17:49:44

人狼物語 三日月国


104 【R18G】異能遣い達の体育祭前!【身内】

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【秘】 風雪 世良健人 → 未完の英雄 御旗栄悠

>>-97 >>-98

「望んだだけ叶えばそれはうれしいけれど、そうはいかないし、
 叶える方法だってひとつきりじゃないから……そういう風に、考えたいかな。
 なんだろうな……やっぱり、考え方とか意識の問題だから、不意に襲う不安には弱いよ。
 でも、どこかで立ち直るきっかけがつかめれば、誰かの手も取れるし、伸ばせるから」

こうあれかしと胸に誓うだけで解決したりはしないから、それはあくまで心がけに尽きる。
向かい来る嵐には何も意味がないのかも知れない。
それでも、折れてしまうことを自分にも、誰かにも、望んだりはしないから。

「きっとそれでいいんだ。こうあろうと決めても、思い通りにならないことは多いから。
 だから、こうありたいと目指すくらいで、ちょうどいい。
 それだけでも、歩く足は軽くなるんじゃないかな」

身を削るように走り続けるのをやめても、足を痛めてしまわないように。
まだ大人になるまでのいくらの猶予を持つ自分が、相手が、希望を持てるなら。

(-107) 2021/11/09(Tue) 20:44:57

【秘】 風雪 世良健人 → 未完の英雄 御旗栄悠

>>-97 >>-98

「……御旗は偉いよ。
 まわりがついているから、なんてのに賭けるのは怖い。
 まわりを見る余裕も、受け入れる勇気も、ちゃんと持ってるのは、えらい」

ぽす、と手のひらの重みが掛かりすぎてしまわないように、側頭部に手を寄せた。
自分の言葉を受け取ってくれたように、待つというのを承諾してくれたように。
自分だって、たすけられたものは多くあったから。

「おやすみ。体育祭も、無理しないようにな」
(-108) 2021/11/09(Tue) 20:48:11

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親

見つめた先で覗く舌、笑む口元。
味わうような素振りに……、今初めて君の異能を思い知った。
余裕すら感じるその仕草が悔しい。

前髪を分けても、表に浮かぶ目は柔らかく。
真直ぐに、私を見据えていて。
それがまた、私を縛る。そんな顔で見るなよ。
よそ見出来なくなるだろ……。

「────────」

眼鏡の奥、確かに透き通った瞳が。
君を見つめて、しばらく。
────熱く固まった唇が、ようやく言葉を繕う。

「────…………
じゃあ
お願いします
……」
(-109) 2021/11/09(Tue) 20:48:54

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>38 普川

「多分って言わなくても警戒するよ正直」

人間不信?


というのは冗談としても。
言うなれば、万が一の時を考慮しているだけ、ではある。
常に万が一を考慮する時点でかなり悲観的なのは、そう。
これが柏倉じゃなければというのも、まあそう。

そうして足を触られれば、少し嫌そうな顔をした。
正座中、逃げ場が無いため。とはいえ騒ぎ立てるわけでもなし。
実際痺れてるのか痺れてないのかは悟らせてくれない男。

「う、マジで足キッツい……
 
6日も?
それ大丈夫なのか?色々と…」

そうは言っても書面を見れば流石に困惑した。
生徒会も風紀委員も全体的に忙殺されていたわけだし、
暫くは大半の職務を学園側がカバーする程度の義理はある筈で。
流石に学園側にもそれくらいの温情はあったのか。

ともあれ手を借りて立ち上がる事はできたので、良し。
何やらぶつくさ言ってはいるけども。

「まあいいや。反省文も…まあ、後から考えるとして。
 どっかってお前、何処行きたいの。
 そっちで決めていいよ、折角もぎ取って来た休みなんだし」
(39) 2021/11/09(Tue) 22:21:38
柏倉陸玖は、反省文の文面を考えるのは一旦後回し。
(a35) 2021/11/09(Tue) 22:22:26

