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【秘】 黒眼鏡 → マスター エリカ/*ありがとうございます。 襲撃、承知しました! 事前・事後でなにかしら直接RP進行したい場合は、 お名前いただけましたら幸いですとお伝えください。 モブ警察が突入してくる場合などは、こちらは抵抗せず逮捕されますね。 (-156) 2023/09/15(Fri) 14:01:28 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 黒眼鏡「……ここ?」 どこの電話番号だろう。 半ば押し付けられた紙切れを断るわけでもなくきちんと受け取った。 教えてもらえるかなと視線は送ってみる。 意図は伝わるだろうから、答えてもらえれば教えてもらえるということだし、そうでなければ深く問い詰めはしない。 褒めて伸ばされると満足気なのだが、明後日に向いた視線にはジト目をまた。 「そう忘れることないだろ、……も〜。 今度の誕生日覚悟してろよ」 何せこちらも稼ぐ手段は手に入れたのだから、といったところ。 とりあえず本日の甘やかしは素直に受け取るわけだが。 ぴょいと立ち上がって、じゃあ帰ろうかとする前。 「……あ、そうだ」 ちら、と見上げる。 が、すぐに続きの言葉は紡がない。じ……。 (-157) 2023/09/15(Fri) 14:07:26 |
【魂】 花浅葱 エルヴィーノ「覚えてるかもしれないけど、言う手段が施設への連絡しかないし。身寄りがないから両親にってわけにもいかないしね……っと、ここだ」 デートという言葉には、冷めた目であっそう、と返して。 面会が許されている病棟の方へと向かう。 エレベーターでいくつか階をあがって、建物の奥。 日当たりの良いある一角の部屋のベッドの上に、彼女は居た。 「やぁ、ラーラ。 暫く振りだね、今日はお客さんを連れてきたよ」 黙っていれば美人だが、元々大人しくて地味で。 悪く言えば狙われやすいタイプの女だ。 目線は合うものの、返事はない。 調子が悪ければ暴れたり泣いたりするのだが、今日は落ち着いた様子で、おとなしい。 もしかしたら職員の誰かが散歩をさせてくれたのかもしれない。 「キミが好きだった人、……覚えてるだろう?」 女の視線はあなたへと向かう。 (_8) 2023/09/15(Fri) 14:21:18 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 陽光の元で ニーノ「へぇ、よく覚えてるね」 「10年前に交通事故に遭って施設を移動した。 キミ達には伏せられてたはずだけど……ただの事故じゃなくて、麻薬中毒になってたから……」 養育院はあくまで身寄りのない子供を育て社会に戻すのを役割としている。 ただの交通事故ならともかく、薬物依存を起こしている少女を診るような、そんな余裕など何処にもない。 少女は事故の後、病院に送られ、その後薬物依存症のリハビリ施設へと送られたのだ。 「きっかけはもうあまり覚えてないけど、友達だったんだ」 「それだけ」 声は努めて淡々と、冷めた様子で。 (-158) 2023/09/15(Fri) 14:34:51 |
【秘】 月桂樹の下で ニコロ → 無敵の リヴィオ「嫌だよ。書類仕事も増えるしな。 しかしお前も断っていたとは驚いた。」 冗談を言いながら。 貴方の言葉に深く、今度は頷いた。 「ああ。こういう言い方をしたらなんだが、 落ちるときは俺も一緒だ。上がる時も、な。」 「アリソン女史についてだが あの人はマフィアを憎んでいる。 とことんマフィアを潰すつもりだし手段も選ばねぇだろう。 まあ、今のところは従ってよさそうだよ。」 ただもしもの時は。 自分たちが、彼を。そう含ませた。 (-159) 2023/09/15(Fri) 14:42:59 |
