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人狼物語 三日月国


40 【完全RP】湯煙に隠れる吐息【R18】

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【見】 宮野忠左衛門利光



  
きちかうのむらさきの花萎む時
    わが身は愛しとおもふかなしみ




[ いつからか、己のまわりに桔梗の花が降る。

  気品があってそれでいて可憐で、
  折れそうに細い茎の先
  少し俯きがちに咲くその花は、

  
   
嗚呼いつかの彼女を懐うには充分。


  蕾はまるで紙風船。

  
  
咲くとき、ぽん、と言いさう。  ]

 
(@11) 2020/08/20(Thu) 9:40:17

【人】 三谷 麗央

―― 9月 ――>>172

[ 8月が終わっても猛暑日の連続だった。
 一泊二日の単独出張。電車で向かって、車を借りた。
 初日に予定していた契約農場や醸造所を訪問し終えた頃には、
 レンタカーの後部座席に空のペットボトルが数本転がっていた。
 投宿先の駐車場に車を入れた所で、
 助手席に置いたスマホが振動する。
 メールを>>172一読して、すぐに返信した。]


  『終わってホテル着いたとこ。
   どこ?すぐ行けるけど。』


[ 業務日報を送るのは後回し。
 車を降りてチェックインを済ませると、
 荷物を置いただけで部屋を出た。

 近くの喫茶店のドアを開くと涼やかな空気に息が漏れ。
 店内で待つ彼女の姿を認めて笑みが溢れた。]
(176) 2020/08/20(Thu) 14:42:43

【人】 三谷 麗央

 

 ……びっくりした。
    一人だとは言ってたけど、まさか来るなんて。


[ 歩み寄れば面差しの違いに目が留まる。
 薄く掃かれた肌の色、
 あの宿でよりも紅差してみえる唇の艶。
 落とした視線は彼女が普段とは違う服装を選んで
 ここまでやって来たと捉えていた。]


 忙しいのに、ありがとう。嬉しいよ。
 それに、……可愛いな。


[ 綺麗、だとも思ったのだけどそう言った。
 だって、わざわざ服を選んで来てくれたんだろ?と。]
(177) 2020/08/20(Thu) 14:42:47

【人】 三谷 麗央

[ アイスコーヒーを注文して向かい合う。
 それから先に口を開いたのは千秋だったか、麗央だったか。]


 せめて晩ごはんくらいは、一緒できるよな。
 明日の仕事。
 千秋は帰らなきゃいけないとは思うけど……


[ 彼女に委ねるだけにしたら、
 帰してしまうことになるかもしれないから。
 テーブルの上に肘をついて、身を乗り出すようにした。]
(178) 2020/08/20(Thu) 14:42:50

【人】 和宮 玲

──3ヶ月後──

[美鶴荘には車で乗り付けて暎史くんを拾った。
近くの駅までバスやらタクシーやらで来る予定だったと思うけど私はサプライズということで迎えに来た。

青色に近いパステルカラーのTシャツに
ベージュのワイドパンツとスニーカー。
動きやすさを重視したのはこれからいく先の事も考えて。]


 ──動物園でもいかない?


[そんなことを口にしたのは
一度彼と動物の話でもしたから。
うさぎカフェでもいいかな、と思ってたけど>>1:253
今回私の家の近くに動物園があったので
そっちにすることにした。

車を乗り回してる間
話したことは動物園の話でもなく
好きな映画の話でもしてた。

意外かもしれないが、私はホラー映画は好きだ。
娯楽は娯楽として楽しめる。
私が苦手なのは、たまに遭遇する『本物』だ。
日常の中でのホラーは、勘弁して頂きたい。
娯楽の恐怖は好きなのだけど。]
(179) 2020/08/20(Thu) 15:05:46

