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人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

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【人】 教会住みの娘 エヴィ


    う…わ…


[ いつもは割合に静かで、人々の憧れや
  推尊の対象である宮廷前の通りは、
  今日はすっかりその風景を変えていて。

  大勢の人が行き交う様が、畝る風を運んで
  透き通るような秋の空気を熱気あるものに
  変えてしまっているのだけど、不思議に
  不快な気がしないのは、年齢の割に
  小さな私の背丈から見上げるそのほとんどの
  人の顔が和かで愉しく笑んでいたからでしょう。 ]


    すっごい…人!

 
(27) 2020/09/21(Mon) 7:57:30

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 音楽祭という名は知っていても、
  その詳細までは知らないのですから、
  通りから豪華で大きな庭園が垣間見れて、
  またそこに設えられた舞台を目の端に
  捉えた時などはもう、胸の高鳴りを
  抑えることが出来ずに。

  自分より高い位置にある人々の頭の
  向こうを少しでも見るために、
  ぴょこぴょこと何度も飛び上がっては
  周りの方々にぶつかるなどしたでしょう。 ]
 
(28) 2020/09/21(Mon) 7:59:29

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ と、見かねた様子で私の肩にとん、
  と触れて、最前列に僅かに出来た隙間に
  私の身体を押し込んで下さった方が居て、
  感激のあまり腰を直角にまで曲げて
  何度も感謝を伝えました。

  本当は、肩に触れられた時、飛び上がるほど
  ビクリと身体も心も怯えて跳ねたのですが、
  それを恥じるように、いつものように
  笑みを浮かべて、  ]


    心優しい親切な貴方に、
    神の御加護がありますように


[ そう告げて、一節だけ歌えば
  御礼になるでしょうか?  ]
 
(29) 2020/09/21(Mon) 8:01:57

【人】 教会住みの娘 エヴィ




    
たたえよ 平和の君

    
たたえよ 義の太陽

    
光といのちをもたらし

    
主のいやしのつばさ

    
新しいいのちを与えてくださる



 
(30) 2020/09/21(Mon) 8:03:41

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ ごくごく小さく歌ったのに、周りの方々が
  柔かに、舞台の邪魔にならぬように、
  小さくぱちぱちと手を打ってくださるのが
  わかりました。

  顔が火照るのを隠せないまま、
  目をしぱしぱさせて、慌ててぺこりと
  会釈して身体をくるり反転させて、
  ようやく舞台をじっくりと見ることが
  叶ったのでした。  ]
 
(31) 2020/09/21(Mon) 8:05:09

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ そこには、空色の美しいドレスの少女。>>14
  置かれた楽器は、あれは、幼い頃、
  書物で見た…ピアノ…?

  響き始めた音は、風に乗って。
  ひとつひとつの響きが礫のように降り注ぐ。
  高く、低く、大きく、小さく、
  絡んで、解けて、流れて、伝って… ]


    
( なんて、心が弾むの… )



[ 少し、その音は硬いような気がしましたが、
  このような場ですから当然なのでしょう。

  充分に人の心を打つその演奏に送られる
  歓声と拍手がまるで突風のように湧き上がりました。


  知らずのうちに、着ている白いトゥニカの裾を
  ぎり、と握りしめていた手。
  は、と気づいては急いで離し。
  周りの方々と同じように、拍手を送ろうと
  
 ]
 
(32) 2020/09/21(Mon) 8:09:40

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ けれど、突然発せられた批評の言葉>>15に、
  辺りはまるで水を打ったようにしん…
  と静まるのです。

  選曲について、氷のように冷ややかな言葉が
  まるで刃のように刺されば、ぽろぽろと
  泣きだす少女の涙がほたり、
  落ちる様まで見えたでしょう。 ]


   (…あ…泣いちゃった…うん。でも、
    仰っていることは、分かる、気が。)


[ その後、彼女のもとにすっ飛んで来ては
  評価の言の葉の真意を慌てて伝える、
  その方は。

  いつかのあの日教会を訪れた、凛と立つ
  信念に熱い、かの高尚な宮廷楽士なのだとは…
  今はまだ気付かないままに。

  けれど途切れ途切れに聞こえくるその指摘は、
  声は、的確で、厳しいけれどもとても暖かく。 ]
 
