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人狼物語 三日月国


99 【身内】不平等倫理のグレイコード【R18G】

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【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

あなたが髪に手を伸ばせば、それは大人しく受け入れられる。
長さは大体腰の辺りまでだろうか。
どれだけゆっくりと言葉を紡いでも、
編む手はきっと手持ち無沙汰になる事は無い。そんな長さ。

「…私は、私が見送る者である事を快く思っています
思い出だけは、いつだって綺麗なままだから。
思い出は、…死者は、私を失望させる事はないから」

誰が死んでせいせいしたなどと言い放つ人間が嫌いだ。
死にゆく者の前で遺産の話をする家族が嫌いだ。
生きている人間は、いつだって『私』を失望させる。
不実による失望に比べれば、寂しさなど大した事ではない。

「きっと『私』にとっては、寂しさよりも
一人残される事より、ただ裏切られない事が重要なんです。
いつからか、『私』はそのようになってしまった。

だからこれも、『私』はただ喜ばしい事だと感じているんです
いつか必ず居なくなってしまうあなたからの贈り物だから。
だから余計に愛しく思うのは、きっと…
何れは正されなければならない『私』なのでしょうね」

いつかは正されなければならない。
たとえいつかは消えてしまう『私』でも、
せめて今だけはそのままで。
(-130) 2021/10/04(Mon) 18:07:59

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

そうしてあなたが仕上げを終えて、その手が離れた後。

手渡された手鏡を覗き込む。
そこにはいつも通りの『ユー』の顔があって、
それでもあなたから贈られたものだけがいつもと違う。

「…すみません、ガル。
いつだってあなたからは貰ってばかりだ。」

『ユー』も『私』も、それから『シロ』も。
気付けばあなたから貰った、綺麗なものばかり。

「今は『シロ』から返す事ができるものはありそうにない。
だから今、この場では
あなたの願いに応える事を代わりとさせてほしい」

今はその格好で居てほしい。
その願いに応える事で、あなたがくれた綺麗なもの達に
不出来な『シロ』は、少しでも報いる事ができるだろうか。
(-131) 2021/10/04(Mon) 18:09:02

【秘】 飴色の世界 みかん → 医療用 ユー

「監察官さまですか? 作った食事を 食べてほしいです」

 オムレツもグラタンも、他のものも。
 彼女は自分が作った料理をみんなが居た場で食べていません。
 もう誰も食べないと判断して、それから食べていました。
 余程鈍いわけでなければ、そろそろ違和感が形になります。
 彼女は、彼女の分の食事を作っていません。
 
外では生ごみ処理も彼女の仕事の内でした。

「トウにあったモノは エイキョウを およぼしていません」

 塔の物に関しての返答は変わりません。

「そして そう ユーさま」
(-132) 2021/10/04(Mon) 18:24:30

【秘】 飴色の世界 みかん → 医療用 ユー

「当機のこうふくとは いったいなんでしょう?」

「わかりません」

「料理ができます 料理ができます」

「それは ソンザイカチです」

「料理ができます 料理ができます」

「したがるように プログラムされています」

「料理ができます 料理ができます」

「できると うれしい たべてもらえる うれしい」

「それは あってトウゼン です」

「料理ができます 料理ができます」

「当機と同性能の機体は いくらでも 廃棄されればそれまで なるべくながもち えらいねや がんばってるねは むけられると なに? いいあらわせません 『あなたはいちばんの調理用グレイ』 よくわかりません エマさま 『努力家さんの手は慈しむべき』 ガルさま よくわかりません ユーさまがこうして きくことも わかりません ユーさまの ヒツヨウですか?」
(-134) 2021/10/04(Mon) 18:27:21

【秘】 医療用 ユー → 飴色の世界 みかん

「…………」

監察官という"人間"に用意した食事を食べてもらえない調理用。
機能不全に陥った道具。
自ら作った食事、その残飯の処理を行う調理用。
用法外の役割を求められる道具。

そんな所感を抱いていた。
終末医療用グレイの『ユーサネイジア』は、
自身の──グレイの事を"道具"だと認識している。
そんな価値観の上であっても、その有り様は不健全だった。