【秘】 朝日元親 → 朧げな遮光 守屋陽菜

「​──​──はい、では」

僕の口調は普段と変わらない。
淡々として、そういう所がきっと先輩が言う『分かりにくい』ところだ。

だけど目だけは柔らかく細められている。
一心に先輩に向けられている。

「まずそうやって僕の言葉を聞こうとしてくれること。
 ありがとうございます。嬉しいですよ。
 また図に乗りそうですけど、それは先輩が悪いので仕方ありませんね」

「ああ、勿論先輩にとって僕がただ気の掛かる後輩だってことは知ってますよ。
 ただだからといって逃がすつもりはないだけです。
 1度逃がすと先輩、直ぐに見失ってしまいますから。
 探す方も案外大変ですし、なら、こうして​──」

前髪に触る先輩の手に僕は触れる。
軽く握るように結ぶ。

「捕まえておいた方が、安全でしょう?
 つまり放っておけないんですよね、先輩のこと。
 捕まえておかないとって気にさせる。
 ……あ、まだ聞きますか?」

そろそろ下校の時間ですけど。
そう思った事だけは、言わずにいた。
(-110) 2021/11/09(Tue) 22:40:09

【神】 風紀委員 普川 尚久

>>G19 >>G20 シオン・柏倉

「うるさい薬突っ込みますよ。
 あとお前も含まれてんだよ面白顔の馬鹿氏がよぉ。


 ……?は?聞こえる?何が?」

もう持ってない。後敬語に戻った。
ついでに聞かれて困るような事、はてあったか?

疑問符を浮かべつつも、この男2人なので綺麗目の部屋だ。机も容易に塔は解体されて行く。2回目なので遠慮なく箸を取った。箸がないならさすがに3人分の箸くらいはあるので出てくる。

「初日に貰った時とそちら全く変わってませんねほんとに」

中身も態度も、全体的に色々と。
(G21) 2021/11/09(Tue) 23:23:21

【人】 風紀委員 普川 尚久

>>39 柏倉

「足がきついのは自業自得ですぅ。
大丈夫じゃないのに出して来たら本気で救いようのない学園だろ。まあそれこそ忙殺された原因の報酬なんだし、当然の様に享受していいだろ」

別の某若井氏は芸大の推薦だったか。
通るといいなとぼんやり思いつつ。自分達が行く大学は余り推薦と言う系統でもないし、休暇くらいが一番良いだろうという判断だ。それこそこの疲弊っぷりだと受かる大学受からなくなる。

「行きたい所って言われると幾らでもあるけど。そもそも6日もあるなら海外旅行でも行かねえ限り全部回れんじゃねぇの?」

とは言え提案を出せと言われれば考える。そもそも相手は食の好みと言い、割と無難な好きが多すぎる。大体どこか行きたがるなら自分なので遠慮も何もなく決める方が早い。

「まあ息抜きなら“いかにも”ってとこ行く方がいいんだよな。
それこそ水族館とか。6日間は行かねぇけど。

あ、
オープンキャンパス
6日の中に日程あったわ。これ今の内行っとかないと今度行けないとマズい……そういやシャーペンの試し書きしようと文具屋行きたかったな。テレビの台座壊れかけてたから家具見に行きたいし、大型モールにでも寄って……あ、ビデオ屋行ってブルーレイ借りまくるとか。映画館行くより寮で転がって見てる方が気楽だろ。菓子を買い込むか。お前箸でポテチ食ってんの死ぬほど気になるから薬飲んだ後の夜見ようぜ。素手で行けるだろ」


長い長い長い。多忙の極みでどんだけ行けてなかったんだと言うくらいスラスラ出てくる。そもそも一人でいいだろう要件も幾つかあるし、一つ休暇として変なのが混ざってるが重要なのでいれてあります。

