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人狼物語 三日月国


161 完全RP村【こちらアンテナ、異常アリ】

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【人】 メカニック ゾズマ

【凍結中:カウンセリングルーム→】

[あれ? とその時>>5:+174のサダルの顔を見て小さく驚いた。
 つまり互いに「えっ」「えっ」となっている状況だったのだが、程なくして、ゾズマは再び笑顔を作り直した。]

 うん。
 もしもの時は、また先生に頼らせて貰っちゃいます。
 暇ができるかは判らないけど……
スリープ中に何言ってんだって感じだけど、

 遊びに行けるくらいの余裕は作らなきゃ、だし。

[「もしも」の未来の懸案――「後腐れなく別れる方法」について頷いてから。
 ワーカホリックの整備士は、暇人を迎えられる程にゆとりのあるカウンセラーにそう付け加えて、部屋を後にした。]
(59) 2022/07/21(Thu) 14:58:28

【人】 メカニック ゾズマ

[側にいたい。離れたくない――“未来が見えない”という事実だけでないこうした思いも、「別れ」についてを「もしも」に留めさせたけれども。
 愚痴りたくなるようなことができる(それも含めての、側にいられる心地よさだ)未来については、既に織り込み済みだ。

 今まででさえルヴァについては(主に修理関係での)愚痴をスピカに零すこともあったけれど――。
 もうひとり、愚痴を零してしまってもいい相手ができたのだと、ちゃんと思うことができるようになった。]
(60) 2022/07/21(Thu) 14:58:56

【人】 メカニック ゾズマ

【凍結中:通路】

 ……それにしても、なんで。
 サダルに変な顔されたんだろ?
 
アタシのほうがなんか変な顔でもしてたのかな……。


[それは「幸あれ」を掛ける側の者が掛けられる側になったから、という可能性が頭を過ることもなく。
 “幸あってほしい”友情の相手が誰なのかのヒント>>5:+101>>5:+150も頭から抜け落ちたまま。
 こうして「頑張ってくる」とサダルに言い残して歩き出したゾズマだったが――]
(61) 2022/07/21(Thu) 14:59:42

【人】 メカニック ゾズマ

[流石に、気晴らしの飲み会会場に乗り込んで
(男二人の飲みだとか>>5:+136を考慮していなくとも)
「お試し交際でお願い!!」

 と空気を読まずに割り込みに行くことは
 大人のやることではない、という分別はあった。

 そもそも己の決心をこんな言い回しで告げるのは、あの時>>4:+48>>4:+49の真剣な眼差しに対して失礼だ、というのもあったが、それはここでは置いて]

 でも二人には心配かけさせてるし、なあ。

[そういう意味では、すぐに顔を見せに行った方がいい気もして――]
(62) 2022/07/21(Thu) 15:01:19

【人】 メカニック ゾズマ

[――二人を心配させた理由。
 それを思った時に、ゾズマは、一時忘れていた別のことに思い当った。

 そろそろ、バーナードとスピカが眠りに就く時かもしれない。
 そしてそれは、これまでの見送りの際にもコールドスリープルームに待機していたチャンドラがひとり――アンテナも含めればふたり――残される瞬間、でもある。]

 ……、やっぱり、大丈夫じゃないや。

[“未来への希望”――その願い>>5:+175まで聞こえていた訳ではなかったが――で一度持ち直した心は、“溶解したマシンのような思い”>>5:+130がぶり返したことで塞ぐ。
 ここで再びサダルの元を訪ねようとしなかったのは、ついさっき意気揚々と別れた手前で気恥ずかしいから……といった訳ではなく。
 この時に真っ先に、ふっと思い出された言葉>>5:+139があったから]
(63) 2022/07/21(Thu) 15:01:56

【人】 メカニック ゾズマ

[この先の、先の見えない眠りの果て、本当に心が擦り切れて“終わり”を望んでしまう>>5:+176前に――こんなにも早く、重く塞ぐものに苛まれている。
 “いつかのシャットダウン”が訪れる可能性を考えていないゾズマは、今度こそ本当に塞ぎ切ってしまう前に、と。
 側にいてくれる、側にいて欲しいひとに、まず会うことにした。

 こうしてゾズマは、ルヴァを探して歩き出す。
 彼と再び出会った場所は、ダビーとの飲み会場である展望デッキか>>5:+187>>5:+196、それともまた別の場所だったか。
 ともあれその後に、コールドスリープルームへと向かう。
 もしかしたらとんでもなく盛況な出迎え会場と化していた>>5:+179かもしれない、眠りの部屋へ。]
(64) 2022/07/21(Thu) 15:02:43

