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人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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【独】 灯守り 立春

/*
わ〜〜〜大雪さんありがとうございます!!
ぜんぶおいしいですうれしい!!

ぬいぐるみ屋敷にいつか遊びに行かせていただきたいです
しあわせな予感しかしない……
(-940) 2022/01/30(Sun) 12:53:08

【独】 灯守り 立春

/*
雨水さんが尊すぎて泣いています(泣いています)
村でのやりとりを反映して成長されて前へ進んで行かれてるのが素敵すぎる……すきです…………お隣の統治域いただけて幸せでした。
(-953) 2022/01/30(Sun) 14:19:26

【赤】 灯守り 立春

[いつからかほとんど姿の変わらないお姉ちゃんに
なんの疑問も抱いていなかった。
早くお姉ちゃんみたいに大きくなりたい、
大人になってお姉ちゃんを支えられるようになりたい。
そんなことばかり考えていた。

もしお姉ちゃんが、
この先もずっと変わらなくて
私だけが変わっていってしまったら?

私はお姉ちゃんより先に老いて、よぼよぼになって
お姉ちゃんより先に命のともしびが消えて……

それでもお姉ちゃんは、
私のお姉ちゃんで居てくれるのかな。]
(*132) 2022/01/30(Sun) 14:48:37

【赤】 灯守り 立春

[──師匠に初めて出逢ったのは
ある初夏の夕方のことだった。
雨上がりの芒種域の空には虹が掛かっていて
通い慣れたあぜ道はぬかるんで滑りやすくなっていた。

私は学校の帰り道で、とにかく早く帰りたくて
いつものように家に向かって走っていた。
調理実習で作ったロールケーキが上手に出来たから
お姉ちゃんにも早く食べて欲しかったんだ。

あともう数十メートルで家に着く、というところで
滅多に聴くことのない馬の嘶きが鼓膜を裂く。
どん、と身体に衝撃が走って
気付いたら青空に放り出されていた。]
(*133) 2022/01/30(Sun) 14:48:42

【赤】 灯守り 立春


[『あぶないからはしってはだめよ』と
あんなに何度も言い聞かせてくれていたのに。
お姉ちゃんの言いつけをちゃんと守っていれば、



            ごめんなさい、お姉ちゃん。

             ごめん、なさい…………、


                    …………



                      ……]

 
(*134) 2022/01/30(Sun) 14:48:46

【赤】 灯守り 立春

[──次に目を醒ました時、私はベッドの上に居た。
男の人か女の人かわからないけれど
初めて見る綺麗な人が私の手を握って、
パパとママと一緒に私の顔を心配そうに覗き込んでいた。

身体はどこも痛くなかった。
私と一緒に飛ばされてぐちゃぐちゃに崩れてしまった
ロールケーキを見て事の次第を聞かされるまで、
自分の身に何が起きたのか思い出せないくらいに。
ただ、頭は靄がかかったみたいにぼんやりしていて
腕と足は上げるのも辛いほどに重たかった。

その綺麗な人曰く、私は馬車に轢かれて
その人の能力で一命を取り留めたらしい。
お忍びか、視察か、親睦を深める為にか
たまたま芒種域を訪れていたその人こそ先代立春。
それが、師匠との出逢いだった。

『綺麗な淡い、オレンジ色の灯りだね。
 早春の陽だまりみたいだ。
 僕の灯りの色に少し似ている。

 ……良かったら君、僕の弟子にならないかい?』


今にも消えてしまいそうな灯火に師匠の手が触れると
輝きを取り戻したように燃え上がって、すごく綺麗で
何故だか涙が零れ落ちたのを憶えている。]
(*135) 2022/01/30(Sun) 14:48:50

【赤】 灯守り 立春

[故郷から遠く離れた見知らぬ土地で
弟子として暮らすことを最初は多少躊躇った。
師匠がなぜ私を弟子に欲しがったのかも、
娘を心配してくれるパパとママを
師匠がどんな風に説得したのかも私は知らない。