つまりは一緒に行くつもりどころか、むしろ行って当然と言う顔をしている。
(40) 2021/11/09(Tue) 23:42:35

【神】 俺 シオン・グレイヴズ

>>G20 >>G21 普川・柏倉

「漫才コンビだったんすね。見ても聞いてても面白いな、遊びに来てよかった。あ、お茶ありがとうございます」
変わりない弁当の変わりない中身を食しながら眺。

「薬なら先日もうつっこまれましたよ、学校には発熱で休みますって電話したんで問題なしっす。そん時すね、色々と聞こえてたのは。
死ぬ
つってたの覚えてますよ。かわいそうに。前髪後退してません? 持ってきてますよ、育毛剤」

トン!(ポケットに入れていた育毛剤を机に置く音)
(G22) 2021/11/09(Tue) 23:54:29

【人】 綴り手 柏倉陸玖

>>40 普川

「なんかもうこの学園の運営側に期待できなくて……」

やっぱり人間不信なのかもしれない。
冗談はさておき、ここは腐っても天下の稲生学園。
これ以上ボロを出すような事はせず、"上手くやる"のだろう。
そんな確信じみた思いも、確かにあるわけで。

多い多い多い。

 そこまで行くともうリストアップして欲しい。
 とりあえず買い物が先だろうけど、日程も後で教えて…」

あと箸で食べるのは別におかしくも何とも無いだろ。
そんな抗議をしながらもう少し先の休暇に想いを馳せる。
暫しの暇を二人で過ごす事は、暗黙の了解じみていて。
であればやはり、置いて行かれるなど杞憂だったのだろうけど。

その事を実感をもって理解するのは、恐らくはまだ先の事。
反省文を認めるのも、もう少しだけ後の事になりそうだ。

先ずは目前に迫った体育祭に注力しなければ。
自分達がこれだけあれこれ手を尽くし、奔走したのだから。
今年の体育祭も、きっと上手く行くだろう。
(41) 2021/11/10(Wed) 2:05:48
柏倉陸玖は、そんな淡い期待を持つくらいは、きっと。
(a36) 2021/11/10(Wed) 2:06:51

【神】 綴り手 柏倉陸玖

>>G21 >>G22 寮の自室

「面白顔の馬鹿と馬鹿やってたのは何処の誰だよ。
 馬鹿やってる、を通り越して
 どうも今は漫才やってるらしいですけどね俺達」

漫才コンビだったらしい。知らなかった。
素知らぬ顔で後輩謹製技術の進歩フル活用弁当をつつく。
最近の冷食は美味しいので、美味しい。

「うわぁ、本当に節操無いなぁ例の薬の被験者選び…
 まあ正直、これだけ多種多様な異能の集まる場所で
 たとえ些細な事一つでも、それを拾う目や耳が無い訳も無く。
 それも異能次第ではありますけど。」

件の薬によって起きた騒動の一つを鎮めたのは見ていたけれど
さて、この後輩の異能とは何だっただろう。

まあ、知った所で面倒な感情に支配されるのがオチだろうな。
ここはポケットから出てきたものに話題を逸らしておこう。

「ははは、
いいじゃん育毛剤。
貰っておいたら?」
(G23) 2021/11/10(Wed) 2:27:06

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

送られて来た写真と文面に、軽く目を瞬く。
どう見ても手作りのそれだ。
騒動は一段落したのだから、薬を警戒する必要は無いとして。
自分にあげたいという意図を、鏡沼は今一つ掴み切れずにいる。

『ええ、勿論会えちまいますよ』
『二人分あるって、誰かから貰いやがったんです?』

こういう時に、送れる様なスタンプの持ち合わせは無いから
簡素な文章が続いてしまう。
やはり、何か買うべきだろうと思いつつ。

『そういう事なら、校舎裏で構わねぇですかね?』
『放課後なら、そんな人も居ねぇと思いますんで』

自分が喫煙する時によく使っている場所を指定する。
自分自身の臭いや姿は、異能で幾らでも誤魔化しが効くけれど
それ以外は残ってしまう為、屋外で人目に付かない場所を
選んではいる心算だ。これでも。
(-111) 2021/11/10(Wed) 3:09:16

