情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
![]() | 【赤】 オリト シア あ、そっか…… [申し訳無さそうに話す彼>>*207に、SASANKAのことを思い出す。 なかなか休みが合わないことは、今までの経験からも分かる通り。 飲食業、しかも夜までやっているとなれば難しい。 少し残念な気持ちはあるけれど、あのお店で働く彼を否定したりはしたくない。 彼の言うお盆休みに淡い期待は抱きつつ、頭を撫でる手にゆっくりと瞬いて微笑みを乗せる。] ううん、大丈夫です。 基依さんがお店を大事にしてることは知ってますから。 [飴を持つ手に力を篭めて、ぐっと握り込む。 夏が訪れるのは一度ではないし、いつかは偶然休みが重なるなんてこともあるかもしれない。 二人だけの手持ち花火でもきっと十分楽しめる。] (*217) 2021/05/22(Sat) 21:59:11 |
![]() | 【赤】 オリト シア[それから二人で訪れたのは、日帰りの温泉。>>*209 温泉地に訪れたのなら楽しむ他はない。 入り口で手を振って別れて、一人女湯へと向かった。 浴場では丁寧に髪と身体を洗って。 彼と付き合ってからは、身体に痕を残されることが多かったけれど、今日ばかりはその痕が無くて良かったと思う。 痕を付け始めたら一つだけでは済まないから、きっと公衆浴場には入れない。 身体中についた泡を洗い流した後、鏡を見て痕一つ残らない身体を見つめる。少しばかり物足りなさを覚えて肩口を撫でた。 お風呂上がりには、また新たな下着を身に着ける。 フロントホックのパールホワイトのブラジャーに、セットの腰元で紐を結ぶタイプのショーツ。いざという時のために下着を多めに持参して良かったと思う。 肌には甘い匂いのするボディミルクを忘れずにつけた。 これは肌触りがいいと褒められた日から、かかしたことはない。 きっと彼の方が先に出て待っているだろう。 余り待たせては悪いから、メイクは湯上がりとあって最低限に留めて。 待ち合わせ場所へと急いだ。*] (*219) 2021/05/22(Sat) 22:01:24 |
![]() | 【赤】 オリト シア―― お風呂上がりに ―― [外に出れば既に基依さんの姿があって、すぐに此方の姿を見つけてくれることをくすぐったく思いながらも嬉しく思ってしまう。歩み寄れば彼の手にはお土産の包みがあって。] ……私に? 何だろう……? [虚を付かれたもののお礼と言われたら断る謂れもなく、包装を解いていく。 包みを開いたらそこには、可愛らしい紫の蝶が揺れていて。] わ、 わ [眼を丸くして喜色の色を浮かべ、かんざしと基依さんの顔を交互に見比べた。] (*227) 2021/05/22(Sat) 23:01:39 |
![]() | 【赤】 オリト シア[閉じ込められると聞いたなら、首筋を赤く染めながらも。] 閉じ込められるのは、 ……その、嫌じゃないです、 その方が、ずっと一緒に居られるし…… ……嘘、聞かなかったことにしてください。 [口にしてから恥ずかしくなって、顔を覆った。] (*246) 2021/05/22(Sat) 23:58:54 |
![]() | 【赤】 オリト シア[エスコートしてくれる手は力強くて。>>*239 その力の強さに応えるように、きゅっと力を込める。 隣を見上げたら、見下ろす瞳と重なって微笑んで。 夕食までまだ時間がありそうだったから。 足湯なら二人で一緒に入れるからと、 ぶらぶらと二人で温泉街の中を散策した。 ようやく見つけた足湯で、浴衣を膝まで持ち上げて足だけを浸す。 借り物の浴衣を濡らさないように気をつけながら。 温かい湯に癒されながら、のんびりと会話を続けている内に、早く二人になりたいな。……なんて気持ちがやっぱり芽生えたから。 少し時間は早いけど、旅館へと足を向けた。*] (*247) 2021/05/23(Sun) 0:01:26 |
![]() | 【赤】 オリト シアひゃ、…… [部屋に戻れば、急くように抱き上げられて。 咄嗟に支えるように肩口に手を伸ばしてしがみつく。 下駄は早々に脱がされて、彼の脱いだ下駄の音が響く。 夕食にはまだ早いのか、机は来た時のまま。 手のつけられてない茶菓子と水呑が伏せられたままだった。 変わったことといえば、二間の奥に並べられた二組の布団。] ………離した方が、いいですか? [なんて、ちょっと意地悪なことを尋ねながら。 肩口に置いた手を、彼の頬に添えてこつりと額を突き合わせる。*] (*258) 2021/05/23(Sun) 0:51:54 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新