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【秘】 天原 珠月 → 月島 雅空……。 [湖を、水の中を、歩いて行く。 腰ほどまで冷たくも温かな水に浸すと、瓶から手のひらに移していた真珠の粒たちを――星を散らすようにまいた。 ぱぁっと広がる光の粒。 いつもより暗い夜に、まばゆく優しい光が灯る。 祈りの言葉を紡ぐ。 いつも、夜通しそうし続ける。 ――でも、気づいてしまった。意識の片隅で。 気づいていたけれど、もう、どうすることもできない。 足の感覚が消えていく。 泡になるように、真珠が溶けるように。] (-492) 2023/03/04(Sat) 21:58:16 |
【人】 月島 雅空 清潔感と姿勢。それがあればいいんだよ。 [あれを着てるからかっこいい。と暗にいってる珠月に持論を述べるようにいうにはいうが] …まぁ、でもコックコートって確かにかっこいいんだよな。 [素直に子供の頃から思っていたのも事実である。ただ自分がといわれると照れのほうが出るからそういう強がりめいたいいかたにもなってしまうのだ] そういうこと、珠月も学校卒業した後のほうが本番だって思って今はゆっくりやってけばいいって思うぞ。 [といってもなってみないとわからないか。とは内心で呟きつつ] いや、流石に今更は――まぁ、やれるだけやってみるけど期待はするなよ。 [咄嗟に浮かぶものとして、春野菜のっていえば定番では野菜とニンニクをつかったパスタになりそうだが、定番でいいものかどうかは父と相談だろう。有限な時間の限り、とあるけどな] (477) 2023/03/04(Sat) 21:58:41 |
【人】 武藤景虎……うん、 [抱き締めた先、嗚咽混じりに溢され続けていた“ばか“や“ごめん“の意味はわからなかったけど>>472、告げられる言葉一つひとつの合間に相槌を打って緩く背を撫で続けていた。 縋るように回された腕の温もりや感触は、知らないもののはずなのに、さっきまで背を向けて横になっていた時に感じていた違和感が拭われて、収まり良く感じてしまうのは何故だろう。 感じる匂いが何か大切なものを思い起こさせる気がして、じわりと胸の内が熱くなるような感覚がする。 “ばか“と言うからにはオレに原因があったのだと思えば、どこか安堵するような気持ちもあって。 武藤には全く関係のない話だから放っておいてくれと言われるよりはずっと、と思ってしまうのは、何もしてやれてないのに勝手な話ではあるけれど。 謝らなくていいのにと緩く首を振るのは、“ごめん“の意味はわからなくても、そう告げるくっきーの方がつらそうだったから。 そのつらさの半分でもいいから引き受けてやれないことが歯痒く思えた。] (478) 2023/03/04(Sat) 21:58:50 |
【人】 月島 雅空 お、こっちもそろそろいいぞ。 [ローストビーフを包んだアルミホイルをあけてみて、包丁で軽く端のほうをきってみて具合を確認した。 ソースはというと>>296で作ったものだ。バルサミコ酢のフルーティーな香り高い味わいと、馴染みある和風の味付けのミックスである。 まな板で一枚二枚と切ってみて、ソースを軽くかけてみて] 食べるか?珠月・・・・・あーん。 [先ほどの仕返しぐらいのつもりで、こっちはあまり気にせずお兄ちゃんしているつもりで、素直に食べるか嫌がるかはわからないが] あぐ。むぐむぐ。 [するだけして自分で食べるのであった。んむ、さっぱりとしたローストビーフに和風バルサミコ酢ソース。これはごはんが欲しくなるし、パンにだって合うだろう。 ―――なんてちょっとした悪戯をしたあとは、悪びれなく謝りながら、珠月はどれだけ食べる?とその分切り分けるのだ。] 全部食べなくても大丈夫だからな。余ったらサンドイッチにでもするか。 [そんな風にして時間が過ぎていった。] (479) 2023/03/04(Sat) 21:58:56 |
【秘】 武藤景虎 → 黒崎柚樹……此処にいるから、大丈夫だよ。 [微かに聞こえた言葉には、少しは安心出来たらいいと願って小さく答える。] (-493) 2023/03/04(Sat) 21:59:10 |
【人】 武藤景虎[人がいるところだとよく寝付けないはずだったんだけどな、どうしてだろう。 静かな寝息が聞こえてくるまでは、胸の鼓動はうるさいままではあったけど、こんな風に誰かを抱き締めて寝たことなんてないはずなのに、ひどく懐かしいような、当たり前のような気がして、安心して眠りに落ちていくのを感じていた。]* (480) 2023/03/04(Sat) 21:59:21 |