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人狼物語 三日月国


57 在りし日の記憶、邂逅に微睡み

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到着:走馬灯 ネリー

【人】 走馬灯 ネリー

[ ネリーが通う学園は、その日も始業前は喧騒に包まれていた。

近づく文化祭に、クラスにいる生徒は友達同士で集まり「私の教室はメイド喫茶するから来てね!」や「お、お化け屋敷?!お、俺は行かないからなっ」と話している生徒がいたりと、どこにでもある普通の日だった。

ただ、ひとり不穏な予言をする生徒がいたが誰一人信じる者はいなかった ]
(8) 2021/01/30(Sat) 17:47:27

【人】 走馬灯 ネリー

[ その予言から、いく日かたち
ネリーは、図書委員の特権で図書室横にある資料室の一部をノスタルジックな本が読める喫茶店にしようと考えていたし、文化祭当日はたくさんの茶番とケーキを準備していた。 ]

あっ、ケリー!イタズラは
めっ!ですよ?

[ ネリーは双子の兄のケリーを肩の上に乗せて、テーブルのセッティングをした。

しかし、皆んなが楽しみにしていた文化祭は一人の少女の悲報から始まり混沌としたものになっていった…  ]
(9) 2021/01/30(Sat) 17:48:07

【人】 走馬灯 ネリー

[ ネリーは、文化祭から今度はその前の幼少期の記憶までをゆっくりと辿っていった。 ]

これが、走馬灯…と言うものなのでしょうか…*
(10) 2021/01/30(Sat) 17:49:19
走馬灯 ネリーは、メモを貼った。
(a1) 2021/01/30(Sat) 18:09:59

【人】 走馬灯 ネリー

[ 人がどんどんと襲われ
見えない敵に恐怖し、仲間を疑い処刑していった

文化祭の始まる直前まで
皆、忙しなくどこか楽しそうに笑いあい
準備していたのに…。 ]

にゃー

[ 肩の上のケリーは私を慰めるように顔を擦り付けた

この、隔離された学園からは出られない。
クラスはバラバラの生徒達。
親しい、同じ図書委員の子も多くの生徒も
そこにはいなかった。

誰かが言った

「これはまるで人狼ゲームみたいだ」


という言葉が頭から離れなかった。 ]*
(32) 2021/01/31(Sun) 11:54:50

【人】 走馬灯 ネリー

[ いつからだろう。
議題の取りまとめ役になり
処刑の採決をとり

処刑
を言い渡し始めたのは…

信用されたことは嬉しかった。
寡黙で、あまり喋れない私を信じて
着いてきてくれる。

けど、
私は誰も信じられなかった


信じられるのは私の唯一のケリーだけ ]
(41) 2021/01/31(Sun) 18:05:46

【人】 走馬灯 ネリー

[ 今日も一人の生徒に処刑を言い渡した
カーテンの隙間からは稲光が
雨音の激しい音が聞こえた ]


にゃーに゛ゃぁああああ

[ ケリーが激しく叫んだ
その声と大きな雷の音

そして、窓に稲光と一緒に一瞬うつった
赤い瞳
の人ならざる…


きっと、それが私の生きている間に
見えた
最後
の景色だった ]*
(42) 2021/01/31(Sun) 18:07:06

【人】 走馬灯 ネリー

ほら!ほんばっかりよんでないで!
そといこ?こんなにはれてるんだから
そとにでないとそんだよ!

[ そういって、私の手を引くのは
私と似た顔立ちなのにきらきらと光る
笑顔の大好きな私の双子の兄のケリー。

これは、まだケリーが猫になる前の
幼い日の幸せな日常の記憶だ。
私はたゆたう感覚の中で
その幸せな記憶を見ていた。

私は本が好きで家の中が好き
兄は動くのが好きで外が好き
私は無口で表情が変わらない
兄はよく話しよく動く表情で
正反対の双子
けど、顔立ちはそっくりだった ]

きょう○○ちゃんと○○ちゃんのおねえちゃんとあそぶやくそくしたんだ!
ぼくのだいすきないもうとのネリー
つれていくっていったから、いっしょにいこう!ほら!

[ 兄はすぐに色んな人と仲良くなれる。
私とは真逆だ。
羨ましくて、少し妬ましい。けど、私はきらきら輝く兄が大好きだった。
私の暗い気持ちの殻をその笑顔と強引さで明るく照らして引っ張り出してくれる。 ]
(82) 2021/02/01(Mon) 21:43:58

【人】 走馬灯 ネリー

[ 流れる記憶、昔住んでいた家の近所の優しいお姉さん。
私にもケリーにも優しくしてくれた。

親戚のお兄さんは、ケリーのやんちゃに呆れながらも
いつも優しくぽんぽんとケリーの頭を撫でてくれた。

ケリーがきっかけで公園で遊んだ姉妹
とても大切な友達だった…。

私のあたたかい記憶にはいつもケリーがいたのに…。
それは突然だった ]
(83) 2021/02/01(Mon) 21:44:43

【人】 走馬灯 ネリー

…にゃあ

[ この記憶は…

私は部屋で月明かりに照らされた窓辺の机に読み終わった本を置いた。
その時、部屋の扉近くからか細い猫の声がして振り向いた。
血塗れの猫が、懸命に爪が絨毯にひっかかりながらこちらに歩いてきていた。

不思議と怖くなかった。
ただ、助けなきゃとその猫にかけよった。]

ケリー?

[ そんなわけないのに何故かその猫に
双子の兄の名で呼びかけていた。]

にゃあ…

[ 返事をするように鳴いた。


血塗れの猫を拾った日から兄の姿を見かけることが無くなった。


親も親戚も友達も学校の関係者も兄を探した。捜索願いも出した。
けれど、兄は見つかることは無く。 ]
(84) 2021/02/01(Mon) 21:45:25

【人】 走馬灯 ネリー

ケリー、ごはんだよ?

[兄が居なくなり、どこから拾ったかわからない猫に私が兄の名を呼ぶことに両親は兄を失ったショックからだろうと思ったようだ。
私が兄を呼ぶと悲しそうな顔で私とケリーを見る。

私はいつか兄が人間に戻ると信じている。
信じていた…まさか、その前に私が死ぬなんて…

記憶の映像が一旦とぎれた。

どうか、ケリーは人狼に殺されませんように…。
走馬灯が流れる中、ただただそれを願った]*
(85) 2021/02/01(Mon) 21:45:43