【赤】 月桂樹の下で ニコロ『気を付けておく。 そちらも十分に気を付けて。』 グラスに軽く口を付けて 酒精を煽る。一口、二口。 『カンターミネまで無事に摘発出来たら。 次はルチアーノで問題ないだろうな。 もしくは、危険と判断したら次でも。』 嗅ぎ回っているなら早々に。 淡々と冷たい文面を綴りながら、船に揺られていた。 (*15) 2023/09/15(Fri) 14:47:36 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>33 ニーノ たまたま通りかかっただけだった。 貴方より先に外に出ていて、街の様子を見てから 此方の様子も、と足を伸ばした先のこと。 「こんなところで飯か。珍しいな。」 祈りを捧げている様子でもなさそうだから ふんわりと、声を掛けた。 (34) 2023/09/15(Fri) 14:49:28 |
【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 法の下に イレネオ「……そう、睡眠薬」 「寝れないんだよね、いつも」 その表情は、はぁ、言わされてしまったと拗ねたようにしていて。 いつも”寝るの忘れちゃうんだよね”などと言っていた事とは違うことを認めた。 「……寝ようとしても昔の夢を見て、起きてしまう」 「深酒すれば多少は寝れるからいつもはそうしてて……、深酒するから朝は食べたくないし、夜は深酒したいから食べない」 「それでも無理が来るから、必要なときだけこれを飲んでる」 あなたたちに食べさせられる昼食は、男にとっての命綱だ。 もっとも、こういう生活を続けているお陰で胃は小さく弱いから、それでなんとかなってしまっているのが現状なのだが。 はぁ、と大きく息をついて閉じた目元には、やっぱり消えぬクマが目立っている。 「マフィアから物を買うのは悪いとはわかってるけど。 市販のものは効かないし、今はまだ警察辞めたくはないから……情報探りながらこういう買い物してた、ってわけ」 ちなみに、捜査に必要だと思えば麻薬だって買うけどねと付け加えて言う様子は、まったく悪びれてない。 これはこの男の通常モードだった。 (-160) 2023/09/15(Fri) 14:51:46 |
【秘】 Chiavica テオドロ → 口に金貨を ルチアーノ『お休み以外にも余計な物が沢山降ってきますが』 『だからこそたまの休みくらい、 有意義に使ってやるべきなんでしょう』 連絡を終えれば、腹も括ったものだから後は早い。 服を直感に任せて選んでは早々に支度を終えて、 約束の時間より明々白々に前倒しで着くだろう男は、 何処かで時間を潰すでもなく、ただじっと待っているつもり。 「……ただ遊びの約束を入れるのは何時ぶりだろうな……」 薄い色のジャケットにラフなジーンズを合わせた秋らしい装い。 表立って出掛けるとなれば意外と飾り気が湧いてくるもので、 相手とつり合いがとれていればいいんだが、くらいは考えていた。 (-161) 2023/09/15(Fri) 15:37:17 |
【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ「本当に何ですか?あなたらしくもない。 ……本格的に忙しくなるのはもっと後でしょうし、 まだ差し上げられる時間はそれなりにありますよ」 軽口を交えて、こちらはやはり、 あくまでいつも通りで振舞おうとしている。 動揺をするのは決して自分の役目なんかじゃないから。 「手入れは前日に粗方済ませたので今からでも大丈夫です」 「それに一日くらい俺がサボっても文句は言われないでしょう」 話の続きが気になりはしたので、花の世話を早々に切り上げるつもりで。ここで早く本題を言えと宣うのも、あまり粋な男のそれではない気がしたし。 (-162) 2023/09/15(Fri) 15:46:05 |
【魂】 口に金貨を ルチアーノ「……あ?」 あなたの言葉に怪訝な声と表情を向けたが、咳払いをすればそのまま彼女に近づいて膝をついて目線を合わせた。 「Buon giorno、ラーラ。 見ないうちに随分きれいになったね。 見舞いの季節の花は貴方ほど華やかではないけれど、 きれいなものを揃えてきたよ。 飾っておくから眺めて少しでも元気になって欲しいな」 歯の浮くような台詞を笑顔とともに送ってみせる。 しばらく視線を合わせようと見つめ続けるが、反応がなければ花瓶に花でも移しに行こうとするだろうか。 (_9) 2023/09/15(Fri) 15:48:45 |