【人】 鏡沼 創

>>37 牛丸
「ええ、僕の異能で間違いねぇですよ。
 と言っても、アンタに何かしちまった訳じゃねぇです。
 僕の異能ってのが
 『脳に干渉して“鏡沼創”という存在の認識を書き換える』         
 ってやつでやがるんですよね。これ使って、向こうサンに
 アンタを僕だと思い込ませちまったってだけなんで。
 ……ま、コイツがちと厄介な代物で、ロクに制御出来てねぇ
 ですから、飲む訳にいかねぇ感じでやがったんですよね」

どう厄介かは、今説明せずとも、その内わかるに違いない。
こうして自分の存在を知ってしまったからには、あなたも
これからあちこちで居たり増えたり消えたりする“鏡沼創”を
見る事になるのだろうから。

「そう言ってくれると、非常に有難てぇです。
 アンタが下手に揉めたり、軽率に飲んだりする様な人じゃ
 なかったお陰でやがりますから。
 本当に、感謝しねぇといけねぇですね。
 お礼って訳じゃねぇですが、もし何か困った事があったら
 そん時は、居て欲しいと思ってくれりゃ現れちまいますし
 僕に出来る事でしたら力になっちまいますよ」

最悪の可能性を回避出来たのは、相手があなただったからだ。
この場面で、それでいいと思ってくれる人は多くはない。
だから、出来る限りの感謝を示す。せめてもの償いに。
(42) 2021/11/10(Wed) 3:42:52

【人】 風紀委員 普川 尚久

>>G22 >>G23 シオン・柏倉

「突っ込まれてたんだ……そういや休んでたけど君もそうだったの。あの日はねぇ俺達もうてんてこまいでねぇ……」

弁当を相変わらず遠慮もなく、もといこれは遠慮してたら日が暮れかねない。普通にサクサク食べていくが、突然置かれた育毛剤にスッ転びかけた。

「死は死ですよ悪かったですねぇ。本気で死ぬと思っ──
いや何でナチュラルに育毛剤持ってんの?わざわざ買った訳?」

「あとうるせえぞ柏倉お前の箸奪って素手で食わさせるぞ」


育毛剤を睨みつけていたが、暫く見て手に取ってみる。
使い方を確認して蓋を開けてみた。

→ランダムダイス:[シオンにとりあえず育毛剤をぶっかけてみる。]
(43) 2021/11/10(Wed) 3:49:37
普川 尚久は、今は女子の姿だろうと容赦なくシオンに育毛剤をかけた。
(a37) 2021/11/10(Wed) 3:50:28

【神】 風紀委員 普川 尚久

>>43 >>a37
/* そして神窓にし忘れたんですねぇ
(G24) 2021/11/10(Wed) 3:53:22

【人】 風紀委員 普川 尚久

>>41 柏倉

「この程度の案件で多いとは軟弱な……
もっと普段は多くの案件をお抱えなさってるでしょう?」

言いつつもリストと日程を上げた方が効率は良いので承諾した。
その辺りは基本的にやはりこの二人、効率厨の気がややある。

もとい、こう見てて2人揃って元体育会系だった為か、
ゴロゴロ寝るという選択も当然の様に除外されており、
更には二人で過ごす事が当然なのに何か言及されない事も、

それらにツッコミが入らない時点で“似た者同士”だろう。
ただ箸で食べるのはやっぱり変だと思う。それはもう一回言った。


「まあさっき挙げたのは体育祭の後だからいいとして、と」

異能計測器を兼ねた時計を見る。
この関白に関白宣言をする謎の正座大会ために確保された時間は大分余裕があった。相手が素直に聞き入れてくれたから落ち着いてす終わったのもあるし、こちらが怒りで非常に長く時間を取ってしまったのもある。

