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【赤】 謎の青年さて、ネリリと話はしたかな? 帰るかどうか決め手は見つかった? それとも、ぼくともお話が必要かな? 帰りにくい理由について語ってくれてもいいし 気付いた事について言ってみてもいいよ [流石に二人の会話は聞いてないけど ネリリに対する口止めはそう強いものじゃない 何をどこまで把握した上で自分に何をぶつけるか それを見届けるように眺めた。]* (*81) 2023/01/16(Mon) 20:39:05 |
【赤】 謎の青年 - 回想 - [彼女は意識が残った事を喜んでくれた。 館の敷地から出られなくても、 その中では自由に出来る存在として まだ生きていられるんだって笑ってくれた。 それからは、幸せだった。 話しかければ応えてくれる存在がいる。 幽体みたいなものだけど仮初の姿を与えてやれば その存在とかくれんぼしたり、追いかけっこをしたり 魔法を使う練習にもよく付き合った。 子供が出来たみたいで嬉しかった。] (*82) 2023/01/16(Mon) 20:46:46 |
【赤】 館の意思 ネリリ ねえ。ぼくはね幸せ者だと思うよ でもぼくみたいな幸運な人は多くないよね、きっと 魔法使いさん、どうにか出来ない? (*83) 2023/01/16(Mon) 20:46:52 |
【赤】 謎の青年[そうだ。 彼女みたいな存在はこの世界にきっと溢れている。 なら、そういう人達なら 僕のこの館に招いてもいいんじゃないか……? 家に帰れない人。帰りたくない人。 帰りにくいそんな人。 彼女も賛成してくれた。 そうして、この館に数年、数十年に一度 帰り道を見失った迷子の人たちを招待した。 全てに手を差し出す程傲慢にはなれなかったけど、ね。 ] (*84) 2023/01/16(Mon) 20:47:29 |
【赤】 謎の青年 じゃあ、ネリリ。 君のその館の権限を使ってごらん。 招くのは家に帰りにくくて迷う人。 あとは、おもてなしを頼みたいんだ。 魔法使いになって、やってみてごらん。 [ それが、この物語の始まりになるとは知らず ]** (*85) 2023/01/16(Mon) 20:47:40 |
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