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人狼物語 三日月国


202 【ペアRP】踊る星影、夢現【R18/R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

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【人】 黒崎柚樹

[クーラーボックスの中には、2種類?いや3種類?のお魚。

大きめなのが多分、ニジマス。小さいのは何だろうね、色というか模様というか、少し違う魚が混ざってる風で、でも同じものなのかな?と首を傾げながらコテージへの帰路につく。

"竹で川面を叩く"なんて豪快かつ解りやすい漁の仕方を知っていたなら、絶対やっていたと思うよ。私には多分そちらの方が向いていたし、釣果、(4)2n5倍くらいになっていたんじゃないかな。

そんなに捕れてもクール便を夢の世界から現実へ送ることも出来ないだろうし、困ってしまっただろうけど。]

 そう。武藤の焼いた魚。
 食べたいなあ。

[言葉に詰まった武藤 >>160 をちらりと見やる。

外食以外の"誰かの手料理"、もう3年くらいは食べてないんじゃないかな、私。

幼い時はもちろん母さんの手料理を食べていたけど、大雑把なところがある母さんは(看護師の仕事が忙しいというのが一番だけれど)「柚樹の作った料理が一番おいしい」とここ暫くは本当に料理をしなくなってしまっていて。

最後に誰かのお手製を食べたという記憶なら、高校時代に後輩が焼いてくれたお菓子を口にしたくらいじゃないかな。

だからね、武藤が作ってくれたもの、食べてみたいなと思ってしまった。]
(167) 2023/03/13(Mon) 6:10:43

【人】 黒崎柚樹


 ありがとう。
 うん、とびきりレアな景品だなって。

[頷いてくれた武藤に、御機嫌な笑顔になる。

打算的な事を言うと、この夢の世界でお腹を壊したとしても現実へ"持ち帰る"ことはないんじゃないかなとか、私たちの意思がそこそこ(いやかなり?)反映される状況下、そうそうおかしなことにはならないだろうとか、そんな思いもあったりして。

焼き魚はあんまり道具も要らないし、でもサラダとかよりは余程に"料理をした"という達成感もあるしね。

とはいえ、魚のワタ抜きとかはそれなり技術が要るものだから、そこは手伝いはせずとも口でのアドバイスくらいはするつもりだったのだけど、武藤は全部、一人でやることにしたらしい。]

 私も、火起こし手伝う。

[連日武藤にお任せしていたから、私も覚えたい……と、段取りよく木材や着火剤を積み上げていく武藤に教わりながら、私も一緒に火が点る様子を暫く見つめ。]
 
(168) 2023/03/13(Mon) 6:11:40

【人】 黒崎柚樹


[火の番を交代でしながら、魚の処理は水が大量に必要だしゴミも出るので屋内のキッチンですることにした。

ニジマス以外のお魚は、ヤマメとイワナだったらしいよ。

顔つきはよく似ているけど、赤っぽいのと青っぽい体表の色の違いとか、丸い模様の有無とかで見分けがつくものらしい。

味もけっこう違うみたい……と、スマホでぽちぽち調べ、魚は全部、ワタ抜いて串打ちして焼けば良い感じなのかな?と。うろこは無くは無いけどそう目立つものではなかったから頑張って取る必要もないようで。

塩は多めに、焦げないようにヒレにはたっぷり。なるほど。

串打ちが一番難しそうだったけれど、指南動画も見つかったりしたから、大丈夫そうかなと頷いた。]
 
(169) 2023/03/13(Mon) 6:12:38

【人】 黒崎柚樹

 
[さて武藤の方はどんな塩梅だっただろう。

私も最初の1〜2尾くらいは戸惑ったものの、途中からはそこそこ綺麗に、いかにもな風に魚に串を打てるようになった。

焚き火の周り、ぐるりとお魚立てて、最初は表面焦がすくらいの勢いで強めに火を当てて、いくらか火から離したら弱めの火で中までじっくり……という感じ。

今日は身体いっぱい動かしたし、酸味があるのが恋しいなと、私はレモンチューハイにした。初手からロング缶をプシッとするつもりで。]

 武藤は何飲むー?持ってくるよ。

[声をかけつつ、ヤマメやイワナあたりだったら、日本酒を飲みながらというのも案外お似合いだったりするのかな?なんて。*]
 
