【人】 勢喜 光樹─回想、自死の決意─ [命とは、何のために存在するのか。 祝福を与えられた命は、価値があるのかもしれない。 だが呪われた命に価値はあるのか。 無いに等しい。それが俺なのだと──] 『アンタなんか産まなきゃ良かった』 [産みの母から、数えきれない程に浴びせられた言葉。] 『お前は俺の子じゃない』 [実父かも不明な父親から散々否定され続けて来た言葉。 それらは時が経つと、何時しか空気と同じになった。 常に当たり前のように存在し、当たり前のように受け入れるしかないもの。 ムシケラ以下の物体を見るような目つき。 今となっては何も感じない。 太陽の紫外線と同じく、当たり前のように照り付けてくる。] (124) 2022/08/10(Wed) 1:05:59 |
【人】 勢喜 光樹『早く死んでくれないかしら?』 『勝手にくたばってくれたら楽なのに』 [20年近く、仕方なく飼い殺されていた家畜も同然の命。 収集日に出し忘れて虫が湧いたゴミと同じように 疎ましく、汚らしく、蔑まされて生きてきた。] なんで……生きて来たんだ? [何の意味もなかった。 両親からも周りからも、誰からも必要とされない。 己でさえ、必要性を感じないこの命の存在意義とは。 家畜生活に終止符を打ち。自立してから数年。 職を転々としながら、己の価値を見出そうと足掻いてみたものの。 価値のない命は、やはり価値なんて上がる訳もなく。 自ら幕引きすべきなのだと、漸く気付いて……今に至り*] (125) 2022/08/10(Wed) 1:13:35 |
勢喜 光樹は、メモを貼った。 (a39) 2022/08/10(Wed) 1:24:46 |
【人】 勢喜 光樹本当に、死ねるのか……? [廃れ朽ちているはずの廃墟。 それらとは相反するかのような内側の様子に、 未だ混乱は拭えなかった。 不審死が相次いでいると言うあの噂、事件は真か嘘か。 死ぬに相応しくない場所なのか?疑心が募るものの。] ………行ってみるか。 [此処だけが生きたように見えるだけで、 奥は違うのかもしれない……。 辺りに誰も見当たらなければ、 僅かな期待を胸に、中を探ることに。 もしも自決に相応しくない場所と分かれば、 此処を立ち去り、他を探すだけだ。 二度と外界へ出られぬとは、知らぬまま── ] (133) 2022/08/10(Wed) 11:26:30 |
【人】 勢喜 光樹[進んでいくと、荒々しい息遣いが響き、耳に入る。>>112 先ほどの声の主だろうか? 遠目で人らしき影が蹲っているように見えた。] …………。 [此方が近寄る足音は、その影に聞こえているだろうか。 荒々しい息遣いは、幻聴ではなさそうだ。 影は人の形を成しており、浅い呼吸をしているのが分かった。 おそらく……生きた人間。 例え死者だとしても、さして驚きはしないが。] お前………。怯えているのか? [反応があるかどうか、声を掛けた。 普段から他人に気兼ねなく挨拶するような性格ではない。 この尋常でない相手の様子に、 何があったのか興味が湧いただけ。*] (136) 2022/08/10(Wed) 12:47:37 |
勢喜 光樹は、メモを貼った。 (a44) 2022/08/10(Wed) 12:49:37 |
【人】 勢喜 光樹─廊下、怯える影と─ [蹲り震える姿は、まるで今にも 恐怖に圧し潰されてしまいそうだったろうか。>>137 此方の存在を察知し、上げた顔は何処となく幼く感じて 己よりも少し若い男に見えた。学生だろうか。] …………ああ、人だ。生きてる。 だからそんな簡単に消えないだろう。 [相手の様子に一瞬面食らいはすれども、 己は至って冷静な態度のまま。 呆れたともつかないような表情で応えてみせた。 消えられるものなら消えてみたいが──… ]…………? [この男は直前まで何か恐ろしいことを色々経験し そのせいで、パニック状態にあるらしい。 意味不明な内容を捲し立てて来ながら>>137>>138 必死そうに、何処の輩かも分からない己に助けを求めている] (141) 2022/08/10(Wed) 16:55:33 |
