【人】 落星 クロウリー……!! [早鐘を打つ心臓が落ち着くよりも前に、事は起きた。 タイヤが上げる悲鳴音、周囲からの驚愕の声。 唯一使用を許された聴覚が、主の音を拾い上げる前から 懐かしく悍ましい気配を肌身に感じてしまう。 退屈に身を浸すつまらなさは容易にかき消え、体温が下がる。 ブローチの消失の理由に、愚かにも今気づいた自分がいた。] ……様、 [腕まで拘束され視界を奪われたままの身体は、 されるがままに制御を失った車の中揺さぶられるばかり。 覆いの下からの細く小さな声など、狂乱の中ではかき消える 直ぐ近くから呼び掛けが響いた。 ──人間達が冷静ならばきっとこう思っていただろう 魔術師を捕らえに行き、悪魔が出てくるなどとは聞いていない。 しかし彼等が上司にそう訴える機会は命と共に無くなることが決まった。 私も君達も、お気の毒様。] (31) 2022/05/20(Fri) 0:03:52 |
【人】 落星 クロウリー[表面上の強制連行の理由は、 この国でも通告された国外退去の令に従わなかった為。 数多の殺人や数種の違法薬物に関する罪は疑惑に留まっている上に 他国での行いでしかないが、教会の名目は其方にある。 それらが行われた悪魔召喚の儀式の主犯を捕らえることに。 唯、その全ては翠の星のアレイズ・クロウリーとしての罪なわけで。 此方もこのように表立ち行動するのは初めてのことだった。 どこまで相手が真相を知っているか定かではないが、 侮ってしまった結果が悪魔の体現で何も出来ない下端達。 視界どころか視覚を奪われた運転手は仕方ないとしても、 誰一人まともな言葉も返せないとは今時の若者は情けない。 弱者は強者を愉しませることでしか生き長らえられないというのに。] (32) 2022/05/20(Fri) 0:04:12 |
【人】 落星 クロウリー[身の毛がよだつようなその懐かしい音に身を任せる。 神経まで侵されるような群れは、己の下僕に害など与えないのだから。 否、例え無数の歯で齧りつかれても拒む権利は私に無い。 ……特に、人間を相手に敗北者となった今は。 一瞬の浮遊感の後、底の無い闇に落ちていく感覚。 初めて主に出会ったあの時間の終わりにも 人間としての生の最期にも、確かに感じていた。 懐かしさが畏れを一時隠すと共に、意識は喰らわれ闇に消えた。] (33) 2022/05/20(Fri) 0:04:32 |
【人】 落星 クロウリー[忘れもしないあの時代。 人々の集団ヒステリーは教会の手には負えない程に広がり、 幾多の女が焼かれ、沈み、断たれ、死んだ。 その陰で着実に潰されていった真の魔女と魔術師の数など、 冤罪の犠牲者達の命とはつり合わない僅かなものだったという。*] (34) 2022/05/20(Fri) 0:04:54 |
落星 クロウリーは、メモを貼った。 (a2) 2022/05/20(Fri) 0:12:38 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック握手をした時の表情は鮮明に覚えている。 初めて彼女の表情にときめいたときだから。 好きを自覚するときではなかったが、 可愛い女性だとは思った。>>27 けれども、その握手のまま上下に振られて どうしたんだろうかと思えば思考はそちらに流れて。>>28 彼女がバディ解消の件でもやっとしていたとは知らずに。 (35) 2022/05/20(Fri) 0:18:04 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャックそう、はたからみればこれは男女のキスシーン。 本人たちはいたって真剣な状況下ではある。 けれども実の所、10回中4回くらいはただのキスだった。 序盤の方は彼女に慣れてもらうため。 彼女が慣れてきた後は、 もっと深いやり方に慣れてもらうため。 眺めの良い場所を街にいる間に聞いたり 道中カップルがちらりと見えたなら 出てきた道のほうに誘ってみたり。 デートとまでは言えないが、 単なる移動というには遠回りになっていた。>>29 この頃には彼女の歩幅に合わせて歩き、 彼女をミンナからミンと呼ぶようになった。 (36) 2022/05/20(Fri) 0:18:53 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「…………………実際のところ、 これは、………バディだからじゃない。 