12:20:42

人狼物語 三日月国


108 灰色うさぎと紫うさぎの冬支度

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【人】 イウダ



 振り向かれたら手ぇ振ろっか。


[二人分の荷物を片手に携え、もう片方を紫亜の手と繋いで振る。
誰かに何かしらの好意を向けられたら、無視はできないのが卯田だけど、自分の手は既にたった一人と繋がっているのだと、彼女と一緒に手を振ることでこたえたい。
そもそも、人が振り返る程の美男子だという自惚れはないが。

鍵を閉めるのを彼女に任せる時に、荷物は再び両手に分けた。
無理をして腕に負担をかけることを避けたい料理人心だ。
手は繋げなくとも、コートをちょんと掴んでくる紫亜が可愛くて、編み上げブーツがちゃんとついてくるように歩幅を小さめに保った。]
(27) 2021/11/11(Thu) 20:42:51

【人】 イウダ

[車内BGMは彼女セレクト。
そういえばそろそろ紅白の発表じゃないかとか、子どもの頃に見た女性歌手の「大型衣装」の話だとか、他愛無い話をしながら車を走らせる。
まだクリスマスシーズンには早いからか、道中特に道が混んでいることもなく、着いた時にはまだ日は高かった。]


 イルミネーションにはまだ早いな。
 先に昼間の公園を散歩しても良いけど疲れて夜歩けないのは嫌だしな〜。
 スケートリンク行ってみるか?


[昼はホテルのレストランで食事を取った。
今回はそんなにグレードの高いところではなかっただけに、料理の方も特にその味で盛り上がることもなく終わってしまった。
これもまた「思い出」のひとつ。

スケートは手袋は自前がなければ購入、靴と希望者には膝当てが貸し出しされているらしい。
恰好つけといて膝を強打なんてことになったらこの後のスケジュールに影響が出るし、堂々と膝当ても借りることにした。

久々のスケートの出来は56点というところだろうか。]
(28) 2021/11/11(Thu) 20:43:12

【人】 イウダ

[――格好つかないどころかみっともない出来だが??

尻当ても必要だったかもしれない、なんて。
冗談が言えただけマシだっただろうか。*]
(29) 2021/11/11(Thu) 20:44:44

【人】 オルテイシア

 
 だ、だめですっ。
 付いてきちゃったらどうするんですかっ。


[手を繋いで手を振られても、愛想のいい彼氏に絆される人は居るだろう。
ぶんぶんと首を振って、否定してしまった。
ここまで独占欲が強いとは自分でも思っていなかったからびっくりする。]


 お仕事中なら、構いませんけど……、
 プライベートの時は、……だめ。


[拗ねるように、甘えるように。
ぽそりと上目遣いに訴えて、手を離す。
離した手は心の不安を表すように、すぐにコートに伸びてしまった。
どんどん甘えたな自分が顔を出しているような気がして、少し恥ずかしかった。]
(30) 2021/11/11(Thu) 21:09:55

【人】 オルテイシア

[BGMはスマホから選曲して、BlueToothを繋いで曲を流す。
テレビで掛かる流行りの曲や、少し懐かしい曲など、ランダムに流れるようにして口ずさむ。
クリスマスは難しいけれど、紅白は一緒に見られる時間はあるだろうか。
夜更けに除夜の鐘を鳴らしに行くのもいいかもしれない。

ドライブの時間は前回の時よりも短く、目的地に付いた。
平日の昼間とあって人の波は、少しばかり少ない。
誘われるままにスケートリンクへ向かうことになった。]


 ……コケても笑わないでくださいね?


[レストランでそんな前置きを話しながら、自身の運動神経の無さを言い訳しておく。
味はSASANKAに比べれば、劣ってしまうがそれもまた旅行の醍醐味の一つだろう。

スケートリンクでは手袋と膝当てを借りて、完全防備で挑む。
防御している部分以外にも青あざは出来そうだが、ガードは多いほうがいい。

身体を支えていた手すりから手を離して、
氷上に足を向ければ自身では55点を付けられただろうか。]
(31) 2021/11/11(Thu) 21:10:11

【人】 オルテイシア

 

 わ、わ……ッ、


[バランスを崩しそうでおたおたと両手で空を切る。
手すりから手を離した途端、不安定な格好になり、前を行く基依さんにしがみついたら二人してコケそうになった。]


 
ひゃっ……!



[すてんっと転んで、氷上の上に尻もちをつく。
脇を滑っていく子供に笑われながら、自身も笑った。*]
(32) 2021/11/11(Thu) 21:14:33

【人】 イウダ


 彼女と手ぇ繋いでんのについて来るのは勇者じゃない?


