【人】 田臥 志麻[アルバムの交渉が成立したならば、 喜んで倉庫の物色に行くだろう。 出会った頃に既に完成形とされていた威優の、 幼さが残るであろう姿は楽しみで仕方ない。 子供の頃から大人びていたという話は耳にしたが、 それでも容姿なり表情なり、片鱗は残ると疑っていない。 ああ、でも片親の場合は子供が成長するのが 早くなるという話は聞いたことがある。 その通説が事実ならば威優が早くに大人びたことも、 理解できなくはなかった。 少し斜に構えたような反応を見せるのは、 そういった過去や、今、彼が話している。 家柄がどうしてもついてくるような知り合い方を することが多かったからかも知れない。] (30) 2023/08/14(Mon) 21:18:17 |
【人】 田臥 志麻可哀想って……、 本当に威優が好きだった子も居たかもじゃん。 [可哀想と威優が表することに少し表情を歪めた。 確かに醜悪な「大人」に利用された側面もあるだろうけれど、 中には自ら望んで彼の番に立候補した令嬢なども、 居るのではないかと想像したから。 仄かな嫉妬を浮かべる癖に、 威優が靡かないと言えば それはそれで微妙な気持ちになる。 遅すぎる初恋。 彼の情緒は本当に育ち始めたばかりなのかもしれない。 遊び相手の中にも、 円満に 終わらせざるを得ない 人間が居たのではないか。] (31) 2023/08/14(Mon) 21:19:06 |
【人】 田臥 志麻なんか、 ……威優に友達が居るか心配になってきた。 [余りにも卒がなく隙もない男。 嫌味もなく無意識に優秀なαであることを知らしめる。 それが、彼の欠点にならなければいいけれど。] (32) 2023/08/14(Mon) 21:19:43 |
【人】 田臥 志麻[含み笑う威優にじとりと湿った目線を送る。] 楽しみにするなよ、しないから。 ……しないからな? 威優に朝まで付き合ってたら精巣空になっちゃう。 [べ、と拒否を示すように舌を出す。 射精しなくとも、中で達し続けることは経験済みだ。 ただ中イキは気持ち良くなり過ぎて、 何度か気を失ったりもしたので、ご遠慮願いたい。 出来るならば、ピロートークまで楽しみたいので。 と、言いながら。 肌を重ねてしまえば互いに貪欲になってしまうのだけど。] (33) 2023/08/14(Mon) 21:21:12 |
【人】 田臥 志麻俺が聞いたのは卵をアルミホイルで包んで、 マグカップの中に卵が沈むくらいの水を入れて、 レンジで温めるってやつ。 ぶっちゃけ、 そっちはオレもしたことないから分かんないけど。 それにしてもレジに並ぶのが嫌って……、 [出た、と思ってしまった。 以前よりも環境に慣れてきたとはいえ、 異文化交流は今も続いている。] (34) 2023/08/14(Mon) 21:23:29 |
【人】 大守 威優[志麻の実家には、幼い頃からの写真が多く残されているのだろうか。 実のところ、幼い頃の写真は少なく、卒業アルバムを除けば 親族の結婚式で撮った親族写真の小さな粒のような写真のみ。 志麻がつまらないと思わなければ良いのだけれど。] さあ、今となってはどうでも良いな。 [「いたかもしれない」顔も名前も覚えていない人物は どうでも良いと傲慢な一面を見せる。 持たざる者に手を差し伸べることは自然に出来るが 持てる者が欲をかいた姿には一瞥もくれない。 そんな生き方をしてきて―― 「可哀想」なのは、己なのかもしれない。] (35) 2023/08/14(Mon) 22:21:21 |
【人】 大守 威優今からなら友達も作れるかもしれないな。 俺の中に「絶対」ができたから。 [それはつまり、友達と呼べる人はいないということ。 誰かと深く関わることを恐れるあまりに、 一定の距離を保った付き合い方が身についてしまった。 だがもう誰かと接する時に 「うっかり恋に発展する」ことを懸念することはない。 ならば、気を抜いた人間関係も作れるかもしれないと思う。 例えばジムで良く会う同じ年頃で身元のしっかりした人物とか。] (36) 2023/08/14(Mon) 22:21:34 |
