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人狼物語 三日月国


168 【飛び入り歓迎】Hospital of Delusion ー妄執の病院ー【R-18RP】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


極夜の季。異形の刃が朱に染まれば、月の女神が蒼ざめる。
地上の民は怯え、惑い、鋭き刃に蹂躙される。
女神はただただ無力を嘆き、涙を零すのみ。

――三日月国の伝承

【人】 廃病院の院長 カミシノ

あぁ――…今日もまた、治療を求めて人々がやってくる。
私たちが、治療して差し上げなくては。

[埃の積もった、病院の一室。
男がうわ言のように呟く。]
(0) 2022/08/07(Sun) 0:18:16
不審死の元凶 ???が参加しました。

【人】 不審死の元凶 ???

そうですね、ね。
ち、治療してささ、さしあげなくては。


[男の後ろから、『それ』が顔を出す。
枯れ枝のように萎びた胴に、捻くれた手足がぶら下がり、奇怪な様相の頭部は、時折発作でも起こしたように、激しく痙攣する。]

ち、治療しなくては。
肉を接いで、血を注ぎ込んで、その心と魂を苦痛から解放してさしあげなければ。


[『それ』の口が歪む。
果たして、その表情は笑っているのか、それとも別の感情に起因するものか、判別がつかない。
男と『それ』は、ガラスの抜けた窓から見下ろしながら、新たな患者を待っている。]
(1) 2022/08/07(Sun) 0:24:55


劇場の支配人(村建て人)は、メモを貼った。
2022/08/07(Sun) 0:34:55

不審死の元凶 ???は、メモを貼った。
(a0) 2022/08/07(Sun) 0:42:46

村の設定が変更されました。

劇場の支配人(村建て人)は、メモを貼った。
2022/08/07(Sun) 23:07:58

水子たちの霊 ヒルコが参加しました。

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

ー死体安置室ー

積もった埃が舞い、僅かに水気を含んだ空気が、すえた臭いを発している。
肌に触れれば、汗ばんだ時に似た不快感を感じるだろう。

そんな中で、ふと。
水面で泡が弾けるような音が響く。
見れば、室内の隅。
最も暗闇が濃い場所から、小さなあぶくがたっている。

ひとつ、ふたつーー…。
何かが近づいている事を示すように、あぶくの数は多く、そして間隔は短くなっていく。
やがて、あぶくの根本から、何かが立ち上がる。

最初に頭が見えて、それから手が、上半身が…。
そうして、影の中からは現れた姿は、存外に小さく、子供ほどの背丈しかない。
(2) 2022/08/08(Mon) 12:58:12

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

「探さないと。
見つけてあげないと。

『僕』の、
『私』の、
『俺』の、お母さんを。」

囁くような声。
けれど、郁恵にも重なって聞こえる。
『子供』はやがて歩きだし、部屋の外へと消えていった。
(3) 2022/08/08(Mon) 12:58:32
水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a1) 2022/08/08(Mon) 13:04:19

千早 結が参加しました。

【人】 千早 結

   

 ここが噂の廃病院か
 確かに原付でも来れないなぁ…


[公道を逸れた脇道はいつの間にか鬱蒼とした森に飲まれていた。スマホの電波も場所によっては次第に途切れ始める。

オカルト板で拾った肝試しの書き込みや過去の事件の情報を元に、雑草の生い茂る獣道を進めば件の廃病院らしき建物が見えて来る。

逢魔ヶ刻を追う薄らとした月明かりが、寂れた建造物の闇に吸い込まれるかのように感じた]

   
(4) 2022/08/08(Mon) 19:19:07

【人】 千早 結

   


[死後の世界など信じた事がなかった。
死ねばそれで終わりだと考えている。
ホラーチャンネルやオカルト板を見るのは好きだが、
それは「よく出来た創作物」としての話。

超常現象と称される物は全て科学的裏付けが可能だと思っている。そうでなければ脳が作り出す幻惑幻覚の類だとも。


これまではそうだった。
自らの「死」の宣告を告げられる前までは]**
   
   
(5) 2022/08/08(Mon) 19:28:13
千早 結は、メモを貼った。
(a2) 2022/08/08(Mon) 19:30:43

四谷 隆史が参加しました。

【人】 四谷 隆史

「堕ろそう。だって俺ら、まだ学生だよ。」



[今でも、その言葉をあいつに言ったのを後悔してる。]
(6) 2022/08/08(Mon) 19:35:53

【人】 四谷 隆史

 ……ちぇ。ばーか。
 やっぱビビってんじゃん。

[やっぱり帰る、やめるのスタンプは既読無視。

とある出来事があって、気も漫ろだったせいだろう。A判定だった大学に落ちてしまった去年。
滑り止めに行く気にもならず、予備校通いながらの半年。
今年こそは受からないと親の脛齧りと言われてしまう。

受験勉強の合間の息抜き。
廃病院で肝試しって計画したのは同じ予備校通いの1人。
結局びびって中止の連絡をフリックして追いやった。

しかし、自転車で来たのはいいが行く道は雑草ばっかり
歩いた方がいいなとスマホの明かりを頼りにがざり、がざりと音を奏でて獣道。

ふと画面をスライドさせればトーク一覧の一番後に、見たくない名前を見て 


 ――LINEのアプリをそっと仕舞った ]
(7) 2022/08/08(Mon) 19:39:35

【人】 四谷 隆史

[遠目からもわかる病院は、塗装も剥げておどろおどろしい。

どうせ雰囲気だけで、野生の獣とかが住み着いたり、
水場で蛙が合唱したのがうめき声に聞こえたとか。
どうせそんなのが真相だろうに、
地元ではここは一種のオカルトスポット。

*年前、デート代わりに行った後輩カップルが
誘い込まれて死んでしまった、とか。
そういった眉唾ものの噂もまことしやかに囁かれている。


夏合宿の帰りにやろう。との誘いだったから。
背負った通学カバンの中には赤本と受験用の重いテキスト、
あと夜道を帰ることがあるから手持ちライトとカロリーバー、
飲み物あたりが無造作に放り込まれている。

ただ、冷やかしてかえるだけ。
来なかった奴らにマウントとるため。

そのためだけに、
錆びたドアノブをハンカチで包んで開けたのだ。]
(8) 2022/08/08(Mon) 19:41:47

【人】 四谷 隆史

[堕胎の費用は俺のお年玉貯金から出した。
親には言ってない。年齢も詐称したのに医者は何も言わなかったから多分大丈夫、の、はずだ。
9週だから、性別はわからなかったと言っていた。

そんなこと聞きたくない。
それよりどっか飯でも食いに行こうと、
いつも通りを装う位しかできなかった。

涙の跡が残るあいつの顔を、平然とは見れなかった。]


 「***、って。名前、呼んであげてよ。」


[なんにもいなくなった腹をさすったあいつが、
そんなことを言う。

俺に組み敷かれて女の顔で喘いでたくせに。
自分らの将来のために殺した躯は、
病院でとっくにゴミとして出されているんだろうに。

もういない命の母親の面して気持ち悪い。]
(9) 2022/08/08(Mon) 19:50:16

【人】 四谷 隆史

「なんで、そんな燃えるゴミに出されたモノの
 名前、呼ばなきゃなんねーんだよ。」

[お前が、お前じゃなくなったようで。
それがたまらなく、怖かっただけだよ。


その翌日に、学校の屋上から飛び降りるなんて思わなかった。]
(10) 2022/08/08(Mon) 19:51:51

【人】 四谷 隆史

[世間では受験のストレス、ってことになってる。
当時付き合ってるのも内緒だった。

友人グループも違ったし、接点だって少ないもんで。
ただ、夏の日に図書館で本を一生懸命取ろうとしたお前を見て
なんの気まぐれか、1冊とって渡した。

ただそれだけが切っ掛けで始まった関係だったんだ。


墓参りにすらいけないまま。1年。
明日はお前が、今日は―――***が死んだ日。*]
(11) 2022/08/08(Mon) 19:54:49
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a3) 2022/08/08(Mon) 20:03:26

校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/08/08(Mon) 20:14:36

校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/08/08(Mon) 20:19:34

【人】 不審死の元凶 ???

―廃病院内 四谷と―


――ようこそいらっしゃいました。
ご家族の方ですね。

[夏のなんとも言えぬ生暖かい空気と、辛うじて明かりが灯っているばかりの、薄暗闇の中で澄んだよく通る声が響く。

声は「三人」の来訪者>>8に向けられたもの。
声を投げかけたのは、一人の少女に「見える」。
人形のように、細く華奢な身体つきに、暗闇の中でなお光を反射する、長い金髪。
何より、整った顔立ちに、唇はうっすらと湿りを帯びて、薄く朱が差しており、ガラス玉のように澄んだ翠と蒼の瞳がまっすぐに、男の後ろを見据えている。]
(12) 2022/08/08(Mon) 21:47:37

【人】 不審死の元凶 ???

あぁ、お母さまも、お子様も。
いつも一緒にいるのに、お父さまに気付いて貰えない事が悲しいのですね。
名前を呼んでもらえなかった事が、苦しいのですね。
お父様を一人、この世に残してしまった事を、悔やんでいらっしゃるのですね。

[終始、少女の眼は男に注がれることは無い。
男が何を言おうと、少女が口をつむぐことは無い。
その後ろにいる、母親と子供が少女へ語り掛けてくる限り、少女は応じる。]

ご安心なさいませ。
お父さまがこちらにいらっしゃるのも、もうほんの少しばかり後の事ですから。

[少女の顔が、初めて男を向いた。]
(13) 2022/08/08(Mon) 21:48:05

【人】 不審死の元凶 ???

―――。
(14) 2022/08/08(Mon) 21:48:25

【人】 不審死の元凶 ???


[『それ』が、言葉を発する事は無かった。
ただ、男の方を向いていた、それだけ。

そして、男が瞬きする間に『それ』の姿は消えて、後には元の生暖かい空気と、薄暗闇だけが残っていた。]**
(15) 2022/08/08(Mon) 21:48:43
不審死の元凶 ???は、メモを貼った。
(a4) 2022/08/08(Mon) 21:52:52

不審死の元凶 ???は、メモを貼った。
(a5) 2022/08/08(Mon) 21:56:44

【人】 四谷 隆史

― 怪異との遭遇 ―

 は?

[開口一番何を言ってるんだこの外国人。
と、口をついて言いかけたのが辛うじて喉元で留まったのは。
こいつが何かちがう、と本能が訴えていたからかもしれない。

夏の熱帯夜よりも劣るものの頬撫でる生暖かさ。
薄暗闇を照らす入口の蛍光灯は、20年の歳月を経ても
辛うじて稼働している。そんな、場所にいた1人の女。

美しい少女だ。
それこそ絵本の中から飛び出してきたかのような。
オッドアイなんて見たことない。カラーコンタクトだろうか。
薄紅の唇が、美しい顔立ちの中で
まるで色香を滲ませているかのように艶めかしく映る。

その容姿にあつらえたかのような服を着たこの娘も、
例の噂を聞いてやってきた肝試しの奴だろうか。
いや、それにしては。

ようこそいらっしゃいました。とまるで
この病院の主のような歓迎の挨拶である。
それに。]
(16) 2022/08/08(Mon) 22:24:55

【人】 四谷 隆史

 なに、言ってんだ。俺は。

[女は、俺を見ているようで見ていないかのように
ペラペラ変なことばかり喋る。

お母さま?お子様?何いってんだこいつ。

・・・・・・・・・

俺はずっと1人だぞ?]
(17) 2022/08/08(Mon) 22:25:40

【人】 四谷 隆史

おいっ!なぁ!!何言ってんだよ!
馬鹿じゃねーの?驚かせようとして
テキトーなこと言ってんじゃねぇよ。
少し顔がいいからってバカにして……

……


        は?


[>>14]


 [時間が、呼吸が。一瞬、止まったかのような]
(18) 2022/08/08(Mon) 22:26:01

【人】 四谷 隆史



   [沈黙]
(19) 2022/08/08(Mon) 22:26:25

【人】 四谷 隆史

 ぁ。


[瞬き1つ。

気づけば、そこには誰もいない。
そこには、誰もいない
              
本当に?
]


 は、 はは。
 ……冗談きついぜ。


[冷たい脂汗が滲んだ。
家族。お子さん。お母さん。

思い浮かんだのは肩口までの黒髪
はにかむ笑顔が可愛かった、あいつと]


         
『***の名前を――』
(20) 2022/08/08(Mon) 22:27:44

【人】 四谷 隆史

 ドガッ
(21) 2022/08/08(Mon) 22:28:14

【人】 四谷 隆史

[エントランスの壁を叩く。
血が滲もうが知ったことか。


    怖い  怖い
 
ああ、むかつくむかつく]


[ 
怖い

 
面白れぇ
]


 は、は。あの噂は真実だってか?
 怪異が起きるってやつ。

 おもしれーじゃん……?

[にやり、と笑う。俺の顔を

じっと影2つが見ていたような気がするなんて

気のせいだ。きっと。*]
(22) 2022/08/08(Mon) 22:29:43
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a6) 2022/08/08(Mon) 22:40:09

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

―廃病院 とある病室―


小さな子供が、脚の腐りかけた椅子を足場に、硬いコンクリのむき出しになった窓枠に肘をつき、外を眺める。
夜の闇に覆われ、青黒くなった木々の間に、小さく人影>>4が見えた。

「今日は、どんな人が来るのかな?
あそこにいる人は、『僕』と遊んでくれるかな?
『私』と一緒に居てくれるかな?
でも、男の人は『俺達』の『ママ』にはなれないね。」

何もいない空間、その四方八方から声があがり、部屋の中で反響する。
さながら、多くの子供がこの場に居るかのように。
(23) 2022/08/08(Mon) 23:02:21

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

しばらくの間、椅子の上でこれから来院する者達を思い、はしゃいで椅子を軋ませていたが、やがて椅子から飛び降りて、部屋の外へと歩いていく。
この病院に存在する人ならざる者は、自分だけではない。
彼等の中にも、自分の願いに沿う存在がいるかもしれない。
そう思い至り、廊下を彷徨い歩くことにしたのだった。*
(24) 2022/08/08(Mon) 23:02:28

【人】 千早 結


 ───過去回想───


 は…い。大丈夫です
 大学病院ですね、分かりました…
 紹介状諸々、色々とありがとうございます
   

[「告知」と言うものは身内や身元引き受け人が呼ばれるものなのだが、ぼくの隣で言葉を失っているのは生憎親でも兄弟でもなく「インターン先のオーナー」だった。

生い立ちが不幸という訳ではない。

父は早くに病死したが保険金のお陰で生活に困る事はなかったし、母は不在がちながらも稼ぎはその辺の中年男性より遥かに多い。ぼくが家を出て一人暮らしができるのもそんな両親のおかげだと思っている。

流石に学費から何からを両手離しで頼るのは心苦しく、
生活費くらいは今のバイトで足しにしていたのだけれど]


 すみません。母は出張だから来られなくて
 はい、自分で連絡します
 お世話になるつもりだったんですけど・・・
 こんな体ではご迷惑をかけますし、
 皆さんには内緒でお願いします
   
   
[未だ自身に実感が湧かないのに、
目の前で涙ぐむ画廊のオーナーに
なぜかぼくがはにかんで]
   
(25) 2022/08/08(Mon) 23:16:39
水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a7) 2022/08/08(Mon) 23:18:48

【人】 千早 結



[結局母には連絡せず終いだった

スマホの画面上で幾度も迷う指と睨めっこをしたのだが
現実感のない心はいつもと変わらぬ空虚を飲み込み
夏の青々とした空に流れる真白な雲を眺めながら
ぼくはいつの間にやらここにたどり着いたみたい]

   
(26) 2022/08/08(Mon) 23:24:24

【人】 千早 結


 ──現在、廃病院──


 おじゃましまあす
   

[間延びした声と共に入り口の扉を開く。

持ち物はない。厳密に言えばポケットの中にあるスマホとライターと煙草と財布と、途中離脱した原付の鍵くらいだろうか。

虫除けスプレーしとくんだったなあなどと、薄手のカーディガンの上から腕を掻きつつパキパキとガラスやらなんやらの破片を踏みしだきながら中へと入った。

>>8自分より先に来ている誰か、の存在に気づくのはもう少し先かもしれない]
   
(27) 2022/08/08(Mon) 23:30:15

【人】 千早 結



   
 んん・・・幽霊さぁん、いますー?
 あれ、なんだろう、ここ

 とても生ぬる   、い・・・

   
[静かなエントランスの扉を通り抜けたつもりが
滑りけのある暗い帳に全身を預けたような気持ちになる

僅かな立ち眩みが瞼を襲い
おとと、と2、3歩、足を踏み入れた先には
>>22壁を叩く?人影が立っているようだった。

生きている人間だろうか。それとも。
近づいてみよう]


 
(28) 2022/08/08(Mon) 23:39:45

【人】 千早 結



[>>22音もなく背後から覗き込む形になるかもしれない]


 ね、ね。君、

   
[暗い、くらい、壁に押し付けられるように伸びた
しなやかな腕の影先に視線を向けて

この人は人間なのか幽霊なのかと確かめるように
拳に触れられるのかどうかと試してみる。

少し前までの自分ならきっとこんな馬鹿げた事はしてないかもしれない。人または幻覚の二択で片付けていた事だろう。
でも今は。願わくば。幽霊ならいいのにとも思ってしまう。

そんな探究心が、
対自分以外の存在との距離感を0にしている]

  
  ん、触れちゃうね
  幽霊じゃないかぁ・・・
  所で手、どうしたの?血が出てる
   
   
[する、と触れさせて貰えているのなら血の滲みに触れて
手を払われていたのなら血の匂いに反応してはにかむだろう]*

   
(29) 2022/08/08(Mon) 23:51:55
千早 結は、メモを貼った。
(a8) 2022/08/09(Tue) 0:02:54

【人】 四谷 隆史

 おとうさん。

         おなまえ、よんで。

 
  ***の

           おなまえよんで。



[―――……幻聴だ、こんなの。]
(30) 2022/08/09(Tue) 0:13:19

【人】 四谷 隆史

[この病院の施設あちこちぶっ壊せば
この苛立ちも、幻聴も聞こえなくなって
すっきりするんだろうか。

 ああ、むかつくむかつく!!