【秘】 黒眼鏡 → 陽光の元で ニーノ「俺が忙しくなって、お前と会えなくなって、そして何か困ったことがあるまでかけるな。 先方は商売されてる方だからな」 約束だぞ〜、と指も出さずに言う。 つまりは今は教える気がないらしい。 ──もしあなたが後程検索してみても、ホームページなどに乗っている番号ではない。 「最近自分のトシすら忘れるからな」 おっさん臭いことを言いながら笑って、 あなたを見送ろうとカウンターに肘をついたところで、見上げる顔に気が付いた。 「ん?」 なんだよ、と伺うように目線を返して。 「……」 「なんだよ」 すぐしびれを切らした。根が短気なのだ。 (-163) 2023/09/15(Fri) 15:55:45 |
【秘】 Chiavica テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ「その是非を重ねて語るのは、 やはり俺では無責任だから端から考えません」 「ただ、選択をするというのは、 いつだって確かな価値がある行動ですから。 それが罪に問われるものではない、 ならば少なくともある程度の便宜を図ってやるのが、 価値ある人間のすることでしょう、ねえ」 これは決して善意によるものではない。 己の価値を押し上げるための足掛かりに過ぎないのだと。 嘘ではない、丸っきりの本音でもない、 やはりいつもよりか、幾らか柔らかい態度で言う。 「……我々の人生の周囲にはどうも、 ろくでなしも、人がいい奴らも多いようで。 前者を縊り、後者を守る。 俺はあくまでその仕事を全うしているまでですから」 出来ればあなたもそう在りなさい。ケダモノだって。 正義感も誇りもなく。自己価値の顕示に従って動く男は、 何か満足の行くものを得たのか。薄い笑みを浮かべていた。 (-164) 2023/09/15(Fri) 16:17:24 |
【人】 Chiavica テオドロ「寓話では天罰が降りる物言いですね」 大きいものを選り好む欲張りは、 大抵ろくでもない末路を辿っていたような気がする。 食える時に食っておくのが悪いことだとは思わないから、 これはただの軽口程度ではあるんだが。 「まさか。この程度で助けただなんて。 ハードルが低いにも程がありますよ、アリーチェ」 いつの間に一切れを胃に収めていたのか、 二切れ目に手を出している。甘めのフィリングが丁度良く腹に溜まっていい気分だ。 「ただ感謝は減るものでもないでしょうし、 有難く受け取っておきます。 いいですか。次は堂々と出してください」 この日さえ乗り越えてしまえば、 心理的ハードルはそれこそ低まっているだろうが。 終いに小言をつけないと気が済まない性分なのだ。 #警察署 (35) 2023/09/15(Fri) 16:25:32 |
【秘】 黒眼鏡 → オネエ ヴィットーレ「よう」 ――陳腐な表現だが、まさにそのとおり。 ハチの巣をつついたように、ファミリーの上から下までが走り回ったその日の夕暮れ。 『Collare』の前か、それともアジトの廊下か。 兎にも角にも他の誰もいない場所で、 壁に背を預けてあなたを待っている男がいた。 「景気はどうだい」 (-165) 2023/09/15(Fri) 17:20:41 |
【秘】 黒眼鏡 → pasticciona アリーチェ――あの『反社会組織取締法』初の逮捕者が出たあと、 そしてあなたが教会に立ち寄る日。 礼拝堂の前で、上は柄シャツ、下は短パンにサンダル履きというラフにもほどがある格好でうろうろとしている男がいる。 彼は何かを待っているよう、 あるいは冬眠を控えた熊のように 妙に重たげな動きで足を引きずり、 ぺたぺたと足音を響かせていた。 「お」 …そんな男の顔が、あなたの方を見てぱ、と上がる。 #教会 (-166) 2023/09/15(Fri) 17:28:11 |
