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【赤】 アクスル[特に母だ。 そこを見るときだけ残念そうな……、 或いはほっとしたような顔をしていたから 男としての自信を持てずに来た。] (*7) 2020/10/02(Fri) 12:31:27 |
【赤】 アクスル[緊張する。 続きを早く見たくて仕方がないし 今すぐ息の根を止めて欲しくもある。] (彼の元に届いた蝶たちも いまの僕と同じように 酷く緊張したんだろうな……) [虫たちが感情を持つかは解らないが もし在るならきっとそうだ。 彼のお眼鏡に叶わぬのは 価値が無いに等しいこと。 生かすも殺すも貴方次第。] (*8) 2020/10/02(Fri) 12:33:11 |
【赤】 アクスル[そんな依存しきった存在だからこそ 不安の隠せぬ眼差しで見つめる。 下が脱がされるなら 黒のレース製の下着が露わになる。 大事な部分だけ黒い裏地に隠され 脚の部分は透けている薔薇柄のそれは 黒の手袋とお揃いで 両サイドから三本上に伸びる黒ガーターが ズボンに留められていたシャツを スス、と左右に開き 無駄毛が一本とない肌を 彼の前に晒す行為を、手伝うだろう。 下着の下も、不要な茂みは処理済みで 使用感の少ない半身は本人と同じく萎縮し 今は大人しく中心に収まっていた。*] (*9) 2020/10/02(Fri) 12:33:29 |
【赤】 アクスル[先程、虫ピンを刺される前に 胸を弄られたときは、 擽ったさしかなかった。 心が無防備だと こんなにも……、違うんだ。 下着が、少し窮屈に感じる。 ] (*18) 2020/10/03(Sat) 10:05:08 |
【赤】 アクスル[無言で裸に剥かれていく。 腰や足を浮かせて手伝いつつ 気に掛かる。 足を持ち上げてくれる所作から 僕を大切に扱ってくれているのは 伝わってくるのだけれど 彼は本当にしたいことを 出来ているのだろうか。] (*20) 2020/10/03(Sat) 10:05:56 |
【赤】 アクスル[手足の拘束具。 貴方が付けてくれたと 改めて認識すれば 一番の気に入りの装飾具になってしまう。 この先ずっとつけていてもいい。 僕の中、在原治人というひとが 一秒ごとに大きくなって、占めていく。] (*22) 2020/10/03(Sat) 10:07:09 |
【赤】 アクスル[自覚すればする程に不安も育つ。 嘗て自身の基準の全てを作った人は 最期には僕を仕上げるのを諦めて 僕のことを捨てて 自分だけのために生きて 自分だけのために死んだのだから……。 貴方に価値を与えて貰って、 漸く得られた命だ。 また手離されたら……と想像すると、 ぎゅうぅ、と強く胸が締め付けられる。 息がしにくくなって また、辛い方の涙が瞳に集まっていく。] (*23) 2020/10/03(Sat) 10:08:01 |
【赤】 アクスル[生きることはかくも苦しいことなのだ。 重い肺を働かせながら、想いを声に載せる。] Herr在原、治人…… ……、僕を、最後まで仕上げて [切望で、渇望していた。 もう貴方のための僕だから 途中で投げ出さないで欲しい。 しかもそれだけじゃないと 吐き出してから気づいてしまう。 口をもごもごと動かし 躊躇って、躊躇って、……付け足すだろう。] (*24) 2020/10/03(Sat) 10:08:31 |
【赤】 アクスル僕を、手元に置いて欲しい…… 叶うことなら、ずっと…… [声は怯えを孕んで震えていた。 僕は、貴方なしに生きられないだろう。 もし叶わぬのなら、今すぐ命を摘み取って欲しい。 ……そんな想いで。**] (*25) 2020/10/03(Sat) 10:09:07 |
【赤】 アクスル[その唯一の見目が損なわれることは 死より辛いことだった。 けれど、いまの僕の容姿でも彼は 美しいと言ってくれるから すべてを許された気になってしまう。 アクスル・パームは一度死んだ。 新たに命を与えたのは貴方。 無責任に投げ出すことを許したくない。] (*33) 2020/10/04(Sun) 16:15:33 |
【赤】 アクスル[彼の方も僕をW連れて帰りたいWと――、 そう思ってくれていたと言う。 嗚呼、これこそ夢のような話。] …………はぁ [その手に愛でられる想像で 頭の奥から甘い痺れが拡がり 小さく吐息をこぼした。 もう、身体が覚えてしまった。 貴方に手掛けられるのは 大変に気持ちが良いことだと。] (*35) 2020/10/04(Sun) 16:16:15 |
【赤】 アクスル[……ただ、互いの想いが 真にひとつだと言うならば もっと自然に笑ってくれても、いいと思う。 どこか表情は硬く、違和感がある。 訊ねるべきだろうか。] (*36) 2020/10/04(Sun) 16:16:24 |
【赤】 アクスル[しかし、時差ボケと 負傷による体力の磨耗で 色々と限界だった。 彼のこと 僕を傷つけるだけの存在ではないと 認識したから、気が抜けたのもあり] ……、……うん、……ずっと、だよ…… [重たくなった目蓋を必死に持ち上げながら 釘を刺すことで、今は精一杯だった。 言質はとった。 やっぱりずっとはダメなんて、言わせない――…] (*37) 2020/10/04(Sun) 16:16:47 |
【赤】 アクスル[知っている。 貴方の家、綺麗な子、たっくさんいるんだ。 余所見は、出来たらしないで欲しいよ。 だから、貴方の家じゃなくて 僕の家に来て欲しい……こととか 貴方のこと 貴方がどんな風に生きてきたのか 知りたい……ってこととか 話したいこと、山程あるんだけれど] (*38) 2020/10/04(Sun) 16:17:03 |
【赤】 アクスル……、ごめん、……眠くて…… ちょっとだけ、……眠らせて…… [断りを入れてから目を閉じようとする。 許可が得られたなら間もなく、 ……得られなければ少し抗った末に、 金の睫毛に縁取られた目蓋が 蒼い瞳を隠してしまう。 無防備な姿を晒して、 小さな寝息を立て始めるだろう。] (*39) 2020/10/04(Sun) 16:17:12 |
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