と、荒い息を吐きだした。時だった。



 音もなくそいつがいた。]


         
『    ?』



[違う>>29
しかも男じゃねぇか。

思わずばっ、と伸ばされた手を振り払う。
その際に男の指先にも赤い血がついてしまったろう。

――― はくり。 呼気を落とす。]
(31) 2022/08/09(Tue) 0:14:24

【人】 四谷 隆史

 ……あ、いや。
 すまん、えっとだな。
 あー、肝試しに予備校生らで行く予定が
 噂信じたやつらみーんなドタキャンしたんすよね。


 それが、ちょい悔しくて?ついモノにあたったみたいな。
 って、人、生きてるでいいんですよねあんた。


 あんたも肝試し?

[多分年上?柔らかなかんばせをした、距離感近い男に対して
問いかけ1つ。*]
(32) 2022/08/09(Tue) 0:15:08
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a9) 2022/08/09(Tue) 0:16:16

【人】 千早 結




   『   』





   ───?


[僅かに聞こえた何か、に視線を移ろわせるも>>31]

   
(33) 2022/08/09(Tue) 0:29:01

【人】 千早 結



 
 友人が日和った挙句、ソロ肝試しを実行するなんて
 負けず嫌いにも程があるでしょ
 またはお人好しなのかな


[ってオブラートにも包まずあっけらかんと笑いながら
その上苛ついて壁を殴っただなんてエピソードを聞けば
ガーゼとか残ってる物ないかな?などと言いながら手を引いてみる

肝試しかと問われれば首をふるけど、
互いの目的は似て近いしい気もして]


 んーん、幽霊に会ってみたくて来たんだよ
 あ、驚かしてごめんね、生きてるけど
 もうすぐぼく、死ぬかもしれないからさ
   
   
[病気でね、と指についた血を舐めて
うん、やっぱり人だな。なんて確認しつつ]   

   
(34) 2022/08/09(Tue) 0:43:18

【人】 千早 結


   
 あ、敬語なしね。ぼくはちはや。
 幽霊いないかなー死んだらどうなるんだろ
 君って怖がり?ここでは何かみつけた?


[>>32ソロ肝試しへの怒りで壁を殴る、そんな怒気だったのだろうか。先ほど聞こえた微かな声のようなもの、は風の軋みだったのだろうか

彼の様子を気にしながら、共に施設を回ってくれるなら隣に並んで奥へと進むつもり]**

   
(35) 2022/08/09(Tue) 0:51:36
千早 結は、メモを貼った。
(a10) 2022/08/09(Tue) 0:55:00

四谷 隆史は、メモを貼った。
(a11) 2022/08/09(Tue) 0:59:03

村の設定が変更されました。

校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/08/09(Tue) 3:17:24

不審死の元凶 ???は、メモを貼った。
(a12) 2022/08/09(Tue) 3:24:40

校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/08/09(Tue) 3:34:41

【人】 四谷 隆史

[一時的に移ろうた視線は




     
だれ

     どこ、に向けられたもの?]
(36) 2022/08/09(Tue) 4:30:21

【人】 四谷 隆史

 ア、は。

 ただ、グループ内の序列決めるみたいなだけっすよ。
 後はまぁ、興味本位?

[負けず嫌い、は兎も角として
お人好し。なんて評価は俺に一番似合わないのは知っている。

見ず知らずの他人が怪我してるのを見て
手を引く男の方がよっぽどお人好しなんじゃなかろうか。


――そいつの目的は、きもだめし、じゃあなく。]


 へ。幽霊に。会いたい。


[思わずきょとんとして。一言、一句を区切って。
べつにおどろいてない、と言いかけて止めたのは。

もうすぐ死ぬかも、なんて。
何てことないように目の前のそいつが言うからだ。]
(37) 2022/08/09(Tue) 4:31:06

【人】 四谷 隆史

 冗談、きついっすよ。ちはや、サン。
 元気そのものじゃあないっすか。


[この廃病院、獣道徒歩でいかないと辿り着けないんだけど。
とか、幾らでも言えたけど。

病気で。と言われて。それ以上二の句告げなかった。]
(38) 2022/08/09(Tue) 4:31:30

【人】 四谷 隆史

[だから、敬語無しとかにも素直に頷いた>>35し。
矢継ぎ早めいた質問にも1つ1つ、答えたわけだ。]

 えっと、俺はよつや。四谷隆史。
 幽霊?は、は。そんなのいない


 って、さっきまでなら言えたんすけど。
 実はなんか、見ちゃったみたい、な。

[金髪幽霊。見つけるんならあんまおすすめしないっすよ
なんかグロいのに変わったし。と言い添える。



奥に進もうとするなら、ついていく。
勿論、一緒に施設を回るのだってだ。

アレがあって1人で回るってのは、流石にやばいのはわかるし、
この人何があっても動じなさそうだし。

もうすぐ死ぬっていっても。
      
あいつみたいに翌日死ぬとかは、ないだろう?
**]
(39) 2022/08/09(Tue) 4:32:32
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a13) 2022/08/09(Tue) 4:34:12

【人】 千早 結

   
   
 だってドタキャンされたら、
 ぼくなら速攻そいつらの所に赴いて
 首根っこ掴んで連れてくる方に
 精力使っちゃいそうだもん

 その点四谷くんは義理堅いとでも言うのか
 ま、そう言う感じの印象〜
   
   
[怒るというなら矛先を。「わたしメリーさん。だなんてラインしながら迎えに行くよ」と笑いながら。

そっけない無然さで、照れ隠しとも否定とも言い難い反応を見せる彼は「四谷隆史」くんと言うらしい。敬語だったのはおそらく年齢差を悟った反応なんだろう。賢しさが窺える。

彼が僅か、掌を見下ろす仕草に嫌だったかなと距離感を測り直すために手を離し、エントランス内の地図を探してカメラを起動させながら地図を撮る。電波の具合は悪いままだが、スマホ本体自体は使えそうだ。何かの縁だしライン交換しない?だなんて雑談追随、四谷くんにQRコードの交換を求めながら]
   
(40) 2022/08/09(Tue) 8:31:19

【人】 千早 結


 血液の癌なんだ
 治療をすれば30%くらいは助かるみたい

 でも、日常生活が急変するのが怠くてさぁ
 化学療法だと外にも出られなくなるから
 迷ってるんだよね
 あ、まだ自覚症状もほぼないから
 気は使わなくて大丈夫だよ


[元気じゃないかと口を閉ざす四谷くんに笑って「それな」と軽口を返した

このまま、ゆるやかに死を迎えるか
治療負荷を抱え苦しい闘病生活をするか

君ならどっちを選ぶ?という素朴な疑問が浮かんだけれど、まだ幼さの残る口調に向けるには酷かと思い胸の奥に潜める事になる]
   
(41) 2022/08/09(Tue) 8:32:07

【人】 千早 結


   
 え、見たの〜本当にいるんだ
 いや、前までのぼくなら錯覚だろだなんて
 言ってたかもだけど

 金髪グロテスク幽霊かぁ...
 さっき、顔色が悪いように見えたのは
 その幽霊を見たから?
   

[雑談の続きをしながら四谷くんと歩き出す。まずは未使用のガーゼなどがないか探しに行くつもりで。彼に行きたい場所があるならそちらにも行ってみようと。まずは一階の奥へと足を進めた]*

   
(42) 2022/08/09(Tue) 8:33:57

【人】 千早 結

   


   
[  生きていたかった
   生きたい
   そんな風に思う事がぼくにもあるだろうか
   大きな夢や、後ろ髪をひかれるような存在もない

   母を一人残す事は少し申し訳ない気もするけれど
   ぼくは結局自分が大切なんだろう
   
   高い山を目指し
   観られるかもわからない美しい景色を目指すより
   麓の旅館でぬるま湯に浸かっていたい
   苦しい思いをしても7割死ぬのなら
   確約された温かな「今」を生きたい
   
   死した者が未だこの世にいるのなら
   どんな想いで姿を表すんだろう
   
   一般的に言われる「強い未練」が原因なのか
   それがなくなったらどうなるんだろう
   なくならないのかな
   ずっと、彷徨い続けるんだろうか───]*

   
   
(43) 2022/08/09(Tue) 9:00:50
千早 結は、メモを貼った。
(a14) 2022/08/09(Tue) 9:16:43

【人】 千早 結


   ──病院一階──


 ・・・ねぇ四谷くん、廊下、
 電気?が点いてるんだけど
   
   
[本当に廃墟なのだろうか。入る前は、確かに朽ち果てそうな見た目だった筈なのだけれど。ここに来るまではじっとりとした汗がシャツを濡らす程度には暑かったのに、どこかひんやりとした空気感すら首筋に覚える。

ぼくの目には薄ぼんやりとした灯りが所々、ゆらゆらと誘うようにエントランスから入り組んだ位置‥廊下の奥へと続くような風景だった。暗闇の筈なのに、朧げな灯によって視界ははっきりとしている。不気味と表現する以外の方法が思いつかない。

>>2どことなく、何かが腐敗したような香りが鼻先に漂う気がした。オカルトチャンネルの知識で言う所の「物音、温度差、匂いの変化は怪奇現象のはじまり」だろうか。

地下への階段のすぐ近く、「処置室」と書かれた部屋へと足を進めた。未使用のガーゼやアルコールを探して室内を調べよう]

   
 
(44) 2022/08/09(Tue) 9:40:39
千早 結は、メモを貼った。
(a15) 2022/08/09(Tue) 9:43:02

【人】 四谷 隆史

ん。ん、まあ……そ、っすか……ね。

[実際そこまで親しくない、から
何がなんでも一緒にって気分にならなかった。
或いは。被罰を望んでいたのか。

もし幽霊とやらがいるなら、またあいつに
……『   』に、逢えるかも、とか

そんなことを流石に初対面の歳上の人に言えないものだから。言葉の歯切れは悪かった。

チハヤさんの離された手が、スマホに伸びて
エントランスの地図を写メっている。
そうだ。肝試しすんなら地図いるな。と
俺も隣で地図をスマホに写した。

交換は勿論応じて、慣れぬ敬語も相手の好意に甘えてやめて
ラインに新しい名前が、ひとつ]
(45) 2022/08/09(Tue) 13:10:15

【人】 四谷 隆史

血液、の。
そ、っスか……。

[大変でしたね。辛いですね。
どれもがまちがってる気しかしない。

また、あいつのときみたいに……]


……。


[気を使わなくていい、って言葉にまた甘えて。
曖昧な表情で誤魔化した。]
(46) 2022/08/09(Tue) 13:17:19

【人】 四谷 隆史

少なくともどっきりやCGにゃ見えなかったっすよ。
なんすかチハヤさん。何か興味津々みたいっすよ?なんて。

……まあ、そうすね。
あんま気分良いもんじゃねーツラでしたから。

[それだけではないのだが、雑談に本音を少しだけ混ぜて
会話は、足取りはとりとめもなく

行きたいとこなど、地図を写メるのも忘れてた。
そんな俺にゃプランも何もないから。
チハヤさんに連れられ、歩くのである。*]
(47) 2022/08/09(Tue) 13:21:29

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

─地下「処置室」 四谷、千早と─


連れ歩く2人>>44 >>47の視界の外。
朽ちて用を成せなくなった机やら、赤茶けたシミのついたベットやらが放り込まれ、一際澱んだ空気が漂う廊下の一角。
赤褐色に濁った瞳が一対覗いている。

「ねぇ、新しい人達だよ。
『私達』と遊んでくれるかな?
『俺達』が『アイツら』で遊んでも構わないかな?」

さながら、子供が遊び相手を見つけたかのような、楽しげな声。
といっても、その声はまだ2人には届かないだろうが。

子供は考える。
さて、どうすれば自分が楽しめるだろうか。
一方は、怪異に会う事を望んでいる者。
もう一方は、すでに怪異の一端に触れて、恐怖を知る者。
どちらを揶揄っても楽しそうだが、どうせなら一番愉快な方法で楽しみたい。
暫く子供は自問自答して、ゆるりと暗闇から抜け出し、目当ての相手の背後から声を掛ける。
(48) 2022/08/09(Tue) 15:04:31

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

一方的に話し終えて、声の主は消える。
揶揄う相手に選んだのは、怪異に会いたいと望む者。
もう一方を選ばなかった事に理由は無い。
ただ、彼を自分たちの側に引き込めたら、もう一方もきっともっと怖がるだろう、その方が面白い。
そう考えただけの事。

相手がこちらを探そうとしても、見つけることは出来はしない。
もしかしたら、遠く離れていく小さな笑い声を聞くことが出来るかもしれないが。* *
(49) 2022/08/09(Tue) 15:08:50
水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a16) 2022/08/09(Tue) 15:09:49

名坂愛子が参加しました。

【人】 名坂愛子

ここ……かぁ
噂よりも雰囲気出てる気がするんだけど?

[過去の凄惨な事件の現場として、現在はオカルト的に有名な場所として。
この廃病院は知る人ぞ知るスポットである。

もっとも、実際に訪れるのは、よほどの物好きかワケアリかだろうけれど]
(50) 2022/08/09(Tue) 17:00:31

【人】 名坂愛子

ここまで来るのにも苦労するし
何か手掛かりだけでも見つかれば……それも望み薄かな
だからと言って探さないわけにもいかないけれどさ

[私はワケアリ――の方だと思う。数か月前から行方不明の妹。
オカルト好きでもあったあの子の行方の手掛かりを求めて身辺整理をしていたら、あの子がこの廃病院について調べていたのが分かった。
もしかしたら、ここに行ったのかも。
行ったとして、今もここにいるなんて思えないけれど、少しでも手がかりがあればと思って勢いでやってきたのだ]

おーい……
雪ー、
いるー……?


[塗装も剥げたおどろおどろしい病院の入り口に向けて弱弱しく呼びかけてみるが]
(51) 2022/08/09(Tue) 17:01:50

【人】 名坂愛子

――まぁ、これで見つかったら苦労はしないよね
ひとまず、隅々まで探索しようかな

[雰囲気だけなら、やはり有名オカルトスポット。ナニかが出てきてもおかしくはなさそうである。
実際は幽霊の正体見たり、なのだろうけれど。
どうしても。もしかしたらなんて考えてしまうのは妹の影響もあるのだろう。

幸い、しばらく予定は空いているから腰を据えて探索するのもありかもしれない]

現状、一番の心配は……怖い人に出会いませんように……と

[いないであろう幽霊よりも、現実の人間の方が怖い場合があるなんて思い直しつつ、私はゆっくりと入り口に向けて足を進めていった]*
(52) 2022/08/09(Tue) 17:02:19

【人】 名坂愛子

―― 数か月前

あのね、幽霊なんているわけないでしょ

[オカルト話にばかり熱中して学校の成績がよろしくない妹。
あの子に対して、つい言ってしまった言葉がこれである]

だから、そんなものより、まずは目の前の学業をね……って、待って
お姉には人の心が無いんかって、そこまで言う?!

[もちろん結果は大喧嘩だ。まずは趣味よりも目の前の勉強に目を向けて欲しかっただけの発言ではあるのだけれど。
確かに、私も趣味を全否定されたら怒るし悲しいけれど、それでも妹には苦労とかして欲しくないからと。
そうしてあの子に生きる希望を奪われたかのような顔をされてしまった]

お姉は人の心も幽霊の心も分からないだろうから、幽霊にでもなっちゃえって……って、こら!
こんな夜からどこ行くつもり?!

