03:27:16

人狼物語 三日月国


112 【R18】アルステラのもとに婚姻を

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


一日目

村人:1名、共鳴者:2名、黙狼:1名、聖女:1名、伝道者:1名、童子龍:2名、巫女:2名

【人】 とある書物

[集められた若者たち。
この度の婚姻に何を思うだろう。
戸惑い?反発?諦め?あるいは―――…?]
(0) 2021/12/05(Sun) 10:00:00

【人】   リー   

──過去の話


[ 興味を持ったことを素直に話す彼女は
  とても輝いていたような気がした。
  文献からでは得られない現実的感想を、
  コンが教えたあげることで
  また彼女から輝かしい羨望のような眼差しを
  浴びることができていたから。

  これだけ会話が楽しかったのだから
  また会いたいと思ってしまうのは
  人間として普通のことだと言える。
  まだそこに特別な感情がなくても、
  話したい、と思うだけの良い感情がある。  ]


   会いたくないと言われるまで、会おう。
   それまでは、聞きたいことを聞いてくれ。


[ 驚きのような表情を見た時はくすりと笑って。
  けれども、仮面を外していなかったので
  彼女にはそこまで表情が見えていなかった。
  仮面をつけていたコンに、物怖じしなかった。
  その事実も彼女に興味を示した一因だったよう。 ]


(1) 2021/12/05(Sun) 10:13:26

天のお告げ(村建て人)

リル族とヴィス族が交流地点に揃い、
手伝いの者たちが必要な荷物を家まで運ぶ。
候補者たちは同族と歓談したり村の周りを見たりしながら
暫しの時を過ごしたことだろう。

やがて日が傾き始め、準備は整い
いよいよ婚儀の儀が始まろうと言う頃になる。
(#0) 2021/12/05(Sun) 10:13:53

【人】   リー   




   可愛い俺のデイジー……
   いつまでも、俺の心はお前と一緒だ。
   お前の心も、俺と一緒にいてくれ。
   
           ────
愛している



[ 好きだと、何度伝えても伝えたりない。
  このままふたりで逃げようか。
  そんなことをいうだけの土地勘も伝手もないリーは
  彼女のことを手放すしかなかった。

  それからすぐのこと。
  コンにも婚儀の話が舞い降りてきた。
  シャーレンというヴィス族でも有力な家庭の一人娘。
  どれだけわがままに育てられたのかと
  どうしてか、この時だけは偏見に塗れた考えを
  悲哀に満ちた頭の中で巡らせていた。     ]*



(2) 2021/12/05(Sun) 10:14:31

天のお告げ(村建て人)

広場に戻ってきた候補者たちは
互いの婚姻の相手を前に、
横並びで向かい合い座る形となった。

両族の長が形式的な挨拶を述べた後、
ヴィスからはシャオロン、マンユゥ、ユンチェ、シャーレン。
リルからはレイ、ジャヤート、シオン、コン。
ひとりひとり立ち上がらせ、顔と名を合わせ長達が順番に紹介をしていく。

そこで初めて婚姻相手を知るものもいただろうか。
あるいはもう既に交流していただろうか。

ともあれ顔合わせが一通り終われば
あらかじめ用意された杯に
手伝いの女たちが祭事用の酒を注いでいく。
(#1) 2021/12/05(Sun) 10:21:36

天のお告げ(村建て人)

長と候補者たちにはヴィス族に伝わるアルステラの杯。
その他の参加者たちにはそれを模した小さな杯が配られる。

皆に杯がいきわたったのを見計らい、
両長が立ち上がり音頭を取った。
(#2) 2021/12/05(Sun) 10:24:50

【人】 リル族長 ルーパイ

本日はよくお集まりいただいた。

リルの長ルーパイ、ヴィスの長ラオが
此度の婚礼の立会人を務めよう。

我らリルとヴィスは1000年の時を経て、
再び手を取り合い、子孫繁栄を願い、
末永く縁を育むことをこの杯に誓おう。

母なる星よ、偉大なる先祖よ、
どうか我らに加護を与えたまえ。

アルステラのもとに婚姻を――――。
(3) 2021/12/05(Sun) 10:26:21

【人】 リル族長 ルーパイ

[その言葉と共に乾杯が交わされる。
皆が酒を口につけた所で、
ぱんぱんとルーパイが手を叩いた。]


…と、まあ、堅苦しいことを言ってはみたがね。

せっかくの祝いの席だ、
ここからは楽に過ごしてほしい。

何せ長年別々に暮らしてきたんだ
いろいろと皆思う所はあるだろうが
これからは両族が手を取り合い、
共に新しい未来を築いていくことを願うよ。

さ、どんどん食べて飲んでくれ!
ああ若い2人…8人も、
あまり遠くまで行かなきゃ
好きに過ごしてくれて構わないよ。

会ったばかりの男女が懇意になるには
もっと時間が必要だろうからね!あっはっは!


[そんな彼女の言葉で俄然場は賑やかになる。
きみたちはここに留まるのも、移動するのも自由だ。**]
(4) 2021/12/05(Sun) 10:29:04

【人】 狐娘 レイ

―― 婚儀の前 ――

[家族が居ない。
ということは、一人の家にシャオロンは戻るというのだろうか。
レイを慰めるために言ってくれたのだろうが、
なんだかそれは寂しいと思った。

レイの家は中流家庭でも少しだけ裕福と言えるぐらいの家庭だ。
村ではそれなりに発言権もあり、父も兄弟たちも村の守り人として働いている。
レイが結婚を断れば、それなりに村には広まってしまうだろう。だから、断ることも出来なかったのだけれど。

掛ける言葉が見つからずに、視線を落とす。
一途さを褒めてくれるのなら尚更、
「ロン」への思いを認めてくれた、
「シャオロン」の不器用な優しさに触れた気がした。]


 ……あ、りがとう。
 シャオロンだけよ、そんなこと言ってくれるの。
(5) 2021/12/05(Sun) 10:31:26

【人】 狐娘 レイ

[少し離れた位置で、泉に向かうシャオロンの背を見つめる。
捜索は難航しているらしい。
それもそうだろう、10年以上も前の話だ。
泉とはいえ、土は溜まり、水も繰り返し蠢いて底へと沈む。]


 そう、ね。
 腐食していないのなら、きっと綺麗なままだわ。
 また、大事にできる。


[励ます声に小さく微笑む。>>0:310
それでも、ない。という呟きを聞けばひっそりと肩を落とした。一縷の望みを託すように手巾を持った手を合わせて握り込む。

それでも、時間はやってきて。
捜索は一時中断となった。]
(6) 2021/12/05(Sun) 10:32:21

【人】 狐娘 レイ

[首を振る所作に、こちらも首を振る。>>0:311
その心配りが嬉しくて、また泣きそうになった。]


 いいの、探してくれてありがとう。
 その気持ちだけで嬉しい。

 ありがとう、シャオロン。


[お礼を重ねて、ぺこりと頭を下げた。]


 水晶の指輪……?
 シャオロンが用意してくれたの?


[またどこか聞き覚えのあるような単語を耳にして、小首を傾げた。
違うと聞いたばかりなのに、また二人を重ねそうになる。
緩く首を振って、淡い期待を掻き消した。]
(7) 2021/12/05(Sun) 10:32:35

【人】 狐娘 レイ

[「本物のロン」とは、いつか、本当に出会えるのだろうか。
シャオロンが手伝ってくれるというのなら、
ヴィス族にまだ彼が居るのなら、見つかるのかもしれない。

伸ばされた手を取って立ち上がった。
「ロン」もシャオロンなら許してくれるだろう気がして。
きゅ、と繋いだ手に力を込めた。]
(8) 2021/12/05(Sun) 10:33:01

【人】 狐娘 レイ

[広場に戻れば、婚儀に向けて辺りが忙しなくなっていた。
シャオロンとは一度その場で別れ、両親と世話人の元へ戻れば、腫れた眼と崩れた化粧に盛大に驚かれた。
そんな姿を花婿に見られたらどうする、と小言を言われながら化粧を直されて。
もう見せた後だとは言いづらくて、シャオロンと出会ったことは言わなかった。

ぶっきらぼうな優しい人。
少し「ロン」を思わせる雰囲気が、
胸の辺りに温かな色を載せて小さく棲み着く。]


 一途なのを褒められたばかりなのに、……浮気性ね。


[シャオロンが気になるのはきっと、ロンに似ているからだ。
そう自分に言い聞かせて、白粉を叩く世話人に手に瞼を閉じた。**]
(9) 2021/12/05(Sun) 10:33:22
天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2021/12/05(Sun) 10:33:23

【人】 狐娘 レイ

―― 婚儀の儀 ――

[泣き腫らした顔は、綺麗に直された化粧によって隠された。
婚礼衣装には少し葉の匂いが残る。
花の蜜で汚したことを叱られ、母が慌てて手巾で叩いて払ったが、薄く残ってしまっただろう。

ヴィス族の人たちと対面するように並び座る。
目の前には先程、泉で会ったシャオロンが居た。

先程は付けていなかった目元までを覆う、薄いベールの下。
視線が合えば、はにかむように微笑んだ。

8名、一通りの挨拶が済まされれば、
なみなみと注がれたアルステラの杯を、深く頭を下げて受け取った。]
(10) 2021/12/05(Sun) 10:56:16

【人】 狐娘 レイ

 

 ――アルステラのもとに祝福を。


[族長の言葉に応えるように>>3、杯を掲げて口をつける。
お酒を飲むのも、この日が初めてだった。
喉元を通り抜ける熱さが染みた。]
(11) 2021/12/05(Sun) 10:57:21

【人】 狐娘 レイ

[ちら、と正面に視線を向ければ、シャオロンも杯に口をつけていた頃だろうか。
騒ぎ始める周囲につられて、自身も口を開く。]


 あ、あの、シャオロン。
 さっきは、本当にありがとう。

 探しものを、手伝ってくれて……。


[何か、話しかけたいものの思いつくのは先程も告げた謝辞ばかり。
きょろきょろと辺りを見回せば、目につくのは用意された酒に、ずらりと並べられた食事。]


 ……あ、そうだ。
 何か、食べる?

 わたし、取るよ。


[そう言って小皿と菜箸を手にとって、どれがいい?と尋ねた。*]
(12) 2021/12/05(Sun) 10:58:00

【人】 末っ子長女 シャーレン

─これまでの話─

[また会ってくれるという言葉だけでも嬉しかったのだけれど、日付まで決めてくれて。
次があると実感すれば、にこりと笑みを浮かべた。
シャーレンも彼と話していて楽しかったし、分からない事を優しく教えてくれたのだから印象は悪くない]

私、これからも貴方と会いたいもの。
会いたくないなんて言わないわ。
ふふ、じゃあたくさん聞くわね!

[>>1目を丸くした時、雰囲気がまた少し柔らかくなったから、笑ったのかななんて。
仮面を付けていて表情はわからないけれど、雰囲気である程度は察することが出来るから、怖いとか思う事もなかった]
(13) 2021/12/05(Sun) 11:01:21

【人】 末っ子長女 シャーレン

リー…私の心は貴方と共にいるわ。
愛してる
…ずっと。

[>>2誰が相手でも、きっと彼以上に愛すことなんて出来ない。
けれど、大事に育てられたシャーレンには家族を捨てる事も出来ない。
彼への想いを抱えたまま、生きていくのはきっと苦しいだろう。
それでも、彼への想いを断ち切ろうなんて思えるはずがなかった*]
(14) 2021/12/05(Sun) 11:03:40

【人】   シオン

―― 婚儀の儀 ――

 ──アルステラの元に祝福を。

[決められた言葉を言い、決められたように杯を掲げ、作法通りに杯を口元へ。ふくよかな香りの液体は、飲みやすいわりに酒精が強いようだが、酒の度数や味や香りを感じている余裕はなかった。

 女の目の前に座っているのがツェンだったから。]

(なんで。どうして。どういうこと?)

[俯き加減で浮かべた微笑みの下、しずかに混乱していた**]
(15) 2021/12/05(Sun) 11:24:19

【人】 光の尾 マンユゥ

ー 婚儀前・新居 ー

[家の内装に感嘆を漏らせば
ぱあっと彼の瞳が輝いたように見えた。
自分よりも大きな体なのに
そんな様子はまるで少年みたいで、
微笑ましさにくすりと笑みを漏らす。]

そうなんだ......
異国には色んなものがあるね。
わたし、港にも行ったことないから......

[身の回りにあるものだけで慎ましく暮らす。
そんな生活を今まで特に不便だと思ったこともなかったが、
それはそれとして物珍しさは募る。

解説してくれるジャヤートに甘え、
これは?あっちは?と一通り尋ねて回りつつ。]
(16) 2021/12/05(Sun) 11:41:05

【人】 光の尾 マンユゥ

香水や香油......そんなのまであるの?
だったら......お花とか、木の匂いがいいな。
落ち着く気がするから。

[それらしきものはリビングには見当たらないので
整容室に置いてあるのだろう。
せっかく用意してくれたのだ、
あとで試させて貰おうと伝え]

夫のつとめ......

ふふ。うん、わかった。
じゃあもしなにか足りないものがあったら
"だんなさま"にお願いするね。

[マンユゥはあまり物欲の多いほうではないが、
殿方からの贈り物を断るのは
却って失礼になることもあるのよと
幼い頃に姉が言っていた。

今のところは思い付かないが、
今後実際に生活していけば
必要なものも出てくることだろう。

なのでそう答え、個室の方へと向かう。]
(17) 2021/12/05(Sun) 11:42:34

【人】 光の尾 マンユゥ

[扉を開けた先はジャヤートの個室のようだった。
彼にとっては見慣れたものばかりなのだろうが、自分にとってはこれまた目新しい。
特に船の模型と壁にかけられたボードが目を引いた]


わあ、小さな船がある。
これってジャヤートのおうちの船??
この板は......なに?
これもなにかのオブジェ?


[マンユゥはそもそも海を見たことがない。
波に乗るという概念を知らなかった。
魔道具かなにかだろうか、と
首をかしげていれば彼は答えてくれたか。]
(18) 2021/12/05(Sun) 12:00:23

【人】 光の尾 マンユゥ


それで、こっちがわたしの部屋?

[促され、自分の方の部屋にも向かう。
化粧台や本棚、机などの調度品は彼の選んだものだろうが、
自分の衣装が入った衣装箱や化粧箱、
もろもろの雑貨や日常品など
見慣れた自分の荷物が置かれていることだろう。

本当に今日からここに住むんだなあ、と
改めて実感し、少しばかりしみじみしてしまった。*]
(19) 2021/12/05(Sun) 12:01:21

【人】 怪力 シャオロン


 リルの人間は一途を良しとしないのか?
 それは……生きにくいだろうな。


[自分しか褒めないなんて、彼女はなんて辛い環境にいたのだろう。
痛みを抱えているような渋い顔を向けた。

ヴィスの人間のことをよく知る訳ではないが]


 俺が「ロン」なら、一途に想ってくれてると知ったら堪んなくなるけどな。


[名前が似ているなら、この感覚も同じであれば良いと思う。]
(20) 2021/12/05(Sun) 13:18:22

【人】 怪力 シャオロン

[探索は結果を出せないまま、時間切れとなる。
激しく泣いた彼女が少しでも笑顔になれることが出来たなら良かったのに、と、溜息を吐いた。]


 ……土産に摘んで行くか?


