トラジディ フカワ(匿名)は、メモを貼った。 2022/06/03(Fri) 23:44:02 |
ライカは、スマートフォンでタブレットに連絡を入れた。『結木さん 標本室』 (a4) 2022/06/03(Fri) 23:51:17 |
【人】 声無きを聞け マユミ端末に届いた連絡を、そのままその場の人達に見せました。 『報告がシンプルすぎるのです』 そんな言葉を添えて。 不安や心配などは文面からは読み取れないでしょう。 (1) 2022/06/04(Sat) 0:03:18 |
【人】 未だピンボケ ライカ「…ここに来てから、撮った写真に何かの気配を感じることが増えたんです。 まさか、こんな姿になってるとは」 思わなかったですけど、という言葉は続かない。 口元を抑えて、傷ついた身体から目を背けた。 代わりに意識を逸らそうと、周囲の荷物を漁っている。 使えそうなものがあれば、生きるために使わせてもらうつもりだ。 (2) 2022/06/04(Sat) 0:08:58 |
【人】 声無きを聞け マユミ見せるや否や、現場を見ないと理解できないと判断したのか さっさと出て行ってしまいました。 現場につくと三十三の言葉にその先を見て。 無言で首を振って、タブレットを触りました。 (3) 2022/06/04(Sat) 0:16:11 |
マユミは、会議室にあるタブレットへ『結木様が死んで……殺されて?います』と送信しました。 (a5) 2022/06/04(Sat) 0:19:25 |
フカワは、……『篝屋さん?』と、会議室で声を溢していたことだろう。 (a6) 2022/06/04(Sat) 0:33:08 |
【人】 声無きを聞け マユミ『ひとまず、状況報告に僕は戻るのです。 周辺にまだ結木様を襲った生物が いるかもしれませんのでお気をつけて』 そのように表示して、去っていくでしょう。 何を得るでもなく、足早に。 (4) 2022/06/04(Sat) 0:37:13 |
【人】 未だピンボケ ライカ「…はい。 もし会議室に伊縫さんが帰っていたら、連絡いただいてもいいですか」 目線はそちらに向けずに、鞄を漁りながら少女にそれだけを告げていたことでしょう。 (5) 2022/06/04(Sat) 0:42:09 |
マユミは、こくりと頷いて、……あっ見てないからこれ伝わらないのです、と思いながら去っていきました。 (a7) 2022/06/04(Sat) 0:54:51 |
【置】 氷肌玉骨を手に ナオアキ>>ヌイバリ 『ちょっと出てこられない?』 伊縫の端末にそんなメッセージが来たのは、 集合時間のいくらか前だった。 指定の場所は会議室から遠いわけではないが近くもなく、 集合時間に間に合うようにするには、 往復時間を除けば10分も滞在できないくらいの位置にあった。 どうしたの?等とメッセージを送っても返事はない。 伊縫に思考する時間はほとんどなかった。 “行ってすぐに戻ってくれば大丈夫” 騒ぎ立てて不必要に他者の不安をあおることもない。 ひとりでそう判断して動いたあなたを、責められる者はいないだろう。 彼の方がそうした思考に向かうようにしていたのだから。 (L2) 2022/06/04(Sat) 1:04:04 公開: 2022/06/04(Sat) 1:05:00 |
【置】 氷肌玉骨を手に ナオアキ>>L2 ヌイバリ 指定場所は独房のひとつだった。 ここにはもう何もないと分かり切っている。 一部は崩れた瓦礫なんかが危ないから、 改めて近寄る理由の方がない所。 怪物が出た後の場所のようで、ひしゃげたドアは開きっ放し。 それでも明かりのついていない独房内はすぐには見通せない。 あなたはスイッチのあるだろう場所に手を伸ばす。 かちかち、明かりが点くことはなく、むなしく音が響くだけだった。 「──伊縫サン?」 声は背後──つまり独房内でなく通路側からした。 振り返ったあなたは奈尾の姿を認める。 先と変わらないその顔を見るに、何か問題があったわけではなさそうだ。 ──が、彼の着衣はどうしてか入院着で。 疑問を持つまでに至ったか至らなかったか、それくらい一瞬の後、 あなたはカッと焼けるような熱を腹に感じる。 それはすぐに痛みに変わった。 片腕で背中を支えられ、抱き寄せられると同時に、痛みを感じる箇所は広がる。 ──あなたの腹には、刃物が刺し入れられていた。 (L3) 2022/06/04(Sat) 1:04:39 公開: 2022/06/04(Sat) 1:05:00 |
【人】 未だピンボケ ライカ>>+1 「…制服?なんでこんなものが…」 そういえば、何枚かの写真から気配がしていた気がする。 後で、確認しにいくべきだろうか。 拾い物だとしても、血に濡れたものをわざわざ? それから、拳銃。 持ち物の一つ一つが違和感をもってそこにある。 この紙切れだってそうだ。 「まるで、こうなる覚悟が決まっていたような…」 (6) 2022/06/04(Sat) 1:28:25 |