【人】 メカニック ゾズマ

【凍結中:コールドスリープルーム】

[うつつに在る者に対して、夢の中でただ見届けるだけの身にできることは無い。悲しいくらいに、何もない。
 この時のゾズマには、けれどひとつ、“やれること”が頭の中にあった。

 眠りに就いたふたりの姿が、自分たちと同じように幽霊じみたカタチをとって現れたならば――まず真っ先にスピカを怒ってやりたい、と。
 それが追い詰められた結果と理解してはいても、見るに堪えないあんな情けない姿を知ってしまった手前>>5:+127>>5:+128、「馬鹿」のひとつくらいは、ちゃんと彼女に聞こえる形で言わせてほしい、と。
「馬鹿」の勢いが余ってぎゅっと抱きしめてしまうかも、とまではこの時は考えなかったけれど。


 結局“最後の一人”にならなかったバーナードに、あの時の“遺言”>>1:374は結局読み上げなくて済んだね、なんて努めて笑って言ってのけるのは、その後になってしまうだろうけれど。

 救助が来て生きのびられたならまたスピカと――望むなら他の面々とも――工具マルシェでも行こうなんて軽口を飛ばすのは、それよりもっともっと後になるだろう、けれど。**]
(65) 2022/07/21(Thu) 15:04:38
メカニック ゾズマは、メモを貼った。
(a12) 2022/07/21(Thu) 15:10:06

【人】 メカニック ゾズマ

[ところで、今でこそ自分の中の“トモダチ”意識を自然に受け入れているゾズマだったが――。
 実際のところ、スピカと出会う前は、自分の中に友情を抱く心があるとすら思ってはいなかった。
 サダルからのその内緒話>>5:+157を聞いた時は、“そうだったんだ”の発見のほうが強くて、自分のことを顧みることは無かったのだけれど。

 ひとつの切欠からの邂逅と楽しいお喋りが、いつから確かな友情に変わったのか。
 その過程の記憶>>3:73>>3:77>>5:138こそあれ、“いつから”の自覚の瞬間の記憶は、遠く曖昧だったけれど――。
 ゾズマはそんな“確かな経験”を意識しないがままに、サダルからの話を受けるまでの間、あんなに“コイビト”のことで悩んでいたのだ。

 ……このことにゾズマが思い至れたところで、実際に自分の中に“恋のある”心があると断じられるわけではなかったし、今はもう恋の有無についてはどちらでも良いと思えたけれども]
(107) 2022/07/21(Thu) 18:45:34

【人】 メカニック ゾズマ

[たとえずるい返答>>5:-46を決めてでも、“トモダチ”として彼の側にありたい。
 けれど“トモダチ”じゃ彼が満足できないのなら>>5:-49、”コイビト”でなくちゃ側にはいられない――。
 恋知らぬ者のそんな極端な思い込みが、悩みを形作っていたのだけれど>>5:+76>>5:+147]

( ……大丈夫。
  いまなら、もう、ちゃんと答えられる )

[ルヴァへの返答は「生き延びてまた会えたなら」>>4:+52、でも良かったのだけれど。
 “やれるうちに、やれることを”。
 それこそ彼が、伝えられるうちに伝えたいことを打ち明けてくれたように――。
 秘めた決心>>5:+167をも胸に収めて、ルヴァを探していた。]
(108) 2022/07/21(Thu) 18:46:55

【人】 メカニック ゾズマ

[……とはいえ今はまだ、返答を出す時ではない。
 これから眠りに就くふたりの出迎え、という“やれること”が先にある。

 展望デッキで見つけたルヴァとダビーに、手を一度振った。
 先にこの場を離れていくダビーを、特に何か引っかかりを覚えるでもなく(ルヴァから彼へのアイコンタクトには、ゾズマは気付いていなかった)見送って]

 あ、うん。
 もう用事のほうは済んだから。

[ほっとして見えたルヴァの前で、「用事」>>76の語をそのまま返して「カウンセリング」と正直に言わなかった程度には、つい気丈な風を装ってしまったが、沈んだ調子はどうしてもにじみ出てしまっていた。
「これからスピカとバーニーを迎えに行く」と、こちらから先に話を切り出していたならば、この時に貼り付けた気丈さも保たなかったかもしれない、けれども]