(33) 2020/09/21(Mon) 8:14:16

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 涙の乾いた少女が再度奏でた音は…

  
   
嗚呼。

  先程の演奏も素晴らしかったけれど、
  それとはまた天と地ほどにも異なる…
  耳に、心に、直に、届く。
  明るい陽に照らされて揺れる、
  小さな花を次々に咲かせるよう
   



  満足そうな、慈愛に満ちたような表情さえ
  想像出来るような、その賛辞が聞こえます。
  周りの人達も、うん、うん、と頷きながら
  惜しみない拍手を送っていました。

  審査員と思わしきその宮廷楽士の女性の名など、
  積み上げられた実績など、秘められた思いなど、
  何一つ、今は知らないけれど。

  この御方の前で歌ってみたいという…
  焦燥にも似た感情を抑えるには、
  身体中の力を総動員しなくては
  ならないのでした。   ]*
 
(34) 2020/09/21(Mon) 8:23:01
教会住みの娘 エヴィは、メモを貼った。
(a8) 2020/09/21(Mon) 8:51:19

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ まるで我がことのように息を詰めて、
  見ていた舞台が、次の準備にかかろうと
  する様子が見えて、ふぅぅぅ、と
  お腹の底から大きな息を吐けば、
  ようやく身体の力は抜けました。  ]


    (すごい…これがこの国の、音楽祭…)


[ じりじりと胸の奥に炎が灯るような。
  久しく感じたことのない熱が腑から次々と
  手を伸ばすような渇望を呼んで。

  額にじんわり浮かんだ汗を、掌で
  そっと拭った時。

  …それはごく近くから発せられては
  私の耳に届く、声>>43
 
(53) 2020/09/21(Mon) 11:33:26

【人】 教会住みの娘 エヴィ



   
( 飛び入り枠… )



[ ごくり、と唾を飲み込む音が聞こえて、
  それが自分のものだと気付けば、
  堪らず噛み締める奥歯の音も重なって。

  けれど自分の手を、上げる、数十センチは
  とてつもなく、遠く、重く
   
  ]



    
『お姉さん、歌えば?さっきとっても上手だったし!』




[ 私のその震える手を突然ぎゅっと握って、
  小さな男の子がにこにこと、
  私に話しかけてくれていることに気づいて。
  いつもとは違う衝撃で私の身体が跳ねました。 ]
 
(54) 2020/09/21(Mon) 11:35:57

【人】 教会住みの娘 エヴィ


    あ、あの、あ…え…


[ 周りの方々も次々と、その純な男の子に
  同調する様に、そうだよ歌いなよ、と
  にこにこと私に向けて手を振っていて。

  中には、『おーい!ここの彼女が歌いますー!』
  なんて手をあげる、程良くお酒が入った様子の
  おじさんまでいて。
(酔っ払い!)



  …その様子は、茶色い髪を結い上げた、
  『コンペ裏方』の腕章を付けた方の目に
  止まったのでしょうか。

  もし、目が合ったのなら、
  からからに乾いた口で、
  震える喉で、跳ねる心で、

  
ほんの一時、夢を見ることを
  願っても良いでしょうか
   
 ]*
 
(55) 2020/09/21(Mon) 11:38:54

【人】 教会住みの娘 エヴィ


  
 いつかの日 
  


[ お客様がいらっしゃるからと言われ、
  日頃より少し早い時間から教会内の
  お掃除をしておりますと、優雅な佇まいの
  美しいお嬢様が、お供の方を連れて
  おいでになりました。>>0:94

  熱心に祈りを捧げておられるお嬢様に
  お邪魔にならないよう注意しながら、
  水を替えるため花瓶を抱えて歩き出すと、
  お供の方が声を掛けてこられたので、
  思わずびくりと身体が跳ねて。

  花瓶を取り落とさなかったことに安堵し
  
(落として割っていたらどうなるかは
  想像に難くないので!)

