【赤】 灯守り 小満こんにちは。 ご様子伺いに来たよ。 [そう伝えれば、元灯守りはひどく狼狽したように縮こまってしまった。こちらは現役の灯守り、立秋でなくとも立場を捨てた責任などを感じてしまうのだろう。 とすれど、こちらの笑みは耐えることなく。] ああ、そんな怯えないで。 取って喰おうなんてつもりも、君を叱りに来たようなつもりもないんだ。 ただね、私はすこーしばかり、お人好しだからさ。 君がもし泣いているなら、ほっとけないと思ったんだよね。 [涙を流しては、いなかった。 けれど心が泣いているのは、灯りを見ればよくわかる。 そして、このままではきっと、何があったか語りはしないだろうことも。] (*36) 2022/01/27(Thu) 20:46:38 |
【赤】 灯守り 小満いいんだ、そこに座っておいで。 構わなくていい。私は、好きにしているから。 [その言葉通り、勝手に椅子にかけてのんびりと時間を過ごす。 頭の中は、さてどうしようかとやり方を巡らせていたけれど。 まあ手は必要なんだろうなと思いつつ、どう切り出したものか。 また勝手に覗いてしまってもよいのだけれど、と考えていたところに、お願いします、とか細い声がした。] ……ああ、そうか。 君は知ってるよね。 [彼女も、灯守りだったのだから。 他の灯守りがどんな力を持っているのか知っている。 まさか自主的に言われるとは思っていなかったけれど。] (*37) 2022/01/27(Thu) 20:47:00 |
【赤】 灯守り 小満いいよ。 小満さまの"よしよし"は、よーく効くんだ。 大丈夫。大切な思い出は、ちゃーんと残るよ。 責任感がないだなんて、思わなくていい。 [そっと、腕の中に彼女を呼び込んだ。 そうする必要はないのだけれど、人の温度というのはどんな能力よりも心を癒やすから。 細い背に腕を回して、優しく抱きとめる。] ――うん、苦しかったね、つらかった。 それで傷ついてしまった事自体、悲しかったね。 [母親に詰られて、そんなはずじゃなかったと思ったろう。そんなつもりじゃなかったと。 母の言葉がショックで、自分の内側からぼろぼろに崩されて、すべてが壊れていく。 それは如何ほどの苦痛だろう。実感としてわかってやれるなどと、気軽に言えやしないほどの悲しみだ。] (*38) 2022/01/27(Thu) 20:47:21 |
【赤】 灯守り 小満[静かに背を撫ぜながら、記憶の核を探して融かす。 あの日のことは忘れてしまえばいい。灯守りの号は譲られて、母は亡くなって。君はもうひとりの自由な女性でしかないのだから。] うん、大丈夫だよ。 気にせず、泣いてしまいなさい。 それがね、君の中から苦しいを一緒に流してくれるんだから。 いい子、いい子。 [腕の中の女性が、細い声を漏らしながら胸元を濡らす。 押し止めていた栓を抜いてやれたような安心感があった。 いい子、なんてわざとらしく言えば、微かに肩が震えた気配。 笑ってくれたならいいのだけれど、あいにく表情は腕の中で、伺うことはできない。 代わりにずっと、私だけでも笑顔を絶やさなかった*] (*39) 2022/01/27(Thu) 20:48:14 |
灯守り 小満は、メモを貼った。 (a4) 2022/01/28(Fri) 2:58:42 |
【人】 灯守り 小満ん? [ローストビーフのグレイビーがおいしいなとか、宴会で鴨のローストやりたいと思ってたけどソース参考にできるかなとかのんびり考えていたら、ふいに声がかかる。] なになに、パンプキンパイ? すきすき。 絶品ならそりゃあいただかないと。 スパイス系? こっくり甘いやつ? [聞いてはみるもののどちらも好きだ。 好物に対して期待が逸っているだけ。 なお、この後何が待っているかはまったく理解していない*] (103) 2022/01/29(Sat) 12:05:30 |
【赤】 灯守り 小満あのさ。 ちょうどワイン煮込みを作ってたんだけど、味見をお願いしてもいいかな? [私はただ好きにしただけで、お礼を言われる筋合いはない。 だから願いはただ、偶然訪ねてきた友人と食卓を囲みたいと*] (*94) 2022/01/29(Sat) 19:22:30 |
【人】 灯守り 小満[さて、パンプキンパイを食べるお代は柚子でデザートを作れということだ。] ええー? 今度の宴会まではやる気温存しとこうと思ったんだけどなぁ。 人使いが荒いんだから。 [言葉ではそう言うものの、口角はにわかに緩む。 柚子をいくつか見繕って、あとは砂糖と、ゼラチンと、クリーム。 はちみつと生姜も使わせていただこう。] (178) 2022/01/30(Sun) 3:59:38 |
