時の彼の様子はどうだったのだろう。困惑げにしていただろうか、無表情のままだったろうか。
 あれ、違った?なんてブツブツ言いながら出発の準備をその時はしていたのかもしれない。

 いつか聞かせてもらえただろうか。

 自分がヴィについて分かっていると思っている部分なんて表面のほんの少しなんだと思う。ヴィにとって彼が大切にしているもの、それを自分が分かってなくて。]
(101) 2021/04/28(Wed) 4:44:41

【人】 祓魔師 ダンテ

[ 彼の長い時間のいっときに自分が沿わせてもらえれば良いと思っていた。

 だから、些細なことを一緒に楽しいと分かち合ってくれる、彼とならどこに行ってもきっと楽しいはず、そんな風に思えるのは彼自身の魅力なんだと。

 自分との出会いで、彼が変わってくれた部分があった。そのことをいつ自分は知ることができるんだろう。

 永久にわからないままなのかもしれない。

 死ぬ間際まで、日記のようなメモを書いて、ヴィと何をしたとか、彼が何を話したとか、それで自分は何を思ったのか、語彙のある限りを彼と過ごした日々を表す言葉に費やすんだろう。*]
(102) 2021/04/28(Wed) 4:45:29

【人】 祓魔師 ダンテ


 
 んーなるほどたしかに

[ 文具の方が嬉しいと言われれば納得してしまう。自分も多分そう言うものの方が嬉しいのは確かだ。両方贈れば良いのではと考えてしまうからだめだ。]

 いや、ヴェールは君が使って
 せっかく、次の旅行の時に持っていけば君の身が少しは楽になるかなって思ったのに

 …って、自然と次のことを考えてた

[ 言い終わってから少し恥ずかしい。そんな理由もあるから自分が受け取るわけにはいかないと、気恥ずかしさを埋めるような言葉を続けて。]

 ほんとだ、何かの巢なのかな

[ ヴィが波打ち際で足を濡らして、小石をなげている。本当にきてよかったと心から思えて、それから手を伸ばせばこちらに駆け寄り手を繋いでくれた。

 穴ぼこを自分が足で掘ろうとしたり、
 彼はそれを見て止めたのかただ見ていたのか。
 
 何をしても、全部が楽しかった。]
(103) 2021/04/28(Wed) 4:50:22

【人】 祓魔師 ダンテ



 明日は青い海が見られるね

[ 自分もヴィと同じくすごく楽しみだった。
 今はもう日が落ち海は藍色に濃く

 自分の人並みの視力ではだんだん視界がおぼつかなくなる頃合いだった。
 ランタンを借りようといったのも、自分のためであって、ヴィはたぶんこんな暗闇でももっと違う世界が見えるのかもしれない。*]
(104) 2021/04/28(Wed) 4:50:52