[そんな言い争いの末、妹が選んだのは家出だった。
クローゼットの奥からリュックを引っ張り出したかと思ったら、財布にスマホといった必需品を素早く手に取って、そのまま夜の街へと飛び出していったのだ

――あれから数か月、いまだに手がかりもなく。ようやく見つけた手掛かりに繋がりそうな場所。
せめて、なにかここで見つかれば――]**
(53) 2022/08/09(Tue) 17:03:54
名坂愛子は、メモを貼った。
(a17) 2022/08/09(Tue) 17:14:33

【人】 千早 結


 ──処置室──


 あると嬉しいとは思ったけれど、
 20年経って荒れ果ててる筈…の割には…
 まあでも良かった

 四谷くん、手貸して


[室内は思っていたより荒れてはいない
───どころか

諸処埃などはあるものの、20年もの月日を過ごした廃墟とは思えない医療器具の残り方をしている、ような気がする。

室内を照らすつもりでフリックしていたスマホの懐中電灯マークは押す必要はなさそうだ。狐(幽霊?)につままれた気持ちさながら、個包装の止血ガーゼや未使用のアルコールを見つけ。

まずは四谷くんの傷の手当てを済ませようと、古い机に医療道具を並べて彼の手を簡単に治療した。
古い記憶、保健医が手当をしてくれた程度の知識で]


 ふふ、だって本当に「いる」のなら
 死後の世界がある事が事実になるでしょう?
 どんな世界か…それがぼくにとって
 「悪くない環境」なら、死を恐れる必要もなくなるから
   
   
[興味津々と示唆されて、自然と笑みが溢れた>>47]
   
(54) 2022/08/09(Tue) 17:20:56

【人】 千早 結

   

[怖がり?と尋ねた言葉に明確な返答はなかったけれど、
金髪の幽霊を見た話しぶりと共に周る選択をした事から
彼の心境は朧げに察しているつもり>>39

>>45何か言いにくい事柄を抱えているのか、までは図れずとも。少なくとも彼も「幽霊」に求めているものはあるかもしれない。だからぼくの話に重ねて、彼の事も聞いてみたいと暗に含めて]
   

 君も幽霊に会ってみたいように見えるよ
 会いたい人でもいるのかな、そんな風に見───
   
 
(55) 2022/08/09(Tue) 17:21:17

【人】 千早 結

   

   
 
  え   、?


(56) 2022/08/09(Tue) 17:22:38

【人】 千早 結



[ぞくッッ、と背に冷たい何かが走る
怖いとか、恐ろしいとか
そういった感情的なものではない

生物学的な意味で、耳元から首筋を伝い
脊中に至るような

氷柱からこぼれ落ちた「冷たい何か」に身体の感覚が持っていかれる、そんな反応を感じて

ぼくは目の前の四谷くんから視線を外して
処置室の扉の方、背後を振り返った]
(57) 2022/08/09(Tue) 17:27:08

【人】 千早 結

   
   

   
  
すぐ耳元で、こどもの声が聞こえた

   
   
[四谷くんの拳の治療を終えたその寸分違わぬ状況で、
ぼくの手はまだ彼の甲に触れている。

ひや汗のようなしとりとした感覚を共有出来ているかは定かではないものの、泡立つ皮膚の感覚はふるりと震えた指先から伝わっているかもしれない]

    
さっき聞こえた気がした
       こどもの声とは違った

   
[ぽつり
エントランスで感じた声の質感との違いを溢して]


   
(58) 2022/08/09(Tue) 17:36:44

【人】 千早 結

   

   
   追いかけよう
   
   
[入口に向け、気配が消えた方へと駆け出してみる
処置室のすぐ側には地下への階段>>49


   
くすくす
と響く小さな声は
      そちらから聞こえている]*
   
   
(59) 2022/08/09(Tue) 17:40:31
千早 結は、メモを貼った。
(a18) 2022/08/09(Tue) 17:43:35

陶酔 カナが参加しました。

【人】 陶酔 カナ

……しているわ。

…いしているわ。

あいしているわ。
(60) 2022/08/09(Tue) 18:22:39

【人】 陶酔 カナ

―精神病棟―


[陶酔したように細められた鳶色の瞳。
微笑を含んだ女の唇は、呪いのように同じ言葉を繰り返している。
上掛けと薄手のカーディガンで隠れているが、その手や足は拘束されていた。
かつてこの病室に居た時のように、”この病室にいる時には人形のようにそこに居る。”
まるで生前をなぞるように。

女は自身の死を認識していない怨霊だ。]
(61) 2022/08/09(Tue) 18:25:27

【人】 陶酔 カナ

どうして?
私を愛してるって言ったじゃない!

[それは両親を早くに亡くし、親族の元で肩見の狭い生活を送っていた女がようやく手に入れられた幸せの筈だった。
けれど女の愛は重く、相手が抱えられるものではなかった。

二十数年前、自分を捨てた男と無理心中を図ろうとした女はその場で取り押さえられ、思いを遂げる事が出来ず、数日後に自宅で自殺未遂を起こした。
当時の医療で女は命を取り留める事は出来たが、心を留める事は出来ず。
壊れてしまった女の処遇に困った親族によって噛志野医院に送られた。

──そうして、女は  ]
(62) 2022/08/09(Tue) 18:26:44

【人】 陶酔 カナ

――♪

[口ずさむのは二十年前に流行った曲のメロディだ。
男との思い出の曲。

生者を見つけたならば、自分が愛した相手と認識する事だろう。]**
(63) 2022/08/09(Tue) 18:28:43
陶酔 カナは、メモを貼った。
(a19) 2022/08/09(Tue) 18:44:01

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

─処置室 四谷、千早と─


揶揄われた方が、自身を追いかけてきても>>59、笑い声は止まず。
むしろ、彼らからつかず離れず、誘い込むように、地下室への階段の奥から、そして地下廊下の向こう側から、最後はとある部屋の中から。
そこまで至って、ようやく止まった。

ーー…『堕胎室』。
部屋のプレートには、部屋の名前が刻印されていた。
部屋の入るかどうかは、彼らの自由。
もっとも、彼らが部屋に踏み入ったとして、自分はそこには居ないがーーもしかしたら、別の住人はいるかもしれない。
(64) 2022/08/09(Tue) 18:45:56

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

最後の一言は、もう1人の彼に聞こえるように。
それから、ぱったりと、声は途切れた。**
(65) 2022/08/09(Tue) 18:46:42
水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a20) 2022/08/09(Tue) 18:53:03

水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a21) 2022/08/09(Tue) 18:53:42

【人】 名坂愛子

―― 病院入り口

[そうして踏み込んだ廃病院入り口。気付いたのは、暑い外と比べて随分と過ごしやすい気温な事。
もっとも、心地よい涼しさというよりは――背筋が震える肌寒さを覚えるのだけれど]

……だ、誰かいますかー?
なんて……お邪魔しますよー……?

[反応は期待していない。それでも自分がこの場所への不躾な侵入者と思えたから。
まぁ、本当にこの場所に住人達がいるだなんて思ってもいなかったのだけれど]

……廃病院なのに電気は来てるんだ
涼しいのはクーラー……?
いや、こんなボロボロな見た目で機能してるのもある意味ホラーっぽいけど

[廊下の電気はついていて、廃墟というにはまだ施設が生きている感じがする。
もしかしたら、使えるものとかいろいろ残っているのかもしれない]
(66) 2022/08/09(Tue) 19:51:16

【人】 名坂愛子

これなら、もしかしたら家出した後も生活できなくはなさそう……?
――いやいやまさかそんな

[ふと、妹がまだこの廃病院にいるかもなんて不安のこもった期待もしたけれど、それは振り払う。
いくらオカルト好きな妹でも、こんな不気味な場所で寝泊まりしてるとは考えたくはなかった]

さて、どこから探索しようかな。
地図とかあれば助かるけどさ

[暗かった時の為に持っていた懐中電灯をリュックにしまって、案内図を探していろいろ歩き回ってみようと。とりあえず1Fから行けるところ。別の病棟もあるらしいから、そっちに行ってみるのもありだろうか]**
(67) 2022/08/09(Tue) 19:52:38
名坂愛子は、メモを貼った。
(a22) 2022/08/09(Tue) 19:53:19

【人】 不審死の元凶 ???

ーー病院内のどこか >>名坂ーー

[入り口から伝わると気配>>52に、覚えがあった。
正確には、似た気配に触れたことがある。
数ヶ月前に病院に訪れた、1人の少女。

ーー…それが、今まさに院内に踏み入ろうとする少女の肉親なのか、それとも他人の空似なのか。
それはわからない。]
(68) 2022/08/09(Tue) 20:02:02

【人】 不審死の元凶 ???

[この病院で行方不明になったのなら、可能性は二つ。
怪異に襲われて、肉体すら残らなかった者。
これが、大多数の者が辿る結末。
そして、もう一つは
「まだ生きてこの病院にいる」
可能性だ。
ただし、風が吹けば消えてしまう様な、砂をかき集めて形にした様な希望であるけれど。

病院内は、現実の時間の流れからは切り離されている。
例えば、過去への回帰を願った者や、永遠の時を欲した者。
その様な者達の影響下であれば、現実と比べて時間の影響が極端に少ない場合がある。
もし、目的の人物がその様な状況にいれば、数ヶ月を生き延びている可能性はある。]
(69) 2022/08/09(Tue) 20:03:17

【人】 不審死の元凶 ???

[といっても、生きていたところで、異界化が解かれるまでこの病院内から出ることはできず、その間に命を落とす事もあり得る。
もしくは、生きていると思い込んでいるだけ、といった場合も考えられる。

彼女達の結末がどのような末路を辿るかは、未だ闇のまま。]**
(70) 2022/08/09(Tue) 20:03:55
不審死の元凶 ???は、メモを貼った。
(a23) 2022/08/09(Tue) 20:06:36

双生 デュースが参加しました。

【人】 双生 デュース

「わたし達のお部屋にお客様が来るわ?お兄ちゃん。

おもてなしが必要でしょう?お兄ちゃん。

何がいいかしら?お兄ちゃん。」
(71) 2022/08/09(Tue) 20:36:10

【人】 双生 デュース

『何がいいかな?お姉ちゃん。

遊んでくれるかな?お姉ちゃん。

ごあいさつしよう?お姉ちゃん。』
(72) 2022/08/09(Tue) 20:38:19

【人】 四谷 隆史

― 病院1階>>44 ―

 そりゃあ、病院なんだから電気だって
 つく……

[と、言いかけて。ここは20年くらい前に
廃院になった場所だと思い至る。
LEDでも20年は持たないだろう。

じゃあ、どうしてだろうか。

雨風に晒されるからこそ外観には
漆喰などの錆止め踏まえて塗装は塗られているはずだ
それがあの惨状ならば、中は相当朽ち果てているはず

なのに。
歩いてもなんともないような廊下。
いや、普通の病院と比べては古めかしくはあるけれど。
ライフライン、電気が通っているし
ゆら、ゆらとはしているけれど
そこを病院と定義しても良い位には。その場所は。

―――それが一層不自然さや不気味さを際立たせる。

だが、それよりも。
俺が肩をびく、と少しだけ震わせたのは
「処置室」という名前を見たからだ。]
(73) 2022/08/09(Tue) 20:43:47

【人】 四谷 隆史

[産婦人科には付き添う人間がいる場合「処置室」の入り口を潜る
それを潜れば「分娩室」或いは「外科室――
堕胎室

それらに母親だけが通される

男は待つばかり。
痛みに呻く声も。泣き叫ぶような苦痛を孕む悲鳴も。
聞こえるだけ。

見てない。耳だけが知っている。]
(74) 2022/08/09(Tue) 20:44:25

【人】 四谷 隆史

 え。あ、  、。

[はっ、と過去をぼんやり思い出していた俺は
チハヤさんの声で現実に引き戻される。>>54

埃をかぶっていても使えそうな医療器具。
ガーゼ類やら、本当に大丈夫なのだろうか。

とは、思うが。じんじんと痛みは残る手だ。
素直に好意に甘え、手を差し出そう。]

 ……それこそ。
 やばいな、ぁ。とおもうっすけどね。
   
 だって、死んだ後の世界って。
 生きてからの世界の延長なら。

       

 
逃げ道
がなくなるじゃないっすか。
         
(俺の罪が。過去が)
(75) 2022/08/09(Tue) 20:45:00

【人】 四谷 隆史

[逢いたいのか?

           逢いたくないのか。
自分でもわからない。

逃げたい。でも今逃げたら
あの日と同じように。

         傷つけるだけの気もするし

自分のクズさをまた向かい合う形になるかもしれないし

――……]


 チハヤさん?


[背後を振り返る彼は何を見た

       何を聞いた?>>57>>48]
(76) 2022/08/09(Tue) 20:45:29

【人】 四谷 隆史

 子供。


[こども。の声が。聞こえたといった

さっき、もわけわかんねぇけど。

           子供の声。]
(77) 2022/08/09(Tue) 20:45:44

【人】 四谷 隆史

『***の名前を、呼んであげて』
(78) 2022/08/09(Tue) 20:46:03

【人】 双生 デュース

『そうしよう。おもてなししよう。』

「きっと楽しいよ、お兄ちゃん。」

「『くすくすくすくすくすくす』」*
(79) 2022/08/09(Tue) 20:46:14

【人】 四谷 隆史

 、っ、あ。まって、チハヤさん!

[地下への階段へ向かい。追いかける、彼に続いて
俺は慌ててその後を追った。


男2人が駆け降りる階段の軋む音

笑い声は自分の耳には届いておらず
もう1人の同行者にのみ届いている>>64
故に、子供の声がすると駆けていく彼に不自然さを覚えながらも
不安と、心配と。それから


――わずかの恐怖と。

それらをないまぜにしながらその背を追いかけて。


おいかけて。

 足が。


俺の足も>>64。]
(80) 2022/08/09(Tue) 20:48:55

【人】 四谷 隆史

    っ、ひっ。


[そのプレートに、竦む足。]
(81) 2022/08/09(Tue) 20:49:15
双生 デュースは、メモを貼った。
(a24) 2022/08/09(Tue) 20:51:18

【人】 四谷 隆史

[立ち尽くす。チハヤさんが俺には聞こえなかった何かへ興味を示し、探そうとするのならきっと呆然と
その光景を俺は見ているだろう。
見ているけれど焦点は合わず。
どこか遠くを
過去を
眺めるようにして。

聞こえた声は一度きり、でも


 葬った筈の過去が咢を向けたような声が


消えてくれない。*]
(82) 2022/08/09(Tue) 20:57:39
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a25) 2022/08/09(Tue) 21:01:17

【人】 陶酔 カナ

―廊下―


──♪

[>>66肌寒さすら感じる館内において、呑気な鼻歌はどう聞こえたか。
ワンピース型の入院着の上にカーディガンを羽織った姿は、病院でよく見る姿だ。
此処が二十年前に廃院になったのでなければ。]

■■さん、来てくれたの。

[無邪気に破顔した女は駆け寄ろうとした。*]
(83) 2022/08/09(Tue) 21:58:31

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

―病院入り口 名坂と―


は あ い ♪


[人気もなく、静まりかえり、冷水に触れたような空気が肌に触れる。
そんな入り口のロビーで、少女の呼びかけ>>66に応じるモノが居た。

少女が振り返れば、手近な椅子に腰かけた子供の姿があるだろう。]
(84) 2022/08/09(Tue) 22:00:43

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

おねぇさん、誰かを探してるの?

[少女がロビーに入る前から、病院内に呼びかける声>>51は聴こえていた。
少女のような生者は初めてではないから、その目的にも察しがついた。]
(85) 2022/08/09(Tue) 22:01:12

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

ねぇ、『僕』も一緒に探してあげようか。
まだ生きてるとは思えないけど、身体の一部ぐらいは見つかるかもしれないし。

[この病院で消息を絶ったなら、つまりそう言う事。
言葉には、少女への温情などなく、事実を突きつける。
だって、自分は生きていた事なんてないのだから。
生きている者の気持ちなどわかろうはずもない。]

その代わりに、『私達』のお願いも聞いてくれる?

[爛々と、光る眼が少女に注がれる。
この少女こそが、自分たちの「母親」になってくれるかもしれない。
歪んだ欲求を、彼女に向けていた。*]
(86) 2022/08/09(Tue) 22:01:18
陶酔 カナは、メモを貼った。
(a26) 2022/08/09(Tue) 22:02:36

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

[少女に話しかけていたところ、こちらに歩み寄ってくる姿>>83が見えた。]

――あの人が、雪?