大好きなお姉ちゃんや両親から
離れて暮らさねばならないことに抵抗はあったし、
実際移住して数年間は度々ホームシックに陥っていた。
けれど、師匠の弟子になれば、
蛍としてお仕事を学ばせてもらえれば。
何かお姉ちゃんの役にも立てる日が来るんじゃないか。
何より、喪うはずだった命を救われたから
誰かの為に役立てられるなら役立てたいと思ったんだ。

今は師匠の眠るこの土地立春域から、離れることは出来ない。
私が灯守りの役目を務め果たすのが先か、
私の灯りが尽きるのが先かは私にもわからない。

どちらにしても、いつか私が
灯宮に還る日が来たときには──……


……お姉ちゃんに見送ってもらいたいな。
なんて、
いちばんのわがままはまだ言えずにいる。]
(*136) 2022/01/30(Sun) 14:49:02

【人】 灯守り 立春

[会合が終わってもしゃっきりと背筋を伸ばして
静かに凛と佇んで異彩を放っていたお姉ちゃんは、
私と目が合うと表情が柔らかく綻んで見えた。>>140
良かった。いつものお姉ちゃんだ。

綺麗な服、可愛いもの。
美しい景色、美味しい食べ物。
素敵なものを見つけたとき一番に思い浮かべる人は
いつだってお姉ちゃんだった。

春分域のカフェ『陽だまり』さんで
秋冬限定雪うさぎチーズケーキをいただいた時にも>>87
一番に見せたいと思ったのはお姉ちゃんだった。

他の家の姉妹がどんな風なのかは知らない。
こんなにお姉ちゃんにべったりな妹は珍しいのかな?
方々から送られてくる大量のお見合い写真を眺めても
お見合いを進める気にはなれなくて、
最近では封も開けないままに床上に積み上げて
埃を被らせてしまっている。

いつか私に好きな人が出来て
その人と結婚する日が訪れたとしても、
日々の生活の中で素敵なものを見つけたときに
一番に思い浮かべるのはお姉ちゃんだと思う。]
(207) 2022/01/30(Sun) 14:51:01

【人】 灯守り 立春

[受け取られない可能性をほとんど考えずに差し出した、
フォークとお皿へと手が伸ばされる。>>141
遠慮なく甘えられる妹に育ったのは
甘やかしてくれるお姉ちゃんが居たからだ。

昔はよく走り回って転んだり、
階段から転げ落ちそうになったり
雨の中はしゃぎまわって風邪を引いて寝込んで
お姉ちゃんに心配をかけてばかりだったように思う。

何を作っても「美味しい」と言ってくれるし
何を贈っても「ありがとう」と言ってくれる。
遠慮しようとすれば、
さりげなく甘えやすいように導いてくれる。
いつも私に合わせてくれてるんじゃないか、と
思い至ったのは本当につい最近になってから。

ずっとくっついていたはずなのに、思えば
お姉ちゃんの好きな食べ物ひとつ
自信を持ってまともに答えることが出来ない。

お姉ちゃんの喜ぶ顔が見たいのに
何年経ってもなんにもわからないままで。]
(208) 2022/01/30(Sun) 14:51:07

【人】 灯守り 立春

[不自然に置かれた間が、食事に手をつけない理由が
取り繕うように紡ぎ出された言葉めいて聴こえた。

拙い砂だんごを美味しそうに
食べる振りをしてくれていたみたいに、
いまも、お姉ちゃんは
美味しそうに食べようと努めてくれているんじゃない?]
(209) 2022/01/30(Sun) 14:51:12

【人】 灯守り 立春



  お姉ちゃんにはいつでも元気で居てほし……
  
んぐ!?


