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人狼物語 三日月国


216 【半突発R-18】Magic school『Camelot』【飛び入り募集】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 アカツキ

[グランドの喧騒の中、
立ち止まって息を荒くしているアカツキを、
周囲の人々は不審に思った様子もなく通り過ぎていく。

身体を這う手に時折びく、びくと震えながら
小声でヨシツネの囁きに答えていた。**]
(43) 2023/06/27(Tue) 14:14:05

【人】 アカツキ


なんですか?フォボス先輩。
あ、また手合わせですか?相手になりますよ!

[アカツキは普段は大抵大図書館か訓練場に居る。>>15

記憶もなければ彼の意図も知らないアカツキは
呼び出しを喰らえば別段警戒することもなく
素直に応じただろうし、

フォボスが自分に声をかける時は
勝負したい時だと思っているから
元気よくそう言っただろう。**]
(44) 2023/06/27(Tue) 14:40:06

【人】 アカツキ

― フォボスとの決着 ―

…え?あ、はい……?
あ、ありがとうございます……?

[訓練場に呼び出され、
唐突に褒められたアカツキは
ぽかんとしたあと照れくさそうに頬を掻いた。>>45
が、続いた言葉にはぎょっとしたように目を見開く。]

は、はぁっ……!?

な、何を言って……!!!

[ぶわっと顔を赤くし、否定しかけて言葉に詰まった。

不自然にぽっかりと抜けた記憶。
曖昧に残った快楽の断片。
表層意識が覚えていなくても深層意識は覚えている。
匂いを、声を、感触を、アカツキの身体は覚えている。]
(61) 2023/06/27(Tue) 18:20:36

【人】 アカツキ

[どうしてだろう。
彼の言うことが真実なのだと、
アカツキには理解ってしまう。

アカツキは覚えている。
喩えヒトとは違う価値観であったとしても。
到底恋とは呼べないような交わりでも。
そこに確かに交わした情があったことも。

―――ああ、……
あれは、君だったんだ。]
(62) 2023/06/27(Tue) 18:21:24

【人】 アカツキ

[暫しの沈黙の後、ふ―――…と深く息を吐いた。]

チャンス………ですか。
どうして急に?

[手を広げ、笑うフォボスをじっと見つめる。

本当に子を孕ませてしまうつもりなら。
このタイミングで真相を告げる必要も
そもそも自分にチャンスをくれる必要もないはず。

悪役ぶったポーズを取ってはいるけど、
まるで自分を解放しようとしているみたい。
それが誰のために、どんな事情で、までは
アカツキが知ることは出来ないけれど。]
(63) 2023/06/27(Tue) 18:22:12

【人】 アカツキ


……分かりました。行きます。

[どのみち、このチャンスをフイにする手はない。
喩え術自体は既に解けているのだとしても>>-91
今できる自分の全力で挑ませてもらおう。

いつものように手足を魔力で強化する。
アカツキは入学からグランドまでの期間、
何度も彼に挑み、そして負けてきたけれど。
日に日に練度は上がってきていた。

フォボスと対峙し、一呼吸置いて駆けだす。
その懐に入り込んでしまうつもりで。**]
(64) 2023/06/27(Tue) 18:30:58

【人】 アカツキ


……はぁっ…… んん、 はぁ………っ


[そうしてヨシツネに促されるまま。
よたよたと覚束ない足取りで
人気のない場所へと向かうだろうか。**]
(74) 2023/06/27(Tue) 21:26:22

【人】 アカツキ

― フォボスとの決着 ―

[彼の攻撃を避けて、
懐に飛び込むまではいつもと同じ。
軽い足取りで彼の背を蹴って、
バネのように高く宙を飛ぶ。

アカツキだって、今までいろいろと彼に勝つ策を考えてきた。
どれも上手くいった試しはないけれど――でも、今日こそ!

