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人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

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【人】 教会住みの娘 エヴィ



    少しだけ愛し方を、進み行く道を、
    間違えてしまっただけだと思うのです。



[ そう訴えて、また一層深く、頭を下げました。

  
神父様
、と言わなかったのは、
  子どもたちに聞こえているかもしれないと
  思ったから
   
。  ]
 
 
(292) 2020/09/30(Wed) 15:10:23

【人】 教会住みの娘 エヴィ




    主よ今われらの
罪をゆるし


    足らざるこの身を
清むる

    みわざを
たたえまつる



    平和の露もて
心とかし


    痛みと悩みを
静める

    みこころ
いとうるわし



 
 
(293) 2020/09/30(Wed) 15:12:22

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 腰を折った姿勢のまま。

  小さく、それでも確かに心を込めて、
  歌を歌いました。


  …周りの方々の反応はどうであったか、
  あとからしかられてもかまわない、と、
  頭を上げました。



  だってわたしがいまここにたっている。
  それはたしかに、あのひとのおかげ。




  それは、今私がこの場に立って、
  初めて理解した、事実。


  そうしてきちんと伝えることが出来たなら、
  ようやく係の人について、元いた場所へと
  戻ったことでしょう。  ]**
 
(294) 2020/09/30(Wed) 15:19:02

【人】 教会住みの娘 エヴィ

   *

[ また騒がしい子どもたちに合流すると、
  続いて審査員特別賞の発表が始まりました。

  そのような賞があるのだと、また興味深く
  発表の場を見つめて、そして
   


  審査員特別賞のうちの4賞が同一者に贈られる
  という>>155、会場中が沸き立つ驚きの光景を
  目にすることが出来たのです
  



  その前代未聞の出来事を巻き起こしたのは、
  あの日、橋の上で、どこと無く所在無さげに
  佇んで居られた、あの異国の方を含む皆様で
  いらっしゃいました……!


  私は先程のこともすっかり忘れて、
  子どもたちと同じようにお行儀悪く
  ぴょんぴょんと飛び跳ねながら
  ありったけの拍手を送ります。


  ……そうだ。もし、あの方とお話する機会が
  得られるなら、お伝えしたいことが
  たくさんあって
   
  ]
 
 
(295) 2020/09/30(Wed) 15:48:43

【人】 教会住みの娘 エヴィ



    おめでとうございます、って、

    おかげで音楽祭で会えました、って、

    皆様の音楽を絶対に聴きたいです、って、


    それから、



    
    
もう、川にゴミを
    捨てちゃダメですよ、って
   
 ]**
 
 
(296) 2020/09/30(Wed) 15:50:04

【人】 ヨシュア



  ── epilogue ──



[ とある午後の日。
  仕事の待ち時間。今のうちに一息つこうかと、
  巣に帰る鳥達の声を聞きながら
  窓に近い椅子に腰を掛ける。

  途端、鼻腔を擽る甘い匂いに
  すん、と鼻を鳴らす。
  どうやら、誰かがクッキーを焼いているらしい。
  ドアの隙間から漂う香ばしい焼き菓子の香り。
  それと同時に頭の中に響くのは、かつての自分の声。 ]


 “  …… お見事です、お二方。
   よければそのクッキーは、メイド達にもあげて下さい。
   お嬢様達に仕事を取られたと、拗ねていましたよ。 ”

(297) 2020/09/30(Wed) 15:53:33

【人】 ヨシュア


[ ─── 嗚呼、そんなこともあったな。>>@33
  窓から差し込む柔らかな陽光を背に、
  懐かしい記憶を偲ぶように、そうっと目を閉じた。 ]
   
(298) 2020/09/30(Wed) 15:53:51

【人】 ヨシュア


[ 程なくしてヨシュア、と呼ぶ声に、
  伏せていた瞼を動かす。
  クッキーを焼いていた誰かの正体は直ぐに知れた。
  階段を上って現れたのは
  狐色に焼き上がった菓子を持った
  同僚の、少し変わった名前を持つ女性。

  眸を細めた悪戯っぽい笑みで、クッキーを勧める姿は、
  如何にも何か企んでいそうだが。
  何のことはない、彼女が愛しい恋人へ贈る手作り菓子。
  その毒味役を申し付けられたのだ。

