めくるめく砂漠の夜はまだ始まったばかり。
今は一時の良い夢を…なんてね！*

12の時に嫁いだ夫は早逝している。
それでも彼が残した財産は、あなたが美しい宝石や今を盛りと咲き乱れる花、艶やかなシルクの肌触りに包まれ過ごすに十分な量だった。

傍から見たら何一つ不自由のない、優雅な生活。

けれど。それは、偶然か、必然か。
ある日、あなたの前に喋るバターが落ちて来たのだ。

「あっあの、よよよよろしければなのですが！
ぽきゃの物語に出演いただけませんでしょうかっ！？」

それはぷよぷよと身体を揺らし、懸命に喋ってくる。
誘いに乗れば、なんでもひとつ願いを叶えるとのことだった。
お金で叶わない願いも叶うのかと問うあなたに、バターは一生懸命頷く。

「ええ、ええ！勿論です！
お金で叶わない願いだろうと何であろうと、来たる日にランプの魔神を勝ち取られた暁には必ず叶えて御覧に入れますですよ！」

ただし、チャンスは数日後…新月の晩一度きり。

幾らか言葉を交わし、あなたは誘いを受け入れたのだった。*

願いが叶うって？
どうせ金が要るんだろう？世の中、何事も金なんだから。
物心ついた頃には既に親は無く、そんな言葉があなたの口をつく。

下町でスリや博打、盗みで生計を立てる生活。
それでも名の通り獅子のように格好良い男になると決めていた。

そして。それは、偶然か、必然か。
ある日、あなたの前に黄色いもちもちが来たのだ。

「あっあの、ぽきゃの物語に出演いただけませんでしょうっ！かっ！？
あっやめて吸わないでくださいぁあああああ」

それは旨くも不味くもない身体を震わせ、懸命に喋ってくる。
誘いに乗れば、なんでもひとつ願いを叶えるとのことだった。

「来たる日にランプの魔神を勝ち取られた暁には、どんな願いでも必ず叶えて御覧に入れますよぉ！
お金だってがっぽがっぽでございます！」

ただし、チャンスは数日後…新月の晩一度きり。

幾らか言葉を交わし、あなたは誘いを受け入れたのだった。*

おーはよ。
おー、もちもちが夜更かししている。
…………倒れるなよ？

もちの導入の返事つか自分の導入みたいなのも書いていーんだよね？（なんか書きたくてうずうずしている）

ああ、あと「１日２シーン」把握してるけど、"他者への投げかけ"がカウント対象で、秘密開陳の文章は別に存在していーんだよね？そこきっちり出さないと2dにわやくちゃできないしな、うん。

おはようございますっ！

ヘイダル様がお優しいくてぽきゃは感激雨霰でございますよ！ええ、ええ、倒れはしません体調管理は基本のきでございますゆえに！

勿論お書き頂いて構いませんですよ。
そして下段は仰る通りでございます！
“他者への投げかけ”は1日2回までですが、“自分が投げかけられたシーンに対する返事”は2回にカウント致しませんし、フレーバー的にソロシーンとか書かれるのも大歓迎とさせていただいております！

>>67
ん。おっけおっけ。

じゃあ本編のスキマに俺の華麗かつ多彩な恋愛遍歴をだなそれこそ千夜語れるくらいの勢いで（ない）（全然ない）（悲しいほどにない）

それは、いつもと変わらない１日だった。

スークで適当に観光客の財布をいただいて、ついでに間抜けな果物屋からいくらかの林檎も懐に入れ、街外れに逗留中のサーカステントにも裏手の柵の穴から忍び込み。

ま、サーカス団みたいなとこから派手な盗みを働くのはさすがにマズいと知ってる。
だから売り飛ばせそうな異国の布１枚と髪飾り１個を拝借するに留めておいた。

さてねぐらに帰るかと踵を返し。
薄暗い裏街に入ったところで目の前に現れたのは、謎の黄色いもちもちだった。

「────は？物語？……なんだそりゃ」

どこが手でどこが目やらも定かじゃないもちもちが言うには、魔神を勝ち取れとか願いが叶うとか。あれかね金を積んだら邪魔者を排除するとか怪しい仕事を斡旋してくれるとか、そういう類？裏街では良く聞く話。

別に日々の暮らしには困っちゃいない。
怪しい奴の怪しい話に乗る必要なんて、俺には無い。

だから興味ないねと振り払うように片手をひらりと閃かせそのまま歩き出そうとし────奴とのすれ違い際、ぴたりと足を止めた。いや、足が、止まってしまった。

「どんな願いでも、必ず…………？」

　　ああ。
　　あるよ、願い。

　　自分の力ではどうしようもない願いが。

　　どうにかしたくて、でもできなくて。
　　足掻いたところで一筋の光明も見つけられずにいる
　　願いが、あるよ。

ほんとに？と視線を絡めたら、もうそれは承諾したも同じこと。

勿論ですともと頷いたもちもちの次に出会ったのは、へらへら笑うちんちくりんの"自称"魔神。その傍らには、俺が願いをそいつから"勝ち取る"必要があるらしい、おっぱいおばけがｵﾎﾎﾎ言いながら立っていた。

裏街に住む孤児たちが"おっぱいおばけ"と呼ぶその女とは、スークで開かれる宝石市や生花市で時々出会う。

年齢不詳。
豪奢なレースのヒジャブの奥にごくたまに覗ける顔が、ぞっとするほどきれいな人。

明らかに上等な身なりが目立つこともさることながら、何かにつけ「食べてしまいたいわ」なんて口にするものだから、いつしか俺らの間では妖魔に近い扱いになっていて。
眼を合わせるとおっぱいがちっちゃくなるとかちんこが短くなるとかな。

そんな面子を目の当たりにして、やっぱりこれ騙されたんじゃないかな俺はと空を仰いだのも仕方のない事だと思う。*

アールアレフ絡みで色々確定ねじ込んだけど、優しい……お姉さんは許してくれる。きっと許してくれる。

孤児の間で噂になるくらいだから、きっとふらっふら外出してるよな。うん。市場にくらい来てるよな。うん。

おはよう！
今日も熱風吹きすさぶ良い日だねぇ。

それにしても…ヘイダルの手癖と来たら天下一品なんだね。
賭けは強いし度胸もある、と。
アールアレフも綺麗でミステリアスだしなぁ。
美しい花には棘がある、かな？

[ヘイダルの懐から拝借した林檎をしゃりしゃり]

>>@2
え、えんせ……エンセーテキ？
記録するのは、それが仕事ってやつなのか？
難しい言葉、知ってんね。

[エンセーテキ、性的……やらしいって事か？まあ興味はあるけどな！とごにょごにょごにょ]

[林檎の芯を地面に埋め埋め。木になるかな！]

>>@3
ふふ、可愛いだって！
イオリさんは絶対良い人だねぇ。
だから男の子と勘違いしてたのは許してあげる！

…………あるよ？とっておきの願い！

[ふふり。含み笑い]