【人】 大守 威優知ってる。 それって「フリ」ってやつだろう? 出なくなるまでセックスしても次の日にはもう 溜まってるのも知ってる。 [あまり頻回に気絶させるのは脳や心臓に負担を掛けそうだから 留意したいのだが、志麻が鍛えれば大丈夫なのでは?と 思ってしまうのだから手に負えない。] (37) 2023/08/14(Mon) 22:21:59 |
【人】 大守 威優[成程、アルミホイルは直接レンジにかけるのではなく 水の中に入れるらしい。 それならば火花も散らないだろう。 あまり試してみたいとも思わないが。] 基本的に会計時にはテーブルと椅子が用意されている店で 買い物をすることが多いからな。 100円ショップもコーヒーショップもラーメンも 並ぶ人の心理がわからない。 [肩を竦めた。 志麻と一緒なら行列も楽しいと知ることができるのは もう少し先かもしれない。 食事を終えて立ち上がる志麻の片手から皿を取って シンクに向かうまでの道も「一緒」を選ぶくらいには 離れ難い想いがある。] (38) 2023/08/14(Mon) 22:22:28 |
【人】 田臥 志麻[威優とは反対に志麻の子供の頃の写真は、 アルバムが何冊も出来るぐらいに残されている。 着道楽、ならぬ着せ道楽だったのだろう。 彼の子供の頃の写真が少ないのなら、 その分だけ自分の写真を拡げて自身の話をしよう。 そして彼の写真はこれから増やしていけば良い。 興味の薄そうな反応を見せるのに肩を竦める。] まあそれで、興味があるって言われても ……困ったけどさ。 [ぽそりと小声を落とす。 彼に伝えるものではなく呟くように。 もし拾われたなら、複雑そうに表情を歪めただろう。] (39) 2023/08/14(Mon) 23:55:41 |
【人】 田臥 志麻[絶対と物語る先が何を示しているのかは分かる。 自惚れじゃなければ、きっと。] やっぱり居ないのかよ……。 オレが紹介しようか? 藤堂先輩っていうんだけど。 [ふふ、と可笑しそうに笑う。 いずれ義従兄になる人は友と呼べるのかどうか。 先輩と威優は年頃も近かったはずだし、 真っ直ぐな人だから威優にもきっと 真っ向から向き合うことだろう。 その時、威優がどんな反応を見せるのか楽しみだ。 それ以外にも彼の人脈が広がっていくのなら、 彼の「大切な人」として紹介してもらおう。] (40) 2023/08/14(Mon) 23:55:53 |
【人】 田臥 志麻[彼のいやらしい笑みへの答えは、 半分は正解で、残りの半分は本音だ。] フリじゃないっての。 そりゃ若いから回復も早いですけどォ。 [ブーイングするみたいに口を尖らせる。 態度ではそんな風に装いながらも、 彼に触れられたら簡単に火は着いてしまう。 それに何より、自身も触れられるのを望んでいるから。] (41) 2023/08/14(Mon) 23:56:10 |
【人】 田臥 志麻[爆発の恐れがあるアルミホイルはともかく、 便利グッズの方は使ってみたい。] ラーメンは並んで食べるから旨いのに。 行列嫌いだったら、遊園地とか行けないぞ? [食事時間に重なる飲食店の行列はともかく、 テーマパークの行列はもっと並ぶことになる。 いや、貸し切りとかするのか? そもそもそんな場所ではしゃぐ威優は想像できない。 片付けようとした皿は威優の手に渡る。 一緒についてくるのが可愛らしいなとまた目が細くなった。 彼が離れ難いと思うのが伝染するように 傍に威優が居ることが当然のように思えてきている。] (42) 2023/08/14(Mon) 23:57:04 |
【人】 大守 威優[家族に撮られる経験が乏しいまま大人になったから、 記事用の写真以外でどんな時にどんなポーズをするのか、 人はどんな時に家族の写真を撮りたいと思うのか そんな感覚も育っていない。 志麻にはしっかり教えてもらって、 子どもが出来たら家族写真を増やしたい、とは思っている。] ん? [小声には聞き返す振り。 振り、なので当然聞こえている。 頬の緩みがそれを物語っているから、きっと 複雑な顔をさせてしまった。] (43) 2023/08/15(Tue) 20:58:57 |