[口をついて出たのは何故だろう。
彼女が花を摘んで渡したい相手がいると、知っていた訳ではないのに。**]
(21) 2021/12/05(Sun) 13:28:06

【人】 翠眼 ユンチェ

― 婚儀の儀 ―

[儀式自体にはさして興味はなかったのだが、両族が手を取り合うことについての宣言だけ注意深く聴いていた。

 ヴィスとリル、どちらの名前を先に言うのが正当であるか――そんなつまんなくてどうでもいい話と、それを気にする者と、それを気にする者を気にする者と……色々と思惑や調整があったと思うのだけど。]


 しょうがないですよねー


[>>3 ヴィス族側からしたら下に取られる並べ方だと憤慨するかもしれないが……自分は相手よりずっと年下だからもともとそれでも構わないし、他にも「リルの女の人はそんな感じ」なイメージがあるので仕方がないとしか言いようがなかった。]
(22) 2021/12/05(Sun) 13:41:10

【人】 翠眼 ユンチェ


 アルステラのもとにしゅくふくをーっ


[初めてのお酒は。
 喉を通すときに焼けというか痛みのような障害はあるけれど、それを除けば苦手な方ではなかった。

 もともと脳天気なせいもあるか、並べられた料理も今日2番めに美味しいものばかりで――先ほど拭った水餃子による口元の油分は、今度は揚げ物で塗られていたりする。
 そしてそれ以上に笑顔を溢れさせたのは、自分の目の前に座るひとの存在だ。]


 シオンさ〜んっ


[ちょっと俯き加減なのは何故だかわからないけれど、こっちを向いてほしくて、にっこにこな笑顔のまま向かいの席から手を振ってみせたり。]
(23) 2021/12/05(Sun) 13:41:42

【人】 翠眼 ユンチェ

[ここらへんはお酒の勢いというものも手伝ったに違いないが…しまいには自分の盃と取り皿を持って席から立ち上がって、両族が並んで向かい合うテーブルの反対側に――つまりリル側の席に回り込んで。]


 あの、すみませーん

 席替わってくれませんかー?


[話しかけた相手は、仮面をつけているであろうリル族の男性。
 つまりここが入れ替われば、向かい合わせに座るのが隣り合わせになる夫婦が2組出来上がることになる。>>#1
 できれだけ近くに行きたい欲求による、ある意味国境を超える提案は承諾されるだろうか――。*]
(24) 2021/12/05(Sun) 13:43:43

【人】   コン   

──婚儀の前


[ 彼女の手を取って、コンは新居の中へ。

  一緒に中を見たいというよりも、
  焚べる予定にしていた仮面を彼女に見せたかった。
  それが、夢ではない証拠になるから。  ]


   ………そんなに嬉しそうな表情を
   外で見せてはいけないだろうが。

   
             
デイジー




(25) 2021/12/05(Sun) 14:27:43

【人】   コン   



[ 家の中で、誰もいないことを確認したコンは
  あの最後の日のようにぎゅっと抱きしめて
  まだあのときまでの名前で彼女のことを呼ぶ。

  それは、あなたのことをまた教えて、と
  伝えるためのちょっと卑怯な技。
  仮面は彼女の背後にある机の上。
  まだ、気づかせたくはない気持ちが残る。  ]*




(26) 2021/12/05(Sun) 14:28:07

【人】 末っ子長女 シャーレン

─婚儀の前のこと─

[彼に手を引かれ、新居の中へと。
内装を見ていれば、掛けられた言葉と温かなぬくもり。
あの日のようにぎゅっと抱きしめられ、そっと抱きしめ返した]

ごめんなさい…嬉しくて抑えれなかったの…。

リー
(27) 2021/12/05(Sun) 14:56:08

【人】 末っ子長女 シャーレン

ねぇ、リー…。
私、私の本当の名前ね。
シャーレンっていうの。
貴方の本当の名前、教えて?

[抱きしめたまま彼の顔を見上げて、問い掛ける。
両親から名前を教えてもらったし、先程も呼んだけれど。
彼の口から名前を聴きたかったのだ*]
(28) 2021/12/05(Sun) 15:01:40

【人】   コン   

──婚儀の宴


[ 別に、つけなくても良かったけれど
  焚べる前に、とコンは人前でつけていた仮面を
  宴の時にまたつけてきた。

  けれども、食事のときには邪魔になるので
  そろそろ外すかとしていた時、
  反対側に座っていた青年、少年?とにかく、
  ヴィスの男に席替えを問われた。>>24   ]


   ………わかった。ここは譲ろう。


[ 席を代われば彼女の隣に密着するよう座り、
  仮面を彼女とは反対側にずらして
  その綺麗な瞳に顔を近づけ、
  乾杯をしようと何か飲み物を手に取ったか。 ]



(29) 2021/12/05(Sun) 15:20:29

【人】   コン   




   シャーレン、どちらが好き?
   仮面がある俺と、ない俺と。



[ 別にどちらでも良かったけれど、
  そこから初めてしっかりとした食事を
  ふたりで共にすることが出来たのなら、
  楽しかったということで特に問題はない。

  長たちも酒が入れば若人たちの距離感を
  気にすることもないだろうから、
  コンも遠慮はしなかった。       ]*



(30) 2021/12/05(Sun) 15:20:52

【人】 狐娘 レイ

―― 婚儀の前 ――

 あ、ううん。
 そうじゃなくて。

 ロンはヴィス族だから、みんな煙たい顔をしたわ。
 あ、でも応援してくれる友達も居たのよ?

 ジャヤートはヴィス族ってことを知らないから、
 応援してくれていたのかも……。

[両親も兄弟たちも、ロンとは二度と会わないようにと反対されていた。
ヴィス族のことをよく思わない人は他にも居て、だから、ロンのことを口にする機会は少なくなっていったけれど。
ジャヤートだけは否定せずに聞いてくれていた。

思い続けることは悪いことではないと。
そう重ねられて>>20、小さく笑う。]

 
 ロンも、そうだったらいいな。
 好きで居続けることを、許してくれたなら――……、


[これ以上、嬉しいことはない。]
(31) 2021/12/05(Sun) 15:33:39

【人】 狐娘 レイ

[婚礼衣装についた汚れを払い落とす。
捜索を切り上げて広場へと戻ろうとした際に、彼の口から出た提案にまたぱちぱちと目を瞬いた。]

 
 ……――っ、


 ……あ、うんっ。
 お花はお母様が好きなの。

 積んでいけば、きっとお喜びになるわ。


[シャオロンからしたら何気なく口にした事なのだろう。>>21
でも、妙にそのことが引っかかった。
どうして、と喉まで出かかった言葉をぐっと堪えて、微笑みを返して花を積む。

シャオロンに母の話はしたことが無い。
土産なんて言葉が口に出るのはどうしてか、考えてもわからない。
思い当たるのはやはりロンの事で。
二度も確かめて違うと言われているのに、また聞き返すのは流石に躊躇われた。

言葉少なに花を積む。
手元にはいつしか小さな花の束が出来上がっていた。*]
(32) 2021/12/05(Sun) 15:44:29

【人】   コン   

──婚儀の前


   俺の、本当の名前は…………



            コン


   さっき、読んでくれたその名前が
   俺の本当の名前だ。


[ 頬を撫で、久々の再会とこれからの明るい未来を
  彼女の瞳を通して見られた気がする。
  コンは改めて、シャーレンと名前を呼び
  偽名を使っていたことを謝った。

  勿論、それは彼女を抱きしめたまま。
  密着することをやめないままに。     ]


(33) 2021/12/05(Sun) 15:44:55

【人】   コン   




   君の後ろに、仮面はある。
   ……見たいか?それとも、
   つけた方がいいか?


[ 彼女が望むことなら何だってする。
  コンは何がいい?と聞いて、
  宴の前の2人だけの時間を少しだけ
  満喫したそうな表情をしていたことだろう。 ]*




(34) 2021/12/05(Sun) 15:45:50

【人】   シオン

>>22
 >>3リル族の長の挨拶だからリル族の名前を先に言っただけで、ヴィス族の族長も挨拶をしているならヴィス族の名前を先に出しているだろうし、上下とか考えてはいないだろう。
 世界が滅ぶというような時に、苦渋の決断を下した族長たちが、全てを台無しにするようなことをするはずが無いはずで。

 でも>>婚姻相手(?)が能天気な様子の下でそのようなことを考えているのはわからないし、ツッ込む機会も訪れない。

 >>23名前を呼ばれても顔を上げないくらいに頭がぐるぐるしているくらいだし、周囲を窺う余裕なんかない。

 >>24それでも、彼のコンへのお願いを聞くと驚いて顔を上げた。席を移動なんてしていいのだろうか、いや、長老も好きに過ごしていいと言っていたし大丈夫なんだろうけど>>4

 この身内のやらかしを見ていたたまれないようなこの気持ちは一体……と遠い目をする。事実、今日を以て身内になりはしたが。

 女が内心焦っているうちにコンが快く対応してくてた。>>29向かいの席に移ったコンを見て軽く礼をした]

 ありがとう。

[その後、女の隣の席に来たツェンにかかりきりで向かいの席のふたりの様子を気にかける暇もない*]
(35) 2021/12/05(Sun) 16:01:04

【人】 怪力 シャオロン

[ジャヤートというのは友達の名前だろうか。>>31
婚姻を結ぶ相手以外の名前は知らないので、その彼が一緒に来ていることを知らない。
それよりも、男の名前に聞こえたその「ジャヤート」と仲が良さそうで、旦那としては少々面白くない。

――後で本当の「旦那」に彼女を返す為の、つなぎの男なのに、身勝手な話だ。]


 好きでいてもらうことを「許す」なんて、
 自分の方も想い続けてるくらいじゃなきゃ、釣り合いが取れないだろ。

 レイがみんなに反対されたようにロンも反対されて会えなくなってたとして、
 レイの一途に見合うだけの男じゃなきゃ――……


[渡せない、なんて縛る言葉は出せず。
言葉尻を曖昧に濁して微笑んだ。]
(36) 2021/12/05(Sun) 16:08:00

【人】 怪力 シャオロン

[レイの手には小さな花束がある。>>32
その中の白い花が彼女によく似合いそうだなと思った。
この後整われるのだから、野草を添えたところですぐに取られてしまうかもしれないけれど。

花束は母親に渡されるのだろう。
渡すまでに萎れてはいけないからと、先程渡した手巾を泉の水で濡らして切り口に当てておくことを提案した。]
(37) 2021/12/05(Sun) 16:08:49

【人】 怪力 シャオロン

――婚姻の儀――

 
……を。



[口上は割愛した。
複数の声が混ざっているから一人くらいサボってもバレないだろう。
怠惰も理由のひとつであったが、先祖に誓う「花婿」ではないとの思いも小龍の口を鈍らせていた。

酒は普段は飲まないが弱い訳でもない。
向かい合って座るレイの方は塗り直された化粧の上からでもわかる程に上気していて、あまり飲ませないようにしようと思った。>>11
彼女は少々自分の魅力に無自覚なところがあるから。]


 礼なら見つかった時に。
 このままだとむしろ泉の底を荒らしただけになりかねないから、がんばるよ。


[周囲が話し始めるのに合わせて、レイが此方に話しかける。
一生懸命な様子を好ましいと思った。
こうしてただの男と女として向かい合っていれば、相手の出自など関係ないものだ。
目の前にいる彼女は、想い人ではないただの異人にも「妻」として振舞おうとしてくれる。

それを断る程小龍は空気が読めない訳ではない。]
(38) 2021/12/05(Sun) 16:09:25

【人】 怪力 シャオロン



 ありがとう。
 じゃあ肉団子と……野菜のあんかけが乗ってるやつ。


[自分の方は、彼女が取ってくれている内に、世話人らしき人に杯の中身を水に変えてもらっておいた。
儀式としての乾杯は終わったのだから、後は彼女が宴席を楽しめるように、酒は控えさせた方が良いだろう。]


 離れて暮らしてたけど、食の好みは同じなんかな。
 俺から見ると、並べてあるのはどれも食えるものばっかだけど。
 レイの好みは?


[皿のいくつかは香辛料で赤い。
小龍はそれも好きだが、リルの民は海が近いから塩味を好んだりするのだろうか。
結婚生活で違う味付けを作るのは大変そうだから、彼女の好みがあるならそれに合わせたいと思う。

因みに小龍に任せると毎日何かしらの獣の肉を焼いて香辛料をかけただけのものが出てくることになる。
肉の鮮度以外に褒められる部分はひとつもない。*]
(39) 2021/12/05(Sun) 16:11:24

【人】 御曹司 ジャヤート

―― 婚儀前・新居 ――

>>16マンユゥが笑う姿は驚く程にまぶい。
先の悲しそうな表情をジャヤート自身がさせていたと思うと胸が苦しくなりそうだが怒っている顔はあれはあれで大層良かった。
そう言えばまた怒られそうなものであるから言うことはないだろう。

 興味を示されるままにあれよ、これよと話をしていく。
生活する上での心の潤いを重視しているものだから説明する言の葉も自信に満ち溢れたものである。
何よりも自分で集めたものであるからということが大きい]


 木の匂い、は寝所で炊いているぞ。
 花のものはまた集めてみよう。
 コンが――リルのダチだが今日ここに着ているんだが。
 彼は果実を育てる才があってな。
 果実の花はいかにも甘そうだから今度お願いしてみようか。


[ただ実りとなるものだからおいそれと数はお願いできないかもしれないが]
(40) 2021/12/05(Sun) 16:13:39

【人】 御曹司 ジャヤート

 おう! そうしてくれ。
 可愛いマンユゥに頼られるのは好きだ。


[言葉を素直に受け取ってくれることに好意を積み重ね手を引く合間を狭め身体を僅かずつ近づけていく。
その僅かな隙間すらも勿体ないというように。

 個室の物に興味を示されればそれは先よりも喜んで、尻尾があればパタパタ振りながら話をする]


 あの船は新造船の模型だ。
 うちの船はもっとゴツいんだ。
 これは船底が平に近くなってるだろ。
 川を行き来しやすいようにするんだ。

 あの板は波乗り板だ。
 板に乗って大海原の波に乗ってな。
 風を切って駆けるんだ。
 船やイルカ、飛び魚とかと並走すると楽しいんだぞ。
 波というのはな、海はこううねうねうねるんだ。


[あれやこれやと身振り手振り。
大きさは手をいっぱいに広げてマンユゥの手も一緒に横に広げて夏の太陽のように笑いながら海について伝えていく。
如何に海が良いか、水平線というものがどういうものなのか。
海に沈む太陽に追い付けないだとか。
あの板はそれを可能にするもので魔道具ではないが魔力を使う媒体であると。

 そこで、ふと、肩を落とした]
(41) 2021/12/05(Sun) 16:13:48

【人】 御曹司 ジャヤート

 海、遠いからな。
 もうあの波に乗れないのか。


[それはとてもとても分かりやすく気落ちしてずずんと壁に頭を打つ程度に。
空を飛ぶ時に魔力に乗るのと自然の波に乗るのは異なるのだ。

 ただ今は手を繋いでいるマンユゥがいる。
頭を横に振り気を取り直すと彼女の部屋へと向かう。
>>19そこはジャヤートと比べると質素な部屋であろうか]
(42) 2021/12/05(Sun) 16:14:00

【人】 御曹司 ジャヤート

 オレは初めて見るんだが。
 マンユゥはこれらに囲まれて過ごしていたのか?
 今の姿も可愛いが普段着はどんなのなんだ。
 あと、波乗り板が魔道具か聞かれたが。
 魔道具は何か使っていたのか?