  …… 多くは知らないが、同僚は複雑な出自を持ち、
  現在も多くの負債を抱えているようだが。
  恋人との出会いは、
  朴念仁である自分にもはっきり分かるほど、
  彼女に良い影響をもたらしたようだった。
  
  断る理由もないので、一つ摘んで。
  バターの香りと、サクッとした歯触りを楽しめば、
  どう?と、評価を求める眼差しに。 ]
   
(299) 2020/09/30(Wed) 15:55:05

【人】 ヨシュア



  ええ、そうですね。
  とても……美味しかったですよ。


[ 何で過去形なわけ?
  訝しげにこちらを見つめる眼差しに詫びると
  慌てて、回らぬ口で感想を伝えた。 ]
  
(300) 2020/09/30(Wed) 15:55:20

【人】 ヨシュア


[ この男は当てにならない。


  彼女は早々に男に見切りをつけたようで。
  椅子を引いて腰かけると、
  自らもクッキーを口に放り込み始めた。

  しかし直ぐに退屈になったらしく。
  胸元の星屑のネックレスを揺らしながら、
  座ったばかりの腰をあげて、窓際のラジオをつける。

  若干のノイズを拾った後。
  古い小さな箱が流すのは、
  生きとし生きる者、その全てを魅了するような、
  穏やかで美しい旋律。

  思わず顔を上げるとぱちり、一つ瞬いた。
  そんな男の様子には気付かず。
  彼女ははしゃいだ声で、最近近隣諸国で有名な
  新進気鋭の歌姫の曲だと教えてくれた。
  そのあと直ぐに何かに気付いたように、
  はっと口を閉ざす。

  …… どうやら以前、
  自分は歌があまり好きではないと告げたことを
  思い出したようだ。

  慌ててラジオを消そうとする後ろ姿に、
  首を横に振る。 ]
 
(301) 2020/09/30(Wed) 15:56:05

【人】 ヨシュア



  そのままで大丈夫ですよ。
  俺もその曲は知っています。
  良い歌ですよね。


[ 本当に〜?と、疑わしい目でこちらを見た後。
  ならばとばかりに、意気揚々と
  仕入れたばかりの情報を披露してくれた。

  その歌姫がどんな境遇から、その栄光を掴んだのか。
  窮地の彼女に手を差し伸べた、
  美しく聡明な貴族の令嬢とは、
  今も身分を超えた友情を結ばれていることを。 ]
 
(302) 2020/09/30(Wed) 15:56:51

【人】 ヨシュア



         “ 稀代の歌姫様と、貴族の御令嬢。
           私達には、縁のない話よね。 ”



   ─── ええ、そうですね。
 
(303) 2020/09/30(Wed) 15:57:06

【人】 ヨシュア


[ 亜麻色の髪を揺らしながら、
  クッキーを頬張る横顔に小さく頷いて。

  ゆっくりと顔を動かし、窓から外を見れば、
  小さな花壇の中で、風にそよぐコスモス達。
  その白い花弁を照らすように、
  いつか見た空に似た、茜色が広がっていた。 ]


  …… ご立派に、なられましたね。


    [ 彼女達なら大丈夫、いつかのクッキーのように。
      二人で力を合わせれば、
      どんな困難でも成し遂げられるだろう。 ]
 
(304) 2020/09/30(Wed) 15:57:30

【人】 ヨシュア


[ 小さく呟いた後。
  夕の陽を受けた鮮やかな
オレンジ色
の空を、
  もう一度見上げて。

          男は口元で笑みを浮かべると、
             眩しそうに眸を細めた。 ]**
 
(305) 2020/09/30(Wed) 15:57:40

【人】 教会住みの娘 エヴィ

  
 後片付けまでが調理実習です 
  


[ オーブンから甘い香りが漂えば
  二人で見つめ合っては笑って。
 
  いくらも立たない間に焼き上がった
  クッキーを取り出せば、その見事な焼き色に
  歓声を上げて。
  思わずアメリア様と両手をぱちんと
  合わせてしまったかもしれません。

  お店のものとは違う、少し歪な形の、
  私達の努力の結晶。
  一枚手に取ってそのまま口へと運ばれる
  アメリア様は悪戯をするように
  茶目っ気たっぷりで、とっても可憐。>>@31
  私も真似をして、そっとつまんで
  食べてみましたが驚くほど熱くって、
  目を白黒させていたでしょう。  ]
 

