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![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 太陽はいつも空高くに昇って、 眩しく輝いてる。 眩しすぎるから直接見てもらえない。 あまりに熱くて遠いから直接触れてもらえない。 ] (6) 2022/10/20(Thu) 23:28:32 |
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![]() | 【人】 惜別ハツナ[ いつもは、明るくふるまってるから みんな、私には悩みなんてないだろうって そう思ってるんだろうし、そう振舞ってた。 そんなこと、あるわけないじゃない? 私にだって悩みくらい、あるよ。 でもそれは胸に秘めて過ごしてた。 言ったって、仕方ないと思って。 ]* (8) 2022/10/20(Thu) 23:29:48 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 胸に秘めた本音を、吐き出したい日は、 いつも屋上に行って、歌を歌ってた。 誰もいなさそうな時間を見計らってね。 太陽みたいにキラキラした曲じゃなくて、 陽だまりに憧れるような、羨むような、影のある歌。 決まって太陽に手を伸ばしながら、口ずさんで。 多分他の人が聞いたら、評価に困るような上手さ。 カラオケならきっと80点くらいかな? 聞くに耐えないってほどじゃないけど 誰かに聞かれるのは……恥ずかしいな。 だって今の私、いい顔してないもん。 ] (9) 2022/10/20(Thu) 23:31:15 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ そんな私の歌を、 君は聴いたこと、あったんだっけ? ] [ あったなら、聞いてたの?なんて 困ったように笑ってしまったかな。 ] (10) 2022/10/20(Thu) 23:32:06 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ*** [ 人に囲まれてたって 惜別ハツナはほんとの意味ではひとりぼっち。 そう思ってたから、教室で隅の席にいる 君のことは、前から気になってた。 もしかしたら、仲間だったりしないかなって。 だから、君と話すチャンス、 じつはこっそり伺ってたんだよ? ] (11) 2022/10/20(Thu) 23:44:00 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ チャンスが巡ってきたのは 移動教室があった日の事。 理科の授業で、実験があるから 実験室に移動になったんだ。 その日は休んでる人が何人かいて。 上手く座らないと、四人掛けの広い席に 一人で座ることになったりする。 上手く座ればいいのに、 結局こういうのって、 仲良し同士で固まって座るから。 一人になる人が現れちゃうんだ。 ] (12) 2022/10/20(Thu) 23:44:41 |
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![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 君の席の隣に行って、 そう聞いた時、君はどんな反応したかな。 ダメって言われても でもここ空いてるよね、とか言って 座るつもりだったんだけどね。 だって、チャンス、逃したくなかったもん。 ] (14) 2022/10/20(Thu) 23:45:39 |
![]() | 【人】 惜別ハツナそういえばさ、来週は遠足だよね。 朝日くんはもうおやつ、買った? なーんて、気が早すぎるかな。 [ 君の隣に座った私は ありきたりの話題を振って。 話すチャンス伺ってたくせに、 話題の方は実は考えてなかったの、 ちょっと笑えちゃうよね。 あとはそう……好きなもの聞くとか それくらいしか思いつかなかった。 ]** (15) 2022/10/20(Thu) 23:46:19 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 四限が終われば、私は色んな子からの誘いを断って お弁当を持って屋上に行った。 太陽だって陰るときくらいある。 でもそれを他の人に見られないように。 ] 聞いてたの? 君なら、邪魔されたなんて思わないよ。 流石に初めて聞かれたあの時は びっくりしちゃったけど もう、何度も聞かれてるしね。 [ 少し疲れが見える顔で笑って。 太陽の陰りを傍で見られるのは君だけだ。 太陽の夜想曲の意味を知っているのも、君だけ。 君といるこの時は、 私は地に足をつけていられる気がする。 ] (27) 2022/10/21(Fri) 11:31:36 |