[懐かしむような表情を伺いながら問いたいのはこれまでの生き方のことだ。
偏見があることは分かっている。
ヴィス族がというよりはマンユゥがどのように生活をしていたのか気になり問いかけ――]
(43) 2021/12/05(Sun) 16:14:07

【人】 御曹司 ジャヤート

>>#0時間だと呼ぶ声がする。
今少しばかりマンユゥとの一時を過ごしていたかったのに残念なことだ]


 婚儀が始まるらしいな。
 残りは後で見るとして……。

 そうだな。


[寝室にて相対し改めてとばかりに膝を折り視線の高さを合わせ]
(44) 2021/12/05(Sun) 16:21:27

【人】 御曹司 ジャヤート

 儀式云々ではなく。
 オレは自分自身のためマンユゥを嫁にしたい。

 これから永遠によろしくな。


[と、ふわりと春風がそよぐような笑みを浮かべた*]
(45) 2021/12/05(Sun) 16:24:57

【人】 末っ子長女 シャーレン

─婚儀の宴─

[広場に戻れば、横並びで彼と向かい合って座る形となっていた。
彼以外のリル族の者はみていなかったから、ここで初めましてとなったが、可愛い妹分の相手は見た目だけ見れば気が強そうに感じた。
彼女の様子を見る限り心配はしなくて良さそうではある。
顔合わせも終わり、乾杯もして、お酒を楽しみながら食事を口に運んでいた頃。
>>24隣に座っていたヴィス族のユンチェが彼に席替えを問うた]

コン様…?

[>>29隣に座っていたユンチェがお相手様と早速仲良くなったのは微笑ましいが、シャーレンからしたら心の余裕がなくなってしまうので嬉しさ半分困惑半分と言ったところで。
隣に密着するように座った旦那様の顔が近付いて、内心はとてもわたわたしている]
(46) 2021/12/05(Sun) 16:51:34

【人】 末っ子長女 シャーレン

仮面を付けているコン様も、仮面を付けていないコン様も。
どちらも貴方でしょう?
私は、どちらも素敵だと思います。

[仮面を付けていようがなかろうが、彼は彼であるから。
どちらだってシャーレンは好きなのだ。
1つ言える事は、彼の仮面をシャーレンは気に入っているということ。
まさか、彼が仮面を焚べるつもりだなんて思ってもいなかった>>30]*
(47) 2021/12/05(Sun) 16:53:03

【人】 末っ子長女 シャーレン

─婚儀前のこと─

コン…やっと、貴方の名前を知ることが出来たわ。

[頬を撫でる手に擦り寄り、もう1回2回と確かめるように、幸せを噛みしめるように名前を呼ぶ。
本当の名を呼ばれ、偽名について謝られるとふるふると首を横に振って>>33]

私も、貴方が偽名を名乗ったと思って、シャーレンではなくデイジーと名乗ったから…。
だから、気にしないで?
(48) 2021/12/05(Sun) 17:13:36

【人】 末っ子長女 シャーレン

あの仮面?
見たいわ!
それに、付けてもみたい!

["1度付けてみたかったのよね!"なんて楽しげに笑う。
宴が始まるまでの間、2人きりの時間を満喫したいのはシャーレンも同じ>>34
時間までは、新居で穏やかに過ごしただろう*]
(49) 2021/12/05(Sun) 17:14:47

【人】 狐娘 レイ

[友達の話をした時に少し表情に変化があったように見えたのは、気のせいだろうか。>>36
原因が思い至らず、不思議な気持ちになったが深くは追求せずに押し黙る。
気分を悪くしたのならそれ以上語ることは辞めておいた方が良いだろう。

ロンの話になれば、真摯に言葉を紡ぐシャオロンに苦笑を浮かべる。
途切れた言葉の先には、気づかない。]
 

 子供の頃の話だし、約束だって思ったのも、
 わたしだけかもしれない。
 覚えていてくれていたら嬉しいけれど。
 わたしみたいに反対されていたら、きっと居心地が悪いわ。

 ……思い続けていても、いいのかなぁ。

 シャオロンみたいに、ロンも家族がいないって。
 だから、ロンの家族になりたいの。

 いくら強くても、独りぼっちは寂しいでしょう?


[家族のいるレイには独りで居ることはとても耐えられそうにない。
同じく独りだという、シャオロンなら分かるかと水を向けたけれど、答えはどうだったか。]
(50) 2021/12/05(Sun) 17:51:21

【人】 狐娘 レイ

[手元に出来上がった花は、青や黄色、それに赤に白。
さまざまな色で彩られていた。
花束を渡せば、また泉に行ったのかと少々のお叱りは受けるかもしれない。
それでも、花を見れば表情を和らげてくれるだろう。

中でも白い花はロンの指輪にも、レイの髪にも添えられたもので。
その花を見つめる度に、眼が細くなる。

手巾は有り難くそのまま借り受けることにした。
シャオロンは花に水が大事であることを知っている。>>37

花の扱い方を知らないロンが>>0:58、レイが教えたように成長していれば、彼みたいになっているだろうかと。
少しばかり、そんなことを考えた。]
(51) 2021/12/05(Sun) 17:51:40

【人】 狐娘 レイ

―― 婚儀の儀 ――


 うん、わたしも一緒に探すね。
 今度は泉に入っても大丈夫なような服にしなくちゃ。


[ぎゅっと拳を作って、笑う。
吐き出した息は今し方飲んだばかりのお酒で熱を持っていた。
儀式用のお酒を少し舐めただけなのに、どこかぽうっとしてしまう。
あまりお酒は強い方ではないのかもしれない。

シャオロンは「つなぎ」の旦那様だと言ったが、
婚儀の儀の中であることと、
レイ自身がシャオロンに心を砕いたこともあって、態度は柔らかなものになる。
「ロン」が見つかるまでは、シャオロンの「妻」として振舞うつもりだった。
レイを気遣って、共にロンを探してくれるとまで言ってくれた彼のことを、どうしても嫌いにはなれなかった。]


 肉団子と、野菜のあんかけね。
 男の人は肉団子好きよね。


[ふふ、と笑って菜箸で小皿に取り繕う。]
(52) 2021/12/05(Sun) 17:52:19

【人】 狐娘 レイ

[今日は世話人や母たちがこぞって作ってくれた料理だが、レイも花嫁修行のつもりで家事は一通り教わってきた。
シオンのように縫い物を生業とする程、手先が器用な方ではないが、中でも料理は楽しく出来たほうだ。
これからは、レイの作った料理をシャオロンに食べてもらうことになるだろう。
旦那様の好きなものは、把握しておきたい。

テーブルに並ぶ料理は、ヴィス族もリル族も似たようなものであったが、森と海で暮らす分、使われる食材は少し違うようだった。]

 
 リルは海が近いからやっぱり魚料理が多いけれど、
 男の人にお肉は好まれるわ。
 シャオロンは好き嫌いは少ない方なのね。
 良かった、それならご飯も作り甲斐がありそう。

 わたしは、きのこを使った料理が好きよ。
 お出汁がよく出るから。


[取り分けた小皿をシャオロンに差し出して、自身の分もいくつか手に取っていく。
好んで食べるのは香辛料の効いたものより、味の薄いものを選んでいる。

杯に口を付けたとき、お酒の味が変わっているような気がしたが、気にせずにくぴりと喉に流し込んだ。*]
(53) 2021/12/05(Sun) 17:53:25

【人】 光の尾 マンユゥ

[何でもかんでも物珍しそうにしていると
それこそ馬鹿にされたりはしないだろうか、と
ちらり思考の端に過ったが
ジャヤートはそんな様子もなく
終始上機嫌そうにあれこれと教えてくれた。>>40]


あ、そうなんだ。
ふふ、そのお友達とも今度お話ししてみたいな。
わたしも実家ではね、
野菜とか果物とか育ててたんだよ。
ここの庭でも畑とか作れたらいいな〜。


[彼以外のリルの人間とも
これからは狭い集落で共同生活を送るわけだ。
必然的にお互い助け合っていくことになるだろう。

リルの民にも果実を育てる文化があるのなら
情報交換もできるかもしれない、なんて想像は膨らむ。]
(54) 2021/12/05(Sun) 18:27:39

【人】 光の尾 マンユゥ

[彼の個室にあるものに興味を示せば
身振り手振りで説明してくれる。
大きく手を広げる彼に大きな目をまるく見開き。]

へえ〜〜〜〜。
海ってシャーレンねえさまが読んでくれた
本でしか知らないんだけど、
大きな湖みたいなもの……なんだっけ。
うねうね??うねる???……そ、それって、こわくない…の?

[壁にかけられている板が、
そりのように水上を一直線に走っていくのを想像する。
(波と言うものについてはいまいちよく理解していない)

イルカやトビウオとは
海に住む鳥や動物なのだろうな、と
文脈から何となく想像はするが、
何せ未知の存在なのでへえーと相槌を打つばかりだ。

と。酷く楽し気に語っていたジャヤートが
しょんぼりと、それはもう露骨に肩を落とす。>>42]
(55) 2021/12/05(Sun) 18:29:11

【人】 光の尾 マンユゥ


…………ジャヤート、本当に海が好きなんだねぇ。


[自分は。住む場所こそ森奥から変わるけれど
辺りには変わらず緑が溢れているし
少し歩けば森や泉だってある。
そこまで辺りの景色が一変するわけではない。
けれど、ここから海に出るには少し大変だろう。]

乗れない、わけじゃないよ。
だって住む所が変わったって、
もう一生行けないわけじゃないでしょ?

[肩を落とすジャヤートを覗き込んで
握られた手を優しくそっと撫でた。]

わたし、ちょっと見てみたいもん。
ジャヤートの育った海がどんなものなのか。
父様たちは森の外に出るなんてとんでもない、なんて言ってたけど
そこまで楽しそうに語るんだから、
きっと素敵なんだろうなって思うもん。

だから、ね。そのうち一緒にいこ?


[にっこりと微笑めば、
彼は機嫌を直してくれただろうか。]
(56) 2021/12/05(Sun) 18:31:44

【人】 光の尾 マンユゥ

[そうして次は自分の個室へ。>>43
調度品も敷物もジャヤートの部屋よりは地味だったが
却ってこれくらいが落ち着く。

自分の私物を珍しそうにされれば
木で出来た衣装箱の中のひとつを取り出して中を漁る。]

うん、この化粧箱とかはね、母様がくれたの。
髪飾りは姉さまがお嫁に行く時にくれて…

え?普段着?うーん、このあたりかな……
あっ、こっちは作業着で……
えと、ちょっとくたびれてるけど……

[普段着として出されたものは
シンプルなデザインが多い。
髪留めや首飾りなどの小物類も。
母や姉のおさがりも多いが
上等な物を長く丁寧に使っていることが窺いしれようか。

作業着は動きやすさを重視したもの。
だぼっとした履物は
尻尾用に臀部に穴が開いており
紐で結うタイプのものである。]
(57) 2021/12/05(Sun) 18:32:57

【人】 光の尾 マンユゥ


魔道具はこっち。これは杖だよ。
地を耕し、種を実らせる為に必要なの。
収穫とかは手作業だからちょっと大変だけど。

でもね、立派に育った作物見ると嬉しいんだあ。
それで料理するのも感慨もひとしおだし……


[魔道具の話になると少し楽し気に。
ヴィスの古い大木から作られた杖は
不思議な魔力を宿しており、
マンユゥの魔法を増幅させるのだ。

そうして一通り話した後で
ちらりとジャヤートの様子を窺う。
尻尾をへにょ、とやや下げて。]
(58) 2021/12/05(Sun) 18:35:22

【人】 光の尾 マンユゥ


………やっぱりこういうの、
芋っぽいって思う?


[一族の生活に誇りを持っている――とは言え
こうも華やかな調度品やら何やらを見せられてしまうと
彼が田舎者だと言うのも無理はないのかもしれない。
それなりに気にしているのだった。]
(59) 2021/12/05(Sun) 18:35:51

【人】 怪力 シャオロン



 こういう状況になったんだから、猶更良いんじゃねーの。
 愛した男との子を孕む方が女の子は幸せだろうし。
 そうやって生まれて来た子の方が、義務で作られる子より世界も救えそうじゃね?


[ロンの状況は知らない。
自分と同じように子どもの頃に既に家族がいなかったのなら、自分を世話してくれた村の女たちは自分同様に「ロン」の世話を焼いていたのかもしれない。
その女たちが同行していれば何か話が聞けたかもしれないが、生憎皆自分の家庭を優先して村に残っている。]


 レイはやさしいな。
 独りぼっちは――……「独りじゃない」ことを知った後は寂しいだろうな。


[村に帰った後の自分はきっと寂しいのだという予想が込められた言葉であることには自覚がない。]
(60) 2021/12/05(Sun) 18:36:54

【人】 怪力 シャオロン

[帰りに彼女の手にあった色とりどりの花束は、顔合わせが始まる頃には後ろに控えたリル族の女性の元にあった。
広場に戻ってからは、化粧直しの間など離れていたので渡した場面までは見ていないが、その傍にいるのが恐らく彼女の母親なのだろう。

「ジャヤート」以外の人は反対していたヴィスとの恋。
彼女の母は、疎んでいた一族に嫁ぐ娘のことを、その嫁ぎ先である疎んでいた一族のことをどう思っているのだろう。
めでたい席に波風を立てたくなかったから、家族への挨拶は婚姻の儀まで取り置くことにした。]
(61) 2021/12/05(Sun) 18:37:33

【人】 怪力 シャオロン



 まだ水は冷たいから、レイは身体冷やすなよ。
 どうしても中に入りたいなら夏場にしとけ。


[少し関わっただけでもわかる、彼女の無鉄砲さ。
大事なものを自分で見つけたい気持ちはわかるが、これから彼女に課せられる使命を思えばその決意は一旦我慢しておいてもらわねば。

取って貰った小皿を少し上に掲げて「ありがとう」と礼を言う。]


 揚げたのも煮たのも好きだな。
 リルの男も好きか、これだけ聞いたらふつうに仲良くなれそうなもんだけどな。


[仲違いの原因は何だったのか、小龍は習ったことがないから知らない。
だが長く離れて暮らしていても、自分たちとほぼ変わらない食文化が培われてきたのなら、新集落に隔離せずとも互いに仲直りは出来そうな気がするが。>>52
長年根強く植え付けられた相手の一族を疎む色眼鏡はやはり重すぎるのか。]
(62) 2021/12/05(Sun) 18:37:53

【人】 怪力 シャオロン


 あー魚は逆にあんまり食ったことがねーな。
 森まで運ぶと腐るし、干したやつくらいしか……。

 なら今度、レイの好きなきのこと魚を使った炊き込み飯でも作ってくれるか?
 出汁を味わうなら吸い物でも良いな。


[会話から探ってみたが、どうやらリルでも料理は女性主体なようだ。
彼女が嫌がらないようなら、任せたいという意思を言葉に乗せる。

杯の中身がすり替わっていることには気づいていないようだ。
少量でそれだけ酔っているとしたら、もう絶対にお代わりを注がせないようにしないと。]
(63) 2021/12/05(Sun) 18:38:11

【人】 怪力 シャオロン



 俺の仕事については族長から聞いてるか?
 村にいた頃は基本は木材や石材の調達と運搬が主で、時々食用を兼ねて魔物や獣を狩ってたんだけど。
 ここじゃ暫くは新しい集落を整えるのが主になるみたいだ。

 ほら、俺らの家はあるけど、出来たばっかの集落じゃ店もないから行商から買い付けたものの倉庫があった方が良いだろ?
 医者の診療所とか、子どもが生まれた後に通う学校とか。


[彼女が会話をしたがった気配を察したので、饒舌ではないものの言葉を紡いでいく。]
(64) 2021/12/05(Sun) 18:38:31

【人】 怪力 シャオロン



 だから、作業の状況によっては帰りが遅い日もあるかもしれない。
 せっかく作ってくれたメシをあったかい内に食えない日があるかもしれないから、
 先にそれは謝っとくな。ごめん。

 遅い日は先に食っててくれ。


[言っておかないと、この健気な娘はずっと待ってくれそうな気がする。*]
(65) 2021/12/05(Sun) 18:38:52

【人】 光の尾 マンユゥ

[外から時間だと呼ぶ声がした。>>44
ほっとしたような、そうでもないような。

家の中はこれから幾らでも
見る機会はあるだろう。
今は後回しにすることにして。]

うん、そうだね。
怒られないうちに、そろそろ行かなくちゃ。

……うん?

