【人】 DOM サクライ被写体は、風景とかが多いですかね。 たまに頼まれて結婚式とか成人式の 前撮りなんかに駆り出されたりもしますけど。 移りゆくものの、最高に綺麗な瞬間を こう、フレームの中に切り取る、というか。 なかなか楽しい仕事ですよ。 [懐っこく隣にかけてきた彼に>>140 俺はまたつい相好を崩した。 ついつい、先日撮ったネモフィラの丘の話や 盛りを迎えた菜の花畑の写真のこと、 そこを通る鉄道を背景に撮影しようとしたら 野良の仔猫に懐かれて、頭に猫が載ったまま 撮影する羽目になった話をしただろう。 俺の汚い本性はまだ包み隠したまま。 けれどここに来た時よりも、 随分と心が安らいでいるのを感じていた。] (176) 2021/03/16(Tue) 19:47:57 |
【人】 DOM サクライ俺の靴を一日磨いたって、 そんなに綺麗になりはしませんよ。 普段から大事になさってるんですね。 [何となく、たなごころに収めたものを とても大事に握り締めている人に見えて 俺はそんなことを言った。 それと同時に「この人は何を求めているのかな」と その疑念は消せそうになくて。] (177) 2021/03/16(Tue) 19:48:19 |
【人】 DOM サクライ本当?よかった、俺も初めてなんです。 [榊、と名乗った彼の状況は びっくりするほど俺と同じ>>142>>144 そうなると、途端に心の緊張がふっと途切れて 俺はソファーに身を凭せた。 教えてもらった名前がまさかの本名と知れば ]一転、俺は驚いてしまうだろう。 知らない人間相手に首元を晒すような無防備。 悪いやつに騙されてしまいやしないかと。 ええ。理想の相手が見つかった、って。 正直、未だに半信半疑なんですよね。 あー、なんていうか、その…… 随分方々手を尽くしても ぴったり会う人なんて 見つからなかったもので……。 [煙草の無い唇に無意識に手をやりながら 俺は困ったような笑みを浮かべて 榊さんの顎の当たりを見る。 微笑みを向けられても、答えに窮してしまって 俺はまた誤魔化すように笑う。] (178) 2021/03/16(Tue) 19:50:12 |
【人】 DOM サクライ[「俺の相手が榊さんみたいな人ならいいんですが」 ……いやいや。 「俺なんかそんなんじゃないんですよ」 さて、俺は返答するべき言葉を探して 人差し指で唇の形をなぞる。 そうしてコンマふたつの沈黙の後、] ……俺とマッチングした相手も そう思ってくれるのを願うばかりです。 [くしゃり、と目元を歪めた。] (179) 2021/03/16(Tue) 19:50:56 |
【人】 DOM サクライ[─────ところで、サディストというと 平生から傍若無人に振舞ったり 自分の暴力性にだらしが無かったりする人間を 思い浮かべるやつも多いらしい。 初対面の開口一番「何でぶってくれないの?!」と 半ギレしてきた奴もいた……あれは笑った。 あくまで同意の上、二人きりの空間で 互いに欲望を満たしたいのであって 公共の空間でそれをやらかしたらただの犯罪者。 露出狂と変わらない。 相手にとって本気で嫌なことはしたくない。 それは他の人間と何ら変わりはない。] (180) 2021/03/16(Tue) 19:58:01 |
【人】 DOM サクライ……失礼、時間までに、一本吸ってきても? [一言そう断るくらいには、 理性的な生き物でいるつもりで。 もしチェックアウトの時や、 長い夜の合間に見掛けたなら 気安く声がかけられそうな相手ができた。 ……俺の認識はまだそこで止まっていて、 彼と俺とが、同じ部屋に案内されていると知れば この時もっと気の利いた言葉がかけられていた、はず。]* (181) 2021/03/16(Tue) 20:07:19 |
【人】 大学生 要 薫[ひんやりとした感覚が背に触れる。>>165] ……ひゃっ [ひゃっこい。 何すんねん、と後ろを振り向く動作が遅いのもお約束。一瞬びくっと震え、肩甲骨が上がり白い肌に結露が伝い落ちた。ジトっとした目で後輩を睨み。それから、おおきに。と彼の手からジュースを受け取ろう。 普段よく飲む桃のジュース。>>164 彼は此方の好みをよく分かっている。 だからついつい頼んでしまうのだけど、――彼がメールを見たことを後悔したなど、ましてや他の飲み物。それこそ元気になるもの>>164を買って渡そうと考えていたなど、露とも思わず。 先ほど冷気が触れた肌を確かめるように 細い指でなぞり] (182) 2021/03/16(Tue) 20:21:11 |