  ……んいひいおいしい
 

[言葉を遮るように押し込まれたチョコいちごは
少し酸っぱくてほろ苦くて、でもやっぱり甘い。
昏い想像も不安も何もかもが単なる私の思い過ごしなのだと
思わせて忘れさせるだけの力を持っている。

口の中いっぱいに広がった果汁と
とろけたチョコレートを全部飲み込む頃には、
お姉ちゃんの口からも『おいしい』が零れていて]


  そっかあ……そういうことなら、
  あんまり食べるわけにはいかないね。

 
[私は今日もまたお姉ちゃんの言葉を
額面通りに受け取って安心してしまう。]
(210) 2022/01/30(Sun) 14:51:18

【人】 灯守り 立春



  これくらいなら、
  用意してもらったご飯の後でも食べられるかな。
  お姉ちゃんにも食べてみてほしい……けど、
  食べきれなかったら、食べなくてもいいからね。


[そう言って、お土産用の小さな紙袋の中身を見せる。
三種の和菓子がそれぞれ二つずつに、ひとつだけ
練り切りで梅を象った上生菓子が入っている。
中のあんはお姉ちゃんが好きなはずだと思っているものだ。

猫さんがどんな人なのかはよく知らない。
ご挨拶しようとしてもいつも逃げ出されてしまうから
確かめようもないまま今日に至っている。
猫さんの分も入れたのは、
姉がお世話になってますの気持ちを込めたお裾分けのつもり。]


  ごはんを作って待ってくれてるかもしれないなら
  あんまり遅くまでは一緒に居られないよね……

  パーティーが終わったらすぐ、お風呂行こ!
  会合中ずっと楽しみにしてたんだ〜!!

 
(211) 2022/01/30(Sun) 14:51:22

【人】 灯守り 立春

[いつの間にか窓の外は夜の帳が降り始めていて
ひとり、またひとりと帰り支度を始める姿が目に映る。
とっても緊張したけれど勉強になった会合も、
美味しくて楽しかったパーティーももう終わり。

けれど、
もうすぐそこまで立春のお祭りが近付いてきているから
淋しがっている暇はない。
  
テーブルの上に置いた和菓子は
ありがたいことにすっかり売り切れて
麦さんの置いてくださったアンケートだけがはらりと残る。
それを回収し、周囲の皆様に再度ご挨拶をして……
お見送りしてくださる天乃さん達に深々とお辞儀をしてから
早く早く、とお姉ちゃんの手を引いた。

幼さを残したままの、あどけない笑顔を向けて。]**
(212) 2022/01/30(Sun) 14:51:32

【独】 灯守り 立春

/*
ほしねPにやひろお姉ちゃんとの姉妹縁故いただけたの
すごく嬉しかったんだよ……
ほんとうにうれしかったんだよ…………(遺言)
(-964) 2022/01/30(Sun) 14:58:49

【独】 灯守り 立春

/*
お姉ちゃんにありがとうのぎゅっぎゅしつつ
これが〆になっても良いかなの気持ちで一生懸命書いたので
お返事は気にしなくて良いからねお姉ちゃん……!
(-965) 2022/01/30(Sun) 15:08:42

【独】 灯守り 立春

/*
つぶあんこしあん動画を見たら
あんこのお口になったので
冷蔵庫を開けておはぎを食べようとしたら
今朝まであったはずのおはぎがなくなっていた。
ので雪見だいふくを食べます……もっちもっち

私がまとめそびれたあんけーとを麦さんがまとめてくださっている……ありがとうございます……!!
(-968) 2022/01/30(Sun) 15:25:09

【人】 灯守り 立春

[雨水さんからお手紙が届いたのは>>192
会合から数日後のことだったかな。

感想は後日、と仰っていたとおりに
お手紙を送ってくださったのだろうと思うと嬉しくて。
すぐに開封して内容に目を通すと、
荒れ果てた部屋の中からインクとガラスペンを手に執った。]
(222) 2022/01/30(Sun) 16:16:13

【人】 灯守り 立春

『 雨水さんへ

   お手紙をありがとうございます。
   桜餅、気に入っていただけてとても嬉しいです。

   師匠の和菓子をよく召し上がってくださった村雨様に
   そう言っていただけると自信が持てます。
   村雨様にもどうぞよろしくお伝えください。
   また近いうちに、遊びに行かせていただきますね。

   美味しい物を作るコツ……ですか?
   私もいろんな方から定期的に教わっているのですが、
   そのお料理を食べてほしい方のことを思い浮かべながら
   レシピに忠実に作ることかな、と思っています。

   ローザちゃんに手料理を振る舞われるご予定なのですね。
   雨水さんならきっと美味しい手料理が作れると思います。
   先日のパーティーでお二人の仲が深まったようで
   ひっそりと喜んでいる私がいます。
   (ローザちゃんとは文通する仲でもあるのです)

   私もそのうちに雨水さんの手料理をいただける日が来ると
   夢を見てみても構いませんか?
 