[そんな勇者がいるならお目にかかってみたいところだが、もしこれが逆の立場だとすると、紫亜が彼氏がいると言っているのに男がついてくるということで、それは絶対に許せない。
彼女の独占欲が嬉しいからといって、それを煽るような真似はしたくない。]


 紫亜が嫌がることはしない。誓って。


[不安にさせることも。
安心を与えたくて、上目で見上げる彼女ににこりと微笑んだ。]
(33) 2021/11/11(Thu) 21:58:54

【人】 イウダ

[それから恙なくドライブを終え、特筆することもない昼食を食べ終えて、二人でスケートリンクへ。
コケて笑わないで、なんて、同じお願いを相手にしていたが、実際には自分が転んだ瞬間自分で笑ってしまっていた。]


 おわっ?!
 っとと、と、と、とぉお……っ


[紫亜の体重がかかり、フラフラのバランスが崩れてよろめく。
彼女を潰さないように全力で回避したものの、彼女が可愛く尻もちをつく横で、ド派手に背中から氷上に落ちた。
痛い。そして冷たい。
すれ違う子どもの笑い声が辛い。]


 いや〜〜〜〜〜〜〜
 むっずいなスケート……
 両手繋いでたらまだ滑れる、か……?


[紫亜に手を差し伸べて二人で立つ。
(35)1d120秒ぐらいはもったが、やはり足が小鹿のように震えてしまって、どちらもどちらかの支えになるには練習が必要だなと結論付けた。]
(34) 2021/11/11(Thu) 21:59:27

【人】 イウダ

[派手に転んだので服が濡れてしまった。
一泊二日だからあまり替えは持ってきていない。
部屋に戻って乾かすか、どこかで新しいものを買うか……]


 この近くって洋服屋ってあったっけ?


[ホテルにあるブティックは女性服しかなかったような気がする。
女装するか、なんて冗談で言ったら、彼女はどんな顔をしただろう。*]
(35) 2021/11/11(Thu) 21:59:47

【人】 オルテイシア

 

 勇者が居るかもしれないじゃないですか……。
 そんなの、や。


[きゅ、とコートを持つ手に力を込める。
心の狭い女だと思われても仕方がない。
彼女の位置をゲットしていても、不安は拭えない。

それでも振り返り、真摯に応える彼を見たら。
いつまでもむすくれているのも居心地が悪くて。
微笑む姿につられて、微笑みを交わした。

大丈夫、彼が言うのなら信じられる。]
(36) 2021/11/11(Thu) 22:24:28

【人】 オルテイシア

[スケートリンクに笑い声が響く。
数年ぶりのスケートはやはり上手く行かず、まっすぐに立つことも難しい。
バランスを崩して、彼に縋ってしまった分、
彼のほうが派手に転んでしまった。
思わずぎゅっと目を閉じて、その光景から目を逸らしてしまう。]


 ……ふ、ふふっ。
 こんなに滑れないなんて思わなかったです。


[堪えきれずに笑いを含ませながら、今度は二人で手を繋いだけれど。
滑れない者同士では、氷にすぐに足を取られて身体がぐらつく。
結局、手摺掃除のプロフェッショナルになることで収束が付いた。]
(37) 2021/11/11(Thu) 22:24:42

【人】 オルテイシア

[リンクから外へ出れば、立ち慣れないブレードでよたよたとベンチに向かった。
コートの背に細かな氷をいっぱい付けて濡れた基依さんの背中を指先で払い落とす。]


 んー……、ちょっと車で戻れば、
 カジュアル服を取り扱っているお店なら
 あると思いますけど……、行ってみます?

 お部屋に戻るのとどっちがいいですか?


[確かにこのままでは冷えてきたら風邪を引いてしまいそうだ。インターチェンジを降りてから見かけた全国何処にでもあるカジュアルショップは、目に入っていたが、距離がどの程度あるかまでは覚えていない。

女装を提案する彼には、吹き出して。]


 基依さんの大きさは、
 サイズが足りないと思いますよ?


