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人狼物語 三日月国


84 【R18G】神狼に捧ぐ祀【身内】

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【赤】 忘れ屋 沙華

「戸隠。あれは日中、己をわざと酷使するように舞うに没頭していてさ。」
爪の内を磨くように、弾きながら訳を話し始める。

「俺にはそれが何か言い訳でもしている自罰的な物に見えてね…。」
苦悶を己に科すが如く。

「根拠といえや俺の勘でしかないんだけど。」
「・・・俺が初めて喰ろうたときも似たことをしたんだ。」

だから、若しかしたら忘れの術が上手くいってなかったのかも知れない。
「それとね。」


「あいつは贄としての質が高すぎる。」


若く 島外の者 舞手であり 狼へ化けたばかりにして 純粋だ 


「万屋よ、それで万一俺の術も効きにくいとつうなら」
「まだ何か他にも仕組まれてるんじゃねえかというのは俺の考え過ぎか・・・?」
そういう口元がひくひくと引き攣っている

「俺は神狼様じゃねえけど、捧げられてたら堪らねえよ」
片手を被せながら無理に絞め直すように抗っていた。
(*15) 2021/07/25(Sun) 15:56:59

【赤】 よろず屋 シラサワ

ぽつり、ぽつりと、パズルのピースのような
それぞれバラバラな要素を聞いていく。

わからんわ、と、一笑に付すのは簡単だろう。
しかし、相手は他ならぬ沙華。

この島に来て
一番多く言葉をぶつけ合い、
一番多く互いの腹の内を探り合った。

それはある種信頼にも似たような何か。

「…沙華は何かと気が付くからね。
 だから記録係を任されているのも
 あるのだろうけど。」

だから、この忘れ屋の言葉を無碍には出来ない。

「今年は外からの…"稀人"ばかり神狼はご所望だ。
 その中でも特等の贄で、
 ……その贄の中に毒でも仕込まれていると?」

蝶間が物語を捲り、リェンが贄を奪い、
神狼は更に贄を欲した。

そして、此度狼に与する我らとて。
(*16) 2021/07/25(Sun) 16:32:35

【赤】 忘れ屋 沙華

力を貸し、力を借りるに足る相手は他にいないとばかりに。
まだちぐはぐで形のない光明を話し合う。

「その毒が誰に向けられていようとしているのかは予測もつかねえんだけどな。」
「・・・・毒と呪いに関しては薬師の領分か。」
知識と術の手練。

「そして左舞の五十鈴、あいつも神狼支配にずうとご立腹だったのだと。
自分の舞で誘ってで以って、一矢報いようという腹だと聞いたよ。」
深い恨みと執念。

「今回は右舞の扉戸がもってかれ、そいつが何を仕込まれているかは分からないにしても。」

「俺等が何か策を仕込むべきだとしたら・・」
それも左右の舞子に他ならないのではないか。

「俺の手札は全部晒したぜ・・・
己にここまで種明かしをする事になるとは露に思わなかったけど、
己以外にはあり得なかったような気もするから奇妙だな‥。」
(*17) 2021/07/25(Sun) 17:12:22