 ……うん。大丈夫。
 アタシも丁度、そう思ってたとこ。

[その用件について、ルヴァのほうが先に口にしてくれた>>80
 そのことで、安堵の息が微かに漏れて。]
(110) 2022/07/21(Thu) 18:48:37

【人】 メカニック ゾズマ

[今からすぐに行こう、とばかりに脚を動かそうとして――動かなかった。]

  ……、やっぱり、怖い、や。

[俯いて、思わず漏らしてしまった弱音。
 迎える者の、友の生存の可能性を喜びたいのに。
 残していくひとの存在を目の当たりにすれば、きっと喜べない。
 その整理のつかなさから零したこの弱音は、側にいるルヴァには間違いなく聞こえてしまっただろうと思う。]

 あのさ、ルヴァ。
 スリープ室に着くまで、さ。
 手、握っててくれる?

[――これ以上はもう、“大丈夫”を自分の顔にも声にも貼り付けられない。
 そう観念したゾズマは俯いたまま、目だけでルヴァを見上げて、右手を差し出して希う。]
(113) 2022/07/21(Thu) 18:50:13

【人】 メカニック ゾズマ

[ルヴァが手を差し伸べてくれるなら、きっと、その手を強く握り返してしまう。
 それはまるで、「好きだよ」への返答を先に伝えてしまうかのようで。それこそ、言葉という形で伝えないが故の誤解も招いてしまいそうで――。
 それでも、手を強く握り返さざるを得ない程に、この時のゾズマには、縋りつきたい、支えられたい想いが強くあった。

 いずれにせよ、スリープ室に着く頃>>84にはもう、手を繋ぐ必要がない程には持ち直している。
 “側にいてくれる”ひとがいるからこそ、目の前の現実にも、自分の“やるべきこと”>>65にも向き合えたに違いない。

 ……自分たちよりも先にスピカを出迎えていたダビーが、彼女のそばにいる>>97>>99ことの本当の意味をゾズマが察することができたか否かについては、また別の話に。**]
(114) 2022/07/21(Thu) 18:51:44
メカニック ゾズマは、メモを貼った。
(a14) 2022/07/21(Thu) 18:54:25

メカニック ゾズマは、メモを貼った。
(a25) 2022/07/22(Fri) 11:25:25

【人】 メカニック ゾズマ

【凍結中:展望デッキから】

[腕でも胸でもなんでも貸してくれるというルヴァ>>151に、本当にこの場で胸を借りてしまうことはなかった、けれど。
 ルヴァの手を握り返す手の力には、まるで胸でも借りようとしているかくらいの勢いが籠ってしまった。
 この小さな手が、ルヴァの手に爪を食い込ませてしまうことは流石になかったけれども、自分でもそう思う程の強い力だった。]

 ……ありがと。

[目だけでルヴァを見上げたまま、小さくそう紡いで歩き出す。
 手を繋いでくれる前から、自分よりも本当に落ち着いて、確りして見えた>>150彼の、この時の内心>>152までは覚れなかった。仮に察してしまったとしても、この時のゾズマが呆れたり怒ったりすることは無かっただろう。
「大丈夫」>>153――その一言だけでも確かな力になっていて。
「ゾズマ一人じゃない」――いつかの励まし>>1:107とは違いながらもどこか通じる言葉もまた、折れそうな心を支えていたのだから。]
(298) 2022/07/23(Sat) 10:55:04

【人】 メカニック ゾズマ


 そうだね。大丈夫。
 アタシは、ひとりじゃない。
 みんなで、分かち合える。分かち合ってく。

[残される者の――チャンドラの死を背負うのは自分一人ではない。
(この時点ではあくまで“死”は可能性の一つでしかなかったけれど、ゾズマの中ではほぼ確実に思えていた)
 ルヴァの笑顔を側で見ながら、掛けてくれた言葉をぽつり、ぽつり繰り返していた。]
(299) 2022/07/23(Sat) 10:55:30

【人】 メカニック ゾズマ


 ……、今度こそ、もう大丈夫。
 ありがと、ルヴァ。

[スリープ室の前まで辿り着いた時、ゾズマは顔を上げ、この場での二度目の感謝を告げてからルヴァの手を離した。
 未だに笑顔は作れないし、声色にだって弱弱しさは滲むままだったけれど]