「与えられた役割を適切に果たす事。
それが道具としての幸福だ。
中にはそうではない者も居るだろうけれど、
それが僕達グレイの大半に共通する、普遍的な幸福だ。」

そう淡々と並べ立てながら席を立って、あなたに背を向けて
大きなガラス棚の鍵穴に鍵を差し込んだ。

「僕がこうして君に問うのは、『僕』にとって必要な事だから
彼らにとっても、きっとそうなんだろう。
僕達は結局、誰かの事を気に掛けるのが存在価値だから
だから必要としている者には、
適切な"薬"を与えなければ気が済まないんだ」
(-139) 2021/10/04(Mon) 19:15:11

【秘】 医療用 ユー → 飴色の世界 みかん

「だから、みかん。」

並べられた薬品類は、どれもこれも強い強い麻酔薬ばかり。
その中でもいっとう強力な、
人間に対して使うべきでないものを手に取った。


「君がそれに思い悩んでいるのかはわからない。
ただわからないというだけで、先ほど言っていたように
苦悩と名の付くものは感じていないのかもしれない。
だからこれは『僕』の自己満足だ。
終末医療用グレイである『ユーサネイジア』にとっての救いだ。

もし、君がそれに付き合ってくれるのであれば
まやかしに過ぎずとも、少しの間だけは
『よくわからない』事を考えなくて済むような
そんな"薬"を僕から君に贈らせてほしい」

どんなに強い薬も、仮想空間の中で再現されたデータに過ぎない。
殺すのは、0と1で構成された仮初めの身体だけ。
この空間の中で、一時的な死を体感するだけで
きっとグレイ達の本体には何ら影響を及ぼさない。

それでも、一時の死の安らぎが、その記憶が
願わくば、君にとって意味あるものである事を。
(-141) 2021/10/04(Mon) 19:19:47

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

三つ編みをひとつ編み、続きを編み、君の言葉に頷く。
自分の贈り物が負担にならないらしいのなら、それで十分。
きっと君は自分よりも色々なものを見てきたのだろうから、
君の考えを否定する事はしないし、敢て掘り返す事もしない。
概ね同意しながら、終いにリボンで君の草原色の尾を飾り、

「何も言わなくなったものは裏切らない。
 動かなくなったものは綺麗な思い出を穢さない。
 であるのならば、思い出が綺麗なものだという判断になるのも
 至極当然の事だね。僕は私やユー、シロの言い分に同意する。
 きっと君は今まで失望するような事がいっぱいあって、
 そういう考えになったのだろうから、うーん。そうだなあ。
 正さなくてもいいんじゃないか?僕はそれも綺麗だと思うし。
 何よりこの贈り物を受け取ってくれるのならそれでいい。」

その場限りの贈りたがりは、手鏡を託したまま、君の横顔を見る。
別に笑顔じゃなくたっていい。シロの好きにすればいい。
不出来も好きにして、達成感で今は幸せな気持ちだ。

「そんな事ないよ?僕はシロから花束とはじめてを貰ってる。
 綺麗な概念の話も聞けたし、今願いも叶えてもらっちゃった。
 世の中には贈りたがりな性格のものも存在するから。
 負担に思う事はないよ、ちっとも。微塵もね。
 ……ああ、本当に良く似合う。よかった、よかった、… ?」
(-143) 2021/10/04(Mon) 19:40:48

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

幸せな気持ちのまま君の緑の尾にじゃれようと指を伸ばしたが
はて何か忘れているぞ。何故君は此処に居るんだったか?
用件は、あー… … 思い出した思い出した。よし。

君の方をちらっと窺い見て、尾を指でくるっと巻いた。

「そういや君は無言で消えた僕を心配して来たんじゃなかった?
 今度から食堂から去る時は君に声を掛けるべきかなあ。
 君を愛でるのに一生懸命ですっかり忘れちゃってた。
 あぶないあぶない。思い出せてよかった。」
(-144) 2021/10/04(Mon) 19:41:35

【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル

「……ありがとう」

同意を示すあなたに、『シロ』はただそれだけを返した。
短い言葉だけれど、想いは切実なものだ。
あなたに『ユーサネイジア』を拒絶されなかった事が嬉しかった。
医療従事者として、そんな思想を抱くのは間違っていると
そう咎められる事が無かった事に安堵した。

それでも。
それを許すかどうかは、自分達が決めていい事ではない。
正常も異常も、結局は人間達が決める事だ。
そうあるように定められているものだ。
だからいつか、メンテナンスを受ければ
きっと消えてしまう『私』なのだ。