[彼が屈めば、視線がかちあう。]
(66) 2021/12/05(Sun) 18:44:32

【人】 光の尾 マンユゥ

[涼やかな笑みと、改めての誓い。

夫婦として始まるのはこれからだけれど
きっとうまくやって行けそうな予感がして、
自然と表情が綻ぶ。]

……こちらこそ。
ふつつか物ですが
末永く、よろしくお願いします。


[目を細め、繋がれたままの手を口元に運び、
彼の指先に軽く口付ける。
先程のちょっとしたお返し。**]
(67) 2021/12/05(Sun) 18:47:56

【人】 翠眼 ユンチェ

― 婚儀の儀 ―

[席の交換を承諾してくれた仮面の男性には朗らかに礼を述べて。>>29
 持ってきた盃と取り皿を置くとシオンとは横並びに座る……並ぶと言っても彼女の方を向いているので平行とは程遠い。]


 えっへへ……

 さっき食べてた時の、向かいにシオンさんがいてくれるのも凄く良かったですけれど……やっぱり近くがいいです。

 
[もちろん本人はこれをやらかしとは思っておらず、彼女のいたたまれなさについて何も理解できなかったのであるが――>>35]
(68) 2021/12/05(Sun) 19:26:14

【人】 翠眼 ユンチェ


 僕…
 お嫁さんになるのがシオンさんだとは全然思ってなくて

 でもなってくれたらいいなって思ってて、でも違ってたらそれ思ってるの凄く悪いし…

 だから、僕の前の席にシオンさんが座ってくれたの凄く嬉しくて――…

 僕…僕…――


[感情を爆発させるのがスムーズに行かなかったのか、そこで言葉が詰まって。
 いったん言葉を切って、酒を注ぎ直して――飲むペースとか知らないままくぴぴと仰いだり。]


 …――シオンさんは、どうなんですか?


[会って早々に手間を掛けさせたり――自分が夫としては頼りないのは分かっている。
 だから満足な回答は得られないかもしれないけれど……それでも、たとえ強制されたものだとしても、微かでも、自分を選んでくれたのなら――と、すぐ隣のひとを見上げた。*]
(69) 2021/12/05(Sun) 19:26:55

【人】   コン   

──婚儀の宴


   どうした、俺の姫。
   隣に来ては悪いことでもあったか?


[ 少しいたずら心もあり、くっと酒を一口飲み
  名前を呼ばれれば顔を近づけて見て。
  対面している状態とはどこか違い
  慌てているような感じさえある。

  彼の意地悪な問いに
  彼女はとてもいい返しをしてきた。
  その事実は覆されるものではなく、
  コンは喜びもあり仮面を外し、
  彼女に手渡して柔らかな手に触れる。  ]


   そんなに嬉しいことを言ってくれるとは…
   俺はとても幸せになるらしい。


(70) 2021/12/05(Sun) 19:44:19

【人】   コン   




   ………焚べるつもりだったが、
   そんなに気に入ってくれるのなら
   うちのどこかに飾ろうか。


[ 彼女の笑顔で酒がうまいと感じる。
  あれほどまでに酸っぱかった果実も
  彼女を目にしていると甘い。

  彼女を軸に生活が進むのかと思うと
  数週間前の己が哀れにさえ思え、
  案ずるなと言うことができるのなら
  言ってさらに混乱させてやりたいと
  頭の隅で思うのだった。      ]*
 



(71) 2021/12/05(Sun) 19:44:39

【人】 御曹司 ジャヤート

>>54マンユゥの話は穏やかなものに感じる。
長閑で平穏な暮らしだったのだろう。
楽しそうに話をしてくれると嬉しさも込み上げてくる。

 >>55シャーレンねぇさまという者が誰なのかは分からないが本はあるようで話していて楽しいと感じる。
これからの生活の中でも大切なことで見目だけでも好みであったが>>56その気遣いにまた一つ、惚れ込むかのように瞳を見開いて輝かせる]


 機会があると話しをしてみると良い。
 風を使い上手に育てているようだぞ。

 海の風は潮が混じっているからな。
 きっと何かしらで工夫しているのだろう。

 ん、そうだな……こうものすごく大きな湖だな。
 果てしない蒼が続いていて塩辛いんだ。
 そう、塩も作っていてそれはそれで内地に運んでいたな。

 コップの水も揺らすと揺れるだろ。
 あれのものすごく大きなやつだ。
 オレは怖くはなかったな。
 生まれた時からずっと一緒にあるものだったし……。


[海のことは本当に好きだ。
恵みを齎してくれるし遊び相手でもある。
怖い面はあるが楽しい面の方が多い]
(72) 2021/12/05(Sun) 20:12:34

【人】 御曹司 ジャヤート

 大好きなんだ。


[だからこそこうして波乗り板を飾っている]


 行けないわけじゃない、うん。
 マンユゥ……。


["ありがとう"と囁くと一度強く抱きしめる]


 素敵なんだ、素敵だから見て欲しい。
 一緒に来てくれるなら行こう。
 子どもができたら子どもも一緒に。


[同時に、森に行く時はジャヤートも一緒に行こうと約束しよう。
教えられてきたことは真実ではなかったのだし自分の目で、これまでしてきたようにしたほうが良いはずだ。

 つられるように笑むと>>57マンユゥの部屋へと入り衣装を見せてもらう。
草臥れているが大切に使ってきているのが分かるもので長持ちさせるところもまた美点である。
目新しいもの珍しいものはそれはそれで客としての価値はあるが良いものを大切に使える方が商人の家族としては好ましい。

 だが一つ、気になるものがある。
あの穴は何なのだろうか。
今は穴は見えぬのだが――後で聞いてみることにしようとその場では問うことはなく>>58珍しい道具に目を向けた]
(73) 2021/12/05(Sun) 20:12:44

【人】 御曹司 ジャヤート

 本当に作るのが好きなのだな。
 オレはそうした作業はしたことがない。
 よくわからないところが多いから一緒にするとき。
 教えてくれると助かるぞ。


>>58ジャヤートが使えるのは水や風の魔法であるから地を耕すとかはよくわからないが、それにしても何やら動く気配があったがあれは何なのだろうか。
腰回りに視線を向けると>>59どうしてか気落ちした声が聞こえすぐに視線を戻した]


 地道な作業があって作物が実るのは知っているし。
 それをしているコンを芋っぽいと思ったことはないぞ。

 その土地その土地で暮らしがあるのは知ってるんだ。
 ただちょっとかなりヴィス族については偏見があっただけで。


[それはお互い様だともう知っていることで。
ジャヤートからはそれ以上言うことは特にはなく微笑みながら伝えた言葉に返された>>67答えに目を細めて身体を抱き寄せ抱擁した]
(74) 2021/12/05(Sun) 20:12:50

【人】   シオン

ああうん、いやうん、落ち着いて、えーっと、ユンチェ、だっけ?

[たどたどしく確認するように呼ばわる。不自然には誰も思わないはず。それと、落ち着いていないのは女もである。

 ツェンが近いし。こちらを向いているし。

 まっすぐに感情を向けてくる姿は、子供のようで、動物のようで、なによりも、

 昔の自分を見ているようだったから。

 なにもかも違っている。特に状況が一番違う。気持ちを向け合うほうが良い。

 >>69気持ちを率直に聞かれて。]

 私も君とでよかった。

[レイの相手じゃ不満だったと言う意味ではない。ツェンとはいくつか言葉を交わして、ひととなりの幾らかを知ることが出来ていたから。]

 花婿衣装、とても似合っててかっこいい。

>>0:220衣装の手直しの時に飲み込んだ言葉を今、伝えた*]
(75) 2021/12/05(Sun) 20:15:27

【人】   コン   

──婚儀の前


   すまなかった……
   あの時は、保身に走った。
   流石に気づかれていたか、偽名を使ったこと。

   愛らしい花の名前も偽名とはな。
   ……よかった、本当に。


[ 唇を軽く重ねたけれど、
  安堵が漏れて少し震えたかもしれない。
  何度も名前を呼ばれてもよばれ足りない。
  彼女の名前を何度呼んでも、呼び足りない。

  そんな感情を胸に、彼女の希望に応えるため
  抱きしめていた彼女のことをくるりと回転させ
  机の上のものを見せてあげた。       ]



(76) 2021/12/05(Sun) 20:24:03

【人】   コン   



   これで、本物だと…確認してほしい。
   つけたいのならつけてあげよう。


[ 彼女の次なる要望に応えるために、
  仮面を彼女の頭の横につけるよう紐を結ぶ。
  彼女の一部として、コンが日常的につけていた
  仮面がそこにいるというだけで幸せを噛み締めるのに
  これから先、彼女と生活する場所だと思うと
  既にこの場所さえ愛おしくなってきた。

  家の中を探索して、仲睦まじくしていると
  コンの妹を含めた数人に時間を告げられた。
  そして彼女に仮面を返してもらい、
  仮面をつけたコンとして”最後の”場所へ
  彼女と共に行こうと手を差し伸べるのだった。  ]*


(77) 2021/12/05(Sun) 20:24:24

【人】 御曹司 ジャヤート

―― 婚姻の儀 ――

[マンユゥと連れ立って広場に向かうと既に他の者たちは集まっていたろう。
>>#1向かい合い座る席らしく、別れる前に手を一度握りしめてから離して自分の席に着いた。
紹介されるままに立ち上がると至極爽やかな笑みを浮かべる]


 リル族のジャヤートだ。
 商人をしている、よろしく頼む。
 必要なものがあれば仕入れは任せてくれ。


[人受けの良い表情のままに、視線をマンユゥへと向けると笑みを深め>>#2杯を受け取った。
>>3あんのババアこと我らが長が音頭を取る。
>>11>>15左右隣で聞こえる声に、>>23対面からも聞こえる声に合わせ]
(78) 2021/12/05(Sun) 20:39:04

【人】 御曹司 ジャヤート

 祝福を――。


[杯を掲げて中身を呷る。
酒精帯びると芋虫であった時の身体の軋みがいよいよと取れていくようである。
>>4我らが長が何か言ってるがそれは長が勝気すぎて嫁の――と心の中で思っていたらすんごい勢いで睨まれた。
どうしてだ、顔に書いていたのかと荷運びをしてくれた家の者に視線を向けたら頷かれた。

 "若はすぐ顔に出るから"

 なるほど、それは商人としては致命的なものだが気にしないでおこう。
これまでそれで失敗したことはないからな。

 隣ではレイが甲斐甲斐しくしているし、反対側ではシオンが小柄な――男?と話をし始めているようである。
コンはコンで仲睦まじそうであるし何かあれば呼ばれるだろう。

 では――]
(79) 2021/12/05(Sun) 20:39:12

【人】 御曹司 ジャヤート

 よ、っと。


[立ち上がると自分の膳をそのままマンユゥの前まで運ぶ。
運んだ後にマンユゥの横に回ると座る仕草をして膝を叩いた]


 マンユゥ、ここがオレの嫁の特等席だ。


[さて、膝上に座ってくれるかはさておきジャヤートからもリル族の面々を紹介していこう。
一蓮托生、昔からの馴染みのダチのレイ。
慎まし気なシオンについては深く言うことはなく大人な女性と伝え。
仮面を被ってる、たのがコンで先ほど話した相手だと。

 それから料理を示していこう。]


 あの揚げたやつは鯨の肉だな。
 オレたちが倒したやつだと思う。
 魚は活かしたまま船で運んだから新鮮なはずだ。

 ところで酒は飲むか。
 香りの良いものから甘いものまであるぞ。


[一つ、出会う前に思っていたことで合っていることがある。
少なくともジャヤートの家の者は酒好きでかなり強い。
珍しい形の瓶に入ったそれらを示しながら興味があるなら杯に少し、嗜む程度に注ごうか。*]
(80) 2021/12/05(Sun) 20:39:19

【人】 狐娘 レイ

[義務。
それで産まれてきた子供はたしかに悲しいだろう。
今回の婚儀では、そんな夫婦もいるかも知れない。
シャオロンだってそうして連れられてきた一人だ。
レイだって、望んできた訳ではない。

でも、シャオロンとはこんな機会がなければ出会えなかっただろう。
そう思うと少しだけ悲しくなった。]


 そう……、だね。
 うん、その方がきっと幸せだね。


[その通りのはずなのに、応える声は少し弱々しいものになってしまった。
へたれた獣耳がぺたりと頭につく。
どうして気分が落ち込んだのかは自身でも分からずに。

やさしいと言われて>>60、小さく首を振る。
「ロン」を見つけたらシャオロンを捨て置くつもりの女に。

いつしかヴィスの村に帰るつもりのシャオロンの声は、
どこか寂しそうで、胸が締め付けられるように痛んだ。]
(81) 2021/12/05(Sun) 21:08:55

【人】 狐娘 レイ

―― 婚儀の儀 ――

 でも、そうしたら夏までシャオロンを待たせてしまうわ。
 あなただって早く村へ……、


[……とまで言ったところではっと口元を抑えた。
いけない。
まだ婚儀の儀が始まったばかりで村へ帰る話などしていたら、目くじらを立てられるだろう。
大げさに咳払いをして誤魔化しておく。

代わりに一口、野菜炒めを口に含めばリルでは食べたことのないような味がした。
見た目は一緒でも、やはり味付けは少し違うのかもしれない。]


 ふふ、そうね。
 これからここで暮らすのなら、
 一緒に暮らすみんなとも仲良くしなくちゃ。

 ジャヤートもコンも、いい人よ。
 シャオロンもきっと仲良くなれると思う。


[ジャヤートはコンよりヴィスへの偏見が強いが、実際に接してみればきっと彼の考えも変わるだろう。
二人共、婚儀の儀に姿を見せた頃には、番になる人であろう人たちと言葉を交わしているところを見かけた。
コンは元より偏見が少ないほうだし、口数も少ないほうだ。
シャオロンとも気が合うかもしれない。]
(82) 2021/12/05(Sun) 21:09:42

【人】 狐娘 レイ

 
 うん、いいよ。
 炊き込みご飯もお吸い物も美味しいわ。
 
 川が近いから川魚もきっと捕れるし、
 森では食べれなかった生のお魚を食べることだってできるよ。


[元より家を守るために花嫁修業を重ねてきた身。
家事を任されるなら喜んでかって出た。

リル族で暮らしていた頃も母の家事の手伝いをすることが多く、仕事と名の就いた仕事は任されたことがない。
代わりに外に出て働くことになるシャオロンの手伝いが出来るなら嬉しいことだ。]
(83) 2021/12/05(Sun) 21:10:13

【人】 狐娘 レイ

[シャオロンのことは名前や年齢などは聞いていたが、生業などの詳しい話までは聞いてはいなかった。
首を振ればシャオロンが直々に教えてくれる。
身体を使う仕事が主だった彼の仕事は聞いているだけでも大変そうだし、魔物や獣を狩る仕事となれば危険も伴う。

聞いている内に眉尻が下がり、心配げな表情を浮かべた。]

 
 危ない仕事をしているのね?
 集落を整えるのなら、しばらくは大丈夫そうだけれど。

 シャオロンが関わった建物が、
 わたしたちの村になっていくのなら素敵ね。


[ふわりと笑って応えれば、今度は家事のことを考えてくれていたらしい。
優しい青年だと思う。]
(84) 2021/12/05(Sun) 21:10:45

【人】 狐娘 レイ

  
 うん、わかった。
 でも、……できるだけ待っていてもいい?

 二人しか居ない家だもの。
 せっかくなら待っていたいわ。


[一人で食べる食事より二人で食べるほうがきっと美味しい。
シャオロンが一人で暮らしてきたというのなら、灯りが着いている家に帰ってきて欲しくて、そう望んだ。]


 ……そういえば。
 わたしたちが住む家、まだ見てないの。
 シャオロンはもう見てきた?