![]() | 【人】 惜別ハツナお昼、食べよ? うたってたから余計お腹すいちゃった。 さっきの発音の話、くどかったよねー。 [ なんて、 恋人 を誘って。この二人だけの時間が、私は大好きなんだ。 ]* (28) 2022/10/21(Fri) 11:32:59 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ*** [ 私は独りが嫌だったんだ。 誰にも見てもらえないのは ここに居ないのと、同じな気がして。 だから、誰かに見て欲しかったし 太陽みたいだ、なんて言われたくなかった。 皆に聞いてみればいい。 惜別ハツナってどんな子?って。 太陽みたいに明るくて優しい子、って 当たり障りのない答えしか返ってこないから。 それが何よりの証明。 私が真の意味での仲良しがいない、証。 ] (29) 2022/10/21(Fri) 11:33:47 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ それでも、君みたいに 独りでいいとは思えなかった。 ] [ だから、私は皆に囲まれて微笑み続けた。 ひとりぼっちであり続けた。 ] (30) 2022/10/21(Fri) 11:35:27 |
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![]() | 【人】 惜別ハツナ[ ダメって言われるとか、 誰かが座るから、とか言われるのは予想してたけど 私の言動を予想されてるとは思わなくて。 ぶっきらぼうな答えに普通なら 気を悪くしたり、嫌ったりするのかな。 君の謝罪だって耳に届いてたけど それがなくたって私は気を悪くなんてしなかった。 ] アタリだよ、よくわかったね。 [ もしかして朝日くん、エスパー?なんて 冗談ぽく笑って、機嫌よさそうに隣に座った。 ] (32) 2022/10/21(Fri) 11:37:17 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 君は私の言葉を当てて見せたけど 私は君の言葉を当てて見せることはできなくて。 ] 所用の、腹痛……? [ 遠足にはいかない、って言われて 一瞬戸惑ってしまった。 別に休むことを咎めたいわけじゃないよ。 仮病は立派な病気だって、お母さんは言ってたし 私もそう思うから。 ただ、そう―――――。 ] (33) 2022/10/21(Fri) 11:37:53 |
![]() | 【人】 惜別ハツナでも、そっかぁ。 君が遠足に来ないなら、 私も頭痛の予定を入れて休んじゃおうかな。 [ この言葉、君にはどう聞こえた? 冗談に聞こえちゃうかな。 割と本気なんだけどね。 私、遠足は嫌いじゃないよ。 でも……凄く疲れるんだ。 どのグループに入るか考えたり、 入った後の会話だって、 皆が楽しいって思いそうな話題を選んで。 どれだけ気を回しても、結局会話の行きつく先は 誰かの陰口悪口で、そんなの、聞きたくなかった。] (35) 2022/10/21(Fri) 11:42:45 |
![]() | 【人】 惜別ハツナそうしたら、二人だけの遠足に行けるよ? [ にこっと笑って紡いだ言葉には 裏なんて何もない。ただの私の我満。 仮初の平穏を自ら壊して 望む平穏を手にしようとする、わがままなんだ。]* (36) 2022/10/21(Fri) 11:43:19 |
![]() | 【人】 惜別ハツナふふ、でもあれで授業終わるなら それはそれでいいのかも。 聞き流してても別にいっか、って思うし。 [ 好きな人を見てても咎められないしね。 開いたパンの袋を差し出されて、 君の言葉に甘えるように分けてもらって。 メロンパン、美味しいなって思うけど 君はいつもこれで、栄養大丈夫かなって 少し心配だったりする。 ] ありがとう、じゃあ私からも、おすそ分け。 好きなの取っていいよ? [ お弁当箱に入った小さめのおにぎり。 ラップに包んであるそれの具は鮭と昆布。 いつも、自分でお弁当を作ってる。 だから、君に分ける分を増やすくらい、 何でもないんだ。 ] (48) 2022/10/21(Fri) 23:49:43 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 君との時間が好き。 君のことが好き。 私、何度も何度でも伝えてるはずなんだけどな。 それでも、なんとなく、 君からかくしごとの気配を感じる気がして。 気のせい、なのかな。 ねぇ、君は太陽が翳る夜の隣で何を考えてるの? ] (49) 2022/10/21(Fri) 23:50:14 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ やっぱり足りないのかな。 周りにもっと強く言うべきかな。 私と元親君のことはほっといてよ、って。 釣り合わないとか、 そんなくだらないこと言われてるのは知ってる。 本当に、くだらない。 じゃあ、私に釣り合う人って、誰? どうせ具体例の一つもあげられないくせに。 釣り合うかどうかなんて、周りが決めることじゃない。 私が、君と一緒にいたいかどうか。 そして、君が私といたいかどうか、 それだけなのに。 それが周りに伝わらないのがもどかしい。 ] (50) 2022/10/21(Fri) 23:51:54 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 君の考えてることも分からないまま 促されるままに、携帯の画面を見て。 ] ほんとだ、ラッキーだね。 [ ニコッと笑って、画面から君へと視線を移し。 ] だって、二人の時間、増えるもん。 教室戻ってもうるさいだろうし、 五限は此処にいようよ。 (51) 2022/10/21(Fri) 23:52:29 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 君以外に聞いてる人なんていないのに まるで内緒話をするみたいに囁いた。 君の返事がどうであれ、 昼休みは二人の時間なのは間違いないから。 ] そういえばさ、さっき何考えてたの? 授業中、考え事してるみたいに見えたよ? [ そんな風に、君の心に触れようとするんだ。 恋人のこと、もっと知りたいもん。 ]* (52) 2022/10/21(Fri) 23:53:14 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ*** [ 目に見える孤独と、目に見えない孤独。 私達は同じなんじゃないか、って。 引き寄せられる理由はそれで十分。 想定外のリアクションをしてしまった私は 君を困らせてしまったけど、 私もとまどったんだからそう、お互い様。 遠足に行かないことを咎めようなんて思わないけど それは想定外だったもん。 そっか、嫌なら行かなきゃいいのかって 割と真面目に思っちゃった。 ] (53) 2022/10/22(Sat) 0:30:38 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ物好き……のつもりはないけどな。 [ 物好きだ、って言われる理由が、 この時の私にはよくわからなくて。 話したい人に話しかけただけ。 その人がどんな人なのかは、 私が話してみて確かめればいい。 私は、そういう人だったから。 ] (54) 2022/10/22(Sat) 0:31:02 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ そして、話してみて、君のイメージは 周りが積み上げ塗り重ねようとしている イメージからは遠いんだって。 そう、思ったんだよ。 同じだね、って。 私が君に興味を持つ理由が、 またひとつ、増えてく。 ] (55) 2022/10/22(Sat) 0:31:48 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 先生が話し始めるまえに、 何か言えればよかったのに、 咄嗟に言葉ってなかなか出てこない。 先生が話し始めたタイミングで ようやく口を開こうとすれば。 言い逃げされちゃったんだ、君に。 ] (56) 2022/10/22(Sat) 0:33:33 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ ……その言い方、 君にはいいことがあるみたい。 [ 拗ねたように小さく呟いて、 視線が移ってしまったのを確認すると 私も授業に戻ってしまう。 君の気を悪くさせちゃったかな。 そう思いつつ、君と話す次の機会を考えてた。 ] (57) 2022/10/22(Sat) 0:34:01 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ まさか、観客のいないコンサートに 初めてのお客さんが来るなんて、思ってもみなかった。 神様の悪戯だとしたら…… 私は感謝したいな、お客さんが君だったから。 ] (58) 2022/10/22(Sat) 0:34:41 |
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![]() | 【人】 惜別ハツナ[ あの日は、歌い終わった後、 屋上のフェンスの向こう側を見つめながら 小さく呟いたりして。 太陽からは程遠い、何処か疲れた顔で 帰ろうかな、って振り返って。 夜に朝日を見ることになるなんて、ね? ] 聞いてたの? 誰か来るなんて思わなかったから びっくりしちゃった。 言ってくれたらよかったのに。 [ そうやってちょっと困ったように笑って見せて。 この間、言い逃げされた会話の続きを、 私はここでしようと口を開くんだ。 ] (60) 2022/10/22(Sat) 0:36:00 |
