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人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 XIII『死神』 タナトス





 


[ …… ]

(86) 2022/12/16(Fri) 15:04:01

【人】 XIII『死神』 タナトス


[ 髪が揺らされた後には 
  次は不意に手が温かくなって
  少し我に返ったんだ。

  ああ、シンだ。
  頭を撫でる癖と、手を引く癖。>>46
  丁度良いせいでシンも
  俺に撫でられてしまっただろうね ]



  ありがとう。
  俺だってシンの力になれるつもりだよ 

  だから
  頼るし、頼ってほしいな。

  シンにーちゃん
  
   

[ たまには俺も
  呼んで見たりしようか。
  少しくすぐったい響きを、
  走るその背にむけて。 ]*

  
  
(87) 2022/12/16(Fri) 15:06:50

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……そんなつもりはないのですけど。

[誰のもとへ行こうか、と歩むうち、元気がなさそう>>80、とかかった声が、あまりに想定外のものだったから、反応が少し遅れた。
 顔を合わせば鬱陶しいという感情を隠しもしない相手から、自主的に、あまつさえ気遣うような言葉をかけられるとは思いもしなかったので。
 ユグ、と前置かれたにもかかわらず、まさか自分宛だと思わなかったのだ。]

あなたこそ、意気消沈しているかと思いましたけど。
クリスタベルはいいのですか?

[つい先程もクロから似たような話をされているとは知らずに、彼の手を離した恋人の話題を出す。]
(88) 2022/12/16(Fri) 15:09:25

【人】 XII『吊された男』 ユグ

あなたは、世界は滅びればいい、と言いそうですけど。
……実際、どちらが多くなると思いますか。

[奇しくも。
 大変奇しくも、世界が滅びることに関してさほど抵抗感のないユグは、この点においてはゼロと反駁することはなさそうだった。
 だから、問う*]
(89) 2022/12/16(Fri) 15:14:50

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

――  邂逅 ――

[ どっちがいい?そう考えて考えて訊ねた時考えていたのは
  >>0:673彼女とはまるで違う事だった。
  選びたいなら選べるものだとおもっていた。

  居た方が良いと思うなら、居ると思えば良い。
  居ない方が良いと思うなら、居ないと思えば良い。

  それだけで彼女にとってどちらの答えも真実になる。
  常に七色に光ってる訳でも無ければ
  空に浮かんでる訳でもないのに
  たかだかそれらしい痣がそれらしい場所にあるだけで
  何も他と変わりのない何も特別じゃないのに、
  証が如何だとばかばかしいと
  ずっとずっと思っていたから。

  ぼくが証持ちと呼ばれる事は理解している。納得も。
  けれど、「で?」っていうのがぼくの答えだった。
  だからぼくが証持ちでも、そうでなくとも
  ほかにもいても、いなくとも、
  ばかばかしすぎてどうでもいい。 ]
 
(90) 2022/12/16(Fri) 15:16:19

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ ぼくにとってはそれが真実だけど
  世間にとっての真実は違う事を知っている。
  けれど世間にとっても真実がなんであったって
  ぼくにとっての真実が覆る理由にはならない。
  誰にどれだけ何を言われたって、どうだっていいし
  ばかばかしいものは、ばかばかしいんだもの。

  ぼくは彼女や他の誰かのように
  数の暴力に直接晒された事は無く
  そういう事実があると聞いたって
  どういうことだかまるで理解出来なくて
  無知な分だけ傲慢なまでに
  自分の考えだけを信じていた。 ]



  
『そうだね、見て、決めると良い』



[ 何時だって好きに決めて、
  何時だって好きに変えたら良い。

  そう思って頷き返すのにまたのんびりすぎる間を置いて
  そのあいだに掴まれた手を眺めて、
  ゆっくりと繋ぎ返し……―――― ]
 
(91) 2022/12/16(Fri) 15:16:52

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ 何かが風を切る音に気付いて顔を上げた。
  何か飛んできて、ぶつかるな、っておもいながら
  目を逸らす事もせず……

 
ゴッ……!!