[料理を食べる手を進めながら、ふと思いつた話題を口にした。*]
(85) 2021/12/05(Sun) 21:11:06

【人】 末っ子長女 シャーレン

─婚儀の宴にて─

い、いえっ!
その…他の方もいるので、それに…。

[顔が近づいて、鼓動が高鳴る。
付き合いは長いけれど、過ごした時間が長いとは言えない。
端正な顔立ちがすぐそばにあると未だにドキドキしてしまう。
耳に顔を寄せて囁くと、杯をあおる]

ふふ、私の旦那様になるんですもの。
不安なんて感じないくらい、幸せにしますわ。

[手渡された仮面を大事そうに受け取り、手に触れる暖かな彼の手>>70
触れていない方の手で、彼の手の甲を撫でる。
酒で淡く朱に染まった頬のまま、胸を張って笑みを浮かべた]
(86) 2021/12/05(Sun) 21:13:11

【人】 翠眼 ユンチェ

 はい、ヴィス族のユンチェです
 

[にっこりと笑って、念を押すかのように名乗り直して。
 これだけでは不自然というほどではないはず。>>75

 見つめる先にいる女性は。
 あたたかで、やわらかで、優しくて――それでいて、それでも母とも姉とも違う年上の女性だけで言い表しきれないものも秘めた感があって。]


 よかったぁ…


[シオンがユンチェに対してどう思い描いていたのかは分からないが、何かしら覚悟と決心はして来たのだろう。
 それでいて自分で良かったと言ってくれるのがどれだけ胸を打ったのか。]
(87) 2021/12/05(Sun) 21:13:52

【人】 翠眼 ユンチェ

 
 これは…
 全部シオンさんのおかげですし

 かっこいい、だなんて……


[彼女によってユンチェの衣装は手直しされ、自分が纏うものになり――それだけで感謝は尽きないのに、頼りない自分を男性として扱うかのように褒めてくれて。

 赤らんだ顔は、きっと酒のせいではなく。
 恥ずかしさで新たに盃を煽ったりもしたけど、高鳴りによる紅潮に勝るほどにはなりそうもなかった。]


 シオンさんも飲みますか?


[左右の距離を肩が触れるぐらい縮めて。
 酒の力がないと告げられない想いなんて無いけれど、より楽しい時間を作ろうと、瓶を手にして彼女の盃に注いであげた。
 きっと、飲み姿も綺麗だろうと思ったから。*]
(88) 2021/12/05(Sun) 21:14:14

【人】 末っ子長女 シャーレン

焚べるつもりだった?!

…コホン。
是非、居間に飾りましょう。

[>>71仮面を焚べるつもりだったと言われ、思わず声が大きくなった。
少しわざとらしい咳払いをすると居間に飾ろうと提案する。

彼がそばにいる、彼とこれからも過ごすことが出来る。
それだけで、食事もお酒も一段と美味しく感じた。
お酒も進み、いつもより酔いが回るのも早いかもしれない*]
(89) 2021/12/05(Sun) 21:19:39

【人】 光の尾 マンユゥ

[話ながら彼の人となりを
好ましく思うと同時に
彼の好きなものにも
興味が湧くのを感じる。>>72

互いの種族に対する偏見は
すぐにはなくならないかもしれないが
これから少しずつでも歩み寄っていけたらうれしい。
そして、彼もそうであってくれたらと。

いつかお互いの故郷に行く約束をし>>73
少しだけ抱擁を交わした後に>>74
婚儀の場に戻ってくれば
もう既に皆は集まっている頃合いだったか。]
(90) 2021/12/05(Sun) 21:26:11

【人】 光の尾 マンユゥ

― 婚姻の儀 ―

[そうして自分の番になれば小さな背をぺこりと折り
皆に向けて緊張しながらも挨拶を。

対照的に場慣れしているのか、
爽やかな笑みを浮かべて挨拶を浮かべるジャヤート>>78
改めて顔が整ってるなって思ったりした。

これから自分の夫になる人物だと思うと
何だか妙にドキドキしてしまう。]


あ、アルステラのもとに祝福をっ。


[なんて、うっかりぼーっとしていたものだから
一拍遅れ慌てて周囲の声に合わせて音頭を取る。
くぴりと杯に口をつければ
アルコールがひりっと喉を灼いた。]
(91) 2021/12/05(Sun) 21:27:04

【人】 光の尾 マンユゥ

[リル族の長はあっけらかんとした人物のようで
彼女の号令と共に周囲が賑やかになり始める。
(何故かジャヤートを険しい顔で睨んでいたが、
マンユゥはあずかり知らぬことである>>79

ちびちびとお酒を飲みながら
密やかに周囲に視線を向ければ
同じ候補者たちも互いの婚姻相手と話始めているようだ。

綺麗に着飾ったシャーレンは>>46
チラ見ではあるが一体何があったのか、
来たときの憂鬱そうな表情は消えているように感じる。
相手が良い人だったのかもしれない。
幸せになってくれらいいな、と密かに胸をなでおろした。

昔彼女の言っていた想い人>>0:114
まさか本人だとは流石に思わなかったけれど。]
(92) 2021/12/05(Sun) 21:27:26

【人】 光の尾 マンユゥ

[かと思えばユンチェが
シャーレンの相手と席を交換している。

なるほど。そういうのもありなのか。
長は何も咎めないのできっとありなのだろう。

年下の子のように見えたけれど結構大胆なんだなあ、
なんて感想を抱いていたが、
ふいに立ち上がる気配がしてそちらを向いた。
目の前に座っていたジャヤートが何故かこちらにやって来る。]
(93) 2021/12/05(Sun) 21:28:24

【人】 光の尾 マンユゥ


ふ、……ふえっ!?!?



[
隣の席どころではなかった。

ぱんぱんと膝を叩く様に一瞬きょとんとし、
意を理解してかああっと頬が染まる。]

……い、いいの…?そんなの、
すっごく目立つんじゃ……

[実家でやったら間違いなくはしたない、と言われるだろう。
しかし特等席、というからには
これもリル族流の愛情表現…なのかも?
リルの長も気楽にしてくれ、と言っていたし
無下にするのも無粋では。しかし恥ずかしい。

もじもじと暫し逡巡した挙句、
そろそろと移動し、彼の膝の上にちょこんと座る。
ヒュウ、なんて後ろ(主にジャヤートの付き人)からヤジが飛んで、ますます顔を赤らめた]
(94) 2021/12/05(Sun) 21:31:40

【人】 光の尾 マンユゥ


あ、はい……マンユゥです。
どうも、宜しくお願いしますっ。


[リル族の面々を紹介されれば
軽く会釈をして挨拶を返した。
こちらの名は先ほど聞いただろうし
今は相手を優先したいのではないかと思うので
会話を邪魔しない程度に留めて。

料理のほうへと話題が移れば
珍しさにきらきらと目を輝かせた。]
(95) 2021/12/05(Sun) 21:34:05

【人】 光の尾 マンユゥ

鯨、!へえ、こんなお肉なんだ。
香ばしい匂いがするね。おいしそう!

あ、こっちのはうちで採れたやつかなあ。
山菜汁と、兎のロースト。

[普段の食事は森で採れる肉や野菜ばかりなので
魚はあまり口にする機会はない。
よく見ればいろいろと見慣れない料理がある。
いただきます、と手を合わせた後]

ん?お酒?…は、成人した時に
父様に飲ませて貰ったくらいかなあ…
その時はあんまり美味しいとは思わなかったんだけど、
甘いのもあるの?飲んでみたい!

[ちなみにマンユゥは割と酒に強い方であった。
酔うことは酔うし顔にも出るのだが、
翌日には引き摺らずケロッとしているタイプだ。*]
(96) 2021/12/05(Sun) 21:37:40

【人】 翠眼 ユンチェ

[マンユゥが相手の男の膝の上にちょこん☆としている。>>94
 励ましあったり落ち込みあった相手が睦まじくできているのはとても良いことで。
 あの様子ならきっと幸せに到れるはず……ご近所さんとしていつか成果を聞けるといいなとか。]


 ( いいなぁ… )


[それにしても、妻となったばかりの女性を膝の上に座らせるという、男として何か誇らしいような体勢。>>80
 リル族って男性も――というイメージ強化よりも尊敬とか羨望に近いものを感じ入ったが……]


 ( くすん )


[それには男女の体格差が必要なように感じた。
 身長差が負の数値な自分には届かぬ夢だった――という話。**]
(97) 2021/12/05(Sun) 21:55:55

【人】 末っ子長女 シャーレン

─婚儀の前にて─

ふふ、貴方ったら少しぎこちなかったもの。
鈍い人じゃないなら気づくわ。

もういいの。
貴方の名前を知れたし、お互い名前で呼べるんだもの。

[腕を彼の首の後ろに回し、もう1度唇を重ねる。
身体がふわりと浮いたと思えば、くるりと回転し机の上に置かれているものに気づく。
キョトンとしていたが、机の上のそれが何か分かれば頬が緩む]
(98) 2021/12/05(Sun) 21:58:05

【人】 末っ子長女 シャーレン

あら、確認しなくても本物だって分かるのに。
ありがとう!似合うかしら?

[仮面を頭の横につけてもらうと、どやぁと得意げに笑う。
仮面を付けたまま、彼と手を繋ぎ家の中を探索した。
2人きりなのもあって、少しはしゃいでしまったのは彼とシャーレンだけの秘密。
時間になったのか、数人に時間を告げられ仮面を返す。
差し伸べられた彼の手を握ると、候補者たちの集まる広場へ*]
(99) 2021/12/05(Sun) 21:58:46

【人】   シオン

 ユンチェ……

[呼んだのではなく、確認の為に声に出した。何らかの理由があってふたつ、名前があるのだろう。その理由にまで理解は及ばないし、ここで聞き出すつもりもない。

 ツェンが安堵していて、気持ちが和む。

 周囲にまで意識は向けられないが、雰囲気は良さそうなのだけわかる。みんな、──もちろん自分たちも含めて──幸せになれますように。]

 私は自分にできること、自分がしたいことをしただけ。
(100) 2021/12/05(Sun) 22:02:56

【人】   シオン

[飲み食いする手が止まっていたことを、ツェンにすすめられて気づく。]

 じゃあ貰うけど、君はほどほどにしておいて。
 ……その、……この後のことも、あるし。

[この後のことを考えたのと、触れそうな肩の関連を考えて、照れ隠しに注いでくれたお酒を一息に飲み込んだ。

 こんなに近くては、鼓動さえも伝わりそうだけど。]

 うん。美味しい。

[ぺろっと自分の唇を舐める。]

 もっと注いで。

[杯を差し出し、溢れたお酒を迎えに杯に唇を寄せる。舌でちろりと杯を舐め、干した杯を置いてから自分の指を舐め、とろんとなった目でツェンを見る。]

 もっと、ちょうだい。

[ツェンの肩にしなだれかった。*]
(101) 2021/12/05(Sun) 22:03:54

【人】   コン   

──婚儀の宴


   そこまで焦る姿は初めて見た。
   そう言う表情をこれからも見せてくれるな?


[ くすくすと笑って、焦る彼女が
  さらに可愛らしく見えてしまったコン。
  それからどうしようかと考えていると
  誰かを囃し立てる声が聞こえて、
  声がした方を見ると、
  ジャヤートが自分の嫁を膝に乗せていた。

  恥ずかしいだろうな、と思いながらも
  次第に慣れる、とも思った。
  だからこそ、彼女に囁かれると
  その内容に不思議と同意してしまった。  ]



(102) 2021/12/05(Sun) 22:05:36

【人】   コン   



   普通なら、男の俺が言うべきセリフだろうが…
   一緒に幸せになればいいんだ。
   お互いを気遣うことで、幸せになれるのだから。

   それはそうと、あの少女は顔見知りか?


[ 彼女ならあの膝に座らされている人物のことを
  知っているだろうと思い、
  何の気無しに質問を振ってみた。
  まさか、自分の話をされた相手とは
  つゆほどにも思っていなかったようだが。  ]
 



(103) 2021/12/05(Sun) 22:06:08

【人】   コン   



   そんなに咳込むほどか……?

   シャーレン以外と番になっていたなら、
   本当に焚べていた。
   それだけ思い出深く、思い出してしまう。
   楽しかったあの海辺のことを。

   忘れたかったわけではない。
   ……寧ろ、焚べたことで自分の中で
   鮮明に覚えていたかった。


[ 大きな声を出せるのかと、
  コンは彼女の新しい一面をまた知る。
  どこか淡々と説明をして、
  彼女の提案には大きく縦に首を振った。

  居間に飾れば、時折2人で思い出に耽り
  子供が大きくなれば、
  2人でその思い出を語ることになるだろう。
  家族とは、そうやって繋がるものだと
  コンは思っている。故にか。
  密着している彼女の体が熱を帯び、
  瞳がとろんとし始めているような気がして、
  家に戻るか、と耳元で尋ねてみた。    ]*


(104) 2021/12/05(Sun) 22:08:05

【人】 怪力 シャオロン

[自分は単なるつなぎなのだと、事あるごとに意識していなければ、結婚生活を手放したくなくなってしまいそうだった。

彼女と愛し合うのも、その結果世界を救う子を成すのも、自分ではない男であるべきだ。
その男を、彼女が望んでいるのだから。

まだ消えない獣耳が萎れている。>>81
「ロン」に会えないことを想像したのだろうか。
早く会わせてやらないと、と胸が痛んだ。]
(105) 2021/12/05(Sun) 22:10:12

【人】 怪力 シャオロン

[それなのに、婚姻の儀でもつい夏まで一緒にいるような口ぶりになってしまう。
そんなに長く見つけられないことは、彼女にとっては「ロン」に会えない期間が延びるということなのに。

そのことに気づいて話題を終わらせようとしたら、レイの方は里帰りの話題自体が場にそぐわないと気づいたらしく、咳払いで終了した。]


 どうかな。
 同年代と過ごした経験に乏しいから、俺は。

 ただ、レイがそんな風に言うなら、面と向かって敵対心を向けるような人じゃないんだなというのはわかるよ。
 少ない人数で助け合って暮らすなら、仲が良いに越したことはないよな。


[自分からも、自分をかつて虐めたのと同じ一族だからという理由だけで相手を嫌わないようにしたい。
杯を煽り、臓腑に酒を流した。]
(106) 2021/12/05(Sun) 22:10:28

【人】 怪力 シャオロン


 魚は生で食えるのか……?!
 肉を生で食ったら三日は腹を下すぞ。


[彼女は魚料理にも明るいらしい。
すぐに腐ってしまう印象のある魚を上手く調理することが出来るのだろう。
楽しみだ。

――きっと、森に帰ってからは二度と食べられないだろうから、一食一食を大切に食べたいと思った。]
(107) 2021/12/05(Sun) 22:10:45

【人】 怪力 シャオロン

[小龍の仕事は「それができるから」選んだだけであり、危険かどうかなどは考えたことがなかった。
自給自足の価値観が根強い村にあって、自分の食い扶持を稼ぐのに「力」を使うのが手っ取り早かったのだ。

だが、その内容を紹介した時に、向かい側に座るレイの眉尻が下がる。>>84]


 ……ああ、そうか。
 もしかして……レイは俺を心配してくれてるのか……?