【人】 和宮 玲


[動物園に着いたときに
どういう巡りで行くか軽く話して
結局順繰りに回りながら動物を見てた。

キリンもいる動物園なので私は
はしゃぎながらその子の姿をフラッシュを焚かずに撮ったりする。大きい、可愛い。

途中のお土産コーナーに
キリンの小さな陶器の置物があって
可愛いので買ってしまった。
我が家には複数体のそうした小さな置物があったりする。

お昼を食べようと入った場所は
お店の中から動物の姿が遠くに見えたりするので
その姿を見ながらお食事をした。
相変わらず味は殆ど分からなかったけど
時に笑ったり、話したりして食べていると
時折その匂いを感じた気がして、少し驚いた。

やっぱり何かが変わってる、のかしら。



[もう少し早く切り上げるつもりだったけれど
結局閉園間近まで残ってしまった。
一周してから、またもう一周したからだろうか。
寝ていたり、起きていたり、ご飯を食べていたり。
彼らは色んな姿を見せてくれる。
(180) 2020/08/20(Thu) 15:06:02

【人】 空閑 千秋

 
[それは、仕事がお互い忙しい中、
 旅館での出来事を終えてから始めての再会だったから
 私はなんだかその姿が眩しくて
 つい、冷房が聴いた中でも頬が熱くなってしまう。
 珈琲が冷める前に来てくれた彼は、
 きっと疲れているはずなのにそれを見せない。
 それが嬉しいような、申し訳ないような。]
 
 
   驚かせてしまってごめんなさい。
   ……急に時間ができたから。
   私こそ、忙しいところにごめんなさい。
 
 
[可愛いと言われれて目を伏せてしまう。
 どうしてこう、褒め言葉がすぐに出せるのだろう。
 嬉しくて、だけど複雑なのは
 もっと可愛い子は世にたくさんいると知っているからだ。
 それでもスカートを選んでみたのは、
 せめてもう少し女性らしく、と
 なんとか自分を変えようとしたからだけれど。]
 
(181) 2020/08/20(Thu) 15:06:03

【人】 空閑 千秋

 
   そうですね、明日も仕事ですから。
   でも、ご飯は一緒に食べれたらって。
 
 
[始発に乗ればギリギリ勤務には間に合うはずだ。
 仕事用の替えの服を職場に置いてるものの強みである。
 けれどそれだと泊まりたい、と。
 そう自分から誘うようで今は言えなかった。
 夜であれば、美鶴荘であれば素直に誘えるそれが
 今、陽の光の下だとあまりにも照れ臭い。
 肌を重ね合わせていないのに
 こうして"男女"として交流があるのは
 なんだかとても新鮮で、くすぐったいのだ。

 けれどその顔が落胆に変わる。
 眉尻を下げて、少し悲しげな顔に。]
 
(182) 2020/08/20(Thu) 15:06:18

【人】 和宮 玲


[見せてくれない時も、もちろんある。
そんな時は看板を見て、へぇ、と言うような
知識を覚えて帰ったり、だ。]


[車に再び乗って、私は一度自分のマンションに帰り
そこに車を置いておく。
まだ夕方だけど、近くでご飯を軽く済ませて

バーを巡ろうか、と>>88当初の計画通りに。

ご飯の方は近くの美味しい(と評判の)定食屋。
唐揚げと、お刺身が美味しいらしい。
あんまり食べるとお腹が膨れてしまうので
白米は抜きにしておいた。

やっぱり、その時もご飯の味が
ほんのりと感じた様な気がした。]
(183) 2020/08/20(Thu) 15:06:29

【人】 空閑 千秋

 
[……なんて、呟いてから。
 はた、とその理由に気づいた。
 シングルでとっているならそこに2人泊まるのは
 ルール違反というものだろう。
 泊まるにしても部屋をもう一人分とるのは
 宿泊者のマナーというものだ。
 一瞬後、そのことに気づいたわたしは
 これまでになく、真っ赤になって顔を覆って俯いた。]
 
 
   
い、いまの忘れて………!

 
 
[大人として恥ずかしいし
 それを期待しているようでも恥ずかしい!
 いくら会いたくなったからって
 寂しい気がしたからってこれはない!