  眦のあたりに当たって、鈍く骨にひびく振動。
  そこからぬるりと滴る体温と同じ温度の


  それは>>0:674彼女にとっては何度も
  覚えがあったかもしれない経験で
  ぼくにとってははじめての体験だった。

  のんびり足を止めていたからだろう、
  >>0:670騒ぐ為だけに集まったその他大勢が
  「さっさと出て行け」だとか、
  そんな類の事を喚いて投げた石は
  彼女より的が大きい分狙いやすかったのだろう、
  別段庇った訳でもないけれど、
  幸いなことに彼女ではなくぼくにあたった。

  多分皮膚が切れたなぁ、ってそのまま見てた。
  飛んできた方角を、便乗して騒ぐ声や
  追撃しようと振りかぶる誰かを。
  振動で少し首が傾いだ以外は痛がる素振りもなく
  驚きも怒りも怯えも何も灯さない無機質な赤色で
  ゆっくりと、辺りを見渡せば
  その異質さに息を呑んで怯んだのは
  その他大勢の方だった。 ]
 
(92) 2022/12/16(Fri) 15:17:22

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ 何の意味があるのか判らないし、どうでもよかっただけだ。
  幸い痛みにはそれなりに強かった。
  繰り返された『治療』に声を上げることも辞めた
  ぼくにとっては本当にたいしたこともなかったし。
  或いはこれも証持ちと呼称される者に
  必要な処置なのだろうか?
  細やかな疑問が浮かんでぼんやり考え込んだだけだった。

  彼女自身が証持ちであるから迎えが来たのに
  こんなにも証持ちであると周りに認識されても尚
 
『ほんとうにいるの?』
なんて尋ねた意味が
  とうとうよくわからなくなって、彼女に視線を戻す。

  彼女が訊ねたかったのは「他に」いるかどうかであって
  彼女がカウントされていないという
  正しい意思疎通は成り立たない侭。 ]
 
(93) 2022/12/16(Fri) 15:17:56

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ もしかして自分では見えない場所の痣なのかな、
  ぼくみたいに。
  どの証が何処に出るか興味が無さ過ぎて
  知らなかったが故にそう思い至って。

  証と呼ばれる痣をみたことがないのかもしれない。
  そんな素っ頓狂な答えに辿り着いたので ]
 


  
『あとでみせてあげるね』



 [ 滴るものを拭いもせずそう伝えて漸く歩き出した。
  言葉は理解していても会話を成り立たせることまで
  いきなり上手く出来る筈もないなんて知らないまま。

  剥がして貼って焼いて溶かして
  色々試した経歴を語る賑やかな背中に
  それでもしぶとく主張し続ける
  背中の上から下へ向けて広がる葉脈の様な痣を見せるには
  難関、シャツのボタン外しが控えていたので

  凡そ少女に見せるべきではない有様な背中を晒すのは
  洋館に着いた後になっただろう。* ]
 
(94) 2022/12/16(Fri) 15:19:01

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

―― 回想・中庭 ――

[ >>0:676明るい声と笑顔を振りまいて彼女が駆けてくる。
  最初の頃はぼくと似たようなものだった筈なのに
  きみだけが随分と笑うのが上手になっていった。

  真似してみるけれど口の端がほんのちょっぴり上がっただけだ
  気にしてなければ気付かない位、ほんのちょっぴり。
  今日も相変わらず上手く行きそうにない。

  ここに来ては楽しそうに誰かの話を聞かせてくれる。
  ぼくをひとりにしないために。
  根気強く、誰かの事をおしえてくれる。

  きみの健気な努力に報いる為に、
  少しくらい興味を持てたら良いのだけれど
  きみが伝えてくれる名前と実際の人物が
  あたまのなかで上手く繋がらなくって
  今日も相変わらず上手く行きそうにないままだった。 ]
(95) 2022/12/16(Fri) 15:21:04

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 ……………………

[クロと同じ話題のはずなんだが>>88
 なんだ。なんだろうか。]

 ユグには関係なくないか?