  ゆるゆると視線を上げると、柔和な笑みを
  称えて挨拶をしてくださる男性と目が合いました。 ]
 
(56) 2020/09/21(Mon) 12:28:29

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ こちらも急いでいつものように笑顔を作って、
  そぉっと花瓶を元の台座に置いてから、
  丁寧に頭を下げました。  ]


    お祈りに来て下さりありがとうございます。
    ただいま、呼んでまいります。


[ 神父様に御用があると仰るその方に>>0:94
  にこりとそう告げて。

  あ、とまた思い出せば、慌てて
  トゥニカの袖を引っ張ります。

  …昨夜は、私の態度のせいでしょうが、
  神父様のご機嫌があまり良くありません
  でしたから、頂く
御指導
が少し
  厳しかったもので
  

  酷く腫れて傷になった腕が、そんなものとは
  縁の無いご様子のお嬢様や、そのお供の方の
  目に触れないように、と。

  顔には、痕は残っていなかったかしら、と
  思いながら、頭を下げて。
  神父様を呼びにその場を離れたでしょう。 ]*
 
(57) 2020/09/21(Mon) 12:33:06

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ つかつかと歩を進める靴の音>>61
  それまでもがリズミカルで音楽を奏でるよう。

  そうして私の前で音は止み。>>62
  靴音の持ち主である女性は、こちらに
  合わせて少し身を屈めるようにして、
  尋ねてくださったのです
  



   
『飛び入り参加希望の方ですか?』
>>64と。


  その方の顔には穏やかな微笑みが
  浮かべられていて>>64
  それでもじっと目が合うと、
  どくん、どくん、と心臓が早鐘を打つ音が
  人にも伝わり聞こえるのではないかと思う程。 ]
 
(94) 2020/09/21(Mon) 23:18:22

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ ぐ、と握りしめていた拳の僅かな痛みに
  目をやれば、親指の爪が柔らかい肉に
  めりこんで白く色を変えていました。
  自分のものではないように固まって
  しまったそれらを1本1本、そっと、解いて。


  瞳を閉じて、ひとつ息を吐いて。
  
( かまわない )


  真っ直ぐにその人に向き直れば、
  
( どんなばつをうけようとも )



  
( うたは、わたしのいきるあかし
  
)
 ]
(95) 2020/09/21(Mon) 23:26:53

【人】 教会住みの娘 エヴィ




    
……はい。



 
(96) 2020/09/21(Mon) 23:27:30

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ そう、答えたのでした。

  声は小さかったかもしれませんが、
  震えてはいなかったと信じています。 ]*
 
(97) 2020/09/21(Mon) 23:28:36

【人】 教会住みの娘 エヴィ


  
 いつかの従者さんと 
  



[ 神父様の元へ歩き出す私の背に、その方の
  視線が注がれていたとは気付かず。>>107
  なるべく普段通りに歩いたつもりでしたが、
  昨夜捻った足首が少し言うことを聞いてくれない
  ことがあったかもしれません。

  ともかく近くにいらっしゃる神父様をお呼びし、
  そうして足早にやってきた神父様が、
  いつものように老若男女から慕われる
  柔和な笑みを浮かべ、先程から祈りを
  捧げておられるお嬢様の元へ向かわれる
  様子を見届ければ、私はひとつまた頭を
  下げて、その場を離れ掃除に
  戻ったことでしょう。

  ところがいくらも時間が経たぬうちに、
  今度は神父様が、表面だけは変わらぬ笑みを
  口元に称えたまま、なんとはなしに
  不穏な口調で私を呼びにいらしたのです。 ]
 
(130) 2020/09/22(Tue) 8:23:44

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 聞けば、先程のお嬢様が、
  この教会で信仰する神に興味をお持ちで
  是非詳しく知りたいと仰っておられる、と。

  そのままあとについて教会内のお二人の
  元へ伺うと、神父様は私に向き直り、
  にこにこと話すのです。 ]


   『是非お伺いし、お嬢様に神の教えを説いて
    差し上げなさい。年頃が同じくらいの
    お前なら、お嬢様のご心労も僅かながら
    減るだろうし。
    お前にとっては良い学びになるでしょう。
    お嬢様はお身体が御丈夫ではない
    そうだから、重々気をつけて 』