 あの、さ。
 今、繋いでくれた手が、あの時のお礼――
 “わたしたちの”バッテリー入れた銃の
 お礼ってことでいいよ。ってか、そうして。

[今はアンテナに託された>>2:413レーザー銃の対価>>0:58の件を、ここで口にする。
 これが了承されれば、ある意味本当に「カラダで」礼をして貰ったことになるが、それはさして重要なことではない。
 あの改造銃の対価として十分、あるいはそれ以上の価値が、いまここでルヴァが自分を支えてくれたことにあったのだと示そうと、「そうして」と付け加えていた。]
(301) 2022/07/23(Sat) 10:55:53

【人】 メカニック ゾズマ


 それと、なんだけどさ。
 スピカとバーニーを迎えに行ってからだけど。

[一度大きく息を吸い、吐いてから]

 アタシの部屋に……じゃなかった。
あそこは多分まずい。

 もう一回、ルヴァの部屋に来ていいかな。
 あの時の返事、ちゃんと伝えるから。

[互いに幽体のようになっている今、物理的なスペースの問題は何もないわけだったが、それでもちょっと心当たりのある惨状>>3:285は自然と避けてしまいながら。
 それでももし仮に、ゾズマの部屋で――と言われたなら、もういっそ自分をさらけ出すという意味で観念することにして。
 どちらにせよ、彼の告白に対しての意はもう決していることを、ここで伝えた。*]
(302) 2022/07/23(Sat) 10:56:17

【人】 メカニック ゾズマ

【凍結中:出迎えから、おそらく程なくして】

[ルヴァとふたりきりの部屋で、腰を落ち着けられそうなスペースのあるところにルヴァを促して、自分も彼の真正面に座って。
 彼からの告白の時のように前置きの雑談を挟むことなく、ゾズマは本題を告げた。]

 うん。さっき言った通り、返事。
 ……思ったより待たせなくて済んだ、かな。

[既に心を決めているとはいえ、いざ実際に口にしようとすると流石に緊張が走る。
 また息を大きく吸って、吐いて――そんな深呼吸を2度ほど繰り返してから、ルヴァの両目を見つめて]
(303) 2022/07/23(Sat) 10:57:38

【人】 メカニック ゾズマ


 アタシ、ルヴァのコイビトになってみたい・・・・・・

[「なりたい」、ではなく「なってみたい」。
 それに対する彼の反応を意識するよりも前に、続く言葉は流れるように口から出ていた。]
(304) 2022/07/23(Sat) 10:57:58

【人】 メカニック ゾズマ


 ホントのこと言うと、恋って、アタシにはよく解らない。
 恋してるって気持ち、ルヴァにも誰にも、
 今まで持ったことないから。
 もしかしたら、アタシはもともと“恋しない”性質なのかも。

 それでも、ルヴァがアタシとトモダチの関係じゃ
 満足できないっていうなら、それなら、
 コイビトにならなきゃって思ったんだけど――…

[一呼吸おいてから、また言葉を続ける。]
(305) 2022/07/23(Sat) 10:58:58

【人】 メカニック ゾズマ


 ……アタシ、こんなんだから、
 コイビトらしいことって、よく判らなくて。

[ふたりきりでの遠出、お泊り――そんな、世間話に聞く“デート”。けれどもそれって親友同士と違うのかな、というのがゾズマの認識。
 何せこのことを考えた時ゾズマの頭には、工具フェスへの遠征のためにスピカと一緒にホテルのツインルームに泊まる様が容易に浮かんだほどだったのだから。]

 キスとかセックスとかなら……“らしい”のかな?
 って思ったけど、そういうことしない恋愛も
 あるって聞いた気がするし。

[「気がする」という語がここで出てくる程度には、これまで本当に恋愛に無関心だった。
 性的な触れあいのことに言及しても、特に恥じらいが滲むなんてこともなく。あるのはただ“自分には上手くできるのかな”という、漠然とした自信のなさくらいのものだった。
(ルヴァがこんな話を聞いたらどう反応するか、仮に母にこの様を見られたら何と言われるか、という考慮までは無かった)]
(306) 2022/07/23(Sat) 10:59:26

【人】 メカニック ゾズマ


 だからさ。ルヴァが、コイビトとしてしたいこと、
 アタシにしてほしいこと、教えてほしい。
 ダメなことは、ダメって言うし。
 ダメじゃないことは、色々してみたいし。

[それから、努めて笑顔を作ってみせて、声色も至って明るくして]