(170) 2023/03/13(Mon) 6:13:39

【人】 武藤景虎

[川魚焼いて食った経験なんてあったかな、昔家族でキャンプ行った時くらいかも。

とーちゃんが一時期キャンプ関連にハマっていたことがあって、アウトドア雑誌を購読してたことがあるから読んだりした記憶はぼんやりあるが、オレ自身がなんかした覚えは特にない。

庭にテント張ったりキャンプ用のガスコンロ使って米炊いたりも謎に楽しかったな、此処はいい感じのコテージがあったけどテントも楽しかったりするからそのうちそういうキャンプもしてみたいな、とか。

それはさておき、オレの焼いた魚を柚樹に食わせるというミッションが発生したので魚の焼き方を調べ始めたのだった。

人の手料理をそんなに長いこと食べてないとは知らねど>>167、柚樹んちに行った時は柚樹が常に作ってはいるし、外食でもなければ滅多に食べることはないんだろうなとは。]

 おう、任せとけ。

[スマホの検索した手順と睨めっこした後、顔を上げれば礼を告げる柚樹と目が合って。>>168

そんなかわいい顔されたら頑張らないとなと改めて気合をいれておく。
どうせなら、食べた後に笑顔になって欲しいのはあるし。]
(171) 2023/03/13(Mon) 8:44:28

【人】 武藤景虎


 ありがと。
 そうだな、火おこしは覚えといたら便利だろうし。

[テラスに出れば今日は柚樹と一緒に火おこしをして、炭の積み方とか火の回し方とか、まあ、着火剤あれば大体なんとかなるよと話して。]

[ニジマスを選んだのは大きめの方が細かい作業が少なくなるからというのと、包丁使わずとも割り箸だけでハラワタ抜けるっぽいので。

柚樹と交代で火の番をしていたから、包丁使うからと横に立っていてもらう必要もないし……って子どもかと思ってはしまうが。

川魚は塩でぬめりを取っておけば鱗を削ぐみたいな作業は必要なさそうで助かる。

魚の口の中に割り箸を突っ込んで、ぐるぐるしたら内臓が巻き取れるのはちょっと面白かった。エラもついでに引き抜けるし。

焼き上がりにもよるけどこっちが柚樹のかな。
二尾とも全体に少し水で湿らせた塩を多めにぺたぺたしておく。

串打ちが一番大変そうだな、とは手順を確認しながら。

とはいえ、そこまで繊細な作業ではないから背骨の位置を確認しながらちょっと波打つ感じで焼いてる時にズルってならないように……と、一尾目より二尾目のが上手くできた。]
(172) 2023/03/13(Mon) 8:44:51

【人】 武藤景虎


 多分だいじょぶ、焼いたら食える感じにはなった。

[柚樹の方がやっぱり手際もよかったから、焚き火の周りに串に刺した魚を立てる時には既に結構出来てたみたいだ。

そう、あと大事なのは何飲もうかなって魚捕まえてる時から考えてた酒のことで。>>170]

 オレもとりあえずレモンのやつにしとく。
 昨日飲んだのと同じやつー。
 あ、日本酒も飲む。

[前に柚樹に付き合ってそこそこハードな筋トレした後、居酒屋行った時もレモンサワー飲んだなって。

でも日本酒も飲みたいなと思ったから、それはレモンチューハイの缶空けてからかなと。

魚の骨もパリパリに焼いたら食えるんだってと話しつつ、パチパチ音を立てて焼かれていく魚を眺めた。]
(173) 2023/03/13(Mon) 8:45:16

【人】 武藤景虎


 もうそろそろ良さそうかな。
 めっちゃ腹減ってきた……。

[魚の皮がいい感じに固くなってきて、周囲に美味そうな匂いが漂うのに腹の虫が鳴きそうになる。

ちゃんと焼けてるかを確かめてから、見た目的にも綺麗にできた方を柚樹の分ねと伝えておいた。

まずは乾杯かな、と魚の串を手に取る前にチューハイの缶を開けて。]

 魚捕れた記念……、じゃなくて、
 柚樹のボート競争勝利祝いかな。

[おめでと、お疲れ様と声をかけると缶を前に掲げる。

缶を軽く合わせれば、口元で大きめに傾けた。
やっぱり一杯目はレモンのやつにしといてよかったな。
空腹と全体的に酷使した体に染み渡る感じがする。]
(174) 2023/03/13(Mon) 8:46:03

【人】 武藤景虎


 えーと、じゃあ記念品贈与……?