[思わず口元を手で覆った。
隠さないと、心配されることを喜んで口元が際限なく緩んでしまいそうだった。]


 仕事は当たり前にするものだったけど、そうだな。
 レイが住みやすい村を整えるって思えばやりがいを感じるし……

 心配してくれるなら、無茶なやり方をしないように気をつけることもできるな。


[彼女の口を通すと、自分の仕事も立派なもののように感じる。
今度は口元を隠さずに、喜びを向かい側に伝えた。]
(108) 2021/12/05(Sun) 22:11:14

【人】 怪力 シャオロン


 そういうことなら、早く帰るようにするよ。
 そうだよな、俺一人で食うことに慣れ過ぎて、
 家族と一緒に食ってたレイのことを思いやれてなかった。

 親元離れて知らない土地に暮らすんだし、せめて食事の時は二人でいよう。
 約束する。


[ああまるで本当に、彼女と家族になるみたいだ。
互いのことを話して、二人の生活の約束事を増やしていく。
いつか、終わらせないといけない生活なのに。]


 いや、俺もまだだよ。
 外の仕事が多いから、風呂はゆっくり入りたくて、大きめに作ってくれとは言ったけど。
 まあ気に入らなければ作り替えれば済むしな。


[彼女のこだわりも聴取したのか、そこまでは聞いていない。
場所は大きな風呂の為に川の近くになったということだけ知っている。*]
(109) 2021/12/05(Sun) 22:11:45

【人】 御曹司 ジャヤート

―― 婚礼の席 ――

>>94焦る顔が見たかった。
などと言えば後で膨れた面構えになってしまうのだろうか]


 目立つのは良いことだぞ。
 それにマンユゥがオレの嫁だと皆に伝わりやすくなる。


[逡巡の結果、恐る恐る座ったマンユゥをしっかりと座らせ直すと髪から何とも良い香りが漂い来る。
もじもじするところもすごく可愛くまぶい。
やはりジャヤート自身が今回一番の果報者ではなかろうか。

 >>97ふと、視線を感じたのでそちらの視線を向けて親指を立てておく。
こう身長ではなく包容力で勝負だなどと視線で語るとその視線を酒精が強めの瓶へと向けてそのまま指差しておこう。

 外野のヤジが強いのはいつものことだ。
それだけ愛されているということでジャヤートにとってはいつものことだがマンユゥには刺激が強いらしい。
顔が赤らむのは酒精によるものではないだろうが興味を料理に引きつつ>>96教えてもらう料理にジャヤートもまた視線を向ける]
(110) 2021/12/05(Sun) 22:32:55

【人】 御曹司 ジャヤート

 癖が強いけど上手に臭みは消してるはずだ。
 山菜、野菜はあんまり食べたことがないな。
 兎はたまに食べるがあっさりしていて良い肉だ。
 なんだったか……シシ、だったか。
 あれは少し臭みが強いし脂もすごいよな。


[食べたいものを取り寄せて鯨の竜田揚げをまず割るとほこほこと湯気が立つ。
それを一口大にしてからマンユゥの口元へと運び]


 うちでは親父はよくこうされてるんだ。


[リル族ではなくジャヤートの家の習わしのような行為を勧める。

 酒も種類によるものだし甘いものが所望なら――]
(111) 2021/12/05(Sun) 22:33:04

【人】 御曹司 ジャヤート

 これはコンに貰った果実を漬けた酒だ。
 柑橘系の酸味と香りがある。
 甘さも感じるが――。


[杯に原液としてそれを入れると魔法で水を作りそこに空気を注入ししゅわしゅわと泡が弾ける水に変えたものを注ぎ込む。
それをかき混ぜれば口の中でのしゅわしゅわを楽しめ、味わいも試せる程度の濃度になっている。]


 こうすればもっと美味しくなる。


[出来上がったものを差し出すと自分はどれを呑もうかと、折角なのでヴィス族の酒へと視線をやるがどれがいいかは解ってはいない。*]
(112) 2021/12/05(Sun) 22:33:11

【人】 翠眼 ユンチェ

[自分は水餃子のおかげで食事はそこまで必要ではないけれど、お酒はもう少し嗜みたい――と思っていたら。]


 あ、はい…


[気遣って言ってくれたことは間違いないのでとりあえず頷きはしたのだが。]



    …――このあと?



[結婚経験者のシオンには分かっていて、初めての自分には見えていないことがあるらしい……。>>101
 宴が終わればふたり新居に入って――と高速で思い描いていると…]


 …シオンさん?


[お酒が入った彼女はとても綺麗で――そして綺麗すぎた。>>101
 盃に寄せる唇に、酒の残滓を掬う舌先に…蕩けた瞳に。
 そして眼だけでなく、酒なのかそうでないのかあやふやな声に聴覚もなぶられ……肩にかかる柔らかい重みに、頬を撫で鼻先をくすぐる髪が、味覚以外の全てを奪われ始めて。]
(113) 2021/12/05(Sun) 22:33:41

【人】 翠眼 ユンチェ


 えっと、何か、シオンさん変ですけど…

 
[色んな意味で危険の予感はしたのだけれど、彼女を止めるのも自分に抗うのも出来そうになかった。
 結局は、そろそろやめなければって遅すぎる自分への警告を鳴らしただけでもう1杯注いで盃を差し出した。

 ……そして変調を覚えたのは自分へ対してもだった――それは酒によるものでなく。*]
(114) 2021/12/05(Sun) 22:36:49

【人】 狐娘 レイ

[萎れた獣耳は婚儀の前には消え失せた。
今は人の耳に戻り、ふさふさした尾も無くなっている。

あからさまな咳払いにシャオロンも気づいてくれたのか>>106、それ以上話題は膨らむことはなく移り変わっていく。]


 これからは増えるわ。
 一緒に暮らしていくんだもの。

 シャオロンが色んな人と話してくれれば嬉しい。
 ヴィスとリルが仲良くなれば、
 わたしたちの子供たちもきっと住みやすくなるもの。


[と、まで言ってまた言葉が切れる。
いつか「ロン」と入れ替わるかもしれないシャオロンに、子供の話はきっと気まずいだろう。]

 って……、えっと、
 子供の話は、今はいっか。


[話題を探れば探るほど、シャオロンとの未来が「ロン」と混ざりあっていく。
つられるようにして口をつけたお酒は、まるでお水みたいに味がしなかった。]
(115) 2021/12/05(Sun) 22:45:59

【人】 狐娘 レイ

[話題が切り替わればほっとしたように口を開く。]
 

 うん、食べられるよ。
 お醤油を付けたり、お塩を付けたりして食べるの。
 
 お肉は……火を通さなきゃだめね。
 たまに生で食べられるものもあるけれど、
 よっぽど新鮮なものじゃないと。


[シャオロンは魚料理とは本当に無縁らしい。>>107
驚くさまにくすくすと笑いながら説明を続ける。

二人で暮らし始めたら早速魚料理を用意することにしよう。
赤い瞳を輝かせる彼を早く見てみたくて、心が弾んだ。]
(116) 2021/12/05(Sun) 22:46:38

【人】 狐娘 レイ

[危険な仕事と聞けば心配が先に立つ。
それはレイにとってはとても自然なことだった。
心配する様を向ければ、意外そうにシャオロンが問う。>>108


 もちろん、心配よ?

 危ないことはしてほしくないけれど、
 お仕事だっていうのなら、仕方のないことだと思う。
 

[驚いたのだろうか。
顔半分が手で覆われて見えなくなってしまっては様子も伺えずに首を傾げた。
それでも、気をつけると言ってくれたことに目を細める。]

 
 うん、わたしもシャオロンみたいな
 力仕事はお手伝いできないけれど、
 村のお仕事なら手伝えることもあるかもしれないから、
 一緒に頑張ろうね。


[話していれば、まるで本当にこれからずっと生活を送っていくようで擽ったい。
だって、早く帰るような約束までしてくれるのだから。>>109
(117) 2021/12/05(Sun) 22:47:57

【人】 狐娘 レイ

[「ロン」のことを考えれば、この生活は長く続けば続くほど辛くなるだろう。
約束は嬉しいのに、どこか胸が痛む。
独りを慮ってのことのはずだったのに、レイ自身が寂しがっていることを見透かされた気がして、その優しさに、またきゅうと胸が切なさを訴えた。]


 うん、……約束ね。


[なのに、約束を交わしてしまう。
一つ、一つ、シャオロンを知る度に胸が痛む。
いつかの別れを思って。

考えを振り払うように首を振って、笑みを向ける。]


 お風呂が大きいの? 素敵ね。
 私もお風呂は好きよ。

 ねえ、まだなら今から見に行ってみない?
  

[もちろん食事を終えてからの話だが。
族長からは自由にしてもいいと言われたし、
人前ではまたボロを出してしまいそうな気がして誘いをかけた。*]
(118) 2021/12/05(Sun) 22:49:57

【人】 翠眼 ユンチェ

[もちろん見ていたいのは妻なので、他所の様子にはそこまで気に留めるつもりは無かったのだが……
 自分からの視線に気付いたらしいマンユゥの夫が親指を立てて来た。>>110]


 …………。


[さて、何を言いたかったのだろう。
 自分はその仕草の意味を知らない――人里離れているからなだけで、ヴィス族でも通用する仕草なのかもしれないが。]


 ( あ…… )


[親指に関する動作に心当たりと言うか直近の秘密の経験を思い出して、正しくはないかもしれないが理解した。]


 ……………。


[赤らんで、分かったと頷く。
 そして包容力で勝負なのはあながち間違ってはいなかった……ただ、勝負される側だったりしたのはさておき。

 だから、シオンの所作はちゃんと受け入れようと――そして視線の続きが酒だったのも然りとなったわけだ。*]
(119) 2021/12/05(Sun) 22:58:39

【人】   シオン

[注いでもらったもう1杯を口に運ぶ。こんなに近くてはツェンもお酒の匂いを感じているだろう。

 琥珀のような色で、酒精が強いのに、口当たりがよくまろやかで、馨しい匂い。リル族で造られているものではなさそうだ。ヴィス族が作った者か、誰かさんがどこからか運んで来たものかまではわからないけど。]

 ぷはっ。

[杯をトン、と音を立てて置いて、見るからに熱を持つツェンの頬に手で触れる。]

 熱い。ダメって言ったのに飲みすぎたのね?

[飲むのを止めてから自分だけしか飲んでないのに。]

 う〜。

[唸りつつ、自分の唇を舐め。視界に入る他人の唇に。ぷっくりと柔らかそうなそれに、自分の唇を寄せた。]

 んんっ。

[思った通り柔らかい唇を舌で舐めた。

 女が酔うとキス魔になることは、女と同じ年齢か年上の男女なら全員知っているが、腫れ物扱いゆえ、下の年代の男女は聞かされていないかもしれない。*]
(120) 2021/12/05(Sun) 23:10:23

【人】 光の尾 マンユゥ

[流石にちらちらと視線を感じる。>>97>>103

儀に出席している両親も当然
この様子を見ているだろうからして
一体どんな気持ちだろうか気にならなくもない。
娘が愛されていそうで良かったと思ってくれればいいが。

というか、リル族全般こんな感じなのかと思ったが
どうも周囲の様子を見ている限り、
彼が特別オープンな気がしなくもないような。

彼の企みは知る由もないが、>>110
知ればやはり頬を膨らませたかも。]

じゃ、ジャヤートはそうかもしれないけど……っ
ジャヤートのお嫁さんだってことは、
暮らしていくうちに自然とわかるじゃない…

[反論を言い募ったが、
別にこちらとて嫌なわけではないのだ。
結局もにょもにょしながらなし崩しになる。]
(121) 2021/12/05(Sun) 23:15:08

【人】 光の尾 マンユゥ

[とはいえ料理に意識が向けば
そこまでこの体勢の事も気にならなくなる。
ふんふんと相槌を打ちつつ]

シシ…ああ、猪。あれはねえ、
臭み消しにいっぱい生姜とかお野菜入れて
味噌で鍋にすると美味しいよ。
よく煮込むとお肉も柔らかくなるし。
身体も温まるから寒い日にはよく食べてたな。

……って、え?

[ひょい、と口元に竜田揚げが運ばれる。
思わず振り向き、彼の顔と箸を見比べて]
(122) 2021/12/05(Sun) 23:16:40

【人】 光の尾 マンユゥ

そ、そうなんだ。
ジャヤートのお父様とお母様って仲睦まじいんだね。

[何だかこれはこれで恥ずかしく、戸惑っていたが
ジャヤート家の習わしなのだと聞けば
新たに嫁入りする身としては倣わざるを得ないだろう。
郷に入っては郷に従え――ではないが、
夫婦円満はこういうところからだ。たぶん。]


……じゃあ、えいっ。

[意を決し、ぱくりと咥えれば
カリッとした食感と鯨の旨味が広がる。
熱々の衣に包まれたそれは肉に近い気もするが
今まで食べたことのない味。
上手くタレで味付けしてあるらしく臭みはそこまで感じられない]

わ、すごい。おいしい。おいしいねっ!
結構歯応えがあるんだねっ。

[もぐもぐと咀嚼し、感嘆の意を漏らす]
(123) 2021/12/05(Sun) 23:22:31

【人】 怪力 シャオロン

[これからのことを話す度、その新しい風景に自分が自然に居る様を思い浮かべそうになる。

自分が建てる学校に子どもたちが通うようになる頃、自分は此処にはいない。
その事にレイも気づいたのだろう。
子どもの話も立ち消えになる。>>115

訪れる「終わり」から目を逸らすように、料理の話題に移れば、花嫁修業の付け焼刃ではないだろう知識が次々に出て来た。>>116]


 へぇ、どんな味がすんのかな。楽しみだ。
 いいもん食う為に稼がねーとなー。


[自分ひとりでいる頃は、食えるだけの収入さえあれば良かったから気にしなかったが、一定期間とはいえ共同生活を送るなら、彼女が本来の旦那に会うまでに今の美貌と健康を保てるように、良い食事など環境を整えないといけない。
村の建設に関しては双方の族長から手当てが支給されるが、それ以外でも日銭を稼ぐ方法を考えないといけないかもしれない。

――危なくないものを。]
(124) 2021/12/05(Sun) 23:25:53

【人】 怪力 シャオロン


 心配されることに慣れてなくてびっくりした。
 うん。 ……嬉しい、んだな。


[自分の命を、自分以外も大事にしてくれること。

自分を育ててくれた村の人々は皆親切で、同年代と遊ぶことや人に力を使うことを禁じた以外は虐げられた訳でもなかったが、自分が魔物を退治したり現場で一人で建物をつくったりすることを「危ない」と案じてくれる人はいなかった。

勿論、手伝いを申し出られることも。
ああそうか、これが「家族」になるということか、なんて。
実感が積もっていく。

結婚生活が始まったばかりでこんなに嬉しいのに、自分は本当にこの娘を他の男に渡せるのだろうか。
]
(125) 2021/12/05(Sun) 23:26:20

【人】 怪力 シャオロン


 破ったらメシ抜きの刑にしてくれて良い。
 絶対帰るから。


[くすくすと笑う。
「ロン」が見つかるまでは、彼女は自分の嫁でいてくれる。
その貴重な一食を無駄には出来ない。]


 そうだな、見に行くか。
 後で戻って来ても、この分じゃ食いっぱぐれることはねーだろ。
広さ
 あ、家族に挨拶だけさせといて。
 ヴィスを嫌ってるのに、娘を差し出さないといけないなんて、絶対辛いだろ。


[彼女を大切にします、と短く言うだけでも何かしらの慰めになるかもしれない。
自分は彼等に孫を抱かせてやれる旦那ではないが、「ロン」が改めて挨拶する時に、ヴィスへの印象を少しでも改善しておく方がレイの気持ちも楽だろうと思って。**]
(126) 2021/12/05(Sun) 23:26:57

【人】 翠眼 ユンチェ

[というわけで2人の前にあるのは強めの酒だったわけだが……口当たりは良いし、酒に詳しくない自分には分からなかったし、シオンへの影響もまた然りで。]


 …。


[盃を置く音がさっきより大きかった気がする。>>120
 人里離れていた自分には酩酊を目撃する機会に恵まれなかったので――新鮮でありちょっと面白かったのだが……そういう段階ではなくなっていることに気付けなかった。]
(127) 2021/12/05(Sun) 23:38:47

【人】 翠眼 ユンチェ


 あ…
  はい……


[頬に差し込まれた掌の熱さに向きを添えられてシオンを見つめあげて。
 あれから飲んだのは彼女だけだけど、抗弁することなく頬が熱い事実に頷いて。]

 
 …っ

[目の前で、酒と熱で潤んだ唇と舌に魅了されていれば。
 それがピントを失ってぼやけるように大きくなって…近付いてきたのだと思い至った瞬間――]


 …――っ!!