ライカは、荷物を写真におさめる。 (a8) 2022/06/04(Sat) 1:29:23 |
ライカは、それから、拳銃だけを自分のズボンのポケットに移して。他の荷物はカバンごと会議室に運ぶことだろう。 (a9) 2022/06/04(Sat) 1:31:50 |
【赤】 跼蹐 カナイ何度も気配を探り直す。 何度も何度も探り直す。 それでも恐ろしくもどこか懐かしいあの気配は見付からない。 少なくとも、きっと、以前と全く同じ気配は見付からない。 今は何処にも見付からない。 変わらず感じ取れるものは傍にある一つの気配だけ。 傍に無いもう一つが何処へ行ってしまったのか、 何をして、どうなってしまったのかわからないのが恐ろしい。 自分にわかる事は──それだけ? (*1) 2022/06/04(Sat) 3:50:26 |
【置】 絶対専制君主制 コゴマ「結木が?」 報告を聞いた時、青年はそれほど真に受け止めてはいなかった。 どれほど最悪を想定したところで、触れ合った死の数が少なければ、 それが起こり得ることだというのは確りとはわからない。 タブレットからの通達を受けて、同じように死体を見て。 それでようやく、会議の場に戻ってきたのだ。 (L4) 2022/06/04(Sat) 10:59:39 公開: 2022/06/04(Sat) 8:50:00 |
ライカは、荷物を置くと、中から制服だけを取り出し また出て行った。 (a10) 2022/06/04(Sat) 12:07:55 |
【置】 氷肌玉骨を手に ナオアキ>+2>+3 ヌイバリ 「こんな状況だからじゃない」 ナイフは伊縫の腹に刺さったまま、熱と一緒に離れてしまった。 ひやり、ぬめった手が空気にさらされる。去った熱に名残惜しさはない。 「こんな状況だから、こんなコトするの」 今しかないと思った。 アタシそんなに言ってないと思うわァ?」 悪びれもせずに宣う。想像で勝手に補完されるような 言葉選びをしているきらいはあるが、嘘を吐いているつもりは奈尾にはなかった。 「でも嘘のつもりはないケド、 今の状況を見れば怒られるコトは言ったかも。 閻魔サマには舌引っこ抜かれちゃうでしょうねェ」 軽い軽い、綿菓子みたいな言葉。 今口から出ているものでさえそんなもの。 (L5) 2022/06/04(Sat) 14:51:45 公開: 2022/06/04(Sat) 14:30:00 |
【置】 氷肌玉骨を手に ナオアキ>>L5 「暴れないでね、傷つけたくないのよ」 骨を。 だから殴り倒すことも避けて。 そんな便利なモノも見つけらんなくて」 どこかにはあったかもしれないけれど。 流石に全部上手くはいかないわねェ」 蹴倒さない位置に置いていたバケツを持つ。 中身はただの水だが、少しの後にはほとんどなんでも溶かす溶解液になる。 「肉を溶かすのって、効率よくないのよォ?」 伊縫に向けて中身を撒く。 宙に散らされた水に意識を向ける。 あなたから目を離したのはほんの一瞬。 (L6) 2022/06/04(Sat) 14:51:49 公開: 2022/06/04(Sat) 14:30:00 |
【赤】 跼蹐 カナイ一度会議室を後にして、戻って来るまでのどこかの間の事。 会議室で別れた一人に対し、 自分のスマホから短くメッセージを送った。 どうなっているかわからないから、もう一人には送らないでおいた。 『結木さんのことは今は気にしないで』 『僕がやりました』 『こわかったんです』 『ごめんなさい』 『誰にもいわないでください』 慌てて弁明をするように幾つか通知が続いて、少しの間。 (*2) 2022/06/04(Sat) 17:18:11 |
【赤】 トラジディ フカワ『わかりました』 数分ほどの時間が空いて、返信が来る。 『怪物とかに気を付ける必要はないというわけですね』 『その点については安心しました』 更にもう数分後に、宥めるような文面が並ぶ。 『咎めるつもりはありません』 『状況が状況ですから仕方ありませんよ』 (*4) 2022/06/04(Sat) 17:51:21 |
【赤】 跼蹐 カナイ『そう思いますか』 『なら』 『少し安心しました』 暫し送られてきた文面に視線を落として、また短い返信。 文面とは裏腹に、ほんの少しの不安を抱きながら。 状況が状況だから仕方ない。 殺さなければ殺されるかもしれないのだから仕方ない。 自分だってそう思っている。そう思ってそうしている。 けれど、もし仮に。 その行いに抵抗が無いのなら、あなたもまた恐ろしいものだ。 「………後で、確かめないと……」 臆病な加害者の独り言を聞く者は居ない。 本当に? わからないものが何よりも恐ろしい。 理解の及ばないものが何よりも恐ろしい。 ある種同罪のあなたが、そのようなものでなければいいと思う。 (*5) 2022/06/04(Sat) 19:09:34 |
