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ヴェネリオは、ラウラの肩を叩いて自分の席へと戻った。 (a5) 2022/08/15(Mon) 1:52:34 |
ヴェネリオは、手向けの花一つ贈らない。 (a14) 2022/08/16(Tue) 14:35:31 |
【人】 デッドヘッド ヴェネリオ【街中】 誰かに差し入れするように階段の裏に置き捨てられたウォッカ。 金色に光を反射させる瓶を視界にいれながら、男は無人のバーの裏で一服し立ち去った。 その足で青果店に向かい、沢山の林檎を紙袋に抱え。 笑顔の店員に見送られながら、アーモンドプードルとバニラオイルを買い足していく。 「ボンジョルノ、お嬢さん。 今日も予約をしたいんだが――」 近道の路地裏を通り過ぎて見慣れた花屋に挨拶をすれば、 黄昏まで普段と変わらぬ一日を過ごすのだ。 「あのとき食べたパネッレは何処の屋台だ? 何処も同じように見える」 祭りの喧噪に目を配らせつつ、僅かな寄り道の間、人々の中に溶け込んでいった。 (70) 2022/08/17(Wed) 11:25:28 |
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