「時間まだあるから、体育祭の前に一個だけ付き合えよ」

何処かと聞かれれば、“懐かしいとこ”と返した。
きっとそれだけで貴方なら場所の予想はつく。
(44) 2021/11/10(Wed) 4:20:19

【秘】 鏡沼 創 → 家庭科部 勢喜光樹

そう言えば近頃連絡してなかったな、とスマホを取り出した。
ここ数日で起きた変化があまりに大きく、さて何処からどう
説明すべきかと逡巡しつつ文字を打つ。

『調子はどうでやがります?
 同室にはなれたみてぇですし、関係の如何を問わねぇなら
 上手く行ったって事になりやがるんですかね?』

『ま、仮にアンタの中ではフラれちまった判定だったとしても
 僕も構ってやる訳にはいかなくなっちまったんですよね。
 増えるのはそりゃ出来ちまいますが、それでもです。
 何せ、僕みてぇなのを本気で欲しいって言ってくれる子が
 現れやがったんで。裏切れねぇでしょう、そんなの』

それは、今までの鏡沼からは出なかったであろう言葉だ。
初めて明確に、関係を拒んで。
 
悪 友

『ダチとしてなら、愚痴でも悩みでも、幾らでも聞いてやり
 やがりますんで。それで勘弁してもらえねぇですかね?』

あなたとは今のままの、この関係がいいのだと。
自己の意志で以て、初めて明確に示してみせた。

あなたが、それにどう返すのだとしても。
(-112) 2021/11/10(Wed) 4:20:35
鏡沼 創は、此処に居たい。
(a38) 2021/11/10(Wed) 4:20:47

【人】 風紀委員 普川 尚久

>>41 >>a36 柏倉

冬が近づくそこは、美しさとは程遠い
灰色の海
だった。

海水浴にも向かない、綺麗な砂浜とも言えずコンクリートブロックは転がる。
防波堤は苔生していて、映像で見るような“海”には程遠い。

ほど遠いからこそ、本当に辛い時にはここに来た。
ほど遠くあっても、海の冷たさはいつも変わりなかった。
俺達には。


「いつ来ても辛気臭いな、ここ」

最も綺麗なら、自転車程度で来れる距離の海だ。
学生がたむろわないはずがない。けれど、
真逆の方向にはもう少し綺麗な防波堤があるから、
“灰色”の方に来るのは余程のモノ好きくらいだ。昔から。

「進路さぁ、お前どうするか決めてる?」

何一つ、今までの自分の努力は振り返ってはくれなかった。
形一つ、影さえもなくそれは消えて行ってしまい、
あの日、あの頃の俺達はどこに居てもただ途方に暮れていた。

そんな場所で、もしかしたらを込めて、明日を語るのを。
お前は呆れるだろうか。それとも笑うだろうか。

でも、聞いてくれるなら俺はどれでも良いと思っている。
道はまだ続いていて、相手と同じ道を選ぶのは淡い期待か。
(45) 2021/11/10(Wed) 4:24:25

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

『作ったの、オレ。創の分と自分の分。お礼、自分で作ってみたかった』
『校舎裏、いいよ。会ったら渡す』『割ともうすぐではあるけど』

メッセージに添えて送るのはコック帽を被った柴犬。
「……えっと」
次に"伝えておきたいこと"をどう書こう、と暫く考えてから、
再び文字で言葉を送っていく。

『あと、あの 一回接吻したやつ』
『人前でするのは、これからは だめ 大丈夫なとこなら、してもいい』

『嫌じゃないよ』『嫌じゃないんだけどさ』
『されたらオレおかしくなるから、なんか身体うまく動かないし 恥ずかしいから だからしてもいいけどだめ』
(-113) 2021/11/10(Wed) 5:19:19

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

送られてきた言葉は、驚くに値するものだった。
趣味云々の話は確かにしてたけれど、まさか本当に自分の為に
作るだなんて、予想してなかったから。

『作ったんです? 静が?』
『そりゃ、絶対に受け取らねぇとですね』
『授業終わったら、待ってますんで』

終わったらと言いつつ、既に以降の授業をフケる気だった。
どうせ居ても居なくても居るのだから、騒がれる事も無い。
出欠はGPSで管理されてるので、流石にバレるにしろ。

