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人狼物語 三日月国


215 灰色うさぎと紫うさぎの雨宿り

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カノン3票

処刑対象:カノン、結果:成功

[犠牲者リスト]
該当者なし

決着:村人の勝利

村の更新日が延長されました。

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【人】 オルテイシア

 

  先回りは……、
  気づいてもらえた時はお願いしちゃうかも。
  基依さんとなら安心できますし、それに……。

  お母さんになることも、考えるなら、
  頼れるお母さんのほうが、いいでしょ?  


[過保護に護られるのもいいけれど、手を繋ぐのなら
 自身の片手でも何かを掴めるようになりたい。

 「伴侶」としてなら護られるだけでなく
          護れる立場にもなりたい。

 ときには彼女のように愛らしく、
 ときには妻のように淑やかに、
 そして、いずれは母のように、強く。

 彼の隣をずっと、歩いていきたいから。]
(0) 2023/06/28(Wed) 0:44:48

【人】 オルテイシア

[彼に色々なものを作ってもらうようになって、
 料理にもこんなに色のバリエーションがあるのだと知った。

 紫やグレーの素材と聞いて、ぱっと思いつくのは
 やはりよほどの料理好きじゃないと難しい。

 素材でなくとも、チョコペンがあること。
 紫芋の汎用性やココアと組み合わせがいいこと。
 竹炭パウダーなんてものがあるのも、初めて覚えた。

 ゼリーにすれば竹炭で作られた黒も薄く透けて
 よりグレーの印象に近くなる。

 出来上がるお菓子や料理を見る度に、
 すごい!綺麗!可愛い!とはしゃいで、
 またフォルダに写真が増えていく。

 自身が彼のモチベーションになっていることには、
 気づいていない反面で、彼の作った料理を口にして
 明日も頑張ろうというやる気のボルテージが
 上がっているところは、これもまた「同じ」こと。]
(1) 2023/06/28(Wed) 0:45:03

【赤】 オルテイシア

[握りしめた拳を胸の前で気合代わりに立てれば、
 不意の告白に狼狽えてしまう。]

 
  ……ぁ、う……これは、癖で……、
 
  改めて言われると恥ずかしいんですけど、
  えっと、……


[付き合って暫く経つのに、可愛いも、好きも。
 一つずつ贈られるたびにどきどきしてしまうから。
 ふ、と崩れた拳が解けて、両の掌を口元に添える。]


  
たくさん、好きになって欲しいから。
      ……必死、なんですよ?



[上目に誘惑するみたいにアピールして見せる。

 好きになって欲しい気持ちよりも、
 好きになっていくほうが、断然数は多いけれど。]
(*0) 2023/06/28(Wed) 0:45:59

【人】 オルテイシア

 
  そんなに大きなものじゃなくていいんです。
  家族と、SASANKAのみなさんと、
  あのお店で知り合った人たちだけで。

  人前式……、バージンロード……


[彼が大切にしているお店と、スタッフたち。
 背中を押してくれた常連さんにも。見てほしいから。

 あまり意識していなかったキーワードが次々に上って、
 一気に具体例を帯びてきて、わぁ、と感嘆を洩らした。
 子供を可愛がる両親だったから、
 父は確かに、そういった儀式をしたいのかもしれない。

 ……泣いちゃいそうな気がするけど。]
(2) 2023/06/28(Wed) 0:46:46

【人】 オルテイシア

[両親のことも考えてくれる彼の優しさを改めて実感する。
 そういうさりげなく気遣えるところも、昔から変わらない。]

 
  ……そうですね、お父さんたちとも相談しないと。
  だったら、二次会みたいにしたほうがいいのかな?
  考えることたくさん……?

  あ、動画は撮りたいです!
  格好いい基依さん残したいっ。


[主張だけはしっかりと伝えた。
 今はふんわりとした計画だけど、少しずつ。
 少しずつ、輪郭がはっきりとしていく将来の話。
 それは、不安よりも楽しみと幸福に満ちている。]
(3) 2023/06/28(Wed) 0:48:29

【人】 イウダ

[会話は途中で止まってしまったが、
それは卯田が結婚式の話を避けたいというのではなく
(自ら始めた話であるし)
二人の希望出しや具体的な話は
欲情が絡んでいない時に落ち着いてしたいと思ったから。