【人】 大守 威優藤堂さんもいずれ「大守」になるんだろう? それなら「親戚」だな。 [そういえば志麻の名前よりも先に藤堂を知っていたのだった。 従兄の番を友達の枠に入れることは、 志麻は良くても従兄は良くないかもしれない。 逆に考えて、従兄が志麻を「友達」と呼んだら 己は不機嫌になるだろうから。] でもそうだな、志麻の友達から 交友関係を広げるのはありだな。 紹介してもらうのを楽しみにしてる。 ……俺のことを話してたって友達の話もまだ 詳しく聞けていないしね? [それが悪評だったこともまだ隠されているので。 噂をしていた当人とこうなっていることを 志麻はその友達に話しているのかどうか。] (44) 2023/08/15(Tue) 20:59:13 |
【人】 大守 威優やっぱりフリじゃないか。 [ブーイングにクスクス笑う。 ジムに一緒に通うことになるのかはまた別の話。 先に一緒にラーメンの行列に並ぶことになるかもしれない。 因みに遊園地も未経験だ。 貸し切りにする財力も権力も大守にはあるけれど、 そうしてまで楽しみたいという興味もなければ デートをする交際相手や 遊び回る友達もいなかったので。 志麻とならはしゃぎ回れるのだろうか。 一緒に皿を下げに行くだけで楽しいから 遊園地もきっと楽しいだろう。] (45) 2023/08/15(Tue) 20:59:26 |
【人】 田臥 志麻[聞き返す声に視線を上げれば、 笑いを隠しきれないぐらい緩んだ表情の威優が居た。 これはしっかり聞かれている。 なのに、聞き返すところがいやらしい。] 一度しか言わない。 [べ、と舌を出して肩で肩を押して逃げる。 それでも、もう一度聞きたいと言われたなら、 渋々口にしてしまう辺り、自身も威優には甘い。] (46) 2023/08/15(Tue) 23:15:04 |
【人】 田臥 志麻やっぱり、親戚は友達には入らないか。 オレにとっても義兄さんになる訳だし……、 まだ先輩って呼んじゃいそうだけど。 [残念、と小さく肩を竦めた。 義従兄の心情までは察することは出来ない。 これに関しては、威優の繊細な心の機微にも気づけない。 「親戚」を強調する威優に小首を傾げ、 やがて、藤堂から自身の友人の話へ切り替われば、] あー…………、いや、 あいつには会わせたくないっていうか……、 [威優と一緒になったことはかの友人には伝えていない。 なんせ行きつけのバーで飲み友達として知り合った程度の仲だ。] (47) 2023/08/15(Tue) 23:15:32 |
【人】 田臥 志麻[振られた腹いせの愚痴だったとはいえ、 相当彼が威優に入れ込んでいたのは間違いないだろう。 自身と番になったということを伝えるのはともかく、 威優に気があった人間をもう一度、 本人に引き合わせることのほうがもやもやする。] …………やだ。 あいつが威優まだ好きだったら困る。 [想像してしまって、スイ、とそっぽを向いた。 ひらひらと手を振ってこの話は終わりだというように。] (48) 2023/08/15(Tue) 23:15:55 |
【人】 大守 威優[態度があからさまな己と対照的に 志麻は嫉妬や独占欲を一瞬だけ覗かせて リプレイしない傾向がある。 だからいつでも耳を聳てていないと聞き逃してしまう。 おかげで随分リスニング能力が向上した。 此方が求めれば渋々でも繰り返してくれる、 それが志麻が己に惚れているからこその行為というのを 知ってはいるけれど、 聞かせる心算なく出た本音を毎回「言わせる」のは 志麻の心の負担になっている気がして。 だから今みたいに戯れのような形で終わらせる。 本気で聞き返して「何でもない」と呑み込まれるのも 寂しいので。] (49) 2023/08/16(Wed) 0:03:04 |