【人】 左方舞 五十鈴

「……そう。
そうやって……踊ってなよ。
外の奴がこんな事に巻き込まれなくったっていいんだ。

……神狼は、僕が…………」
(8) 2021/07/25(Sun) 17:25:58

【赤】 よろず屋 シラサワ

「全くだよ。俺たちが残されたことすら、
 何かしらがあったのかと勘繰りたくすらなるね。」

装いを外し、傷を晒し、語り合うは互いの真意。
祭の三日目。狂爛の最終日。

誰も彼もが舞台へと上がり、最後の舞を見せるのだ。

「ああ、五十鈴に関しては俺も聞いたよ。
 自分にも神狼の血が流れているのだから、
 心臓を喰らえばどうにか出来はしないかとね。

 …俺が狼に成った事がある分、
 あの子には人間でなくなる事を忠告はしたけど。」

『それでも』と、言うのなら。

──だからと言って、神狼の力を受ける俺達とて、
神狼本体には逢えていない。
…そんな中でどうする気なのか。

「……右舞の毒を、左舞の幼牙を、
 沙華は神狼に届かせたいか? …それとも、潰したいか?」

道化は問う。
仕込む策は、神狼の為か、それとも。
(*18) 2021/07/25(Sun) 17:35:58

【赤】 忘れ屋 沙華

そうだ、俺は。
「島のあいつらが勝ち取った"本当の祭り"で、でっかく上がる」

「俺も花火が見たいんだ。シラサワ、お前が言ったような奴をな。」
瞳の中に炎は焚きつけられていた。
(*19) 2021/07/25(Sun) 17:49:45

【赤】 よろず屋 シラサワ

へぇ、と、男は相槌を打つ。

道化は何も嘘は言っていなかった。
ただ、"言わない言葉"があっただけ。
ただ、"お飾りの言葉"があっただけ。

「……短い付き合いだけどね。
 俺は"好き"だよ。俺と仲良くしてくれた人達がね。」

だから、道化であっても良いと思ったのだ。
狂った末に堕ちて喰われても良いと囁きを繰り返した。
皆を煽り動かし、火をつけ、壊れるモノに手を差し伸べて。

傷付き力を持たぬ狂人は、弱いからこそ、盾になるだろうと。

「なら届けるのかい? 毒と幼牙を火薬の色にして。
 神狼様で盛大に花火を打ち上げてやると?」

どうする? 狂人を従える皇狼よ。
神狼を裏切り、新たな王の君臨を見届けるのか?

もしそうならば、今日、君が牙を突き立てるのは。

  
ランダム

神狼のお告げ

ではなく、
  
手動

自らの意志で五十鈴を選ぶこととなるぞ。
(*20) 2021/07/25(Sun) 18:06:36

【赤】 忘れ屋 沙華


「決まりだな・・・?」

「おいおい、この期に及んで俺を誰と心得やがる。」

有ったも無かったも手中に自在
神を欺く皇の差配
神涙記録係、忘れ屋沙華の真骨頂

「衆愚の群れなど俺が余すなく支配してやるさ。」
(*21) 2021/07/25(Sun) 18:22:59

【赤】 忘れ屋 沙華

神託を上書くは皇の号令、その意志は決されていた。

処刑対象:左方舞 五十鈴
(*22) 2021/07/25(Sun) 18:28:41

【赤】 よろず屋 シラサワ

「…良くやるよ。全く。…いや、沙華だからか。
 記録の全てを持って行くつもりかい?」

ああ、俺すらも覚えておけるのだろうか。
この彼岸花の化身のような狼を。

彼岸花の花言葉は数多に哀しいモノがあるが。
さて、そこから一つ。"独立"という言葉がある。

神狼のくびきから断たれ、我らは独立出来るのだろうか。

これまで島に逆らわずに罪を重ねて来た、我らでさえも。
そう綺麗に事が進むのだろうか?

「ああ、本当に、
 沙華に弱みは見せたくなかったなぁ。」

逆らえる事が無いじゃないか。
(*23) 2021/07/25(Sun) 18:38:01

【人】 書生 シキ

「―――。」

その青年は、ゆらり影のように"そこ"に居た。

暗い獣の胎の如き穴倉から歩み戻ったその姿は
あの時見せていた訝し気な佇まいそのままに
しかし、浮かぶ瞳の色には、"曖昧さ"を増している。

「………。」

まるで、皮を裂き肉を喰らう獣たちの姿を
遠目でのみ見眺めて来たかというように。

己の記憶に空いた虫食いを覗き込むその目は
どこか虚ろで、心ここに有らずとすら思えるような
生気に欠いた様を、顔に貼り付かせていることだろう。
(9) 2021/07/25(Sun) 18:44:55

【赤】 忘れ屋 沙華

「しょうがないね・・それなら俺に協力させておく駄賃として、
己にも一つだけ俺の弱みを握らせておいてやろうか。」


「・・・沙華は元は俺が消してしまった輝きの名前。」
灯火を絶ってしまった友の物。

「だから、俺も思い出さないようにしているし‥
だれも覚えていないけれど、俺も昔の名前と姿がある。」

「俺の本当の名前は
秋雨
。」
「今の俺が沙華であることは違いないし、俺はそれを忘れるつもりはない。」
「けど…お前が覚えている分には構わない気がしたんでな...。」
(*24) 2021/07/25(Sun) 18:56:58

