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15:26:57

人狼物語 三日月国


81 【身内】三途病院連続殺人事件【R18G】

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視点:


【秘】 諦念 セナハラ → 商人 ミロク

生き延びる事は恥ずべき事。
生きて虜囚の辱めを受けず。

そう教わり、そう育った男は、己の身を恥じている。
それは死ぬまで変わらなかった。

「……牧師様のような事を言うんですね」

しかし貴方の言葉が、自分の救いになることを理解している。
けれども自分は救われるべきでないと、今も考えている。

「……。季節と言ってもね、
 常夏の島で生まれましたから。ああでも、」

許される事。想われる喜び。
全てをとうの昔に忘れた男は──、
いつか自分を許せるのだろうか。

「……その時こちらでは、鬼灯が実っていたそうです」

それは、誰にもわからない。
(-10) 2021/07/12(Mon) 13:18:19

【神】 諦念 セナハラ

雨が止んだ事に気付き、病院を出た。
泥濘に足を取られる事も無く、
地面を見下ろしながら歩いている。

ふと、地面の色が違う箇所に気付く。
商人は骨と一緒に埋める、と言っていたが。
ここである確証もなく、掘り返す理由もない。

……己が殺めた彼等の傍にいなくてはならない。
強迫観念にも似た思いが、男をそこへ導いたのかもしれない。
(G0) 2021/07/12(Mon) 13:40:18

【独】 諦念 セナハラ

/*
笑顔以外はもれなく墓下チップよ
慣れると汎用性高いわよ、首無し
(-12) 2021/07/12(Mon) 14:05:09

【独】 諦念 セナハラ

/* >>-10 >>-13
誕生日が決まっていなかったのでこんな返答に相成りました。
お盆〜残暑の時期をイメージしてます。
鬼灯の花言葉が不穏なのでそこからチョイス。
(-15) 2021/07/12(Mon) 14:57:56

【秘】 諦念 セナハラ → 遊惰 ロク

ミロクの遺体を運ぶ二人を見た。
メイジが行うならまだ理解できるが、
ロクは心境が変化したのだろうか。
今の自分に手伝える事は何もない。
踵を返し、宿直室へ向かう。
そして卓袱台の上に置かれたままの封筒を見れば、
少し困ったように頬を掻いた。

「んん、どうしましょうかね……」

加担する人間が増えたのならば、遺書も書き変えた方が良いだろう。
死者の言葉が伝われば苦労しないのだが……。

「…………、いや」

ふと、生前の会話を思い出す。
まるで死者と話したかのような言葉。
彼なら、もしかすると。

手術室で処置を待てば良いが、
もしも自分の存在を伝えられてしまえばそれこそ恥だ。
少し考えて、貴方がひとりになるのを待つ事にする。
(-16) 2021/07/12(Mon) 18:18:14
セナハラは、廊下の奥からじっと手術室を見つめている。
(a1) 2021/07/12(Mon) 18:18:43

セナハラは、自分も霊の癖に滅茶苦茶ビビった。
(a2) 2021/07/12(Mon) 19:30:46

【秘】 諦念 セナハラ → 遊惰 ロク

「……ああ、本当に見えるんですねえ」

あの時、普段ならば口にしないような本音を吐いてしまった。
こちらにも気不味さはあるが、
どちらかといえば申し訳なさが勝っている。
結局のところ、貴方の善性は守れなかったのだから。