[目の前の少女に問う。
はてさてどうしたものか。

少女が望むなら、三人で探すことも構わない。
自分が邪魔ならば、潔く身を引こう。]*
(87) 2022/08/09(Tue) 22:03:56
陶酔 カナは、メモを貼った。
(a27) 2022/08/09(Tue) 22:04:45

陶酔 カナは、メモを貼った。
(a28) 2022/08/09(Tue) 22:05:30

水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a29) 2022/08/09(Tue) 22:06:59

水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a30) 2022/08/09(Tue) 22:09:05

【人】 四谷 隆史

― 1年前 ―

[ある日の保体の授業で。ゴリ松が言ってた。

本来であれば学生がするようなもんじゃない。
相手を大事にするというのなら待て。
待てないのなら、絶対に避妊をしろと。

男と女の体の違い。受精から出産に至るまでの内容。
エッチー!とかくすくす笑う声。女子は聞かないふり。
男子はゲラゲラ笑って碌に聞いてなかった。

だってそうじゃん。気持ちいいからする。
触れたいから、触れる。
ゴムとか買うより、そのお金で揃いでアイス買って食べる。
ラブホなんて行ってばれたら大変だからと、
使用してない旧校舎の、埃臭いシーツとベッドがある
人気のない備品庫で、互いの手を握って、交じり合った

夕日が差せば、舞った埃がきらきらって輝く
シーツとおんなじように乱れた黒髪が、額に汗で張り付いてる

あいつは、俺の名前を愛しそうに呼ぶ。
俺も、あいつの名前を呼ぶ。

好きだよ。大好きだよ。愛してるよ。 肉欲の免罪符。
その時楽しければいい。3年になってから増えた全国共通模試。
受験のストレスだって2人で溶け合っていれば忘れられた。]
(88) 2022/08/09(Tue) 22:11:37

【人】 四谷 隆史

 「ねぇ、隆史君。
  私ね、生理きてないの……」

[梅雨が明けて。珍しくあいつが模試で悪い点とってんな。
って。図書館のデートの時に聞いて思ってたら。]

  は? え。

[子供ができるなんて思ってなかったんだ。
何度も交じり合ったから、健康な男女なら。
そうなるのは理解できたはずだったんだ。でも何故か。
俺らは大丈夫だって思ってた。

――浮かんだのは困惑。それから拒絶。
あいつを好きなのは確かだけど。俺が父親?
そんなんなれるわけないじゃん。学生だぞ。
今からどんどん本格的になる受験勉強だってある。
どうすんだよ。金だってそんなないし。


親になんて言えばいいんだよ。]
(89) 2022/08/09(Tue) 22:12:18

【人】 四谷 隆史

 堕ろそう。だって俺ら、まだ学生だよ。

     わかっ
[お前なら理解してくれるだろう?
――俺とおんなじ、学生で、同級生で。
受験勉強控えてるんだし。なぁ。]


[いつも俺の言葉に笑顔で頷いてくれるあいつが。
初めて、快楽じゃない涙を零した。*]
(90) 2022/08/09(Tue) 22:13:29

【人】 名坂愛子

―― 廃病院入り口にて>>68>>84

……っ

[ふと、何か得体のしれないものに見られたような、そんな気がした>>68]

だ、誰かいる……?ゆ、雪―?
ち、違うかー……あははは……

[思い出すのは、このオカルトスポットで起こった事件と噂。
閉鎖の原因となった患者の相次ぐ不審死。毎年のように跡地で起こる死因の見つからない不審死事件。
そして……この廃病院に巣くう怨念が生きている者を引き込んで二度と生きては返さないという噂]

――早く手がかりを見つけて、こんなところから出なきゃ……

[本当にここにいるかは分からない。ここに来たかさえ確かではない。
それでも、本当に妹がここに来たのなら絶対に何かしらの手掛かりは掴んでみせる。
もし噂通りに、引き込まれてしまうとしても、だ。だって]
(91) 2022/08/09(Tue) 22:16:45

【人】 名坂愛子

お姉ちゃんだもん、ね

[おばけなんてない、とは思っても、想像はしてしまう。
妹にその手の話はよく聞かされたりしたものだし]

よし、まずは直感で向こうの方に……ぴゃぁっ?!

[そう決意して廊下の先へと向かう直前だろうか、突然声をかけられたのは>>84
静まり返った入り口のロビー、誰もいないと思っていたのに急に声が聞こえてきて飛び上がるほどに驚いてしまった。
振り返ってみれば、椅子に腰かけた子供の姿]

あ、あれ?見逃してた……?
そ、そう、そうなの!ちょっと妹がここに来てないかなって
君は、一人でこんなところにいたら危ないよ?

[誰かを探してるのかと聞かれれば素直にそう答える。
内心ビクビクしつつも、見た目子供だし、もしかしたらどこかの物陰に隠れて驚かすかくれんぼ的な事をしてたのかもしれない。
そう思う事にした。
だから普通に小さい子供のように扱おうと思ったのだけれど]
(92) 2022/08/09(Tue) 22:17:29

【人】 名坂愛子

生きてると思えないって、身体の一部って……そんな物騒な!
――ふぅ……いや探してくれるのは助かる、かな

[子供にしてはかなり物騒な事を言い放たれた。思わず怒りかけてしまったけれど、それも子供だからと思い落ち着くように深呼吸]

その代わりにお願い……、いったいどんなの……?
あんまり高価な物を買ってとかは駄目だよ、いろいろな意味で

[爛々と光る眼。それが、とても不気味に見えて、思わず身震いしながらも問い返す。まさか、目の前にいるのが廃病院に巣くう怨霊の一つだなんて想像なんてできぬまま。

そんな時、廊下>>83からやってくる少女の姿]
(93) 2022/08/09(Tue) 22:22:05

【人】 名坂愛子

いや、雪じゃない……はず?

[よほどイメチェンでもしてない限りは、駆け寄ってくる子は妹ではないと思う。
遠めでも印象はそこそこ違うし。

首を傾げながら、彼女の言う■■さんの名前に心当たりを探しつつ、一見入院している患者さんにも見える少女がやってくるのを見ている事にした。

そういえば、少し聞こえた鼻歌>>63はテレビで以前聞いた懐メロできいたことあるなー、なんて、どうでもいい事を思い出しながら]*
(94) 2022/08/09(Tue) 22:24:12
名坂愛子は、メモを貼った。
(a31) 2022/08/09(Tue) 22:27:41

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

―いつかの話 カナと―


「―〜~※§Ж〜―♪」

彼女が時折口ずさむ歌>>63を、彼女が横たわるベッドの横で、懸命に真似をする。
生まれた事のない自分達には、声を出す感覚などわからないから、酷いものだけれど。
言葉に込められた意味など、わからないけれど。

それゆえにか、彼女の歌に籠っている想いはわかる。
心が壊れて、それでもなお、刻まれた記憶。

それを、羨ましいと思う。
同時に、腹の底から憎く思う。
――自分は、そんな風に歌ってくれる相手すらいないのに。
(95) 2022/08/09(Tue) 22:29:48

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

「ねぇ、おねぇさん。
教えてよ、『僕たち』だけじゃあ、わからないんだ。」

彼女の名前を聞いた事は無かった。
だから、いつも「おねぇさん」とだけ呼んでいた。

「どうして、そんなにキレイに歌えるの?
「歌う」って、どんな気持ちで歌えばいいの?
―――誰かを愛してるって、どんな気持ちなの?」

何一つわからない。
何せ、経験する事すらなかったのだから。
歌に籠めるべき思いが、からっぽだった。

「―〜~※§Ж〜―♪」

調子はずれな声が響く。
彼女のベッドの横で、日が昇るまで。*
(96) 2022/08/09(Tue) 22:30:02

【人】 陶酔 カナ

[近付けば、“彼”の他に別の存在が傍にいるのに気付く。
女は生者と同胞を本能的に見分け。]

■■さん、ごめんなさい。
その子と用事だったかな。

[邪魔をしてしまった、と眉尻を下げる女の視線は彼女を捉え、>>87水子に対してでなく彼女を■■らしき人物と認識していると伝わるか。*]
(97) 2022/08/09(Tue) 22:45:01

【人】 千早 結


 ──処置室→地下──


 死んでも、逃げられないものは…
 四谷くんを縛る、「こころ」?

 ぼくは生の苦痛から逃げたいようなものだけど
 死後の世界が恒久的に続くものなら
 ぼくもそれは、しんどいと思うかな
   

[謎解きのような彼の返答には階段を降りながら返して>>75

死後の世界が生の延長なら肉体が朽ち果てるだけで環境は変わらないのだろうか。誰かに取り憑き好きにふわふわと生きるだとか、幽霊のコミュニティ世界があって、そこではこちら側では出来ないような事象が広がる、別世界があるのかとかも考えたのだが…

「永遠に変わらない世界」であるのなら興味は薄れる。

いや当の本人(幽霊)に聞いたわけではないので、早計だろうかと足を早めて]

   
(98) 2022/08/09(Tue) 22:47:40

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

―病院入り口 名坂さん、カナさん―


「イモウト?
言葉の意味はわからないけど、生きた人間なら、さっき地下の堕胎室に案内した。
『お姉ちゃん』って、呼んでる人も知ってるよ。」

言葉の意味はわからないが、言葉の響き>>92なら知っている。
もっとも、「お姉ちゃん」と呼んでいるのは>>72の事なので、要点を理解しているとは言い難いが。

「ねぇ、さっき言った、『僕達』のお願い>>86、聞いてくれる?
この人>>97を、連れて行ってあげて。
『僕達』より、ずっと大切な物を探し続けてる人だから。

『私達』は後ろについて行かせてもらえればいい。」

そう、少女に懇願する。
自分達の願いより、そちらの方が重要であろう。*
(99) 2022/08/09(Tue) 22:54:32

【人】 千早 結


   
[“此方側は楽しい、朽ちる肉体は無いのだから
『あの世』は苦しい、
だから生きている人間達を引き込んで、
同じ目に合わせてやろう。
『こっち』は寂しい、心を埋めてくれる相手が欲しいんだ“]



 友達が欲しいのかな
   

[ぞわりと耳元に響いた声の、断片を呟く。
まるで鬼さんこちらとでも言うような、付かず離れずの距離感に歩調を合わせて。

『堕胎室』と書かれた部屋へと誘い込まれ>>49>>64]
(100) 2022/08/09(Tue) 22:57:11

【人】 千早 結




   うわ、なんだろうこれ…
   ねえ、誰かいるの?
   隠れてないで出て来てよ
   
   
[床の至る所に黒い血痕のようなものが広がっている。
滲みなのだろうか、すえたにおいが部屋を覆うようだ>>2
   
薄暗い室内は処置室とは違い、部屋の所々に暗闇が広がっている。踏み込めば飲み込まれそうな深い、沼のようだと思った。
声をかけてもその主の気配はもう感じなかった>>64>>65]


 …四谷くん?大丈夫?何か見た?
 顔色が酷い事になってる
   
  
[部屋の入り口に立ち竦む彼に気づき振り返ったところで]
(101) 2022/08/09(Tue) 23:06:02
水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a32) 2022/08/09(Tue) 23:08:12

【人】 千早 結


   

   先に進んでごめんね。
   大丈夫、怖くないよ、

   ──────、!!!
   
   
[この部屋のプレートを見て固まった彼を振り返り
スマホのライトを点けようとした瞬間。

     
足元は底なし沼のように
     ごくり。とぼくを飲み込んだ
]
   
   
(102) 2022/08/09(Tue) 23:10:14

【人】 名坂愛子

―― 廃病院入り口付近>>97>>99

■■さん……?
誰の事だろ……


[>>97この子供の名前だろうか?少なくとも、■■という名前の知り合いはいなかったと思うのだけれど。
ただ、視線は私の方へと向けられている。
なら、彼女の言う■■さんというのは私に対して言われているわけで。
もしかしたら私と■■さんという人を見間違えているのかもしれない。そう思いつつ]

いや、用事というか、逆に用事を頼もうとしていたというか……?

[今は誤解を解くよりも、とりあえず状況を整理することを優先する。

>>99肝心の子供の方は言い回しに違和感はあったけれど、どうやらここの施設に精通しているようにも聞こえる。
さっき地下の方へと案内したというのなら、他にも人はいるらしい。もしかしたらその中に妹がいるかもしれない。

もっとも、妹は私の事を「お姉」と呼ぶので、「お姉ちゃん」と呼んでる人というのは別人なのだろうけれど]
(103) 2022/08/09(Tue) 23:10:28

【人】 千早 結


   
[堕胎室では、呼べども叫べども、
ぼくの姿は見当たらない

姿形がするりと床の闇に飲み込まれたのだ]*
   
(104) 2022/08/09(Tue) 23:13:24

【人】 名坂愛子

お願いは……この子を連れていく、それだけ?
ずっと大切な物を探し続けてる……?んー、事情はあまり分からないけど……

[何を探し続けてるのだろうか。それは気になるけれども、そのお願いで妹を探す手がかりが増えるかもしれないのなら是非もなし。
それに、子供の頼みを無下にするというのも私的にはNOなのである]

分かった、いいよ!
私に出来る事ならなんだって手伝っちゃう!

[そんな安請け合いがこの先、どう影響するかは……まだわからないけど]

ところで、そんな急いでどうしました?
何か探されてるって聞きましたけれど。

[駆け寄ってきた女性の方>>97へと向き直って、名前も分からない女性に首を傾げつつそう尋ねる。
名前の誤解だとか、何で入院患者のような格好をしているのかだとか、いろいろ聞きたい事はあるけれど、とりあえず、いまはそっと脇に置いておこう]*
(105) 2022/08/09(Tue) 23:14:21
千早 結は、メモを貼った。
(a33) 2022/08/09(Tue) 23:17:54

名坂愛子は、メモを貼った。
(a34) 2022/08/09(Tue) 23:19:09

【人】 四谷 隆史

[目の前の彼は何を言っているのだろう
友人が欲しいとか、誰に言ってるんだろう>>100


何か言ってる。

         
俺の耳にだけ聞こえる言葉も何か言ってる


何を?

          
責め立てるのだ。子を殺した父親を
          自分たちと同じ目に合わせた躯の親を


なにを――]
(106) 2022/08/09(Tue) 23:26:54

【人】 四谷 隆史

 チハヤ、さん

[振り返った、彼は。


                 
消えた。




いや飲み込まれたのだ。

大丈夫?怖くない?    どこが?]
(107) 2022/08/09(Tue) 23:27:43

【人】 四谷 隆史

 は?


[電気が消える。
何も見えない、何も聞こえなくなる

暗闇。まるでそこだけ夜に飲み込まれたかのようだ。]


 ちょ、まってくださいよ冗談きついっス。
 チハヤさん……チハヤさん!?


[呼んでも。叫んでも返事は聞こえない。
見当たらない。どこにもいない。

まるであいつと、あいつの腹にいたアレみたいに。]


 ひ、っ。

 う、うわあああああああ!!!!


[逃げ出した。一目散に暗闇から。
部屋から顔を背けて。見ないふりしてさ。

――また逃げ出した。親としての責任も恋人としての責任も
何もかも放り投げて、気づかれないのをいいことに
秘密は永遠に秘密になった。はずなのだ]
(108) 2022/08/09(Tue) 23:28:44

【人】 四谷 隆史

『お前』が殺した。
『貴方』が殺した。



 違う、俺じゃない。

          俺じゃない。

[俺のせいだ。でも俺だけの所為じゃない。

交換したLINEで連絡を取ろうとすることとか
そういったやろうと思えばできることなんか頭になく。
ただ、地下の堕胎室から遠くに離れたかった。


離れてしまいたかった。]
(109) 2022/08/09(Tue) 23:32:10
勢喜 光樹が参加しました。

【人】 勢喜 光樹


……此処か。

[巷で話題となっている廃病院跡地。
嘗ては最先端の設備が整備された巨大な病院だったそうだが
その栄光は見る影もない程、見窄らしく朽ち果てている。]
(110) 2022/08/09(Tue) 23:33:57

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

―病院入り口 名坂さん、カナさん―


こちらの願いに、了承を返す少女>>105の様子に、ほっと息を吐く。

「――…ありがとう。
『私達』は、質問して貰えたら応えるから、困ったら呼んでね。」

それだけ伝えて、後は二人の成り行きに任せよう。
特に聞かれる事が無ければ、黙って後をついて行くし、邪魔ならば早々に離れて他に行くとしよう。**
(111) 2022/08/09(Tue) 23:34:14

【人】 四谷 隆史

[幻聴が聞こえる。

 名前を呼んでと呼ぶ幼い舌足らずの声

 知らないものなのに、何故か痛みを覚える声。

それは多分
罪悪感
という――……]

 ……。

       は、ぁ。はぁ、 はぁ、っ。


[かひゅっ、と荒々しい呼気を吐く。
走りすぎてここ何処なんだよ知らねー。
どっかの廊下で蹲る。

地図とか見てないし。見る余裕なんてない。
耳を塞いで目を閉じて。知らない、しらない。

消えてしまったチヒロさん。
心配だし、探しに行かなきゃって思うけど
足が動かない。安心なんてないから仕方ない
また1つ、言い訳。

――
俺は悪くない。
*]
(112) 2022/08/09(Tue) 23:37:38
水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a35) 2022/08/09(Tue) 23:38:45

四谷 隆史は、メモを貼った。
(a36) 2022/08/09(Tue) 23:42:47

【人】 勢喜 光樹


死に場所には相応しい……な。

[寂れて今にも崩れてしまいそうな外観。
まるで己そのもののようだと、皮肉るように嗤う。

満足するまで外観を眺めたなら、
躊躇いもなく廃墟内へと歩み進めて行った。]
(113) 2022/08/09(Tue) 23:45:26

【人】 陶酔 カナ

―いつかの話 ヒルコと―


[>>95患者だった頃と同じく記憶の混濁しやすい女にも調子のよい時があり。
女の歌に重なる拙い歌声に、女は微笑んでみせた。

恋人の家で、並んで耳を傾けていた曲。
二人を繋ぐ糸が見えたらいい。
抱き締めて、もう離さないという歌詞を聞いていた時には、
この幸せは永遠に続くのだと信じて疑わなかった。]
(114) 2022/08/10(Wed) 0:01:46

【人】 陶酔 カナ

[>>96こちらからは、勝手にひーちゃんと呼んでいたか。
親を求める水子は愛を知らない。
幼子に重ねられる質問に思考を巡らせて]

■■さんが好きだから覚えちゃったんだ。
歌は沢山あるけど、この歌なら大好きな人を思い浮かべて歌えばいいのかな。

[そう答える女の顔は、幸せの絶頂期にあるもの。]

誰かを愛するっていうのは、とっても胸が温かくなる事。
何でもない事でもまるで初めての事みたいに感じたり、良いものに見えたり、
一人じゃないって、思えるんだよ。

[そっとベッドの横にいる水子に手を伸ばす。
手枷の邪魔しない範囲で触れられるならば、手や頭を撫でようと。]

ねぇ、もう一度聞かせて?

