>>6シトゥラ
「……う、ん」
ぎゅ、と両手でその手を掴む。
それからムルイジの顔を見て、一度深呼吸をして、ようやく歩き出せた。

>>a9
震えが伝わってくる。……やっぱり、シトゥラも嫌なんだ。
きっと自分の手だって震えているだろうけど、シトゥラに声をかける。
「……後ろ向いてていいと思う」

今度は両手を重ねないで、シトゥラの手を握らないもう片方をシェルタンへ伸ばす。
次にやる、と声を上げる勇気はないけど、でも、近くにはいたかった。こうして掴まっていられる人がいる安心感を、少しでも分けたかった。
先の薬が効いているなら、握り返す力はないかもしれないけど。

>>22
「シトゥラ、…………うん、うん……やる」
強く握られた手は、離せずに。シェルタンから手を離し、薬を選ぶ。

「ごめん……飲みやすそうなの……」
注射はとてもできそうにないし、カプセルも難しそうに見えた。から、中身の見えない容器に入った液体を選んだ。
蓋を開け、シェルタンの口に添えて傾ける。

それが終わったら、元通り側にいる。終わるまで。

「……言わなきゃいけないんだよ、なぁ〜……」
サルガスの連絡を聞いて、憂鬱に呟く。

昨日はどうやって部屋に帰ったんだろう。多分、自分で帰れた。あんまり覚えてないけど。
覚えてるのは昨日の……最期まで、だけ。

「……言いに行こ」

「おは……え？寝ぼけてる？」
タピ挨拶を見てしまった。シトゥラは無事だね。よかったね。

「3人がなかよし〜！」
ギタロンを抱え、へへへ〜〜と茶々を入れながらロビーを出ていった。

まだ起きていない面々に目覚めの一曲をプレゼントしに行ったかもしれない。

「……えっなに？なんか間違えてた……？」

「え、オレからはおわり……」

おわりです……

ミレド　ドレミ〜♪

「飴ちゃん食べながら炭酸ジュース……で、どう！？」
味わかんなくならない？

カストルは一気飲み何か失敗してジュース全部自分の顔に浴びた。

おわり。

>>a46
すすす、と近くにやってきた。
「……話さないの？」

>>64　ムルイジ
「……そうだね。言ってた」
言ってたけど、輪から外れている様子は。
ゲームを終えて、……死んでしまった人と同じに見える。

「……じゃあさ〜……どっか遊びに行っちゃおうよ！
話し合いはあとでログ見ればいいし！
オレうろうろするばっかで遊べるとこで遊んでないんだよ〜！」

>>66　ムルイジ
「もう行った〜〜……見たね、こわいやつ！」
サメは時間の無駄とかよりも、こわかった。

「娯楽室いってない！ちょっと覗くだけはしたけどさ。
2人とも行ったことないなら丁度いいじゃん！ごーごー！」
そう言ってあなたの手を掴み、引っ張り出す。

……そう見えるのがなんとなく嫌だったのは。
ゲームから外れてしまった人のような様子そのものではなく、待つことに集中するしかないような様子が、気持ちを思えば忌避感があったのだ。

「あれ？そんなにいないなぁ〜……みんな部屋いんのかな」

相棒を抱えて適当な席に座り、紙とペンを広げた。
温泉はキケンがいっぱい。行かずに済んでよかったのかもしれなかった。

足して2で割ったら丁度良さそうな返事をしておきました。

>G70　サルガス
「……どうだろう？サルガスを説得するの、難しい気がするな〜……う〜ん、がんばるけど……」
俯きかけ、やっぱり顔を上げて。

「……ううん、頑張るよ。だから、また明日ね！」

クソデカ勿体念ぶっている。実は普通に声に出している。

落ちるのが早い！

いちばんのりでローストビーフ丼へ飛びついた。一番！！！

「それでね〜、みんなには秘密だけどね〜」
ちょいちょい、とヌンキに手招きし、ちゃんと声を小さくして話す。

「……！？」
カストルは急に自分に拍手し始めた。AIしぐさで事故って自分が出たのだ。