   また百貨店を案内していだだけると嬉しいです。
   可愛いお洋服、一緒に探しましょうね。
                      立春より 』*                             
(223) 2022/01/30(Sun) 16:16:25

【人】 灯守り 立春

[もう1枚、便箋を取り出して
また違う色のインクを選ぶ。


『 麦さんへ

   先日は私どもの作った和菓子を美味しいと
   召し上がってくださってありがとうございました。

   麦さんが置いてくださったアンケートの結果は、
   お祭りでご用意する和菓子に
   反映させていただきたいと思います。

   とびっきり美味しい和菓子を
   用意してお待ちしておりますので、
   ご都合よろしければ是非
   小満さんや小雪さんと遊びにいらしてくださいね。

   落ち着いたら、『慈雨』さんにも
   お邪魔させていただきたいと思っています。

   そのときには、麦さんおすすめのお料理をぜひ
   教えていただけると嬉しいです。

                      立春より 』


メジロが桜の枝に乗っている可愛らしい切手を選んで、
ミントグリーンの封蝋を施して投函した。]*
(224) 2022/01/30(Sun) 16:24:36

【独】 灯守り 立春

/*
はわわわありがとうございます雨水さん!!
私も家事をしなければ……

>>-969立秋さん
声が良すぎるのがいけないです。
本当はぜんざいもお出ししようか悩んだんですが、
ぜんざいは西と東で異なるものを差したりするので
ややこしいかなと思い……(桜餅も然り)
私もぜんざいは粒がある方が好きですね。

>>-970麦さん
あんぱんも良いですね!
(-975) 2022/01/30(Sun) 16:34:08

【独】 灯守り 立春

/*
小満さまが立春の祭りで笛を演奏してくださるですって!?
(-978) 2022/01/30(Sun) 16:51:16

【独】 灯守り 立春

/*
立秋様…………ほろほろ………………
名前を忘れられても朧げながらも
一緒に過ごした思い出を憶えてくださってるなら
先代立春もきっとどこかで微笑んでおられると思います。
もう転生してるかもしれないけど……

>>-982小満さま
ほんとですか!?
一年の始まりを祝う宴なら、特別ゲスト〜!!って他統治域の灯守りさまをお呼びしても許されるような……
冬至さん[じいいい]
(-985) 2022/01/30(Sun) 17:07:15

【独】 灯守り 立春

/*
ほしねさんすごい……すごい……………………
処暑さんとも少しずつ関わりを作っていつか
また世界を好きになれたらいいな……と思います
立春も今後ともどうぞよろしくおねがいします……!

!!!
ローザちゃん!!!かわいい!!!
お役目を放り投げてでも行くよ!!!!!
(-998) 2022/01/30(Sun) 18:51:03

【独】 灯守り 立春

/*
雨水さんもありがとうございますっ[拝む]
腕前は関係なく雨水さんの作ったごはんが食べてみたいのです
可愛いもの探しは得意なのでおまかせください!
腕が鳴りますね……!!
(-1001) 2022/01/30(Sun) 18:54:41
立春は、ぴょんぴょん跳ねるものに弱い[じいい……]
2022/01/30(Sun) 18:55:37

【人】 灯守り 立春

[更に新しい便箋を1枚、取り出して
今度は柔らかな桜色のインクを選び取る。


『 雀さんへ

   先日のパーティーでは、
   お話してくださりありがとうございました。
   春分域の桜について
   本当に嬉しそうに語ってくださる雀さんを見て、
   花咲く春への楽しみと期待が高まりました。
   
   満開の桜の下、ピクニックシートを敷いて
   お姉ちゃんと広げるお弁当の中身はどんなものが良いか、
   今から真剣に悩んでいます。楽しい悩みです。

   雀さんも、春分さんとご一緒に
   お花見に行かれるのでしょうか?
   お二人はどんな時間を過ごされるのでしょうか。

   見どころやおすすめの場所なども、ありましたら
   また是非教えていただけると嬉しいです。 』  ]
 