【人】 大守 威優先輩後輩としての仲が先にあったんだし、 「先輩」で間違いはないけどね。 向こうも「田臥」って呼んできそうだし…… 志麻って呼ぶの、俺だけが良いし。 [「にいさん」だと従兄と呼び名が被ってしまうことだし。] ん?気まずいってこと? [友達、で思い出した、彼が己を探していたきっかけとなった 友人の話題を出すと、どうにも歯切れが悪い。 恐らくまだ関係を明かしていないのだろうと思ったが 理由は予想外だった。 また小声。 そして終わりだというジェスチャー。] ……俺は志麻一筋だよ。 [わかっている。それでも、理屈抜きで誰かの目線を遮りたい感情。] (50) 2023/08/16(Wed) 0:03:36 |
【人】 田臥 志麻[愛情表現というものは難しい。 嫉妬心や独占欲がない訳では無いが、 今までそういう感情を飼い慣らしてきたことがなかった。 寧ろ、束縛されることを嫌っていた為に、 もやもやする気持ちも、それを威優に伝えることも、 まるで悪いことをしているような気分になる。 嫉妬していることを喜ばれるとは思いもよらない。 ────のに、 さっきみたいに嬉しそうに笑ったりするから、 ついまた口に出してしまいそうになる。] (51) 2023/08/16(Wed) 1:57:59 |
【人】 田臥 志麻[ほら、今も。>>50 威優が見せる独占欲にどきりとする。 呼び名一つ。 前までならそんなこと言われても呆れるだけだった。 威優は独占欲も嫉妬も分かりやすく伝えてくる。 煩わしいと思うことはない。 可愛いとすら言える反応に笑ってしまうくらいに、 ストレートに表現してくれるから好ましい。 それはきっと、同じくらいストレートに。 一筋だとも優しい声音で伝えてくれるからだろう。 不安も、不満も。 感じる暇もないくらい威優で満たされるから。] ……せっかく威優と同じ苗字になるのに、 旧姓で呼ばれるのはいいのかよ。 [エレベーターに運ばれる間に、 そんな遠回しな表現でしか返せない愛を伝えて。] (52) 2023/08/16(Wed) 1:58:35 |
田臥 志麻は、メモを貼った。 (a4) 2023/08/16(Wed) 2:29:43 |
【人】 大守 威優[これから長い年月共に過ごせば、 愛情表現の仕方にも変化が訪れるかもしれない。 言葉の重さや表情の裏に隠された感情を読み取る力が 上がれば、愛情の解像度は上がるだろう。 そんな時、すれ違いを起こさずに済むのは信頼関係が あるからだと思っていて、 それは数年後に自然に獲得することを期待するものではなく 今から意識的に培っていきたいと思っている。 志麻に同じ対応は求めないし、 違う考えや表現方法を持った志麻を愛している。 ただ、己の愛情表現がこうであり、 全方位に嫉妬してしまう、だけ。] (53) 2023/08/16(Wed) 18:26:53 |
【人】 大守 威優大守の「外」から呼ばれるならね、 勿論旧姓は寂しいなと思うよ。 [今でさえ、退職までの辛抱だと思っていても 大々的に彼が己のものだと喧伝したくて仕方がないのに。] だけど周りがみんな「大守」なら…… 本当は誰にも志麻の名前を教えたくない。 呼ばせたくないから。 [エレベーターまでの道程、歩きながら ぎゅうと強く抱き締めた。] (54) 2023/08/16(Wed) 18:27:11 |
【人】 田臥 志麻[愛情表現も、嫉妬の仕方一つだって違う。 違うからこそ、惹かれるものがあったのだろう。 名字も変わり、彼と同じものになる。 今だって転職するまでの間、 旧姓で通す我儘を聞いてもらっている状態だ。 名前だって幾度となく数多の人に呼ばれてきた。 ただの記号のようなものだと思っていたから、 自身の名の意味を尋ね、 大切にしてくれる威優が音にする自身の名前は、 他の誰に呼ばれるときよりも胸に響く。] 教えないのは無理だろうけど、 ……威優に呼ばれるのが、一番好きだよ。 [腕に力が籠もる様に双眸を細め、 応えるように、首を伸ばして頬に口付けた。] (55) 2023/08/16(Wed) 20:32:10 |
(a5) 2023/08/16(Wed) 23:53:35 |
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