 ああ、普通のおつきあい、というものは
 どんな距離感が普通なんだろうと
 私にはまだわからないことがたくさんだった。]**
 
(184) 2020/08/20(Thu) 15:07:03

【人】 和宮 玲


 初心者にお勧めのお酒とかってあるの?

[私は既にお酒をよく嗜む歳になっていたけど
20歳になって初めてお酒を飲みに来た時のように
バーで飲むなら何がいいかを暎史くんに聞いてみた。

一つ、二つ。

お店をそれぐらい回って、お開きになる。
いつもならその程度で潰れるはずもないのに
その日の私は、彼に指摘されて、漸く自分の顔が
真っ赤になっていたことに気付く。

足取りこそしっかりとしているが
それなりに酔っているのだろう。

普段と比べるなら
あまり飲んでいなかったはずなのに。]
(185) 2020/08/20(Thu) 15:07:06

【人】 和宮 玲


 ……楽しかった、暎史。
 また、こうして遊びに行こうよ。


[へらりと笑って
私は自分の家に帰ろうとする。
そう遠くは無い。

彼も今から電車に乗れば、バスに乗って
美鶴荘まで帰れる筈だ。

見上げる夜の街の光が
いつもよりも明るく見えた。
綺麗だな、って思って。]


 暎史、まだ飲んでみる?

 …………終電逃しちゃうね。ごめんごめん。


[そうして呟いた言葉をナイナイして
私は家に向かって歩き始めた。]*
(186) 2020/08/20(Thu) 15:07:17

【人】 恋塚 暎史

−3ヶ月後

 [ びっくりした。

   約束の時間に着くために、
   電車に乗ろうと近くのバス停までいく予定だった。
   すると、女将から連絡が入って、
   急いで準備を終わらせた。
『宮様がいらっしゃっていますよ』

   うちに来るなんて、彼女は一言も言ってない ]


 動物園?いく。…………なんか、
綺麗



 [ もう少し、まともな褒め言葉を出せないのか。
   運転する彼女の姿はとても新鮮で、
   ちらりと何度も見てしまう。

   彼も、動きやすくスキニージーンズと
   薄水色のワイドTシャツ。
   偶然にも、服の系統が似ている。

 
   道中、彼女は楽しそうに好きな映画の話に
   花を咲かせていた。
   ホラー映画が好き、ということを
   初めて知ることとなる。
   映画に興味はなくても、多分彼女が言えば
   一緒に行くだろうな、なんて思いながら。 ]
(187) 2020/08/20(Thu) 15:54:38

【人】 恋塚 暎史



 [ 動物園につけば、彼女が行きたいところへ。
   はぐれないように、腕を組んで1ヶ所ずつ。
   動物園なんていつぶりだろうか。

   元カノとも行っていない気がする。
   キリンが好きと言っていた彼女とだから、
   キリンのエリアには特に長くいたような。

   お昼は、少し遠目に動物たちを見ながら。
   感覚が鈍い彼女と動物についてだったり、
   他のことについてだったり、
   話をしていると、たまに彼女から

『おいしい』


   なんて声が聞こえたような。

   日が暮れるまで、動物園で過ごした。
   なんてエコノミー。
   本気で楽しもうと思えば、
   この場所はとても奥が深いって思った。 ]
(188) 2020/08/20(Thu) 15:55:04

【人】 恋塚 暎史

 玲の、家…………

 [ 車を置くためとはいえ、
   彼女の住む場所まで来てしまった。
   近くの定食屋で、おいしいものを食べた。
   また行きたいって感じた。

   バーに行けば、彼女に軽めのお酒をいくつか。
   定番のカシスオレンジから、
   バーテンのきままドリンクまで。

   2軒目のバーテンは、目を見張るほどに
   手つきがよかったから、少し見てた。
   
   途中で彼女を見ると、赤かった。  ]

 玲、帰ろっか。
 酔ってるように見える。

 [ 通りに出ると彼女が背を向けて、
   1人で帰ろうとした。
   そんな背中を見て、
   駆け寄れば、彼女の腕を取り
   下を向いて呟いたことだろう。  ]