【人】 灯守り 小満冬至さぁ、今度の宴会クリームとかチーズとか、その辺持ってこない? たぶん立秋がトウモロコシとか持ってくるからさ、濃厚系のポタージュ作ろうと思って。 そうでなくても赤ワインだしチーズ合うでしょ。 [果汁を絞りながら、そんな雑談。 そこに水と砂糖とはちみつ、おろし生姜をあわせてとろ火にかけつつ、ゼラチンを溶かしていく。] (179) 2022/01/30(Sun) 4:00:00 |
【人】 灯守り 小満[クリームを入れるのは粗熱が取れてから。 柚子皮をすりおろしながら香りをつけて、凍らせる。 簡単ではあるけれど、湯上がりには絶品だろう。] ……小雪んちの子になるって言われたら、どうしようかな〜。 [冗談めかして笑う。ただのジョークとしきれない感情は、カフェラテと同時に飲み込んだ。 少し苦い *] (180) 2022/01/30(Sun) 4:00:48 |
【人】 灯守り 小満私に? 村雨だってできるだろうに。 それとも耄碌した? なんて。 こんだけ出来ててそりゃないか。 [>>194村雨のところに行くときは、『何か食べさせて』とリクエストしていった。ときどきこっちが包丁握ることもあるが、料理できるのが相手なら、なかなか食べられない方を優先したい。 あと楽したい 。なもんだから、料理を教えてと服を掴まれたときははじめは先代に頼めと矛先を変えようとした。 したが、思いの外強く掴まれた服はそう簡単に離れない。 ええ……みたいな顔したが、耄碌扱いした村雨からの援護射撃もあって、結局なんだかんだと請け負うことになったのだけど。] (213) 2022/01/30(Sun) 15:05:46 |
【人】 灯守り 小満教えるようなことしてないんだけどなぁ。 好きこそもののナントヤラだよ。 [どうしようかなぁ、と思案しつつ。 煮込み料理なら手軽で見栄えもいいかなと適当に当たりをつけていた。] (214) 2022/01/30(Sun) 15:06:46 |
【人】 灯守り 小満[なお、村雨と過去に何があったか聞かれたら。] なに、今と変わらないよ。 こうやってお互い好きなこと話したり酒飲んだりさ。 [と誤魔化した。 村雨からツッコミが入るようなら『うるっさい』とか『もう忘れろ昔の話!』とか、ふだんの小満からはなかなか出ない語彙で抗議するから、何かあったんだろうということはおそらく透けてしまっただろうが。 いい酒出してやったろ、と宴会のことをつつかれれば、観念したように過去のことを少しだけ話した、かもね*] (215) 2022/01/30(Sun) 15:07:05 |
【人】 灯守り 小満灯守りの号なんて、本人が良ければいつだって受け渡せるものなんだし、小雪なら受け入れてくれそうだけど――そういう話じゃ、ないんだよな。 [わかるよ、と長く彼女を見てきたゆえの同意をぽつとこぼし。] 麦秋至はね、私と対等であってほしいと思って置いている蛍なんだ。 [そうして、唐突に話を変える。] (315) 2022/01/30(Sun) 23:42:36 |
【人】 灯守り 小満蚕起桑食は、昔から小満域を見ている誠実で真面目な家だ。 だから、総じて『仕事』のことをよく任せる。 紅花栄は、私の先代やその前の頃から小満の側仕えだ。 身辺のことはもちろん、来客なんかも任せる立場としてる。 麦秋至は、仕事の補佐でも、身辺の補佐でもない。 私の供ではなく『友』でいてほしいと思っている席だ。 だから空位でも仕事は回るし、君の席が空いていたんだよ。 [語る口調は穏やかで、しかし随分と真面目ないろになってしまった。 今までこんなことを語ったことがあったろうか。 誰にも、そう誰にもなかったように思う。] (316) 2022/01/30(Sun) 23:42:52 |
【人】 灯守り 小満だからね、その時が来たら、いいよ。 そりゃあ、友が遠地に越すのは悲しいけども。 友の門出を祝えないほど、狭量な男じゃないつもりさ。 ゆっくりやり方を探せばいいし、見つけたなら迷わず行きなさい。 気を遣ったりは考えなくていい。 友の幸福は私の願いだよ。 [にこり、今度こそうまく笑った。] (317) 2022/01/30(Sun) 23:43:31 |
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