【人】 大学生 要 薫 もう…びっくりするやん んぁ?ああ、グラビア誌。 友達に貸してもろたんよ、直情的なんもええけど こういうのもええでって [メールを見ていた後輩に向かって>>165 先ほどの冷気に手を離した雑誌のページを片手で見せれば 机の上に置き、隣にこいこいと手招きをした。 彼が隣に座れば、 まずはお使いごくろうさんと、頭を撫でようとしたが上手くいったか。どちらにしろ、彼へ背もたれのように寄りかかり、手はジュースの缶にもどり、口をつけながら、細い指先が紙面の女性を指さした。こくんと甘い水が喉を動かす。 横目にじろりと見る男の横顔は整って見える。 が、彼の性欲はいまいち図りかねていた。 一皮剥けば皆同じが持論だが] この子ええやろ。 谷間に見える水滴がええ。 それに、少し水着がずれてんやけどな。 肌が焼けてんのが分かるんよ。 [少し小麦がかった肌をした少女の水着姿。 やけど、胸を隠すそれは少しずれていると分かるのは水着の痕が見えるせい。まるで紐で縛られたようなその痕を人差し指でたどれば、薄く笑い。隣の後輩を眺める目は三日月に形どる。こういうのエッチやん。と白い肌、傷や痕ひとつない男は笑い。 唇は缶の口を薄く吸うて 軽い音を立てた。] (183) 2021/03/16(Tue) 20:22:23 |
【人】 課長 世永 ミヤビ[ 規則正しく、朝起きては、昼間は働き、 定時に業務を終了させて、夜は誰もいない家に帰る 機械的に繰り返される日常 だが、それでいいと思っていた 決まった日々を、決まったように穏やかに過ごせること それが一番の幸せだと―― 1LDKの一人暮らしにしては、少しだけ広い部屋 仕事の本が詰まった本棚と、テーブルの上のノートPC 紺色で統一された寝具は乱れなく、整理整頓された部屋 物が殆どないその部屋は、生活感が薄いけれど 人を部屋にあげたことがないので、気にしたことはない 私の日常が保てるのなら、それでいい しかし、時折見る、悪夢は、私の日常を壊していく ] だから、逃れるように、人の温もりを求めた 誰かが傍にいて、一晩一緒に過ごせれば、 悪夢を見なくなると気づいたから―― (185) 2021/03/16(Tue) 20:25:01 |
【人】 課長 世永 ミヤビ[ 最初は、それらしい店を訪れたこともあったが、 あれは、来なくなると営業が鬱陶しい それに、あれが欲しい、これが欲しいと、 無駄な要求を受けて、ストレスが逆に溜まり、 すぐに行かなくなった そんな時に見つけた不思議なサイト 半信半疑で申し込んだことが、始まりだった 後腐れなく、詮索されることなく 望みを変えることができる場所として、 実に、効率的な場所だった だから、多少怪しさを感じながらも、使い続けているのだ] (186) 2021/03/16(Tue) 20:25:03 |
【人】 課長 世永 ミヤビ[ 早かったと、褒めたつもりで発した言葉 それをどう捉えられているか、こちらの与り知らぬ処 心の声が聞こえたとしても、気にはしないのだが 笑みを浮かべる気配に、褒め言葉として 受け取って貰えたと勘違いすれば、 変わらぬ表情で、資料に視線を落としていた 稟議書の訂正を依頼して、頷き、宜しくお願いしますと、 デスクに戻る背中を見送った やがて、集中してメールを処理していれば、 コピー機のエラーが響いて、そちらに視線をやれば 室井がコピー機前で何かやっている 先ほどの稟議書の訂正が終わったのだろう しかし、彼は、機械音痴か何かだっただろうか 入り口のロックにも引っかかっていようなと、 少し首を傾げながら、慌てた声に、 微かに口元を緩ませていたのは、 ―――― 自分でも、気付いてはいなかった] (187) 2021/03/16(Tue) 20:25:05 |
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