![]() | 【人】 惜別ハツナね、サボったら、私にもいいことあるって そう言ったら、君は一緒にサボってくれるの? ……いいことがあるかどうか、 決めるのは私でしょ? [ さっきとは一転していたずらっ子のように 君に問いかけてさ。 また君を困らせちゃうことになるのかな? ]** (61) 2022/10/22(Sat) 0:36:34 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 君に渡したいものがあって。 何処だろう、って探してた時の事だったかな。 屋上かな、って思い当たって向かったころには 女子たちは帰るとこだったんだろうね。 すれ違いざまにこちらを見られた気がするけど そんなのどうでもよかったから、 その時は深く考えずに。 屋上への扉を開いた時、 金網にもたれかかる君の姿が真っ先に目に映る。>>67 何処か疲れてるみたいにも見えて、 気になったから、私は聞いたんだ。 今思えば、 すれ違った女子と君の様子を結び付ければ 何があったのか、予想できたかもしれないのに。 ] 何か、あったの……? [ 君が話したくないのなら、それでもよかったけど 私は君の傍を離れる気は、なかった。 元々君を探してたわけだし、ね。 ]* (79) 2022/10/22(Sat) 18:17:26 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 私も言われたことあるよ。 「ハツナちゃん、なんで朝日君と付き合ってるの?」 ってね。だから私はいつでもこう答えてた。 ] 私が、元親くんのことを好きだから。 私が、傍にいたいと思うから。 それ以上の理由がいる? (81) 2022/10/22(Sat) 18:19:27 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ ……ほのかちゃんたちってさ。 ××ってアイドル好きだったよね。 なんであんなアイドル推してるの? イケメンからは程遠いし、 歌だってあれ口バクでしょ? ダンスだって下手だし。 ねぇ、いいところ一つもないよね? (83) 2022/10/22(Sat) 18:20:45 |
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![]() | 【人】 惜別ハツナ*** [ 人が多い場所にうんざりすることがあるだけで 一人になりたいのか、と言われると……。 ずっと独りは、さびしいよ。 私は、君といたいんだ、って。 もし君が口に出してたらすぐさま言ってただろうね。 答え合わせは先送りになっちゃったけど。 ] そこはほら…… テスト勉強はちゃんとするから それで許してもらえばいいかなって。 ……おいしい? [ おにぎりでそうそう失敗なんてしないけど なんとなくいつも聞きたくなってしまうから 今日も渡した鮭おにぎりの感想を聞いたりもして。] (88) 2022/10/22(Sat) 18:27:12 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ確かに、不良みたい。 二人とも不真面目だね。 [ 冗談めかした言葉にくすくす笑って。 実験室でもこんな会話したな、なんて 思ったりもしてね。 この提案、君に頷いてもらえると 思って言った節があるから、 もしかしたらちょっとずるいかも? ] (89) 2022/10/22(Sat) 18:27:37 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 五限は二人だけの時間に決まった。 だったらゆっくり食べててもいいよね、って のんびりお弁当をたべながら 君に質問してたわけだけど。 返ってきた答えに私は そっか…ってちょっと考えて。 信頼してくれてるんだから 軽々しく言葉を返したくはなくて、 少し考えてから、言葉を紡ぐ。 ] (90) 2022/10/22(Sat) 18:29:59 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ 自分に自信持って、って 軽々しく言うつもりはないけどさ。 私は元親くんのことが好きで ここにいるんだよ。 こうやって二人でいるの、好きなの。 (91) 2022/10/22(Sat) 18:30:26 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ君がいてくれて、本当によかった。 だから、できたらそこだけは、 ネガティブにならないで欲しいな、って。 [ ……なんて、ただのわがままなんだけどね、って 自分の身勝手さにちょっと苦笑いしちゃった。 ] (92) 2022/10/22(Sat) 18:31:46 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ……それ、開いた? [ 話が一段落したら、 ココアの方を指さして、聞いてみる。 もしまだなら、私が試してみようかと思って。 こういうのって、なんとなく他の人がやったら 簡単にあく、とかあるから。 え、一口欲しかったとか そんなつもりは… 少ししか、ないよ? ]* (93) 2022/10/22(Sat) 18:32:10 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ みんなの前では秘めた本音。 それをみんなに聞かせないのは 冗談だと思われて真面目に受け取ってくれないか 好意的に受け取っては貰えないと思ってたから。 