[思わずつっかかってしまう。]

 それに、
 あれはたぶん必要だったから良いんだよ。
 
(96) 2022/12/16(Fri) 15:28:11

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 ………どうだろうな。
 普段の様子からだと滅びないと思ってたが、
 意外と滅びるかもと思ってる。

 俺はどっちでもいい。
 答えは決めたけど。

 ……… おまえは?

[前世では考えはあわなかった>>89
 今世でもひたすら気に食わない。
 でも考えはどうだろう。
 やっぱり思わず睨むような視線になってしまいつつ。*]
(97) 2022/12/16(Fri) 15:28:18

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ ぼくは証持ちなんか信じてなくて
  生まれ変わりなんか信じてなくて
  だからきみを訳もなく迎えに行かなければ思った気持ちは
  ぼく自身の欲求なんだと信じている。

  経典の中では『塔』が死の切欠になったと言われる『太陽』
  例えばぼくがその生まれ変わりだったのなら
  例えばきみがその生まれ変わりだったのなら

  なかなかにばかばかしい仮説だ。

  けれどもし、もしもそうならば。
  ぼくはきみに決して近付こうとなんかしない筈だ。
  『ぼく』のせいで死んだ『太陽きみ』のことだけは
  他の何もかも忘れたって覚えて居るべきで
  それすら忘れるなら、それはもう
  生まれ変わりという名の他人で
  前世なんかあって無いのと同じだ。

  きみの方だって何もかもを忘れてもぼくを避けるはずだ。
  きみのことだ、『ぼく』のせいで死んだとしても
  どうせ恨み言一つ言わないに決まってる。
  むしろ繰り返す事で苦しむ『ぼく』を憂うだろう。

  もしぼくらが生まれ変わりならば
  本能的に距離を置くはずだ、
  お互いの為に、お互いを想って、お互いに。 ]
 
(98) 2022/12/16(Fri) 15:28:47

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ だからぼくは自分を『塔』の生まれ変わりだなんて
  これっぽっちも思って居なくて
  だからきみが雛鳥みたいについてきてもすきにさせた
  きみがそうしていることこそが
  ぼくらが生まれ変わりでも何でもない証明みたいに思えた。

  沈黙ばかりだった二人の時間に
  きみの聲が零れ始め
  ここから巣立つみたいに、ひとり、またひとりと
  親しい相手を見つけて、やりたい事を見つけて
  他の居場所を見つけても
  きみの好きにすると良いと何にもしなかった。

  悔いることも詫びることも遠ざけることも償うことも
  なにひとつ。
  なにもかも必要のないことだと疑いもせず信じてた。

  きみが隣に居てくれる心地好さを
  きみが次第に離れて行って、理解しても。
  引き留めることも、しなかった。 ]
 
(99) 2022/12/16(Fri) 15:30:06

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ 無くなってもいいと思っていた?
  きみが幸せならそれでいいって?

  いや、多分無意識に理解していた。
  きみはぼくを見捨てたりしない。

  無意識の底で、気付かない侭、ちゃんと理解していた。 ]
 
(100) 2022/12/16(Fri) 15:30:32

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ 『太陽』の名を押し付けられるだけあって
  たいようみたいな彼女の笑顔は眩くて
  きっとみんなつられて笑顔になるんだろう。
  笑い方がへたくそなぼく以外は。

  それはきっとまわりを笑顔にする魔法。
  幸せな気持ちを運んできてくれる、そんな奇跡。

  それじゃあ……
  ねぇ、きみは?
  最初の笑顔を振りまくきみは
  ほんとうに心から笑えているだろうか?
  幸せだろうか?