家にいかせて。

まだ、飲みたい……*
(189) 2020/08/20(Thu) 15:56:05

【人】 和宮 玲

[>>189そのバーでは暎史くんが
バーテンダーさんの方を少し見ていたので
私もそちらを見てみる。

以前見せてもらった暎史くんの手つきと
似てる気もするし、どこか違う気もするけれど
その違いははっきりとは分からない。

でもそれを見ている彼を見れたことが
私はバーを巡りに来て良かったと思う。
相手の興味を知りたい。
出来ればそれを共有したい。

出来なくても、それを楽しむ相手を尊重したい。

私はそう思うのだ。]


 ────。


[バーを出ると、入れ違いに女の子達とすれ違う。
一瞬だったけれど、多分双子だった。
背の高さはバラバラだったけど。

珍しいなと思いながら
彼女らもバーで飲みに来たのだろう。

視線を切って私は彼と腕を組みながら……は、少し危ないから手を繋いで歩いていた。]
(190) 2020/08/20(Thu) 18:06:07

【人】 和宮 玲


 うん、帰ろう。
 ……こんなに弱かったかなぁ。


[>>189彼の言葉の通り、酔っているのだろう。
私は手を離して、背中を向けて歩き出したけれど。

後ろから駆け寄った彼に腕を掴まれたのは予想外。
びっくりして、少し嬉しくて、目を丸くしていただろう。]


 ……飲むのでも、バーで飲むんだと思ってた。

[私はそう言ったけれど
酔い始めた私が外で飲めば、本当に酔い潰れた時に
暎史くんに迷惑をかけてしまうから
確かに家で飲むのが良いのだろう。

家は、キリンの置物などがあるが基本的に物が少ない。
うっかり怪我をしない為に、物も極力置いていないのだ。
同様に調理もしないので、飲み直すなら
色んなおつまみも買っておこう。

……朝のご飯も、買っておこう。

終電で帰らせようとは、もう思っていないから。]
(191) 2020/08/20(Thu) 18:06:29

【人】 和宮 玲

 ……何が飲みたい、暎史?

 コンビニで、お酒買って帰ろう。


[私はそう言って、それから腕を組むことにした。
ゆっくり歩けば、大丈夫。
そんな言い訳をしながら。

買い物を済ませて、マンションに帰り。

彼を家に上げて。
ぱちり、とスイッチを入れると照明が光り
簡素な家の中が露わになる。

丸テーブルを出して。
ベッドの上に置いてあったクッションを持って
これに座って良いよって。

ガラガラ、と音を立てて
買ってきたお酒を取り出して。
一本、二本……10本ぐらい?
缶のものから、瓶の物も。

買いすぎ、なんて言われたかも知らないけど
残せば良いのだし、買い直しというのが面倒だから。]
(192) 2020/08/20(Thu) 18:11:26

【人】 和宮 玲


[コップなんてのも無くて
紙コップになってしまうのは風情がなくてごめんなさい。
でも危なくないし、洗う手間も省けて良いの。

8ピースのチーズを出したり
おつまみを用意して……これは暎史くんの好みを優先させよう。私はよく分からないし。

テーブルを挟んで……
なんてことはなく、隣に座って。
赤らんだ顔で、ぷしゅ、と缶を開けると。]


 かんぱーい。

 ……付き合ってくれて、ありがとう。


[私がまだ飲み足りないと、彼も気付いたのか。
終電を流して付き合ってくれるのが
私は嬉しかった。]*
(193) 2020/08/20(Thu) 18:11:39

【人】 三谷 麗央

―― 12月 ――

[ 大切な話をしたいんだ、と
 スケジュールに加えて貰った時点で、
 その内容は千秋にも凡そ伝わっていたと思う。

 年末年始でも交代制の勤務があるというから、
 師走の初旬に夜景の見えるレストランを予約した。

 いつものスーツで良いよ、と伝えたし、
 自分もその通りの仕事上がりの服装でとは言っている。

 予約よりも20分早く着いて、
 準備にぬかりがないか確かめるのだ。

 薔薇の花束をスタッフに預けて、
 彼女の指のサイズに合わせた指輪はポケットの中。

 何でもないようなふりをして迎えよう。
 伝える前と、伝えた後と。

 目に見えて変わるものなんて、ほんの小さな違いの筈だからと
 飛び出してしまいそうな心臓に言い聞かせて。]**
(194) 2020/08/20(Thu) 20:39:18