「ね、共犯者さん。少し手伝ってほしい事があるんですよ。
 なに、貴方にとっても都合が良い筈です」

生前よく見られた笑顔が、そっくりそのまま浮かぶ。
此れが繕ったものである事は、
ついぞ誰にも知られないままだった。

手招きをすれば、律儀に廊下を歩いて宿直室へ向かう。
室内には入らず、廊下から中を指差した。
ニエカワの目の届く位置にいようとしているらしい。

「あれ、遺書なんですけれど。
 ここを出る時に、中身を書き換えて欲しいんです」

室内を覗き込めば、
卓袱台に一通の封筒が置かれているのが見える。
(-20) 2021/07/12(Mon) 20:40:33

【秘】 諦念 セナハラ → 遊惰 ロク


「どうぞ。特定の個人に宛てた物ではありませんので」

封筒には『此手紙を讀んだ方へ』と書かれていた。
封を開ければ、中には数枚の手紙が入っている。

『全て私が脅し關わらせた事です。』

という書き出しから、その遺書は始まる。
(-24) 2021/07/12(Mon) 23:09:56

【秘】 諦念 セナハラ → 遊惰 ロク

『彼の御父上に金を借りてゐました。』
『出世拂ゐとゐふ話でしたが催促をされ、
 返すあてが無ゐのでやむなく殺めました。』

『食糧が足りなゐ中、
 私は嘗て彩帆で食べた肉の味を思ひ出しました。
 だうしても死ぬ前に再度味わひたゐと思ひ、
 明治君を脅したのです。』

『私が殺し、彼に處理を手傳わせました。
 つまり彼は壱人も殺してなどゐません。』

『大變申し譯無く思つてをります。
 私の命だけでは拭ゑぬ罪とは思ゐますけれども、
 明治君は被害者と云へませう。
 だうかご容赦くださひ。』

内容に目を通せば、概ね罪の自供と
明治明という少年への恩情を願う物であることがわかるだろう。
(-25) 2021/07/12(Mon) 23:10:46

【秘】 諦念 セナハラ → 遊惰 ロク

貴方が読んでいる最中であろうと、男は構わず話し続けた。

「貴方も関わってしまったでしょう。
 ですから書き換えて、新しい遺書を作って欲しいんです。
 他にも都合が悪い事があれば、全て僕が行った事に。
 余所者の行いにするよりは、説得力があるでしょう。

 ……ああ、家族はいませんのでそこもお気になさらず」

汚名に関して興味が無いのか、それとも慣れているのか。
男は淡々と、己を貶めるようにと告げる。
(-26) 2021/07/12(Mon) 23:12:02
失格 セナハラは、メモを貼った。
(a3) 2021/07/12(Mon) 23:49:02

失格 セナハラは、メモを貼った。
(a4) 2021/07/13(Tue) 0:00:24

【秘】 失格 セナハラ → 遊惰 ロク

男からすれば、貴方も充分に子供である。
生きるべきだと諭そうとして、

「……。まあ、自分の命ですから。
 自由にすれば良いと思いますけど」

自分が教わった事を思い出し、やめた。
死ぬべきだとされる事と、生きるべきだとされる事。
その二つに差など無い。
せめて貴方達には自分の意思で決めて欲しい、
男はそう願っている。

「そこに新しい封筒と糊がありますから、
 入れて封をしておいてください。

 僕がこうして頼んだ事は伏せたまま、
 メイジ君に渡して頂けますか?
 ……僕がここに居る、とは知られたくないもので」

小さく苦笑した。
彼に合わせる顔が無いのだった。
たとえ彼から見えないとしても。
(-29) 2021/07/13(Tue) 0:56:57

【独】 失格 セナハラ

/*
物理的に合わせる顔が無いチップにしようか悩んだ
(-30) 2021/07/13(Tue) 0:58:19

【独】 失格 セナハラ

/*
繰り返し誤字に気付いたので自決しときます ザシュ
(-31) 2021/07/13(Tue) 0:59:25

【独】 失格 セナハラ

/* >>-34

なんでぇ!?!?
セナハラゎ……死んでもメイジクンの味方だょ…!!
(-35) 2021/07/13(Tue) 13:58:53

【秘】 失格 セナハラ → 遊惰 ロク

「ま、完全無罪ってのも難しいでしょうから。
 特赦さえ得られれば良いですよ。
 世間が彼を被害者と扱うのであれば、それでいい」

加害者として生きる事の苦痛は、知っているつもりだ。
被害者として生きる事の苦痛は、知らないのだが。

「他に頼む事はありませんよ。……あ、いや」

会話を終わらせようとして、思い出したように貴方を見る。
“彼方”
の共犯者
にはしておいて“此方”にはしない、
というのは筋が通らないだろう。

「少しの間だけで良いので、目を閉じてもらえませんか」
(-41) 2021/07/13(Tue) 20:50:47

【独】 失格 セナハラ

/* >>15

イエ〜〜〜〜〜〜〜〜イそうです自殺で〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜す☆彡☆彡☆彡
(子供に自殺を手伝わせた大人ですの札を首から下げる)
(-42) 2021/07/13(Tue) 20:54:47