(257) 2022/01/30(Sun) 19:32:34

【人】 灯守り 立春


[  『桃のタルトも、桜のケーキも
   桜のフレーバーティーも今年もまたいただきたいので
   桜の咲く頃には幾度となく『陽だまり』さんに
   お邪魔させていただくことになりそうです。

   ご相談なのですが
   練りきりや錦玉羹はお持ち帰り出来ますか?
   昨年は自分のことでいっぱいで何も出来なかったので
   今年はきちんと先代を弔いたいと思っています。

   春分さんにもよろしくお伝えください。
   それでは、また。近いうちに。

                     立春より 』

三色団子の絵の描かれた切手を桃色の封筒に
ぺたりと貼り付けて、送り出した。]*
(258) 2022/01/30(Sun) 19:32:57

【独】 灯守り 立春

/*
とうとい………………
(-1004) 2022/01/30(Sun) 19:54:07

【人】 灯守り 立春

[更に白藍色の封筒を取り出して、一通。

『 大雪さんへ

  パーティーではお目にかかれて光栄でした。
  もふもふはできませんでしたが、大雪さんご本人に
  お会い出来て嬉しかったのは本当です。

  ご近所のお店で可愛い手作りの
  ぬいぐるみを見つけたので、送らせていただきます。

  以前何度か遊びに行かせていただいたときに
  見せていただいた子たちを思い浮かべて、
  大雪さんのお好きそうな子を選んだつもりなのですが
  どうでしょうか……?
  受け取っていただけると幸いです。お近づきのしるしに。

  お菓子も、ぜんぶおいしいと
  言っていただけてほっとしました。
  またお土産にお菓子を持って
  大雪さんとぬいぐるみさんたちに
  会いに行っても構いませんか?

  大雪さんのお邪魔でないときに。
  時間を気にせずゆっくり、ぬいぐるみのお話や
  いろんなお話を聴かせていただけたら嬉しいです。

                    立春より 』 

ふわふわもこもこのテディベアにカードを添えて。]*
(269) 2022/01/30(Sun) 19:57:20

【人】 灯守り 立春

[それはお姉ちゃんの手を引いて
パーティー会場を後にする、少し前のこと。
立春様、と声を掛けられて振り向くと
域を弾ませて可愛い妹分が立っていた。>>256

少しよそよそしくもきちんとした言葉遣いに
やっぱり心の内の涙は禁じ得なかったけれど]


  ローザちゃん! 今日はお疲れさま。
  初参加とは思えないくらい堂々としていて
  すごく立派だったよ。
  そのドレスもとっても可愛くて似合ってる。


[今日一日、ずっと伝えたかったけれど
伝える機会が見いだせないままついに閉会の時を迎えた。
後でお手紙を書こうかな、と思っていたところに
声が掛かったものだからつい、
一息に伝えたかったことを伝えてしまう。

彼女の方からも何か伝えたいことがあったのかな、と
話を促せば、差し出される葉書。両手で受け取って、]


  わ、お洋服の展示会……!?
  行くよ〜! 絶対行く!!
  楽しみにしてるね! ローザちゃん!

 
(274) 2022/01/30(Sun) 20:41:28

【人】 灯守り 立春

[ローザちゃんがくれた招待状を暫し見つめてから
大事に、大事に鞄にしまい込む。
どんなに多忙な期間でも一日くらい、空けてみせる。
身代わりを立ててでも領域を抜け出してみせる。

葵ちゃんにも同じ招待状が渡されているだろうか。
もし予定が合わせられそうだったら、
一緒に白露域とローザちゃんを訪ねてみたい。


去り際。
いつものように名前を呼ばれると
それはそれでまた喜びと安心から泣きそうになった。
辛うじて笑顔を保とうと努めながら
またね、と彼女に手を振り返した。

持ち帰り、手帳に会期を書き込んだ後その葉書は
以前ローザちゃんに描いてもらった絵を収めて飾った
額縁の隣の壁に加わった。]*
(275) 2022/01/30(Sun) 20:41:40