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人狼物語 三日月国


81 【身内】三途病院連続殺人事件【R18G】

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視点:


【秘】 奔放 メイジ → 発熱 ニエカワ

「……うん、もちろん。
 オレたち、もう友達……だよね」

伸ばされた手は、力なく降ろされた。
止まない雨はないはずだ。あなたのほうへ顔を向けて
できるだけ不安にさせないようにと、片目を細めた。

「でも、きっとこれからもっと出世して
 大人になって、なんでもできるようになるんだ」

日々進化し続ける文化みたいに、のし上がりたい。

「親父みたいにはなりたくない」

そう語る声には、冷ややかな温度が混ざっていた。

「定職にもつかないで、家に閉じこもって
 酒しかのんでいないような、人間にはね」→
(-222) 2021/06/30(Wed) 18:12:36

【秘】 奔放 メイジ → 発熱 ニエカワ

「そして最後には、無残に死んでいくような」


そんな情けない人間には、なりたくない。→
(-223) 2021/06/30(Wed) 18:15:50

【秘】 奔放 メイジ → 発熱 ニエカワ

「……もう寝よっか。起きててもはらぺこになるだけだし」

いやな話してごめんね、と付け足す。
病人をいつまでも起こしておくのも、よくないと思った。
できればあなたにはよくなってほしいからだ。
(-224) 2021/06/30(Wed) 18:21:25

【秘】 療育 クレイシ → 遊惰 ロク

カラリとした笑みに隠された意図に気づけなかった。それほど、男は心をすり減らしていて。

「……そりゃあ、不安だよ。こんなにも荒れた天気、過去一番酷いものかもしれない。
川の水は溢れかえっているだろうし、土砂崩れだって起きているかも」

一度口を介してこぼれた感情は、止められそうになく。

「何度も何度もあの子には『危ないから大人しくしていて』と言っても聞いてくれない!いなくなってしまえばまず問い質されるのは担当していた俺だ!
大人には子供を守る責任があるなんて言われているのに、子供は大人の気持ちなんてちっとも理解してくれない!

ああッ、くそっ、ただでさえこっちはあの女の行動で腹が立っ──」

のし掛かる重荷への嘆きを叫ぶように吐き出していたが、途中で自分の口に手を当てて目を逸らした。

「……ごめんね。君に聞かせることではなかった」
(-225) 2021/06/30(Wed) 18:45:24

【秘】 発熱 ニエカワ → 奔放 メイジ

「友達……」

そんなこと言ってくれた人は初めてで、こみ上げるものを押さえるように言葉を詰まらせた。

「うん、友達……だよ」

力なくおろされた手に触れようと手を伸ばした。
貴方が嫌がらなければそっと重ねられるだろう。

「大丈夫……アキラならできるよ。
 頑張って働いてるし…お父さんより、ずっと立派……」

だから君はお父さんと同じようにはならない、と意味をこめてほほ笑んだ。

「そうだね……セナハラさんが食料探してくれるって言ってたから……きっと明日は食べられるよ。
 おなか一杯にとはいかないかもしれないけど……」

お休み、と告げて布団を引き上げ相手にかけてやる。
自分は端っこに少しだけもぐりこんで目を瞑った。
今日は長く起きていた上いろんな人と話したため疲れていたのか、目を瞑ればすぐにまどろみ始める。

「──病気が治ったらさ……アキラとトウキョウであいすくりん……たべたいな……」

独り言のように小さく願いを口にして、意識を手放した。
(-226) 2021/06/30(Wed) 18:46:46

【秘】 発熱 ニエカワ → 温和 セナハラ

「はぁい……
 でも、見回りしてないでセナハラさんも、ちゃんと寝なよ?」

おやすみなさい〜と間延びした声であいさつした後、しぶしぶといった様子で指さす方向へと歩み始める。
行く先で少し人と話していたようすだったが、すぐに連れだって病室の方へと歩いていくのが見えるだろう。
(-227) 2021/06/30(Wed) 18:50:25

【人】 発熱 ニエカワ

>>69 ロク

「あ、話し込んじゃってごめん」

あまり拘束していては悪いと気づき、軽く会釈した。

「また明日……トウキョウの話とか聞かせてほしいな」
(73) 2021/06/30(Wed) 18:54:00

【秘】 遊惰 ロク → 奔放 メイジ

 少年が頷くのを確認して、上げていた視線を腕に戻す。
 俯き、クツリと笑って話を逸らされてやる。

「いやになるほどやったからなァ。
 ハハ、ひとの手当てなンざ久しいが、手が覚えてるモンだ」

 いつの間にか止まっていた手を再び動かす。
 包帯に鋏を入れ、端をテープで留め、

「はいよ、よく我慢したなァ」

 ポンと少年の頭に手を置き――
 『やっちまった』という顔をした。
(-228) 2021/06/30(Wed) 19:03:24

【秘】 奔放 メイジ → 発熱 ニエカワ

あなたは気づいただろうか
メイジの父親の訃報は、噂ですらひとつも流れていない。
けれど、もしかしたら台風で流されてしまったと
メイジが勘違いしていたと思うこともできた。