[そう言って柚樹の分の魚の串を渡した。

自分の分で毒味……じゃなく味見してからのがいいかなとも思ったんだけど、ご褒美なので先に食うのもあれかなって。

柚樹が食べるまでは、若干緊張した面持ちで見つめはしてしまった。

美味く出来てればいいんだけど。]*
(175) 2023/03/13(Mon) 8:46:19

【赤】 片連理 “椿”

[わずかな言葉が頭の中をぐるぐると巡るばかりで、他には何も考えることはできなかった。
 その感触はよく知っているはずなのに、記憶はどこか遠く曖昧で靄がかったようにも感じられる。それでも、冷えた身体に伝わる熱にやすらぎを覚えた。

 水が身体に染み渡る、気がした。
 固まっていた身体が少しずつ動かせるようになってくる。
 自分が“生きている”と感じたのは生まれて初めてだったかもしれない。

 痩せた指は大きな手を求めて彷徨う。触れたならばそっと指先を絡める。]


  
……ありがと



[ほとんど吐息のように、彼女はつぶやいた。]**
(*8) 2023/03/13(Mon) 8:50:10

【人】 黒崎柚樹


 え、すごい、きれい。

 武藤、上手だね?

[武藤が"焼いたら食える感じにはなった" >>173 と控えめな言葉と共にテラスに持ってきたニジマスは、私が苦心しながら串打ちした1尾目のよりよほど綺麗にしゃきんとしてた。

やり慣れないことに緊張して、ハサミや包丁を使う時に一緒に身体が傾いだりしてしまう武藤だけど、集中力もすごい人だもの。大抵のことは初見で人並以上にこなせる人だと思っている。

私は基本不器用だから、同じことを何度も繰り返して身体に叩き込んで、漸く形になる系なので。

わかったチューハイね、と立ち上がりつつ、"日本酒"とも言われて、思わず笑顔全開になってしまう。]

 日本酒も飲む?

 飲むよね?うん、合うもんね?

[まさか、川魚の下処理を調べていた過程、武藤と同じwebサイトを見ていたとまでは気付かぬまま。]
 
(176) 2023/03/13(Mon) 9:31:27

【人】 黒崎柚樹


[食べた後の骨、焚き火に網乗せてこんがり焼いたら骨せんべいっぽくパリパリになって頭から食べられるのだと、私もつい数十分前に知ったばかりだ。

見た瞬間、それはやらねばと思っていた。
そういうアテなら、もう日本酒だよね?とも。]

 火の世話よろしく、10分で戻る。

[言い置いて足取り軽く、私はキッチンへ飛んで帰った。

川岸にへばりついている時にこっそり収穫していたふきのとうを、ふき味噌に。

月並だけど、山盛りのスティック野菜。
普通のお味噌とマヨネーズも小皿に添えることにして。
レンチンポテトと人参に、わさびとマヨと醤油とおかか混ぜ込んで大人味の和風ポテサラ。

ぱぱっと支度できたのはそんなものかな。
あとは焼き魚、お腹いっぱい食べられるだけあるしね。

そうだ、と、後で食べられるように炊飯の準備だけは仕掛けておいた。]
(177) 2023/03/13(Mon) 9:32:37

【人】 黒崎柚樹


[そんなあれそれを焚き火脇のテーブルに並べれば、魚も頃合いに焼けた頃で。

お互い、プシッと軽く弾ける缶の開く音を響かせれば、乾杯、とチューハイ缶を掲げ合わせた。]

 初ボート対戦、初魚釣り記念?