SASANKAで祝われたい、
両親の意向は確認したい、
動画を残したい、

少し話しただけでも共通の想いが出て来たから
今後具体的に話す時にもそう難航しないだろうと思う。]
(4) 2023/06/28(Wed) 18:39:41

【赤】 イウダ


[たくさん好きになって欲しくて必死なのは
卯田も同じ。

グレーと紫の食材に自分達を投影して
紫亜の関心が常に自分に向くように仕向けている
自覚はある。

気合を入れてアピールする紫亜は可愛い。

 ――本当に。
 ――誰よりも。
 ――いちばん。]
(*1) 2023/06/28(Wed) 18:39:55

【赤】 オルテイシア

[話したいことはたくさんあったけれど、
 密着している下肢は熱を孕んでいたままだったし、
 喋る度に声が肌を擽るから。
 引き寄せられるように唇を触れ合わせていた。
 
 跳ね返していた会話に呼気と喘ぎが混ざり始め、
 いつしか言葉は語らなくなって。]


  ……っふ、……ぅ、ンっ、んん……、


[言葉よりも明確に、訴える視線が物を言う。
 熱の籠もった視線で、グレーと紫の食材たちに
 作り変えられた貴方好みの身体になって。

         

――食べられたい。


 
(*2) 2023/06/28(Wed) 21:18:40

【人】 イウダ



 そう、寝袋。
 折角買ったしランタンもつけて「おうちキャンプ」しよう?


[少し突拍子もない提案はいくらか紫亜の心を慰めただろうか。

テントは流石に室内で広げるのは大変だから断念するが、
カセットコンロで湯を沸かして
温かいコーヒーをマグに入れて飲めば雰囲気も出るだろう。

もし途中で停電になっても安心だ、と笑った。]
(5) 2023/07/01(Sat) 20:18:44

【赤】 オルテイシア


[こんなにも求めておきながら、
 彼がまだ欲しいなんて。



            どこまで恋は貪欲なんだろう。*]

 
(*3) 2023/07/02(Sun) 22:59:29

【赤】 イウダ

[間断ないシャワーの音は
外の雨の音に似て。]
(*4) 2023/07/02(Sun) 23:23:54

【赤】 オルテイシア

[シャワーの音に混じって、
 肌のぶつかり合う音と、嬌声がこだまする。

 淫靡な夜は、更けて。
 恋人たちは、愛を何度も呟いて、交わして。
*]
(*5) 2023/07/03(Mon) 0:02:54

【赤】 イウダ

[2回目の(紫亜にとっては3回目の)バスルームから出た時には、映画はとっくに終わっていた。*]
(*6) 2023/07/03(Mon) 19:52:07

【人】 イウダ

[身体は怠かったが、流石に少し何か身体に入れたい。

冷蔵庫に入れたタッパーから二つ、
ラップに包んだみそ玉を取り出した。

使っている味噌はこだわって取り寄せている味噌蔵のもの。
麦みそと赤みそを好みで合わせている。
合わせ味噌も販売しているし、其方も旨いのだが
より自分好みの味に近づける為だ。

煮干しをミルで粉に引き、かつおぶしと刻みネギと
一緒に味噌に練り込む。
煮干しとかつおぶしが出汁となる。
それを一人前ずつラップに乗せ、とろろ昆布を乗せて
丸く包んでみそ玉の完成だ。

それぞれをステンレスのマグに入れ、
ポットの湯を注ぐ。
カセットコンロでの湯沸かしは流石に省略した。]
(6) 2023/07/03(Mon) 19:56:52

【人】 イウダ



 ほい、熱いから気ぃつけてな。


[ローテーブルにマグを二つ並べる。
具はネギととろろ昆布だけなので、
マグでも十分だろう。

照明を落として電気ランタンを照らし、
リビングに寝袋を広げる。

大柄な卯田には少し窮屈だったが
紫亜との距離が近いのは歓迎だ。]
(7) 2023/07/03(Mon) 19:57:04

【人】 イウダ



 おやすみ。


[アラームはかけない。
自然な目覚めまで、二人くっついて。*]
(8) 2023/07/03(Mon) 19:57:54

【赤】 オルテイシア



   
……とろけ、そう……っ、



[灰色うさぎから狼に成り代わった彼に、美味しく食べられる。]
(*7) 2023/07/03(Mon) 21:25:03

【人】 オルテイシア

[シャワーを浴びたというよりは、激しい運動をした、の。
 印象の方が強く残ったかもしれない夜半すぎ。

 さすがに三度目バスタイムでくったりとした身体は、
 力が入りにくく、キッチンに立つのは彼に任せた。

 体の奥にまだ彼がいる気がする。
 お腹の部分を無意識に押さえながら、
 再生が終わっていた映画を、どこまで見たかなと、
 チェックしたりして待っていれば。
 
 ふわりと味噌の香りが届いたような気がした。
 深夜のスープは背徳の味がする。

 味噌玉はあまり時間がかからないのだろう。
 それでも、ミルを使っている姿を目にして、
 「やっぱり、一工夫している」と、後ろ姿に小さく笑った。

 さほど時間を置かずに戻ってきた彼の手には、
 二つのステンレスのマグがあって。]
(9) 2023/07/03(Mon) 21:25:46

【人】 オルテイシア


 
  ありがとうございます。


[ステンレス製のマグは陶器のものより温度を通しやすい。
 熱い部分に一度手を引いて、袖口を引っ張って、
 袖で隠した両手で持ち直した。

 湯に溶けた具材が入れたばかりのお湯で泳いでいる。
 青ネギととろろ昆布がくるくる回っているのを、
 目を細めて、笑って。]


  ……おいしそう。
  お味噌の香りすごくしますね?