ライカは、スマートフォンを見ながら、器具庫へ向かって歩いている。 (a11) 2022/06/04(Sat) 21:53:24 |
【置】 未だピンボケ ライカ訪れた器具庫。 出入口の周辺に飛び散った血を視認して、ごくりと喉を鳴らす。 やけにその音が大きく聞こえたような気がした。 高鳴る胸を押さえながら、まずはスマートフォンで出入口付近の写真を撮る。 血の痕を追うように中に入って。 かしゃり、かしゃり。シャッター音は鳴らないものの、スマートフォンの中に画像ファイルが積み重なっていく。 散らばった道具を杖で除けながら、奥へと進んで。 ブルーシートに包まったそれを前にして、更に動悸が激しくなる。 ドク、ドクと 緊張がそのまま音になったようだ。 シートを外して、中身を確認してから。 持ってきた制服を着せようと手を掛ける。 硬直している身体は、石のようで青年の力では殆ど動かないものだから。 結局は肩にかけるだけになってしまうのだけれど。 ▽ (L7) 2022/06/04(Sat) 23:56:49 公開: 2022/06/05(Sun) 0:30:00 |
ロクは、厭だ厭だ、と当然の如く一人で会議室を出た。 (a12) 2022/06/04(Sat) 23:57:45 |
【置】 猶大 ロク「……やっぱあんな奴は信用できねぇよ」 廊下を歩きながら顔合わせに不在だった彼の事を浮かべる。 何をしているのやら。 「別にどうでも良いけど」 護身くらいはしておくかと呟いて鉄パイプを手にしながら宛てもなく探索に向かった。 (L8) 2022/06/05(Sun) 0:03:05 公開: 2022/06/05(Sun) 0:05:00 |
【置】 未だピンボケ ライカ「……ああ、この人であってた」 それなら、ちゃんと撮っておかないと。 "現場写真"は、大事だもの。 そこにあったものはちゃんと戻して、記録しておかないと。 それが自分の出来ることだから。 それが求められていることだから。 「ちゃんと、残しておかないと」 「僕は、そのためにここにいるんだ」 そのはずだ。 青年は自分の心が分かっているのかいないのか、満足いくまで写真を撮って。 何食わぬ顔で制服を回収し、ブルーシートにその人だったものを巻き直して その場を後にしたのだろう。 (L9) 2022/06/05(Sun) 0:27:35 公開: 2022/06/05(Sun) 0:30:00 |
ライカは、ホワイトボードに「無事に帰れますように」と小さく書き留めた。 (a13) 2022/06/05(Sun) 0:55:12 |
【置】 氷肌玉骨を手に ナオアキ>+4>+5 「やァねェ、騙したり裏切ったりする方が 10:0で悪いに決まってるじゃない、の」 気を抜いていたわけではなかった。 女の子になりたい男の子ならいざ知らず、 目の前の彼はきちんと男の子に思えていたから、尚のこと。 それでもこれくらい思い切って攻撃すれば、 普通はすぐには動けないはずだった。 それくらいの、“普通”に当てはめていたのがいけなかった。 液体はあなたの背中をすこぅし溶かして焼いて、 大部分は床に不規則なへこみを作るだけになる。 力の抜ける足、崩れた重心、後ろへ倒されれていく身体。 “ あァ駄目ね ” 喉元に届いた手に対して、そう判断してからは早かった。 (L10) 2022/06/05(Sun) 3:00:47 公開: 2022/06/05(Sun) 3:00:00 |
【置】 氷肌玉骨を手に ナオアキ>>L10 ガツンッ!! 痛みに呻くよりも先に、水入りのペットボトルが 伊縫の側頭部に叩きつけられた。腰に提げていたものだ。 同時に能力を発動。ガンガンと頭蓋の内側を直接 金槌で殴りつけられているかのような痛みに襲われる。 視界が明滅してぐちゃぐちゃになっても、 それでもやめない程度には奈尾も十分おかしかった。 “ ひとつの意思に呑まれている ” 液体は容器を溶かして、勢いそのまま あなたの頭の右半分にふりかかった。当然彼にも。 肉が薬品で溶ける音がする。 においは──よく分からなかったかもしれない。 血と比べてどちらが強烈かも分からない。 「あ゙、はっ・・・・・・」 「 は 」 「あはははははははははははは」 あなたが伸ばした手は何を為すためのものだっただろう。 頭を半分溶かしながらも、あなたは事を成し遂げられる。 (L11) 2022/06/05(Sun) 3:00:50 公開: 2022/06/05(Sun) 3:00:00 |