 ふふ、ありがと。

["おめでとう"にありがとうを返したら、その後5秒くらいは無言になって、こくこくと缶の中身を減らしていって。]

 ────……っフ、は────っ、

[ああもう最高、と唸る私に、もっと最高な御馳走がやってきた。

武藤が全部、一人で支度してくれた焼き魚。
いかにも脂が乗ってる風で、表面がまだジクジクと弾ける音を立てているそれに、ふうふうと少しだけ息をかけてから齧り付いた。]
 
(178) 2023/03/13(Mon) 9:33:49

【人】 黒崎柚樹

 っつ……あつ、けど、……おいし……ッ。

[塩気もちょうどいいし、鯖や秋刀魚みたいな青魚みたいな主張は少なくて淡泊だけど旨味はしっかり乗っていて。

骨際のところも、尻尾の近くも、脂が落ちきらない程度に、それはもう綺麗に火が通っていたよ。]

 …………すごく美味しい。
 すごい御馳走貰った気分。

[人が作ってくれた料理って数割増し美味しいと聞くけど、本当だったんだなあ、って。

数割増しどころか、数倍増しってくらいに美味しいよ。
実際、この後に自分で焼いたニジマスも口にしたけど、それほどではなく感じたもの。

台所のお酒置き場から出してきたのは、私の大好きな山梨の蔵の春しぼり、おりがらみ。当たり前のように一升瓶。

可愛いピンク色のラベルで、ふわっと淡く濁った見た目もかわいらしいお酒。旨味とコクとキレがほどよく混ざっていて、飲み飽きないからいつまでも飲めてしまう。この蔵のお酒は全体好きだけど、私は殊にこの春のお酒が気に入りで。

あいにくお猪口は食器棚になかったから、ガラスのコップで飲むことになったんだけど……まあ、そうなると杯が進むよね……とは。]
 
(179) 2023/03/13(Mon) 9:35:38

【人】 黒崎柚樹


 へえ……こんなに味が違うものなんだね、知らなかった。

[片手にヤマメ、片手にイワナの串を持つというお行儀の悪いことをしながら熱々のを食べ比べするのも楽しかった。

見た目はほとんど同じ風な魚だけれど、ヤマメはほんのり甘みがあるかな。食べやすい。イワナは川底の苔っぽい匂いというか、ちょっと独特な風味があった。

癖はあるけど、でもその癖が癖になるというか……むしろ、お酒に合う感じ。

まりまりと魚を食べる傍ら、焚き火端に置いた網では骨も次々、乗せていき。

そんなんだから、まあ、酔っ払わないはずはなかったよね。
今日はいっぱい動いた疲れも、それなりあったわけだし。]

 …………たのしーね、とら。

[ふにゃふにゃ笑いながら呼び名が変わってしまっている自覚はなく、私は網の上のニジマスの頭を御機嫌にころころと転がしていた。*]
 
(180) 2023/03/13(Mon) 9:36:55

【赤】 一匹狼 “楓”

[水を与えた後、僅かながらに彼女の体が動いた気がした。>>*8
 彼女の左隣から身を寄せ、肩を抱いて見守るうち、すっかり細くなった指が彷徨うのを見つけてそっと左手を寄せる。絡まってくる指を感じながらぴたりと掌を合わせ、絡め返した指で一本一本を愛おしむように撫でた。

 弱い吐息に乗せられた声は確かに耳に届き、微笑みが浮かぶ]


  椿、また会って話ができてよかった。


[室内に響かせた声は穏やかに安らいでいた。彼女にとっては聞き慣れないだろうが、夢の中での別れ際に聴いたばかりの声でもあるだろう。

 もう一度言葉が交わせることが心から嬉しかった。
 彼女の命はもう長く続けられないかもしれないけれど、少しでも長く共に在ることができるようにと祈った]**
(*9) 2023/03/13(Mon) 9:38:47

【人】 武藤景虎


 そうかな。
 林檎の皮剥きよりはやりやすかった。

[包丁使ってないしな、と串に刺した魚を褒められたことにいくらか安堵する。>>176

立て置きで少し焚き火から離してじっくり焼く方式なら、ちゃんと見とけばそこまで焦げたりもしないだろうし。

内臓はちゃんと取れたはずなので、後は塩加減とかその辺がうまいこといってたら大丈夫そうとは思いつつ、心配で焼いてる間は結構ずっと見てた。
脂が溶け出して煙が立つ頃には腹が減る一方だったけど。

レモンチューハイの後は日本酒も飲みたいと告げると、満面の笑みを浮かべる様子に、まだ日本酒は飲んでなかったもんなと笑みを返して。

柚樹は日本酒が特に好きだし、魚焼いてたら良さそうなアテができると分かれば飲みたがるだろうなとは思っていた。]
(181) 2023/03/13(Mon) 12:18:28