校舎から出ようとした所で、通知に気付く。
続きがあるのかと開き、思わず口元を押さえた。

「……人が居ねぇ所がって、そういう意味でやがります?」

これじゃ、期待してると捉えられても仕方ねぇでしょうに。
そんな事を思いつつ、自分にはほぼ無い恥という意識を持つ
あなたを可愛らしく思う。
(自分に関する事なら何だって書き換えて“無かった事”に
 出来てしまうのだから、鏡沼に恥なんてあろう筈もない)

『ええ、承知しやがりましたよ』
『人前じゃなきゃ、構わねぇんですね』

そう返信を打ちながら「会いたい」と思ってしまってる自分に
気付き、慌てて行ってしまわない様に気を引き締める。
……これは、近い内に柏倉先輩に泣き付いて、異能をちゃんと
制御する方法を身に着けざるを得なくなるかもしれない。
(-114) 2021/11/10(Wed) 5:57:20

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

応急処置として、あなたが来るまで一服して待つ事に決めた。
場には臭いが残ってしまうだろうが、自分からはしなければ
どうとでも誤魔化せるだろう。
(-115) 2021/11/10(Wed) 5:57:53
鏡沼 創は、柏倉陸玖にその内頼る事になるだろう。
(a39) 2021/11/10(Wed) 6:03:55

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

『うん』
返答はそれだけ、続けてメッセージが送られてくることはなく。

貴方が校舎から出て待っていれば、少し経ってから、
未だ放課後からはある程度早い時間に青年は姿を現すことだろう。

「……あ、う。……創……?
 創のとこ、勉強、終わった……?」
周りを見回して気にしつつ、隠すように自分の鞄を抱え込んでいる。

やたらと頻りに視線を意識しているせいか、大分不審になりつつある。
その様子や時間から、青年が授業から抜け出したことに
貴方は気付ける、かもしれない。
(-116) 2021/11/10(Wed) 6:27:04

【秘】 朧げな遮光 守屋陽菜 → 朝日元親

「────……
おま
え〜〜〜!?

 
もう
いいから
……」

お前には照れはないのかと睨みつけるが、
険のない瞳は可愛いのもので。
並べられた言葉に、口元が、
弧を描いているのを感じてしまう。止められない。
……せめてもの反抗として、目は逸らさないように。

「…………ほんとに、いいんだな……?
 面倒臭い女だって自覚あるけど、
 ……逃げたくなっても知らないから」

ぎゅと、重なった手を結び直す。
見つけてくれた、掴んでくれた手を、しっかりと握る。
そっちがそのつもりなら、いいってことだ。

「────
だから……私を、安心させて


せめてもの仕返し。
今度はこちらから、唇を重ねる。

もうすぐチャイムが鳴る。放送の時間。
それも忘れてしまいそう。たまにはそれもいいだろうか。
(-117) 2021/11/10(Wed) 6:29:58

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

思ったより早く出て来たあなたに、まだ長さの残っていた煙草を
秘かに落として踏み消した。
一連の動きは認識されてないとは思うが、自信はあまり無い。

「……ええ、まあ。
 ちっと早く終わっちまったんで、待ってようと思いまして。
 静んトコも、早めに終わった感じでやがります?」

抜け出して来たのだろうと当たりを付けつつも、態々言及は
しなかった。
きっと同じ気持ちだろうから、とやかく言うのも野暮だろう。

「そんな周り気にしねぇでも、こんなタイミングで此処に人が
 来る事はそうねぇですよ。
 心配でやがるんでしたら、どっか移動しちまいます?
 外でも、何なら僕の部屋でも構わねぇですよ」
(-118) 2021/11/10(Wed) 6:42:31

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

「いや、それ……は、その……」
落とされた煙草には気付かず、バツが悪そうに貴方から顔を逸らすと、片手で長い白髪を弄り始めた。

「……終わってないけど……調子悪いって、抜け出した」
「サボんの、悪いことだって分かってても、アンタの事気になって……こ、こういう事初めてしたから、バレてるかもだけど。体調のこと聞かれた……」