1人の男として、…………。 ……ミン、君が……… 俺が、君を 好き と言ったら信じてくれる?」彼女から与えられた魔力のおかげで、 立てるようなっているので、 逆に体から力が抜けた彼女を優しく抱きとめる。>>30 腰を撫でたまま、歯切れ悪くも耳元で呟いてみたが 今までの態度から信じては貰えないだろうと 思っていて、少し諦め気味に。* (37) 2022/05/20(Fri) 0:20:23 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[旅を続けるようになって、初めて魔力供給をした時よりも キスの回数が増えたような気がするのは、 ミンナの思い違いではなかった。 ただ、回数が増えたとしても、 逆に今までの供給が足りなかったのかな?と思っていて、 彼がミンナにキスを慣れさせるためだとは微塵ほども気づいてもいなかった。 ただ、彼の少しずつの変化はミンナも感じていた。 キスをする前に頬を撫でられるようになったり、 間近に顔が近づくときの表情が、 前に比べて穏やかになっている気がしたのは、気のせいではないと思う。 それは、彼の呼び名の変化にも現れている。] (38) 2022/05/20(Fri) 1:05:11 |
【人】 魔法使い ミンナ・コンスタンツェ[十分な間をおいて、彼が口を開く。 バディだからじゃないと、その先に紡がれていく言葉に。 みるみるうちに瞳が大きく見開いていく。] ……ふぇ、……!? す、す、すき……って、…… テンガンくんが、私を……!? [彼の腕の中でぱちぱちと瞳を瞬かせ、大きな瞳でまじまじと彼を見つめた。 予想もしていなかった言葉に、はくはくと言葉にならない呼吸を繰り返して、きゅっと彼の服の袖を掴む。] それは……っ、それは……、 びっくりだけど……、ええっ!? [とくん、と胸が波打つ。 ゆっくり、ゆっくりと揺らいでいた波が、 とくんとくんと、次第に早くなっていって鼓動が騒がしく。 かああと、頬が一気に熱を持ち始めた。**] (39) 2022/05/20(Fri) 1:06:11 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 苦しげな彼の呻きが、喉を詰まらせる吐息の音が この行為の生々しさを表しているようでひどく興奮する。 強請るまま与えられる呼び声に愛おしさが溢れて 掻き抱いた彼の唇を奪いに行けば向こうから与えられた。 激情の赴くまま勢いで貪る口付けは酷く拙くて 飲み込みそこねた唾液が清めた肌を伝って汚した。 ] せんせ……、っ、は、ぁ…ッ、誠丞さ…、…… すき、……俺も、すきだ、…っぅ゙、あ、…────ふ、…… [ ぐずぐずに蕩けた頭でなんとか言葉を返そうとしたら 余裕のない彼の声と重なった。 彼とは違った意味で余裕がなかったけれど それでも、制止の類の言葉は出てこなかった。 愉快だった。彼が自分に溺れている様が。 それこそ覚えたての餓鬼みたいに、 堪えようとしても抗えずに、に腰を振り始めるのが。 心だけじゃなく体まで彼を手に入れたみたいな気がして。 胸の内の何処かが満たされるような心地がした。 ] (*3) 2022/05/20(Fri) 1:47:01 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ 前立腺は気持ちいいなんて何処かで聞き齧った情報に ちょっとだけ期待していたがそんなことはなかった。 多分。……たぶん。 どこだそれというのが正直なところで どこかが気持ちいいなんて感覚はない、と思う。たぶん。 何故自分の体のことなのに不確定なのかといえば 明確に何かに反応している気がするからだ。 何がってナニが。すっごいびくびくしてる。何故。 医者ではあるが泌尿器科でも肛門科でもない彼に それでも問えば謎が解けるかと一瞬過ぎったが 今授業が始まっても困るなと思い止まった。 押し入ってくる異物を排泄したくて下腹に力が入れば 逆に緩んでずるりと楽に入ってくるから 仕組みとしては正しいのに頭が混乱しそうになる。 粘膜と皮膚との境目が擦れて熱いのは たぶん滑りが足りないせいだろう。 足りたら気持ちいいのかななんて考えるのは 現実逃避であってやましい気持ちではないと思う。 