【人】 武藤景虎


 うん?了解。

[10分で戻ると言うのに、なんか追加で作るのかなとは思っていたけど。

戻ってきた柚樹が手にしていたアテにはちょっとびっくりした。>>177

米も炊く準備もしてきたらしいのに、さっとよくそんなに作れるなというのもあるし、ふきのとうなんてあったの?と聞いたら川辺で採取していたらしい。

全然気づかなかった、ふきのとうも酒には合うよね。
今度実家から送られてくる野菜にも入ってるって。]
(182) 2023/03/13(Mon) 12:19:22

【人】 武藤景虎


 ん、乾杯。

[新しく用意された酒のアテを見たら空腹も限界値を超えそうになった辺りで、乾杯をして。

お互い数秒無言で缶チューハイを喉に流し込む。]

 はー、美味いな……。

[いろいろと体動かした後はやっぱり酸っぱいものが良いんだなとは以前実感した通りで。

喉の渇きと疲労感が癒されて一息吐いた後、柚樹に魚を渡す時には酒で緩んだ気が少し緊張したけれど。]
(183) 2023/03/13(Mon) 12:19:47

【人】 武藤景虎


 美味い?そっか、よかった。

[ご馳走は大袈裟ではと照れくさそうに笑って返しはしたものの、本当に美味そうに食べてくれたから安堵の息を吐いた。>>179

柚樹が美味いもの食って幸せそうな顔をしているのを見るのが好きだけど、自分が作ったものでそう笑って貰えるのは一層嬉しいものなんだな、と。]

 なんかオレの方もご褒美貰った気分になるな。

[初めてのことで手間取りはしたけど、その顔が見られるなら安いものだと思う。

柚樹の食べる様子をしばらく眺めていたから、自分の分のニジマスに齧り付くのは少し遅くなった。

うん、塩気も焼き加減も良い感じで美味くできたと思う。
初めて自分で全部やったという補正も込みかもしれないけど。

柚樹が準備してくれた方も当然ながら美味かったから、いっぱい捕れてよかったな。]
(184) 2023/03/13(Mon) 12:20:05

【人】 武藤景虎


 ん、見た目似たようなもんなのに味違うな。

[どっちがどっちだっけ?とイワナとヤマメを見比べつつ。

癖のある方がイワナでと味の特徴を言われて、ああ、こっちかって見た目の違いを把握するより味の違いのが覚えやすい。

熱々の魚を齧る合間に最初の一缶はあっという間に飲み切ってしまって、柚樹の出して来た一升瓶には早々に手を伸ばすことになった。]

 春の酒とかもあるんだ?
 ん、飲みやすいし好きな味だ。

[柚樹と飲むようになってから日本酒もいろいろ飲む機会が増えた。
名前やサブタイトルみたいなやつはなかなか覚えられないんだけど。

こういう濁りがある感じのやつは特に好きだな、と魚を食べつつグラスを呷った。]
(185) 2023/03/13(Mon) 12:21:08

【人】 武藤景虎


 う……、骨せんべいやばいな。
 めちゃくちゃ酒に合う。

[こんがりと焼き色のついた骨を口に運ぶと、ばりばり噛み砕けば香ばしい風味が鼻腔に抜けて、その余韻が口内に残るうちに日本酒の入ったグラスを傾ける角度が大きくなるのも仕方ない。

わさびの効いてるポテサラも蕗味噌も酒に合うし、これは飲みすぎる気がする。

おそらくこれがキャンプ最後の晩になるかと思えば、多少飲み過ぎたところで問題はないか。

幸い車で帰るってわけでもなく、帰りは現実で目を覚ました時になるんだし。]

 酒も飯も美味いし最高だな。

[遠慮なく飲んでおこうと手酌でグラスに酒を注ぎ足しつつ、柚樹の頬に触れたりする頻度も上がったりはしてしまったのだけど。

焚き火の近くに並べて座っていた椅子の位置をがたがた近づけだした辺りでまあまあ酔ってるなとは自覚していた。

網の上でジリジリ良い音を立てて身を焦がす骨を見ながら、肩が当たるくらいに身を寄せてグラスを傾ける。]
(186) 2023/03/13(Mon) 12:21:32