[くすくすと笑いを堪えながら、応えただろう。*]
(38) 2021/11/11(Thu) 22:25:02

【人】 イウダ

[スケートは自宅近くのモールにも小さめのリンクがあったと思う。
そこで二人で練習しようということになり、卯田の尻がお漏らしみたいになったのもきっかけで切り上げることとなった。

女装案は笑いながらマジレスが返って来たのでやめておくとして。
紫亜の記憶では車で少し戻ったところになら卯田のサイズがある店があるようだ。
そういえば郊外型の店舗特有の大きな看板があった気がする。]


 あそこのって、紫亜としてはアリ?
 俺のズボンだけ買うならわざわざ戻るのも面倒だけど、
 紫亜が見て楽しめる服もあるなら、イルミネーションの前の時間潰しにいいかも。


[車のシートはクッションで保護してあるから、行きに濡れてしまったら帰りは外して乾かしながら帰れば良い。
運転は元々イルミネーションを見た後にも夜のドライブに出たいと思っている程度には苦ではない。
だから後は紫亜がカジュアルショップで服を買うことを許せるかどうか。

ズボンを変えたくらいでは男前度は変わらない気がするし、彼女が不安がる「勇者」も現れないだろう。*]
(39) 2021/11/11(Thu) 22:38:24

【人】 オルテイシア

[スケートは継続的に練習をすることになった。
冬のデートの一つにスケートが足されて、お出かけの範囲が広がる。
暫くは派手に転がりそうな気もするし、スカートでは心もとないから密やかに今度はパンツルックで来ることを誓った。

提案の一つとして上げた店は、
多くを買う訳ではないが、敬遠をしているわけでもない。
女性服より男性服の方が取り扱いも多そうな気がする。]


 シンプルなタートルネックとか家着とかなら、
 普通に利用しますよ?
 ここでパジャマを買うのもなんだか不思議な話ですけど。

 私より、このままだと基依さんが風邪引いちゃいます。
 お付き合いしますから、行きましょう?
 

[こんな時にまで自身に気を回してくれる辺りが彼らしいけれど。
濡れたままで彼を残したままにするほうが心配だ。

そういえば。と。
車を走らせたところに工業地帯の夜景を見れる海辺のスポットがあることを話しながら、彼の背中を押してスケート場を後にする。

どんな洋服でも彼が素敵なことには代わりはない。
旅先で買う洋服もまた、思い出の一つとして追加されるだろう。*]
(40) 2021/11/11(Thu) 22:53:04

【人】 イウダ


 へえ。全然気づいてなかった。
 量販店で買うイメージがなかったけど、上手く組み合わせてんだな〜。


[シンプルなデザインの服が多い印象の店は、それだけで固めると流石に「あそこのか」と卯田にもわかる程メジャーだが、紫亜は衣装持ちの分、手持ちと調和するものをお手頃価格で手に入れるのも上手なのだろう。

コートは分厚い分冷たくないし車では脱いで乾かしておけば良い。
彼女の見立ては確かだから、安心して任せられる。
荷物を持って車で店の名前をナビに入れた。]
(41) 2021/11/11(Thu) 23:08:07

【人】 イウダ

[途中聞いた夜景スポットは夜に行こうと提案する。

冬の海もカップルっぽいスポットだし、海辺なら遮蔽物もないから車からでも工業地帯の独特の夜景を楽しめるかもしれない。
それに夜間の車内なら、キスするのも周りを気にせずに済むかな、なんて、下心は今は伏せておく。*]
(42) 2021/11/11(Thu) 23:08:30

【人】 オルテイシア

 
 生地もしっかりしてますし、
 冬場は温かいんですよ。


[少し凝ったデザインとなれば置いてはいないが、シンプルなデザインのものはどこで買っても似たようなものだ。
お値打ち価格で更に生地もいいとなれば買わない道理はない。

車の中でコートを脱ぐという彼から、それを預かってハンドタオルで集中的に濡れている箇所を軽く叩いて水分を拭き取る。
ハンドタオルでは足りないだろうが、ないよりはマシだろう。

運転は彼に任せて、膝の上にコートを広げて、しばらくその作業を続けた。]
(43) 2021/11/11(Thu) 23:24:21

【人】 オルテイシア

[夜の行き先は決まった。
自然公園は夜半と言っても20時か21時頃には閉園になるだろうし、夜景を見るにはちょうどいい時間帯だろう。

夜間のドライブというのも、今までしてこなかったから楽しみだ。
中古車でも乗り慣れれば愛着が湧いてくるもので、車に乗っている間は彼の隣の位置を自然とキープしていられる。
夜の楽しみは、今は先送りに取っておくことにして。

彼の着替えは何色にしようかなんて、考えに思考を巡らせた。*]
(44) 2021/11/11(Thu) 23:24:35

【人】 イウダ

[卯田は卯田でこれまで着るものに無頓着だったので、存在は知っていても自分で買うという発想がなかった。
温かさが彼女のお墨付きならありがたい。
今履いているものも、裏フリースだから温かくはあるのだが、何せしみるほどに濡れてしまっているので冷たい。]


 暖房かけときゃ乾くよその内。


[なんて、コートを一生懸命ケアしてくれる紫亜に声をかける。
店はそう遠くないから、すぐにナビは案内を終了した。]
(45) 2021/11/11(Thu) 23:45:46