【赤】 よろず屋 シラサワ

「なんだ、勝ち越ししないんだな。
 …というか、さっき
 手の内全部晒したって言ってなかったっけ…。」

まぁ、俺なんて隠してた事全部暴かれたのだけど。


「……『秋雨』か。」

真名を告げられ、何度か愛しむようにそれを呼ぶ。
きっと、呼ぶことはもう無いのかもしれない。
男の低い声が、狂人の囁きが、真名を噛み締めるように。

「…じゃあ、忘れさせないようにしてくれな。
 人間の記憶は曖昧だからね。

 ──君が、今年の狼で良かったよ。秋雨。」

そう告げられる言葉は、
道化の言葉の中でも、飾りのない本心だった。

/* 五十鈴はんと打ち合わせ必要かねぇ。戸隠はんは赤見とるからええとして。
(*25) 2021/07/25(Sun) 19:08:53

【赤】 忘れ屋 沙華

/*
協力するとは告げてあるから、4日目終了後の襲撃発表後には狼陣営として俺等がしたことを俺から晒そう。4日目の間中に伝えておくと捗りそうな事について連絡は狂人へお任せしてしまって大丈夫かな..?
(*26) 2021/07/25(Sun) 19:29:56

【赤】 よろず屋 シラサワ

/*
ええで、投票を絞るか何かしらで
五十鈴はんに行って貰うのは考えとったからな。

4日中に必要なことか……
ちゃんとやる為には票操作も必要かもしれんなぁ…どないしよか
連絡取れる人間だけでも票動かしたら出来るとは思うけど。

モクレン、ユヅル、シキはんが難しいとこやけどな。
共鳴者には恐らく五十鈴はんから通達あるやろうけど。
(*27) 2021/07/25(Sun) 19:36:52

【人】 書生 シキ

人目に付かぬ影の中で、青年は目を開ける。

己の意識へ、古錆の如く張り付いた曖昧な記憶。
おぼろげな"狼たち"の様を追憶する青年は
それと共に、別のものへとも意識を向ける。

「………、さん……」

まるで、寝言のように小さく曖昧な呟き。
手にした本を開くことなく座り込む青年の口からは
そうやって時おり、誰かの名が零れ落ちていたことだろう。
(10) 2021/07/25(Sun) 20:36:03

【赤】 忘れ屋 沙華

/*
襲撃でイスズちゃん選んでおくのは俺だけでも通るけど
投票操作というのは、あくまで襲撃指定で固めるためということ?

なんだいあれ、シラサワは書生にどれだけ す ご い ことをしたの...
(*28) 2021/07/25(Sun) 21:49:09

【赤】 よろず屋 シラサワ

/*
まぁ余程な場合を排除したかったらやな。
一応煽動が入っとるから二連で沙華はん選ばれたり
五十鈴が入ったら落ちる言うだけやけど。

まぁそれでええんやったらそれはそれで。

…シキはん? あぁ……まぁ、現在進行形やけど…?
(*29) 2021/07/25(Sun) 21:52:58

【赤】 忘れ屋 沙華

/*
対象1と対象2が同じ人です。
same both target.

投票どっちも自分にしたらこうなったから、
俺の2連吊り手段はないはずかも?

・・・お幸せに///
(*30) 2021/07/25(Sun) 22:01:43

【赤】 よろず屋 シラサワ

/*
ランダム×ランダムは可能なんよな。
それなら無い…んかな?

まぁ本当にそれやったらもう万一の事やし、
よっぽど神狼はんが阻止したかったんやと諦めるけど。

怪我しとる言うたやろ、ゆっくりやらなあかんしで…ほら…。
俺のPLはこっちが本職やしで…(目を逸らす
(*31) 2021/07/25(Sun) 22:06:21
村の更新日が延長されました。

【赤】 忘れ屋 沙華

/*

ま〜そこまでジャックポットとあてられたんじゃ俺もお縄に付くしかねえな。
伸びたしまったりさせてもらうさ。
(*32) 2021/07/25(Sun) 22:27:58

【人】 呪術師 リェン

「狼、おおかみ、大神ね」

言葉遊びだ。
だけれども言葉は、言霊は時に思わぬ作用を引き起こす。
姿無き物に形を、力を与える。
残滓は土着の文化に馴染み、心と行いを染め行く。

「本当に、随分大きくなってくれた物だよ。
 厄介な程にね」

どこへやら、羽織を喪った薬師は忌々し気な様子も見せず、
ただ、大きな存在への悪態をついていた。
(11) 2021/07/26(Mon) 0:47:11

【赤】 忘れ屋 沙華

/*
ランダムではない襲撃について
詳しい内容ではないけど
観測者
へも相談を送ったよ。

投票については、五十鈴に当たりにくくなるようにするなら
俺達2人だけでもランダムを 1:沙華 2:シラサワ で揃えるのはありかもね。
ちょっと罰当たりというか小ずるいかな?
(*33) 2021/07/26(Mon) 10:49:06