【人】 武藤景虎


 ……っ、

[“たのしーね“と言う声に柚樹の方へと顔を向ければ、顔を崩して笑っているのをかわいいなと思いながら顔を寄せようとして。

続けられた二文字に、瞬間的に顔が熱くなって固まってしまった。

わざとなの??
いや、無意識なんだろうけど。
米も炊いてたみたいだし、酒も魚もまだあるから、うん。
食べる気も飲む気もまだあるし。]

 ……ん、柚樹がかわいいからたのしいよ。

[文脈がおかしい気はしないでもないが、言いながら口端に唇を押し当てる。

軽く触れた唇に柔く歯を立ててしまったのは、まあ、柚樹が悪いので。]*
(187) 2023/03/13(Mon) 12:21:48

【人】 黒崎柚樹


[恋人と食の好みが近かったり、お酒の好みや酒量が似通ってたり。
そういうのは本当に幸せなことなんだなとは、武藤と付き合い始めて一緒に食事をするようになって早々感じたことだ。

アレルギーだとか好き嫌いだとか、そういうのをお互い配慮するのは別に苦ではないだろうなとは思うものの、焼き鳥屋で「レバーとハツと砂肝は外せないよね」とお互い真顔で語って頷き合うみたいな楽しさは、やっぱり格別なものなので。

まさか、骨せんべいに私同様、そこまで食いつくとも思ってなかったから、それには少し驚いた。

検索したページでその記事を見た時に、反射のように「あ、日本酒飲まなきゃ」と私も思っていたくらいだったので。]

 すっごくおいしーよ。食べないの?

["オレの方もご褒美貰った気分"なんてかわいいことを言いながら御機嫌な武藤 >>184 は、でも自分の分のニジマスにはなかなか手を出さなくて。

火のそばにあるから冷めるとかはないけど、早くこの美味しさを共有したいので食べてと私は告げたのだった。

チューハイ飲んでた時もいくらか無言になってたけど、武藤が焼いてくれたニジマスを頭と骨だけ残して平らげるまでも、まあまあ無言だったかもしれないな。]
 
(188) 2023/03/13(Mon) 13:59:09

【人】 黒崎柚樹


 春のお酒って特段定義はないらしいけどね。
 こう、お花見に合わせてどうぞーみたいなのが多い感じ?

[冬によく見るにごり酒ほどこってりじゃない、ちょっと軽めのおりがらみとかうすにごりとかが多かったりするかな。

これが"夏酒"になると気候に合わせてドライでキレの良いのが多くなってきて、それは私はあんまり好きじゃない系だったりするのだけれど。]

 面白いし、美味しいよね日本酒。

[ふわりと米の甘さと旨味が口の中に広がるこのお酒も、シンプル塩味の焼き魚にお似合いで。
ほろ苦いふき味噌をきゅうりにつけてぽりぽり囓りながら、何杯目かのグラスを煽る。

骨せんべいも期待通りに美味しかった。じっくり焼いて、カリカリになったのはほんとに"煎餅"な感じ。]

 ふふ、頭までいけちゃう。

[ししゃもとかとは違うんだから……と思いつつも、囓ってみたニジマスの頭もカリカリで美味しかったものだから、ぺろりといただいた。

なんかこう、自分が猫科の動物にでもなった気分が沸いてきたりもしてたよ。]
(189) 2023/03/13(Mon) 14:00:23

【人】 黒崎柚樹


 ────……ん。

[酔った武藤はどんどん距離が近くなる。知ってる。

武藤の家で宅飲みした時は、最後には背後から抱えられてた。

テディベア扱いするには固いし巨大すぎると思うのだけど。

気がついたら椅子がすぐ近くに来てるし、ちょいちょい頬に触られるし。

────でも、友人に向ける笑顔で「象ではないな?」なんて言葉つきで触れられた頬の、あの時 >>0:323 の切なさを思ったら、恥ずかしくなるほどに"好き"が滲み出てる今の方が、ずっとずっと幸せだと思った。

肩が触れる距離にまで近づいたところで、こちらも肩を預け気味にしてしまいながら、甘えた言葉を吐いていた、という次第。]
 
(190) 2023/03/13(Mon) 14:01:32

【人】 黒崎柚樹


[ほんとにわざとでは、なくて。 >>187

というか、"とら呼びはヤバい"と聞いていたから、むしろ普段は呼ばない方向に気を張っているというのが本質で。
酔うとそれが緩んで消えているだけ……という方が、いっそ正しいのかもしれない。]

 ふ、へへ。へんなの。

 なんで"かわいい"と"たのしい"の?