そう、君みたいな反応されるとは 思ってもいなかったんだよ。 ] (96) 2022/10/22(Sat) 20:11:20 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 否定されないとはいえ、 屋上で歌ってるってだけで なんとなく恥ずかしかったから、 言い訳みたいなことをこぼしてしまったわけだけど。 君が謝るようなことじゃなかったから、 謝らないでよ、なんて慌てて首を振る。 ] 邪魔じゃないよ。 そもそもここ、私の場所じゃないもん。 [ そうして私の願い通り、君はとどまってくれた。 ちょっと強引だったかな? そうだとしても後悔はしてないよ。 この機会を逃したら、次はないかも。 そう思っちゃったんだ。 ] (97) 2022/10/22(Sat) 20:13:56 |
![]() | 【人】 惜別ハツナわかってくれて、嬉しい。 だって君、さっき言ってくれたもんね。 太陽も休んでいいって。 私は、君とサボりたいよ。 心配しないで、もし何かあったって 君のせいにしたりなんてしないから。 だってこれは私が決めたことだし。 [ 満面の笑みで言い切ると。 ] (99) 2022/10/22(Sat) 20:16:06 |
![]() | 【人】 惜別ハツナそれで……二人だけの遠足、何処に行く? とりあえずおやつ!買いに行こうよ! 君はどんなお菓子が好き? [ なんて、サボりの計画を練り始めるんだ。 ]** (100) 2022/10/22(Sat) 20:16:55 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 全部は言ってくれなかったんだって。 君の態度を見ればなんとなくわかる。 ] ……眩しいもんね。 私も、日陰に行きたくなるときあるもん。 [ 君の隣に行って、同じように金網にもたれかかって。 君に渡したかったものを見せるんだ。 ] (116) 2022/10/23(Sun) 3:44:01 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ交換日記、持ってきたんだ。 言葉にできないことでも文字にすると 言えること、あるでしょ? [ って言って、渡したのは シンプルな見た目のノート。 ] (117) 2022/10/23(Sun) 3:44:40 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ君のこと、もっと知りたいんだ。 難しく考えずに、書きたいこと書いてほしいな。 [ それに、形として君との思い出を残したくて。 ] (118) 2022/10/23(Sun) 3:45:12 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ そんな、取り留めのない内容が綴られたノート。 交換日記の提案、君なら付き合ってくれるって そう思って渡したけど、 どれくらいやり取り続いたかな。 ]* (119) 2022/10/23(Sun) 3:47:53 |
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![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 私は、君のフォローに縋ったりしないし 周りにも縋らせない。 ごめんね、君の善意を無駄にして。 にこっと笑って、話を勝手に終わらせると 私も自分の席へ戻った。 目の前で大切な人が傷つけられるの 黙って見てるほど、私は大人にはなれないよ。]** (122) 2022/10/23(Sun) 3:54:55 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ*** そうだね、満点って言わなくても 90点とか?取れたらいいよね。 暖かい味、か。 ……また持ってくるね。 [ 私だって、 並外れた記憶力とか持ってるわけじゃない。 でも、一応努力はしてるから。 80点くらいは取れるし。 君の言葉の意味。 冷たい味のするものって何だろう、って思ったら 心配になってきちゃった。 作ってから時間のたったものとか……。 手作りじゃない、物とか。 そこまで、考えてしまったから。 君の感想に満足したかしてないかで言えば 満足はしたよ。でも……。 同時に、君に深い部分に触れた気もして。 ] (123) 2022/10/23(Sun) 4:57:10 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 私の両親は、共働きで家に帰ってくるのが遅い。 私が自分でお弁当を作ってるのも 両親には時間がないから。 ……家でも私はひとりぼっちだった。 ] (124) 2022/10/23(Sun) 4:57:34 |