  『太陽』の名笑顔の役を押し付けられていない?

  そう憂う気持ちは『だれか』じゃなくぼくのものだ。
  何時か『塔』の所為で死んだ『太陽だれか』に、じゃなく
  他に居場所を見つけても、飽きもせず、
  今でも僕の傍で笑ってくれるきみへ向ける気持ちの筈だ。

  みんなで食べたお菓子をぼくの元まで運んできて
  まるで溶け込めないぼくのことも
  みんなの一員みたいに扱ってくれる
  きみにこそ抱く気持ちだと思ってる ]
 
(101) 2022/12/16(Fri) 15:31:17

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ ぼくの分と差し出された綿雲みたいな菓子を
  ほんのひとくちぶん引き千切って
  のこりを彼女に返すのでなく、渡すつもりで差し出した。

  自主的にまるでなにも食べようとしないぼくに
  『いっしょにたべよ』と最初にきみが誘ってくれたときから
  殆ど習慣みたいになっている。

  ほんのひとくちをそれでも尚持て余して、
  綿雲を縒って糸を紡ぎながらも
  ちっちゃな一欠けらをのろのろ口に運ぶ

  砂でも食むような心地のなにもかもが
  きみと分け合うだけでほんの少しだけ
  好ましいものに変わるのだから不思議なものだ。 ]
 
(102) 2022/12/16(Fri) 15:31:44

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ




  ……ヒナギク、…今日も楽しかった?


[ 楽しそうな笑顔を見れば疑う余地なんかないのに
  それでも尚、いつも、繰り返し、
  まるでそれしか知らないみたいにそう訊ねる。

  一緒に歌うか如何か聞かれた疑問を
  話題を逸らす形で誤魔化したみたいになってしまったが
  そのくらいのことでへこたれるきみでも無いだろう。
  最初の頃よりだいぶましになったとはいえ
  ぼくの会話のテンポがおかしいのなんか何時もの事だし。

  きっときみは楽しかったと今日も肯定するだろう。
  喜ばしい筈なのに、違う返事を聞ける日を待ち侘びている。

  そりゃ毎日楽しい方が良いけれど
  楽しめない日だってあったっていいんだ。
  きみの笑顔はそりゃあ素敵だけど
  気分じゃ無いときまで笑わなくたっていいんだ。

  いつかそう伝えたいと思いながらも
  今の所、その機会に恵まれてはいない。* ]
 
(103) 2022/12/16(Fri) 15:32:16

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:続・未知との遭遇 ──



[ 仲良くして欲しい>>0:394、とは願い出たものの。
 子供が未知の生態であることには変わりない。
 自分を物差しに、は土台無理な話なので早々に諦めて。

 わたしたち の説明>>0:392にとんと理解が及ばず、
 あどけない仕草で背後に隠れた人を探すところなんて
 >>0:524思い出すだけで……頬が緩んだ。
 成程、これが子供というものか。と得心を得るに至る。

 変わったものわたしたちを怖くない、
 嫌いじゃない、と見つめ返す瞳に嘘はなく、
 ……いや、嘘というものを持ち合わせないような無垢さ
 を疑うこちらの方が申し訳なくなる。

 子供が来る、という話を聞いて、何となく甘い物が好き
 だとか、カラフルで楽しいものに惹かれるだとか、書物
 に並ぶ情報だけで用意してみたけれど、どうやら刺激が
 強かったようで、それは失敗したと思った。>>0:525
 そんな砂糖菓子分の贔屓を知ることがあれば>>70
 困ったように「ありがとう」と笑っただろうか。
]
 
(104) 2022/12/16(Fri) 15:39:38

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

[ なのでリベンジにと、
 そういえば持ち物に数冊の絵本があったので、
 本来の年齢にはそぐわないかも知れないが
 丁度字を学び始めたとのことだったので>>0:74>>0:149 
 後日進呈することにした。