……発言とは逆で、入学以降一度も仮病を口にしたことがなかったからか、易々と信頼され抜け出せたようだ。
鞄から件のクッキーを取り出しつつ、極力外から見えないようにと建物の陰へ早足で潜り込む。

「う、うー……いい、こ、ここで……。アンタが言うんなら大丈夫だろうし、オレは、菓子渡しに来ただけ、だから……」
(-119) 2021/11/10(Wed) 7:00:48

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

「……全く、静は正直でやがりますねぇ。
 これじゃ、本当の事言ってねぇ僕の立場がねぇじゃねぇですか」

くつくつと、気を悪くした風もなく笑う。
自分も同じ様に抜け出して来た上に、今も他人の認識を通じて
授業を受けてるだなんて、あなたが知ればどう思うだろうか。

「僕の事、信用しすぎじゃねぇです?
 そういう事なら、早えぇトコ受け取っちまいましょうかね」

はい、と渡し易い様に両手を差し出した。
(-120) 2021/11/10(Wed) 7:13:55

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

「だって、周りに嘘、吐いたし……アンタには本当のこと言ったほうが、いいって思って…………」

差し出された掌へと菓子入りの袋を乗せ、
……そのまま、菓子ではなく貴方の方を見た。

「…………で、あの、さ。……ここ、人目とか、ない所じゃん」
そこまで言って、唇を一度噛み、緩々と再び開く。
空いた自分の両手で鞄を持ち、盾にするように顔を隠そうとする。

「前にしたの、少しだけで、その……創がしたかったら、
 もうちょっと、き、キスしても、いい、ですけど……」
(-121) 2021/11/10(Wed) 7:30:45

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

「ありがとうごぜーます……?」

受け取った菓子をよく見ようとした所で、あなたからの視線に
気付き、首を傾げた。
そのまま待ち、出てきた言葉に笑いを噛み殺しつつ、菓子を
鞄へと仕舞って、その場に置いた。

「そう言われましても、そうやって顔隠されちまったら
 出来るモンも出来ねぇんですよねぇ。
 静が僕にキスされてぇんでしたら、その鞄もーちょい下げて
 もらって構わねぇですかね?」

そう、一歩あなたとの距離を詰め、目の前に立った。
(-122) 2021/11/10(Wed) 7:44:17

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

「……あ、…………」
びく、と青年の肩が揺れた。
貴方の言葉に反応してか、そっと外された鞄の下にある顔は、林檎みたく真っ赤に染まっている。

「そ……そう、……言うの、なら…………」

鞄を足下へと半ば落とし置き、自身の上着の裾を掴んでじっと立ち竦む。
自分から求める言葉を言うのを躊躇い、羞恥で潤み色味の増した蒼眼は、閉ざした口の代わりに欲求と感情を滲ませている。
(-123) 2021/11/10(Wed) 8:00:54

【秘】 鏡沼 創 → 人魚姫 透 静

言葉にこそされないものの、こうして鞄も下ろされ、強く欲求の
滲む様子を目にしてしまえば、あなたの気持ちは明らかだ。
逃げる心配をする必要も、逃がす心算も無い。
赤く染まった両頬に手を添えると、唇を重ねた。

「…………ん」

さて、『もうちょっと』というのはどれ程だろうか。
訊ねる様に、誘う様に小さく舌を出し、あなたの唇をなぞった。
(-124) 2021/11/10(Wed) 8:15:17

【秘】 人魚姫 透 静 → 鏡沼 創

ひ、と短く息を呑む。頬に手を添えられ、それを振り解く必要も、それ以前に度胸も足りない青年は、ただ触れられた唇の感触に固まる。

「ぁ、や……」
ただ、あんな言葉を送って口に出して、そうして回りくどく求めたのも自分からで。実際に体験して、ぐわりと胸の奥で燻る熱が揺らめいた。

「…………足んねえ、」

低く呟いて、……そのまま抗われなければ、青年は貴方に深く口付けをしようとすることだろう。
本心が望むまま、欲しいものを欲しいだけ手に掴む子供みたく。
(-125) 2021/11/10(Wed) 8:37:09