[そう言って、歌を強請る。]
(115) 2022/08/10(Wed) 0:02:15

【人】 陶酔 カナ


会いたいな。

[調子外れな歌声が響く中、ぽつりと呟く。*]
(116) 2022/08/10(Wed) 0:02:35

【人】 陶酔 カナ

―廃病院入り口付近く・名坂達と―


[>>103女が認識の齟齬に気付く事はなく。]

そうなんだ。

[用事を頼もうとしていたと“彼”が言えば、ちらとヒルコの方に視線をやり、彼らの話を邪魔しないようにと一歩後ろに下がる。
女はいつも
病的なまでに
■■の意向を優先させていた故に。
>>99ヒルコは“彼”にお願いをした。
女を連れて行ってあげて欲しい、と。]

……ひーちゃん?

[女はヒルコと快諾した”彼”との間で視線を行き来させる。]

貴方の姿を見つけて、嬉しくなってつい。
まだ暫く会えないと思っていたから。
私は貴方に会えたから、それだけで十分。

[探し物──求めていたのは目の前の■■ではあるが。
そんな調子なので、彼女を困惑させただろう。
彼の妹探しへと話が向かうのであれば、それについて行く心算。]
(117) 2022/08/10(Wed) 0:03:55

【人】 陶酔 カナ

[ぼんやりと視界が霞んだような心地がした。

■■はこんな姿をしていたのだったかと。**]
(118) 2022/08/10(Wed) 0:04:11

【人】 勢喜 光樹

─エントランス─


…………?

[中へと踏み込んだ途端、違和感が……。

あの崩れそうなほどの外観とは打って変わって、
内観は寧ろ逆。電気の点いた廊下、
その光に照らし出されたエントランスは
現役で生きている病院と変わらない見た目で。]

どういうことだ………?

[混乱した。
俺は噂の廃病院に来てたはずなのに……何故だ?]
(119) 2022/08/10(Wed) 0:04:43

【人】 勢喜 光樹



……………。

[そして、先ほどまで誰かがいたような
何者かの気配も感じた。

死にに来た俺以外に
どんな物好きがこんな場所へ来ているのかと。
辺りを見回すが…誰かいるだろうか?

      それは生者か。はまたま、死者か──?*]
(120) 2022/08/10(Wed) 0:06:01
陶酔 カナは、メモを貼った。
(a37) 2022/08/10(Wed) 0:10:18

勢喜 光樹は、メモを貼った。
(a38) 2022/08/10(Wed) 0:16:21

【人】 千早 結


 ──過去回想──

   
[小さな頃からそれなりの生活、それなりの成績。可もなく不可もなく。友人もそこそこに、女の子とも男の子とも、老若男女虫動物etc...分け隔てなく仲良くしてきた。と思う。

少しくらいの反抗期はあったけれど、記憶のないうちに死別した父の分も自分を育ててくれた母には感謝してるし、家にいない時間も多かったけれど近所の親しい友の両親が良くしてくれたし、放課後は習い事で埋め尽くされていたし、特別寂しいと感じた事もなかった。
   
美大は実技による推薦で入った。2年から少しばかり画塾に通い詰めだったけれど、一般的に言われる受験勉強も高校3年の夏にはドロップアウトしていた。

大学ではバンドをしたり、バイトをしたり、いろんな人と付き合ったり別れたり、法律の枠から外れない程度に少しは悪いこともしたりして、単位もそつなく落とす事はなく、本当に波瀾万丈とは正反対の生き方をして来たと思う。

運が良かったんだろう。
そのツケがまるごと今にのしかかって来たのだと思っている]
   
   
(121) 2022/08/10(Wed) 0:20:45

【人】 千早 結


[初めの頃は、不安と他人事の間を行き来する夜もあった。どこか「多分死なないだろう」と思う自分と、「ああ、死ぬんだろうな」と思う自分が客観的に存在していた。

確かなのは治療をしなければ死ぬと言う事。
治療をしても生存率は三割という事。
それも個人差があるので不確定だと言う事。
治療に入ればあまり外には出られなくなり、薬の副作用は想像を絶するものだという事を知った。

病気の事は画廊のオーナーにしか話していない。いや正しくは同ゼミの友人と教授達には話したか。休学して治療に専念して帰って来いよとか、言葉を失い目を潤ませたりだとか、絶対に治るだとか。

多分ぼくが同じ事を言われても、返す言葉は似通うのだろう。どれもこれも空虚に感じた。きっとぼくの生きてきた道は、
ぼくが空虚と思うように、波風を立てないようにとする程に、希薄なものだったのだろう。

ぼくには強い情熱も未練も後悔するほどの醜い爪痕もない。それは誰かにとってはとても辛い事なのかもしれないのだが、ぼくはどこかで羨ましくもあり、哀しくもあり、美しいものだと思っている。生きている証でもあるのだから]
(122) 2022/08/10(Wed) 0:23:00

【人】 千早 結



[つまりぼくは、
生きながらに生きてないような
そんな人間なのだと行きついている]
   
(123) 2022/08/10(Wed) 0:23:36

【人】 勢喜 光樹

─回想、自死の決意─

[命とは、何のために存在するのか。
祝福を与えられた命は、価値があるのかもしれない。
だが呪われた命に価値はあるのか。
無いに等しい。それが俺なのだと──]

『アンタなんか産まなきゃ良かった』

[産みの母から、数えきれない程に浴びせられた言葉。]

『お前は俺の子じゃない』

[実父かも不明な父親から散々否定され続けて来た言葉。

それらは時が経つと、何時しか空気と同じになった。
常に当たり前のように存在し、当たり前のように受け入れるしかないもの。

ムシケラ以下の物体を見るような目つき。
今となっては何も感じない。
太陽の紫外線と同じく、当たり前のように照り付けてくる。]
(124) 2022/08/10(Wed) 1:05:59

【人】 勢喜 光樹


『早く死んでくれないかしら?』
『勝手にくたばってくれたら楽なのに』

[20年近く、仕方なく飼い殺されていた家畜も同然の命。
収集日に出し忘れて虫が湧いたゴミと同じように
疎ましく、汚らしく、蔑まされて生きてきた。]

なんで……生きて来たんだ?

[何の意味もなかった。
両親からも周りからも、誰からも必要とされない。
己でさえ、必要性を感じないこの命の存在意義とは。

家畜生活に終止符を打ち。自立してから数年。
職を転々としながら、己の価値を見出そうと足掻いてみたものの。

価値のない命は、やはり価値なんて上がる訳もなく。
自ら幕引きすべきなのだと、漸く気付いて……今に至り*]
(125) 2022/08/10(Wed) 1:13:35
勢喜 光樹は、メモを貼った。
(a39) 2022/08/10(Wed) 1:24:46

【人】 千早 結



[  どさっ!   


───と。衝撃は少ないものの、突如生暖かい風が頬に触れる場所に尻餅をついた。

外、ではあるのかもしれないが。あるはずの月もなく、星も雲もなにもかもが無い。風景すべてが「無い」真っ暗な空間でぼくは腰を上げた。先ほどまで圧迫感すら感じていた天井が見当たらない。どうやら屋上、のような場所で]


 …たた……。あ、れ?四谷くん?
 え、どうなってるんだ
 夢?
   

[辺りの風景はただの暗闇。どれだけ灯りのない夜の森の中であっても、目が慣れれば森の木々と夜空の境界や、遠い鉄塔の光は見えるはずなのに。360度が黒のアクリル絵具で塗り潰されたような空間が「在る」だけだった。足元のコンクリートは確かに廃病院の外壁の色と同じなのだが]

   
(126) 2022/08/10(Wed) 2:01:28

【人】 千早 結



 …いや、んー?
 たしかに廃病院には来た
 建物は合ってるはず…   、あ、
   

[夢ならば───と、スマホを取り出しライン履歴を
確認する。画面は確かに「四谷隆史」と登録されている。光るディスプレイが満ちる波のように安堵を引き戻してくれた。けれど電波は変わらず圏外のまま。充電はまだ86%は残っている───所まで考えて少し笑った。

残量を気にするなんて。今の所はまだ「死」を受け入れるつもりはないらしい自身の所作に]
 
 
 
(127) 2022/08/10(Wed) 2:08:48

【人】 千早 結


   
 ──屋上、のような場所──
   
   

 友達になりたがってるような子供の幽霊…
 とは別に、「おとうさん、のお友達?」と尋ねる幽霊…

 お父さん…?
   


[うーん?とスマホをポケットに仕舞いながら、
とりあえずは「堕胎室」の入り口で何かに怯えていた雰囲気だった四谷くんの無事を確かめたい。他にも廃病院に足を踏み入れている人がいる事にはまだ気づいていない。

踵を返す───前に。
屋上の手摺から向こうの下を覗いてみてみるものの、矢張り外は漆黒でしかなく、手を伸ばしてみると何かよく分からないものに押し戻される感触がした。

つまり現在、この廃墟に閉じ込められている?状況なのかもしれない]

   
(128) 2022/08/10(Wed) 2:19:32

【人】 千早 結



   うわ〜、いよいよ怪奇現象じみて来たなぁ
   
   
[夜闇より深い黒の帳の中。屋上の扉を押せば軋む音を立てて扉は開いた。階下への階段と踊り場が見える。自身が空間を移動したのか、そもそもこの建物の中自体がこの世の理論が通じない場所なのか。答えを探しても詮ない気がする。

「まともではない状況」と言う事で、いつものように事象を飲み込んだ。スマホの地図を頼りに階下へ向かうとそこは病室が並ぶ廊下。終わりがあるのだろうか?と思える程、先の見えない暗い廊下が目の前に広がった。

おーい、と声を響かせながら歩いていく]**
   
(129) 2022/08/10(Wed) 2:28:34
千早 結は、メモを貼った。
(a40) 2022/08/10(Wed) 2:33:12

双生 デュースは、メモを貼った。
(a41) 2022/08/10(Wed) 5:43:24

双生 デュースがいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(双生 デュースは村を出ました)

校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/08/10(Wed) 6:05:12

【人】 名坂愛子

―― 病院入り口>>111>>117

[不思議な男の子>>111はどうやらそのままついてくる様子。物騒な物言いとか、違和感ある言い回しとか聞きたい事はあるけれど。
どういたしましてと、ひとまずそれは置いておく。

どうやら後から来た女性>>117と男の子は知り合いらしく、男の子はひーちゃんと呼ばれているらしい。
機会があったら呼んでみることにしよう。呼ぶ機会があるかは分からないけれど]

なるほどなるほど……なるほど?
そんなに嬉しいのなら、■■も冥利に尽きるんじゃないかなーって、うん

[そんなに会えただけで嬉しく思うだなんて■■さんって人とは仲が良かったんだなと思うけれど。
そんなに仲が良い人なら、なんで私と間違えてるのだろうか。まさか男の人とは思わないし。


ちょっと違和感のある恰好はしているけれど、この人もこの場所に来るくらいだから、オカルト好きだったりするのだろうか。
追々話していけば何かわかるだろう、多分。誤解もその時に解けばいい……かもしれない]
(130) 2022/08/10(Wed) 7:32:14

【人】 名坂愛子

えっと……ここじゃあれだし?
妹が行きそうな、ほら、怖い話がある場所とか人が休めそうな場所とか?
そういった良い場所、ないかな?

[ひとまず、彼女自身の探し物は■■さんなのかなと思いつつ。
私の妹探しに付き合ってくれそうな雰囲気なので、彼女と男の子に対してそんな質問をしつつ、私は病院の奥の方へと足を進めようとしてみる。
そこがどんな場所であろうと、疑うことなく進むつもり]*
(131) 2022/08/10(Wed) 7:32:27
名坂愛子は、メモを貼った。
(a42) 2022/08/10(Wed) 7:35:06

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

ー病院入り口 名坂、カナさんとー


少しぼんやりした様子のおねぇさん>>118の手へと、そっと自分の手を重ねる。
今日は、比較的記憶の状態が良いのだろうか?

「怖いお話に、休めそうな場所?
ーーなら、死体安置室かな。
誰かが食べちゃったりしてなければ、『イモウト』の身体も、あるかもしれないよ?
『俺達』も、何人かそこにいるから、見せてあげようか?」

死体安置室なら、彼女の目的に叶うだろう。
曰くの多い地下に有って、『イモウト』を見つけられる可能性があり、皆んなぴくりとも動かずに休み続けている。

「それとも、屋上?
高いところからなら、探し物もしやすいし。
みんな、『これで楽になれる』って言って、飛び降りるんだ。
『楽』って、休むって事でしょう?」

少女へと問いかける。
どちらが、少女の目的に沿うだろうかと。
(132) 2022/08/10(Wed) 9:48:30
水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a43) 2022/08/10(Wed) 9:53:50

【人】 勢喜 光樹


本当に、死ねるのか……?

[廃れ朽ちているはずの廃墟。
それらとは相反するかのような内側の様子に、
未だ混乱は拭えなかった。
不審死が相次いでいると言うあの噂、事件は真か嘘か。
死ぬに相応しくない場所なのか?疑心が募るものの。]

………行ってみるか。

[此処だけが生きたように見えるだけで、
奥は違うのかもしれない……。

辺りに誰も見当たらなければ、
僅かな期待を胸に、中を探ることに。

もしも自決に相応しくない場所と分かれば、
此処を立ち去り、他を探すだけだ。

   
二度と外界へ出られぬとは、知らぬまま──
]
(133) 2022/08/10(Wed) 11:26:30

【人】 勢喜 光樹

[歩き出したところで、
院内の地図らしきものが目についた。>>40]

病室エリア、精神病棟エリア、地下エリア……ね。

[この院内は、大きく3つのエリアに分かれているらしい。
巨大な病院だったというだけあり、迷いそうだ。

生きる価値を見出している者にとって、
迷うことは恐ろしく感じることかもしれないが
己にとっては、迷ったところでどうでも良く。

寧ろ彷徨い続け、屍となるのも悪くないな──と。


施設内の構図をなんとなく理解したのみに留めて
特にスマホで写真に収めるようなことはしなかった。]
(134) 2022/08/10(Wed) 11:40:58

【人】 勢喜 光樹

─徘徊の最中─


ん……?

[院内をあてもなく歩いてきた時だった。
何処からか、声が聞こえて来た気がする。
それは悲鳴のように思えて。>>108]

やっぱり……誰かいるのか。

[生者の悲鳴か、それとも死者の絶叫か。
どちらだって構わない。同じ穴の狢なのだから。

ただ何となく、気になりはして。
あてもなく歩くよりは、好奇心に身を任せた方が
死へと近付けるような気がして……。

声のした方向を目指し、歩いた。]
(135) 2022/08/10(Wed) 12:28:52

【人】 勢喜 光樹

[進んでいくと、荒々しい息遣いが響き、耳に入る。>>112
先ほどの声の主だろうか?
遠目で人らしき影が蹲っているように見えた。]

…………。

[此方が近寄る足音は、その影に聞こえているだろうか。

荒々しい息遣いは、幻聴ではなさそうだ。
影は人の形を成しており、浅い呼吸をしているのが分かった。
おそらく……生きた人間。
例え死者だとしても、さして驚きはしないが。]

お前………。怯えているのか?

[反応があるかどうか、声を掛けた。
普段から他人に気兼ねなく挨拶するような性格ではない。
この尋常でない相手の様子に、
何があったのか興味が湧いただけ。*]
(136) 2022/08/10(Wed) 12:47:37
勢喜 光樹は、メモを貼った。
(a44) 2022/08/10(Wed) 12:49:37

【人】 四谷 隆史

― 廊下にて:生者との邂逅 ―


 ぁ、うっ、 ぅ……


[座り込んで。息を整えるのに時間を要す己は
この廃病院の肝試しに、同じ予備校生の仲間らへのマウントの為だけに
来たことを全力で後悔していた。

思い出したくもないことを思い出す。
知り合った人もいきなり、消えてしまった。

怖い、こわい。こんなん聞いてない。
不審死とかエロいこととかあるとか
そういった噂ばっかで、人が消えるとか、
過去を暴くような、そんなことが起こるなんて。

こんな場所居たくない。一刻も早く外に出なければ。
でも、1人じゃ無理だ。足が竦む。
また、そういったことが起きたら今度はどうなる?
1人だぞ。
チハヤさんどうなっちまったんだ。ここには一体何がある。
何が、いる―――――……。]
(137) 2022/08/10(Wed) 12:58:36

【人】 四谷 隆史

 ……!