 それでコイビト続けてみて、どっちかだけでも
 「なんかムリだわー」ってなっちゃったら……
 その時はその時ー、って感じで。

[「その時は潔く別れちゃおう」とまで言い切ることは、ここではできなかったけれど。
 もしものその時、どうしようもなくなった時には頼っていい相手>>5:+174がいる、と信じている。]

 それこそ、何したいとか、してほしいとか、
 リクエスト教えてくれるのは、
 ちゃんと生き延びて会えてからでもいいからさ。
(307) 2022/07/23(Sat) 11:00:25

【人】 メカニック ゾズマ


 アタシはこうやって、ルヴァの側にいられて。
 辛い時に、支えて貰って。
 アンタが辛い時には、アタシから支えて。
 ――辛いこと、なんでも一緒に分かち合えるなら。

 そういうことができるだけで、
 ホントに、ホントに嬉しいから。
 
(308) 2022/07/23(Sat) 11:01:00

【人】 メカニック ゾズマ

[“辛いことを分かち合う”という言葉がここで出てきたのは、先ほどまでその姿を見ていた、残されたチャンドラのことが頭にあったから。この痛みがなければ発されなかった言葉と言ってもいいかもしれない。
 「行ってくるね」と彼女に告げた>>171>>172時のルヴァの内心を――或いはその先の未来>>179>>183>>184を――読み取った訳ではない。
 それでも自分に「一人じゃない」と言ってくれた、何より全員を助ける方法を模索していた彼の胸中にも、また重荷があるのだと、ゾズマは理解していた。

 そのチャンドラの姿をゾズマが見た時のことと、その場でのスピカとバーナードの出迎えの際にゾズマが思わず発した言葉の数々のことは、また後の話に。**]
(309) 2022/07/23(Sat) 11:01:44
メカニック ゾズマは、メモを貼った。
(a44) 2022/07/23(Sat) 11:08:21

【人】 メカニック ゾズマ

【コールドスリープルーム】

[ルヴァから手を離したゾズマは、「大丈夫」ともう一度つぶやいてから、一歩、室内へと足を踏み入れた。]

  スピカ、
  ――――
この、バカ!!


[ダビーが彼女の側についてくれていたって――そもそも彼女の姿がこの場に現れていなくたって>>-314、この罵倒が止まることはない。
 友だからこそ、スピカに「生き延びられて良かった」と寄り添う前に、この場で示すべき怒りだ。
(チャンドラとの間でもそんな「バカ」の仕返し>>5:134だったり、バーナードともどもぎゅっと抱きしめられたり>>5:160、があったとは知らなかったけれど)]

 ばか。ばか。
 あんな腑抜けたサマ、見せやがって、スピカ。
 もうちょっと、しゃきっと、しろ、っての。

[「ばか」を放ってから、ぼろ、ぼろと、零すつもりの無かった涙が落ちていく。その涙は紛れもなく安堵からのものだったけれど、あまりにもみっともない姿だ。
 この「しゃきっとしろ」は、本当に“人のことは言えない”以外の何物でもなかっただろうけれど、ゾズマがそれを自覚することはなかった。
 そのくらい、この時のゾズマは、スピカのことでいっぱいいっぱいだった。]
(319) 2022/07/23(Sat) 12:19:12

【人】 メカニック ゾズマ

[だから、ルヴァ>>84のようにはすぐにさらっとバーナードを迎えられたわけではなかったけれど――。
 バーナードの謝罪の中にあったその告白>>144は、流石にゾズマの耳にも届いていた。]

 ……   
ッはぁ!?


[自分が眠りに就いた後、“残されている者”たちから逃げてきていたことで、この時まで知ることのなかった事実(それも、秘密にしていたのだろう事実>>194)。
 思いっきりバーナードのほうを振り返ったゾズマの声色には、驚愕がはっきりと表れた。涙に濡れた顔にまで驚愕の色は滲んでいた。]

 ちょっと、アンタさ、
 自分が死んだ時の話とかしておいて、
 マジ一体何やろうとしてたのさ……??