【人】 恋塚 暎史

−その夜

 あ…………ん……

 [ 咄嗟のことで、自分が何をやったのか、
   理解ができなかった。
   彼女は嫌がることなく、
   寧ろ、宅飲みのことを忘れていたような
   口ぶりだった。  ]

 僕は、ビールとチューハイがいい、かな。

 [ コンビニでわざわざリキュールを買うほど、
   お酒を作りたいわけではないので、
   梅酒だったりビールだったりを、
   籠の中に入れたことだろう。

   明日の朝ごはんは、作ろうかと言ってみたら
   キッチン用品がないから大丈夫なんて
   言われたような、言われてないような。
   とりあえず、朝ごはんはコンビニで買った。  ]
(195) 2020/08/20(Thu) 21:29:38

【人】 恋塚 暎史

 キリンに囲まれて生活してるんだね。

 [ 荷物を持って彼女の部屋へと入れてもらえば、
   目に止まったのは、キリンのグッズ。
   生活感は、あまりない。
   テーブルの上には飲み物と、おつまみ。
   サラミやチーズ、後はポテチだったり、
   甘めのチョコだったり。  ]

 沢山飲みたいときは、今日みたいに
 バーとおうち、半々にしてね?

 [ 乾杯、と笑ってビールを口にして、
   彼女が満足いくまで付き合うだろう。
   どこで寝たかって聞かれたら、
   多分……   ]

 床で寝るもんじゃないや、やっぱり……


 [ いたた、なんて小さな声をあげながら、
   彼は体を床から起こしたに違いない。
   多分彼女は途中で眠ってしまったはずだから。 ]*
(196) 2020/08/20(Thu) 21:30:09

【人】 空閑 千秋

 
[私のどこが悪かったのかと思う。
 いや、基本的に私は良いところの方が少ない。
 世の中にはもっと綺麗で可愛らしい人が沢山いる。
 気紛れで私と恋人ごっこだったのか。
 …それならそれで、止める権利は無いし。
 最近は、オシャレも楽しみ始めていたけど
 いつものスーツで良いと言われるし。

 『なんで千秋ちゃんはそんなに自己評価低いの。』


 同僚にそんなふうに言われたけど、
 でもでもだって。そうじゃないか。
 世の中はクリスマスシーズン。
 世の恋人たちの姿に我に返ったのかも。

 『普通にクリスマスデートでは?』


 私はその意見にも首を横に振る。
 態々大事な話と言ってきたのだ。
 普通のデートなら、普通に誘うと思う。
 忙しいからクリスマスを前後して、は分かるけども
 それにわざわざ大切な話があると言うだろうか。
 だから違う、とため息をついた。

 同僚も、先輩も、顔を見合わせる。
 そして呆れたようにこう言われた。]
 
(197) 2020/08/20(Thu) 21:37:28

【人】 空閑 千秋


 『……プロポーズじゃないの?』



   ……………………へ?
 
 
[私があんまり鬱々と仕事をしているので
 ランチ奢ると連れ出してくれた
 職場の数少ない女性人員の先輩と同僚は
 私が薄らメイクし始めたのに目敏く気付いて
 質問責めにしてくれた人たちだった。

 よって、お付き合いを始めた人がいる、と白状させられる。
 女子トークの格好の生贄となって早数ヶ月。]
 
(198) 2020/08/20(Thu) 21:37:52

【人】 空閑 千秋

 
   え、ぇ、そ、……そうなんですか?
 