【赤】 忘れ屋 沙華

/*
そこまでやるとなるとね。意見求ム。
(*34) 2021/07/26(Mon) 10:52:40

【人】 よろず屋 シラサワ

「ほんに百年に一度やなぁ。」

誰しもの思惑が交錯し、火が爆ぜ、
空を彩るは何色の花火なのだろうか。

全員を眺め、男は呟く。

「……責任なんぞ取れんなぁ。」


男は道化、男はなんの力も持たない。
故に、他力本願とするしかなかったのだ。

だから煽り立ての真似事をしていた。

例えそれが、今日に神狼の怒りを買うとしても。
これが道化とされた男の精一杯の抗いだったのだ。

何年か島で暮らして、島民に情が沸いていない訳が無いのだから。

はは、好き放題やらせてもらったよ。
(12) 2021/07/26(Mon) 10:56:30

【赤】 よろず屋 シラサワ

/*
俺自身はそれでええかなと思うけどな。
いや…むしろ贅沢やな、
こんな道化に使い処がまだあったなんてな。

まぁ最も、二票やと他に当たる可能性もあるけど。

それで■■■や他が納得するんやったらかまへん。
ただ狼陣営はゲームメイクや言うて、強権までは振るえんからな。
質問箱にお嬢様してくるんもひとつの手やで。
(*35) 2021/07/26(Mon) 11:55:49

【人】 奉公人 ユヅル

「………………。」

奉公人が警策を携えて歩いている。
他の島民に出会っては仕事の捗り具合を聞き、
お疲れ様ですと声を掛けては次に行く。
今のところ軽快な音が響く様子はない。

あの警策はどうしたことか、と事情を知らぬ者達が
遠目に囁きあっているのが見える。

「祭礼の終わりが近づいているからか、
 皆々さま一様に仕事に励んでいらっしゃる。
 ………良きこと、でしょうか」

宿の遣いがてら運営の様子を見回っているだけなのだが、
当人の真面目顔と手に持った棒のお陰か
歩いているだけで島民の背筋が伸びるというものだ。
(13) 2021/07/26(Mon) 12:05:13

【人】 忘れ屋 沙華

>>12
>>13

記録係が簿帳へ今日までのあらましを記し終える。
各々の様子をその目に捉えながら、既に全員に"賭けて"いた。
誰がそれぞれどんな出方をするか、如何なる札を見せてくるか。
盤に乗せられ明かされる決着、その瞬間まで分からない。

だが少なくとも

「ふひひ、俺はあれが拝めりゃ心残りももうねえよ。」
茶をすすりながらに、ユヅルの大義をしかと見届けている。
島民達の気張り様が痛快だ、俺がやってもこうまではいかなかった。

「これでこれから起きる結果がどこへ転がれど、
賽を取ったことに後悔するこた無さそうだ。」

ふっと一凛の彼岸花を空へ投げた。
風に乗り、どこへともなく去っていく。


「おい、万屋 」
呟き声を聞いてかしらずか、最早お馴染となった宿敵に一喝する。

「最後の勝負だ。俺の賭け方はもう決めた、
あとは恨みっこなしだぜ。」


汝は半か丁か、白か黒か、人か狼か。
明日の空色、
最後に笑うは誰なりや。
(14) 2021/07/26(Mon) 13:18:18

【人】 よろず屋 シラサワ

>>14

「勝負か、俺が賭け出来るようなん、
 まだあったんかいなぁ。」

男は笑う。
これまでに己の出来ることはしたはずだ。
結果に潰えるか、はたまた。

「最初から恨む要素なんてあらへんよ。
 俺はこの島が好きやからな。」

この島外に広がる海と同じ色を瞳に持つ男は、
そう言って笑っている。

きっと、最後の瞬間まで笑っている。

空の下、海の底。

空には成れない同じ色。
(15) 2021/07/26(Mon) 19:57:49