【人】 勢喜 光樹[物好きなのか、無知なのか。 若そうだし、仕方なしとも言えるか。 身を以って経験しなければ分からないことも多い。 故に咎めたり責めたりするつもりはないのだが、 どう受け取られるかは相手の自由として。] ……まぁ、何かしらいるんじゃないか。 この廃病院の噂が本当ならば 何かしらの因縁、幽霊妖怪の類があっても 別に可笑しくないだろうし。 [あっけらかんと、肩を竦めながら言う。 とは言え、己はまだ……多分、何も遭っていないが。 遭ったところで、今さら恐怖など感じるだろうか。 この男のように生を求めることもなし。 死にたがりは、この世に未練など何もないのだから。] (142) 2022/08/10(Wed) 17:11:22 |
【人】 勢喜 光樹………で、どうする? 出入り口までなら、付き添ってやるが。 お前は、死にたくないんだろう? [ 死ぬ前の暇潰しには良いかもな、と。 助けるとまではいかないかもしれないが それぐらいならと提案してみよう。 はなして相手は、どう出るのか。*] (143) 2022/08/10(Wed) 17:22:02 |
勢喜 光樹は、メモを貼った。 (a47) 2022/08/10(Wed) 17:30:22 |
勢喜 光樹は、メモを貼った。 (a48) 2022/08/10(Wed) 17:46:21 |
勢喜 光樹は、メモを貼った。 (a54) 2022/08/10(Wed) 22:08:03 |
【人】 勢喜 光樹[此方が人と分かると少しは安心したのか 恐怖に震えていた様子は、若干緩和されたように見えた。>>144 心優しい人ならば、きっと共に安堵したことだろうが 己にとっては何を感じるでもなく、変わらぬ態度のまま] ……勢喜だ。呼び捨てで良い。 お前の、名は? [「あなた」と呼び直されてむず痒かった。>>145 それに付き添う間、己を何と呼べば良いか困るだろうかと ほんの気紛れのつもりで、苗字を明かす。 あと僅かな時間でお別れする相手だろうけれど 流れで相手の名も聞いておこう。 別に答えなくても構わないとは思っている。 死ぬ行く者にとって、 ]他人の名を憶えるのは、無意味かもしれないが──… (170) 2022/08/10(Wed) 23:42:26 |
【人】 勢喜 光樹いざ怪異を目の当たりにして 気付いた……か? それはそう在るべきものだと受け入れれば…… 多少は、楽になれるかもしれない。 [何かあっても平気そう、は あながち間違いではないだろうなと思う。 浴びせられる罵声の数々。 ]空気と思うようになったのと同じように。 なんだってそうだ。何があっても……きっと (171) 2022/08/10(Wed) 23:45:15 |
【人】 勢喜 光樹………精神病棟エリア。 そこは探しに行ってみたのか? [何時頃はぐれ、何時まで独りでいるのか 何処から何処まで探し歩いたのかも分からないから 目に付いたエリアの名を出してみるが、はたして。] もう……歩けるか? [相手がまだしゃがみ込んでいるのであれば、 引っ張り上げる手伝いくらいは、してやるつもり。*] (174) 2022/08/10(Wed) 23:51:52 |
勢喜 光樹は、メモを貼った。 (a58) 2022/08/10(Wed) 23:56:44 |
【人】 勢喜 光樹……まだ、チハヤとは はぐれて間もないのか。 [四谷の曖昧な言い方からして チハヤのいそうなところに心当たりはなさそうかと。 ならば今は、目に見えた「精神病棟エリア」へ 向かってみるのが良いかもしれない。 それがはたして、最善と呼べる選択かは分からないが。 此処で駄弁っているよりは、マシなのでは。] それじゃ………行くか。 [もしも四谷が先陣を切らないのであれば、 己が先んじて、精神病棟エリアの方へと進むだろう。 動かない間にも、時間は過ぎていく─── 己が死を迎えるまでの暇潰しが 暇潰しではなくなってしまうことは、出来れば避けたくて。 この広大な廃病院で、探し人が見つかる保証はないが 何もしないよりかは、見つかる時間も早まるだろうと。*] (224) 2022/08/11(Thu) 3:04:10 |
(a66) 2022/08/11(Thu) 3:13:13 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新