[ などと。

  言われたことに逆らう術などありません。
  目を伏せて、深くお辞儀をして、
  はい、至らぬところもございますが
  真摯に務めさせていただきます、
  と答えました。  ]
 
(131) 2020/09/22(Tue) 8:28:09

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 

  本当のことを言えば、身体中の傷が
  軋むように痛んでいたので、
  それをこの儚げな美しさを備えた
  お嬢様の目に触れさせぬようひとときを
  過ごすことが出来るかと不安はありました。

  もちろん…神を心から信仰しているふりは、
  問題なく出来るでしょうからそれは
  まぁ良いのですが。



  そのまま当日であったか、
  また日を改めてのことであったか。
  私はお嬢様のお屋敷…ハイアームズ家の
  それは豪華な門戸をくぐり、
  その煌びやかな様子に、目も、口も、
  まんまるくぽかんと開いたままにしながら、
  お嬢様との対話の時間を過ごすのでした。 ]
 
(132) 2020/09/22(Tue) 8:33:08

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 
  
その帰り道。

  お供の方
 
お名前をお伺いしたことが
  あったならばヨシュア様
 
が、
  教会への寄付だと、傷薬などの品>>111
  持たせてくださいました。

  思わずどきりとして、恐る恐る彼を
  見上げますが、その表情は先程まで
  私やお嬢様にお茶を(…世の中にこんな
  美味しいお茶があるのかと思うほどに
  素晴らしいものでした!)
  淹れて下さった時と変わらない様子で。


  …それらの薬が、持たせてくださった意味が、
  わからぬほど私は馬鹿ではありません。

  詳しい事情など問い詰めることなどせずに
  多くを語らぬその優しい心遣いに、
  気を抜けばすぐに瞳に水膜が張りそうで、
  懸命に堪えました。  ]
 
(133) 2020/09/22(Tue) 8:36:49

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 息を整えて、深々と頭を下げて御礼を伝えて。

  …本来なら、歌を歌って感謝の気持ちを
  伝えたいところ。

  けれど声がどうしても震えてしまいそうで
  


  それは出来ないままお屋敷を
  あとにしたのでした。  ]
 
(134) 2020/09/22(Tue) 8:38:26

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ …余談ではありますが。>>112

  その薬は、神父様に全てお渡し致しました。

  隠しておけばよかったのですが、
  あまりの嬉しさに、両の手に握りしめたまま
  教会についてしまったものですから。

  帰宅を待ち構えていた神父様に、
  俗世のものを持ち込んでいないか、
  良からぬことを吹き込まれてはいないか、
  身辺を検査されるのはいつもの事なのに、
  嬉しくて、失念していて。

  さらにどうでも良いことですが、
  その品が傷薬であったことから、
  余計なことを言ったのではないだろうなと
  その夜の神父様は非常にお怒りでした。

  ええ、その薬が私に使われることは
  なかったでしょうね。 ]*

 
(135) 2020/09/22(Tue) 8:40:59

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ その方が、別の係の女性を呼んで>>121
  テキパキと指示を出している間、
  心の中を様々な感情が浮かんでは消えて。

  感激、困惑、緊張、恐怖
  それらは腑の中でぐちゃぐちゃと
  ひとつに丸まっては喉奥から
  込み上げてくるよう。

  けれど説明とともに通行証…
  深緑の地に銀糸で縫われた縦線が
  入ったもの>>1:44が手渡されれば、
  その存在感に目を奪われて。

  思わずぎゅうと胸に抱きしめてしまって、
  あ、と慌てて離せば顔が火照るのを
  隠すように俯いたでしょう。  ]
 
(149) 2020/09/22(Tue) 15:15:28

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ そのまま私は黒髪の女性について進みます。
  歩を進める時、先程の小さな男の子がまた
  にこにこと破顔しながら私の服の裾を
  ぴ、と引っ張って  ]