 表紙絵が綺麗で気に入っていた三冊の絵本を見せて、

 よるくまシュッカと夜空へ小旅行をするお話。
 針がチョコで出来た不思議なハリネズミのお話。
 黒猫の……は、一瞬躊躇ったけど、
 自分の名前があるものなら気に入ってくれるだろうと。

 膝に乗せて読む…のはどうだろうか(物理的に)
 無理なら隣で、読み聞かせでもしようかなんて。

 ──……それは、本当に小さな小さな昔の話。
 まぼろしよりも薄ぼんやりな記憶。
 温かく包まれながら子守唄のように聞かされた、
 なけなしの愛みたいなものの思い出。 *
]
 
(105) 2022/12/16(Fri) 15:40:32

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 [ 余談だが誕生日プレゼントについて。

  これまで実家では部屋に山の様に積まれた、
  選ぶという行為を伴わない誕生日プレゼントを
  受け取っていた身として、
  そして自分の為にと選んでくれるプレゼントの尊さ
  を知っているので、
  彼がそれがいいと思った物を受け取る心算であった。
 
  ので、白くて丸い片手サイズの可愛らしい羊が二匹、
  
皮肉にも
双子の様に並ぶことになった…
  かもしれない。>>0:529>>0:530 * ]
 
(106) 2022/12/16(Fri) 15:41:06
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a27) 2022/12/16(Fri) 15:48:03

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[無言の間と、続いた反発>>96
 思わずこちらも眉が寄る。]

関係ないことはありませんよ。
クリスタベルもこの洋館に暮らす仲間ですから。

仲間が抱えている問題があるなら、無関係なんて言えません。

[とは言うものの。
 ゼロが『必要』というのなら、そうですか、と不承不承に頷いて、それ以上は踏み込まなかった。]
(107) 2022/12/16(Fri) 15:54:00

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[思えば、クリスタベルとはあまり深い交流をしてこなかった気がする。
 それはクリスタベルがゼロの想い人だから、ゼロと共にいる場合なかなか話す機会に恵まれない、というのももちろんあるが。
 そうして交流の機会が薄まった結果、どう触れていいのかわからなくなってしまった、というのが大きい。

 クリスタベルの中にはふたつの魂があって、それが合わさってクリスタベルなのだというのは聞いたことがある。
 多重人格のようなものかと理解していたら、そうでもなく。ふたつの魂がひとつになって、彼/彼女という存在になっているのだと聞いた。
 そういうものか、と曖昧な納得はしているものの、やはり当事者ではないがゆえに理解が足りているとは思えず。
 クリスタベルを不意に傷つけたりしないように、と思うと、当たり障りない会話の機会しか作れなかった。

 だから、必要なのだと言われれば、それを否定する材料は持たず。
 ゼロの言葉に頷くしかない。]
(108) 2022/12/16(Fri) 15:54:19

【人】 XII『吊された男』 ユグ

僕は、滅ぼす必要はないと感じていましたが。
あの方
がもういらないと仰るのであれば、特に未練はありません。
次の世界が穏やかであれと思います。

ですが、意見がふたつに割れて、不平不満が残る結果になるよりは、ひとつにまとまる方につこうと思って、意見を伺っている次第です。

[ユグからは、滅ぼしたいという意見はほとんど見えていなかった。が故に、こうして聞きまわっているのだ。自身の考えが異分子のように思えている。それを不和の種にはしたくはない。
 だというのに。
 見える世界が違うのだなと、改めて感じる*]
(109) 2022/12/16(Fri) 15:55:40

【人】 XIV『節制』 シトラ

──
玄関ホール・エーリクさんと


[ 放たれた手のひらは、瞬く間に血色を失っていった。
 それでも僅かに、確かに残る温かさが
 わたしはひとりじゃないんだって教えてくれていた。

 少なくとも嫌われてはいないのでしょう。>>1:451
 薄紫の瞳に視線を合わせて
 言葉を紡ぎながらそう思った。

 わたしの声が途切れる頃に
 彼の視線が床の方へと逸らされても>>1:452
 わたしは、彼の方を見つめたまま耳を傾ける。]
 