[微かな、足音がした。

     
怪異

 また、わからないモンが俺を責めるのか?]


 ひぃ、  ぁ……



            ひ、ひと?


[顔をあげた。知らない奴の声だった>>136
身長は自分より高い。男だ。細身の。]


 いきて、いきて、るっすよ、ね……?
 ・・
 また、消えたりしない、です、よね……?


[多分、年上。見覚えのない顔のその主に
怯えを宿した目で返す言葉は彼の興味の琴線に触れたかどうか。]
(138) 2022/08/10(Wed) 13:00:30

【人】 四谷 隆史


 たす、助けて。

 金髪のばけもんだけなら、まだ、夢みてぇなもんだって。
 でも、こども、こどもみたいな。重なった声がして、
 人が消えた。ここ、なんかいる……!!!

[スーツ姿の社会人。に、見えるこの人が
何でここに来たのかとか、
そういったのには今頭まわってない。


助けてくれよ、助けてくれよ
――初対面の相手に求める言葉にしちゃあ随分勝手な、モノ。*]
(139) 2022/08/10(Wed) 13:04:38

【人】 名坂愛子

―― 病院入り口 >>132

[ぼんやりした様子の女性>>118を男の子が気遣うような様子>>132に、二人は仲が良いのかなと思ったり。
という事は、この二人はよくここに来て会ったりしてるのだろうか]

死体安置室に……屋上の二択かぁ
あの子が行きそうなのは死体安置室だろうけれど、う〜ん……

[やはり、このひーちゃんなる男の子の物騒な物言いに違和感は覚える。
けれど、小さい子特有の冗談なのだろうと結論付けることにした。ほら、小さい子って、結構オーバーに言ったり、冗談の際限がなかったりするし。
この子の場合もきっとそうだ、そうに違いない。
一人称が時折変わったり、不穏な事ばかり言うのは気にならないと言えば嘘になるけど]

屋上は……何か落ちてたとしても数か月前だし、飛ばされたりしてそうだから後回し、かな?
――それと、その楽になるは休むとはちょーっと違うような?

[その2択ならせっかくだし私はこの地下を選ぶぞという事で、行先を死体安置室に。
とくに女性の方から意見がなければそのまま地下へと向かう事になるだろうけれど。

まさか本当に死体があるとか、オカルト的な存在が目の前にいるとか思ってはいないから足取りは軽い、まだ]*
(140) 2022/08/10(Wed) 13:05:46
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a45) 2022/08/10(Wed) 13:07:49

名坂愛子は、メモを貼った。
(a46) 2022/08/10(Wed) 15:33:02

校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/08/10(Wed) 16:45:30

【人】 勢喜 光樹

─廊下、怯える影と─


[蹲り震える姿は、まるで今にも
恐怖に圧し潰されてしまいそうだったろうか。>>137
此方の存在を察知し、上げた顔は何処となく幼く感じて
己よりも少し若い男に見えた。学生だろうか。]

…………ああ、人だ。生きてる。
だからそんな簡単に消えないだろう。

[相手の様子に一瞬面食らいはすれども、
己は至って冷静な態度のまま。
呆れたともつかないような表情で応えてみせた。
     
消えられるものなら消えてみたいが──…
]

…………?

[この男は直前まで何か恐ろしいことを色々経験し
そのせいで、パニック状態にあるらしい。
意味不明な内容を捲し立てて来ながら>>137>>138
必死そうに、何処の輩かも分からない己に助けを求めている]
(141) 2022/08/10(Wed) 16:55:33

【人】 勢喜 光樹

[物好きなのか、無知なのか。
若そうだし、仕方なしとも言えるか。
身を以って経験しなければ分からないことも多い。
故に咎めたり責めたりするつもりはないのだが、
どう受け取られるかは相手の自由として。]

……まぁ、何かしらいるんじゃないか。
この廃病院の噂が本当ならば
何かしらの因縁、幽霊妖怪の類があっても
別に可笑しくないだろうし。

[あっけらかんと、肩を竦めながら言う。
とは言え、己はまだ……多分、何も遭っていないが。
遭ったところで、今さら恐怖など感じるだろうか。
この男のように生を求めることもなし。
死にたがりは、この世に未練など何もないのだから。]
(142) 2022/08/10(Wed) 17:11:22

【人】 勢喜 光樹

………で、どうする?
出入り口までなら、付き添ってやるが。

お前は、死にたくないんだろう?

[
死ぬ前の暇潰しには良いかもな、と。


助けるとまではいかないかもしれないが
それぐらいならと提案してみよう。
はなして相手は、どう出るのか。*]
(143) 2022/08/10(Wed) 17:22:02
勢喜 光樹は、メモを貼った。
(a47) 2022/08/10(Wed) 17:30:22

勢喜 光樹は、メモを貼った。
(a48) 2022/08/10(Wed) 17:46:21

水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a49) 2022/08/10(Wed) 17:51:01

水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a50) 2022/08/10(Wed) 19:29:58

【人】 四谷 隆史

ひと。人、っ。

……よか、よかった……。

[生きてる人間。それだけでどっと安堵が全身を支配する。罪を暴く声。チハヤの消失。
自分は自分が思うよりずっと、この怪奇現象に追い詰められかけていたようである。

人は簡単には消えないというが、
実際目の前で消えてしまったのを目撃したのだから、
恐怖ありあまりである。

それは、未だ怪奇現象に出会わぬ眼前の男との温度差にも繋がっているのだろう。

……この廃病院に“何を求めてやってきたか”

と、いう根本的な理由の違いの要因もあるかも、しれないが]
(144) 2022/08/10(Wed) 19:31:15

【人】 四谷 隆史

因縁。

……マジ冗談と思ってたんす。
幽霊なんて眉唾だって。

あんた、……あなた 、は何か逢っても平気そうスけど。

[自分と違い。落ち着いている男には
後ろめたいことなど何もないように見えた。
一見では、相手がどんな生を送り


何を求めているのかは、わからぬもの。

なら己は、どうしたいか?
んなもん逃げたいに決まってる。一刻も早く
こんな場所からおさらばしたい。
だから男の提案は渡りに舟、だったはず


だった。筈だった。]
(145) 2022/08/10(Wed) 19:37:51

【人】 四谷 隆史


……。


[手当てされた手の甲が、目に入る]


(また、逃げ出すんだ。俺は)
(146) 2022/08/10(Wed) 19:39:02

【人】 四谷 隆史

死にたくない、す。
逃げたいし、出口にいきたいけど
ここの現在地わかんねぇし。

……一緒きてくれるなら安心す。けど。


あの。


入り口、じゃなく、ひと探し
一緒頼んでいいすか?

こっから出口に向かうまでの道程にもしかしたら
はぐれちまったチハヤさん、が

いるかもしれなくて。

……。

[そりゃいくらなんでも願いすぎなのは自覚してる
だが今回見捨てたら三度目になる。

あいつに、***に、チハヤさん。]
(147) 2022/08/10(Wed) 19:42:41

【人】 四谷 隆史

虫がいいかも、しれないんスけど……。

[と、不安げに願う。
少し先の分かれ道の看板
(掠れて読めない)←→精神科病棟の看板が、
風もないのにきぃ、と鳴る。


消えた人を探すのを願うくせに、
出口までの道程、と言ってるのが
保身まみれなのは性根が屑だからなのだが

屑でも恩、位は。]
(148) 2022/08/10(Wed) 19:47:33

【人】 四谷 隆史

私やこの子は見捨てたのに。




狡いわ。酷いわ。




[啜り泣きながら恨む声が聞こえる気がした。*]
(149) 2022/08/10(Wed) 19:49:13
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a51) 2022/08/10(Wed) 19:54:53

【人】 陶酔 カナ

─病院入り口─


ふふ、まるで他人事みたい。
お茶目さんなんだから。

[>>130女はくすくすと可笑しそうに笑う。
調子は良い方かもしれない。
何せ■■に会えたのだから。
それがもう何度目になるかは忘却の彼方。


水子に手を重ねられるなら、優しく握り返す。
その手はこちら側のものらしく、冷たい。]

妹さんを探しているの?
休めそうな場所……なら病室かな。
でも、大抵は患者さんがいるだろうし、空き部屋はわからないけど。

[>>131歩を進めながら怖い話のありそうな場所や休めそうな場所はと聞かれれば、女は首を傾げながら応じる。
>>132ヒルコは死体安置所か屋上を提案し、"彼"は死体安置所を選ぶらしい。
それらはいずれも女が徘徊する事のある場所だった。
他の誰かが生者を食べたり、誘惑していても、それに怯えたり、悲鳴を上げるような心はない。]
(150) 2022/08/10(Wed) 20:38:02

【人】 陶酔 カナ

[それに女もこちら側。
この地に足を踏み入れた生者を絡め取り、時に哀願し、誘惑し、自らの方にと堕そうとする者。
愛する人と永遠に共に居る為に。



けれど一方でこちら側の住民となるか、同胞の糧となってしまった者を省みる事はない。
女は■■を手に入れる事はできず、
満たされない飢餓めいた愛を二十年以上引きずっている。
──本人の自覚のないだけで。]
(151) 2022/08/10(Wed) 20:39:29

【人】 陶酔 カナ

[そんな女はヒルコの物騒な話にも笑顔で耳を傾けていた。
その振る舞い故に、"彼"の安置室への警戒は薄まったやもしれない。

並んで歩く姿は、まるで散歩でもしているよう。]*
(152) 2022/08/10(Wed) 20:40:28
陶酔 カナは、メモを貼った。
(a52) 2022/08/10(Wed) 20:49:37

校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/08/10(Wed) 21:17:16

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

─病院入り口 名坂、カナと─


「死体安置室なら、こっちだよ。」

少女から了承>>140を得れば、二人に先立ち、先導して歩き始める。
向かう先は、地下室へと降りる階段。
鼻を抜ける地上より濃い黴臭さと、皮膚に纏わりつく水分を含んだ空気。
そんな中を、二人がついて来ているかどうか、時折振り返りながら――。
(153) 2022/08/10(Wed) 22:03:27

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

→死体安置室

――部屋の中央には、赤黒く錆びた大きなベッド。
壁には、無数の金属の扉が並んでいる。
その中に何が仕舞われているか、かすかに漂う生臭さから、あえて言うまでもないだろう。
おもむろ、並んだ扉の一つに手を掛けて、躊躇なく開いてみせた。

「この身体が、『イモウト』?」

もし、少女が扉の中を覗き込むのなら。
まず鼻の奥に突き刺さる様な刺激臭を感じる事だろう。
次に、真っ黒な袋に包まれた大きな何かが、横たえられている事が目に映る。
(154) 2022/08/10(Wed) 22:03:47

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

「この身体だった人は、何人か前の■■さんだったかな?」

記憶は朧気ながら、この身体も「■■さん」呼ばれていたのだったと思う。
もしかしたら、一緒に案内したおねぇさんが、詳しい事を知っているかもしれない。
(155) 2022/08/10(Wed) 22:04:02

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

「――『俺』の役割は、ここで終わりだけれど。
どうする?」

少女の願いはかなえた。
ならば、もう『僕』が少女に同行する理由は無い。
少女がこれ以上、『私達』に望むものがないのなら、あとは二人に任せてしまおうと思うけれど。*
(156) 2022/08/10(Wed) 22:04:06
水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a53) 2022/08/10(Wed) 22:07:58

勢喜 光樹は、メモを貼った。
(a54) 2022/08/10(Wed) 22:08:03

四谷 隆史は、メモを貼った。
(a55) 2022/08/10(Wed) 22:12:28

【人】 陶酔 カナ

─病院入り口→死体安置室─


[>>153水子に先導されて地下へとつなぐ階段を降りる。
湿気を含んだ空気も、黴臭さも感じていないかのように。

>>154そうして、死体安置室へと足を踏み入れる。
錆びた大きなベッドは以前に来た時と変わらなかったか。
生前は足を踏み入れた事がなかった場所を、女はうっすらと微笑すら浮かべて歩き回る。

金属の扉の一つが開けられて、真っ黒な袋に包まれた何かが顔を出す。
“彼”が覗き込むようであれば、それを邪魔せぬように後ろから見守る事だろう。]
(157) 2022/08/10(Wed) 22:37:22

【人】 陶酔 カナ

[>>155それを見下ろす女の眼差しは温度のないもの。]

見た事があるかもしれないけど…。

[ゆるく首を傾げる。]

[それは不審死について調べに来た男だった。
案内を頼まれたので、此処まで連れてきた。
折角会えたのだからとあれこれと話しかけてみても上の空の様子で。

自分は■■なんかじゃないと突き飛ばされた。
床の上で転んだけれど、逃げ出そうとした■■の足に縋って、それから。]
(158) 2022/08/10(Wed) 22:38:16

【人】 陶酔 カナ



[……それから?]
(159) 2022/08/10(Wed) 22:38:44

【人】 陶酔 カナ

その人は■■さんじゃないよ。
だって■■さんは此処にいるじゃない。


ねぇ、■■さん?


[女はにっこりと“彼”に向かって微笑んでみせた。]*
(160) 2022/08/10(Wed) 22:39:46
陶酔 カナは、メモを貼った。
(a56) 2022/08/10(Wed) 22:49:00

【人】 名坂愛子



[ふと、ナニかが、私の中に]


.
(161) 2022/08/10(Wed) 23:06:22

【人】 名坂愛子

―― 病院入り口>>150>>153

……?

[一瞬寒気がしたような気がしたけれど、特に何も変わったことはなく。
暑い外から涼しい所に来たから、汗で体が冷えたのかも、と思い直した。そんなかいてなかったと思うけれども]

なるほど、病室。ベッドもあるし休むにはもってこいかも

[他人事みたい、とおかしそうに笑う女性>>150には曖昧に笑って返す。
実際、他人の事ではあるのだけれど、ここまで喜ばれていると今更別人ですとも言えなくなってきているのが困りもの。
どのタイミングで誤解を解くか、それとも別れるまでそのままでいるか、なんて考えつつ]
(162) 2022/08/10(Wed) 23:09:33

【人】 名坂愛子

患者がいる……?
ここ、閉鎖されてるんじゃ……?


[空き部屋とか患者さんといった単語に首を傾げつつも、もし、ここの病院が実は廃病院じゃなく普通に営業しているなら、患者の格好をする女性にも納得はできる。

その場合、どうしてこんな廃墟みたいな状態なのかという疑問が沸き上がってしまうけれど。
でもここは電気もついてるし、普通に経営している可能性はあるかも?なんて考えて。
とりあえず探索しているうちに、その辺りの謎は解けるだろう。
そんな楽観的に考えた。

だって、男の子の物騒な物言いにも女性はまるで気にしていないようだったし>>152、女性の発言にも男の子は否定する感じはなく案内してくれている>>153
きっと、今の光景がここの日常なのだろう]
(163) 2022/08/10(Wed) 23:10:05

【人】 名坂愛子

[ここの日常が私にとっての日常と近いかなんて考えはせず。
3人で散歩するように黴臭さとジメっとした空気が籠る地下エリアへと足を進めていく。この先に何が待ってるかなんて知りもせずに]*
(164) 2022/08/10(Wed) 23:11:09

【人】 名坂愛子

―― 死体安置室>>154>>157

[>>154たどり着いた先は赤黒く錆びた大きなベッドのある部屋。壁には無数の金属扉。
生臭さが入り口まで漂ってる辺り、中にモノが入っているように見受けられる]

う、うわぁ……死体安置所、初めて入るかも

[入っているなら、本当に病院として機能しているのだろうか。20年前に廃病院になったら、死体が安置されてるなんてこと無いはずだし]

いや、機能してるならオカルトスポットになってるはずもないし、うーん……?


[首を傾げつつ、男の子が開けた扉を覗き込む。
そんなところに妹が居るとは思えなかったけど、本当に死体が入ってるか気になったから]
(165) 2022/08/10(Wed) 23:12:36

【人】 名坂愛子

……っ、これ、え!?


[生臭さなんてものじゃないほどの刺激臭がまず襲ってきた。それにひるんで顔をおさえながら後ずさる。

中にあったのは
真っ黒な袋にに包まれた何か
。この匂いにこの場所。何が入ってるかなんて実際に見たり嗅いだことが無くても想像ができてしまう]
(166) 2022/08/10(Wed) 23:13:36

【人】 名坂愛子

■■さんって、確か、この人の……?
何人か前?
ど、どういう事……?