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![]() | 【人】 惜別ハツナえ、いいの? [ 開けて欲しい、って君に頼まれたんだって 私は受け取ったから。 君の奮闘の効果もあったのか、 思いのほか簡単に開いて。 ココアをひとくち貰ったんだ。 ] (128) 2022/10/23(Sun) 5:03:56 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ ゲームセンターとかはそうだね、 露骨すぎるし、見つかった時洒落にならない。 だから私が思い浮かべてたのも、公園とかだった。] チョコ… 私ポッキー好きだよ。 あとは……チョコボールとかも。 [ 私があげたのはチョコのお菓子だったけど 君が好きなのはチョコレートそのもの。 きっとどこかでチョコの箱にイラストを 描くのを発見して。 「え、これ君が書いたの?上手いね!」 なんて目を丸くして褒める日も来るだろうね。 ] (130) 2022/10/23(Sun) 5:33:19 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 何度も話していれば、 少しずつ距離縮められたかな、なんて。 きっとこれは気のせいじゃないよね。 ] だってルール守らないから サボるんでしょ? [ なんて、君の言葉に笑っちゃうくらいには 打ち解けられたと思ってるよ。 ]* (131) 2022/10/23(Sun) 5:33:33 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 君に言ってないことはあるよ、いっぱい。 でもどっちかというと、 私は君のことを知るために提案したから。 私に必要だったのかって言われると… どうだろうね? 本当に伝えたいことは、私は言葉に出してるから。 君が好き、って何度も言ってるもん。 でも、提案してよかったと思ってるよ。 ] (141) 2022/10/23(Sun) 18:41:53 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ やり取りを続けていくうちに、 私の話も出来たと思う。 なんでいつもお弁当作ってるのかとか 親があまり家にいないこととか、ね。 ] (142) 2022/10/23(Sun) 18:42:46 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ*** [ あの時の言葉は 君に向かって言ったつもりはまったくなくて。 ただ、君が悪者にならないようにしたかっただけ。 でも、君にも同じことが言えてしまうと、 私は配慮することも出来てなかったんだ。 ] うん…そうだね。 でもそれを言うなら元親くんも、じゃない? [ ここで両親のことを聞かれないことが 君の置かれえている環境を物語ってたのに。 そこまで気が回らなかったんだよ。 (143) 2022/10/23(Sun) 19:14:02 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ*** [ 二人とも公園がいいって思ってたのは 打ち合わせを重ねていけばわかること。 同じだ、って思うことが増えていくのは やっぱりうれしくて。 チョコボールはピーナッツの方が好きだよ、って 当たり前のように君に伝えたし、 君のイラストを見ていつも描いてるの?とか 色々聞いてたんだよ。 そんな風に何度も二人きりになってたら 心惹かれるのは自然なこと。 ] (152) 2022/10/23(Sun) 22:01:05 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ それでも、遠足の日までは、 W朝日くんWって呼んでたんだ。 本当は君の事、元親くんって呼びたくて そう呼べるように、私はあることを決意して。 ] (153) 2022/10/23(Sun) 22:02:13 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ そうして、二人だけの遠足の日。 君と私は事前に決めてた公園に 二人で来てたんだ。 お弁当、君は何を持ってきてたっけ。 私はね、サンドイッチを作ってきたんだ。 卵サンドとか、ツナサンドとか イチゴジャムが挟んである甘いのも。 楽しみだな、って思ってたら ちょっと作り過ぎちゃったから 君に分ける分だってあったんだよ。 いる?って聞いてみたりもして。 ] (154) 2022/10/23(Sun) 22:02:36 |
![]() | 【人】 惜別ハツナなんか、わるいことしてるみたい。 ……あ、わるいことしてるのか。 [ 食べながら言ったのはそんな言葉。 くすり、と笑ってから、 でもこんな日があるのもいいなって思ったから ] (155) 2022/10/23(Sun) 22:02:54 |