いや、やましい気持ちでもいいのか別に。 ] (*4) 2022/05/20(Fri) 1:47:57 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威っ……せーぇすけさん、おれの、も…触ってほし…っ [ エグい質量のが有無を言わさず中をかき混ぜてくる。 俺のケツは彼を気持ち良くさせているらしい。 なら俺のことだって気持ちよくしてくれてもいいのでは? そう思ったから、自分でするんじゃなくて強請る。 転がってるだけで両腕空いてたけど。 何故だか不思議とギンギンに勃ってるやつへと 彼の手を取って誘う。 重ねた手で握りこませた彼の手が滑ったことで、 どろどろに涎を垂らしていたのを知る。何故。 ] ん……ッく、は──…ぁ、きもち、……っ、 [ 手を重ねたまま彼の手をつかって自慰を始めるみたいに ぬるぬる扱き始めれば目先の快感に意識が向いて 息苦しさが多少紛れる気がした。 ] (*5) 2022/05/20(Fri) 1:48:53 |
【赤】 入院中 阿出川 瑠威[ というか、頭が混乱する。気がする。 同時に与えられる慣れた快感と、慣れない圧迫感 どっちが気持ちいいのか、 考え出したら途端に訳がわからなくなって。 ] あ゙ー……イけそ、ふつうに、イきたい。 ごめ、いっかい、さき…… まっ、うそ、あ…、〜〜〜〜っ!! [ 許しを得るまでくらいは当然待つつもりでいたし 待てるつもりでいた。それなのに。 混乱でも錯覚でもない強い快感を彼の掌の中以外で…… 彼のを咥え込んだ内側で、確かに感じて、 一瞬で、頭の中が真っ白になった。 びくりと跳ねた背が撓って、爪先にぎゅうと力が籠る。 耐える間もなく、押し出され漏らしたみたいな絶頂に 困惑しながらもびくびくと腹の奥まで痙攣させて 搾り取るかのように彼を締め付けた。 *] (*6) 2022/05/20(Fri) 1:54:36 |
【人】 インタリオ[ 魔術師の正体を教会は民に隠したいのだから、 主宰を取り巻く噂はこの国には関係無いことなのだから 真の罪は明らかにされない。公開処刑など、有り得ない。>>0:126 それは、無事に済むということではなく。 人の理の裁きすら受けずに神の名の元葬られる結末を意味する。 ] 何故逃げなかった? [ 分かっていないわけではない筈だ、と。 与えた力と知識はその程度のものだったのか、と。 暗に責める意味を含み、 道化じみた調子を退けた声が敗北者に向いた。 無数の“羽音”の中でも、意識を奪われかけていても届く。 穏やかな眠りなど、悪魔は与えない。 ] (40) 2022/05/20(Fri) 2:36:42 |
【人】 インタリオ[ 彼の姿が此世から消失した瞬間、車両は壁に激突し停止した。 狂った軌道を描いた後に存在しているのは 複数の怪我人とその同行者の呻きと叫び 車両を避けようとして他の車と衝突し発生した事故。 それに、――横たわる親子の遺体。 ] (41) 2022/05/20(Fri) 2:37:02 |
【人】 インタリオ[ 紙面にはこう掲載されることとなる。>>0:124 確保されたが、護送車が暴走し建築物の壁に激突 その際にクロウリーは逃走。 警察は行方を追っているが手掛かりは見つかっていない。 同乗していた警察官は全員死亡した為、 多くの罪なき市民を巻き込んだ事件の理由は未だ不明。 奇怪な死に様と死者の本当の素性については秘匿され、 その為国は苦境に晒される最中国民から非難を受けることになる。 ――そして、それから数週間後 今や遠い地の出来事である黒い病が害虫を媒介にこの街に再来し、 人々は民も上流もカルト団体どころでは無くなっていった。 ]** (42) 2022/05/20(Fri) 2:37:28 |