    …おいひぃ…


[ 涙目でそう言って、アメリア様を見て
  また笑って。  ]
 
(306) 2020/09/30(Wed) 16:16:40

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 色とりどりの包み紙やリボンまで、
  準備万端>>@32なアメリア様に
  お礼を言って、そこからはまた楽しい時間。

  あーでもない、こーでもない、と
  ラッピングを進めて行くのはとても新鮮で、
  わくわくする経験で。

  リボンを結ぶアメリア様の指は細く綺麗で、
  流れるような手の動きは、私がいつも通う
  お花屋さんのものと似ているなぁと
  思ったりするのでした。

  
  可愛らしくラッピングされたそれを、
  両手でアメリア様に、差し出そうとして。

  
  
全く同じように、両手に
  今作ったばかりの小さな包みを乗せて、
  私に差し出してくれるアメリア様>>@33。 ]
 
(307) 2020/09/30(Wed) 16:18:15

【人】 教会住みの娘 エヴィ


    あ…



[ ……なんて、偶然。  ]


    あの、私も、これ、
    大切な方に、ってお話だったから、
    出来上がったらアメリア様に、って…



[ そう言って、アメリア様の手のものを
  大事に受け取ってから、次にアメリア様の手に、
  私がラッピングしたクッキーをそっと
  置きました。  ]



    いつも、私を気にかけてくださって、
    本当にありがとうございます。
    これからも、お嫌でなければまた、
    お誘いください。



[ そんな言葉と共に。  ]
 
(308) 2020/09/30(Wed) 16:20:28

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ それから。
  
  猫を象ったつもりだったのに、
  何故か焼き上がったら
  熊のようになっていたクッキーには
  思わず吹き出して。

  上手く行ったものといくつかを小さく纏めて、
  これはヨシュア様に、と小さく付け加えて。


  そんなきらきらした時間は、
  いつだってあっという間に
  過ぎてしまうのだけれど。

  ずっと消えずに色鮮やかに
  事あるごとに私の脳裏に
  すっと浮かんできては、
  私を励ましてくれる、
  大切な思い出となっていたのでした。 ]**
 
(309) 2020/09/30(Wed) 16:22:51

【見】 病弱貴族 アメリア

─ コンペから数日 ─


[ ぱちり、と目を開けば、
  見えるのはシミひとつない天井。

  少しすればメイドがやってきて
  今日の体調を見て着替えさせるのだろう。

  前はメイドがやらなかった体調管理も
  彼が行っていたことは
  今は全て分担されていた。 ]
(@34) 2020/09/30(Wed) 17:43:51

【見】 病弱貴族 アメリア

 

[    世界は、なくなった歯車があれば
     新しい歯車を取り付けて回っていく。

     こんなにも、喪失感が胸を占めていても
     そんなことは関係ないとばかりに
     皆、日常に戻っていかねばならない。 ]

 
 
(@35) 2020/09/30(Wed) 17:44:17

【見】 病弱貴族 アメリア

 

[ あれから、熱は漸く収まりを見せて
  体調も少しずつ戻ってきていた。
  しかし、起こったことはなくなりはしないもの。

  純潔を奪われたことは内々にしつつ
  それを行ったものが神父ではないと>>2:51
  事情聴取かなにかから伺えたのなら

  犯人探しを宮廷と連絡を取りながら
  伯爵はし始めるだろう。
  見つかるまでは外出禁止と、
  令嬢に言いつけて。 ]
(@36) 2020/09/30(Wed) 17:44:31

【見】 病弱貴族 アメリア

 
[ 外に出られなかろうとも
  そこまで支障はなかった。

  なにぶん、前からあまり外出はしなかったのだ。
  活動範囲が狭まったところで
  変わるものでもない。

  ひとつだけ気にかかるとするのなら
  あれから会っていないエヴィのこと。

  外に出て帰ってきた者に聞いた
  コンペの内容は驚くもので
  喜ばしい気持ちばかりが湧いたものだ。 ]
(@37) 2020/09/30(Wed) 17:44:46