[何やろうも何も、たった今本人が「脚切る」「クローン作る」と口にしていたのだが、それでもつい零れた疑問形。
 とはいえ、バーナードが“普通じゃない”らしいことで特段何か言おうとした訳ではない(これはルヴァも同じだったらしい>>311)。ただ単に、何か一人で突っ走って無茶をやらかそうとしていたらしいことへの疑問形だ。
 彼が自分で責任を全部引き受ける企み>>5:117までしていた(が、バレた)とまでは考えなかったが。]
(324) 2022/07/23(Sat) 12:24:36

【人】 メカニック ゾズマ

[結局、当のバーナードからは“遺言の話忘れて”なんて話>>256が飛び出してきたので、忘れてやるよとばかりに思いっきり頷いた。
 この先本当に忘れられるかは別として、事実として、遺言読み上げの必要は当分なくなったのだから]

 スピカといい、バーニーといい……
 マジバカばっかじゃないの何なの一体。

[ルヴァに支えられるまでの苦悩の重さも、つい先ほどの涙もどこに行ったのかとばかりのこの呆れは、ここで言う「バカ」たちが、それでもちゃんと生還の可能性を得られたことへの安堵の裏返し。]
(325) 2022/07/23(Sat) 12:24:55

【人】 メカニック ゾズマ

[さて、呆れの裏の安堵と共に――、“最後のひとり”になったチャンドラへと視線を向ける。

 眠りに就く前にちゃんと「健康でいられるように」約束した手前、残された資源を適切にやり繰りして>>1>>234過ごしてくれるだろう、とは思う(翌日の夕食のメニューについて>>2だとか、アマノのアレの最終的な行き先について>>248は、まだ知らない)
 自分やダビーが残したマニュアルが彼女を助けることだってこの先あるかもしれない、と――無いなら無いで、その分の負担がなくて済むということだけれど>>249
 何より、どこか人間的な素振りを見せ始めたアンテナが、彼女を側で支えてくれるだろう、と。

 それでも、あの時耳にした、「私と変わって」>>5:48とスピカに告げていた彼女の声は、忘れようがない。]

 ドクター。
 
(327) 2022/07/23(Sat) 12:25:20

【人】 メカニック ゾズマ

[今の自分はここで全部吹っ切れることができた、なんて訳はない。
 いくらチャンドラのことが自分一人に伸し掛かっている訳でないと理解したって、それは変わらない。変わらないけれど――。
“命あるものはいつか終わる”の諦観だけではない、繋いだ手と「大丈夫」の言葉の支えを知っている今だからこそ、ここで頽れることはなかった。]


  ……あとは、任せるよ。ドクター。

[チャンドラには聞こえないと判っていても。
 眠りに就く間際にも伝えた「よろしくね」を、「任せる」という形で微かに零してから、ゾズマはスリープ室を後にした。**]
(328) 2022/07/23(Sat) 12:25:37

【人】 メカニック ゾズマ

【ルヴァ自室】

[滔々と打ち明けた答えと願いに、ルヴァは頷いてくれた>>317
 思えば、何を以て“恋”とするのか――その認識すらもあやふやなまま、「コイビトになってみたい」という意思を告げてしまっていた、と気づくも。
 それでもここで告げた想いは、彼にきちんと伝わっていたようだった。
 “振られる予想”をする程に、振られることも覚悟していたらしい彼に、眉を少し下げた笑みを作ってみせながら]

 うん、そういうこと。
 ひとりの人間としての、ルヴァの側にいたい。
 そのためだったら、よくわかんないことでも、
 試しにやってみようって思えたから。

[だからぜひお付き合いします、とこちらから告げるより前に。
 へにゃ、と笑う彼の「よろしくね」>>-1185が聞こえたから]
(336) 2022/07/23(Sat) 14:39:53

【人】 メカニック ゾズマ

[恋愛関係においてしばしば、(特に一方的な)「頑張り」が積み重なって破局する、というケースがある。
 ゾズマ自身もここで「なんかムリだわー」のことを挙げることができる程度には、無理する関係性の問題は認識できていた筈、だったのだけれど。

 一緒にご飯食べたり、デートしたり、お喋りしたり、いつもと変わらないことしたり――。
 そうルヴァから「してみたいこと」を教わった時に>>318――「義務感とか嫌々で」という語を聞いた時に、先ほど自分でささやいた「頑張らなきゃ」のことを振り返らざるを得なかった。]

 いや、うん、勿論!
 さっきも言った通り、ダメなのはダメって言うし!
 キスとかセックスとかも――無理はしない。
 嫌々でやる訳ない、けど。

[さっきその語を出した時にぎょっとされていた>>316ことにも構わずに告げるも、この時は単にあけすけに話すだけではなかった。
 この時のゾズマの声には、確かな緊張が滲んでいた――それは、真に未知なる星への上陸に臨む人類が抱く緊張に似ていたのかもしれない。少なくともゾズマにとってはそう思えた。]
(337) 2022/07/23(Sat) 14:41:33