【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラこういう時、お喋りな奴ほど言葉が出ないのはなぜだろうか。 恐らく、その大半は後になって同じ事を口にする。 『言いたい事が多すぎて何も言えなくなっていた』と。 カンターミネもまた、そう口にするだろう。 「なっ」 なんでこっち来ちゃうんだよせめてそこにいた方が濡れなくて済むだろよかったじゃないよなに笑ってんだよあーあー雨が当たっちゃって。 「い、」 一体いつからそこにいたんだよまさか朝からとか言わないよなそうだよな今日仕事のはずだろって事は来たのはさっきだろ昼とかも言わないだろ幾らエーコでもそうそう早退とかしないだろうしいや半休か?いやそこはどうでもいいんだ今なんつった帰ってこないかもって? 「ま……」 まさかとは思うが心配だったとか言う気か?だからってこの雨ん中で膝抱えて待ってたって?本気で言ってるのかおいおまわりさんがこんなモーテルの前で座り込んで誰かに見られたらそれこそ怪しまれるだろ、心配してたんだとしたらあの法律の事だってわかってるだろわかっててここにいるのかそんな訳ないだろ思い上がりすぎだろ俺いやそうじゃなくてああもう。 言葉の欠片だけ、雨よりもずっと少なくぽつりぽつり。 疲労と混乱でこういう時ばかり動かない頭の代わりに、 ひとまず動く身体で近寄り、小さな傘をぐっと あなたの方へと傾けた。ほとんど密着するような距離で、 また口をもぞもぞ動かして、あー、とか、うー、とか、 そういった欠片の後にやっと一言。 「……ただいま、エーコ。」 零した後に、ため息もセットにして、やっと頭が回りだした。 「……これ以上濡れたら風邪ひくぞ、とりあえず入ろうぜ」 鍵を開けて、中へと誘う。 どうせ客は来るまい、看板は『chiuso』のまま。 (-167) 2023/09/15(Fri) 17:37:16 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 花浅葱 エルヴィーノ――麻薬中毒。 単語を聞けば驚いたように目を瞠る。 何も珍しいことじゃなかった、昔は。 何も珍しいことじゃなかったから、今は素直に胸が痛む。 養育院で過ごすような幼い少女が薬物に依存する理由を思えば、それが明確に分からずとも視線は落ちた。 「……そ、だったんですね」 聞こえる声は淡々としている。 聞いたこちら側の色の方が落ちてしまって、申し訳ないような。 「あの、……えっと」 でもそこまでを聞いたからには、最後まで確認したくて。 何かを安心したかったのか、それとも。 「今も――友達ですか?」 「……ラーラは、元気?」 (-168) 2023/09/15(Fri) 17:41:16 |
【人】 陽光の元で ニーノ>>34 ニコロ 「ひょえ゛」 こんなところで声がかかるとは思わなかったから変な声が漏れた。 びくっっっと分かりやすく身体が震える。 「ッ、い……に、……ニコロせんぱい? あ、ニコロせんぱいだ……」 見上げて誰かを認識すれば一先ず落ち着いたものの。 一度飛び上がった心臓は簡単に拍数を落としてくれるわけじゃないから、しばらくちょっとどぎまぎな感じ。 「……え、と。 街、今日はちょっとみんな……ぴりぴりしてるじゃないですか。 署もなんだかざわついてるから。 ちょうどいいなって、ここ来て……」 「ニコロせんぱいは……見回り? こゆところも、見るんですね」 #共同墓地 (36) 2023/09/15(Fri) 17:45:12 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 黒眼鏡「ん〜〜〜……? わかった、にいさんが会えないぐらい忙しくなるのちょっとやだけど……」 あ、これは言ってもらえないやつだなと理解すればやっぱり深追いはしない。 代わりに子どもじみた言葉を一つ落としたわけだが。 こちらも先程一方的に約束を吹っ掛けたのだ、貴方からの約束も勿論受け取るので頷いた。 年齢に関してはおじさんくさい……なんて思いながらも。 すぐ痺れを切らした様子には少し笑う、そうして。 [1/2] (-169) 2023/09/15(Fri) 17:56:11 |