【人】 イウダ

[郊外の店にありがちな広さにまず圧倒される。
一瞬ぽかんと口を開けて店内を見まわしてから、メンズの表記を探してきょろきょろと首を巡らせた。

自分で選ぶなら、股下の長さが選べるジーンズになるが、オフホワイトのパーカーとの組み合わせは若作りが過ぎる気がするし、上品なチェスターコートを羽織ると浮いてしまいそうだ。

夜はこれからイルミネーションを見て観覧車に乗って海辺までドライブとなると、プレスして折り目を綺麗につけた方が良いフォーマルよりのスラックスも避けたい。]


 紫亜はどう思う?


[色はやはり黒か……いっそ彼女のスカートに合わせてブラウンか……。
店内のパンツ売り場を真剣な表情で見つめては別の場所に移動する彼女の後ろを、インプリンティングされたひよこの如く、ついていく。**]
(46) 2021/11/11(Thu) 23:46:38

【人】 オルテイシア

[そういえば基依さんの服を洗っていても、そこのブランドのものは見たことがない、とふと思い出して顔を上げた。
よくあるショップだから彼も行ったことがあるとばかり思っていたけれど。
そのことが逆に以外で、もし気にいるのならばまた二人で買いに行くのもいいな、と計画の内に入れる。]


 うーん、そうなんですけど。
 少しでも早く乾かないかなって……、


[車のエアコンを時折濡れた箇所に当てたりして、乾くのを待ってしまう。
そうしている間にお店についてしまって、乾燥作業はそこで終わりを告げた。]
(47) 2021/11/12(Fri) 0:13:09

【人】 オルテイシア

[郊外の店はとにかく店舗も広ければ駐車場も広い。
これならば車を停めるのにも困らないだろう。
店内に入れば、調節された空調が温かさを運んでくれた。

最初は彼の後について、メンズコーナーへ。
様々な形のジーンズや、今売り出し中のコートやセーターなどが棚に並ぶ。]


 うーん、どれがいいですかね……。


[尋ねられて、唸りながら折りたたまれたパンツを取り出しては見たりして、彼の身体と重ね合わせる。
大きな系列店で良かった。
彼のサイズもおそらく探せばきっとあるだろう。
ジーンズは避けて、冬物のパンツが置かれている棚へと向かう。]
(48) 2021/11/12(Fri) 0:13:34

【人】 オルテイシア

[どう思う?なんて尋ねて、任せてくれるのが嬉しい。

しばらく棚を見て回って目に止まったのは、畝の細いコーディロイのパンツ。
畝が太ければカジュアルが過ぎるが、これだけ細ければ上品に見える。
色は黒にネイビーにグレー、ブラウンと結構種類も豊富だ。
いつもならば、癖でグレーを手にとってしまうが、今日の彼の服装を見る限り、他の色のものの方が良さそうで手を止めた。

後ろからついてきてくれる彼を振り向いて、じっと見つめて。
ううんと、また唸りながら黒とブラウンのパンツを彼の足元に見立てて交互に見比べる。]


 ……この色味だと……、ブラウンの方がいいかな?
 どうします?
 一応、両方試着してみますか?


[タグを確認して彼が履けるサイズかどうか、もう一度確認してから、二着のコーデュロイパンツを彼に向けてみせた。**]
(49) 2021/11/12(Fri) 0:15:19

【人】 イウダ

[自分が気にしない代わりのように紫亜が気にしてくれる。
上着のケアがそのまま自分を大事にしてくれているようで胸が温かくなる。
「ありがとう」と素直に受け取った。
すぐに店について、乾ききってはいないが、おかげで着用に問題はなくなって、濡れた尻を隠すこともできる。

提案されたのは縦に細く線のような凹凸があるパンツだった。
コーデュロイという、彼女のスカートと同じ生地らしい。]


 そうだな、じゃあ両方。


[と試着室に持って入った。
身長は高いが足が特に長すぎる訳ではないし、上半身はごついが尻が特に張っている訳でもない。
最初に足を通したブラウンはするっと入ってウエストも問題ない。]
(50) 2021/11/12(Fri) 9:44:33

【人】 イウダ


 どう?