![]() | 【人】 惜別ハツナわるいことかもしれないけど 今すごく楽しいな。 いつも通りの遠足だったら ここまでじゃなかったと思う。 [ なんて、付け加えて。 ] (156) 2022/10/23(Sun) 22:04:22 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ おやつを食べるときは 二人じゃきっと食べきれない量の お菓子を広げることになったんじゃないかな。 だっていっぱい買い過ぎちゃったんだもん。 君はチョコボールとか持ってきてくれたのかな? 私はといえば、明示のThe chocolateを君に見せて チョコ好きって言ってたよね、って渡すんだ。 なんだかバレンタインみたい。 ] (157) 2022/10/23(Sun) 22:05:16 |
![]() | 【人】 惜別ハツナこんなにあったら食べきれないね。 ……残った分はさ、 明日とか明後日とか。 お昼休みにこっそり食べようよ。 きっと屋上ならだれも見てないよ。 [ お菓子、先生の前では流石に食べられないし 他の子の前でだって、いい顔はされないかなって。 それに、先生に告げ口されたら面倒でしょ? だから、そんな提案をしたんだ。 君との秘密を増やそうと思って。 ] (158) 2022/10/23(Sun) 22:05:50 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ そうして、楽しい時間もあっという間に終わって そろそろ帰ろっか、って どちらかが言いだしたあたりで。 私は、ちょっといいかな、って。 君の方を見て、想いを伝えるんだ。 ] (159) 2022/10/23(Sun) 22:06:39 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ私はね。 太陽みたいってずっと言われてて ……みんなといるの、疲れちゃうなって 思うことがあってね。 でも、君と…元親くんといるときは 私は私でいられたし、すごく楽しくて。 (160) 2022/10/23(Sun) 22:07:36 |
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![]() | 【人】 惜別ハツナ[ つっかえたり声が震えたりはしなかった。 でも、手の震えは止められなくて それを隠すように、後ろで手を組んで。 怖かった。君との時間が楽しかったからこそ。 だって、何も言わずに、 友達のまま、君と話し続けることだって きっとできたはずだから。 ] (162) 2022/10/23(Sun) 22:12:55 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ それでもそれをしなかったのは 友達じゃ知り得ないことまで 君のことを知りたいって思ったから。 誰よりも君の近くにいたかったから。 ] (163) 2022/10/23(Sun) 22:13:18 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ いいよね、って一応聞く素振りだけは見せたけど 君がダメって言っても行くつもりだった。 だって、口約束で言ったって たぶん君は自炊しないんだろうし、 ちゃんと食べて欲しいって思うし、 私がしたいって思ってすることなら 別にいいよね?って思ってたんだ。 まさか君の脳内にも似たようなこと言ってる 私がいるとは思いもしなかったけどね。 ] (164) 2022/10/23(Sun) 23:21:48 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 勿論、聞いてみたし、 案の定、ダメとは言われなかった。 多分普通ならダメって言われるんだと思う。 両親がダメって言わないのは きっと私を一人にしていることが 後ろめたくて、代わりに自由をくれてるんだ。 自由より何より、 私は大切な人との温かい時間が欲しかったのに。 ] (166) 2022/10/23(Sun) 23:22:44 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ だから、私が一般論から遠い場所にいるって。 それを知られて、君が何も言わなくなったら 私はもとからあまりなかった遠慮が 全くなくなっていくんだよ。 ] (167) 2022/10/23(Sun) 23:23:28 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 翌日が休日の日とか 泊ってもいいかなって、聞くことすらあったよね。 それが叶うかは君次第だけど、 夜ご飯をいっしょに食べて 君に家まで送り届けてもらうことも 日常の一部になっていくんだ。 だから、君の家のキッチン、 いつの間にか私が使いやすいような 調味料の配置になってたりとかさ。 そんな変化だってあったかもしれないね。 ] (168) 2022/10/23(Sun) 23:24:11 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 誰も祝福しない道でも 私と君が幸せなら、それでいいんじゃないかな。 私は、そう思っていたんだ。 どうせ君以外の他の人には 太陽の孤独なんてわからないんだから。 ] (177) 2022/10/25(Tue) 16:39:44 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ*** [ 君を振り回してる自覚はあった。 でも、嫌って言われないから嫌じゃないんだと。 都合のいいようにとらえていたんだよ。 私といることが幸せだって。 そう感じてくれてると思いたかったし、 私は君といる時間が幸せだった。 幼い頃には、こんな感覚当たり前だったのに。 いつしか私の手から離れた幸せの時間。 ] (182) 2022/10/25(Tue) 16:45:23 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ そう、小学校一年生くらいまでは 仕事で多忙のお父さんはともかく、 お母さんは家にいるのが当たり前だった。 当たり前、だったのに。 友人の連帯保証人になったせいで、 借金を返さなければならなくて。 そのために身を粉にして働いてるのが 今の私の両親の現状。 私が顔も知らない人のために 私が受け取るはずだった温かい時間は、壊れた。 ] (183) 2022/10/25(Tue) 16:46:01 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 私の家、普通じゃないから。 人恋しいって思うのはきっと仕方ないでしょ? 泊まってもいい?って両親に聞いてみたって お友達と仲良くしてね、ってそれだけ。 恋人の家に、とは言ってないけど 言ったとして止められたのかすら怪しい。 ] しないよ。放任主義、ってやつなのかな。 ……私にかまってる時間、ないんだよ。 [ 直球の質問には、そう返して。 ] (184) 2022/10/25(Tue) 16:47:08 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ君だって、…………ううん。 なんでも、ない。 [ 普通から離れているのは君だってそう。 でも、私はそれを聞くのをためらってしまう。 だって、もし、聞いたことで この時間が終わってしまうのなら、……。 私は聞かなければよかったって思ってしまうから。 聞かないのは君のためじゃない。 私のため。 わがままだな、私は。 ] (185) 2022/10/25(Tue) 16:48:06 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ ひとりぼっちの二人が寄り添う晩御飯の時間も そこから帰るのも、私達の日課になった。 夜とはいえ別に一人でも大丈夫、って 言ったことはあったけど 私だって離れがたいから。 強く断ることはしなかったんだ。 ] (195) 2022/10/25(Tue) 23:34:02 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 静かな夜道。 街灯と月明かりが、私達を照らしていた。 昼よりずっと心地いい夜の時間。 守るように車道側に立ってくれる 君に優しさに甘えきって、 その立ち位置が当たり前になってた。 ] どうしたの? [ どこかいつもと違う気配を感じて 私はほんの少し首をかしげて 君の言葉の続きを待てば。 ] (196) 2022/10/25(Tue) 23:35:36 |
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![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 嬉しかった。 ほんとうに、嬉しい。 だって私……ずっとさびしかったから。 君がずっといてくれるのなら 私、きっとどんなことだって耐えられる。 それくらいに、君との時間が大切で。 何よりも君が大切だったから。 ] (198) 2022/10/25(Tue) 23:36:52 |
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![]() | 【人】 惜別ハツナ[ でも、倒れてる君を見た誰かが 悲鳴を上げたから。 急に思考がクリアになって 私はポケットに入れていたスマホで 慌てて救急車を呼んだ。 ] (204) 2022/10/25(Tue) 23:42:00 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 私は君に付き添う事になったけど。 この時後悔することになるんだ。 君の家族のことを ちゃんと聞いておかなかったことに。 ] (205) 2022/10/25(Tue) 23:43:40 |
![]() | 【人】 惜別ハツナ[ 私と君が運ばれた後に残された、 突き飛ばされた衝撃で落とした鞄。 色とりどりのペンに、 水玉模様のシャーペン。 陽だまりみたいな色のペンケース。 鞄に入ってたものが ばらばらに地面に散らばっていた。 ] (206) 2022/10/25(Tue) 23:44:36 |
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