[親指とは比較にならない柔らかさと熱さの味が、唇で感じ取らされた。
 酩酊の症状にそんな上級があるなんて知る由もなく――初めての感覚やら実績やらを吸い取られた。*]
(128) 2021/12/05(Sun) 23:39:10

【人】 翠眼 ユンチェ


 ちゅ…ん……

[音が、唇を重ね合っている事実を助長して。]
 

 ぷは…


[離れて少し熱が冷めかけると急速に寂しさを覚えて。]


 んっ…おいしいです……


[寄せられた唇には答えるように自分からも当てて。
 脚に触れる手の動きにぴくりと体も蠢いた。*]
(129) 2021/12/05(Sun) 23:42:37

【人】 光の尾 マンユゥ

[料理に舌鼓を打っている間にジャヤートが酒を作ってくれていた。
差し出された杯を受け取り、口をつける。]


あ、ほんとだ。甘い。
こっちもおいしいねっ、
これならわたしでも飲めそうかも…


[コンの果実、と言う通り
先程食べた干しレモンと同じ系統の
甘酸っぱい味がする。

口の中で弾ける刺激が唐揚げとよく合った。
確かにアルコールは感じるが
口当たりの良さのせいで
つい調子に乗って飲めてしまいそうである。]


ヴィスのお酒はよくわからないけど......
父様がよく飲んでたのはあのへん、だったかなあ。


[所謂芋や麦を原料にした焼酎である。
全体的にアルコール度数は高めだが、酒に強いのなら大丈夫か。
口にあうかどうかはわからないが。*]
(130) 2021/12/05(Sun) 23:44:15

【人】 翠眼 ユンチェ


 シオンさん…

  あの…っ!


    ここでは……その……


 あ、あのっ…!
 せめて人目につかないところで……!!


[押しのけようとする力が入らない。
 これでは本当に出会ったときの勘違いが実現したようなものだ。>>0:173 *]
(131) 2021/12/05(Sun) 23:49:55

【人】 光の尾 マンユゥ


......っ!?!?


[そんな中、ふと横に視線を向ければ
熱い口づけを交わしている二人が目に入って、>>120>>128
咄嗟に声をあげそうになったのを飲み込んだ。

ついまじまじ見てしまい、
慌てて視線をそらす。
前言撤回、やっぱりリル族の人って
みんな大胆なのかもしれない。**]
(132) 2021/12/05(Sun) 23:58:32

【人】   シオン

 んん〜。ぷは。

[喜んだり顔を逸らして話したり忙しそうだなあ、と他人事のように思ったが、少しだけ頭が冷えた。
 >>132いつの間にかジャヤートの膝にちょこんと座る可愛らしい女性と視線がニアミスした。のでジャヤートに向けて親指を立てておいた。
 リル族を1括りにするのはレイが可哀想だからやめてあげて。と心の声が聴こえていたら懇切丁寧に伝えたのだが。
 コン?目の前の席で甘い空気を漂わせてるし末永く爆発するといい。

 ツェンから身を離して、椅子から立ち上がって伸びをする。]

 んーー〜。
 ユンチェ、いつまでも座ってないで、そろそろ家に行こう、まだ中を見ていないし。

[ツェンの手を取って、立つまで待ってから手を繋いだまま家に向かう。

 途中足を止めて]

 それではお先に失礼します。おやすみなさい。

[寝るつもりはないのは周知の事実だが。
 そんなに大きな声ではなかったし、自分たちの世界を作っているなら聴こえてなくても不思議はない。]
(133) 2021/12/06(Mon) 0:15:19

【人】   シオン

[並んで家路につく。ふたりの希望が合致したため、他の家に較べるとこじんまりとした家に。

 玄関をくぐるとこう挨拶をする。]

 ただいま。──そしておかえりなさい。ようこそふたりの家へ。末永く、幸せに暮らそうね。

[これから先、初めてのことも何回目かのことも、一緒に乗り越える君へ──**]
(134) 2021/12/06(Mon) 0:16:39

【人】 末っ子長女 シャーレン

─婚儀の宴─

意識して見せるものじゃないけれど…。
これからずっと一緒なのだし、そうなる…でしょうね。

[シャーレンとしては焦る姿や照れている姿は、あまり見てほしいものではないのだけれど。
けれど、シャーレンより上手な彼が相手なのだから自然と気にならなくなるだろうか。

囃し立てる声がする方に視線を向ければ、マンユゥが相手の膝に乗っていた>>94
彼女も嫌がっていないようなので、ほっこりと暫く見守る。
気分は妹の成長を見守る姉(本人は末っ子長女である)]
(135) 2021/12/06(Mon) 0:18:15

【人】 末っ子長女 シャーレン

普通なら、なんて言葉はあまり好きじゃないわ。
女が言ってもいいじゃない?
私、貴方とならお互いを気遣って尊重しあって…幸せになれるって思ってるから。

少女…マンユゥのこと?
私の妹みたいな子なの、昔から可愛がってた。

[背丈からして少女に見えるだろうが、彼女もシャーレンとそんなに歳が変わらない。
歳のことも、彼女には彼の事を話していた事も流石に言いはしなかったが]
(136) 2021/12/06(Mon) 0:19:21

【人】 末っ子長女 シャーレン

私にとっても、この仮面は思い出深いものだもの。
それは…。
そんな事にならなくて良かった、としか言えないわね。

[もし、相手が彼ではなく別の人だったら…なんて考えたくないけれど。
それでも、気持ちは分かってしまうから複雑な心境である。

首を縦に振って是と応えてくれたから、ほっとした。
いつか子供が産まれて、彼との子供に大切な物なのだと語る日が来るのが待ち遠しい、なんて。
気分が高揚していたのかお酒も進み、瞳がとろんとしてくる。
耳元で尋ねられれば、こくりと頷いたか*]
(137) 2021/12/06(Mon) 0:22:19

【人】 翠眼 ユンチェ

[くぐもった声とか思わず顕になってしまったりとか、自分で自分が制御できなくなって。
 頭がボーッとして、ユンチェと呼ばれる声に反応できなくなっていたり……

 ただ、シオンの体が離れたってことが今できた知覚で……再びの感覚は手を取られたことと立たせようと引っ張られたこと。]


 あ、はい…

 えっと、お先に失礼します
 おやすみなさい


[夫婦揃って同じ挨拶をしたものの、寝るつもりの有無というか寝たいか寝かさないかの差はあったかもしれない。]
(138) 2021/12/06(Mon) 0:39:15

【人】 翠眼 ユンチェ

[並んで家路に。
 何だかんだでまだ入っていない新居……小さめの家に。
 荷物の梱包はほぼされていないであろう中に入ろうとしたら、彼女が振り向いて。>>134]


  …ただいま


 えっと……

   はい、末永く――


[歩きながら、僕これからどうなっちゃうんだろうって不安もあったりしたのだが、出迎えてくれたひとは紛れもなく自分の妻となるひとで。
 頼りない夫だけれど……それでも選んでくれたひとと共にと、腕を伸ばして。**]
(139) 2021/12/06(Mon) 0:39:38

【人】 御曹司 ジャヤート

 こういうのは最初が肝心なんだ。
 確かに自然に分かることではある。
 そこにオレがマンユゥにゾッコンであることと。
 マンユゥが満更でもないことを知らしめておけばいい。


>>121仲睦まじいところに余計な蟲は掛からぬものだ。
糖度が高ければ大体の蟲は生息できないのは自然の摂理。
塩でも同じだがこういうものは過度である方が良い。

 それにジャヤートの両親は既に宴会の模様である。
マンユゥの両親が見つかれば自然となし崩し的に勝手に騒いでいきジャヤートの自慢話が展開されるのは常である。
きっとマンユゥの両親も話すことがある、と良いのだが酒に強ければ楽しく過ごしてくれるだろう]
(140) 2021/12/06(Mon) 0:44:25

【人】 御曹司 ジャヤート

 そう……なのか?
 最初に出てきた時は炭火で焼いたとかで。
 タレに漬けて焼かれたのが出されたんだ。
 ちょっと、いや、かなり苦手だったな。
 でもマンユゥが美味い食べ方を知ってるなら。
 寒くなった時、獲ってきたら作ってくれるか。

 生憎とシシを見たことはないのだが。
 鯨よりは小さかろう?


[兎はあるぞと伝えながら>>123夫婦の習わしを慣行する。
仲睦まじいと言えばそうなのだろう。
あの二人は凄まじく仲が良く、だから海の上で塩に囲まれていないと周囲が糖度でやられるとまで聞いたことがある]


 な! おいしいだろ!
 魚はさっぱりしたものが多いけどこいつは別なんだ。
 赤い肉をしてるのは、かな。


[互いに知らぬことが沢山ある。
伝えることも、教えてもらうことも山程ある。
もしもマンユゥの家の習わしがあるならばそれに則るつもりでいるし勧められた山菜汁も頂いていく。

 酒に美味い飯があれば人生これぼちぼちである。
>>130勧めた酒が気にいってくれたならば陽気にもなろう。
それこそ焼酎というものを頂くのは、似たような酒類はあれどヴィス族のものは初めてだ。
まずは香りを楽しみ、舌の上に乗せる程度に含むと味を知
(141) 2021/12/06(Mon) 0:44:36

【人】 御曹司 ジャヤート

 ……ふ、ぅ。
 中々の酒精だな。


[それから杯を傾け飲み干すと頬を赤らめながら酒精混じりの呼気を漏らす]
(142) 2021/12/06(Mon) 0:44:48

【人】 御曹司 ジャヤート

 あそこは、そうだな。


>>119上手くやれよと祈った相手が>>120上手くやられたところを見て>>133お持ち帰りされる様である。

 立てられた親指に親指を立て返す。
リル族は大体多かれ少なかれそんなものだろう。
森を出て未知なる世界へと旅立つ心意気を持った者の末裔なのだ。
それが関係あるかは知らないが末永く爆発してこいと視線でも返して見送ろう。

 見送ると、ぎゅう、とマンユゥを抱きしめる]
(143) 2021/12/06(Mon) 0:45:11

【人】 御曹司 ジャヤート

 ふふ、どうする?
 もう少し飲んでおくか?


[先は素面の方が良いと言ったが恥ずかしさを乗り越えるのに酒の力は有用だろう。

 宴深まる前に一組が退出し、他の二組は如何ほどか。
レイの方は何やら少しばかり様子がおかしい気もするが何かあれば頼ってくるだろう、と――]


 帰る時はまた、うちの家式で構わないか?


[そのために、膝の上に座ってもらっているのでもあるのだが。
兎のローストを切り分け食しながらマンユゥの良いように機会を伺う。**]
(144) 2021/12/06(Mon) 0:45:17

【人】 狐娘 レイ

[シャオロンの居ない村。
レイが「ロン」を望む限りその日は訪れるだろう。
シャオロンが共に「ロン」を探してくれるのだから。

レイが「ロン」を望まなければシャオロンとは暮らせるだろうが、そもそもシャオロンだって望んだ結婚ではないのを知ってしまった。
いつかはシャオロンが村に戻れるように考えなければ。

でも、今だけは。少しばかり。
一緒に居られることを考えていたかった。]


 ふふっ、楽しみにしていてね。
 わたしも一緒に、お手伝いするから。


[昨日までは家の手伝いだけしていたが、これから二人で暮らすことになるのだったら、レイも働くことを考えたほうがいいのかもしれない。
家で一人じっと帰りを待つより、シャオロンの助けにもなるし、気分も紛れるだろう。
シオンに縫い物の仕事でも教わろうかと彼女に視線を向ければ、シオンの旦那様らしき人(女性かと思っていた)と口づけを交わしていてぎょっとした。>>120
大人びた彼女が、あんな大胆な行動に出るところを見るのは初めてのことだった。]
(145) 2021/12/06(Mon) 0:48:55

【人】 狐娘 レイ

[心配されることに慣れていないと、シャオロンは言う。>>125
独りで暮らしていたとは、そういうこと。
小さく呟く、嬉しいという彼の声に微笑む。

レイが自然に誰かと一緒に居ることを覚えたように。
シャオロンにも「独り」ではなく、誰かと共に居られることを覚えて欲しい。

帰りが遅ければ心配する人が居ることを、
家族と食べる食事が温かいということを。]


 これからわたしが教えてあげるわ。
 わたしがシャオロンの家族になってあげる。
 

[それがたとえたった少しの短かな期間でも。]
(146) 2021/12/06(Mon) 0:49:18

【人】 狐娘 レイ


 分かった。
 その時はわたしも一緒に食べないから。
 
 そうしたら、帰ってきてくれるでしょう?


[また一つ、新しい約束を交わして二人して笑い合う。
無茶な約束と言えど、優しいシャオロンのことだ。
レイも関われば何が何でも帰ってきてくれるだろう。
そう分かるぐらいには、彼のことを知り始めている。

新居への誘いには快く賛同してくれた。>>126
家族への挨拶に、シャオロンの手を引いて連れて行く。

両親は婚儀の儀に参加したものの、ヴィス族と一緒に居ることが少し居心地が悪いのか、レイの後ろに隠れるようにして端の方で身を寄せていた。]

 
 お父様、お母様。
 シャオロンを連れてきたわ。

 ……わたしの、えっと……「だんなさま」。
 

[仮初とは言えずに頬に朱を散らして紹介する。

両親たちもシャオロンの顔を見るのも初めてなのだろう。
ぎこちないながらも微笑みを浮かべて、シャオロンに挨拶を交わす。
彼が挨拶をしたいと望んだと伝えれば、両親の顔もいくらか和み、娘をよろしく頼みます。と二人を送り出した。**]
(147) 2021/12/06(Mon) 0:50:39

【人】 光の尾 マンユゥ


そ、そういうもの、なのかなぁ......??

[わかるようなわからないような。>>140
虫除けの意もあるとは理解していないので。
とはいえ、ヴィスとリルが結ばれるこの儀の中で、
新たな夫婦の仲の良さを知らしめるのはいいことだろう。
と納得はした。

マンユゥの親(特に父)は複雑そうにしていたが、
快活なジャヤート両親の勢いに飲まれ、
酒をしこたま酌み交わした末に
ちゃっかり意気投合することになる。
とは、後々知る話である。]
(148) 2021/12/06(Mon) 9:54:07

【人】 光の尾 マンユゥ

ふふ、じゃあ今度
採れたときに作るね。
猪のお肉はしっかり血抜きして
塩水で洗うとだいぶ臭みが減るよ。
父様が教えてくれたんだー。

鯨ってすっごくおっきいんだよね?
さすがにそれよりは小さい......かなあ。
そう思うと、そんなの狩るのすごいね。

[さすがに狩りに出たことはないが
森で暮らす女としてそのあたりの料理作法は一通り教わった。
ジャヤートが気に入ってくれるといいな、
と思いながらにこにこと笑みを浮かべ。]

うん、赤い身だからほんとにお肉みたいだね。
鯨、わたしすきかも。
こっちのお魚の酢漬けもさっぱりしてて美味しい。

[ひとくち、ふたくち運ばれるたびに
だんだんと食べさせて貰うのに慣れてくる。
上機嫌に舌鼓を打ちつつ、暫し料理を楽しんだ。]
(149) 2021/12/06(Mon) 9:56:25

【人】 光の尾 マンユゥ

[そうして口づけをかわしたかと思えば
早々に帰っていく二人。>>133
おやすみ、といってはいるが、
様子を見るに新居で睦まじく過ごすのであろう。
親指をたてる様子が清々しい。

あれこれと料理や酒を嗜みつつも
どことなくあてられた気持ちでもじもじしていた。]
(150) 2021/12/06(Mon) 10:00:34

【人】 光の尾 マンユゥ


あっ、う、うん......っ

[勧められるまま一息に酒を煽れば
どっとアルコールが体に染みていく。
ほろ酔い気分でジャヤートの背にもたれかかった。]


......ん、だいじょぶ......だよぉ
じゃやーと、はこんでくれるの?