「……うん……ありがとう。
 オレ、これからも頑張るよ」

「おやすみ、リョウ」

聞こえてきた小さな願いに、微笑む。
重ねられた手に、安らぎを感じながら

メイジはそっと目を閉じた。
(-229) 2021/06/30(Wed) 19:39:17
温和 セナハラは、メモを貼った。
(a26) 2021/06/30(Wed) 20:03:30

【秘】 奔放 メイジ → 遊惰 ロク

「……そうなんだ。ロクさんも医者だったの?
 それとも、戦──」

頭に手を置かれる寸前、びくりと身を縮めた。
けれどあなたの手に粗暴さを感じなかったゆえか
蹲ったままじっと耐えるように目を閉じているだけだった。

「……あ」
「──りがと、手当てしてくれて……」

やがて眼をあけると、へらりと笑った。
(-230) 2021/06/30(Wed) 20:08:10

【人】 遊惰 ロク

>>73 ニエカワ
「ハハ、ガキが一丁前に気ィつかわねェで結構」

 軽く下げられた頭をクシャリと撫でる。

「はいよ、次は腰すえて話してやらァ。
 ――あァそうだ、集まってカードあそびなンかも楽しかろ。
 どうせ明日も明後日もやるこたねェンだ、
 ちっとばかし愉快に過ごそうや」

 壁から背を離してそう言い残し、少年の左隣は空になった。
(74) 2021/06/30(Wed) 20:10:15

【秘】 奔放 メイジ → 発熱 ニエカワ

雨と風の音だけが響き渡る暗闇の中。
雨戸から吹く隙間風の音が誰かの悲鳴のように聞こえた。
がたがたと雨戸が揺れる音に、びくりと身を縮める。

メイジは目を開けた。閉じてからそんなに時間は経ってない。

──あなたが、すっかり寝静まったのを確認すると
メイジはこっそりと、ベッドを降りた。
掛け布団をかけなおしてやり、足音を立てないように

部屋を出て行った。
(-231) 2021/06/30(Wed) 20:27:21

【人】 焦爛 フジノ

>>66 アユミ
「……そう。
先生のところ、優しい人がたくさんいて、良かった」

そしてその優しさは、フジノが抱いた事のないものだ。
きっと。
―――貴女の視線の先に気付いたのだろう。
かけられた言葉に頷く。

「……うん。先生の髪も、ね。
その時に……話を。ちょっと聞かせてもらえると、嬉しい、です」

きちんと手入れがされている、とは言い難い髪を指で弄り。
フジノは去っていく貴女を見送っただろう。
(75) 2021/06/30(Wed) 20:48:44

【人】 被虐 メイジ

風のうなる音、ガタガタと雨戸が震えている音にすら
メイジは時々恐怖を覚えることがあった。
罵声、怒声、物を投げる音、壊れる音。
いろいろなことを思い出す。

「……オレ、帰れるかな」

ひとり呟いた言葉は雨音にかき消えた。
(76) 2021/06/30(Wed) 20:50:49

【秘】 遊惰 ロク → 流転 タマオ

「フゥン」

 あたかも気の無い様な相槌を打ちながら、内心。
 理不尽な飢えを思って――芽生えたのは勝手な同族意識。

 それは警官というだけで翡翠の瞳の男へ抱いていた警戒を
 少しばかり払拭する程度には、男にとって重要なことだった。

「そりゃァリッパな心がけだなァ。
 ――お前サン、飢えを知ってるんだろ。
 今はよかろうが明日、明後日。同じことが言えるかねェ」

 そう言った口で、真逆と言って良い問い掛けを口にする。
 首を傾げた拍子、十字架が揺れた。

「ンで、その“市民”の中におれは入るかい?」
(-232) 2021/06/30(Wed) 20:52:05

【人】 焦爛 フジノ

>>64 メイジ
そう、と軽く返された言葉に一言だけ返す。
仕草は無意識に行っているようだ。視線に気付くとぴたりと手を止め、隠すように腹の前で手を弄る。

「……そういう、事。
私の顔見て、逃げるような子達にだって。何言っても、無駄なのと、同じ。

うん。返したりとか、そういうの、考えなくていいから。必要なとこに、使って」

そっちに汚れ付いたままだよ。などと指で示したりしていただろう。
(77) 2021/06/30(Wed) 20:56:22

【秘】 焦爛 フジノ → 遊惰 ロク

「……無理して見なくて、いい、から」

視線から逃げるように体ごと顔を背ける。
好奇の視線は苦手なのだ。その後にかけられる言葉なんて、大体ロクなものではなかったのだから。

手足の細さの割に、胴体はそこまで細くは見えない。
所謂女性的な体つきにも見えはしなかっただろうけど。
(-233) 2021/06/30(Wed) 20:59:18