[>>155まず■■さんがこの袋の中に入ってることや、何人か前という言葉に混乱する。
男の子はなんてことはないように説明して案内は終わりとでも言うように聞いてくる>>156

助けを求めるように女性と男の子の間に視線を右往左往してみたりするけれど、彼女>>160は袋の中身にさしたる関心を寄せた様子もなく。

私に、笑顔を向けてくる。本当に私が■■さんとでも言うように]
(167) 2022/08/10(Wed) 23:14:55

【人】 名坂愛子

と、とりあえず、扉の中に妹の持ち物があれば、何か手掛かりになるかもっ

[ここで立ち止まっても解決しない。そう思って、自分の両頬をはって気を取り直す。

この袋越しの刺激臭から察するに、袋の中身を見るのは絶対にやめた方が良いと思う。

だから、開いてる扉を覗き込んで、二人に止められたりしなければ次に開きそうな扉を一つ一つ見て回る。
中に何が入ってるか確かめるように。

全部見る事が出来れば、空の扉もあれば、先ほどのように黒い袋に包まれたナニかが入ってるものもある。
錆びて全く開く様子が無いのもあれば、壊れて扉がすっぽ抜けたのもあった。

開けた途端、何匹も虫が飛び出してきた時は別の意味でびっくりしたり、一瞬黒い袋が蠢いたような気がしたりと内心ビクビクしながら調べたけれど]
(168) 2022/08/10(Wed) 23:17:56

【人】 名坂愛子

――ここに妹の手掛かりはない……かな?

[疲労困憊のていでベッドに腰かけて調べた結論を言う。
少なくとも、袋に中身になってなければ、だけれども。
ただ、その人の遺品らしきものも一緒に入っていた。
そのどれもが見覚えのないものだったので、ここには妹はいない……はず]

次、探さないとね……
えーっと、ひーちゃんはありがとね?

[ここまで案内してくれた男の子にお礼を言いつつ、次の目的地を考える。
正直鼻がマヒして気にならなくなってきたけれど、そろそろここから離れたい半分、早く妹の手掛かりを見つけたい気持ち半分。

少し頭をふらふらさせて、彼女の言う病室を回るのも良いかなとか考え始めていた]*
(169) 2022/08/10(Wed) 23:20:25
名坂愛子は、メモを貼った。
(a57) 2022/08/10(Wed) 23:22:43

【人】 勢喜 光樹

[此方が人と分かると少しは安心したのか
恐怖に震えていた様子は、若干緩和されたように見えた。>>144
心優しい人ならば、きっと共に安堵したことだろうが
己にとっては何を感じるでもなく、変わらぬ態度のまま]

……勢喜せきだ。呼び捨てで良い。
お前の、名は?

[「あなた」と呼び直されてむず痒かった。>>145
それに付き添う間、己を何と呼べば良いか困るだろうかと
ほんの気紛れのつもりで、苗字を明かす。

あと僅かな時間でお別れする相手だろうけれど
流れで相手の名も聞いておこう。
別に答えなくても構わないとは思っている。

死ぬ行く者にとって、
他人の名を憶えるのは、無意味かもしれないが──…
]
(170) 2022/08/10(Wed) 23:42:26

【人】 勢喜 光樹


いざ怪異を目の当たりにして
気付いた……か?

それはそう在るべきものだと受け入れれば……
多少は、楽になれるかもしれない。

[何かあっても平気そう、は
あながち間違いではないだろうなと思う。

浴びせられる罵声の数々。
空気と思うようになったのと同じように。
なんだってそうだ。何があっても……きっと
]
(171) 2022/08/10(Wed) 23:45:15

【人】 勢喜 光樹


………人探し?
別に、構わないが。

[生きたくて、死にたくなくて
すぐにでも此処から立ち去りたい一心だろうに。
この期に及んで、他人の心配が出来るのか。>>147
矛盾した行動を願う相手が、何だか可笑しくて
呆れたように小さく嗤った。

相手が何に対して罪悪感があり、懺悔したいのか。
どんな経験をし、何を感じての事なのか。
動機や経緯は知らない。根掘り葉掘り聞く気もないが。

落とされた視線の先に見えた、手当の施し>>146
"チハヤ"という奴は、相手にとって
何か心残りになりそうな者なのだろう。

取り敢えずその場は、そう納得することにして]
(172) 2022/08/10(Wed) 23:46:11

【人】 勢喜 光樹


此処に居続ければ居続けるだけ………
お前が生き残れる時間も、減るかもしれないな。

[少し意地悪く脅かすように揶揄ってみるが、さて。

此処へ来るまでの間、誰とも会っていない。
人間以外の何かとは遭遇したかもしれないが……


適当に歩いて来てしまって、此処が何処かもよく知らず。
軋む音の方に誘われ、視線を移せば吊るされた案内板>>148

少なくとも此処は、「精神病棟」ではないことが分かった。]
(173) 2022/08/10(Wed) 23:48:06

【人】 勢喜 光樹


………精神病棟エリア。
そこは探しに行ってみたのか?

[何時頃はぐれ、何時まで独りでいるのか
何処から何処まで探し歩いたのかも分からないから
目に付いたエリアの名を出してみるが、はたして。]

もう……歩けるか?

[相手がまだしゃがみ込んでいるのであれば、
引っ張り上げる手伝いくらいは、してやるつもり。*]
(174) 2022/08/10(Wed) 23:51:52
勢喜 光樹は、メモを貼った。
(a58) 2022/08/10(Wed) 23:56:44

【人】 陶酔 カナ

―死体安置室―


[>>167困惑を乗せた“彼”の表情に女は笑顔を湛えたまま。
>>168頬を張って妹探しに戻ろうとするのであれば、金属扉を開けるのを手伝うだろう。
怯える事もなく、無造作とも終える仕草で。
遺品の中には記憶の端に引っ掛かるものも幾つかあったが、さして興味を移す事はなく。

やがて、疲弊した様子でベッドに腰かけた“彼”が決断を下せば、女は一つ肯いた。]

……そう。
見つからなくて残念だったね。

ひーちゃんはありがとう。

[ほんの少し、眉尻を下げて。
“彼”が心配する相手に仄かな嫉妬を覚えつつ、案内してくれたヒルコに謝意を籠めた笑みを向ける。]
(175) 2022/08/11(Thu) 0:00:33

【人】 陶酔 カナ

……大丈夫?

[そっと“彼”の額に手をかざす。
触れれば、その手は人間にしては冷たいだろう。
疲労した身には心地の良いものになるかもしれないが。]

妹さんの事も心配だろうけど、少し休憩して何か飲んだ方がいいと思うんだ。
この病院は広いから。
病室のある場所なら購買や食堂もあるし、上に行かない?

[“彼”の様子からそのように提案をしてみる。
地下の他の部屋や病室を早く調べたいと言うのならば、止めはしない。]*
(176) 2022/08/11(Thu) 0:01:26
空虚 タチバナが参加しました。

【人】 空虚 タチバナ



[生者の掻き消えた病室の角、
     闇からじわりと滲むように、黒い髪が零れる。]*

 
(177) 2022/08/11(Thu) 0:21:07

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

─死体安置室 名坂、カナと─


どうやら、自分の働きは少女の満足に足るものだったらしい。
これで、ここを立ち去っても後腐れはないという事だ。
ならば、あとはカナおねぇさんに任せてしまおう。

「『イモウト』、見つかると良いね。」

『私達』に礼を言う二人>>169>>175へ、『僕ら』も言葉を返しておいた。
(178) 2022/08/11(Thu) 0:21:40

【人】 水子たちの霊 ヒルコ

部屋の出入り口、重く冷たい金属製の扉に手をあてて―――手が、扉の中へと潜り込んだ。
続いて肘が、肩が、頭が、扉の中へと潜り込んでいって、一番最後に残った脚が扉に飲み込まれて、子供の姿は綺麗さっぱり部屋の中から消えた。*
(179) 2022/08/11(Thu) 0:21:47
水子たちの霊 ヒルコは、メモを貼った。
(a59) 2022/08/11(Thu) 0:23:56

空虚 タチバナは、メモを貼った。
(a60) 2022/08/11(Thu) 0:27:23

陶酔 カナは、メモを貼った。
(a61) 2022/08/11(Thu) 0:29:14

校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2022/08/11(Thu) 0:33:23

村の設定が変更されました。

村の設定が変更されました。

【置】 不審死の元凶 ???

[間もなく、異界化は完了する。
全ての人ならざる者たちが己の目的の為、新たな犠牲者を求めて動き出すだろう。]

新たな患者様たちに、す、救いを。
魂を、肉という檻から、かか解放し、ただ、心の求めるまま、欲を、む、貪るとよいでしょう。

それこそが、あ、あ、あるべき姿なのですから


[病院を、巨大な闇が覆っていく。
闇が、病院を完全に包み込んだ時。
それが、【始まり】の合図となる。]
(L0) 2022/08/11(Thu) 0:44:42
公開: 2022/08/11(Thu) 0:50:00

【人】 四谷 隆史

[変わらぬ態度のままだから、安堵したんだ。

一緒になって怖がったり、同情されたりなんかしたら
不安が増してしまうだろうし
一緒に安堵を覚えれば、きっと自分に訪れた救いに、
罪悪感で押し潰されたかも、しれない

そも、選択肢があること自体が。とは徒花か]

あ、セキさん、ですね。
俺は四谷、四谷隆史 ……です。

[此方の悲鳴に気づいてか、やってきて言葉を交わせる相手の名を聞いていなかったこと
忘れるほどに動揺していたを恥じる。]
(180) 2022/08/11(Thu) 1:09:56

【人】 四谷 隆史

在るべきもの。って。
それが。それがあるって。理解しちまったら……

俺は。

[俺は

名前を呼べるだろうか。見捨てた命の
9週だから性別はわからないけど、あいつが呼んでと
願ったのは男の子のものだった


相手が自分と僅かな時間でお別れするつもりなのも
その決意が泰然自若な雰囲気を彼に抱く要因になっているのかも今は分からず

ただ。]

楽に、は、なれないかも、っす。
少なくとも、俺は。

[此処に居続け待つのは地獄の気しかしなかった]
(181) 2022/08/11(Thu) 1:17:09

【人】 四谷 隆史

[自分のわがまますぎる願いは叶えられ
別に構わぬという男に向けるは感謝の眼差しだ]

ありがとうございます、っ!
セキさん……!

[とはいえ、揶揄ひとつ>>173
ひえっと顔を青ざめさせて仕舞う程には
この場所での体験は、俺にとっては
トラウマ案件になりそうである]

ひぇっ。

[涙目だ。19にもなり情けないが。
抜けかけた腰が完全にイく案件だ。]
(182) 2022/08/11(Thu) 1:21:23

【人】 四谷 隆史

あ、いや。

……夢中で逃げて、ここにいたから、まだ。
そこに、いるかも、すかね。

[そうなら少し見て回る位には……と考えてはいたが
……ごめんなさいセキさん。俺いま]

た、たてません……

[腰が抜けて立てなくて
引っ張って貰って漸くだ。あざす、と
まだ涙が残る顔にわずかに笑みを見せて礼をいう。

精神科病棟の捜索に時間を裂いてくれるのか
そうであるならありがたく。そして

頼りきりになりそうで、申し訳なくもありがたく。だ


少なくとも先頭歩くのは怖すぎて無理だった
*]
(183) 2022/08/11(Thu) 1:26:54
四谷 隆史は、メモを貼った。
(a62) 2022/08/11(Thu) 1:29:21

【人】 名坂愛子

―― 死体安置室>>175>>178

[女性が手伝ってくれた>>175おかげで、思ったよりも早く探索は終わった。
彼女の探索が想像以上に淡々と無造作に行っていたので、こういうのにもしかして慣れてるのだろうか]

手伝ってくれてありがとね
おかげで助かったよ、精神的に

[何が飛び出るか、何が入ってるか分からないものを探索するのは思ったより心に負担が来るもの。
それでも最後まで探せたのは手伝ってくれたのもあるけれど、妹の手掛かりを見つけなくちゃという姉としての思い、
言うなればお姉ちゃんぱわー。


もし私の興味本位での探索だったら、心が折れて泣きながら逃げ帰ってると思う。
ここに入り込んだ時点で帰れないなんて、まだ知らないけれど。


大丈夫?と彼女に手を額に当てられれば、ほんのりひんやりして気持ちいい]
(184) 2022/08/11(Thu) 1:38:14

【人】 名坂愛子

……?

[それにしても、彼女の手、ひんやりしすぎでは?と思ったけれど、手が冷たい人って心は温かいって言うよねなんて。
疲れた頭は関係ない事を考えて、うまく回らない。それよりも]

休憩に賛成ー……。
購買とか食堂もやってるなら、妹が利用してたりするかもだし……

[彼女からの提案>>176には諸手を挙げて賛成。
次は上のフロアへ行くことにする。虱
潰しに探すのもいいけれど、他の部屋もこの調子なら先に自分が参ってしまいそう]

ひーちゃんも、応援ありがと
またねー……ん?

[見つかるといいねなんて、物騒な物言いばかり言う割に優しい言葉をかけてくれた男の子>>178に再度お礼を言って横目で見送る。
もうしばらくベッドに腰かけてから出発しよう、そう思っていると視界の端で、彼が扉の中へと消えていったように見えた>>179気がした]
(185) 2022/08/11(Thu) 1:39:00

【人】 名坂愛子

……疲れてるのかな?
なんか、いっそ眠っちゃった方が良いのかもー、なんて

[片手で目頭を押さえてマッサージ。
今見た光景はきっと何かの見間違い。そう思うことにしよう。
これ以上考えることが増えると頭がパンクしてしまいそうだ]

――よし、それじゃあ行こうか!
えーっと、上のフロアのどのへんかな?

[ひとまず、彼女に甘える形で上のフロアの食堂に案内してもらおう。
途中で案内図でも見かければ、案内無しでも行けるかもだけれど、今はちょっと一人になるのは少々不安なのだ]*
(186) 2022/08/11(Thu) 1:39:34

【人】 空虚 タチバナ

[物心ついた時、私には母しかいなかった。

 父は生まれてすぐに亡くなったらしい。
 教職についていた母は朝から晩まで子どものために働いており、
 私はいつも母方の祖父母の家で日々を過ごした。

 お昼を手作りの炒飯で済ませた後は、祖母と一緒に時代劇を見る。
 祖父と話をすることはあまりなかったけれど、
 怒られたこともないし、トランプ遊びにも付き合ってくれた。

 兄弟はいなかったし、遊びに行く友達もいなかったけれど、
 祖父母と過ごす日々に寂しさを覚えることはなかった。]
(187) 2022/08/11(Thu) 1:47:19

【人】 空虚 タチバナ

[保育園のお迎えはいつも最後だった。
 一人遊びが上手くなった私は先生たちの手を煩わせることもなく、
 ブロックをただ高く積み上げることに熱中していた。

 その横を同じクラスの子どもたちが何度も通り過ぎていく。
 お母さんに抱き着く子、お父さんに今日会ったことを話す子。
 その日によって迎えに来る人が違う子もいれば、
 私と同じようにお母さんだけが来る子もいた。

 その頃には私にだけ父がいないことを理解していたから、
 お母さんだけがお迎えに来る子がたくさんいたことに安心していた。]
(188) 2022/08/11(Thu) 1:49:12

【人】 空虚 タチバナ

[母と話をすることはほとんどなかった。
 迎えに来た母に今日の話をしようとすると、
 「疲れてるから」「時間がないから」と言われた。

 幼い私はその対応によく機嫌を悪くしていたけれど、
 祖父母に私を預けられるとはいえ、
 仕事も家事も何なら祖父母のわがままも
 すべてこなしていた母のストレスは計り知れないものだったと思う。

 だから、私が話しかける度にイライラして、睨みつけて、
 二人きりの時に、母の手のひらが私の頬を叩いても、

 仕方のないことだったのだ。]
(189) 2022/08/11(Thu) 1:51:00

【人】 空虚 タチバナ

[幼い私はその程度も理解できずに、叩かれる度にわんわん泣き喚いた。
 それがまた母のイライラを刺激して――終わらない悪循環。
 私が小学校に上がると、そんな日常がより強くなった。

 一人で留守番ができるようになり、祖父母の家を訪れる機会が減った。
 私には甘い祖父母が母には小言を告げていたらしいと知ったのは、
 やはり私がもっと大きくなってからだ。

 母もいい加減疲れたのだろう。
 その先に待っているのは――私と二人きりの生活なのに。]
(190) 2022/08/11(Thu) 1:51:36

【人】 空虚 タチバナ

[肌を打つ破裂音。
 頭に響く赤子のような泣き声。
 悲鳴に似た罵倒、否定、否定、否定。

 父とは離婚したのだと聞かされたのはこの頃だ。

 「赤ん坊のお前を叩いて殺そうとしたから、助けてやったんだ」
 と、言われた。]
(191) 2022/08/11(Thu) 1:52:04

【人】 空虚 タチバナ

[一度真実を話してからは、堰を切ったように罵倒に父の話が混じった。

 私の父がどんなに最低な人間だったか。
 私が父にどんなに似ているか。
 そんな私を育ててやってるのに、私がどんなにひどい子なのか。

 十にも満たない私は泣きながら反論し、
 その度に母が激高し、私を叩く。

 二人きりの家には、私たちしかいなかった。
 冷静になれと諭してくれる人も、頑張ったねと褒めてくれる人も、
 間に入って止めてくれる人も、誰も。]
(192) 2022/08/11(Thu) 1:52:18