[意識はしっかりあるものの、
酔って少々理性は緩んでいる気がする。
彼が差し出してくれたローストをぱくりと食み、
ぺろりと下唇を舐めた。
彼の方をとろんと上目使いで見る。*]
(151) 2021/12/06(Mon) 10:06:16

【人】   コン   

──婚儀の宴


   それもそうか。…では、うまく引き出せるように
   俺も気を抜かずに生活しようか。


[ コンが彼女より一枚上手だとしても、
  コンが見たい表情を引き出せるとは限らない。
  だからこそ、いつでも気は抜けないものだ。
  それは緊張や張り詰めているわけではなく、
  いろんな表情をその目で見ていたいという
  強欲の表れであり、コン自体は落ち着いている。

  ジャヤートが膝に乗せていたので、
  コンもやってみるかと考えたが、
  そこまで密接にしていると他の輩にも
  彼女の恥ずかしがる可愛い姿を見せてしまう。
  そう思うと嫌だなと思い、
  体を寄せるまででコンはやめておく。   ]


(152) 2021/12/06(Mon) 10:18:17

【人】   コン   



   ……本当に、そういうところ好きだな。
   芯がある女性は更に魅力的に見える。

   マンユゥか。
   紹介のときに話を聞いていなかったのが
   露呈してしまったな。
   妹分か………ジャヤートと一緒だ。
   奴は俺からしてみれば弟分のようなもの。


[ そう話して、お互いの妹・弟分の婚姻へ
  乾杯をしようとお酒を一杯煽る。
  それは些細だけれども、2人の絆を少し強くするはず。
  残念ながら、ジャヤートには話したことがない。
  リルの人間ではないことを隠したとしても
  根掘り葉掘り来そうな気がして、
  話す気にはならなかった。          ]


(153) 2021/12/06(Mon) 10:18:47

【人】   コン   




   この仮面が、ここまで思い出深くなったのは
   本当にシャーレンのせいだぞ。

   ……焚べらずに済んでよかった。


[ ふっと笑って、彼女の手のなかにある仮面を
  優しい眼差しで見つめ、苦しい選択をせずに済んで
  安堵した声で呟いたことだろう。

  そして、コンの提案に素直に頷いた彼女とともに
  この宴の席を離れようと彼女を支え、
  手を握り2人揃って、一声かけその場を後にする。 ]


   酔いが回ってきたようだから先に失礼する。

   また明日からも、よろしく頼む。

   *


(154) 2021/12/06(Mon) 10:20:18

【人】 怪力 シャオロン

――婚姻の宴――

 ああ、楽しみだ。


[相槌を打った。>>145

2人で暮らしていく為に協力すること。
当たり前のことかもしれないが、それを「我慢」と捉えるのではなく、相手の為にすることが自分の喜びであると捉えられたのなら。
これまで知らなかった同士、敵対していた一族同士の婚姻でも、末永く上手くやっていくことができるだろう。

末永く――――]



 それは心強いな。
 ……ありがとう。


[昔、こんな風に誰かに家族になってあげると言われたことがあるような気がする。
既にある家族を奪えないと思った自分に、結婚というものを教えてくれた人。]
(155) 2021/12/06(Mon) 17:31:54

【人】 怪力 シャオロン



 俺の嫁は物知りでやさしくて、
 それで俺を動かすのが上手いな。

 罰を一緒に受けると脅されたら、何が何でも早く帰らないとって気持ちになる。


[昔その人に、物知りだなと言った気もする。
靄が掛かったような記憶を記憶と呼べるのかは定かではない。]
(156) 2021/12/06(Mon) 17:32:07

【人】 怪力 シャオロン

[宴から離れ、彼女の両親の元へと。
兄がいるらしいが、既に結婚していて今回は同行していないらしい。

傍には泉で摘んだ花束が活けてある。]


 ……っ、


[便宜上そう呼んでいることはわかるが、そんな風に頬を染められると、まるで「だんなさま」という単語が婚姻相手以上の意味を持つように思える。
横で思わず同じく頬を染める様子を見られて居た堪れなくなった。

複雑な心境ではあろうが、面と向かって蔑むようなことはしない。
流石レイを育てた両親である。
娘をよろしくと言われて、深く腰を折った。]


 ……お嬢さんが憂いなく毎日を過ごせるように尽力致します。


[幸せにする、と言うのは違う男の役割だ。
自分が出来るのは、彼女がそうなるまでに少しでも憂いなく過ごせるようにすることぐらいだ。
分を弁える、と改めて留意しながらその場を辞した。]
(157) 2021/12/06(Mon) 17:32:25

【人】 怪力 シャオロン

[川の傍の石造りの平屋は、土地を贅沢に使って広く作られていた。
外装も内装もシンプルな分、風呂の大きさが目立つ。
家族が増えても一緒に入れるだろう。

「ロン」が自分よりもかなり大柄なら、一緒に入れる子どもは2人が限度かもしれないが。**]
(158) 2021/12/06(Mon) 17:32:37

【人】 翠眼 ユンチェ

[こじんまりとした家の中で。
 荷物は…ほとんど梱包したままなため、寝台に並んで腰掛けて。]


 ……えっと、名前が違うのはごめんなさい

 僕はユンチェではありません

 誰にも言わないつもりだったのですけれど……


[どうやら本当はシオンに対しても隠しておくつもりだったらしい。]
(159) 2021/12/06(Mon) 19:25:15

【人】 翠眼 ユンチェ


 ユンチェは花婿候補に選ばれたのですが、参加できなくなってしまいまして……

 それで急遽、僕が代わりに


[衣装がぶかぶかだったのは、ユンチェ用のそのまま着たせいだろう。
 雑な身代わりだが、人里離れて過ごしていたから最近のユンチェを誰も知らないので行けるだろうと。

 ただ、身代わりではなく、ただの代わりとしか思っていないのが、能天気な部分であろうか。]
(160) 2021/12/06(Mon) 19:25:51

【人】 翠眼 ユンチェ


  僕は…

  代わりになったユンチェになりきるつもりだったのですけど……


[それでも、目の前のひとには真なる名前を告げたのだ。
 それは苦渋ではないにしろ熟慮を経ての決断だったのだろうが、それを打ち明けるのは晴れ晴れとした面持ちで。*]
 
(161) 2021/12/06(Mon) 19:27:25

【人】   シオン

[覗いて回るほどの部屋数もないが、キッチンも風呂も新しくて使いやすそうだった。実家では昔からたる設備を整備して使っていたため、不具合が出やすかった。

 手を繋いで家を回って寝台に並んで座る。ツェンが、"花婿の名前が違う"ことの理由を話し始めた。]

 事情、ね。

[年増と結婚させられるのが嫌で逃げたのかな?とか考えた。以前の女なら気に病んだことだろう。ツェンが話終わるまで黙って聴いてから口を開く。]

 そっか。ユンチェが来なくてよかった。
 うーん、来ない理由が病気とかだったら良いって言うのは申し訳ない気もするけど、それはそれとして。

[ツェンに身体を寄せてもたれかかった。]

 ユンチェが来なかったから、ツェンに会えたんだもの。*
(162) 2021/12/06(Mon) 20:15:40

【人】 御曹司 ジャヤート

 そういうものだぞ。
 それにな?


[耳元で言葉を囁く――]
(163) 2021/12/06(Mon) 20:19:48

【人】 御曹司 ジャヤート

>>148視線をあげて楽しそうに呑まれていく両親たちを見て挨拶は後日で良いかと認識をする]


 鯨はここからだとあの辺りまではあるな。
 マンユゥが気に入ってくれたならまた仕入れよう。
 その小魚の酢漬けは最初に揚げてあるんだ。
 他にも青魚の酢しめもある。
 この――緑色の刺激的な薬味とつけて食すとなお美味いぞ。


>>149マンユゥが作ってくれる料理も楽しみにしてるとやはり耳元で熱い呼気と共に囁いて身体を抱きよせながら料理と酒を楽しんでいく。
そうこうとしている間にも>>154コンと相手の女性が離れ、シオンと相手の男も挨拶に行き主役の舞台には二人しか残っていない状態になる。

 尤も、周囲も既に出来上がってきており此方など見てはいないだろう]
(164) 2021/12/06(Mon) 20:20:07

【人】 御曹司 ジャヤート

 そっか、大丈夫か。
 なら丁重に運ぶとしよう。
 そんな瞳で見つめられたら。
 オレの心臓が飛び出してしまいそうだぞ。


>>151蕩けた眼差しに拍動が高鳴る。
この可愛い嫁様がこれ以上可愛くなる前に自分だけの記憶に残す旅に出るとしよう。

 ジャヤートはマンユゥの膝裏に手を差し入れ背中を抱き横向きに抱き上げた。
浮遊感はあるだろうが身体を密着させているので然程揺れはしないだろう。
むしろその密着感がジャヤートとしては嬉しい感じである]
(165) 2021/12/06(Mon) 20:20:16

【人】 御曹司 ジャヤート

 それでは最後となったがこのジャヤートも!
 マンユゥを連れていくとしよう!
 あばよ!


[所謂お姫様抱っこという形で抱き上げたままに立ち上がると履物を脱いで座していた敷物を足にする。
波乗り板ではないし海も近くはないが新居までならばどうにでもなるだろう。
魔力を解き放ち蒼い衣を纏うかのように波動を煌かせると敷物は空を翔けはじめる。
その速度は緩やかではあるが確かに浮いており蒼いオーロラを作り出しては夜空に一度近づいて――]
(166) 2021/12/06(Mon) 20:20:27

【人】 御曹司 ジャヤート

[敷物は新居の前に下りていく。
蒼い彗星は緩やかな動きで地面に降り立ち、二人揃って新居の中に姿を消した*]
(167) 2021/12/06(Mon) 20:20:52

【人】 末っ子長女 シャーレン

─婚儀の宴─

ふふ、そんなに?
でも、私も貴方のいろんな表情見てみたいわ。

[彼と同じ理由かはわからない。
けれど、好いた人のいろんな表情を見たいと思うのは大抵の者が思う事ではないだろうか。
まだ見た事のない表情をこれから隣で見ることが出来ると思えば、気分も上がるものだ]

ありがとう。
貴方も、優しくてとっても魅力的な男性よ。

あらあら、これから関わる事もあるかもしれないから、名前くらいは憶えていてね?
そうなのね!
なら彼女の旦那さんも気に掛けておかないと。

[可愛らしい妹分と彼の弟分の婚姻に乾杯と酒をあおる。
些細な事でも、こうやって彼と分かち合いたい。
きっと、その積み重ねが2人の絆を強くしていくから。
彼の弟分でもあるなら気に掛けようと思っているが、万が一泣かせた場合はにっこり笑顔で家に突撃するかもしれない]
(168) 2021/12/06(Mon) 20:36:42

【人】 末っ子長女 シャーレン

私のせいなの?
私のおかげって言ってほしいわ?

そうね、大切な思い出が詰まってるもの。

[優しい眼差しで仮面を見つめる彼に、声は少し不満そうに言ってみたが浮かべた表情は真逆のもの。
愛しいものを見つめるような表情で思い出深い仮面を見つめ、彼に支えられ手を繋ぐ。
まだ残っている者へシャーレンも声を掛け、彼と共にその場を後にした。
妹分がこちらを向いていたなら手を振っていたかも*]

おやすみなさい。
明日から、よろしくお願いしますね。
(169) 2021/12/06(Mon) 20:39:03

【人】 光の尾 マンユゥ

そうなんだ。
あ、薬味ちょっとびりびりするけどおいしいね。
リルのお料理もこれから覚えていかないとなあ......。

[もぐもぐと頬張りながら
のんびり食事を楽しんでいたが、
気づけば婚礼の参加者たちは
各々引き上げているようだった。

自分たち抜きでも宴は盛り上がっており、
主賓が全員抜けてもさほど問題はなさそうだ。]
(170) 2021/12/06(Mon) 21:01:10

【人】 光の尾 マンユゥ


おやすみなさい、
えっ.....
きゃあっ!


[帰っていくシャーレンに手を振りかえしたりしつつ。>>169

彼が膝裏に手を回したかと思えば
ふわりとそのまま体が浮いた。
思わずジャヤートにしがみつき
ぐんぐん遠くなっていく地を見下ろす。]
(171) 2021/12/06(Mon) 21:04:18

【人】 光の尾 マンユゥ

[そうして、二人で家まで帰ってくる。
今日からはここが自分の家。
彼と過ごす新しい家だ。*]
(172) 2021/12/06(Mon) 21:07:32

【人】 翠眼 ユンチェ

 病気…
  なのかなぁ……


 ユンチェは、子供を作れない体、なんですけれど……

 僕にはよく分からないのですが、両親が言うには酷い容態だと
 

[ユンチェの容態?を思い返して、朗らかなまま、納得しにくそうに首をひねる。

 例えば死病持ちだったならばさすがに候補から外してもらえるだろう。

 そして彼が言うように子供が作れないなら部族の目的を果たせないからこれも考慮外になる……はずなのだが。

 しかしそれが通用せずに密かに代役を立てなければいけなかったぐらいの不具合なので、病気と呼ぶには微妙ということのようだ。]
(173) 2021/12/06(Mon) 21:15:27

【人】 翠眼 ユンチェ

[もたれかかって来るシオンを支えるように腕を回して。]


 はい…

 僕も、ユンチェが病気でよかったです…おかげでシオンさんと会えたのですから


[身内の不幸を喜んでいるようで申し訳ないけれど。*]
(174) 2021/12/06(Mon) 21:16:23

【人】   シオン

 子供を……まあ。

[それなら外されても仕方ないと納得した。身代わりを立てる理由まではわからないけど。ヴィス族に未婚の年頃の男性は少ないのだろうか。

 婚約者がいる家も除外されたのかもしれない。家同士の約束が重視されるのはリル族も同じだし。リル族の場合、婚姻の約束で縛られる家は今ではずいぶん少なくなったと子供の頃に聞いたけど。]

 ツェンと同じ気持ちで嬉しい。

[ツェンの背中に両手を回し、抱き返した*]
(175) 2021/12/06(Mon) 21:49:34

【人】 翠眼 ユンチェ


 僕が着てる服はユンチェので、大きさ合わなくても僕はユンチェであるつもりだったんです

 けど…

 シオンさんが手直ししてくれて……僕の手が表に出て来て、僕の姿を格好いいって言ってくれて……

 
 僕は…
 シオンさんに名前を聞かれたとき……ツェン、僕として答えたくなったんです


[それで混乱させたのはごめんなさいと。*]
(176) 2021/12/06(Mon) 22:02:09

【人】   シオン

 私、裁縫が出来て良かった。

[運命という言葉は安易に使いたくないけど。そうだったらいいのに。]

 君の事をもっと教えて。言葉だけじゃなくて。全部。

[混乱はしたけど、いい思い出になるのだろうし*]
(177) 2021/12/06(Mon) 22:38:30

【人】 翠眼 ユンチェ



 僕の…
   全部……


[そう呟くは、初めての夜を迎えた夫。**]
(178) 2021/12/06(Mon) 22:44:14
 




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