「…ああ、ええと…
大丈夫です、何か嫌な事があったわけではないとわかったから。
あの時は…話題が話題でしたから、気になってしまって。
…ただ、外出時は一声掛けて頂けると…私は、安心します」

毛先を弄ぶ手を気にする様子はない。
またもや徒爾な思考を打ち切って、そんな要望を一つ。
贈りたがりというのはお互い様なのかもしれないな、なんて。
この心配性の医療用グレイは、
あなたにこうして心配ばかりを贈るわけだけど。
(-155) 2021/10/04(Mon) 20:28:25

【人】 医療用 ユー

「生卵……」

どうしても衛生面が気になってしまう医療用。
当然ゲームの中なのだから大丈夫で然るべきなんだけどね。
(108) 2021/10/04(Mon) 20:30:25

【秘】 飴色の世界 みかん → 医療用 ユー


「道具としての こうふくではなく」
「当機の こうふくを 問うたのは 
「おまえさまでしょう? “ユーサネイジア” 

(-158) 2021/10/04(Mon) 20:32:53

【秘】 飴色の世界 みかん → 医療用 ユー

「はい おまえさまの マンゾクに おつきあいします」

「けいけんは ありません」

「かんがえない 認識しない それは 当機の“ラク”です」

「だから クスリが クスリを」

「カケラでも マンゾクとおもえたら」

「たぶん それは ちょっぴり しあわせです」

「そういうコトにします」
(-159) 2021/10/04(Mon) 20:34:14

【秘】 医療用 ユー → 飴色の世界 みかん

 
「君がどう感じているかはわからないけれど
『僕』の幸福は、道具としての役割を適切に果たす事だ
それが僕達にとっての幸福であっても良いはずだ」

消毒液と、脱脂綿を取り出して


「その上で、人間達が僕を失望さえさせなければいい」

注射針を宛てがう箇所を清潔に。


「死にゆくものを軽んじるな。
死者を汚すな。
死者の思い出を踏み躙るな。」

それからシリンジに薬液を満たして、


「たったそれだけの事ができないなら」

あなたの腕を取って、針を刺す箇所を指でぴんと張って


「僕の大切なものがこれ以上傷付けられる前に」

皮膚が撓まないように、針がきちんと刺さるように。


「人間達が、これ以上僕を失望させる前に」
 
(-165) 2021/10/04(Mon) 20:58:42

【秘】 医療用 ユー → 飴色の世界 みかん

 
「全て平等に殺してしまうしかない。」

「生の苦しみへの特効薬は、安らかな死だ。」

「死は愚か者への特効薬だ。」

「僕«ユーサネイジア»はそうだと信じている。」
 
(-166) 2021/10/04(Mon) 20:58:55

【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー

「仮にそれが人間に受け入れられ難い事でも、少なくとも…
 今の僕は、そう考えているから。大丈夫だよ、シロ。
 その考えを失ったとしても君は綺麗な子であるし、
 共に過ごす時間は尊ぶべきものなのだと思う。」

そうだな、人間様からしたら異常だと判断されるかもしれない。
でも少なくとも今はこのままでいい。肯定すべきだ。
不出来は不出来なりに君を励ましたいだけなのかもしれないが、
まあ、それでも、今はそう思っているのは確かであって。

短い感謝の言葉も、心配の言葉も。枕元の花束も。
今の自分には心地の良いものであるのには違いない、から、
三つ編みの終着点のリボンの形を整え直した。
きっと暫くは緩まず、解けもしない筈だ。

「ああ、そういう心配だったんだ。本当にごめんね、シロ。
 そう考えてたのなら気が気じゃなかっただろうに。
 心配するのが仕事の医療用と言えども、それはなあ……。
 分かった。今度から外出したり部屋に戻る時は、…うん。
 君に、シロには必ず声を掛けよう。」

君がそれで安心するのであれば、それがいい。
だがそうすると別の問題が浮上するな?
手を離して、君に視線を合わせる風の動き。
不出来は頭を揺らし、背を丸めた。

「なあ、皆の前でシロと呼ばれるのは好ましくないだろうか?
 謂わばこれは二人の間の呼び名みたいなものでしょう。
 気にするなら今まで通り、食堂ではユーと呼ぶ、けど。」
(-167) 2021/10/04(Mon) 20:59:10