【独】 失格 セナハラ

/* >>-42

首無かったわ
(-43) 2021/07/13(Tue) 20:55:29

【秘】 失格 セナハラ → 遊惰 ロク

その頭部に手を伸ばす。
案の定触れる事はできず、ただ虚しくすり抜ける。

それでも。
撫でるように、掌で頭の形をなぞった。

「……はい、おしまい。
 もう目を開けて良いですよ」

貴方が目を開ける頃には、もう手を下ろしている。
本当は見られても構わなかったが、貴方は拒むだろう。
貴方がこの手を求めていたのは今ではなく、
ずっと幼い頃だったであろうから。

全てが過ぎ去り、今となってはどうしようもない事だと理解しながら──、
そうしたかったという只の自己満足だ。
(-45) 2021/07/13(Tue) 22:27:08

【独】 失格 セナハラ

/* >>16 >>17

ゥオエア…………………………
ゴメンネエ………………………………
アリガトオ………………………………………
カワイイネエコドモタチ………………………………………
(-46) 2021/07/13(Tue) 22:47:28

【秘】 失格 セナハラ → 遊惰 ロク

視界の隅に捉えたままの少年に、一瞬目をやった。

「そうですね。
 まあ、僕はニエカワくん次第ですが」

貴方がどんな選択をしようと、
停滞する己から見れば進むことに変わりはない。
だからこそ、別れの言葉はこのひとつしかなかった。

「……いってらっしゃい」
(-69) 2021/07/14(Wed) 13:15:20

【秘】 失格 セナハラ → 首枷 ニエカワ

「……お待たせしました」

短くそう言うと、貴方の傍らへやってくる。
たとえ目の届く場所にいても、やはり離れるのは不安だった。

「ニエカワくんはこれからどうしますか?
 僕はその、きみの傍にいますから。きみが決めてください」
(-70) 2021/07/14(Wed) 13:22:50

【秘】 失格 セナハラ → 首枷 ニエカワ

手を握られれば、僅かに身体が強ばってしまう。
それを悟られないように、笑みで誤魔化した。

「成仏は……できないと思うので。
 僕が行くのは浄土ではなく、地獄でしょうから」

男は己を加害者とみなしている。
対して貴方は間違いなく被害者であり、
生前の行いに非などひとつもない。
この地を離れれば二度と会うことはないだろうと、思っている。

──そうなってしまえば、己の罪は一体誰が許してくれるというのだろう?


「僕も、ね。ニエカワくんがいてくれれば、良いんです」

貴方と同じ言葉を返す。
されどその言葉の裏には、天と地程の差があった。
(-73) 2021/07/14(Wed) 14:09:41

【秘】 失格 セナハラ → 首枷 ニエカワ

ひゅ、と止まった筈の息が詰まる。
首筋に触れる手が、まるで首輪のように思えた。
己を罰する男の魂は、
愛情という名の呪いによってのみこの地に留まるだろう。

「……、はい。誓います」


永遠を誓う言葉を、小さく呟く。
その永遠に未来などひとつも無く。

──……結ばれた縁の色は、もう見えない。
(-77) 2021/07/14(Wed) 15:52:32

【秘】 失格 セナハラ → 首枷 ニエカワ

何の抵抗もせず口付けを受け入れる。
覆水は盆に返らず、後戻りなどできやしない。

目を細め笑う少年を見て、思う。
自分はいつかきっと、逃げたくなる。
しかし貴方は、絶対に自分を離さない。
だからこそ、赦されたと安堵できるのだ。
……一人では難しい約束も、二人でなら守れるから。

この枷は、罰を求め続けた男に相応しい。
(-79) 2021/07/14(Wed) 18:25:04
セナハラは、遠くから見守っている。
(a18) 2021/07/14(Wed) 20:56:40