【秘】 陽光の元で ニーノ → 黒眼鏡「――Papà gambalunga」 最近、人から聞いた単語を形作り。 「……するのもいいけど。 突然の冷凍蟹のチョイスはやっぱりどうかと思うよ。 おいし〜けどさ」 まあもしかしたら違うかもしれないけれど。 別にそうだったとしても言いたいことは変わらないから、このまま。 「後……人のことばっかじゃなくて。 自分にだっていっぱい……同じぐらい心かけて。 大事にして、……そんだけ」 で、最後にはえい、と。 拳を作れば貴方の胸を小突こうとした、全然痛くはない。 それが叶っても叶わなくても、男はぴょいと離れて扉の方へと駆けていくだろう。 逃げるようにそうしたのは、伝えてからなんだか気恥ずかしさが湧いたから。 「――じゃ〜〜〜な、にいさん!また!」 それでも最後の挨拶だけは振り返ってちゃんと伝えた。 すぐにぱたぱたと忙しない足音が、店から遠ざかっていくことだろう。 [2/2] (-170) 2023/09/15(Fri) 17:57:08 |
【人】 月桂樹の下で ニコロ>>36 ニーノ 「 うお!? や、悪い。驚かせるつもりは無かったんだ。」 分かりやすく驚いた貴方に 此方も拙い、と思ってわたわたと両手を振った。 申し訳なさそうに眉が下がる。 「おう、ニコロだぞ。 見回りっつうかなんつうか…およそお前と同じだよ。 署はざわついてるし、街も何だか沈んでるからさ。」 「偶にはこういうとこも行ってみるかなぁ、ってな。 そしたら飯食ってるニーノが居たって訳だ。」 見回りに出たは良いけれど 今日は青天の霹靂で、どこもかしこもざわついているから。 「ああいう空気は苦手か?」 安心させるように笑いながら問いかける。 好む人間の方が少ないだろうけれど、気遣うように。 (37) 2023/09/15(Fri) 18:03:16 |
【魂】 花浅葱 エルヴィーノ「うわ……」 最早それ以上は突っ込むまい。 二人が再会する様子を、男は黙って見守っている。 ラーラはじぃっとあなたの目を見つめたまま、暫く言葉を発しなかったが、やがて何を思ったのか、何かを言いたそうに口をぱくぱく動かして、にこりと笑った。 「珍しい。 僕だって暴れないようになるまで結構時間かかったんだけどな」 その口ぶりから、男がここに何度も足を運んでることが伺える。 事故に遭って最初は病院に入院していたが、退院後はすぐこの施設に移送されている。 養育院はあくまで子供を保護して育て、社会に出して上げる場所。半身不随で薬物中毒になった子供を更生させるような場所では、決してない。 (_10) 2023/09/15(Fri) 18:03:24 |
【秘】 路地の花 フィオレ → Chiavica テオドロ「私だっていつも同じようにいるわけじゃないのよ、女っていうのはいろんな顔を使い分けるものなの」 あなたがいつも通りにしてくれるのなら、こちらも段々いつもの調子が戻ってくる。 軽口を返し、あなたが乗ってくれそうなのを感じて立ち上がる。 「テオはマメすぎるのよね」 「1日と言わずもっと人に任せたって良いのに」 だからこそ好感を持っているのだけど。 あなたが準備出来るのを待ってから、「人気の少ない場所に行きたい」と伝えて。 だから、今回向かうのはきっとカフェのようなところではなくて。 あなたから提案がなければ、海沿いの道を歩いたりするのだろう。提案があれば、そちらに乗るつもりでいるようだった。 (-171) 2023/09/15(Fri) 18:17:12 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → 口に金貨を ルチアーノ「あらぁ、いきなりね。高く付くわよ〜♡」 なんて、迎えるヴィットーレは普段と変わらず。 今日一日の喧騒なんて無かったかのように、 カウンターの中で頬杖を着いてあなたに手を振る。 「一通り在庫は揃ってるわ。好きにしなさいな。 今日のデートはピクニックなのかしら?」 カウンターのゲートを開けて中に入るよう促して。 薄暗い店内の灯りをつけた。 (-172) 2023/09/15(Fri) 18:18:42 |