インタリオは、メモを貼った。 (a3) 2022/05/20(Fri) 2:42:26 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[仮に前立腺云々の質問をされていれば、知り合いの専門医が話していた雑談をそのまま復唱するところだった。……とはいえ腰ばかり振っている今、他事を考えようとしても浅い思考しか出来ずに、途中で霧散してしまって上手く答えられないだろう。 手を取られ、昂ぶっている場所に誘われて、やっと彼が感じられていない可能性に思い至る有様だった。 感度は人それぞれとは言えど、流石に痛みで身体も心も萎えてもおかしくはないと思っていた。手のひらに感じる固い熱に驚く。添えたまま触れて緩く感触を確かめていると、物足りないのか彼の手が手本を教えてくれる] あぁ、……君にもたくさん気持ち良くなって欲しい [彼の口から私の名前が聞こえた、気がするが、あまりにも自然かつ非現実的に響いた。嬉しいと思いながら、目が覚めたら終わる夢なんじゃないかとすら過る] (*7) 2022/05/20(Fri) 3:42:12 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞[彼が何度も実演してくれた手淫を真似て補助的に手を動かす。彼はどうするのが好きだったか……記憶を辿っているうちに、内側の性感帯のことを思い出して。手指で場所を探ってもいないが、そこを擦るように意識して動いてみる。 何かを言い掛けた彼の背が撓り、身構える猶予もないまま畝る内壁に搾り取られる] ……? ぁ……えっ、 ちょっ 待っ、……、……〜〜〜〜っ、! [静止するように、縋るみたいに名前を呼んだ。 前のめりになったくらいじゃ受け流せない快感に抗えず、脈打つ奔流を埋め込んだまま荒い呼吸を落ち着ける] (*8) 2022/05/20(Fri) 3:43:12 |
【赤】 眼科医 紫川 誠丞はぁ、……ふふ。 お手柔らかに頼むよ、阿出川くん。 [つうと額を落ち落ちる汗を拭いながら、余裕がない自分を顧みて笑みを浮かべた。無性にキスがしたい気分になって口付けを強請る。少し動いて体勢が変わると、足された潤滑のおかげか粘着質な音がした。薄い隔たりがないまま繋がったのだと今更思い出す。綺麗とは形容し難い生々しさを五感で感じれば、眠気を感じるどころか全然満足していない自分に気がつく] もう一回、したい。まだ足りないんだ、…… [ぐるりと泥濘んだ内側をかき混ぜて。 けれど勝手に動き始めることは出来ず、彼の瞳を見つめる*] (*9) 2022/05/20(Fri) 3:44:44 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック初めの頃はたしかに本当に足りていなかった。 けれども無理をさせても一緒と思い なれてもらうことを優先していた。 とはいえ、彼女が慣れてきたと思えば しっかりと補給のために長い時間をかけた。 彼女の力が抜ける理由が魔力補給のせいか はたまた違う理由なのか、 察してはいたものの、全て前者の理由と 彼女に聞かれても伝えていた。>>38 余裕がある時だけだったかもしれないが 導入の部分にも気を払っていた。 雰囲気というのは大事だそうだったから。 (43) 2022/05/20(Fri) 9:11:22 |
【人】 魔導騎士 テンガン・カルシャック「そう。………信じてもらえないなら、 それでいい。……聞かなかったことにして。」 腕の中で彼女の目がみるみるうちに大きく開き、 目蓋が上下に通常の倍程度の速さで動き、 呼吸も落ち着きを知らず、終いには袖を握られた。 現状を受け入れられていないだけなのか 予測がつかない彼女の動き。>>39 受け入れられるわけもないと、 落ち着いたら移動しようと告げるのだった。* (44) 2022/05/20(Fri) 9:11:55 |
【人】 アウローラ―― 朝/自室にて ―― [ 鳥の声が聞こえる。 ] ……ん。 [ 遠く小さく、囀るそれに薄らと目を開ければ カーテンの合間から挿し込む光が朝の訪れを告げていた。 ] (45) 2022/05/20(Fri) 11:38:30 |
【人】 アウローラ(朝……) [ なんだか、頭が痛い。 それに、何か、嫌な夢を見ていた気がする。 昨日は、どうしてたんだっけ……? 確か、裏庭に誰も来なくて。 一人では中庭に行く勇気がなくて、 それで図書館から、ダンスパーティーを見て。 ええと、それから……。 ] (46) 2022/05/20(Fri) 11:40:57 |
【人】 アルカード―――漸く目が覚めたか。 [ひょいと、視界を遮るように娘の顔を覗き込む。 途端、言葉にならない悲鳴と共に、我の頬へ 娘の掌が飛んでいた] …。 (47) 2022/05/20(Fri) 11:43:40 |
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