 
[真っ赤な顔をしてうろたえた私に
 頭を抱えて完全に呆れ返った顔をしていたお二方。


 本当にすいませんでした。]
 
(199) 2020/08/20(Thu) 21:38:10

【人】 和宮 玲

──微睡の中

[4時か5時か。
それともまだ夜中だったか。

ぼんやりと瞳を開けると自分の部屋の天井が見える。
肘を立てて身体を起こすと、どうやらベッドの上に居て
布団から何まで被ってなくて

>>196目が覚めた時にちょうど彼も起きたようで。
彼が目覚めたのを感じて起きたのか
私が起きたのを感じて彼が起きたのか。

いたた、なんて小さな声を拾った物で
だから私はぼんやりとした頭で手を伸ばして。]

 
 ……ベッドで寝なよ。


[そうして再び目を閉じて。
ごろん、と横になると端の方に移動した。
そこまで大きくないベッドだから、
2人並ぶと、とても狭いだろう。

そもそも、この時の記憶を起きた時の私は覚えて居ないのだけど。]*
(200) 2020/08/20(Thu) 21:52:43

【人】 恋塚 暎史

−夜明け

 ん…………

 [ 彼女のベッドの近くにいたから、
   彼女が動いたのがわかって、目を覚ました。

   当たり前というか、
   彼女に呟いたことを聞かれていたらしく、
   ベッドに来たら、と言われてしまった。
   彼も頭は働いていなかったので、
   腕を伸ばされ、スペースが少し出来たなら、
   お邪魔をするだろう。   ]

 
 おやすみ、…………れい。

 [ スペースができたと言っても、狭い。
   故に彼女に密着して軽く抱きついただろう。
   ベッドに並べば、うとうとしてきたから、
   彼女の名前を呼んだときは、多分
   とってもゆるやかに呼んだだろう。

   起きたら、多分彼は
  『なんでこうなってるんだ』って
   目を見開いただろうけれど。   ]*
(201) 2020/08/20(Thu) 22:38:39

【人】 和宮 玲

─夜明け


 ……おやすみ、あきふみ…

[>>201彼に軽く抱きつかれて
近づいた私は、彼の唇に無意識に唇を重ねた。

その日はよく眠れたのを覚えている。
お酒の力も、遊びの疲れもあっただろう。

それ以上に私は彼の腕の中が
とても心地いいことに、いつか気付くだろう。

今は微睡の中。
夢に見たのは、あの宿のこと。
赤い宝石のようなお酒を頼み、喉に落とす。


……起きた時に私は口に手を当てて目を丸くした。
服をぱっ、ぱっと確かめたけど
おかしなところは無くて
別にそうなってても良かった、けど


はぁ、と息をついて
それからコンビニで買った朝ごはんを
2人で食べることだろう。

心地の良い休日だった。
また、彼と遊びたい、私はそう思った。]*
(202) 2020/08/20(Thu) 23:00:32

【人】 恋塚 暎史

−朝

 また遊びに来てもいい?

 [ 狼狽えというか、驚きに服を確認している
   彼女を目にしたなら、多分彼も、
   飛び起きたことだろう。

   暫くして、2人で朝ごはんを食べ
   彼女の家から出るときに、
   振り返って聞いたはず。


   住み込みをやめるつもりは今のところない。
   もしかしたら、彼女が辞める理由に
   なっているかもしれないけれど。

   返事がなんであれ、
   彼女にまたね、と言って彼女の家を出たことだろう ]

 次は、どっちで会えるのかな。

 [ 電車とバスを乗り継いで彼は宿へ戻る。
   帰宅した彼をみて、女将は口で弧を描き、

『いつ退職予定?』


   などと聞いてきた気がする。
   そんなときは来るだろうか、と
   彼は女将に答えて部屋に戻るのだった ]*
(203) 2020/08/20(Thu) 23:25:11

【人】 和宮 玲

─朝

 うん、遊びに来て。
 次はうさぎカフェにでも行こう。

[>>203ドアに寄りかかりながら
楽しそうに笑い応える。

またね、と手を振って家のドアをぱたん、と閉めたか。

>>1:43彼の契約の内容は知らず
私は次の遊びの予定を楽しみにしてしまうのだった。]*
(204) 2020/08/20(Thu) 23:30:23