【見】 病弱貴族 アメリア


 
[ 今日の茶請けはクッキー。
  見れば思い出すのは、いつかのこと>>306

  エヴィがいて、ヨシュアがいて、
  皆が笑顔で包まれていた。

  あの時がもしかしたら
  一番幸せだったのかもしれない。
  なんて、そんなことを考えて。

  どうしようも無いことを思ってしまう自身に
  苦い笑みを浮かべれば。

  飲んだ紅茶は、なんだかいつもより
  少し苦かった。 ]
(@38) 2020/09/30(Wed) 17:46:16

【見】 病弱貴族 アメリア

 
 
[ ───令嬢が名を揚げるとするのなら>>303
  きっとそれは友の名に乗っかる形。

  だって自身はなにも
  成し遂げることなんて出来ない>>@7
  やれることなんて、たかが知れている。


  それでもどこかで
  名前を聞くことがあるというのなら。

  友と、古い従者に恥ずかしくない
  そんな人間であろうとしただけのこと。 ]**
 
(@39) 2020/09/30(Wed) 17:46:39

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

―表彰式翌日―

  
―コンセールカリヨン滞在最終日―



[ 手紙はすぐにメイレン・シュレグマーの元に
  届けられたようだった。


  ただの褒賞に関する報告と、感謝の言葉を述べた
  だけの手紙に、彼女はいつもの彼女らしく
  驚き、そして愉快そうに、
  手紙を読んでくれたようだった。>>271  ]
(310) 2020/09/30(Wed) 19:02:18

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ リジィ第三王子の一件については>>273
  あまりピンと来なかったらしく。


  リジィがシュレグマーの研究室から音盤を
  借りた(返してないようだが)ことは、
  リジィにとっては忘れもしない出来事だったが、
  彼女にとってはささやかな日常のワンシーン
  だったのかも知れない。


  しかしそんな些細な日常風景が、数奇にも
  今回の一連の出会いに繋がったと思うと
  なかなかに感慨深いものがあった。 



   しかしまさか、彼女が彼の名を見て、
   彼自身が初めて彼女の名を聞いたときと
   全く同じ言葉を漏らすとは。>>276>>10

   ここまで偶然が重なると恐ろしいものだ。
   彼が手紙で触れた"運命"も過言ではないのか。
   >>-262                
]
(311) 2020/09/30(Wed) 19:06:36

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ ……そして、その日の午後には、
  シュレグマーからの返信が届いていた。>>-281


  泊まっていた部屋を…スタッフ含め総勢56人分全て
  …を引き払い、今にも出発するという時に
  宿の者に運良く呼び止められ、渡されたのだ。


  読む時間はないので
  一旦それを内ポケットに仕舞った。]
(312) 2020/09/30(Wed) 19:07:02

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 本日はこの後
  コンペ1日目に使われた会場で、>>35
  メイレン・シュレグマーの演奏が披露される。
  

  
コンペの日、彼の勇み足により
  シュレグマーの今日の演奏を聴くと宣言して
  その後仲間に「積荷の時間がなくなる」と
  怒られた件については、>>68>>69
  結局、帰国船への積荷を全てスタッフ達にお任せ
  するという事で解決した。
  …ノードとディミトリエは平謝りだったが。

  

  昨日、彼女は"普段の彼女らしからぬ"
  挑発的で情熱に満ちた演奏を披露した。>>98>>104
  会場の違う今日、彼女はどのような"計算"をし
  どのように観客を虜にしてみせるのか。  ]
(313) 2020/09/30(Wed) 19:09:33

【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン


[ メイレン・シュレグマーとの
  二つ目の約束を果たすために。>>35>>66
  6人が次に向かうは宮廷・屋外庭園。


  彼女の演奏を聴くのは、この滞在中
  これが最後になるだろうか。     ]*
  
(314) 2020/09/30(Wed) 19:10:10

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─表彰式─


[頭を下げるエヴィに、裏方はしっかりと頷き>>286
子供達ににこやかに笑いかけました。


(途中「えらいひとってだぁれー?」>>286の声と
 吹き出してしまった彼女を見遣った裏方が
 『今、あちらにいらっしゃる宮廷楽長様。
  あなた達のお姉さんの才能を、
  一番素晴らしいとお認めになったお方です。』



  苦笑しつつも丁寧に教え、その後も質問があれば
  これまた一つ一つ丁寧に答えてくれたことでしょう。)]
(315) 2020/09/30(Wed) 19:12:23