  知らない、ところに
  飛んでいって……しまっている、みたい
  
  すり寄り、たくて
  不愉快でも、ある……



[ エーリクさんの言葉を小さく復唱したのは>>1:453
 似通った感情を、わたし自身
 神様の声を聴いたときに感じていたから。]
 
(110) 2022/12/16(Fri) 17:21:19

【人】 XIV『節制』 シトラ

  

  ……まるで、自分の……中に
  自分じゃない、誰かが居て

  そのひとが、自分を……
  突き動かそうと、している……ような
  
  相反する、感情が 勝手に湧き上がって
  自分がわからなく……なってしまう、ような

  …………そういう、感覚 でしょうか


[ 己の身に沸き起こった感情を共有しつつ
 整理したい意味合いで、声に出す。
 証持つ皆が皆そう感じているのか、彼だからなのかは
 わたしにはまだわからなかった。
 
 今彼と話そうとしているわたしは、
 ちゃんとわたしシトラで居られている? ]
 

  わたしも、……考えなければいけない、ことも
  あまり時間が、ない……ことも
  わかっては、いる……ん、です、が

 
(111) 2022/12/16(Fri) 17:21:32

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ わからなくなって
 わたしの視線も、一粒の涙と一緒に床へ落ちた。

 焦りと不安に怯えながら
 神様への抵抗を示そうとするわたしの裏側に、
 囁きかけてくる誰かがいる。]
 
(112) 2022/12/16(Fri) 17:22:05

【人】 XIV『節制』 シトラ



  …………昨日、


[ 沈黙を破って切り出した単語は
 些か唐突に思えたかもしれない。

 離れていた手を、わたしの方から掬い取る。
 こういった行いは、
 アリアちゃん以外には滅多にしない ]


  昨日の、アリスさんを、お祝いする……歌
  エーリクさんとも、一緒に歌えて…………
  ……わたし、嬉しかった

  エーリクさんは、……どうでしたか
  楽しかった……ですか?


[ カルクさんが、伴奏をしてくれて
 チェレスタさんが、歌をリードしてくれて。
 足が竦みそうになったときには
 アリアちゃんとの練習の日々を信じて、
 歌詞を忘れてしまいそうになったときには
 ヒナギクさんの言葉を思い出した。>>0:628。]
 
(113) 2022/12/16(Fri) 17:25:02

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ ユグさんが人を集めてくれて
 より合唱団らしくなった合唱団の
 発表本番はとてもドキドキして、
 わたしの中で大切な想い出の一ページに刻まれていた。

 新しいことができるようになれば
 またこんな風に
 楽しい想い出を増やすことができるのかな、って

 そう思っていた、のに。]
 

  …………、

  みんな、仲良く……は 
  きっとむずかしい、って ……わかってます


[ 一方の希望を叶えるために一方への無理強いが必要なら
 どうしたって皆で幸せにはなれない。
 意見が分かれる限り、流れが澱み続けることは
 幼い頃から痛いほどに思い知らされてきた。

 わたし自身、クロさんとはまだぎこちないままだし
 わたしを好ましくは思っていなさそうなひととも>>1:172
 生理的現象が働いてしまってうまく話せない ]
 
(114) 2022/12/16(Fri) 17:27:00

【人】 XIV『節制』 シトラ


  
  でも、…………
  ……すこしでも

  悲しみの少ない方に……、って 
  そう……思って、います ……わたしは。


[ その為にはみんなで
 納得がゆくまで話し合う必要があることも
 頭では判っている。判っているのに、
 この心は未だ臆病なままだ。 ]*
 
(115) 2022/12/16(Fri) 17:27:37