[彼女の前に立って見た。
後ろにある試着室の鏡に二人の姿が映る。
同じ色味のボトムスは、まるでリンクコーデのようだ。]


 普段なら黒を選びがちだからな〜。
 ブラウン、良いな。


[少し横に避けて彼女と並んで鏡を見る。
にっと笑ってみせた。
このままタグを切って貰って着て帰るとしよう。
コートを羽織ればまた違う印象になって面白い。**]
(51) 2021/11/12(Fri) 9:45:01

【人】 オルテイシア

 
 はい、いってらっしゃい。


[パンツを両方手渡した後は、試着室の外で待つ。
待っている間は楽しみと期待でわくわくする。

しばらく待っていれば、試着を終えた彼が顔を出して、一緒に鏡を覗く。
柔らかいブラウンの色味は冬場に優しく、似合っていた。]


 サイズも大丈夫そうですね。
 似合ってます!


[にこにこと満足そうに笑う。
鏡の前で隣合うように並べば、今日のコーディネイトからペアルックのようにも見える。
意図した訳では無かったけれど、お揃いの姿に、]


 なんだか、二人で合わせたみたいですね。


[…と、嬉しそうに隣に立つ彼を見上げて笑った。]
(52) 2021/11/12(Fri) 13:15:02

【人】 オルテイシア

[急いでいるわけでもなかったから、彼のパンツを買ったあとも、しばらく店内を見て回った。
今すぐ欲しい!というものがある訳でもなかったけれど、洋服を見るのは好きだから、ついつい棚に並んでいると手に取ってしまう。

部屋着は楽そうなものが多く、下着はシンプルな作りのものが多い。
あらかた目星を付けて、近所の同じ系列のお店で、部屋着を買うのもいいなと考えたり。
これを機に彼とお揃いのパジャマを買うのもいいかも?なんて話しながら、ゆっくりと時間を潰しているうちに、日は落ち始めていた。

冬の日の入りは早い。
夕刻になればすぐに暗くなってくる。

そろそろイルミネーションも着く頃合いだろうか。*]
(53) 2021/11/12(Fri) 13:15:28

【人】 イウダ

[紫亜の反応も上々だったので、一緒に持ち入った黒は履くことなく棚に戻す事になった。
足を曲げたり上げたりしても突っ張った感じがなく、とても着やすい。

下着の尻の部分も湿っていたので、纏めて購入とタグ切りをして貰い、店内のトイレで着替えさせてもらった。
その後は今度は特に買うものもなかったが、時間潰しがてら二人で見て回る。
紫亜が手に取る横で「色数すげえな〜」とか「もこもこした部屋着なら今持ってるのが好きだな」とか時折コメントを残した。
流石に下着の陳列棚付近には別の客も気まずいだろうと少し離れて待っていたが。]


 お、結構良い時間になったな。
 屋台も出るみたいだし、早目に見て回って腹ごしらえもしようか。

 
(54) 2021/11/12(Fri) 17:12:35

【人】 イウダ

[イルミネーションのイベントに合わせ、自然公園の前にはうどんやそばが食べられる軽食スペースが設けられているとHPにはあった。
他にもベビーカステラやたいやきの屋台が出るらしい。
昼を踏まえればレストランの味は何となく予想がつくし、それなら譬えそれがパックうどんを出汁でさっと茹でて出しただけでも軽食スペースが良い。
外の冷えた空気の中で食べるうどんやそばは、雰囲気という調味料で何倍にも美味しく感じるから。]


 うどんも良いけど、粕汁食いたいな〜。


[再び駐車場に停めて現地に戻ると、すっかり辺りは暮れていて、遠くからでもちらちらと灯りが見えるようになっていた。
公園内は飲食禁止だから、見てからだと席が混みそうだし先に食べることにして。

腹持ちを考えれば炭水化物を取っておきたいが、粕汁は家でも中々作らないので魅力的だ。
だがアルコールが含まれるのは確かなので、この後もドライブする予定の卯田はうどんにしておいた。
酒粕は自然公園の管理棟でお土産として売っているらしいので、買って家で作ることにする。]
(55) 2021/11/12(Fri) 17:13:15

【人】 イウダ

[はふはふと湯気で鼻を蠢かしながらうどんを食べ、出汁を飲むと身体の芯から温まる。
先に食事にして正解だった。
これでゆっくり見て回れそうだ。]


 あ、紫亜ちょっとあそこ寄って良い?
 1000円ガチャって書いてある。


[いざチケットを購入して土産コーナーの酒粕を確認していると、ふと目に入った機械がある。
どうやら500円玉2枚を重ねて入れて回すとカプセルが出てくる仕組みらしい。]


 真珠のアクセサリーらしいよ。


[本物なら1000円というのは破格の値段だ。
全真珠の中の1.2%の貴重な本真珠で貝の加工品でもなく、保証書もついてくるらしい。
物珍しさで両替してもらってガチャンと回すと――]
(56) 2021/11/12(Fri) 17:13:37