[すぐには飲めそうにないから、ソファの上で折りたたんだ
 膝の上にマグの底を乗せて、ふぅと息を吹きかける。
 香りだけを楽しむ間も、料理の醍醐味。]
(10) 2023/07/03(Mon) 21:25:59

【人】 オルテイシア

[味噌汁が冷めるまでの間、少し話して。
 唇に少しずつ含めば、出汁がしっかりと効いた味噌の味。
 実家の味とは違う、だけど、我が家の味になりつつある、
 麦味噌と赤味噌の合わせ味噌の味。]


  お味噌汁、最近この合わせ味噌じゃないと、
  落ち着かなくなってきました。


[彼がバランスを考えて混ぜる合わせ味噌は、
 冷蔵庫には定番のものになっている。]
(11) 2023/07/03(Mon) 21:26:12

【人】 オルテイシア

[スープだからちょうどよくお腹の中に収まって、
 冷房で冷えた身体を程よく温めてくれる。

 いつもとは違う明るさと、いつもより低い目線の
 寝袋の中から覗く、リビング。

 基依さんは少し大きいから、寝袋からはみ出しそう。
 なんて、笑いながら身体を寄せ合えば。
 とろんと瞼が落ちてくる。]


  ……おやすみなさい、


[小さな欠伸を零したのも束の間、
 意識が溶けていくのは思いの外早かった。*]
(12) 2023/07/03(Mon) 21:26:35

【赤】 イウダ



 
……俺も。



うさぎの巣穴を出て狼となった灰色は、
その日最も長い時間、紫のうさぎのナカに居座った。*]
(*8) 2023/07/03(Mon) 22:30:48

【人】 イウダ

[店で作り置きをしていたものもあったが
やはり作り立てが良いだろうと二人分。
溶けた後ではそのビジュアルを楽しむことができないから
チョコレート菓子のような見た目を披露するのは
また今度の機会に。]


 他の味噌じゃ満足できない身体になってしまった……
 なんてな。

 紫亜も覚えてくれて嬉しい。


[SASANKAにこの味噌を紹介したのは卯田で、
遠く離れた土地の味噌は多くの客にとって
初めての体験のようで最初は驚かれることも多い。

その味わい深い味噌を2種類混ぜることによって
更に深みが出ている。]
(13) 2023/07/03(Mon) 22:30:59

【人】 イウダ

[湯舟に浸からなかったバスタイムで
少し冷えた内臓を暖める味噌汁。

億劫だが寝袋から一度抜け出して
歯磨きだけして、寝袋に戻る。
足元は閉じられているからはみ出すことはないが
膝を曲げないといけないのは少々難儀だが、
この窮屈さもキャンプの醍醐味というもの。

寝物語までをする余裕はなく――――]


 おはよう紫亜。


[外が完全に明るくなってから目が醒める。
紫亜は先に起きているだろうか?
目が開かないまま抱き締める身体を探して腕を彷徨わせた。*]
(14) 2023/07/03(Mon) 22:31:17

【人】 オルテイシア

[味噌玉の溶ける前の可愛らしさはその日、
 見ることは叶わなかったけれど、後日目にすることになる。
 彼がトリュフみたいだと言っていたのがよく分かる、
 ころころとした丸っこいおやつのような形に。

 可愛い、作ってみたいとはしゃいだのは、
 また別の日の話。

 温まるお味噌の味に、ほぅと溜息をついて。
 彼の台詞に声を立てて笑う。
 どこかで聞いたような台詞だ。]


  そうですよぉ。
  基依さんがダメな身体にしたんですからね?

  ……なーんて、ふふっ。
  最初はちょっと赤味噌が苦手だったんですけど、
  このコクが出せるのってこれしかなくなっちゃって。

  一緒に暮らしている内に、
  舌が基依さんを覚えちゃいました。


[言葉と共にちょこっと舌を出してみておどけてみせる。
 麹の麦の絶妙な塩梅はまだ自分には難しい。]
(15) 2023/07/03(Mon) 23:01:17