高く張られたグランドの飾りのロープを掴み、
ぶら下がって四肢の強化を一旦全て解く。
全魔力を足に集中させて反動をつけて―――]

おりゃあぁぁぁああぁぁ!!!!!


[普段よりも動きの鈍いフォボスめがけて、
渾身のドロップキックが炸裂した。]
(78) 2023/06/27(Tue) 23:01:58

【人】 アカツキ

[かくして勝負は決した。
倒れたフォボスの前にアカツキは立っている。]

(………なんか、いつもより反応鈍かったな)

[何度も何度も手合わせをしているのだ。
そのことにも気づいたけれど。
やっぱり彼の真意は分からないまま。

ともあれこれでアカツキは自由を手に入れた――らしい。
術をかけられていた自覚がないのだから実感はない。

ただずっと彼を倒したいと追っていて、
それから解放されたからか
妙に憑き物が落ちたような清々しい気持ちではあった。]
(79) 2023/06/27(Tue) 23:02:40

【人】 アカツキ


…敗者は勝者の言うこと、
聞くんでしたっけ?先輩。

[フォボスを見下ろしたまま、
アカツキはふっと笑う。]

そのうちまた私と勝負してください。
勿論手籠めにするとかしないとか、そういうのは抜きで。

私、いつか本気の先輩に勝ちますから。

[可愛いと、イイ女だと言ってくれたこと。
それだって嬉しかったけど。
彼との関係は勝負から始まったから。
こんな終着が似合うんじゃないかな。なんて。**]
(80) 2023/06/27(Tue) 23:10:46

【人】 アカツキ


わっ!?!?

[足を震わせて呆けているうちに
ひょい、と抱え上げられた。>>112

さすがにちょっと驚いたものの
抵抗せずに大人しく彼に捕まる。
落ちても困るし、そもそも体が上手く動かないし。]

……うん……

[とっておきの場所とはどこだろう。
不思議には思ったが、疑うことはしなかった。
彼は自分に害をなすようなことはしない――と、
今のアカツキは信じているから。]
(133) 2023/06/28(Wed) 22:09:24

【人】 アカツキ


わ……… 綺麗……すごぉい…
学内にこんな場所あったんだ……。

[見上げれば一面の夜空が
頭上いっぱいに広がっている。
思わず感嘆の声をあげて、
まじまじと景色に見入った。

彼が兄と来たのだと言う、思い出の場所。
それと共に眺めながら。

綺麗な星空と、遠くから聞こえる生徒たちの喧噪。
すぐ近くには彼の体温があって。
なんだかこれってすごく…]
(134) 2023/06/28(Wed) 22:11:17

【人】 アカツキ


………すごく、デートみたい。

[くす、と穏やかに笑って零す。
随分と今更かもしれないけど。]

思えば私、男の子とこんな風にデートするの初めて。
一緒に手繋いで、買い物して、きれいな景色見て。
まあ、間にエッチなこと挟んだりもしたけど…

[それでも、何だか楽しかった。

記憶にない誰かに
色んな所を開発されてしまったアカツキだけれど、
男女の関係をまともに育んだことはない。

だからこんな他愛もないやり取りが嬉しくて――
妙に胸がうずうずした。]
(135) 2023/06/28(Wed) 22:14:28

【人】 アカツキ

― after ―

[そんなこんなあり、
グランドは無事…無事?終わりを迎え
普段通りの日常が戻って来た。

ヨシツネがバイトで喫茶をやり始めたらしく>>152
どれどれと様子を見に行った際、
オーナーから君も働かない?と勧誘され
それは……どうなんだろう……と思ったり。

不自然に記憶が飛ぶことはなくなった代わりに
フォボスと訓練を共にしたりする
おおむね平和な日常、であったとおもう。

そんな中。
グランドで購入した土産を渡すために
実家に帰省した日の事だ。]
(299) 2023/06/30(Fri) 18:27:55

【人】 アカツキ


[出迎えてくれた母は自分をじいっと見て、
開口一番こう言ったのだった。]

「アカツキ、あなた、身籠ってるわね?」

………………………はい??