【人】 空虚 タチバナ

[背中を平手で叩かれるのが焼けるように痛くとも、
 できるのは大きなミミズ腫れくらいだったし、
 母の罵倒の後には必ず私の反論があった。

 家の外に漏れるのは、親子の激しい喧嘩の形跡ばかり。
 世の中にはもっと辛い思いをする人がいることを知っている。]
(193) 2022/08/11(Thu) 1:52:28

【人】 空虚 タチバナ


[それでも、私たちにとっては、
 逃れようのない地獄だったのだ。]

 
(194) 2022/08/11(Thu) 1:53:05

【人】 空虚 タチバナ

[仕事で疲れた母の代わりに食器を洗うようになった。
 洗い残しがあると、ため息をつきながらすべて水に戻された。

 洗濯物を畳むようになった。
 畳み方が違うと、箪笥から出してぐちゃぐちゃに戻された。

 布団を敷くようになった。
 左の角を上にしなきゃいけないのにと、わざわざ敷き直された。

 料理をしようとすると、
 包丁を使うと危なくて見ていないといけないから、
 邪魔しないでと言われた。]
(195) 2022/08/11(Thu) 1:53:17

【人】 空虚 タチバナ

[母は完璧主義で、きっと、ある意味潔癖だったのだろう。
 テストでどんなにいい点を取っても当然だったし、
 通知表で前学期よりも成績が落ちた部分があれば、
 その日の𠮟責は前日よりも酷いものになった。

 毎日の喧嘩は次第に日常に染み込んでいき、
 ランドセルを手放す頃には母に話しかけることが叱責の合図になっていた。

 もう、会話もしたくなかった。
 それでも私はまだ子どもで、母の助けがなければ生きられなかった。

 だから友だちと遊ぶときには一週間前にお願いをしたし、
 買い物をする時は事前に申請して、レシートを提出しなければならなかった。
 それらすべてに母への声掛けが必要だから、
 その度に、頬を母に差し出さなければなかった。]
(196) 2022/08/11(Thu) 1:53:50

【人】 空虚 タチバナ

[ずっと、頭を絞めつけられるような心地だった。

 それでも働いて、お金を稼いで、学校に行かせてくれる母の元、
 私はたった一度も飢えるような思いをしたことがなかった。
 間違いなく、私は母に助けてもらっていた≠フだ。

 だから仕方のないことだったのだ。
 私が母の叱責≠受けるのは、
 母が大変な思いをしているのに、私が至らないせいなのだから。]
(197) 2022/08/11(Thu) 1:54:09

【人】 空虚 タチバナ

 
[――母が、再婚した。
 相手にも子どもがいて、ある日突然5歳下の妹ができた。]

 
(198) 2022/08/11(Thu) 1:54:33

【人】 空虚 タチバナ

[家の中で二人きりになることがなくなったからか、
 あるいは好きな人と結婚したからか、
 母はこれまでよりずっと幸せそうに見えた。

 父との結婚が周りに言われて嫌々したものであったことは、
 これまでの叱責≠聞けば明らかなことだったから。
 父の写真すらないのだから、疑う余地もない。

 それに悲しみを覚えるような情もなく、
 ようやく逃れようのない地獄から脱したと安心していた。]
(199) 2022/08/11(Thu) 1:54:49

【人】 空虚 タチバナ


[けれど、日々の習慣というものはなかなか抜けないらしい。]

 
(200) 2022/08/11(Thu) 1:55:07

【人】 空虚 タチバナ

[母の中で、今の幸せと私は結び付かないようだった。
 義父と妹がいない時、私を探しては叱責≠オた。

 妹がどんなに素直でいい子か、
 私がどんなに愚かで悪い子か。

 比較対象ができて罵倒の幅も広がった。
 実際妹は素直ないい子で、成績こそ私が勝っていたが、
 社交性も運動神経も何もかもが彼女の味方をした。

 けれど、私はもう子どもみたいに反論することはなかった。
 ぐっと歯を食いしばって、嵐が過ぎるのを待つように押し黙る。
 母はそれすら気に食わないとでも言うように、
 義父と妹に気づかれないよう、いつも私を睨んでいた。]
(201) 2022/08/11(Thu) 1:55:18

【人】 空虚 タチバナ

[母は賢くて優秀な人だ。
 まだ女性が働くことが当たり前じゃない時代から独り立ちして、
 子ども一人を抱えて生き抜いた。

 だから、仕方のないことだ。
 母だって我慢してきたのだ。

 だから、妹のお手伝いを母が褒めちぎっても、
 昔の叱責≠怖れて手伝わない私を嘆いても、
 事情を知らない義父が母ではなく私を優しく窘めても。

 仕方ない。仕方ないの。]
(202) 2022/08/11(Thu) 1:55:29

【人】 空虚 タチバナ

[大学生になる頃には私の居場所はなくなっていた。
 それでも大学に通わせてくれたのは、体面を考えてのことだろう。
 バイトをして家を出るという提案は通らなかった。

 あと4年。私は指折り数えて日々を過ごした。
 家を出れば、あと少し我慢すれば、私は大人になれる。
 何になりたいとか、何になれるとか、何も頭になかった。

 だって私は出来損ないで、何もかもが最低だけど、
 それでも大人になれば、少なくとも家族から離れられるって。

 毎日浴びせられて染み込んだ叱責≠ェ私の常識になっていた。
 仕方ないと言い聞かせるのも限界だった。]
(203) 2022/08/11(Thu) 1:55:43

【人】 空虚 タチバナ

[――そう。限界、だったんだと思う。

 単位のためにとった心理学の授業、
 教授が話した学習性無気力≠フ話。

 普通なら、普段なら、何てことない内容だった。
 これまでのことに比べたら、本当に些細な出来事。

 けれど、たった一欠片の納得が私の心に落ちて。
 表面張力で堪えていた何かが一気に溢れて、


   溢れて、

        あふれて、



    
――そこからのことは、あまり覚えていない。]
(204) 2022/08/11(Thu) 1:56:46

【人】 空虚 タチバナ

[すべてが膜の向こうで起きることのようだった。

 私はどこかのベッドにぼんやりと横たわっていて、
 母や義父、大きくなった妹の顔が見えて、
 知らない人も、白い部屋も、全部が全部、
 自分のことじゃないみたいだった。

 だから私は何度呼びかけられても返事をせず、
 耳に届く声を他人事みたいに聞いていた。]
(205) 2022/08/11(Thu) 1:57:04

【人】 空虚 タチバナ

[ここが病院らしいこと、入院していること、
 着替えや洗濯物を回収するため、週に一回家族が来ること。

 私はどうしてここにいるんだろう。
 どうして母が私のところに来るんだろう。
 いいよ来なくて。嫌いでしょ、私のこと。

 これまで通り家族の邪魔しないし、卒業したら出ていくからさ。
 かかったお金は少しずつ返すし、帰ってきたりしないよ。

 ねえ、だってそれが正しいことでしょう――?]
(206) 2022/08/11(Thu) 1:57:18

【人】 空虚 タチバナ


 
[それからどれくらいの時が経っただろう。

 久しぶりに見た妹が、
 「どうして私たちはこんなに不幸なの?」と泣いていた。]


 
(207) 2022/08/11(Thu) 1:57:42

【人】 空虚 タチバナ

 


[――そっか。]
(208) 2022/08/11(Thu) 1:58:43

【人】 空虚 タチバナ

[死にたいと思ったことがあった。
 生まれて来なきゃよかったと思うようになった。

 そうじゃなくて、そんな甘いこと言ってないで、
 死ななきゃいけなかったんだと、思った。]
(209) 2022/08/11(Thu) 1:59:27

【人】 空虚 タチバナ



[正しさは、必ずしも幸せを連れてくる訳じゃない。]


 
(210) 2022/08/11(Thu) 2:00:10

【人】 空虚 タチバナ

[20年程前、噛志野医院で突如として起きた不審死の中に、
 『橘 花連』という名前があった。

 今よりも個人情報に厳しくなかった時代、
 あるいは混乱の最中に残されたカルテの残骸があったなら、
 その死因が心臓麻痺であることが記されているだろう。

 それが真実かどうかは自分自身でも分からない。
 気がついたら死んでいて、気がついたらここにいた。

 病室の片隅でぼんやりと自身を見下ろす。
 真っ白な手で胸元を撫でた。]
(211) 2022/08/11(Thu) 2:00:33

【人】 空虚 タチバナ


[本来心臓があるはずの場所は、
 生者と己を隔てるように拳大の穴が開いている。]*
 
(212) 2022/08/11(Thu) 2:01:00
空虚 タチバナは、メモを貼った。
(a63) 2022/08/11(Thu) 2:06:36

【人】 名坂愛子

―― 食堂

[さて、彼女の案内に従ってたどり着いた先は、少々荒れているのも否めないけれど、机や椅子に壁などが白で統制された清潔感のある食堂。
電気もついているし、給水機ではちゃんと水が出るのも確認できた。
ただ、人らしき気配は何も感じなかったけれど。
もちろん、人以外の気配については知らない。


備え付けてあった紙コップに水を入れてその場で何度かがぶ飲みした後、ふらふらと空いている席に近づいて、そのまま机に突っ伏すようにして座る]

ごめん、少しウトウトしてる……
15分くらい経ったら起こしてー、なんて……

[突っ伏したままで彼女に言って、しばらくしたらスヤスヤとうたたねしている気配がするように。
見たところ自分と彼女以外に人が居ないように見えたし、いろいろとよくしてくれている彼女を信頼してるのもあって、疲れをとる手っ取り早い方法として睡眠を選んだのだ]

――むにゃ……

[かなり無防備に突っ伏しているため、多分、誰かに何かされたとしても、しばらくは起きない……かもしれない]**
(213) 2022/08/11(Thu) 2:07:55
名坂愛子は、メモを貼った。
(a64) 2022/08/11(Thu) 2:12:36

【人】 勢喜 光樹

[呼び捨てにしないのは、初対面で気を使っているのか
此方を年上と思ってのことなのかは分からないが。>>180
「あなた」呼びよりかはマシだから、気には留めず]

ヨツヤ、タカシ………。
四谷、か。

[苗字だけでなく、下の名前を答えて貰ったので
口遊んではみたものの、結局苗字で呼ぶに留めた。
元より社交的な性格でもなし。
それ以上、話を広げることはなかっただろう。]
(214) 2022/08/11(Thu) 2:48:42

【人】 勢喜 光樹


………そうか。
他人の心配をして、残るだけのことはあるな。

[生きたいと願いながら、他人の身を案じ
危険な場所に留まる選択をしたことが印象的だったから
率直に思ったことを口にした。

楽にはなれないかも、とは>>181
本当に不可能な事なのか
何か理由があって意図的にそうしたいのか
察しがつかないのもあったから。

例えついたところで、何かを思い、感じることはあるのか…?
結局は、変わらないのかもしれない。]
(215) 2022/08/11(Thu) 2:50:37

【人】 勢喜 光樹

[礼を言われると、心が少しざわつく。>>182
他人に感謝されたことなど殆どないし
だから何か社交辞令的なことを返せるでもなく。
向けられた眼差しを交わらせることなく、反らした。]

少し……冗談がキツかったな。

[罪悪感とか、申し訳なく思ってとか
そういったニュアンスではなく。
事実だったと、認めるように呟くだけのもの。

腰を抜かしてしまった四谷を>>183
立ち上がらせることが出来たなら
再度述べられた礼には応えないまま、目を反らした。]
(216) 2022/08/11(Thu) 2:57:39

【人】 空虚 タチバナ

― どこかの病室 ―


[今日は病室の外が賑やかだ。
 いくつかの場所から生者の気配がする。

 暫くぼんやりとしていると、
 何度か耳にしたことがあるかもしれない鼻歌>>83
 子どもたちの声>>3が届くこともあったか。]

  ……。

[気だるげな様子で前に出ると、
 黒く長い髪が闇から引き剝がされるように影を作った。]
(217) 2022/08/11(Thu) 3:01:48

【人】 空虚 タチバナ

[カナとはきっと同じ時期に入院していただろう。
 生きている頃に顔を合わせたこともあるかもしれない。

 しかし自身は何に対しても無気力で、
 彼女はいつだって■■さん≠求めていた。
 故に、私が彼女を認識したのは命が尽きてからだ。

 動く心配のなかった自身とは違い、
 彼女はただひとつのことに対してまっすぐだった。
 だから初めてその姿を認識した時、
 拘束された手足を見て驚いた表情を浮かべたと思う。

 しかし彼女がそれを物ともせず歩き出した時、
 自身の胸の穴と同じようなものかとも感じた。
 死んでいるが故に、意味を成さないカタチ。]
(218) 2022/08/11(Thu) 3:02:20

【人】 空虚 タチバナ

[ただ、自身と彼女が違うのは、
 己の死を認識しているかどうかという点である>>61

 彼女の目に自分がどう映っているのかは知らないが、
 胸の穴を隠すことができない以上、
 彼女が自身を認識することがない限り、
 こちらから声をかけることはほとんどなかった。

 知りたくないなら、知らなくていい。
 欲しいままに欲しいだけ、貪ればいい。
 それが嘘でもまやかしでも、あるいは望んだ夢でも。]

  正しさなんて……。

[気だるさに僅かな苛立ちを滲ませながら病室を出る。]
(219) 2022/08/11(Thu) 3:02:34

【人】 空虚 タチバナ

[いつもより廊下に蔓延る闇が深い気がした。>>L0
 深い色が広がっていく様は、
 まるで大きな口に飲み込まれるようだった。
 一瞥した闇から視線を外し、廊下を進む。

 どこへ向かうと決めた訳ではない。
 しかし、少なくとも『堕胎室』>>64でないのは確かだ。]
(220) 2022/08/11(Thu) 3:02:46

【人】 空虚 タチバナ

[生まれてくることのできなかった子どもたちの前では、
 いつも以上に無口になる。

 口を開いてしまえば、
 「代わってあげたかった」なんて、
 ふざけた言葉が溢れてしまいそうだからだ。

 過ぎてしまったもしも程、愚かなものはない。
 もし、生まれたのが私じゃなかったら。
 あの子たちの誰かだったなら。
 ……だったらなんだと言うのだろう。

 生から解放されたというのに、
 あの子たちを見るといつだって生を思い出してしまう。

 だから、あの子たちが望むことを私は阻まない。
 それは罪悪感などという愚かな感情ではなく、
 ただ関わりを避けるためのエゴに過ぎない。]
(221) 2022/08/11(Thu) 3:03:02

【人】 空虚 タチバナ


  それに、抜け駆けは厳禁……だし。

[もし、これまでの言動に僅かでも優しさを感じたなら、
 速やかに逃げてしまうといい。

 すべては自分のため。欲望を満たすため。
 生と家族から解き放たれた今、良識も常識も掻き消えた。

 強いて言うなら、彼女らが生者ではないから。
 生きていない者の未来は奪えないから。]
(222) 2022/08/11(Thu) 3:03:15

【人】 空虚 タチバナ

[死ななきゃいけないと思ったら、死んでいた。
 それなのになぜか自分は今もここに留まっている。

 どうして。なんで。分からない。
 生きたい、なんて。思ったことないのに。
 死んで尚、訳の分からない何かが自身を苛んでいる。

 頭が痛い。締め付けられるようだ。]
(223) 2022/08/11(Thu) 3:03:32

【人】 勢喜 光樹

……まだ、チハヤとは
はぐれて間もないのか。

[四谷の曖昧な言い方からして
チハヤのいそうなところに心当たりはなさそうかと。

ならば今は、目に見えた「精神病棟エリア」へ
向かってみるのが良いかもしれない。
それがはたして、最善と呼べる選択かは分からないが。
此処で駄弁っているよりは、マシなのでは。]

それじゃ………行くか。

[もしも四谷が先陣を切らないのであれば、
己が先んじて、精神病棟エリアの方へと進むだろう。

動かない間にも、時間は過ぎていく───
己が死を迎えるまでの暇潰しが
暇潰しではなくなってしまうことは、出来れば避けたくて。


この広大な廃病院で、探し人が見つかる保証はないが
何もしないよりかは、見つかる時間も早まるだろうと。*]
(224) 2022/08/11(Thu) 3:04:10

【人】 空虚 タチバナ

― 病棟廊下 ―


  ……でもね、めちゃくちゃしてたら気にならないの。

[誰にともなく呟いて、ニタリと微笑んだ。
 笑っているような、怒っているような表情だった。

 こんな所にやってきて、命が惜しくないんでしょう。
 だったら私にちょうだい。
 慰めて、弄んで、ぐちゃぐちゃにして、]

  どうして、私だけ……。

[黒く長い髪をした女が当てもなく廊下を歩いている。
 もし耳が暇をしていたのなら、か細い声が届くだろう。]
(225) 2022/08/11(Thu) 3:04:23

【人】 空虚 タチバナ



[「許さない」――と。]**

  
(226) 2022/08/11(Thu) 3:04:37
空虚 タチバナは、メモを貼った。
(a65) 2022/08/11(Thu) 3:11:00

勢喜 光樹は、メモを貼った。
(a66) 2022/08/11(Thu) 3:13:13

 




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