   
『頑張ってね!僕ここで聴いているね!』



[ と送り出してくれ、他の方もつられるように
  次々と拍手を下さって。
  さっきの
酔っ払い
陽気なおじさんも、
  こちらに向かって何故か自慢げに
  親指を上げていて、思わずぶっ、と
  吹き出しそうになって。

  いけない、と表情を引き締めるのですが、
  抑えきれない一笑が口角の端には
  僅かに浮かんでいたでしょう。

  辺り一帯の人が皆暖かく、円い布で
  ふうわりと包まれたような和やかな
  風が吹きました。

  おかげで先程までの緊張はどこへか
  とても落ち着いた気分で特設の楽屋へ
  入ることが出来ました。>>123
 
(150) 2020/09/22(Tue) 15:19:59

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 楽屋には大勢の方がいらっしゃって>>127
  これが此の国が音楽のやまない国、と
  呼ばれる所以なのだと改めて理解すれば、
  初めてほんの少し誇らしい気持ちになりました。

  楽屋での受付は事務的に進みます。>>124
  名前を聞かれた時は一瞬息を飲み、
  虚偽の名を伝えようかと思いました。

  
   
それでも。

  
わたしはわたしのしんじるものを
  
  ]


    エヴィ、と言います。
    
 (わたしがわたしであるために)



[ と嘘偽りのないまま申し出ました。

  歌をうたうこと、伴奏は要らないことなどを
  淡々と伝えて。   ]
 
(151) 2020/09/22(Tue) 15:22:47

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ そうしていればやがてどうぞと
  差し出される冊子と、番号札。>>126

  迷うことなくブレスレットになった方を
  選んで、左手首に着けました。

  そんなはずはないのに、じんわりと
  温もりを放っては私の気持ちを落ち着けて、
  また奮い立たせてくれるような気がするのです。

  丁寧に優しく説明してくださった方に
  こちらも深く頭を下げてお礼を言えば、
  質問はないかと尋ねてくださいます。
  大丈夫です、と頷けばまた丁寧に、
  頑張ってくださいねと激励の言の葉。>>126

  はい、と言う二文字に、多くの気持ちを込めました。 ]
 
(152) 2020/09/22(Tue) 15:24:49

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ そういえば。
  橋の上でお会いした、あの異国の方は
  いらっしゃるのでしょうか。>>0:14

  まさか直前での大変なトラブルの為、
  街を駆けていらっしゃるとは知らないままに>>74
  私はたくさんの人の中を、あの
  アシンメトリーな上着をなんとはなしに
  目で探してしまうのでした。  ]*
 
(153) 2020/09/22(Tue) 15:26:08

【人】 教会住みの娘 エヴィ


  
 いつかのアメリアお嬢様と 
  


[ アメリア様はとても熱心に
  (私にはそう見えました)教会のこと、
  神様のこと、果ては私達の生活に至るまで、
  たくさんのことにお気持ちを寄せられていて、
  私は時を忘れて問われるがまま、
  自身の知る限りのことをお話したことでしょう。

  …初めはこう、何というか、貴族のお嬢様と
  自分との間に憚るあまりに高い壁に慄いて、
  卑屈な気持ちが無かったかといえば
  嘘になるのでしたが、お話を重ねるごと
  その儚げな御人柄、特に言葉の端々から
  時折覗くご自身を卑下するような仰り方>>@2
  は、あぁ此の方とて全てにおいて
  お幸せと言うわけではないのだと
  知るには充分なものでした。  ]
 
(157) 2020/09/22(Tue) 17:10:59

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ お身体について尋ねることは
  ありませんでしたが、時間が経つにつれ
  そのお顔の色が美しい陶器のように
  白くなる様>>@10を見れば、
  決してご無理をさせてはいけないと、
  楽しい茶会の終わりを切り出した
  ことでしょう。

  
  
と、アメリア様が私に
  近づくよう仰いました。

  少し驚いて、それでもおずおずと近づいた
  私の手を、そっと握って下さるのです。

  そうして、囁くように、発せられた、
  言葉。>>@12

  私の手を優しく撫でながら、
  小さな笑みを浮かべるアメリア様は、
  とても綺麗で儚げで、どこか寂しげで。 ]
 
(158) 2020/09/22(Tue) 17:13:01