 
(300) 2023/06/30(Fri) 18:28:47

【人】 アカツキ

[アカツキ自身もまだ自覚がない、
寝耳に水の話であるが
母の魔術的な見立てだと確かなようだった。

父や兄は相手はどこの誰だと騒いだが
母はキャメロットに入学した時に
こういう可能性も考えていなかったわけじゃないけど、と溜息をついた。

いや〜……ううん……これって……
もしかして退学とかに…なったりするんだろうか……?
色々と悩ましい思いはあったが、
一旦は学園に帰還することになり。]
(301) 2023/06/30(Fri) 18:30:57

【人】 アカツキ


…というわけなんだけど、
どうしよ…ヨシツネくん。

時期的に………
君のこどもだと…思うんですけど……

あと両親が一度ウチに連れて来いって………



[ややおずおずと。
そんな風に君に相談することが、
恐らくどこかであったことでしょう。**]
(302) 2023/06/30(Fri) 18:44:53

【人】 アカツキ

― after −

[恐る恐る切り出せば、
おやつを食べかけていたヨシツネが固まった。>>315

そんなの困る、とか言われたらどうしよう……
と、やや不安そうに様子を見守っていれば
綺麗なフォームで土下座をキメる彼に
こちらの方がぽかんとしてしまう。]

……えっ、あっ、ああっ、その、
こ、こちらこそ、よろしくお願いします……!?

[咄嗟に頭を下げてそう返した後、
行きかう人々の視線に気づき。
とにかく顔上げて!と慌てたのだったか。]
(328) 2023/06/30(Fri) 22:07:50

【人】 アカツキ

[その後、二人そろって先生に相談に行ったわけだが
しかしそこは人外も多く在籍するキャメロット。
この手の事はまあまあよくある話、らしく
別にそれで退学になったりはしないらしい。
産前産後は流石に授業を休む必要はあるが
託児サービスもありサポートもしてくれるそうだ。

両親も出来る限りサポートしてくれるらしく、
挨拶に行った時に
「ヨシツネくんは身寄りがいないのか。
なら我が家を第二の家だと思っていつでも頼ってくれ」
と言ってくれていたし。

若干本人たちを置いてけぼりに
ぽんぽんと準備は進んでいった。]
(329) 2023/06/30(Fri) 22:09:19

【人】 アカツキ

[ちなみにフォボス曰く
オークに抱かれた後遺症のようなもので
安産は確定しているらしい。
結果オーライというやつかもしれない。

が、それはそれとして、急なことだ。
アカツキとて自分がちゃんとした
親になれるのかどうか不安はもちろんあった。

言葉にしないけれど、ヨシツネだって
きっと色々思うところはあったんだと思う。>>316
彼が一人、胸に決めた想いは知らなくとも――…]
(330) 2023/06/30(Fri) 22:09:46

【人】 アカツキ

ねえ、ヨシツネくん。
私、まだまだ未熟だけどさ。
これから立派になるから。
だから二人で頑張って行こうね。これから。

[きっと甘くて、未熟で、間違ってばかりの私だけれど。
最初に胸に抱いた目標は変わらない。
強く優しく、高潔で、弱き者に手を差し伸べる、
いつかはそんな人になりたいから。

色んな人が助けてくれて、君も傍にいてくれる。
だからきっと私は大丈夫。

そういえばお腹のこどもは男女の双子なんだって。
名前は君に決めて貰おうか。それと――]
(331) 2023/06/30(Fri) 22:11:47

【人】 アカツキ


……順番、逆になっちゃったけど。
そのうちちゃんと式もしようね。


[そう言って大きくなったお腹を撫でて、
君に穏やかに微笑みかけた。**]
(332) 2023/06/30(Fri) 22:12:45