[とら、よっぱらってるでしょ、などと臆面も無く言ってのける様は、きっと"お前が言うか"のお手本みたいなものだったと思う。

その後、魚も食べたし焼き味噌おにぎりにもたどり着けたのは、ひとえに武藤の忍耐力の賜物だったのだろうな、とは。多分。]
 
(191) 2023/03/13(Mon) 14:01:58

【人】 黒崎柚樹


 おーにぎーりー♪おーにぎーりー♪

[そして数十分後の私は、微妙に調子っぱずれの"おにぎりの歌(自作)"を歌いながら、おにぎりを作ってた。

小さめサイズの塩むすびに、ふき味噌を表面にふき味噌を塗ったのと、ニジマスの身をほぐしたのと白胡麻とおかかを混ぜたご飯のおにぎりにふき味噌をちょっとだけ塗ったのと。

どっちも炙って食べたら絶対美味しい。

ちなみにおにぎりの歌は、ソーソミーソー♪ラーラソーミー♪ね。ハ長調だよ。

いつの間にか一升瓶の中身は残り(3)1n3割くらいにはなってたんじゃなかろうか。
まあ、けっこう、飲んだ。飲んだね。良い気分。]

 とらはー。チョコと私と、どっちが好きですかー?

[私は、卵より苺よりとらが好きだよ?

なんて言われても、何と比べてどうしてそうなった感しかないだろうとは思うよ。
私はひたすら御機嫌だった。*]
(192) 2023/03/13(Mon) 14:02:50

【人】 武藤景虎

[柚樹とは色々食べに行ったり作ってもらったりしてるけど、食べ物の好みは似通っているとは思う。

甘いものに関してはオレの方が好きとか、チョコ系を頼みがち――ではなく確実に頼む――といった違いはあれど、ケーキやパフェなんかを食べるときには分けて食えるという利点があるし。

オレが骨せんべいに食いつくのは意外だったらしいが、柚樹は好きだろうなとは思ったよ。

前に酒の肴としての料理をリクエストした時も意外と渋いものが好きなんだねと驚かれた記憶がある。
普段はわかりやすい肉とか、柚樹の弟と似たようなものを喜んで食べるし、あとはやっぱ甘いもんばっか食ってるせいはありそう。
でも、酒飲まない頃から酒のアテっぽいものも好きなので。

日本酒飲む段取りになって、追加の肴も出して貰った時点で早く食べたさはあったのだけど、柚樹が"ご褒美"のニジマスを食べている間はぼんやり見てたら食べないのかと聞かれてしまった。>>188
我に帰った感じで食べたので、ちょっと舌を火傷しそうになった。

美味いよと笑顔になったのは、柚樹にちゃんと美味いもの食わせられたことを確認できたというのもあったかも。
食べてる顔見てたらわかりはしたんだけど。

柚樹の焼いた分を食べてるときはそれ程まで黙々食べてる感じでもなかったから、補正的なものもあるのかと思えば猶更焼いてよかったなって。]
(193) 2023/03/13(Mon) 15:54:20

【人】 武藤景虎


 ああ、花見用の酒。お花見もしたいよな。

[この辺りも春めいた色の木々が遠くに見えたりもするが、湖やら川に夢中ではあったし。
春になったら花見もしたいと冬の頃に話したっけ。現実に帰った後は感覚的にもう少ししたら花見もできる頃かな。
花見の席に合いそうなラベルの瓶を見ながらそんなことを思い出した。

夏の日本酒がどんなものなのかはよく知らないが、夏は日本酒というよりビールとかサワーになりがちかも。]

 魚の頭食うことも普段そうそうないよね。
 顔まで肉があったり目玉食ったりする煮付け用の魚はともかく。

[ああいうのは可食部多いというだけでまた別かな。好きではあるけど。

背骨は美味かったけど頭はどうなんだろうと思っていたら、柚樹が美味そうに食べていたので齧ってみたら、ちゃんと美味くてびっくりした。>>189
普段食わないとこまで食えるとなんだか得した気分になるな。]
(194) 2023/03/13(Mon) 15:55:17