【秘】 オネエ ヴィットーレ → 黒眼鏡きっとそれはアジトの中。 部下に色々と指示を出して、 それから書類仕事をそれなりにこなして。 日も落ちた頃に、そろそろ区切りをつけようと 片付けをしてから部屋を出た、その時のこと。 「場末のバーはいつだって赤字よ。 でも、お客様の楽しい笑顔が見れるから心は黒字ね♡」 なんて、くすくす笑いながらあなたを横目に見て。 「どうしたの?贈り物なら孤児院にお願いするわ。」 (-173) 2023/09/15(Fri) 18:21:53 |
【人】 陽光の元で ニーノ>>37 ニコロ 「だ、だいじょーぶです! ぼんやりしすぎただけですし、オレが……」 貴方が申し訳なさそうにしたのでこちらもちょっとだけわたついたが。 普段通りに話を進めて、至る経緯を教えてくれたこと。 そうして最後にはこちらの心情を思うように笑ってくれたから、どぎまぎも次第に落ち着いてきて。 「ん、……ニコロせんぱいも一緒だったんですね、そっか。 苦手っていうか……ええと」 「……いや、苦手かなあ」 別の言葉の方が相応しいかと考えたものの、選ばれた言葉が正解な気もしたので結局は頷く。 クロスタータはまだ半分は残っていて、手元のそれに視線を落とした。 「ニコロせんぱいは、その…… 今回決まったあの法のこと……どう思ってます、か?」 「賛成とか反対とか……いや。 反対したところで、もう決まっちゃってるんですけど…」 #共同墓地 (38) 2023/09/15(Fri) 18:31:06 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → Chiavica テオドロあなたを待たせて時間丁度にやってきたのは、 薄茶色のサングラスを掛け、秋の新作の細身のコートを纏った 控えめに見てもどこかの良いところの坊っちゃんだ。 軽薄そうな態度を取ればナンパ男に早変わりであろう絶妙な出で立ちだった。 「テオドロ、会いたかったぞ」 大衆の前では飾った言葉を使うが、飲みを交わしていれば貴方には忖度なく言いたいことは言う男だ。好感の態度を無理に作ってる様子は見えなかった。 「仕事や女はうまくやってるか? お前さんみたいなやつが身を固めたらこの国も安泰だと思うんだがなあ」 軽口を叩きながら、行くかと調子良さそうに人通りがある方を指した。 ここは金を払う方のビーチだったか、自分は気にしないが貴方が大衆の前で肌を見せたがらない生娘のような性格かは測りかねている。 (-174) 2023/09/15(Fri) 18:37:36 |
【秘】 黒眼鏡 → オネエ ヴィットーレ「心の黒字で勘定できるなら、 うちだって三ツ星レストランだよ」 からりとした笑みを浮かべながら、腰をとんとん叩くそぶり。 「こんなとこまでもってこねえって。 いやなに、最近腰が重たくてね」 「カポらしく、情報収集でもと思ってな」 「あとそうだな、 孤児院に届けるならなにがいいかね」 本気なのか冗談なのか。 (-175) 2023/09/15(Fri) 18:38:31 |
【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ「んー?」 その欠片だけで、不思議と。 言わんとすることの大半が分かったような気がしてまたへにゃり。 「ありがとお。」 あんまり変わらない背丈の2人がひとつの小さな傘の下。 それでも少しだけ大きい女は、ほんの少し屈む形でもう少しだけ身を寄せた。 頬の水滴を軽く拭う。そんなしぐさでも小指のエナメルが目に留まった。 はあい、とゆるく首肯をしてまた軒先へ。 あなたが鍵を開けるまでの間、ようやく少し濡れた眼鏡を気にしてガーゼのハンカチで拭った。 誘われるまま屋内へ足を運ぶ。先日と同じように、靴底が床を叩いて鳴らした。 「…忙しかったでしょお、今日〜。」 世間話、というには真に迫っている。 たった1日で、がらりと世界が変わってしまった。 (-176) 2023/09/15(Fri) 18:40:17 |